音楽の進化は速い。年々速くなっていくような気がするので最近の音楽はよくわからないものも多くなってきている。殊にラップ系から発展してきたモノは多分全然わからないと思う。しかしそれは自分達が若い頃も起きていたことで、今に始まったことではない。自分が周辺の環境に合わせていけていないだけなんだろう。そして80年代から90年代にかけての英国のメインストリームのロックにしても音の変化は著しくって、表では80sポップスが黄金時代、裏ではザ・スミスを筆頭としたニューウェイブ系からマンチェもんへの変化、その隙間にはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインというノイズとカオスをポップの世界へと押し上げてしまった偉大なバンドもあった。

「
Loveless」1991年リリースのセカンドアルバム。ミニアルバムなどがあるから正確に何枚目って言われても困るけど、多分二枚目で、アルバムとして制作したのは多分ラストアルバム、だと思う。再結成したのかな?正直言って最初はどこが何が楽しいバンドなのかよくわかんなかった。メロディらしきものはあるけど基本的には轟音ギターの壁によるノイズに気怠いグルーブというだけで、おいおいこんなんでポップっつうか?みたいなさ。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが引き合いに出されること多いけど、そういうレベルを超えて単なるノイズじゃないか、みたいな部分もあったもんね。
ところが、最初から最後まで聴いていくともの凄く心地良くなってきて、その音世界にハマれる。要するに客観的に音楽として聴いてはいけないもので、音楽と同時に存在していないといけない作品なんだよね。難しいけどさ。そういう音楽の聴き方をできるバンドというかレコードとかって多分凄く少ないのでなかなか理解しにくい。それを知っている人は世の中で言う問題作とか難解な作品とか非常にアンダーグラウンドなものでも割と平気に聴けるんだよね。マイブラの場合はその領域に近いバンドなので、本来はこんなに売れるべきものでもないけれど、それが売れたんだから相当センスが良いんだ。
このセカンドアルバム「
Loveless」は発売時に結構期待していて、どんなんかなぁ〜と楽しみだった。期待以上の音を出してきてくれたからかなり聴いたもんね。でも曲目とかリフとか全然記憶に残ってない(笑)。サウンドそのものを楽しんでたからだろうなぁ。音楽って進化するんだなぁ〜と、結構不思議に思ってたし。久々に聴いたけど、やっぱり刺激的で新鮮な音だったので嬉しい。ここから発展したのがThe MusicだったりOasisだったりするだろうし、割とシーン全体に多大なる影響を与えたバンドだと思う。
今度の7月14日に久々に
CDが再発されるらしい。ちとタイミング的に早かったけど良い機会だからオススメしまっせ〜。
屈指の大名盤『Loveless』を差し置いて『Isn't Anything』のほうが素晴らしいと長らく思っていた不届き者です(笑)。
なんとなく『Isn't Anything』のほうが聴きやすかったのが大きいのですが最近また『Loveless』を聴き直してみて、やっぱ次元が違うかも。。。って思いました。確立されたって言うか影響力の大きさにビビったと言うか。
でも『Isn't Anything』も個人的に大好きなんですよねぇ。
いやぁ〜、どちらも凄いっすよ。セカンドの方が更に混沌としているので新たな領域って感じだけど、その分バンドの体力消耗したんでしょうねぇ。