Archive2008年05月 1/2
Bert Jansch - Collection
ジョン・レンボーンの名が出れば、自ずとバート・ヤンシュという名も出てくるだろう。まぁ、ペンタングルという解釈もあるんだけどさ。この二人のギター奏法の大きく異なるトコロはと言えば、圧倒的に室内楽的要素が強いのがジョン・レンボーンで、泥臭い音楽を聴かせるのがバート・ヤンシュという感じかな。巧いとかテクニックとかという問題じゃなくて、そもそもの方向性とか持っている目指すべきものなんかの違いだろうという...
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John Renbourn - The Nine Maidens
一般的にイージーリスニングとしてしか位置付けられない音楽というものの中にはとんでもない人達の演奏なんてのもあったりする。昔驚いたのはあのソフトマシーンのカールジェンキンスとマイク・ラトリッジよるアディエマスというユニットが売れてイージーリスニングの最たるモノみたいに取り上げられた時かな。おいおい、ってなもんで、そこらの女の子からアディエマスの音楽ってホッとしていいですよね~って言われた時はどうす...
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Sonny Boy Williamson - One Way Out
演奏を媒体に吹き込む、もしくは録音して形に残すという行為はレコードというものとなって初めて実現したことで、1920年代頃に遡る話なんだけど、それでもまだ80年くらい前の話で、技術の進歩は凄いものだよね。いまやデジタルだもん。自分達が耳にする音の中で一番古いのって多分ロバート・ジョンソンの録音とかかな。1930年代半ば頃の音源っていうからさ。まぁ、戦前ブルースっていうくらいだからそりゃそうか。しかし今となっ...
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憂歌団 - 憂歌団
日本語でもブルースってのはできるもんなんだぜ、ってのを70年代から実践していたフォークブルースバンド、というか日本にもこういう人達がいてくれてよかったと思えるバンド、憂歌団。いつしか耳に入ってきて何枚かレコードを持っていたりするバンド。基本的に内田勘太郎と木村充揮によるフロント二人にバックという4人編成のフォークブルースとラグタイムを和風に仕立て上げたもので、歌詞の内容も哀愁も素晴らしいのだ。 今...
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Black Uhuru - Sinsemilla
だんだんと汗ばむ季節になりつつあって、もう日差しも強くなってきたんだけど、旅に出たいなぁ~と思う今日この頃。常に旅できていればいいんだけどなかなかねぇ…。暑い時に暑いところに行こうとは思わないけど、サラッと暑いところなら悪くないかもしれない。まぁ、まだまだ先の話だ。そんな思いもあってか最近は涼しい音楽も自分のローテーションの中に入りつつある。昔だったら全然聴かなかったレゲエ・ダブなんてのは正にそ...
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Lee "Scratch" Perry - Essential Madness from the Scratch Files
何となく気分が良くなってきたところにまたまたアルコールの洗礼を受けながら、ならばいっそ楽しもう~ってな気分になったので、暑くなってきたのもあったのでほとんど聴くことのないダブミュージックに手を出してみよう。元々クラッシュ好きでスペシャルズのスカ調には簡単に手を出せて、まぁレゲエも似たようなもんでボブ・マ-リーあたりにはちゃんと手を付けているんだけど、なかなかダブってのは深くて入りにくい世界でさ。...
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Edenbridge - My Earth Dream
この辺調べてみると割と新作をリリースしているバンドが多い。もちろん活動しているバンドだから当たり前だけど、まだまだニュースとして自分には入ってこない事が多いので自力で情報漁りしないといけない。それでもちょこちょこチェックするのは面白いけど。そんな事でエデンブリッジの新作が既にヨーロッパではリリースされていた。今度6月には日本盤がリリースされらしいが、ヨーロッパ盤聴いてみりゃいいか、って事でゲット...
