手元にあったベスト盤「Collection」を聴いたので、その辺から…。多分1965年のデビューアルバムから1971年の名盤「Rosemary Lane」までの作品からのベストチョイス盤らしきもので、まぁ、例によって適当な値段だったので入手っていうところなんだけど、いや、マジメに聴いているとさすがジミー・ペイジが徹底的に勉強したというだけのことはあって、歌よりもギターが全然面白い。よく言われているツェッペリンの「Black Mountain Side」はこの人の「Blackwater Side」のパクリという話なんだけど、もちろんそれは事実でして(笑)、いや、それは良いんだけど、ベンドして開放弦というような印象的なフレージングはあらゆる曲の繋ぎに使われていて、ベスト盤なんていう形、しかも年代順になっているとそれがよくわかる。ちなみにこのCDでは「So Long (Been On The Road So Long)」「Blackwater Side」「Rabbit Run」なんて感じで全部あのベンド奏法が多用された曲で、バート・ヤンシュの手癖によるものなんだというのがよくわかる。
そんな世界にいつしか自分を移していってしまった人、かもしれない。いや、とことん好きなギターによる組曲を構成して一大絵巻物語を構築したんだ、っていうだけなんだが、そのどちらとしても素晴らしい作品を仕上げたジョン・レンボーン。1985年リリースの傑作と誉れ高い「The Nine Maidens」です。「9人の処女」という非常に宗教的というかそういう世界を知らないとよく理解できないくらいに聖なる物語的なものなんだろうね。
音世界はと言えば、これまた非常に美しく軽々しく語れない、実に神々しい世界を奏でていて、その大部分はフォークギターだけで構成されていて、色を添えるためにリュートや笛やリズムが加えられているんだけど、とにかく綺麗。CDだと全6曲入りなんだけど最後の「The Nine Maidens」というタイトル曲は13分半にも渡る大作で、実にドラマティックに奏でられていてハマっていく。もっともアルバム最初から聴いていると起承転結もしっかりと織り込まれて正にひとつの物語を奏でているように雰囲気が変わり、そして聴いている人をその世界に誘ってくれるという見事なもの。
[おお!] by りんたろう
こんにちは!
これは完全に未開の地だ!と思いNapsterで検索したら見事「The Nine Maidens」がありました。
今しがたアルバムを聴き終えたところです。元々バロックも好きなのでかなり気に入りました。これはイイですね♪
シトシトと降る雨と相俟って、とてもリラックスしました。
[>りんたろうさん] by フレ
お?少しお役に立てましたか?よかったっす。
室内楽=バロックという部分は多いから音的には問題ないでしょうね。この人の作品はこの手のが多いですから気に入るのではないかと。正にしっとりと聴くには著度良い日だったかも(笑)。
1984年には来日公演しているらしくて、あの「Live Under The Sky」だったそうで、多分夜中にテレビでやってたのとか見てたんだろうなぁと記憶の中を甦らせているんだけど、もちろん当時は全く無視。たんに夏のイベントは心地良いよなぁ〜と見ていただけなので…。勿体ないなぁ。あの80年代ブーム真っ只中にこんな音を出して人気を誇っていたバンドもあったんだね。ロックとかポップスだけじゃなくてジャズ・フュージョンも人気の盛りだったし、ブラック・ウフル自体もこの頃が人気のピークだったワケで、バブリーな80年代は色々な人が最全盛期だったんだな。
何が良いのかよくわかんなかったんだけど適当に聴けたのがこれ「The Upsetter: Essential Madness from the Scratch Files」なのでまあいいか、と(笑)。有名なのは1976年リリースの「スーパー・エイプ」っつうアルバムらしいけど、簡単に見つからなかったのでこっち。初期のベスト盤なんだけど、初心者はその辺から入るのが無難だろうと。ただちょっと年代が古すぎたかな。1968年から1976年のベスト盤だから、かなり渋い。求めていたダブってのはブラック・ウフルみたいなベースで、もっと気怠い感じのだったので…、それでもやっぱりこういうのがリスナーを引き込むサウンドなのかなぁと思えるんだが。
2008年、ついこの間リリースされたスペインのゴシックメタルバンドと呼ばれる類のジャンルに属するフォーエヴァー・スレイヴというバンドのセカンドアルバム「Tales for Bad Girls」がこれだ。
「引き込まれる程に妖しく美しいアートワークじゃないか…。」
