さてさて、このアルバム「Reborn」自体は昨年リリースされていたらしいけど、この人達そんなにヒマじゃないだろうからっわりと根気よく参加できる時間と睨めっこして作ったんだろう。ナイトウィッシュのベース兼ボーカルのマルコ、ソナタ・アークティカのボーカリスト、トニー・カッコなどなど。みんな仲良いかどうか知らないが正に北欧の王達と呼ばれるに相応しい面々で彩られた作品。そして歌われている中身は80年〜90年代にヒットした曲ばかりで、どれもこれも聴いたことのある、もしかしたら滅茶苦茶好きで、知っている曲ばかりなのだが、それが全く別の曲として、正に北欧メタルバージョンとしてカバー…と言うのか、歌メロ以外は全部独作だろう、ってなくらいにぐちゃぐちゃにされて収録してある。いや、ほんとに何これ?ってなモンで、ハードロック系統のものならばまだしもポップス系列のものまで北欧メタルなので素晴らしく驚く。ライオネル・リチオの「Hello」なんて、「おい!っ」てなくらいだし、レディヘの「Creep」だって「は?」ってな感じで…、ボウイの「Ashes To Ashes」だって原曲のリフはどこだよ?みたいなもんで、ジェスロ・タルなんてこんなにヘビメタになるのか?って感じでビリー・アイドルのヒット曲「Rebell Yell」だって、原曲忘れたぞ、これ、思い出せないくらい無茶苦茶になってるぞ?って感じで、とにかく面白い。単純なカバーアルバムとして捉えるよりも、ゆとり、だろうね、こういうのは。
ところで確かジェスロタルの曲だと思ったのですが、イントロがOzzyの“Over The Mountain”に酷似してませんか? 恐らく原曲では違うと思っているんですけどね...
[>Hiroshi-Kさん] by フレ
いやいや、時間がないのは自分も同じくっ。適当にどうぞ(笑)。ホントはそのうち、って思ってたんだけど聴いてたら面白くて、多分何度も聴かないから今のウチに書いておこう〜ってツボに入ったんですなぁ、これ。自分もタルの原曲聴いてないのでわかんないけど、一瞬「ん?」って思った(笑)。
ゴシック系を漁っている時にStream of Passionという実にメロウでダークなバンドを発見して、その天使の歌声に感動していたりしたんだけど、それもさることながらそのバンドを包み込む雰囲気がかなり異色で特徴のあるもので、何なんだろうなと思いつつ、まぁ、身を任せながらってトコだったんだけどあれこれと追求していくとどうやら、このStream of Passionと言うのはオランダのアルイエン・ルカッセンという人のサイドプロジェクトでもあるらしく、この人何者?ってことで調べていくと元々はヘヴィメタバンド、ヴェンジェンスのギタリストで云々、1990年代半ば頃からはアイリオンっつうプロジェクトを始動させながら実に多様なことを試みていると書かれていて、結構多彩な活動をしている人なのかな、と。そんなことまってならばちと試してみましょう、ってことでAyreonっつうのをあれこれとかき集めて来ました。その中で最も名作と呼ばれているのがこちら「The Human Equation」。
2004年のCD二枚組の作品で、とにかく完成度が異常に高いコンセプトアルバム。ま、ロックオペラとも言うのだろう。ストーリー等についてはこちらのサイトが詳しく書いているのでご紹介しときます。まぁ、なんだ、プロジェクトとして活動しているからメンバー固定しなくて良いし、自分の好きな曲をふんだんに書いて世界にハマって世界的に名を挙げている友人達にゲスト参加で手伝って貰うという贅沢な環境下で薦められるレコーディングを続けていて、以前のアルバム「Into the Electric Castle」でもWithin Temptationのシャロン嬢参加とか色々あって、今作はドリーム・シアターのボーカリストさんが主役で参加とかね。その筋では色々と有名な人が参加してキャラクターを創り上げているらしい。その辺は詳しくないのだけど、音的には見事なまでの出来映えで、オープニングのスリリングさからメタル的なアプローチにプログレ的展開、そしてメランコリックなフォークを散りばめて人間臭さを出しながら終盤に向けて盛り上げていくという。