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フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。

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Frank Zappa - Fillmore East, June 1971 

 今まで散々色々な音楽を聴いてきたんだけど、中でもやっぱりここまで人を楽しませる、そしてそのユーモア精神とテクニカルな面を打ち出し、更に反骨精神満載のロック的側面旺盛で反社会的な人、ってのは他にいないだろうし、ここから先も出てこないと思う。こないだ息子さんがZappa Plays Zappaというプロジェクトで来日公演したんだけど、それも各公演ごとにセットリストがガラリと入れ替わっていたという有様で、さすがに息子、一般人の期待を見事に裏切ったプロフェッショナルぶりを発揮してファンを楽しませてくれました。

フィルモア・ライヴ’71 サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ(紙ジャケット仕様)

 1971年のフィルモアで行われた歴史的ライブを収録したライブアルバム「フィルモア・ライヴ’71」。ザッパの作品の中で自分的には確実に上位三つの中に入る傑作だと思っていて、結構よく聴く。何も考えたくない時とかちょっと楽しみたいときなんかには割と出てくる。こんなに笑える音楽ってのはそうそうないんだよね、ほんとに。聴いたことない人には何を書いているのがさっぱりわかんないかもしれないけど、ザッパのこの頃の音ってのはホントにそういうもので、皆が皆理解できるか?ってのはなんとも云えないけど、単純にアメリカ的ブラックジョークをそのまま音楽で演じているというようなものなのだ。このライブでもエルトン・ジョンやプラント、ロジャー・ダルトリーやアリス・クーパーなどなど多数のロックミュージシャンの名前も出てくるしもちろんスラングやモロネタなど実に面白い。

 あ、入手する人は絶対に国内盤を入手することをオススメします。ネイティヴに英語が堪能な人なら大丈夫ですが机上論での英語が堪能な人では理解できない歌詞ばかりなので、絶対に日本盤オススメっす。歌詞を読みながら歌を聴きながらパフォーマンスを想像しながら聴くともう最高。この頃までのザッパのやりたいことがすべて凝縮されて入っている傑作。

 歴史的には1971年6月5日のプレイを中心に収録しているんだけど、翌日の6日にも同じフィルモアで演奏していて、そっちはジョン・レノンが参加してきた共演として知られているし、ジョンのアルバム「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」に収録されていることが有名。こいつもまた色々あって、レノンミックスはもちろんレノンの音が大きめになっていたり、ザッパミックスはどちらともなく普通に楽しめるミックスだったりして、三種類のミックスがリリースされているらしい。

 しかし、このアルバム、本当に素晴らしい。残念なのは「Willie The Pimp」がアナログの時よりも短くなっていてフェイドアウトで終わってしまっている点くらいか。これの全長版だったら凄い演奏で楽しめたのになぁ…、もったいない。いつ聴いてもこのユーモアから流れてくる「Happy Together」の美しさ、そして「Peaches En Regalia」のメロディの素晴らしさは感動的。オープニングも完璧なテーマ曲になっていて何も言うことがないくらいにすべてが素晴らしい。ザッパに興味を持つならば絶対コイツからをオススメするね。

 6月半ばにはまた紙ジャケがリリースされるみたいなんで入手のチャンス?続編とも呼ばれる1971年8月に行われたライブを収録した「ジャスト・アナザー・バンド・フロム・LA」も同じくオススメ!



Happy Togeter
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