Archive2008年01月 1/2

Van Morrison - Moondance

  ルーツを遡る、これはアーティストにとってはあまり重要なことではないと思う。アーティストはこれからの音楽を創り上げていくクリエイターである必要があるから過去に縛られてはいけないのだ。たまには良いのだろうが基本的に新たな音楽世界を作っていくことが仕事なのだ。故に新作が期待はずれに終わることがよくあるのはその果敢な挑戦をリスナーが受け入れてくれない時、もしくは自分のセンスがズレていた時、なのだ。が、...

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Solas - The Hour Before Dawn

 女性歌モノってのもこれまた結構な数のCDが散乱していて、整理するのもなかなか大変なのだがちょこっと聴いて火が点くと立て続けに聴きたくなるもんだ。ソーラスっていう何となく魅惑的な名前を持つバンドのCDを発見してしまった。何となく哀愁を帯びるようなジャケットに惹かれて、そしてものすごくケルトだったような気がして聴いてみる。  2000年リリースの「The Hour Before Dawn」で、驚くことにアメリカ在住のアイルラン...

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The Farlanders - Moments

 ちょこっと変わった音を発見したのでご紹介…。一時期トラッド系列の音を色々と集めていたことがあって、基本的に英国やアイルランド、ケルトのものを中心にしていたんだけど、結構あちこちにその系譜から出てきたものなんてのもあったり、そもそも土着的な民族音楽に最近の味付けしたモノとか、女性が歌っていれば結構それだけでも良し、みたいなのもあってあれやこれやとCDがあったりするのでザラッとね♪  2000年リリース「Mom...

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Donovan - The Hurdy Gurdy Man

 CDコレクションの山の中から何となく聴きたいモノを眺めて探し当てるのが好きなんだけど、そもそもお目当てのモノを探している間に全然違うモノを見つけてしまって、そっちを聴く、というようなことはよくあるお話(笑)。んで、今回も全然違う音を探していたんだけど何となく見つけてしまって聴きたくなったのでつい手が出てしまいました。  1968年リリースのドノヴァンの作品「The Hurdy Gurdy Man」。妙~にサイケデリックな...

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Kaleidoscope - White Faced Lady

 ロック史に於いてなかなか表に出てこない名盤というものは多々あるモノだ。その評価は非常に高いけど一般のリスナーには情報として届かないというようなもので、もちろんロック雑誌を漁ったりすれば出てくるのだろうが、なかなかそこまでしないってのが多いので表に出てこない名盤ってのはやっぱり多くなる。もちろん好みの問題だからいいんだけどさ、それでも勿体ないな~ってのもあるよね。多分みんなそういう自分だけのお気に...

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Please - 1968/69

 いやぁ~、棚を漁っているととんでもないものが発掘されるものだ(笑)。果たして何だっけこれ?って思いながらプレイヤーで音を流すと、滅茶苦茶かっちょよい音…。うわぁ~好み~♪ なんてのが出てくると嬉しくなってしまうね。大物バンドとかだとそういうの全部覚えてるからいいんだけど…、B級くらいだとまだ記憶にあって、好きなアルバム♪なんてしっかりしてるんだけど、そこから先…、いいなぁ~と当時思ってもなかなか深く聞...

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Camel - Mirage

 やはり音楽の叙情詩というものは重要だ。これは残念ながらアメリカからは出てこれないサウンドだろうな、と決めつけてはいけないが、やはりやむを得ない事実ではないかと。まぁ、偏見とも言うのだが(笑)。いや、でもやっぱりヨーロッパならではの伝統的な側面だというのはあるはず。殊に英国の叙情性というものは他のヨーロッパ諸国のモロに露骨な、例えばイタリアのようなものとは異なり大げさにはならない。それでも深くしっ...

