Clodagh Simonds - Six Elementary Songs

妖精交響曲

 ついでなので、メロウキャンドル繋がりで書いておこう~っと。今書いておかないと多分絶対今後出てくる可能性が少ないだろうから(笑)。いや、メロウキャンドルでフロントを務めていたクロダー・シモンンズって人がいたんだけど、Evangelレーベルっつうところからリリースされた超マニア向けのクロダー・シモンズさんソロ作品♪なんとプロデュースにはあのトム・ニューマンを配した作品で、それだけでも英国マニアには受けるのだ。

 まぁ、実際そんな夢のようなお話は1997年に行われてリリースされたワケなんだが、多分この人の趣味なんだろうなぁこういうのは。まずジャケットからしてもかなり耽美的というか摩訶不思議な世界で綴られた小冊子的になっているし、しかもそれが青い色に包まれているから結構神秘的で妖艶とは言ったものだ。そして肝心の音世界…、トム・ニューマンの世界ってこういうのもいっぱいあるもんなぁ…。そしてクロダー・シモンズの趣味ってのはこういうもんだったんかな、と思える音。

 ようするに現代シンセサイザー的なドーンと流れるバックの音に歌や簡単な音が乗せられているもので現代音楽に近いかな。英国トラッドとかサイケとかそういう世界じゃないけど、ある意味もの凄くトリップしている音ではある。でもメロウキャンドルのトラッド的側面を削って残ったものってこういう雰囲気かもしれないなぁとか思うとあんまり不思議じゃないから面白い。

 CD屋でたまたま見つけた時があって、ラッキーだった。うん、リリース当時にね。へぇ~ってな感じで飛びついたもん。聴いてちょっとがっかりしたけど、でもなんか凄く貴重なものを手に入れた気がして嬉しかった(笑)。

Flibbertigibbet - Whistling Jigs to the Moon

 英国のフォークの奥の細道のその奥にある作品。そしてとてつもなく美しい音を聴かせてくれる、これこそ英国漁りの至福の楽しみとも云えるアルバム「Whistling Jigs to the Moon」を久々に聴いてみた。うん、Flibbertigibbetっつうバンド。いやぁ、これ書いただけでおぉ~ってくる人はとってもマニアな方くらいだと思うので若干回りくどい説明はいるのかな。

Whistling Jigs to the Moon 抱擁の歌

 英国フォークの三大美神の最高峰を担うと思っているメロウキャンドル。奇しくもアルバム一枚で消え去ってしまい、その後の消息は特に聞くこともなくひっそりと散っていったバンドという印象が強いのだけど、実際にはフロントのお二人が仲むつまじく結婚してひっそりと田舎に戻ってしまった、とかもう一方はまた別の動きで…、なんて感じで90年代後期以降は結構研究が進んでいるので今じゃ結構色々調べて分かってる部分も多いんだろうね。

 そんなことでフロントのお二人が仲むつまじく、ひっそりと籠もって、更に南アフリカに移住したことで南アフリカでひっそりとリリースされたアルバム「Whistling Jigs to the Moon」、というか組まれたバンドがFlibbertigibbetってバンド。音はトラッド色の強いメロウキャンドル。あの浮游感というかサイケ感はないけど、流されるがままに心地良く気持ちを預けられる雰囲気は健在、そして恒例のダブル女性ボーカルによる天使の歌声もそのまま。見事にメロウキャンドルの継承としてもっとメジャーになってもよいでしょ、っていう作品だと思うんだけどなぁ。

 この後どこかのライブ盤「My Lagan Love」もリリースされているみたいだけどマニア向けのレーベルKissing Spellによるこの辺一連のリリースには実に驚かされたものだ。こんなもんどうやって手に入れるんだよ、ってのがいっぱい出てきて狂喜乱舞だったもんなぁ。機会があればこのアルバム,絶対お薦めしたいね。メロウキャンドル好きな人なら気に入るはず。うん。

Shelagh McDonald - Stargazer

 英国のフォークシーンの中にはセプテンバープロダクションと呼ばれた一群がある。その辺の説明は同じシェラ・マクドナルドを書いているCottonwoodhillさんのブログサイトに詳しく載っているので是非一読をどうぞ♪なるほどなぁと思う説明で、納得です、はい。

