アヴァンギャルドの定義って何?そう言わせたくなるバンドも中にはあって、これってポップスに近いじゃないか、ってのを実践していたのがスラップ・ハッピーというバンド。英国人のアンソニー・ムーアとアメリカ人のピーター・プレグヴァルっても名前がアメリカ人じゃないからなぁ…(笑)、それにアンソニー・ムーアの恋人だったドイツ人のダグマー・クラウゼの三人で創り上げたバンドで、不思議なんだけどドラムもベースもいないのにどうやって出てきたのか…、よほどアンソニー・ムーアの才能が光ったんだろう。

1972年リリースのデビューアルバム「
ソート・オヴ」、バックの演奏はどういう交流があったのかわかんないけどファウストの面々がやっている。まぁ、その世界って結構狭かったりするのでアヴァンギャルド志向の人達が一緒にいてもおかしくないんだけど、その時点でなぜスラップ・ハッピーがアヴァンギャルドに属していたのか?まぁ、やっている当人達には単なるヘンなバンド仲間って感じなんだろうけど、不思議なアングラシーンだったんだねぇ。ファウストの面々にしても恐らく鍵盤と歌だけが入れられたテープを元にここまでのバックが付けられているだろうから、さすがにヘンな才能に秀でていたミュージシャン達なことが証明されているんだな、これ。
しかしそれよりも凄いのはやはりダグマー・クラウゼの歌声。天使のように聞こえてしまう澄んだ声で妙〜なバックのサウンドとは全く異なる異質なポップメロディを歌い上げてくれる。このファーストアルバム「
ソート・オヴ」ではまだもう一人のピーター・プレグヴァルの歌もかなりフューチャーされているのでそれも不可思議な世界を作ってくれているんだけど、これってホントにアヴァンギャルドか?そう思えるくらいこの変なバンドは万人にオススメできるものなのだ。
でも、ヘン、だけどね。
何がなんだろうか?リズムもメロディもベースもあるしちょっとカラフルに彩られた音色が入っているだけで、一体何がヘンなんだ?メンツだけで決めていないか?という側面も大きいと思うけど、実際聴くとやっぱりどこかヘン…。このアルバム「
ソート・オヴ」は後の「
Casablanca Moon」の素晴らしさには劣るが、そんじょそこらのバンドからしたら圧倒的に素晴らしい質の作品なのだ。どれもこれも愛らしい歌声が良くてね。
でも、ヘン(笑)。
クラウゼ嬢の美声に惹かれますね。彼女の表現力豊かなボーカルのお陰もあってアヴァン初心者の私でもスンナリ気に入る事ができました。
私は「Casablanca Moon」から入ったのですが、「Casablanca Moon」はホント名曲ですよねぇ。
最近ようやく『Acnalbasac Noom』を入手する事に成功しました。
むかし、ダグマーさんの声はあんまし・・・
だったんだけど・・・この頃いいんですよ、なかなか。
聴けば聴くほど味がある・・・コケティッシュって
やっぱり彼女のための言葉かな・・・
>おいどんさん
うん、表現力豊かすぎるので普通のポップスに聞こえるんですよ、ほんとに。「カサブランカ・ムーン」はもう素晴らしいっすよねぇ。過去記事コチラ↓
http://rockcollector.blog31.fc2.com/blog-entry-96.html
>エヴァ姉さん
へぇ〜、最初ダメだったんだ?コケティッシュ…いまいち理解してないけどそういう意味なんだろうな、と漠然と(汗)思う…。