そしてStream of Passionでも聴き慣れたマルセラ嬢のボーカルがこれまた心地良く聞こえてきたり、とにかく多様な声が聞けるので、飽きない。そして楽曲の幅も広いので飽きない。それでいてストーリーがしっかり出来ているのだから飽きるはずのない作品にもなるわな。オランダ人でこんだけフォークにも味があるっての珍しいんじゃないかなぁ。ヘヴィさも持っててオーケストレーションもあってさ。聴き始めると一気に聴くアルバムで決してiPodなんぞでながら聴きしてはいけないね(笑)。
[] by モリ
はじめまして。
いつもは読むだけだったのですが、ついケン・ヘンズレーに反応してしまいました。
私はプログレでもハードロックでも70年代の人間味のある時代が好きでして、最近のバンドのえらく耽美的な雰囲気が苦手なのです。
そんなわけでこのプロジェクト、買おうかどうかかなり迷ってます。
うーむ。久しぶりにヘンズレーのオルガンを聴きたいのに。
[さんくすっ!] by フレ
>papini嬢
いやぁ〜、この世界ってホントpapini嬢も書いてたように亜種が多いから追い付かない!だからまだまだ全然手が出てないの多いもん。しかしこのプロジェクトは凄いと思う。勢い余って全部入手したのでこれからじっくり…(汗)。難題はどれか一曲聴いてもどのアルバムの何か、さっぱり覚えられないことか(笑)。
こないだリリースされた新作「Turning Season Within」が4枚目?なのかな。これくらいってのはバンドにとっても成熟してくる頃なので大体3枚目とか4枚目ってのは名作になることが多いんだけど、このバンドもこの例に漏れずかなり出来映えは良いとの評が多い。とすると、これで自分に合わなきゃやっぱダメってことだよなぁと考えながら聴いてみると…、おぉぉ〜、初っ端から美しいお姉ちゃんの歌声で、しかも正にエンジェルボイスに相応しい透明感ではないか。しかも曲調は正しくヨーロッパの香りがプンプン漂ってきて、やはりこういうのがこの手の音楽の醍醐味だねぇ〜なんて舞い上がっていたらいきなりデス声が(笑)。まぁ、随分とこういう声にも慣れてきたんだけど人様にオススメするようなものではないのは確かだ。…とは云え、作品的に聴くとこの男女の対比っつうのはその世界を紡ぎ出すには良い手法なんだろうな。世界観はよく表れているし、その世界に入ってしまえば見事にその美しさに惹かれてしまう、そんなサウンドの完成度の高さは圧倒的かもしれない。
そうだね、音的にはヘヴィーなギターをバックに可愛いお姉ちゃんが歌っているってことでエヴァネッセンス的ではあるけど、歌メロは完全にポップスだから非常に聴きやすい。ついでにファーストアルバム「The Healing of Harms」も聴いたんだけど、どちらも結構なクオリティを保っていて、聴かないと損、とは思わないけど聴いてみても面白いかな、というくらいの出来映えじゃないかな。突出してヒットに繋がるような曲がないから何とも云えないけど、まぁ、悪くない。伸び伸びと歌う歌声が心地良いし、ギターのヘヴィネスさも個人的には結構よろしいと思うし、曲自体もよく練られているし。それでもどこか不満が残るのは多分荘厳さが足りなくてどうしても大衆向けのサウンドになってるからかな。とは云え、今のジャンル分けには割と属しにくい音かもしれない。
1983年リリースのシン・リジィのスタジオ盤ラストアルバム「Thunder and Lightning」。メンバーはもちろんいつもの三人にジョン・サイクス。この若者のエネルギーは老朽化していたバンドを明らかに活性化させ、70年代のトラッド路線からハード路線へ変化しながら突っ走ってきたシン・リジィというバンドを更に飛躍させる音楽性を持っていた。ジョン・サイクスのその後の功績はホワイトスネイクで開花し、一時代を築き上げたとも云えるが、それで没落したというのも事実でなかなか難しいものだなと思うが、後のBlue Murderあたりまでは勢いあったもんね。これがまた泣かず飛ばずだったので終わったんだが…。最近は何してるのか知らないけど、黒のレスポールにミラーピックガードを付けた勇姿はかなり印象的でそしてかっこよかった。
