Frank Zappa - Freak Out!

 サイケとかフラワームーヴメントとか言う前に既にフリークとして先んじて怪しげな試みを行っていたのがフランク・ザッパ…、まぁ、当時はマザーズ・オブ・インヴェンションの一員という位置付けではあったが。この人の偉いところはハッパとかに頼らないでこの怪しげな緩~い雰囲気をしっかり出していたことか。

フリーク・アウト(紙ジャケット仕様) Absolutely Free

 1965年リリースの傑作ファーストアルバム「Freak Out!」。いやぁ、名盤と言ってもいいけど万人に理解してもらえる内容ではないのは確か(笑)。軽快でポップでメロディアスなんだけどさ、絶対にポップチャートに入るもんじゃないし、ウケるもんじゃないのは何故だろうか?多分歌詞の内容がポップじゃないからだろう(笑)。いや、それはともかく、一般的な音楽の定義で測ってはいけないこの人の作品、変拍子とかリズムとかそういう次元ではなく歌と言葉と雰囲気に合わせて音楽が作られているというもので、このデビューアルバムからず~っとそんな感じに作られている作品が多い。もっとも天才的に音楽している作品も多いけどさ。

 聴いたことのない人は今から聴いても全然古いとは感じないはずで、ビートルズよりも早くからこれほどシュールで先進的なサウンドをメジャーの世界で試していたのだ。やっぱりこういう器の広さはアメリカの凄いところだよねぇ…基本的にはドゥーワップから流れていったフリークな世界だが。そしてこんな作品なのにいきなりレコード二枚組で出てきたっつうのも不思議なものだ。いやぁ、面白い。ハマる人はハマるだろうよ、こういうの。ちなみに普通のポップスしか聴かない人やビートルズ至上主義の人が聴いても非常にハマる音で、それほど警戒する必要ないから安心して下さい(笑)。

 やっぱり日本語訳の付いた国内盤をお薦めするね。歌詞の面白さがこの人の特徴だし、それがないと面白さ半減なので、どの作品買うにしても歌詞付きの国内盤に限る。もちろんこのファーストアルバムもね。60年代のザッパはこんな調子で正にフリークな音が楽しめるよ。

Iron Butterfly - In-A-Gadda-Da-Vida

 何となく古きフラワームーヴメントのロックに行ってしまったのでついでにもう一枚書いてみよう~、と。実はアルバム通して聴いたことない、と言うかアルバム持ってないと思うんだけど何故か知っているアイアン・バタフライ。何でだろ?まぁ、これだけロックばかり聴いていれば知っていることに不思議はないけど、こんな長い曲まで何で知ってるんだ?う~ん…。

ガダ・ダ・ヴィダ(紙ジャケット仕様) アイアン・バタフライ・ライヴ(紙ジャケット仕様)

 1968年リリースのセカンドアルバム。ちなみにファーストは「ヘヴィ」というタイトルで、それもどうかと思うのだが、多分タイトル通りヘヴィなのだろう。何せ時代が時代だからとにかくニューロックだアートロックだっていう風潮で、誰も彼もが新しいオルガンの音、新しいギターの音、そしてサイケデリックな波とフリーセックスの世界を夢見てロックに飛びついた時代…、なんてねぇ、リアルタイムの人が羨ましい。そんな中、確か西海岸から出てきたバンドだったんじゃないかな。

 アルバム全曲で6曲、そのうちあの有名な「ガダ・ダ・ヴィダ」で17分。そりゃ正にサイケだわ(笑)。でも結構きちんとプログレっぽくなっていたりするので、やはりサイケとプログレは近いところにあったんだなぁと思えるし、アメリカでもそういう試行錯誤は演奏する側にはきちんとあったことがよくわかる。このバンドこの後ライブ盤がリリースされているんだけど、多分凄くハッパの香りが漂うようなライブなんだろうなぁ…(笑)。

 今でもしっかりと聴いたことのないバンドなので大きな事は書けないけれど、多分時代を加味して聴けば相当面白いバンド、であってもらいたい。まぁ、アメリカなので英国の深みとは違うと思うけど。

Vanilla Fudge - Vanilla Fudge

 いやぁ~、ティム・ボガートとカーマイン・アピスというリズム隊、日本でもあちこちでセッションしてたりするので一度何かで整理してみると面白い系譜が出来上がるんだろうなぁとちょこちょこ調べてしまった(笑)。特にカーマイン・アピスね。この人結構無節操であちこち顔出してるもん。

Vanilla Fudge Near the Beginning

 さてさて、そんなことしてる場合でもなくって、やっぱり原点のヴァニラ・ファッジですよ。改めて聴き直しているのだが、やっぱり強烈に重い。重いというかとんでもないっつうか、卓越したアレンジ能力の中にヴァニラ・ファッジ独特の個性を入れて、バンドとしての雰囲気を確立。見事なモンで、鍵盤とベースでひたすらベタに攻めてくるっつう図式。ティム・ボガートのベースはこの頃からとんでもないフレーズだったのだ。だからこそベックが惚れたんだろうな。英国でこんなの見つけてくるより目先のヤツ捕まえてきた方が早いモン。しかし時代は1967年、クリームが登場してきた頃なので、かなりセンス良いベースだったりドラムだったりしたワケだ。

 初っ端の「涙の乗車券」…、おいおい、こりゃなんじゃい?軽さのかけらもないじゃないか(笑)。ベタ~に鍵盤が張り付いてベースが歌ってる~って感じで、これ一曲で彼等の音楽性がよくわかる。そして20年以上後にロッドとベックが共演して話題となった「People Get Ready」だが、もうとんでもなくグチャグチャに仕上がっていて時代はサイケだ、と感じるよね。んでゾンビーズのカバーへ…いやぁ、ベース凄いわぁ~。この曲はまだ原曲に多少近いかも(笑)。

 でもね、やっぱりヴァニラ・ファッジと言えば「You Keep Me Hanging On」でしょっ。サイケデリックな雰囲気と卓越したベースフレーズからベタな音で始まる名曲…とは言わないけど、時代を代表する曲ではあるのだ。いや、名曲だ、これ。地味にコピーしてみると結構面倒だったりするんだけど、まずこの雰囲気が出ない。いいねぇ。そして最後がまだ「エリナー・リグビー」と来たもんだ。もうプログレに近いサイケデリックの世界…、当時のドラッグ文化主流だったアメリカだからできたアレンジか?でもかなり洗練された感じがするのは多分ニューヨーク出身のバンドだからだろう。ある意味ビートルズなんて超えている…。

Cactus - 'Ot 'N' Sweaty

 BB&Aのリズム隊と言えばヴァニラ・ファッジかカクタスか、ってトコだろうなぁ。ヴァニラ・ファッジはあまりにもあまりにもなのでやっぱカクタスへ行こう~。いきなりアメリカに飛んでしまうんだけど、まぁいいか。ベックとバンドを組むためにヴァニラ・ファッジを脱退した二人だったけど、ベックが事故ったために即座に組めなくなった二人は困ってカクタスを結成したっていうところだね。

'ot 'N' Sweaty カクタス(紙ジャケット仕様)

 個人的には4枚目の「'ot 'N' Sweaty」が一番脂の乗っている感じがするアルバムで、重さとグルーブと妙な英国風なロックというのも結構かっこよくって英米中間的な音が魅力的。このアルバムは変則的でA面がライブでB面がスタジオ版なんだけど、いやぁ~、古くて重いねぇ。ヴァニラ・ファッジの重さと思ってもらえれば良いけど、そこに今度はオルガンがハマってくるもんだから更に音が厚くなってプログレハードっぽく聞こえるもん。ベックとの融合というのがあったからこそ注目されたバンドだろうけど、カクタス単体でも結構イケる音してる。まぁ、ヴァニラ・ファッジもそういう意味では注目の的のバンドではあったが。まぁ、ブルースベースでグイグイやっちゃう、ってのが良い。

 うん、スタジオテイクのどの曲も好みの音♪ ただ曲構成だけがちょっと飽きるかもしれないけど。最後の酒飲みパーティ後の気楽な感じまで含めて良い雰囲気だよ。あぁ、わかった…、全然音がハネないんだ。ユーライア・ヒープみたい(笑)。そう思い付くとわかりやすいかな。結局この後二人がBB&Aに行ってしまうのでこの頃の低迷していたアメリカンロックを救うバンドがなくなってしまったんだけど、かなり存在感を打ち出したバンドだった。ベックの耳は鋭かったというところか。

 ファースト「カクタス」から三枚目「リストリクションズ」までも基本路線は同じで、もうちょっとシンプルなヘヴィロック(?)なのでその辺もまた薦めたいところ。ジャケットがどれもシンプルなのが初期のつまらなさ、っつうかアメリカンロックをつまらなく見せている汚点とは云えないか?