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Happy The Man - Happy The Man

 偏見なんだけどプログレってのはやっぱヨーロッパでしかない音楽だと思うし、しかも英国のそれは真にプログレッシヴな音楽だったと思うんだよな。その他ヨーロッパ諸国でのユーロロックも当然同じ流れを持っているんだけどなんとなくそれはユーロロック。まだ、分かる気がするので別に良いんだけど、アメリカのプログレってのは結構信じられない世界があって…、いやぁ、アメリカ人の気質と風土でプログレってのはなかなか出てこ...

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The Pretty Things - Savage Eye

 60年代のブリティッシュビートバンドの行く末はかなり狭き門だったが、当時そんなことに気付いていた人間は誰もおらず、どのバンドが前に出てくるかなんて、またどんな音楽性がウケるかなんてのももちろんわからなかった。しかし変わったことをやっていたバンドは何年か後に再評価されることも多く、そんな再評価によってバンドそのものが復活してしまうケースも少なくない。最近ではポリスだって現役時代の比にならないくらいの...

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Sting - Fields of Gold

 大人のポップスってどんなの思い浮かべるかな。かなり前だとシナトラとかさ、トム・ジョーンズなんかもそうかもしれないけど甘くてムードのあるものがポップス=大人のポップス。その後だとAOR的なのとかかなぁ。でもさ、ロックでも凄く大人のロックってのがあって、落ち着いた感じの音がある。そういうのってのは大体がどこかのバンドに所属していた人がソロアルバムを作ると出てくる音だったりするんだけどね。...

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Bryan Ferry - Let's Stick Together

 いやぁ、色々なものが出てくる出てくる(笑)。こんなのなんであるの?ってのがあったりしてせっかくなので聴いてみたりするのだが、結構面白い。さっさと処分してしまえば良かったものを、何が哀しくて置いてあったのだろうか?まぁ、そのおかげで予想しなかったものが再度聴けたりするので良いのだが。 さてさて今回は中でも全く記憶から消え去っていた人のレコード発見♪ 多分どういう音を一人でやってるのか興味あったんだ...

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Alvin Lee - Pure Blues

 自宅発掘音源シリーズ、まだまだ山のように出てきた。いや、全部それでもいいか、と思ってるけど、ほとんどのCDとレコードはきっちりとアルファベット順とジャンル別にしてそれなりに整理してあるので探しやすくなってる。そこかしこで入手してきたモノの、特にCDは棚の中にひたすら並べてあるだけで未整理になっているものも結構あったりして、なかなか整理整頓を始めると面白い。そんな中から多分要らないと思ってまとめてある...

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Humble Pie - In Concert 1973

 棚の中からの発掘音源シリーズ(?)と題するべきか…、立て続けに出てくる出てくる気になる音源♪ 1970年代の英国ロックが最も熱くて楽しい時代だったことはロックファンならば当然周知の事実ではあるが、埋もれているバンドや後に発掘音源としてリリースされたものには当時リリースされたアルバム以上に凄いものってのがあるのだ。だから今は結構良い時代かもしれないね。もちろんリアルタイムでアルバム聴けた方が絶対良いんだ...

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Gentle Giant - Free hand

 プログレッシヴロックってどんな音をイメージする?そんな質問に答える場合結構困る。プログレ名盤の音ってもなかなか言い表せないし、そういうアルバムはやはり個性際立っているし、それひとつずつがジャンルになるんじゃないかっつうくらいのもんだからさ。でも、音のイメージはあるよね。人それぞれでフロイドの「おせっかい」かもしれないしクリムゾンの「クリムゾン・キングの宮殿」かもしれないし、イエスかもしれない。う...

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Clouds - Scrapbook

 自宅内発掘音源シリーズが気に入ってしまったので、ちょっとヘンなのを紹介♪ まぁ、発掘っていうよりもあったんだ、これ?っていう感じで、アナログ盤だったらとんでもなく高価だったハズなんだけど、お手軽に2in1CDで入手しているのでどことなく貴重さが消えてしまっていてすっかり記憶から消え去っていたのだな。 クラウズのファースト「Scrapbook」1969年リリースのデビュー作。カップリングはセカンド「Watercolour Days」...