スターゲイザー(紙ジャケット仕様)

 んなことでシェラ・マクドナルド。ファーストアルバム「アルバム」は1970年リリース、翌年にはセカンドアルバム「スターゲイザー」も颯爽とリリースしたが、そこから消息不明となっているソングライター。しかも英国フォークの雄達がこぞってセッションに参加しているということでアルバム制作のクレジットを賑わせるには十分な彼女、勿体ないなぁという声も多く聞かれるがLSDで隠居でしたか…。う~む、フォークもロックもミュージシャンは大して変わらないのぉ…。

 まぁ、それはともかく、音的なトコロではもちろん英国のフォーク、というかシンガーソングライターっつう感じかな。アメリカのだと何となく鼻につく部分が大きいんだけど、英国のだとそういうのがなくて風景が目に浮かぶから好きなのかな。さすがに1970年代なので素朴っつう感じではなくってシンプルに敢えてこうしているというような印象で、歌声は綺麗に歌い上げるワケじゃなくってほんのり歌っているので暖かい感じでねぇ、秋色っつうよりも暖炉の蕎麦でギターをつま弾いてくれながら歌っているというような色合い。って難しい表現だよね。普通に聴いたら普通にシンプルなフォーク。

Spriguns - Time Will Pass

 数々の英国フォークからフォークロックバンドあたりを彷徨っているとフェアポート・コンヴェンションというバンドの影響力の大きさには実に驚かされることが多い。それはもちろんサンディ・デニーの歌唱力表現力だったりリチャード・トンプソンのギタースタイルだったりデイヴ・スウォーブリックだったり、またはアシュレー・ハッチングスだったり色々なんだけど、音的な影響にしても見事にエレクトリックなロックとトラッドというものを結びつけた第一人者としての役割を果たしていて、代々までその影響力が残っている。凄いよなぁ…。

Time Will Pass

 そんなフェアポート・コンヴェンションを代表するサンディ・デニーに憧れて歌い始めたマンディ・モートン姫の率いるスプリガンスが1977年に放った二枚目のアルバム「Time Will Pass」を…。実はこの後の有名な三枚目の「Magic Lady」という作品、今だに入手してないことを思い出して(笑)、聴きたい聴きたいと思いつつすっかり抜け落ちてましたねぇ。それこそサンディに捧げるアルバムとして、またスプリガンスの最高傑作との呼び名も高いので聴かなければいかんですな。はい。

 で、話は戻ってセカンドアルバム「Time Will Pass」なんだが、もちろんマンディ・モートン姫の歌声がバンドを制しているんだけど、トラッドフォーク類のバンドとはもちろん大きく異なったこれも明らかにフォーク色の強いロックバンド。しかも結構ポップでカラフルというのが面白くて、この辺は時代が1977年というのもあるのか、良くできてる。ただ時代はパンクからディスコへ行こうとしている時なのでもちろんセールス的には全く見捨てられたものであることは想像に難くない…。そしてこの「Time Will Pass」というアルバム、なんつうか、ギターの音色が割とサイケな雰囲気で、そして結構ドラマティックな展開があったり、しっとりと聴かせたりしていてポップス顔負けのアレンジが施されているので聴きやすい。まぁ、どこかプログレッシヴ的展開も見せるんだけど、時代的にそこまでは難しいワケで、ドロドロさではなくサラリとまとめられている。結構かっこよいロックなので嬉しいね。カーヴド・エアーほどのインパクトはないけど、その辺のよりはよっぽど良いよ、これ。

 ああ、やっぱサードアルバム「Magic Lady」聴きたくなってきたな。黒魔術的なイメージを持たせているけど、その実きっとこんな感じに聴きやすい部分とハデに展開する部分とかが色々とあるんだろうな。マンディ・モートンがサンディ・デニーに捧げる怨念が集約されていると思うと楽しみ。昔はこれ聴いてもあんまりピンと来なかったけど今聴くと、こりゃ面白い、って思った。