Beck, Bogert & Appice - Live In Japan

 ロン・ウッド、ロッド・スチュワートと来たらやっぱりジェフ・ベックかロニー・レインか…ってトコだと思うが、ロニー・レインのスリム・チャンスのレコードは果たしてどこにあるやら…、ってことでまた探すとして、ジェフ・ベックに行こう。普通のじゃ面白くないからロック界の名盤を挙げてしまえ(笑)。

ベック・ボガート&アピス・ライヴ・イン・ジャパン ベック・ボガート&アピス

 …ってなことで伝説の日本公演がそのまま歴史的名盤になってしまったベック、ボガード&アピスのライブ盤「ベック・ボガート&アピス・ライヴ・イン・ジャパン」です。何故かベックってあまりハマり込んだことがなくて、このアルバムに手を付けるのも結構遅かった気がする。聴いた時にはもっと早く聴いておくべきだったなぁ~と後悔した記憶があるからさ。まぁ、それでも出会えたから良しと言うことにしよう。

 云わずと知れた1973年5月の大阪公演の模様が収録されたライブ盤で、初っ端のトーキングモジュレーターによる「迷信」から強烈なインパクトを放つアルバムで、ロックバリバリの頃のベックはやはり凄い。クリームよりも凄いと思うんだけど時代がちょっと遅れてしまったなぁ。やむを得ないことではあるが…、これ以降ベックはロックの世界に戻ってこないのでしょうがない。うん、しかし化高実験的な要素も多くてノイジーに楽しんでみたり、アドリブプレイを延々と楽しんでみたり、もちろんライブだからそれもまた楽しいんだろうけど、聴いていると少々退屈になるシーンもいくつかはある。が、かっこいいのだ。「Jeff's Boogie」なんて正に超人的なフレーズで何曲もの知ったフレーズが飛び出してくるし、「Going Down」というモダンなブルースですらヘヴィーなロックだ。そして「Morning Dew」におけるバンドとしてのポテンシャルの高さが素晴らしい。アメリカ人のリズム隊もさすがに相当テクニシャンで、且つワイルドさがあるところがちと違う。うるさい、って感じなんだよ(笑)。

 しかしカーマイン・アピスってドラム叩きながら歌ってるんだよね?凄いなぁ、これだけ叩いてて歌うってのはなかなか出来ないでしょ。ボガートと二人でコーラスしたりね、やっぱり凄い。ベックが歌うのはやはり頂けないからなぁ(笑)。これでちゃんとしたボーカルがいたらかなり凄いバンドになっただろうに、もったいない。しかしベックのギターフレーズは不思議だ。この頃はまだブルースに毛が生えた程度のレベルのハズなのに、最早そんなことは超えて、オリジナリティ溢れるフレーズ展開とオブリソロを展開していて、しかも音色も一曲の間でとことん変化していくし…、研究するにはかなりハードルの高いアルバム…、なので結構無視してたのだろうか?いやいや…、改めて感動の一枚だよ、これは。

Rod Stewart - Every Picture Tells a Story

 フェイセスのボーカリスト=ロッド。うん。で、この頃のロッドのバックバンド=フェイセス。う~ん。でもそれで成り立っていたんだよな、とシミジミ思った。フェイセスを聴いているとやっぱりロックンロールバンド、これはロッドも含めてそう思えるグルーブなりバンド感なりがあるからだろうね。でもロッドのソロアルバムとなると同じメンツでやっていてもそうは聞こえないっていうのは何でだろ?だからソロアルバムなんだろうけどさ。

Every Picture Tells a Story Unplugged...and Seated

 ってなことでこちらも凄く久々に引っ張り出してきたロッド・スチュワートの初期の代表作の一枚「Every Picture Tells a Story」。ロックンロールな曲と世紀の傑作が一緒に詰め込まれた作品で、紛れもなくロック史に残る一枚、なんだけどロック好き同士の会話ではなかなか挙がらない一枚でもある(笑)。まぁ、ロックンローラーと言うよりもディナーボーカルという印象が強いからなぁ、この人も。嘘臭さがウリ、みたいなさ(笑)。

 軽口はさておき、この「Every Picture Tells a Story」というアルバム、本当に傑作が揃ってる。ロッドのしゃがれた声も居間とは全然違って悲愴感があったり味があったり、そんなにゆとりなんてないぜ、みたいなトコロで歌っているから切実感もあるしさ。何と言っても曲が良い。カバー曲も含めてこの人の場合は全てオリジナリティな曲として再構築してしまうから全部ロッド、なんだよね。あと少ししたらトム・ジョーンズみたいになるんだろうか(笑)。しかし歌上手いなぁ…。

 さて、バックはもちろんフェイセスの連中なので当然バンドらしい音になっているんだけど、粗野な感じがないからソロアルバムっぽいのかな。みんなちゃんと弾けば上手いのにねぇ…。そういえば1992年頃のアンンプラグドのライブ「Unplugged...and Seated」ではロン・ウッドがゲストで参加していたけど、ほとんどの曲が最初期のアルバムから演奏されていてかなり感動したなぁ。そっちもまた聴こう~っと♪

Faces - Long Player

 酔いどれロックンロールバンドとして名高いフェイセス。後期には山内テツを迎えて活動継続するもやっぱりバンドメンバーの自由勝手さが祟って解散。まぁ、しょうがないな、って感じでそこもいい加減なところが彼等の強みか(笑)。しかし山内テツさんって凄いよなぁ。フリーが上手く行かなくなったらフェイセスに加入しちゃうんだもん。しかもほんの数年の間の出来事なのにね。

Long Player ロッド・スチュワート & フェイセズ / ライヴ

 そんな山内テツさんがフェイセスでレコーディング的に残してあるのは「ロッド・スチュワート & フェイセズ / ライヴ」だけで、これもかなり名盤と名高いんだけど、本日はちと別趣旨へ♪ いや、フェイセスの名盤って言うと「馬の耳に念仏」が挙げられるし、それもまた良い作品なんだけど何となくロンのスライドが聴きたくなったのでセカンドアルバム「Long Player」を久々に引っ張り出したのさ。

 おぉ~、最初からご機嫌なヘタウマなノリのギターの音色でロックンロールしてくれるぜ~。そしてロッドの歌も巧いなぁ、ホントに。音的にはスカスカだしテクはないけど、なんかかっちょいいじゃん。やっぱロックンロールってのはそういうもんさ、みたいなのがいっぱい出てる。そんで次の曲はロッドのバラードちっくな作品「Tell Everyone」で、こういうところで弾いているロンってセンスあるよな。音程はかなり危なっかしいけどこういうギターもありだよな、と思うような感じで曲に華を添えているっつうかね、よく練らないと非常にコワイ音いっぱい使ってるけど多分気にしてないだろう(笑)。アルバム全編そんな感じだもんな…。

 さて本アルバムの目玉と言えばロニー・レイン在籍時のライブとしてはこのアルバムに収録されている2曲だった。しかも一曲がポール・マッカートニーの曲(らしい)で個人的にポールは聴かないので原曲は知らないけど、かっこいい曲だよなぁ、これ。やっぱこの人達ライブの方が思い切りノリが良くていいね。もう一曲は名曲「I Feel So Good」。う~ん、ロックだねぇ~。やっぱりグルーブが違うもん。ロンのギターもしっかりブルースとロックしててさ、鍵盤もロールしてて…、ああいいなぁこういうロックンロール。そんでもって最後が好きな「Jerusalem」。これこれ。これが聴きたかったんだよ。ドブロで適当なんだけどこんな心地良いライブ音源の後に最後の最後にロン一人で弾くドブロ曲を持ってくるセンスは相当良い。そしてこの音色も安っぽいけど味があって実に良い。感動したなぁ、これは。

Free - Heartbreaker

 ロック史の中ではあまり語られることがないフリーというバンドだが、その中でも最後のアルバムとなった「ハートブレイカー」という傑作については更に語られることが少ない。やっぱりフリーというバンドの名盤というと「Fire & Water」や「The Highway」、そして何と言っても「Free Live!」が挙げられるワケだ。そしてバンドは一旦空中分解してしまい、ほどなく再結成、しかしその頃にはバンドに覇気はなく、キーパーソンでもあったアンディ・フレイザーが脱退してしまい、ポ-ル・コゾフはドラッグまみれでまともにギターを弾けなくなっていた…。

ハートブレイカー+6 フリー・アット・ラスト+6

 それでもポール・ロジャースは一人奮起してバンドを甦らせようとしていた。その気合いがしっかりと感じられるアルバムが「ハートブレイカー」というフリー最後のアルバムだ。メンバーはベースに山内テツ、鍵盤にラビット、ギターはコゾフが少々、スナッフィが少々、ポール・ロジャースが大部分を弾いている。ま、コゾフのギターソロはそれだけで最高の魂を聴かせてくれるから要所要所で鳴るだけでも強烈なんだけどね。

 アルバムは名曲「Wishing Well」でスタート。最後の作品とは思えない充実したシングルヒット作だし、リフもかっちょ良いのでまだまだフリーってイケるんじゃない?みたいな感じだけどねぇ。そして「Come Together In The Morning」…、いやぁ~、コゾフのソロが泣ける。素晴らしい。そして曲調は何とも寂しい感じなんだろうか、ポール・ロジャースは本質的にそれほど暗い人とは思えないのに、作風がやたらと暗いものが多かったのがフリー時代。そういった方向性を変えていきたかったのもあったのか、この後のバドカンでは一気にアメリカンな明るいロックンロールを作ってバンドを続けていったのだな。まぁ、フリーというバンドのイメージはやっぱりブルージィーで重い曲調ってのが本人もあっただろうから。