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Audience - Friend's Friend's Friend

 久々に70年代英国ロックのメジャーじゃないところでのアルバムを見つけたのでちょこっと聴いてみた…。うん、やっぱりこの頃の英国はおかしい(笑)。バンド名もヘンだけど、音の方もかなりヘンで何とも言えないサウンドと強烈なアートワークでその筋のマニアを喜ばせているバンドのひとつ、オーディエンス。  1970年、カリスマレーベルからリリースされた彼等のセカンドアルバム「Friend's Friend's Friend」。まぁ、簡単に言え...

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Vikki Clayton - Honor

 どうして自分のコレクションになるのかよくわからないCDってのも結構ある(笑)。何気なくCD棚を見ているとそういう宝物にいくつも出会えるのは面白いもんだが、今回も何であるのかよくわからないのだが、聴いてみると実に美しくて得した気分になった一枚をご紹介。  1988年リリースのデビューアルバム「Honor」で、詳しい背景とか全然知らないんだけど確かフェアポート・コンヴェンションが毎年開催しているクロップレディフ...

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Radiohead - In Rainbows

 レイディオヘッドって最初に聴いたのは多分「Creep」だったと思う。何かで流れていて滅茶苦茶暗くて悲痛な歌だなぁ…でも良い曲だなと思って調べたらレイディオヘッドだったっていうのが最初。どうもそこまで暗くなれるかっていう気分でもなかったのでそれからしばらく全くほったらかしで、忘れてたんだけど結構アチコチで騒がれていて名前をよく見かけた。んで、「OK Computer」をちょこっと聴いたんだけど、やっぱり暗すぎてダ...

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Avenged Sevenfold - Avenged Sevenfold

 ブログ仲間のHiroshi-Kさんは何かと新しい音に敏感で古いモノも知っているし新しいモノも鋭いアンテナで聴き入れているので何かと情報を貰っているのだが(笑)、その徒然なる論評ってサイトでもちょっと前に紹介されていて、気になったので入手してなるほどなぁ~と聴いているバンドがこのアヴェンジド・セブンフォールドっつうバンドです。  2007年11月リリースの彼等の5枚目のアルバム「アヴェンジド・セヴンフォールド」。...

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Iron Maiden - Powerslave

 大英帝国ヘヴィメタルの大御所となったアイアン・メイデンの最高傑作なんじゃないかと思うんだが、やっぱりさぁ、こういうのがかっちょよいメタルっつうかロックだよ。いや、ロックのかっこよさの定義なんてキリがないんだけど、これもひとつのかっこよさ♪ だって美しいもんね。全ての楽曲に誇りが脈打っているし、自信に溢れて燦然と輝いている楽曲ばかりが入っているしね。  1984年リリースの「Powerslave」でヘヴィメタル全...

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Red Hot Chili Peppers - Blood Sugar Sex Magik

 ミクスチュアーロックの元祖とも呼ばれることの多い、そして今でも立派に現役バンドどころか超大物バンドにまで成長してしまったレッチリ。出てきた時は完璧にキワモノ扱いされていたので、そのままの記憶しかないのだが、そんな古い親父みたいなことを云っていてはいけないのだ。何せバンド名に「Red」が入っているので一応取り上げておくかなぁと思って昔入手したCDを聴き直しているところなのだが…。  1991年リリースの彼等...

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Black Uhuru - Red

 そういえば、ってことで思い出した大名盤…っつうかほとんどまともに聴いたことなくって何回か流した程度だったのが失敗だった!こんなに素晴らしいアルバムだとは…、やはり世の中の評論家の書くこともたまには信じて良いかもしれない(笑)。いや、それは冗談としてもレゲエっていうものへの偏見もあってまともに取り合っていなかったのが失敗だったなぁ…。うん、ブラック・ウフルの「Red」っつうアルバム。  1981年リリースの...