Trees - On The Shore

 あまりにもそのジャケットだけが有名になってしまったTreesのセカンドアルバム「オン・ザ・ショア」。ご存じのようにヒプノシスの手によるアートワークで、オリジナル盤でならば味わえるのだろう微妙なニュアンスの色合いというものが非常に重要な気がするのだが、なかなかオリジナル盤に出会えることもなく、また決して入手する出来る金額でもなく、高嶺の花なのだが、最近デラックスエディションな2枚組CDがリリースされたようなので、それならばかなりオリジナルに近い色合いが再現されているのではないだろうかと思う。

オン・ザ・ショア(紙ジャケット仕様)

 1970年リリースのセカンドアルバム「オン・ザ・ショア」。ここの所の一連のフォークとは少々異なり、これは完全にロックです。まぁ、フォークロックっつうか微妙な線はあるんだけど、これはロックだろうな、と位置付けていいと思うし、しっかりとバンド形態で演奏されているし、微妙なエレキギター…リチャード・トンプソンのような感じで頑張ってるんだけどさ、そういうのも含めてロックだよ。紅一点のセリア姫の歌声があまりにもトラッドフォーク的な歌声と歌い方なのでフォーク的要素ももちろん強くなるんだけど、フェアポートに成り切れなかった、でも頑張っていたらこうなりました、みたいな感じのバンドで、結構ツボを押さえていると思う。トラッド曲だけでなくってしっかりとオリジナル曲も違和感なく作られているし、長いアレンジを施している曲にしても飽きさせないようになってるしね。だからジャケットのインパクトに釣られて買った人でもそれなりに楽しめて質の高い音楽に触れられるレベルだから大丈夫でしょ。

 あぁ、英国らしいアルバムだなぁ…。ジャケットの雰囲気はもちろんだけど音もさ、モノマネから自身の音色を確立していくという感じでね、しかもそれが紛れもなく英国的な陰鬱度と共にしっとりと浸食しているんだもん。この辺はまだまだ浅く広い世界だけど、それでもこれだけ心地良く楽しめるんだからやっぱりこの深みは楽しい。そしてこのアルバムも全てが素晴らしい曲じゃないけど、良い曲がいくつかあって、例えば「Streets of Deny」とか「Sally Free And Easy」なんてのは多分ここのサイトに来ているロックファンは好きだと思うんだよね。良いんだよ、うん。

 ボーナストラック付き2枚組CD欲しくなってきたな(笑)。BBC音源とデモ音源が付いているみたいだけど、BBCは既にあるしなぁ…、全く商売上手なメジャーな配給会社は困り者だね(笑)。その分そこから入ってくる人には完璧に揃ったアイテムになるから嬉しいことなんだろうけど。難しいなぁ。

Dulcimer - Dulcimer

 英国フォーク界の中でも一二を争う程のアルバムジャケットの美しさを誇るバンドと言えばこのダルシマーのファーストアルバムじゃないだろうか?非常に英国の荘厳さと気質を表現したアートワークはそれだけでも十分に名盤と呼ばれる資格を持ち合わせていたりするのだ。

ターンド・アズ・ア・ボーイ

 1971年リリースのファーストアルバム「ターンド・アズ・ア・ボーイ」。この後もう一枚、そして1990年代になって再結成して何枚かアルバムがリリースされているらしいんだけど、やっぱりこのファーストがダントツの出来映えというかインパクト。こないだまでの素朴でソフトなほのぼのとした女性が歌うフォークからは少々逸脱して、もっとフォーキーなロックというような激しさを持った三人組のアルバムなので、アルバムジャケットから思い起こす印象とは多分ちょっと異なる。基本はギターと歌なんだけど、ベースやマンドリン、もちろんダルシマーなどが積極的に絡んでくるところが激しさかな。歌声も静かな語り口調とは全くかけ離れていてかなり個性的な声と熱い魂を吐き出しているような歌というのもあるのでやっぱロックの世界に出てくるだけのことはあるアルバム。

 聴いていて思った…、デヴィッド・ボウイの最初期のアコースティック系の曲の雰囲気に似ているんだ。音とかの処理も12弦を思い切りリバーブ掛けて処理してるから質感が似てるし…と思ってクレジットをアレコレ見ているとプロデュースがラリー・ペイジ…?ん?キンクスのアレか?う~ん、どことなくレイ・デイヴィス的な歌声でもあるし、キンクス的な面もある、か?あるなぁ(笑)。まぁ、やっぱりそういうのがあるから単なるフォークロックっつう枠には収まりきらないバンドなのは間違いない。