 自分もそうだったんだけど、フリーを聴く時ってやっぱ「Free Live!」までだったんだよね。マジメに聴くのは。その後の「フリー・アット・ラスト」とか「ハートブレイカー」とかは何となく聴いていただけで、本腰入れてなくてさ。でもある時やたらかっこよいことに気付いて、ポール・ロジャースのやってきたことっていうのを追いかけていったら何となく分かってきて、それからこのアルバムは好きになった。

The Firm - The Firm

 ツェッペリン解散後、最初に動いたのはやはりボーカリストでもあったロバート・プラントで、第一作目のソロアルバムはかなりの好評を博して日本公演も実現したというツェッペリン解散は哀しいけれど、プラントが見れたということで嬉し泣きしたファンは多かったはず。もっともその前にハニードリッパーズという覆面バンドでシングルが大ヒットするという出来事もあって、まだまだツェッペリンメンバーのソロ活動は安泰という趣も見られたが御大ジミー・ペイジに至ってはなかなかパッとした動きが見られず、先のハニードリッパーズにゲスト参加したり、ロニー・レインの救済のためのARMSコンサートに出演したり、映画「Death Wish」のサントラに曲を提供したりと何となくの活動程度で、ファンはまったくやきもきしていたトコロへ舞い込んだのが「ポール・ロジャースとバンドを組んだ」と言うものだ。

The Firm Mean Business

 ポール・ロジャースもソロ活動で多少やきもきしていた人の一人で、丁度ARMSコンサートでジミー・ペイジと共演したことからやるか、ってことになったらしい。元々バドカンの時はツェッペリンのスワンソングレーベルからレコードを出していたりペイジもバドカンのライブにゲスト出演したりしていたので古い付き合いだったのもあったみたいだが。

 さて、そんな事で出来上がったバンドがThe Firm。別に悪くはないんだけど、基本的にポール・ロジャースが作り溜めていた曲をバンドでやったと言うような出来映えでジミー・ペイジのあの強烈な作曲センスは目立っていない。この頃ジミー・ペイジはツェッペリン時代と同じような作曲方法でバンドに望むのを止めていたので、どうしてもこういう出来になってしまったとか…。またはかなりドラッグに溺れていたジミー・ペイジを救うためにポール・ロジャースが手を差し伸べていたのでポールの曲ばかりになったとか。

 ま、それでも、だ。シングル「Satisfaction Guaranteee」や「Radio Active」なんてのはそれなりにヒットしたし、プロモビデオではテレキャスを低く構えてバイオリン奏法をしゃれで弾いている姿を見れてね、これがまたかっこよかったんだな。アルバムはかなりポール色が強くてジミー・ペイジ節は炸裂してこないけどさ。ところが一枚で終わらずにツアーをして二枚目「Mean Business」まで制作したんだよな、このバンド。何となく新たなことにトライしようとしていたジミー・ペイジだけど、ポール・ロジャースという強烈なマルチプレイヤー/ライターと組むのはしんどかったみたいだな。多分人が良いので自分のエゴだけで進めることはなかったんじゃないかなぁなどと勝手な推測。

Led Zeppelin - The Song Remains The Same

 夏頃かな、噂話のひとつとして「冬にツェッペリンの狂熱のライブがリマスタリングされて曲が増えて完全版になってリリースされるらしい」と聞いた。「How the West Was Won」の発掘ライブもあったことだし、ジミー・ペイジがZep時代に創り上げたこの映画のサントラを作り直すということはままあり得るだろうなとは思ったが、実際にそうやって再度創り上げられた作品を聴くとなかなか感慨深いものがある。何を今更新しいもんでもなかろう、という想いもあるんだけどやっぱねぇ、好きだしさ(笑)。

永遠の詩(狂熱のライヴ)~最強盤 レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

 てなことで遂にリリースされた映画のサントラ、である「永遠の詩(狂熱のライヴ)」の最強盤だ。レコードを聴いて、この映画のビデオを見ていた時代からこの二つの音を組み合わせていけばもうちょっと長々とライブ全編を聴けるんじゃないかという編集欲に駆られていたこともあったのだが、当時は「Misty Mountain Hop」がなかったのでここから「貴方を愛し続けて」への強引なギターソロへの繋ぎが実現できないだろうってことで編集を諦めてビデオはビデオ、レコードはレコードで聴いてた。聴いていると面白いことにそれぞれ被る曲でも編集が違ったり演奏が違ったりして何か不思議な気分になったものだが、まぁ、映画は映画、音は音、と割り切ってるんだろうなと。しかしこのビデオはよく見たなぁ。今回DVD「レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ スペシャル・エディション」でもリマスタリングされてリリースされたのでまたじっくり見るんだろうけど、ライブシーンはほんとに食い入るように画面を見ていたし、ギターのフレーズひとつひとつポジションを確認して、あの辺で弾いているんだ?とかよく見てたなぁ。おかげで先ほどの「貴方を愛し続けて」は割と色々なパートがコピーできて楽しかったモン。

 それで今回のCDなんだけど、やっぱり曲が増えて当時のライブセットに近い状況になるってのは良いなぁ。ディスク1最後の「Ocean」をディスク2を聞き終えた後の最後に聞けばほぼライブ完全で聴ける。いや、もちろん細かく言えば足りないんだけどまぁ、十分じゃないですか。音は迫力満点に仕上がっているし、全ての音がシャキっと前に出ているのでレコード時代のようにどこか迫力に欠けるっていんじゃなくって荒々しさが前に出てきていて、ライブ感がある。そして改めて聴いてみると演奏だってかなり凄いしさ。こんなに良いライブの部類だっけ、これ?って思った。1973年7月27日から29日の三日間のライブを元にしてつぎはぎに編集しているんだけど、まぁ、これだけ音が良くなるとあちこちでつぎはぎにしているなっていうのが余計にわかってしまうのでそれもまた哀しいけど、良かれと思ってやっていることだろうから素直に認めることとしよう。こういった部分に納得出来ない人は別の世界が待っているワケだから(笑)。

 ボンゾの荒々しいドラミング、ジミー・ペイジのクールでハデに弾きまくるギタープレイ、ジョンジーのツボを得たベース、プラントの新たな歌い方を習得した雄叫び、どれもこれもがレッド・ツェッペリンという融合体を表していて、やっぱり今に至るまでどのバンドもこれを超えられないってのがよくわかった。

 やっぱ凄い。

 「ロックンロール」から「「貴方を愛し続けて」までの前半はギタープレイの調子を上げながらプレイしていき、プラントも自身の歌声を調整している。そして「No Quater」になるとその調子を思い切り発散する世界に突入。この幻想的な空間はどんなバンドにもできないものだ。ライブ盤の魅力はこの曲の長さにもあるんだけど、後半でペイジがテルミンに向かって手を向けるシーンとディレイのかかったその音の幻想に浸れるシーンが最高。ギターソロにしたって普通のスケールで弾いているものじゃないし、それがまた深みを出している。素晴らしい。長いからという理由で聴かない人も多いだろうけど、この曲の美しさは最後まで聴き終えてみないとわかんないだろうなぁ。そしてダブルネックを持ち込んでの二曲「永遠の詩」「レイン・ソング」。この二つのハードさと幻想感も魅力的で、果たしてどうやって弾いているのか「永遠の詩」のギターオブリプレイなどは感動のみ。「レイン・ソング」の美しさもペイジならではの巧さ…、同じギターでここまで違う音が出るのかと思うような素晴らしい美しさ。

 そしてディスク2に進むとアナログ時代には片面全てを埋めていた「幻惑されて」だが、これこそ聴きもの。ありあらゆる箇所に於いてツェッペリンというバンドの集大成を集約している素晴らしい曲だ。ライブならではのアドリブプレイは炸裂しまくるし、もちろん弓弾きによる不思議な音を楽しむこともあるし、何よりもプラントとの掛け合いは魅力的だ。そしてペイジの激しくアグレッシブなギタープレイ。聞き終えた後はどっと疲れる、それくらいのエネルギーをぶつけてくる魂の音。最高だね。

 そして永遠の名曲「天国への階段」。もはや語ることは何もないよなぁ、これはホントに。涙あるのみ♪ ライブの終盤になって今度はボンゾの出番か。しかし実はボンゾのドラムソロのための曲とは云え、リフにしても素晴らしいものを採用しているし、結構ギタープレイも難しかったりする曲で、安直に捨ててはいけない曲なのだ。映像ではかなり短縮されているがCDでは結構長目の編集なのでトクと楽しめるってもんだ。ドラムって楽器を見直すんじゃないか、これ聴くと。そして「Heartbreaker」から「胸いっぱいの愛を」か。リフのかっこよさはもちろん、ハードなロックとバンドの一体感、生のライブ感、どれもが素晴らしく集約されている名曲群。う~ん、最高としか云えんな(笑)。

