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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。

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Chris Squire - Fish Out of Water 

 アトランティックが産んだ世界的なロックバンドってのはいくつもあるが、その中には多分イエスってのも入ってくるだろう。個人的にはあまり好きではないバンドではあるけど、楽曲のレベルの高さとか個人の技術なんてのはかなり凄くてやっぱり聴かざるを得ないバンドでもあるね。いや、もちろんプログレ好きだから大体のアルバムは聴いたし、今でも持ってるんだけど好き嫌いでいくとあまり得意ではない…。多分ジョン・アンダーソンの声質が苦手ってのが大きい。なので、かなりウケの良い、それ自体で名作と言われているクリス・スクワイアのソロアルバムなんてのはどうだろう?ってことで入手した経緯がある「Fish out of Water」というアルバム。

Chris Squires Swiss Choir

 1975年リリース、メンツは見事にプログレッシブスペシャルプレイヤーの集合体で、ドラムにはブラッフォード、これで既に鉄壁のリズム隊完成。鍵盤にパトリック・モラーツがいるのでここまでは「Relayer」時のイエスだな。で、どこにでも顔を出すロック界では数少ない、そして素晴らしいサックスプレイヤーにメル・コリンズ、フルート系にはジミー・ヘイスティングという豪勢なメンバーでレコーディングされたアルバム。ギターはクリス・スクワイアが適度に弾いているってトコだけど、正直言ってほとんど不要とも言えるな。歌もクリス・スクワイアが自分で歌っているんだけどさ、これがまた不思議なことに、どう聴いてもジョン・アンダーソンに酷似した歌い方、声質で、好きでああいうイコライジングして似せているんだろうかと思うくらい。

 そして楽曲群は素晴らしく英国的サウンドで、プログレッシブというか田園牧歌的なのどかさをしっかりと出しているけどベースが前に出まくっていて、それだけはソロアルバムだなぁ〜って感じ(笑)。全体感で言えば、もうハウのいないイエスと言っても成り立つぜ、これ。なんなんだろうな、この聴きやすさっつうかポップ感覚ってのは。どう聴いてもイエス的プログレなんだけど辛さとか暗さとか重さとかがないから取っ付きやすいんだろうか?イエスもそうだけど軽いんだよね。でもクリス・スクワイアのベースなんてベキベキ鳴ってるからそれで軽いってのもヘンだが…。

 いやぁ、ソロアルバムでも5曲しか入っていなくて、10分超えの強烈なインタープレイを展開しているのが2曲もあって素晴らしいんだけど別にソロアルバムでこれやんなくてもいいんじゃねえか?とも思ってしまうが、こうして聴くとやっぱりこの人がイエスの心臓なんだなと思うワケだ。しかしこれだけ構築されてる世界にすんなりとギターを入れられるスティーブ・ハウって人の才能は素晴らしいな、と全く別の側面が見えたけど(笑)。

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