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Forever Slave - Tales for Bad Girls
昔からアルバムっつうのはジャケットに左右されることも多いと書いてきたけど、やっぱり今の時代でもそういう点が重要であってほしい、と思う。70年代の英国ロックが重宝されるのは音とジャケットのアートワークという二つの美術性が相互にイメージを補っていた産物として一般人を魅了したんだと思う。相互の関係が密接だった時期と言うのかな。アルバムのジャケットをひとつのアートワークとして捉え、ミュージシャンは自身の音...
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Midnattsol - Where Twilight Dwells
なんとなくアマゾンで新たなるものを検索してみる。そういえばフォーエヴァー・スレイブ新作出てたなぁ…と思いながら、フムフム…なんて見てたり…。するとアマゾンって「あなたへのオススメは」みたいなので似たようなのがズラズラ~って紹介されてくるんだよ。あれって、結構バカにならなくて、類似品をよく見つけてくるんだよ。よく出来たプログラムというか検索ワードの埋め込みっつうか、作るの大変だろうなぁ~とか、最初の...
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Annie Lennox - Diva
ここの所、実に無差別にあっちこっちのジャンルに渡って音楽を聴きまくっているんだけど、まぁ、今に始まったことでもないか(笑)。いやいや、このブログを読みに来てくれている人は何となくある一定のジャンルがある程度続いていた方が読みやすいのかな、とも思ったし、ストーリー作るの好きだから楽しんでいたんだけどどこかワンパターンになってきた感もあるので、毎日適当に書き連ねるパターンになってきている今日この頃。...
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The Pirates - Shakin' At The Beeb 1976-78
突如、オススメされたCDがあった。割とあちこちの音楽ジャンルに首を突っ込んでいて、大体のモノは触ったりしているのであまり全く知らないっつうのもないんだけど、まぁ、もちろんそんなのはごく一部だけのコトでして、実際は知らない、触れたことのないジャンルというかバンドが多いに決まっている。他の人のブログ見ていてもこんなのあるんだ、とかそんなのあるのか、へぇ~、みたいなのばかりで自身の浅はかさを知る毎日なん...
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Asia - Phoenix
大物バンド再結成アルバムリリース劇に加えて早速の来日公演まで行ってくれてしまったエイジア。その日本公演は往年のファンを涙させたという単純な感動秘話から生きてるのか?みたいな確認のために行ったという輩もチラホラ、更にはあまりにもエイジアというよりも往年のプログレバンドの後光が輝いている曲が多くてお腹いっぱい状態という感想もいくつか…、そしてナマ声で聞こえてきたのはスティーヴ・ハウのギターがヘタレで...
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Def Leppard - Songs from the Sparkle Lounge
個人的には商業メタルの代表バンド、という印象の強いデフ・レパード、もちろん音的にも実力的にもしっかりとした基礎があるから売れているワケで、決して単なるアイドルバンドってなワケもないんだけど、最初のイメージが爆発的ヒットを放った80年代の頃なのでそういう印象。それからあまりマジメにデフレパって聴いてないし、聴かなくなった。こちらもフィル・コリンっつう3ピックアップのギタリストが話題になることが多くて...
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Whitesnake - Good To Be Bad
往年のハードロッカー達が相変わらずのパワーを持ったまま新作をリリースしている。マイケル・シェンカー、ホワイトスネイク、デフ・レパード、まぁジャンルは違うがエイジアも同時期だったしね。なかなか喜ばしい事ではあるが、時代に変化は無いのだろうかとも思える。そんな事で、過去のロック歴に於いて自分はほとんどホワイトスネイクというバンドを通っていなかった。理由は特に無いが、パープル系列だったからかな。ジョン...
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Michael Schenker - In The Midst Of Beauty
おぉ~、出た出た…、マイケル・シェンカー新作「イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー」だよ。どうしたんだろうか、ここ最近は昔のバンドやアーティストが新作を出すとわくわくしちゃうようになった。ちょっと前は今更の新作なんて別にマジメに聴くこともないけどな、なんて冷静に見ていたし、実際聴いてみて凄くよかった、ってことも少なかったんだけどね。往年のアーティストが残り少ないミュージシャン人生を賭けて結構...