 そしてこの後にディスク1の「The Ocean」を聴くのだ。うん。アンコール後のボーナス曲って感じでね。オープニングのボンゾのかけ声やコーラスが余興っぽくていいんだよね。ちなみに7月29日のアメリカツアー最終日でもあった公演では最後の最後に「Thank You」を演奏していたので、その「Thank You」を収録してほしかったなぁと思うのだが、まぁ、しょうがないか。

 CD入手して早速iTunesに入れて、上記に曲順を並べ直して聴くのだがやっぱりでかいシステムでスピーカーで聴きたい音だ。ライブ盤だから余計にその方が良いし、ボンゾの重さはやはり耳で聴くのでなくってカラダで体感するモンだしさ。あぁ、まだまだこういうのでロックを楽しめるのは幸せだぁ~。DVDもしっかりと見直さないとな。ボーナストラックに収録されていた映像は見たけどどうせなら曲順に編集しなおしてくれればよかったのにと思うばかり。いや、映画だからそりゃ無理なんだけどさ、ライブ映像という位置付けではありだったんだしさ。近年色々とリリースされているけど、やっぱり往年のカタログがこうやって甦る方が嬉しいよね。もっともっと発掘して色々と届けて欲しい気持ちと両方あるけど、しばらくはこのCDとDVDでたっぷりと楽しめるってもんだ。

Robert Plant & Alison Krauss - Raising Sand

 巷ではレッド・ツェッペリンの話題が非常に多くなってきたなぁとあちこちで感じることが多くて、やっぱりその器の大きさを実感するんだけど、それに肖って、と言うか全く別のところから話題となっていたロバート・プラントとアリソン・クラウスのユニット作品「Raising Sand」。ジャケットの雰囲気が非常に良かったのでちょっと聴いてみようかな、ということで登場。

Raising Sand A Hundred Miles or More: A Collection

 アリソン・クラウスって何者?ってところから遡らないといけないのだけど、彼女は既にキャリア20年くらいになるブルーグラスシンガーでフィドル(バイオリン)奏者としてその筋ではかなり著名な人らしい。どういういきさつでプラントと知り合って一緒にアルバムをリリースすることになったのか知らないが、なかなか面白い試み。

 さて、作品「Raising Sand」を聴いてみるともの凄くリラックスしたカントリー風味の漂う作品に仕上がっていて、別にプラントである必要性は全くないのだが、プラントの古くからのアメリカンテイスト趣味からするとやってみたかったんだろうなぁという感じかね。Zepで聴かせていた絶叫の雄叫びなんぞはもちろん姿を消していて、P&Pの時にちょこっと披露していた民族回帰の歌い方でもなく、もっともっとリラックスしたつぶやきに近い歌い方で、まぁ、不思議はないけどさ。聴いていると「ああプラントだなぁ」と言うのはよくわかる。作品的には可もなく不可もなく、流している分には全然心地良い音楽で、決してロックではないので良いんじゃない?ってトコか。しかし一曲だけペープラでやってた曲をここで全然違うアレンジでやってる。コレ聴くと、あぁ、ロックって何なんだろうなぁ~とか思う(笑)。それくらい砕けてるし、この浮游感サウンドに馴染んでしまっているんだよ。それとオールドロックファンには馴染みの深い「Fotune Teller」もヘンなアレンジでプラントが歌ってる。そうThe Whoなんかが初期にやってたアレ。へぇ~、ってなもんだよね。

 アメリカのカントリー系サウンドの好きな人にはかなり有名な人達が参加していたり、メジャーなカバー曲をやっていたりするそうなのでそれだけでも話題になる価値があるようだ。生憎自分的には全くおかど違いのジャンルの世界なので全てが新鮮な曲としてしか響かなかったけど(笑)。しかしこういうのやるなら英国からアイルランドのサウンドをきちんとやってみて欲しいなぁ、プラントさんよ。

Nena - Cover Me

 80年代にドイツから飛び出してきたバンドとしてのネーナ。あの頃によくぞまぁドイツからこんなポップなロックバンドが出てこれたものだと今更ながらに思うものだが、まぁ、それを言ってしまうとオーストラリアからだってメンアットワークやリック・スプリングフィールドが出てきたり、ノルウェーからはアーハが出てきたりしていたんだから、まぁ、ワールドワイドにポップシーンが広がっていたのだろうかとも思えるかな。

Cover Me グレイテスト・ヒッツ

 そんなネーナなんだけど、バンドとしてはデビューして数年で消え去って解散という状況を余儀なくされたみたいで、そりゃまぁ、燃え尽きたって感じになったのかなと思うけど、もちろん自分的にもそれ以降全然忘れ去っていたんだけど、何かの時に彼女が復活して自国ではかなりのステータスで活動再開したと聞いて気になったのが丁度彼女が20周年記念のライブをやった頃だったかな。そこから結構調べていると色々と判明してきて、かなりの数のアルバムなりが出ていてさ、これがまた手に入らないんだ(笑)。ドイツ直輸入で買うしかないんだけど、まぁ、そこまでのモンじゃないワケで…、んなことで気長に適当にチェックするか、ってな感じではある。

 そんなところへ新作「Cover Me」の情報を発見して気になったので見てみると一応日本のアマゾンでも買えるんだ、へぇ~ってなことで見てみると、なんとほぼ全編カバー曲で占められていて、しかも二枚組。一枚目はドイツ語でのカバー曲だからドイツのバンドが多い。そんな中にボウイの「Heroes」→「Heldon」というボウイがドイツ語で歌った曲のカバーがあったり、ラムシュタインの美しき曲「Ein Lied」を歌っていたりしてなかなかよろしい。元々歌が上手い人なので、そして可愛らしい声も持っているので何を歌ってもハマるのだな。結構ロックなのもイケるし、意外と多彩。そして二枚目のディスクはもう往年の名曲がいっぱい並んでる。ストーンズからボウイ、ニール・ヤング、Tレックス、ピンク・フロイドなどなど…。世代的には多分0年代をリアルで通った人なので当然っちゃあ当然なんだけど、嬉しいよね。こんな人が同じようなロック好きだと思うとさ。で、それらがまた良い感じにソフトに仕上がっていて聞きやすくなってるのもいいかも。

 ジャケットも可愛いし、中身も面白いし、まだまだ現役でドイツ国内では人気再燃ってことらしいからこれからもちょっと期待したいネーナ。う~ん、懐かしさと新鮮さ、両方あってよろしい♪

Brian Setzer Orchestra - Wolfgang's Big Night Out

 昔から恐るべしギターテクニックを惜しげもなく披露していて、そのルックスとは裏腹にコワイくらいにギターセンスの鋭いオトコ、ブライアン・セッツァー。本当に音楽センスが鋭いんだよな。80年代初頭にネオロカビリーという新たなるジャンルを創り出してデビューしてきたストレイ・キャッツが彼のキャリアのきっかけだったけど、解散や再結成を何度も繰り返していて、本当は何がしたいのかよくわからなくなった時期もあったのか、試行錯誤で埋もれていたんだけどオーケストラを引き連れて新たなサウンドで再起復活。今度はネオスウィングっつうジャンルを創り上げたオトコになった。凄いよな。これだけ溢れ返る音楽産業の中で一人の男が二つのジャンルを作ってしまった、ってのがさ。

ウルフギャングズ・ビッグ・ナイト・アウト One Rockin Night: Live in Montreal

 そんなブライアンだけど日本には良く来るし、アルバムもよくリリースしているし、要するにツアーが好きなんだろうね。アメリカ国内でも年がら年中ツアーで回っているみたいだし。それで、これも気付いたらこないだ新しいアルバムをリリースしてました、ってことで早速チェックしてみると、今度は往年のクラシックの名曲をブライアンがカバーしますってことでこれまた興味深い挑戦だこと、って思ったもんだ。それがアルバム「ウルフギャングズ・ビッグ・ナイト・アウト」としてリリースされてるヤツ。

 いやぁ、確かにクラシックの名曲ばかりでほとんどクラシックに通じていない自分でも知っているような曲が多いんだけど、それよりもそんな名曲を見事にブライアン・セッツァー流のスタイルにアレンジしまくっていて、しかもそこに超絶テクニックのギタがしっかり被さっているというとんでもない試み。ただ使っているギターのフレーズっつうかスケールは今まであまり聴かれなかったような感じで、常に新たなトライをこういうところでも行っているブライアン・セッツァーのプロ根性っつうかギター小僧っていう面を聴ける。しかし面白い、これ。どう聞いてもブライアン・セッツァー・オーケストラの音で、決してクラシックには聞こえないもん。ジャズに近い感じだしさ。何回も聴かないんだろうけど、聴いていて疲れないし、飽きない音。

 なんかこういうのって、オシャレにクラブとかバーとかパーティ会場で生バンドで聴きたくなるようなゴージャスな感じだな。いつか誰かとそういうトコロに正装して望んでみたいものだ。ああそういうところだけはアメリカンドリーム(笑)。

Ray Davies - Working Man's Cafe

 還暦超えてもなお健在のロックンローラー、というか世紀のシンガーソングライターと言えばいいのかな、キンクスのフロントマン、レイ・デイヴィスが先月末にひっそりと新作をリリースしていたのだ。自分的には全然知らなくて、あれ?新作なんて出たの?こないだ出したばっかじゃん?とか思ってたんだけどさ(笑)。