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板橋 文夫トリオ - Red Apple

 「Red」続きでアルバムを書き続けているんだけどそろそろ終わりかなぁ…。まだあると思うんだけどなんとなく雰囲気に合わないのでパスしてるのもあるし、U2の「Under a Blood Red Sky」なんてのもいいなぁと思うがこないだU2やったばっかだからまた今度で(笑)。んで、ちと今宵は懐かしき思い出話も含めて…。  板橋文夫トリオ「Red Apple」。残念ながらアマゾンにもないし今廃盤なのでCDでもレコードでも手にはいるのかどうかわ...

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Fairport Convention - Red & Gold

 ロックの歴史の中でもかなり長い歴史を刻んでいるバンドの一端を担っているフェアポート・コンヴェンション。アルバムデビューは1967年で、解散したようなしていないような、そのうち仲間が皆集まり始めて色々とセッションやらイベントやらを始めたりしているうちに皆が皆愛着を持って出たり入ったりしながら今でも存続しているワケで、ストーンズの生きながらえ方とは大きく異なってメンバーチェンジも当然ありきで皆の故郷のよ...

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The Pogues - Red Roses for Me

 「赤い薔薇を僕に (Red Roses for Me)」。良いタイトルだね。でも「For Me」ってのがどこかおかしい(笑)。そう、1984年にデビューしたアイルランドの酔いどれ天使率いるポーグスの最初のアルバム。今ではリマスタリングされて更にボーナストラックが山のように追加された全19曲バージョンが出ているので心の底まで楽しめるってもんだ。  普通にロックを聴いているうちは遭遇することのないバンドかもしれないな。パンクってい...

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Arcadia - So Red The Rose

 1980年代を風靡したデュランデュランはシングルヒットを立て続けに連発した後、音楽性の方向性の問題から二つのグループに分裂して更なるセールスを稼いだ…とは云えなかったのだが、今となっては再評価して然るべきタイミングかもしれない。元々ロキシー・ミュージックやジャパンと云ったデカダンで妖しげなバンドをモチーフとしていたことは一目瞭然だが、パワー・ステーションとアーケイディアという二つのグループに分裂して...

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Kate Bush - The Red Shoes

 キング・クリムゾンの「Red」に赤い色という印象は皆無に等しいので、何故に「Red」というタイトルになったのか調べるのを忘れていた…。何でだろ?そのうち解明しよう(笑)。そして今度は見事に「赤い靴」をイメージしたそのままズバリのタイトル「レッド・シューズ」というアルバムをリリースしているケイト・ブッシュの1993年の作品。これもまた前作「センシュアル・ワールド」から4年ぶりくらいの作品で話題となったものだが...

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Red Garland - Groovy

ジャズ界ってのは実に広い。ロックの世界よりも更に広いんじゃないだろうか、って思うことがよくある。それは多分全員がソロイスト的にあちこちのセッションに動いていたりするからだろう。自身がリーダになって作品を作る場合とサポートとして参加する場合…、まぁ、サポートってもしっかりメンバーなのでたまに主役を食うくらいの仕事をしてしまう人もいるのだが。概ねそういった場合は名盤として語られることが多いので悪い話で...

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King Crimson - Red

 ホントは新年三が日はお休みにしようかなと思ってたけど、今年は特にどこかに行くとか何かをするとかもなくってゆっくりしていたので、部屋の中をアレコレと整理など…、それでもやっぱり時間はあるのでひたすらロック三昧だったりDVD三昧だったりネットであれこれと情報収集などに励んでいて結局休みでも平日でもやりたいこともやることも大して変わらんなぁと反省。 さてそんなことで新年一発目から強烈なモンでスタート。こう...

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謹賀新年!

新年明けましておめでとうございます。本年も書きまくりますので皆様ご来訪よろしくお願いします。今年の抱負はですねぇ、なるべくアルコールを控えて、と言うか飲みに行っている時間を短くしたいです。やっぱ時間を上手く使いたいので、はい(笑)。…と云いつつ多分無駄な努力になるでしょうから、好きに書きます(笑)。ブログ始めてもう丸二年以上経過していて、ほぼ毎日更新してきて、書くモノはまだまだあるんだけど流れにマ...

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