と、まぁ、ジョン・サイクス寄りの話なんだけど、シン・リジィ最後のスタジオ盤である「Thunder and Lightning」は冒頭から思い切りハードでそしてこのバンドの特徴でもあるんだけど軽やかで勢いがある、そして必ず哀しみというキーワードが散りばめられている楽曲の塊で、最後にして更に名盤創作となった。「The Sun Goes Down」なんてのはもう哀愁という言葉がピッタリのフィルらしい曲で、心に染み入る。そして圧倒的なかっこよさを誇る「Cold Sweat」。ジョン・サイクスがソロになってもやり続けていたくらいにかっこよいナンバーで、アルバム中でも光っている。B面になってからも軽やかではあるが、ハードなテンションの曲が続き、「Bad Habits」なんて結構ポップなメロディでそれこそシン・リジィというもんだ。
そして1980年に出てきたアルバムがコレ「Heaven and Hell」だが、ホントにこれがブラック・サバスなのか?いや、この名前使っていいのか?ってなくらいに別のバンドと化していた…ように聞こえるんだけど、自分だけじゃないだろう、多分。更に驚くことにそれでいて無茶苦茶かっこよいハードロックを展開している名盤っつうところだが、何てこった、見事に時代にマッチした軽めのハードロックでメロディもしっかりしたキャッチーさもある、そしてみんなで盛り上がれる、などと言う過去のブラック・サバスではあり得ないような面が出てきた作品で、名曲「Neon Nights」なんてのは今でもHR界最高峰に位置する素晴らしい曲でして、そんなのがアルバム全編に入っている駄作無しの傑作。ディオの歌声ももちろんマッチして、というかそのためにブラック・サバスがこういう方向性を選んだのだろうとしか思えない。
ギターのトニー・アイオミはもちろん唯一のオリジナルメンバーとして未だに君臨しているが、この時のギタープレイは過去に類を見ない程のプレイで、何だこのギターソロは?と思うくらいに時代に合った、ともすればリッチーのようなソロプレイを聴かせてくれるのだが、これがまた良い。アルバムタイトル曲「Heaven and Hell」はさすがに往年のブラック・サバスらしいリフトコード進行で作られているのだが、それでもやはりディオのおかげか暗さがなくある程度の重さが存在するだけという…。そして見事にブラック・サバスとディオの融合が出ているのがもうひとつ、「Die Young」だろう。確かにブラック・サバスだよなぁと思うリフレインなのだが、ここでもやはりトニー・アイオミのギタープレイが驚くし、やっぱりHRの名曲に相応しいスピーディな展開で…。しかし「Walk Away」のこの明るい展開は果たして…、いや、良いのだ(笑)。
オープニングのドロシーの声からして英国的な香りたっぷりで、ロマンティストなリッチーの趣味が出ているなぁと思うのだが、続いて当時未発表だった新曲でもある「Kill The King」からスタートすると言う暴挙もこの時代ならではなのか、やはり圧倒的な自信なのか、まったく考えてないか(笑)…、あんまり関係ないのかもしれない。んで、やっぱすごいな、と感心したのが「Catch The Rainbow」のギターの音とソロフレーズ。「Man Of The Silver Mountain」のメドレーでのブルースフレーズにもかなり驚いたけど、精度の高さはこの「Catch The Rainbow」がアルバム中最高の出来じゃないか?こういう絵心のあるフレーズを紡ぎ出す人ってなかなかいないもんなぁ。今まであんまり聴かなかったってのはちと勿体ないことしたかもしれない(笑)。それと最後の「Still I'm Sad」ってヤードバーズの原曲なんだけど、なるほど、ここまでこうなるかと最初に驚いた。この人達もカバーの時は完全に独自性を持たせるんだね、と。スタジオ盤とも違うしね。
IQは、凄く良いですよ。
全然、ジェネシスじゃないよ〜〜〜〜〜〜!
そっか?IQはジェネシスじゃないの?んならば聴いてみるかなぁ…。さんくす!