 いやぁ、アナログ盤は見かけたことないです。コピー盤ならあるけどオリジナル盤は知らない。見ても多分結構なお値段するだろうなぁ…、CDになってからもそれほど多く見かけないかもしれない。自分的にはやっぱり待ち遠しかったのでCDになってないかしょっちゅう確認していたアルバムのひとつで、発見した時は嬉しかったなぁ。音聴いて、ちょっと「??」って思ったけど(笑)。まぁ、いいじゃないか。

Anne Briggs - The Time Has Come

 素朴なシンガーソングライターとしてはかなりメジャーな部類に入るのか、英国の森の奥深くを奏でていた女性はと言えばアン・ブリッグスじゃなかろうか。あのバート・ヤンシュとの交流の深さからサウンドで聴かれるシンプルで素朴な歌メロはアルバムをいつまでも名盤として語られ続けられる要素をたっぷりと持ち合わせている。

森の妖精(紙ジャケット仕様) コレクション

 1971年リリースのセカンドアルバム「森の妖精」。ファーストアルバム、というか60年代の活動を集約したアルバムがリリースされていたことはあり、そのジャケットもまた艶めかしくて、そして内容も更に素朴なカバー曲がメインで美しいんだけど、こちらのアルバム「コレクション」もまた素朴な点では変わらないけど単なるトラッドシンガーというだけでなく、自作曲やバート・ヤンシュとの共作なんかも併せ持っているというものでその筋では名盤。

 音的には、そうだなぁ、ギター一本をバックに素朴に歌うんだけど、なんつうのか、歌手って感じで森の中を誘ってくれるという感じではなく、いや、ここのトコロ一連のフォークシンガーはもうちょっと甘いというか柔らかさがあるんだけど、アン・ブリッグスはそこまで甘くないっつうか、そんな感じ。ある意味プロなんだろうけど、そういう感じがあるかなぁ。歌詞の使い方なんかも関係しているのかもしれないけど。

 一度日本でもCBSからCD化されていて、その時に入手したんだけどその後はなかなか再発されなかったみたいでアチコチの中古屋さんではCDでも結構高値で売っていたりした作品。この夏にどうやら紙ジャケでリリースされたみたいなので、音を聴く分には問題ないだろうし、それこそかなりマニアックにリリースされているみたいなので満足度高いんじゃないかな。内容もほっとする味があるしね。オフィシャルサイトでは結構細かくあれこれと書いてあるのでお薦め♪

Vashti Bunyan - Just Another Diamond Day

 真の意味で英国伝承フォークソングを奏でていた人達、そして確実にそのスタイルでファンの心を掴み取り、永遠に愛されて止まないアルバムのひとつであるのがVashti Bunyanじゃないかな。素朴、英国的、伝統的な楽曲、そして何よりも優しい。このアルバムこそがトラッドフォークという世界を聴いてみたくなる、そして聴いてみた結果、出会えたことに至福の歓びを感じるに相応しいアルバム…。

Just Another Diamond Day

 う~ん、褒めすぎなんだけどさ(笑)、それくらい最高の作品なのだよねぇ。Vashti Bunyanの1970年の唯一の作品「Just Another Diamond Day」、だったけどこないだセカンド「Lookaftering」が唐突にリリースされたな。優しいフォークギターとVashti Bunyanの素晴らしく優しくて素朴な歌声が絡み合って奏でているだけの音で、もちろん多少の彩りを与えるためにフィドルやピアノ、バンジョーやマンドリンなどが華を添えるけど、基本的に歌とギターだけ。そしてここにもフェアポート人脈はしっかりと根付いていて、この後のフェアポートを盛り上げていく重要な一員となるデイヴ・スウォーブリックとこの世界では有名なサイモン・ニコルのサポートもしっかりとクレジットされているのだ。単なる歌の綺麗なお姉ちゃんではなく、しっかりとそのフォークの世界の筋では実力を示していたからこそこういう人脈を生み出したんだろうから、やはり並みではない。