Working Man's Cafe アザー・ピープルズ・ライヴズ
 この前の作品「アザー・ピープルズ・ライヴズ」が昨年の2月だから二年も経ってないウチにリリースされた新作「Working Man's Cafe」で、いやぁ、充実してるのかな。相変わらずのレイらしいメロディと哀愁漂う曲が満載された「Working Man's Cafe」は昔のキンクスとはやっぱり違うけれど、レイ・デイヴィスというソングライターの枯れない才能をたっぷりと楽しめることに間違いのない傑作。売れないとは思うけど(笑)、なんで売れないのか不思議なくらいに素晴らしい曲が詰め込まれていてさぁ、どの曲もクォリティが高いのでアルバム的には突出するような曲が見つからないんだけど、もうねぇ、往年のファンになってくるとこの歌声とメロディだけで涙もんです。今回はアメリカでレコーディングされた音らしいんだけど、出てくる音はそんなことお構いなしに英国然とした湿っぽさをしっかりとパックしたレイならではの音。

 驚くことに日本盤もリリースされるんだ?しかもなぜかアナログ盤までリリースされるようで…、しかしこれアナログで聴いたら一体いつの時代に出した作品なんだ?と不思議になることは必至だな。キンクスに手を出したことのない人も多いと思うけど、もちろんレイ・デイヴィスのソロなんて聴く人、更に少ないはず。だけど、絶対に良い、って思える音だからお薦めなんだけどねぇ。いや、ロックらしいとかっつうかこういう音がわからないと英国の良さってわかんないよ、って思う。まぁ、少々アダルトな感覚もするけどさ。いいなぁ、また小さいハコでいいから来日してくれないかねぇ。

Sweet - Desolation Boulevard

 何となく前髪のインパクトで衝撃的だったバンドって他にもあってさ、スレイドとかスイートとか強烈だったよなぁと思い出したので…、スイートで進めようかな、と。っても名盤「Give Us a Wink」は過去に既に書いているので、彼等の中でかなり好きな曲に位置する「Fox On The Run」が入ってるアルバム「Desolation Boulevard」。

Desolation Boulevard Give Us a Wink

 1974年リリースのアルバム。この頃のスイートって一番脂が載ってた時期で、このアルバムとこの後の「Give Us a Wink」が一番ポップでキャッチーでロックでインパクトの強い時代。「Action」なんかもこのちょっと後だしね。当時本気でこのバンドを好きだった人ってどれくらいいたのかわかんないけど、凄いセンスしてると思う。ある種アイドル的に好きだった人ってのもいるとは思うけど、ロックバンド的にはどうだったんだろうねぇ。今聴き直して見ると狙ってたんだろうなぁと思えるくらいに的確にキャッチーに作っていたって感じはするからわかるんだけど、それにしても面白い。こういう商法があったか、っていう最初の頃のバンドなんじゃないかな。

 とは云え、結構苦労していたバンドで、その辺の来歴は前にも書いたので割愛するけどロジャー・グローバー絡みの流れにあるバンドで活動歴も結構長い。その果てにこのサウンドになって一気に火がついたってとこなのでよかったんじゃないかな、と。しかしこの「Desolation Boulevard」っつうアルバムも改めて聴き直すと名曲揃ってるなぁ。初っ端「The Six Teens」から何とも軽快なこと。アルバム全体の短さも改めて感じだけど(笑)、今はボーナスがいっぱい入っていてかなりお得なんだね。

 昔、初期の頃のベスト盤買ってあまり良い印象なかったので手を出すのが結構遅かったバンドではあるんだけど、こんな流れで聞くと妙にロックだから面白い。軽くてキャッチーで冗談みたいなバンド、たまには良いのだ。

The Knack - Get The Knack

Get the Knack But the Little Girls Understand


 前髪強烈インパクトシリーズと云えば…、うん、実はそうでもないけど印象的だったのがナック、かな。いやぁ、音的にもインパクトあって、なんつったって「My Sharona」に尽きるんだけど、聞いたことない人ってあんまりいないと思うが、とにかく売れるには不思議な曲。売れたのが不思議というか、普通のポップスではなくってかなりロックで、しかも構成も凝ってるし、ポップチャートに上がってくるようなもんじゃなかったな。それでもしっかりと売れまくったようだ。

 最初のオクターブのリフとリズムがとてもシャープでかっこよいビートなのだなぁ。一見ジャムみたいなモッズなイメージもよろしくて、しばらくは英国のバンドだと思ってたもん。曲も一本調子じゃなくて、かなり途中の展開とかギターソロとか面白くて真似できない凄さがあった。んで、アルバム「Get the Knack」も期待して聴くんだけど、やっぱり耳が「My Sharona」に行ってしまってなかなかアルバムを正当に聴けなくてさ、いかんなぁと思いつつ今に至る(笑)。

 アルバム「Get the Knack」は確か1979年リリースかな?時代的にはディスコブーム全盛期だし、一方ではパンクもまだ頑張っていた頃なのでこういう中途半端なアルバムが出来たんだと思うけど、メロディセンスはかなり抜群で、どの曲も綺麗なラインを持っているのは確か。好みかどうかは別としてもそのセンスは良かったと思う。いかんせん「My Sharona」のヒットがでかすぎた。そのおかげでバンドもこの後「Round Trip」をリリースして解散してしまったしね。売れるってのはコワイことなんだろうな。

Bay City Rollers - The Best Of Bay City Rollers

 軽快でポップでキャッチーなロックバンド…とは少々趣を異にするのだけど、多分懐かしい~って喜ぶ人多いだろうなぁ、ってのがベイ・シティ・ローラーズ(笑)いやぁ、マジメに書いてもしょうがないので、っつうかマジメに書けるほどよく知らないので何となくの印象です。はい(笑)。

Give a Little Love:the Best of Rollin'

 大体が髪形で結構驚いたもんだ。オン・ザ・眉毛どころか前髪だけない長髪っつう不思議なヘアスタイルは好感どころか嫌悪感を覚えたモンだ(笑)。いや、そこまでは云わないけど相当不思議ちゃんで、しかも若い連中がそれだからいいのかよ、人生それで、って思った。一方ではチープトリックやキッスっていう時代だから余計に。が、ベイ・シティ・ローラーズの方が圧倒的に世の中では売れてしまうのだ。そりゃまぁロックといら割れているワケじゃないアイドルバンドだからそうなんだけど、それでもやっぱりグループなワケでさ、全く異なった領域とは云えあれだけ周りが騒ぐとそりゃまぁロックバンド連中も気にはなる、のだ。

 それで曲はと云うと、もう完璧にポップスなんだけどこれまた歌メロにしても旋律にしてもキャッチーで素晴らしいのだ。今聴き直してみても実によく出来てる。80年代のバンドって実はこの辺上手く吸収しているような気がするもん。軽さと言い、存在感の無さと言い(笑)。しかし彼等の凄いのはそれをやり切ったってことだろう。まぁ、日本のアイドルなんてのもそうだったんだけど、大したもんだ。今みんなどうしてるんだろうね?結構稼げたのかなぁ、とふと気になった。

Cheap Trick - In Color

 ここ最近色々と聴きまくっているんだけど…、まぁ、今更ではあるが(笑)。どうにも70年代後半から80年代にかけての売れ線ロック…と云うと語弊を産むかも知れないんだけど、何となくハマってる。多分ラウドパークのWigWamを見てからだと思うけど(笑)。いやぁ、その辺が上手い具合にミックスされているからねぇ、それで元ネタ何だっけ?って感じに探してたらハマったっつうか、面白くなっちゃってさ。

蒼ざめたハイウェイ(完全生産限定紙ジャケット仕様) Cheap Trick at Budokan

 んで、そのコーラス具合やポップ加減、それから結構ハードな曲もしっかりと、みたいなトコロも合わせてみると元祖と言えばチープ・トリックかねぇ、と。一番聴いたのは多分「Cheap Trick at Budokan」なんだろうけど、その前後のアルバムはもちろん好きで、どうしたらそんなに軽いロックになるんだ?ってくらい軽いのが不思議。ギターだってしっかり歪んでたりするワケだしさ、なのに無茶苦茶軽いんだよね。まぁ、メロディの綺麗さだったりするんだろうけど、そこが面白くて。

 「蒼ざめたハイウェイ」のジャケットが好きでさ。表の二人は美形が並んでいて裏側はコメディアン二人が並んでいるっつう、このバンドらしいイメージで楽しい。最初の「Hello There」からテンション高く一気に持っていくってのもこのアルバムの良いところ。「I Want To You Want Me」なんて軽快なチューンが最高。同じようなのは他にもいくつか入ってるんだけど実は実験的精神旺盛な「You're All Talk」みたいなのもあるんだよね。ま、とは云っても「Clock Strikes Ten」という「キーンコーンカーンコーン」っつう滅茶苦茶軽くてスピード感のある曲が素晴らしくてねぇ。やっぱり軽くて甘いバンド。

 今はExpanded Editionっつうのが出ていていくつかのライブ曲はデモテイクなんてのも入ってるのでより一層楽しめる、かな。まぁ、本編だけで十分だけどさ。こういう軽くてカラッとしてるのって純英国からは出てこないからなぁ…。

