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フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。

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Asia - Phoenix 

 大物バンド再結成アルバムリリース劇に加えて早速の来日公演まで行ってくれてしまったエイジア。その日本公演は往年のファンを涙させたという単純な感動秘話から生きてるのか?みたいな確認のために行ったという輩もチラホラ、更にはあまりにもエイジアというよりも往年のプログレバンドの後光が輝いている曲が多くてお腹いっぱい状態という感想もいくつか…、そしてナマ声で聞こえてきたのはスティーヴ・ハウのギターがヘタレで見ていて辛い、というもの。う〜ん、あの華麗なるテクニックの影もなく本人と共にテクも枯れまくっていっているとのことで、見に行かなくてよかった…とシミジミ思ってしまう。

フェニックス ライヴ・イン・バッファロー 1982.05.03-complete version

 こないだリリースしたオリジナルメンバーのエイジアによる新作「フェニックス」。このバンドも昔は単なるポップチャートに食い込むバンドのひとつでしかなくってプログレの英雄達による金稼ぎバンドという側面は知る由もなく、意識もしなかったんだけど、えらく透明感溢れてキャッチーな曲をプレイするバンドという印象のまま、今回のアルバム「フェニックス」でも全く同じ印象を受けたのだから、オリジナルメンバーによる再結集は音楽性にも的確に表れていることなのだろう。まぁ、ジョン・ウェットンのソングライティングが一番貢献しているとは思うんだけど、それにしてもこういう音で料理されるのは見事。

 初っ端の「Never Again」から最後までず〜っとあのエイジアの音で、プログレ的な展開を垣間見せる曲ももちろんあり、それでもクリスタルなサウンドでポップにリスナーを誘うスタイルは見事。コーラスワークからそれぞれの音ひとつが美しく、正にそのスジの人間達でなければ出てこないであろう「Sleeping Giant / No Way Back / reprise」なんてのは英国プログレ好きな人間には楽しい曲だしね。

 最初期のアルバム「Asia」「アルファ」あたりってのと比較してみても全く遜色ないし、もちろん音が新しくなっているのでエイジアというバンドの持つ音楽性には正に今の時代にピタッとハマったと云えるアルバム。これから何枚もアルバムがリリースされることは望めない様子なので、一枚一枚の作品を充実したものにして楽しませてもらいたいよね。うん。

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