 アルバムジャケットの素朴な雰囲気がそのまま音に出ているのでこの忙しい世の中の時代から切り離れたところでボーッと聴いているとホントに全てを忘れ去れるような感じになるので、日だまりの午後なんかにいかが?って感じ。そういえばこんなのも紙ジャケでリリースされるようになるとは実に素晴らしい国だ、日本は。もちろんアナログでは見かけたことのなかった一枚で、その存在ですら割と伝説的だったし…、まぁ、セールス的には全く振るわなかった一枚としても有名で、だからこそレアアイテムだったんだろうねぇ。CDになるのも結構遅くて、なかなかCDでリリースされなかったもん。だから全然聴けないままでさ、だから最初に英国でCD化された時にあちこち探し回って入手したのが最初。聴いたらノックアウトされた(笑)。いや、ほんと素晴らしいアルバム。英国フォーク界広しと言えどもこれほどの作品はなかなかないのでは?と思えるくらいだね。

Spirogyra - Bells. Boots and Shambles

 う~ん、秋の夜長という理由にかこつけてなんとなく英国トラッドフォーク系にハマってきました。そんなところにやはり美しい女性の声と軽やかなフォークと言えば思い出すのはこちら。

ベルズ、ブーツ、アンド・シャンブルズオールド・ブート・ワインセント・ラディガンズ

 1973年リリースの三枚目のアルバム「ベルズ、ブーツ、アンド・シャンブルズ」。ファースト「セント・ラディガンズ」が1971年、セカンド「オールド・ブート・ワイン」が1972年なのでコンスタントにアルバムをリリースしてきたとも云えるバンド…っつうか正確にはユニットだな。ご存じバーバラ・ガスキンとマーティン・コッカーハムの二人によるもので、結構躍動感と起伏のあるフォークソングが多くて、淡々とという感じよりももうちょっと色のついたアルバムという感じなのが三枚目の特徴か。まぁ、ゲストメンバーには色々と呼んでいるけど、ちょっと驚いたのがフェアポートのデイヴ・マタックスがドラムを叩いていたってことかな。どこかで聴いたようなドスドスしたドラムだなぁと思ったら彼だった。好きなんだよね、この人のドラム。このアルバムの中では数曲も叩いてないけどさ。だってドラムの入ってる曲少ないモン。

 しかしバーバラ・ガスキンの歌声というのは美しいものだ。透き通る声に近いので天上を崇めるというような気持ちになる感じ。一方のマーティン・コッカーハムが結構曲者なんじゃないかなと思うんだけど、単なるフォーク野郎に留まらないキャパの広さがあって、ヘタしたらロックでも結構よかったのかも、と思うような感じがする。今どうしてるか知らないけど、妙なバンドだなぁ、と。単に英国切っての美しいフォークっつうんじゃなくってねぇ、結構クセあるよ、この人達。

 今は結構簡単に三枚とも入手できると思うけど、前はなかなか見つからなかったな。CD化されてからは割と良くなったけど、その前はキツかった。絶対枚数が少ないんじゃないかなぁ、ファーストとかはあんまり見かけなかったし。B&Cレーベルからのリリースで配給はポリドールなのかな?多分そうだと思うけど、だから割と再発でもしっかりしてたのかもしれん。

Tudor Lodge - Tudor Lodge

 英国音楽探求の旅に出ると最初の方で出逢うこととなる名盤というものがいくつかある。もちろん入る人それぞれに道は異なるのだろうが、多くの人はこのバンドには割と早いウチに出会うこととなると思う。Tudor LodgeMellowcandleSpirogyraという三美神による心洗われるほどに美しく落ち着いた雰囲気を堪能できる英国サウンドもそうそう見つからない。素朴な音で聴く者を和ませるVashti Bunyanという手はあるけど、まぁ、いいじゃないか、秋ってのはこういう素朴で美しい音を聴くには実に心地良いのだから。

Tudor Lodge

 1971年リリースのちょっと前までは唯一のアルバムとして名高く、そして非常にレアな貴重盤としても永い間知れ渡っていたアルバム。理由はもちろん詰め込まれた素朴なサウンドの美しさもあるが、ヴァーティゴレーベルの6面開き変形ジャケットによるリリースというところも大きい。よってオリジナル盤はかなりの覚悟が必要なお値段で出回っているみたいで、何回か見かけたけど、いやぁ、とてもとても…。で、自分的には90年代のCD再発シリーズで入手したので割と聴くのはラクだったからよかった。今じゃ6面開きアナログ200g盤にてそのままの形で再度リリースされているのだから恐ろしい。CDの紙ジャケだけでは飽き足らないと見える…。まぁ、そんな伝説ばかりが先走るので英国好きになってからは大体の人が早めに通るものだろうってことだ。