Van Halen - 2007 Live

 巷ではポリスの再結成が非常に話題になっていて、そして来年の二月には日本にもやってくるということでチケット争奪戦が始まったのか始まるのか…、多分凄いことになっているだろうから取れないだろうなと思っているんだけど、2007年にもなると80年代のバンドが結構再結成という話も多くて時代を感じるねぇ。

The Best of Both Worlds LIVE RARITIES [DVD]


 そんな最中、ヴァン・ヘイレンが何とデイヴ・リー・ロスをボーカルに従えてツアーを行うというニュースを聞いたモノだ。果たしてどんな様相なのか、ベースはエディの息子であるウルフガングが受け持っているってことで、なかなか興味深いなぁと思ってはいたのだが先日いくつかのライブ映像を見る機会があり、ちょろっと見てみた♪

 「うわぁ~」

 始めはデイヴのカラダの硬さにちょっとショックを受けた(笑)。いやぁ、さすがに開脚ジャンプってワケにはいかないだろうからそれはしょうがないんだけどね。カラダは鍛えられまくっているのでルックス的には髪型以外は悪くない。しかしこの三人が同じステージでまた並んでいるっつうのが凄いよなぁ。結局デイヴの在籍したヴァン・ヘイレンって5年くらいのもんで、以降の歴史の方が全然長かったんだよね。でも、まぁ、やっぱりファン的にはデイヴ好きが多いと思う。そしてベースの息子。いやぁ、学園祭じゃないんだからさ、もうちょっとプロらしくしろよと思うようなまだまだ子供のお遊びみたいにステージに参加している。親父の苦労とは正反対に無邪気にステージやっているみたいに見えてしまうなぁ。元々ギター弾きなんだろうね、このベースの弾き方はさ。まぁ、いいけど。

 で、エディ。

 「すげぇ~、変わらねぇ~」

 久々にこういうギターを見たのでまじまじと見入ってしまって、改めてエディのギターのセンスとテクニックに脱帽。かっこいいわぁ~。ギターってこんなに色々な音が出るもんなのか、んでこんなに色々な弾き方あるのかって感じで、しかもどれもこれもさらりと笑いながら簡単に弾いてるしさ。いやぁ、やっぱり凄い。

 演奏されているのはもちろんデイヴ時代のアルバムからで息子が選曲したらしい。まぁ、あんな父ちゃん持ってたらファンにもなるだろうしなぁ。

Queen - Live In Montreal 1981

 既にこの世を去って16年が経過したフレディ・マーキュリー。そして2007年現在、驚くことにまるでフレディが、というかクイーンは現役のバンドのような顔をして各メディアに登場するし、CDやDVDもゾクゾクとリリースされる。そういえばこないだタワレコ散策してたらイギリスの何かの雑誌では老いに老いたレッド・ツェッペリンの三人が表紙を飾っていた。他にも書店に行くとストーンズだったりクイーンだったり毎月必ず70年代のバンドの誰かが表紙になっている雑誌を見かけるものだ。

伝説の証/クイーン1981 ライヴ・イン・モントリオール’81

 さてさて、そんな現状なんだが、フレディ没後に大々的にリリースされたCD・DVDとしては1982年のハリウッドボウルのライブ。この時は結構狂喜したものだが、今回の1981年のモントリオールのライブ「ライヴ・イン・モントリオール’81」となるとちと興醒めしてる自分もいるかな。まぁ、ビデオやLDの時代にリリースされていたライブだからってのは大きいんだけどね。宣伝文句的にはロジャーとブライアンが監修して素晴らしいリマスタリングになったということで過去の音質画質とは一線を画すものだということらしいが、まぁ、あまりそういうところにばかりこだわっていたら最近のリリースラッシュには着いていけないので、すでに放棄しているんだよな(笑)。

 ま、それはともかく、この「伝説の証/クイーン1981」、云うだけあって凄い綺麗な音で迫力も満点。それは確か(笑)。DVDはまだ入手してないのでコメント避けるけどライブエイドが入ってあの値段なら安いよね。DVD「ライヴ・イン・モントリオール’81」に未収録の二曲「Flash」「Hero」のためにCD買うか?ってな話だが。

 ところでクイーンの最全盛期って果たしていつ頃だったんだろう?この1981年のライブも相当素晴らしい評判なのだが、多くのファンは70年代だろうし。しかし今となれば80年代のクイーンも十分に認められているワケで、70年代のムサい頃のクイーンの映像はなかなかリリースされないしね。イメージが定着したのが80年代なんだろうなぁ。

Michael Monroe - Peace of Mind

 ハノイ・ロックスのフロントマン、そしてロック界に於ける貴公子…みたいな人(笑)、でもあるマイケル・モンロー、通称モンちゃん。うん、これは古きハノイファンにはお馴染みの「8ビートギャグ」から親しまれてきたニックネームだね。あれ、面白かったなぁ、そしてあながちウソでもないマイケル・モンローの性格をしっかりと表現しているのもあって実に愛された。あれで当時の日本でのハノイ・ロックスの人気は定着したと云ってもおかしくはないくらいに人気があったもん。いや、「8ビートギャグ」ね。これの全集とかって手に入るのかな?後で探してみようっと♪

Peace of Mind ライフ・ゲッツ・ユー・ダーティー

 さて、そんなマイケル・モンローが90年代にあれこれとやりつくしてとことん裏目に出て心痛を抱えたまま地元のフィンランドに帰郷して、リラックスした環境下で自然体のままロックンロールを奏でた最初の作品が「Peace of Mind」。1996年リリース。それまではソロ活動して、エルサレム・スリムやって元ハノイ・ロックスのメンツを二人引き入れて来日公演して、デモリション23やって…と頑張っていたんだけどねぇ、なかなかこの花形はロックシーンに舞い戻って来れなかったみたい。かく言う自分も90年代は全然気にもしなかったもん。かと云ってハノイ聴くでもなかったけど、まぁ、時代だな。

 その「Peace of Mind」と云うアルバム、何とマイケル・モンローが歌とサックスはもちろん、ギターやらハーモニカやらリズム楽器以外は自分で手がけているというもので、ここでのギタープレイを聴いていると実にアンディっぽいのだが、かなり巧い。しっかりとロックンロールのギタリストしているし、パンクのエッセンスも出ているので昔あれこれひたすらコピーしていた人なのかなぁと思う。あんまりギターを持ったシーンって見たことないけど、さすがにロックミュージシャンなだけあってギターがしっかり弾けていることに驚いた。ソロとかもかなりのものだしさ。旧友のギタリストが参加しているのでどっちが弾いているのか知らないけど、この後の「ライフ・ゲッツ・ユー・ダーティー」というアルバムでは完全に一人でギターを弾いているので多分このアルバムでも弾いているんだろうな、と。いやぁ、それにまず驚いた。

 んで、曲。なんか凄く成長したなぁという感じで、ロックンロールとパンクを合わせたハノイ・ロックス流のスタイルはマイケル・モンローのポリシーもあったんだろうけど、やっぱりアンディ・マッコイの才能が大きかったハズなんだが、毒々しさはさすがにお手のもの。そんなエッセンスが音に出ていて毒気はしっかり持ったロックンロールが繰り広げられている。ただやっぱり単調になっちゃって長々とは聴いていられないってのが難点か。でもここからマイケル・モンローのソロ活動、そしてハノイ・ロックスへの躍進劇が始まるのだからハズせない作品。中古でみかければこれも300円くらいで手に入るんじゃないかなぁ…。


Shooting Gallary -Shooting Gallary

 ハノイ・ロックス解散後最も精力的に活動を開始したのは当然ながらリーダーでギタリストのアンディ・マッコイだった。チェリー・ボムズやスーサイド・ツインズなどを経由してソロアルバムを作るモノのパッとしないままダラダラと過ごしていたらしい。その頃住まいをアメリカに移していたということもあってか往年のロックンロールバンドの連中がいくらか集まって出来上がったバンドがアンディ・マッコイの次なるバンド、シューティング・ギャラリーだったワケだ。

アンディ・マッコイ&シューティング・ギャラリー ビルディング・オン・トラディション

 メンツ的にはシャム69からローズ・オブ・ニュー・チャーチへの流れ者、またはチェリー・ボムズでの参加者だったり、その仲間だったりするようで、アルバム録音後にはドッグス・ダムールのメンバーも参加していたっつうから類は友を呼ぶってトコなのだろうか(笑)。そこで制作されたアルバムはたった一枚「アンディ・マッコイ&シューティング・ギャラリー」だけ。うん、中古盤で見つければ多分500円くらいであるんじゃないかな(笑)。全然売れなくて、それぞれのバンドのニッチなファンだけが買っただろうと思われるんだけど、全然人気なくってねぇ。しかし最近アンディ・マッコイにハマっている自分的にはちと再度聴いてみた。