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Irish Drinking Songs
大人になるとイヤ~なことがある時ってアルコールに逃げれるという策があって、飲み過ぎなければそれは割と功を奏することもあり、また次の日にしょうがないから頑張るか、みたいなことがしょっちゅう(笑)。そんなアルコールの日々には日本だと居酒屋ってのがメジャーなところなんだけど、それは国によって異なる。まぁ、欧米ではパブなんてのが一般的なのかな、とも思うが特にそれはパブリッシュという言葉から生まれた酒場で...
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Howlin' Wolf - London Sessions
ブルースって暑い時も寒い時も気分が凹んでいる時も明るい時もいつでもどこでも楽しめる音楽だと思う。長く聴いていると飽きるんだけど、飾り気のないジャンルだからそういう部分では素のままで楽しめるんだろう。昔若い時にブルースってのは黒人オヤジの音楽だからさぞかしハードルが高いもんだと思って一生懸命聴いていて、ブルースってのは大人の音楽なんだ、って思って聴いてた。だから多分高校生くらいの頃からブルースは聴...
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Albert Collins - Live From Austin Texas
最近イヤなことが多くてなかなかに気分がブルーなのだが、そんな一日一ヶ月を無為に過ごしながらやっぱりひたすらロックだ~と息巻いて生きている自分。やっぱり音楽への感性が強い人間ってのはどこか繊細だし環境に左右される部分もあるなぁと無理矢理に自分を慰めながら己の世界に突入~。単なる現実逃避とも言うのだが、まぁ、暗くなってもしょうがないのでスカッ!としたい…が、あまりにも脳天気っつうのもどうかと。そして...
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Joe Strummer - Let's Rock Again!
21世紀に入ってから…と言うよりも90年代後期あたりからやたらと古い大物バンドが息を吹き返して再結成したり、シーンに戻ってきたりして、音楽雑誌を見れば一体いつの時代かと思うようなアーティストやバンドの写真が表紙を飾っていることも多く、結局皆戻って来たんだな、と。しかしその中でも大きな違いがあるのが、リバイバルの再結成というパターンと新しいことを試みるために昔のメンバーが集まったというパターンがあると...
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Gastunk - Rest in Peace (Live At Akasaka Blitz)
何となくストレス的なものが溜まってくるとやっぱりハードで激しいのが聴きたくなるのはいつものことなんだけど、特に激しいモノ、ってことでハードコアパンクバンド♪ しかも80年代のインディーズなので時代が古いってなもんだ(笑)。いや、その辺って結構好きで色々と漁っていたことあったんだけどね、ず~と聴いているのってガスタンクくらいなもんで、後は懐かしいなぁ~ってくらいにしか思わないんだけどさ。そのガスタン...
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The Cherry Bombz - Live From London

そういえばDVDが出てるのを知ってオーダー出して時間のない中軽くサラリと見て、なかなかよかったのでまた見ようと思ってすっかり棚の奥に埋もれてしまっていた映像を発掘。ハノイ・ロックスってのはドラマーのラズルがモトリー・クルーのヴィンス・ニールと共に酔っぱらいながら車で走って激突事故死してしまってからというもの全くパッとしないまま解散してしまったのは有名な話。もちろん今ではアンディ・マッコイとマイケル...
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U2 - Vertigo//2005: Live From Chicago
普段はほとんど全くテレビというものを見ることがないのだが、たまたま流れていたCMで「U2のヴァーティゴツアー2005、ライブ・イン・シカゴをFOXで放映します!」なんてのが流れていて、へぇ~そうか、って思い、そういえばそのライブって持ってたっけ?日本公演って確かヴァーティゴツアーだったから似たような曲順だったっけかな…などといい加減な記憶を頼りに探してみるとやっぱりあった(笑)。これってヴァーティゴツアーだ...
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紫 - iMPACT
昔の日本のロックバンドって本気で外人になってた人も多いと思う。言い方悪いけど、そこまで本気にならないと絶対にライブも出来なかっただろうし、気合い入りまくらないと続けられないし、アイドルじゃないから可愛くやったってしょうがないし、故に本気でロック魂がないと受け入れられなかった土壌だと思う。しかもいくつかのバンドは米軍キャンプの本場の兵隊相手にライブを繰り広げて鍛えたりして、そこで認められてからこそ...