そう思いません?どうやらボーカルのアンジェリカ嬢が書いているらしいんだけどファーストアルバム「Alice's Inferno」も印象的なジャケットで凄く気になって聴きたくなったんだけど、今回のセカンドアルバム「Tales for Bad Girls」でもより一層中味の音を聴きたくなる、実にそそられるジャケット。何が言いたいとかじゃなくてソソられるんだよね。多分そういう人多いと思うけど、無機質なジャケットよりはこういう芸術的なジャケットを意識するバンドの方が総合的に芸術度が高いハズで、それは音世界にも表れてくるに違いないと思ってる。だから名作と呼ばれるアルバムにダサいジャケットは存在しないという定義も成り立つわけで、そういう意味では同じゴシックの世界ではWithin Temptationなんかもかなりこだわってるかな。まぁ、基本的にゴシックの世界はジャケットにこだわったシュールな世界を醸し出すことが好きな連中だから自分も好きな世界なんだろう、きっと。芸術肌を持つ集団の生み出す作品が好きなのかな。
さてさて、そんなフォーエヴァー・スレイヴのセカンドアルバム「Tales for Bad Girls」なんだけど、ファーストはデス声もあったりもっと音圧的なところが狭かったり歌声にしてもちょっと詰まった感があったんだけど、本作「Tales for Bad Girls」ではそれらが排除されていて、特徴的でもあったスピード感をもったメタル的な楽曲が圧倒的にアルバムを覆っている。アンジェリカ嬢の歌も艶やかにアルバム全編を貫いているし、もちろん彼女の絵画のセンスに脱帽しているんだけどさ。一般的なメロディックなメタルサウンドに女性ボーカルが乗っているというバンドになっていて、なかなか可愛かっこよいっつうのかバンドの方向性に変化が見えてきたところか。どうやらバイオリンとギターがひとりづつ脱退していて、ベースも交代しているようなのでその分音世界にも変化が生じているのは当然か。バイオリンが抜けるってのは方向性を変えるしかないもんなぁ…。ファーストでは結構活躍していたので余計に、だけど。
アルバムそのものもこれはストーリー立てているのかな?歌詞まで追いかけていないのでよくわかんないけど、そんな印象でさ。だってアルバムタイトルが「Tales for Bad Girls」ってことだから一連のお話が展開されているような気がするじゃん。いいよね、「悪女の物語」なんてさ(笑)。
「Shakin' at the Beeb: The Complete BBC Sessions 1976-1978」。へぇ〜、70年代後半にBBCに出ていたなんてのは知らなかった。ジョニー・キッド&ザ・パイレーツってのはもちろん60年代英国ロックを漁っていれば出てくる名前だし、何と言ってもジミー・ペイジにしてもピート・タウンジェンドにしてもジョニー・キッドには影響を受けているしさ、正確にはジョニー・キッドではなくって多分ミック・グリーンなんだろうけど、来歴的には60年代初頭にロカビリーをやっていた人達でビートルズ以前の英国のロックンロール界ではかなりのインパクトを放っていた様子。ある日ギターの弦が切れて目に当たり海賊の眼帯をしてライブをやったところ大受けで、それ以来海賊とドクロマークを象徴にしていたらメジャーデビューへこぎ着けたという話。
そんなジョニー・キッドなんだけど、バンド衰退してきた66年に交通事故であっけなく他界。しかし英国王道ロックを担う連中があちこちでジョニー・キッド&ザ・パイレーツの影響を匂わせており、ザ・フーの「Shakin' All Over」の強烈なカバーを筆頭に再燃の兆しも見られていたし、バンドの価値も高まっていった。そして極めつけは英国パブロックの旗手となったウィルコ・ジョンソンが敬愛してやまないギタリストとして挙げたのがミック・グリーンなワケで、ザ・パイレーツの一夜限りの再結成にこぎ着け、反応が上々ってことでザ・パイレーツの再結成となったようだ。その頃にBBCへ出演して昔からのレパートリーを中心にひたすらR&Rしまくった情景が収められているCDだったワケですな。
…とまぁ、調べていくとなるほど、ふむふむ、なんだけど、ここまで調べるのもやっぱり音聴いてすごくかっこよかったから、だね。シャープでソリッドでザクザクのギターの音と一方ではサーフィンロック的に太い音がビョーンと鳴っているっつうのもかっこよくって、パブロックの親玉とか何とかよくわからんけど、R&Rとしてかっちょよい。ブライアン・セッツァーを思い出す感じなんだけど、もちろんザ・パイレーツの方がシンプルでパワーが凄い。どこかで聴いたような曲ばかりってのもあるけど、もちろん「Milk Cow Blues」とかロックブルースのスタンダードもいっぱいあって楽しめたなぁ…。やっぱりロックってのはこういうシンプルに迫力があるのが一番かっこよいんだと再認識。「Gibson Martin Fender」なんて良いタイトルじゃんね♪