女性歌モノばかりを聴いていてふと思い出した。ここの所全然聴いていなかった人だけど、10代の頃は結構よく聴いていたなぁと…。そして今でもやはり色褪せることの全くない天使のような女性、ケイト・ブッシュ。正に全盛期の作品のひとつで、自らプロデュースに乗り出し始めた作品としても有名なんだけど、その甲斐あってか、とても繊細且つ美しくファンタジックな世界に彩られたアルバムに仕上がっている。

三枚目のアルバム「
魔物語」。既にアーティストとしては世間的にもロック的にも認識されている中でのリリースで期待されていたみたいなんだけど、正に裏切ることなくケイトワールドを惜しげもなく披露してきた作品で、最初の「バブーシュカ」でのキャッチーさが作品を取っ付きやすくしているという構成も見事で、歌詞の世界も相当に込み入った幻想的な絵が描かれていると聞く。一般的なベースやギターやドラムという楽器で作られる世界ではなく、ケイトならではの各種楽器を駆使して音を重ねた作品は果たしてロックの部類なのだろうか?と訝しむ部分もあるば紛れもなくロック、なのだろう。
しかしこの緻密さ、女性ならではのプロデュースじゃなければ出てこないような音かもしれない。プログレの世界にあるような繊細さではなく、緻密な空間の演出が素晴らしく楽曲そのものの良さというのがより一層異空間に溶け込んで中を漂うような空想の世界。割と大きな音で目を閉じてフラフラと聴いているとその降下は絶大かも。「エジプト」なんて聴いているとこの頃から既にポップ的な感覚が変わっていき、演劇的要素が相当強まっていることもわかるね。
あぁ、あと「バイオリン」もかなり好きな曲だなぁ。ポップなメロディとアヴァンギャルドなケイトという相反する側面が面白くてね。敢えて曲目を覚えて聴くというような感じではなかったけど、ハッとするメロディで、多分ライブの映像を同時期に見ていたので余計にインパクトがあるのかもしれない。アルバム丸ごと聴いて終わるとひとつの世界が終わる、正にケイトの物語の世界に入り込むように音を聞ける作品。傑作。ジャケットも摩訶不思議でよくよく見ると結構お茶目で可愛い絵もあるのでよく見ると楽しい。特に裏ジャケのケイトの舌を出したこうもりには絶対共感するでしょ(笑)。「
魔物語」、凄いわ…。
こんばんは。ケイト・ブッシュって確か、ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアに見出されたんですよね。
初めて「嵐ケ丘」を聴いたとき、衝撃を受けました。
天才です。歌姫というのはこういう人の事を言うんですね。
ギルモアも見る目あるなぁ・・・。
こんばんは。
この世とあの世の間ギリギリの所で踏みとどまっているようなスリリングな美しさに満ちた作品ですよね。
シアトリカルというよりファンタジックというべきでしょうか。
私は“バブーシュカ”が大好きです。
>りょ〜さん
そうそう、ケイトが17歳の頃に出合ってるようで、その頃ギルモアさんは彼女にしたくて頑張ってたらしいけど、結局そうはうまくいかなかったとか(笑)。
>elmar35さん
完全にファンタジーの世界で、その勢いは次作「Dreaming」で炸裂…ってトコですか。「バブーシュカ」も可愛い曲だしね。
お久しぶりです。
ここでKate Bushの登場とは、う〜ん、流れが読めない...
狂気の世界へ引き摺り込む、まさに“魔物”的なアルバム、スゴイという表現しかできませんね。
ちなみに個人的には「Wedding List」や「Infant Kiss」、そしてもちろん「Breathing」あたりが好きですね〜
※TBを何回かトライしたのですが、ダメでした...
いやぁ、あまり流れに意味はないっす(笑)。なんとなく、の思いつきなので…。そしてケイト、確かにひとつの音楽ジャンルですなぁ。そして好みの曲がこれまたさすがにHiroshi-Kさんらしいっ!
TB発射しておいたので戻してもらえればいけるかも…。