 う~ん、軽快な、そして若干毒のあるロックンロールのオンパレードでアンディ節が炸裂しているので悪くないんだけど飽きる。音もこの時代、1990年代初頭のアメリカのサウンドでちょっと軽めでワイルドってとこなんだよね。歌が単調なのかな、アンディのギターも相変わらずっちゃぁ相変わらずなんだけどハノイ・ロックス時代のギターの音とは異なりちょっとつぶれた現代的なサウンドなので個性が際立たないのがもったいない。多分アルバムを売るためにレコード会社からの依頼ではあると思うけどハノイ・ロックスの名曲「Don't You Ever Leave Me」が入っていたり、チェリー・ボムズでお披露目されていた「House of Ecstasy」も録音されていたりするんだけどどちらも出来映えはイマイチよろしくないな。それよりも「Teenage Breakdown」とか「I Mess Around」なんてのがキャッチーでフィンランドっぽいメロディもあって面白い。まぁ、多国籍人種の集まりだからどこの国らしいメロディってもなかなか出にくいんだろうけどそこはアンディ作曲の光るセンスかな。

 この後アンディは傑作ソロアルバム「ビルディング・オン・トラディション」をリリースしているが、これも泣かず飛ばず…。もったいないなあ、このアルバム滅茶苦茶かっこよいのにねぇ。

YouTubeはこちら♪

Stream of Passion - Embrace the Storm

 一連のフィメールボーカルゴシックメタル系バンドは漁ったかなぁと思っていたんだけどやっぱりツウな道に入っていくと色々と出てくるもんだねぇ。その中でも別にツウでなくてもぶち当たるハズでもあったバンドに当たったのでとりあえず聴いてみることに。

Embrace the Storm Live in the Real World

 ストリーム・オブ・パッション=通称SoPですか。オランダ人がリーダーでメキシコやらアメリカやらの人間を集めて女性の歌い手二人とギターも女性という配置で行っている再度プロジェクトっつうかセッションバンドっつうか、実態はよくわかんないけどとにかくCDとDVDが出ているのだ。まだDVD全部見ていないので思い切り書けないけど、YouTubeで見る限りはもの凄く絵的にも良いし音的にも好みだなぁと。簡単に言うならばメロウキャンドルの二人の歌い手が今の時代でゴシックメタルをバックに歌ったらこうなるんじゃないか、っつう感じの浮游感というか天使感があって、そういう意味ではプログレ好きにも受け入れられやすいバンドだと思う。もちろん様式美とシンフォニックも持ち合わせているし、ギターもかなり綺麗に鳴っている。更に曲構成もしっかりと練られているので、普通にパーマネントでバンドやってアルバム出している連中よりもよっぽど素晴らしい作品を出しているってのが凄い。

 CDでは「Embrace the Storm」が2005年にリリースされていて、ジャケットも結構そそられる写真でよろしい。そして2006年にはDVD「Live in the Real World」がリリースされているワケだな。ここで演奏されているのはこのファーストアルバムからの曲とメンバーそれぞれが属しているバンドの曲を持ち込んでいるらしい。そこまでまだ手が回っていないのでこれからそれらの元曲探しに行かないといけないんだろうなぁ。

 しかしこの歌声、結構ハマるなぁ。音的にもアレンジ的にも結構ツボにハマる作品で、ポップな歌メロとかはなくってひたすらゴシックメタルに天使の歌声的なメロディが乗っかるんだけど、う~ん、まだまだ楽しめそうなバンド♪しかも綺麗所が揃っているのでDVD「Live in the Real World」もしっかりと入手しないといかんね。

Satyricon - Loud Park 07 Live

 いやぁ、何の前情報もなしに、そして時間が余っていたので何となく見ていたバンドなんだけどこれがまたとんでもないバンドだってことに気付いた。Satyricon。どうやら北欧ブラックメタルの雄とのことで、正式メンバーは二人だけというようなもので…、いや、まぁ、そういう来歴はあちこちで見られるから良いんだけど、なんともとんでもなく凄い音を出していた。なんつうのかよくわからんけど、昔で言うスラッシュメタルみたいな音にデス声っつう感じで歌…というか声が乗っかってるって感じかなぁ。ただ旋律とかはそれなりにあって音的には結構単調なんだけど、なかなか不思議。

ナウ、ダイアボリカル Nemesis Divina
サテリコン - Now, Diabolical Now, Diabolical
サテリコン - Death ... Is Just the Beginning Vol.6 Death ... Is Just the Beginning Vol.6

 このライブでは最初の方はマイクの調子が悪くて歌が聞こえなかったんだけど、途中からはばっちりで、なんだこりゃ?って思った。これもまたメンバー全員がアタマ振りながら演奏しているから凄い光景だったし、しかも鍵盤が金髪のお姉ちゃんだったんだけど、このお姉ちゃんもアタマで鍵盤弾いてるんじゃないかっつうくらいアタマ振ってた(笑)。で、客席もとんでもないことになっていて、座席がないから当然だけど半径8メートルくらいの円を描くようにマラソンしてるんだよ。マラソンっつうと誤解があるけど走り回ってる。その真ん中では円陣組んでヘッドバンキングしてるんだけど、もう曲とか音とかどうでも良いんだろうなぁと思うくらい騒いでいる客席。お姉ちゃんはブラだけの状態で走り回ってるのが何人かいたなぁ、凄い光景だ。しかしライブの最中みんなあんなに走れるって凄いよ。マラソンやれよ、って思うくらいさ。ああいうのはバンドのメンバーはどう思うんだろうねぇ…。まぁ、音聴いてっていう感じじゃないとは思うけど、それにしてもヘンな光景だった。

 戻ってきて色々調べていたらかなりキャリアのある人達で、その筋ではかなりのバンドってことだ。うん、やっぱりあれくらい速い曲やるとなるとテクニックないとワケわかんなくなるから上手くないと無理だしね、そういう意味ではメタルバンドって心地良いな。

Andre Matos - Loud Park 07 Live

 ラウドパーク参戦は丁度このバンドの演奏中だったんだけど、久々に轟音の中に放り込まれた感じでゾクゾクしちゃって。そしてなんとも懐かしい、というか耳慣れたと言うか、ヘヴィメタの、正にヘヴィメタらしいギターサウンドが聞こえてきて全く予備知識もないけれどギター小僧的にしっかりと見てしまった(笑)。

タイム・トゥ・ビー・フリー エンジェルズ・クライ+1

 アンドレ・マトス。ブラジル出身のバンドらしい。そして後であれこれ調べてみると元アングラ、ってことで何となく聞き覚えのある名前のバンドだなぁと。ブラジルのメタルってどんなんか知らないけど、結構日本人好みな感じで悪くない音だった。ああいうギターを聴かせるのって今時あんまりないので嬉しくなってきたね。

 バンドの音自体は一般的なヘヴィメタらしいサウンドで特別ヘンなもんじゃない。多分普通にヘヴィメタなんだと思う。まぁ、かなりシンフォニックな面はあると言われているけどメタルっていう世界そのものがクラシックに影響されたシンフォニックなものなのであんまり強くは感じなかったなぁ。それよりも突如としてギターで弾かれたジャーニーの「Separate Ways」に驚いた。ファンサービスかと思ったらそうでもなくて自分たちのアルバムのボーナストラックに入っているってんだから好きなんだろうね。ボーカルのアンドレ君はなんとなくスティーヴ・ペリー風の歌の雰囲気も持っているから結構似合ってた。声出てるしね。

 そんなので知らなかったバンドでもすんなり入れてしまえたこういうフェスティバルってのは結構面白いのかもしれんな、とちょっとフェスに期待した最初の一幕でした。

Marilyn Manson - Loud Park 07 Live

 ラウドパーク大トリを務めたマリリン・マンソン。…とは言え、これまでラウドパークに参戦してきたファンが望むいわゆるヘヴィメタルというサウンドからはちとかけ離れた世界観を持っていることは言うまでもなく、ある意味大トリはArch Enemyに委ねられていたとも言えるか…。

ガンズ・ゴッド・アンド・ガバメント Demystifying the Devil The Early Years [DVD]

Marilyn Manson - Eat Me, Drink Me Eat Me, Drink Me
Marilyn Manson - Antichrist Superstar Antichrist Superstar

 まぁ、そんな感じがしたもののとりあえず日本ツアー最終日という位置付けでツアーを行っていたマリマン、さすがに最後のステージだけあって準備も時間をかけてじっくり整えての登場。初めて見るけどやっぱり異常な雰囲気はしっかりと出しているなぁ。そしてバンドが巧い。これまでメタルバンドもテクニックは凄くあったんんだけど、このバンドの巧さはそれを軽く凌駕するくらいに完璧なステージと音世界。そういう面でやはり彼等はプロフェッショナルな集団で、アメリカ全土を制覇し、世界を制しているだけのことはある。だから迫力ももちろんだし、聴かせるところも演出するところも見事にツボを得ているのだ。

 が、やっぱりつまらん(笑)。いやぁ、ショウなんだよねぇ。これまではロックやメタルをやるんだ~っていう感じのがあったんだけどマリマンの場合はエンターティンメントなのでやっぱり違う。シアトリカルで危険な雰囲気を醸し出す、ってのは似てるのかも知れないけどやっぱりなぁ、ここまで大きくならなかったらもっとアングラでよかったかもしれないけど、ちょっと無理だったか。案の定どんどん客は帰っていくし…、かく言う自分も途中で帰ったんだけど(笑)。