 中身はねぇ、ホントに三人によるフォークバンドなので派手さを期待してはいけないし、サイケさもそんなにあるワケじゃないし、ちらりと言われるようなアシッドフォークってこともない。本当にフォークサウンドで、そこに細々とした小技の効いた楽器の音色が被さってくるくらいのもので、美神と言われるもののその実男性が歌う歌も多く、女性の歌だけで彩られているメロウキャンドルとは大きくことなる。どっちかっつうとトレイダー・ホーンみたいなもんだと思うけど、まぁ、あそこまでではないか。うん、クリムゾンの小曲あるじゃない?ああいうのがいくつもいくつもあって、それがフォークで形作られているっていう感じで思ってもらえれば良いのかな。雰囲気的にはね。

 驚くことに1990年代末になってからすっかりおじさんとおばさんになってしまった元メンバー二人によるセカンドアルバム「It All Comes Back」がリリースされているようだ。もっとも一般的なファンはこれを認めるかどうか知らないが、基本的に変わらない音楽性っていうから凄い(笑)。いや、まぁ、そうだろうけどさ。



Pink Floyd - The Division Bell

 秋の夜長にぴったりと似合う音楽、いやぁ、いろいろあるし、似合うかどうかは人それぞれだけど、割と何も考えずにボ~ッと聴けて爽やかのものと言えばこんなのどうかな、と。

対 驚異 p・u・l・s・e(紙ジャケット仕様)

 今でもロジャーのいないフロイドってのは気の抜けたコーラという状態としか思っていないのでもちろんマジメに聞き込んではいなかったアルバムだし、当時の話題以外に取り立てて期待してもいなかった作品。ギルモアフロイドって音楽的には非常に爽やかで綺麗な音を奏でて雰囲気を創り上げるという面では実に優れたバンドで、そこが一般人にもかなり受け入れられた理由だろうし、風格のある雰囲気のあるというのが売りだったんだよね。一方ロジャーが入っていた頃はそこに毒があったから軽くはならなかったというロックたるトコロがあったワケで、まぁ、それがこの「」という作品ではもう顕著に違いが表れたってトコかね。

 まぁ、ギターのトーンや曲の雰囲気、風格、そしてリスナーをゆったりとした気分にさせる曲調、雄大なスケールで迫ってくる雰囲気ってのがこれまた良いんだよねぇ、きっと。他にこういうバンドって見当たらないのも圧倒的な面だし。そしてこの作品ではもちろんヒプノシスのアートワークが何種類も市場に溢れ、どれもこれもがさすがと唸らせる芸術的なものだし、個人的にはなんと言ってもヒプノシスが動く映像にも着手した「High Hopes」というシングルのPVに芸術性の高さを覚えたもんだ。やっぱり動いても映像の切り方はヒプノシス。素晴らしい作品だなぁと。多分今でもPVでは最高の出来だと思ってるもんね、これ。曲も凄く良いけど、相乗効果。そういえばナイトウィッシュが最後のライブでこの曲をカバーしていて、結構驚いた印象がある。

 しかしホントにゆったりと心をおおらかにして聴ける音楽だな…。ギターのエフェクトが心地良いのが大きい。効果音もあるけどさ、そういうバンドじゃなかったハズなのにそういうバンドになっていったってのは予期せぬ展開だったのかもしれないけど、結果良かったんだろうな。この後のツアーからはDVD「驚異」がリリースされているけど、これもまたスペクタルな空間を演出した見事なライブで、完全にアート集団と化しているピンク・フロイド。そこで「狂気」をやっていても全然狂気が宿っていないと言うのもどうかと…。ま、そういうことを言う時代はライブ8での再生劇によって終わったんだけどさ。

Maggie Bell - Live At The Rainbow 1974

 ようやく週末…、今週も大変よくアルコールに付き合った一週間だったもんだ。このブログのネタも少々途切れてしまったのが残念なんだけど、まぁ、またガシガシ書くから大丈夫でしょう。ちょこっとテーマを見失っている面もあるんだけど、多分皆が皆楽しめる内容をどんどん持ち込んでくる予定。まぁ、気分次第なので突然訳の分からないモンが登場することもあるでしょうが…。