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No Doubt - Live In The Tragic Kingdom
スカッと脳天気で快活に何も考えずに楽しめるもの、そしてヘヴィメタでなくってっていうので何があるかなぁ~と。きっとそういう気分の場合はヨーロッパのサウンドではないなぁと。ましてや日本でもなくって、やっぱアメリカ、しかも脳天気なカリフォルニアとかかねぇ…と。歪んだギターじゃなくて重くなくって、と言うと随分と限られてくると思わないか?人によってはフュージョンとかそういうのが思い付くかもしれないね。んで...
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サンハウス - 風よ吹け
世の中ゴールデンウィークと言えども、中途半端な休みの長さだったが故に特に何をするでもなく相変わらず怠惰な生活を過ごすことで無為に時間を過ごしてしまった…。まぁ、それなりに普段はなかなか見切れないDVD作品をあれこれとじっくりと見ることが出来て有意義と言えば有意義だったんだが、やっぱ数日休みがあるならばあれやろうこれやろうってのはいっぱいあるんだけど、いざ休みになるとそういう方向には進まずに堕落してい...
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Jimi Hendrix - Cry Of Love
60年代末期を光のように駆け抜けて行ったスーパーヒーロー、ジミ・ヘンドリックス。久々に聴きたいなと思ってラックをあれこれ探していると訳の分からないタイトルの多いこと多いこと。はて、何だっけ?と思っていると古くからあるロイヤルアルバートホールのライブアルバムだったりして、果たして今はこの音源は聴けるのだろうかとアマゾンをチェックすると…、何てコトだ、全然知らないアルバム、っつうかライブ盤が山のように...
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The Who - View From A Backstage Pass

ザ・フーとかザ・キンクスってのはもう40年以上活躍しているワケで、ストーンズなんかもそうなんだけど、まぁ、連続してっていうのは多分キンクスとストーンズくらいのもんだろうけど、凄いよなぁ、といつも思う。ストーンズなんかはそういう意味で今でも第一線であれだけのパフォーマンスしているし、新曲とかがどう、っていうのはあまり騒がれないけど、でも現役バンドだからやっぱ凄いと思う。そしてザ・フーにしてもメンバー...
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The Kinks - Something Else
日本で人気がなくて世界的には人気のあるバンドってのはいくつかあるんだけど筆頭に出されるのはThe WhoとThe Kinks。まぁ、Status Quoとかもそういう部類なのだが、とりあえず(笑)。基本的にその辺のバンドは好きなので大体聞いていて、好きなバンド群なんだけど、やっぱり日本でブレイク仕切れないってのも何となくわかる。文化的にはロック黎明期に来日したことのあるバンドは今でも人気が高くて、神格化されているのだが、...
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The Yardbirds - For Your Love
そもそも三大ギタリストってのはどこから来た?なんて話ももう説明不要なのだろうが、もしかしたらクラプトン以外のギタリストって知名度低かったりする??なんてことがネット上で書かれていたのを発見したのでちょっと驚いたが…、確かにそうかもなぁとふと思った。まぁ、ジミー・ペイジはこないだツェッペリン再結成ネタで全世界を沸かせたからクラプトンに負ける知名度ではないと思いたいが…。ベックは…、う~ん、確かにマニ...
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A.R.M.S. Concert (Jimmy Page, Jeff Beck, Eric Clapton etc)
ロック好きなヤツならば三大ギタリストと云えばピンと来る。それが一堂に介して行われたライブが過去に一度だけあった…。有名な「アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~」ってヤツ。ベック、ペイジ、クラプトンの三人で最後に「レイラ」をセッションしまくるというものだが…、そもそもはロニー・レインの筋ジストロフィーという病気の治療方法にカネがかかるってことで、その研究支援機関の資金集めを目的としたものら...
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