 どうやら新しいアルバムからの曲は結構カットしたらしく、かと言ってヒットした曲ばかりを並べ立てるでもなかったらしい。どれもあまり知らないのでなんか凄い雰囲気だなぁと思って見てました。まぁ、こういうのもアリだろうな、と…。

Arch Enemy - Loud Park 07 Live

ライヴ・アポカリプス BURNING BRIDGES WAGE OF SIN
Arch Enemy - Black Earth Black Earth

 いやぁ、ホントにお姉ちゃんがデス声で歌ってるわ…。MCになると凄くお姉ちゃんの可愛い声なのに、突如「グワァ~」みたいな声で叫び始めるもんだから面白くて面白くて(笑)。ホントかよ~ってな感じでさ。そして案の定歌っている時の顔が恐くてねぇ…。格好はホットパンツに網タイツっつう悩殺な衣装なんだけどさ、とにかくギャップが凄くて驚き。ただ、CDで聴いている時ほどライブは辛くなかったかな。

 途中抜け出て場内散策したらサクソンのサイン会に遭遇して、これがまたさすがに年配のファンが多くてバンドのキャリアを感じたね。もうNWOBHMから30年近く経つワケでその最初のバンドだもんな、なんて呟きながらまた会場に戻ると、あの声だ(笑)。

 とまぁ驚きはあったものの、ギター小僧的にはやっぱりこのバンドのギターフレーズってのは結構気になっていて、見事に兄弟二人で奏でるメロディアスなギタープレイはじっくりと研究するには良い機会だったね。特別に難しいフレーズとかではないけどメロディ作りのセンスが凄くて、久々に美しいギターでの音色ってのを聴けた。ただなぁ、CD聴く気にはならんから困ったもんだ。

Hanoi Rocks - Loud Park 07 Live

 ラウドパーク参戦の元はこの人達、ハノイ・ロックスを見たかったから、だね。まさかこの後単独公演があるとはなぁ、それなら単独公演に行ったんだけどねぇ、と思うもののおかげで色々なバンドを楽しめたのでまぁよし、ってことで意気揚々と待ち受けてのライブでした。

ミリオン・マイルス・アウェイ~ハノイ・ロックス・ベスト(K2HD/紙ジャケット仕様) All Those Wasted Years Up and Around the Bend: Definitive Collection
Hanoi Rocks - Street Poetry (ストリート・ポエトリー) Street Poetry

 …が、更に意外な事に遭遇。おやつの時間くらいに丁度ヒマになってきたので食事がてら館内をフラフラとしていた時に先のWig Wamのサイン会い衝突したんだけど、その脇で「ハノイ・ロックスのサイン会はこちらで~」なんてアナウンスをしていて、どうやらもうじきメンバーが到着するらしく期待感溢れるファンが並んでた。おぉ~そうか、ってことで古くからのファンでもある自分もそこらへんをフラフラとしていたらメンバー登場♪ モロに目の前でマイケル・モンローやらアンディ・マッコイやら他のメンバーに遭遇してしまい、意外と背が高くて骨っぽい人種だなぁと眺めてました。アンディ・マッコイには声掛けしたらハイタッチしてくれたのでラッキー。そんなんで実際にサイン会には参加しなかったものの、目の前でフィンランドの猛者達に遭遇できたので実にご満悦な状態でライブに望んだのさ。

 で、ライブ。いやぁ、いつも通りの元気いっぱいのライブに更に輪を掛けて一時間枠っていう短期決戦も手伝ってかもの凄いテンションでマイケル・モンローが動きまくる。これだけ衣装替えをするロックバンドも珍しいだろうし、スパンコールと花束が似合う人もそうそういないだろうなぁ、いやぁ、そういう格好でライブするので面白いんだよ。アンディ・マッコイもかなりおしゃれに決めてるので二人が並ぶとこれぞロックスターって感じでいいんだよね。

 ライブでやった曲は新曲が多くて、そりゃまぁ、そのための来日公演だしってのはあるが、こうして聴くと新作も悪くないかなと思えるから面白い。もう再結成してからの曲ばかりが多くて、古い曲は少なくなってきたんだけど、それも認められるくらい新生ハノイ・ロックスってのが定着してきたかな。だから違和感なく生き生きとしたライブを見せてくれる今のハノイ・ロックスは凄くロックしてる。かっこいいもん。改めてこのバンドのロックスピリッツにハマってしまったね。

 前評判ではWig Wamと同様にラインナップからすると浮いている感じのあったハノイ・ロックスなんだけど、見事トリから3つめというポジションでライブをやってみると結構多くの客がノってたので驚いた。もっとマニアックで且つこのファン層からしたら厳しいだろうと思ってたけど、その辺はマイケル・モンローのパフォーマンスの巧さかな。他のバンドにヒケを取らないくらいラウドな音でロックンロールしてくれました。

Lacuna Coil - Loud Park 07 Live

 最近興味を持ったばかりなので今までもちろんライブなんて見ることもなかったゴシックメタル系のバンド。ついこないだの7月にはWithin Temptationが来ていたので、凄く見逃した気分なんだけどねぇ…。まぁ、しょうがない。ターヤ姫の在籍していたNightwishも見たかったなぁ…。などと色々と思いはよぎるものの、とりあえず、今回はラウドパーク参戦で、他のバンドと合わせて見れることでラッキーって思ったのがLacuna Coil。単独では多分見に行かないだろうけど、こういうので見れるのなら見るね、っていう微妙な位置付けなのだ。

Comalies Karmacode
Lacuna Coil - Karmacode Karmacode
Lacuna Coil - Comalies Comalies

 いやぁ、驚いた。CDで聴いている分には結構軽めでメロディアスっていう印象なんだけど、ライブになるとこんなに重い音になるのか?ってくらい重い音だった。そして全員がやはりメタル好きなんだろうなぁ、曲が始まるとメンバー全員がヘッドバンキングしているから面白くて…もちろんボーカルのクリスティーナ嬢も小さなカラダで思い切りヘヴィメタラーしていてさ、しかもキュートな格好でそれしてるもんだからなかなか可愛らしい。が、顔を見るとやっぱりイタリア人のパーツがデカイ顔しているので日本で言うところの可愛いというのとは違うな(笑)。いや、それはまぁ良いのだが…、プレイされたのはもう「Comalies」「Karmacode」の二枚のアルバムからの曲ばかりでこれもまた一時間弱くらいの出演だったので思い切りノリの良いナンバーばかり演奏していたってトコかな。

 うん、なんでこんなにCDと印象が違うのかと思ってよく見てたらギタリストは二人とも7弦ギターだし、ベースは5弦ベースだったので、確かに普通に弾いたら重くなるわな、と思った。でも圧倒的に迫力があったし、さすがにアメリカ進出で実績を上げただけはあるバンドっていう感じだったな。かっこよかった。

Wig Wam - Loud Park 07 Live

 ラウドパークに参戦したおかげで改めていくつかのバンドの面白さに気付かされた次第。なので早速その影響化からまたいくつか取り上げてみようかな、と。

ロックン・ロール・レヴォリューション2005 メイド・イン・ジャパン ハード・トゥ・ビー・ア・ロックンローラー
Wig Wam - Hard to Be a Rock'n Roller... In Kiev Hard to Be a Rock'N Roller
Wig Wam - Wig Wam - Live In Tokyo Live In Tokyo

 うん、Wig Wam。彼等のライブパフォーマンスと楽曲のレベルの高さは以前にも書いたことあるんだけど、生で見るといやぁ、これがまたホントに面白いわ。ステージに出てくる姿が既に常人ではない。酋長のかぶるインディアンのあの羽根をかぶって登場、もちろん真っ赤のタイツと共に、なのでフレディ・マキュリーみたいなもんだな。日本に来るのは多分今回で二回目くらいだと思うけど、ヨーロッパのバンドって日本に合うんだよね。だからリラックスした感じだったんじゃない?ンで、ライブはまぁ一時間なかったくらいだろうけど、しっかりとコミカル且つテクニカル、且つアーティストとしてのパフォーマンスをふんだんに、そして古くからのハードロックファンのツボを押さえた楽曲が多くのリスナーを捉えたことは間違いない。いいのかよ、それ?って思うくらいに本家本元と似たフレーズや歌メロが出てくるので、ライブ中、思い切り笑っていたのだが(笑)。

 日本ではかなりプッシュしているようでDVDも二枚リリースされているし、CDも日本のライブとか出ていて売り出そうとしている姿勢がよくわかるね。そうそう、たまたま会場をふらついている時にWig Wamのサイン会が行われていて、丁度目の前を通っていったのだがデカかった。やっぱ北欧の人達はデカいんだなぁ、と思ったね。だから4人で歩いているとかなり目立つな、あれは。で、やっぱりすごくおじさんな人達でした(笑)。

 そんなことでラウドパークというイベントの趣旨からはかなりズレていた参戦だと思うけど、結果よかったと思えるバンドで、こちらも見れて良かったなぁ。うん、まだまだ面白いロックバンドはある♪



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Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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