 さて、そんなことで先週くらいに中古CDショップであれこれ物色していて結構CDを入手してしまったのでその断片も一部紹介しながらまだまだ書き連ねていこうかな、と。

Coming on Strong Live at the Rainbow, 1974 Live Montreux July 1981

 マギー・ベル。英国スワンプの女王と呼ばれたボーカリストで、古くはストーン・ザ・クロウズというバンドのフロントを張っていた女性で、その歌声はジャニスよりも太く、魂はジミヘン並み、とは言わないがかなりソウルフルな歌を奏でる人ですな。で、そのバンドが1973年にギタリスト感電死という悲劇を迎えるに当たってバンドは存続を頑張るモノのやっぱり解散に追い込まれたようで、その後すぐにマギー・ベルはソロ活動を開始。恒例のレコード会社の思惑なのかと思うけど、まぁ、それでも良いじゃないか。ってなことでニューヨークで録音したファーストアルバム「Queen of the Night」が有名。その後は英国に戻ってセカンドアルバム「Suicide Sal」というこれまた名盤が登場するんだけど…、なんてったってゲストにジミー・パイジがいたり、フリーの曲なんかもカバーしていたりしてなかなかマニアには喜ばしい作品なんだもんね。それが1975年のリリースなんだけど、その前の1974年にロンドンのレインボウで行われたライブの様子を収録していてあるのが二枚組のライブ盤「Coming on Strong」。

 一枚目はストーン・ザ・クロウズの1972年のライブで、正に時代を象徴するかのようなフリーアドリブに覆われたブルースロックらしい混沌としたライブが入ってるんだけど、この良さはまた次回ってことで、二枚目に入っているマギー・ベルのライブ。これがまた面白い。この人曲作りにあまり比重を置いていなくて歌えれば良い人なのでガンガンとカバー曲が入ってくるのが嬉しいね。フリーの「Wishing Well」なんてのもかなりくだけて歌ってるし「I Saw Him Standing There」っつうビートルズお決まり曲とか、後はメドレーで色々な往年の曲のカバーがあって、これも聴き応えあるね。ポール・ロジャースもそうだけど上手い人はどんなの歌ってもやっぱ自分のものにしていて、違和感なく、そしてかっこよく聞こえるもんだ。

 かなりソウルフルな歌声なので、好みは分かれるかもしれないけど英国から出てきた女性版ポール・ロジャースという感じで聴いてみるとなかなかよろしい。今でも元気らしいのでもしかしたら地元のパブとかで歌ってるのかもね。

Fairport Convention - 2007 Liege & Lief BBC Live

Live at the BBC Liege & Lief

 ついこないだの8月10日になんとも驚くべき再結成が成されていたのを全然知らずにいたのだ。もちろん英国でのお話なのだが…。英国きってのトラッドフォークバンドとして名高いフェアポート・コンヴェンション。その栄華は60年代末期から70年代前半にかけて、もちろん黄金のメンバーが在籍していた時期でボーカルにはあのサンディ・デニーを配していた頃だ。以前にもアルバム「Liege & Lief」というのは紹介しているんだけど、知らない間にそのデラックスエディションがリリースされてた。スタジオアウトテイクが5曲とBBCセッションから5曲ってことらしい。アウトテイクは結構気になるなぁと思いながら今のところ舌なめずりしている状態(笑)。

 それからもうひとつ同じく今年になってからリリースされていたことに全然気付かなかったんだけど、フェアポート・コンヴェンションのその黄金時代のBBCセッションを丸ごとまとめた4枚組CD「Live at the BBC」がリリースされていたんだなぁ。これがあればこの頃の変化とかサンディ・デニーとバンドの素晴らしさってのは多分実感できるんだと思う。そんなにマイナーなバンドじゃないけど、あんまり情報が入ってこないってのはなかなか後が大変だ。もちろん国内盤なんてのは期待できないので当然英国盤ってことになるんだけどさ。このBBCセッション、かなり豊富な収録なので多分買うだろうなぁ…、三枚目とか凄く気になるもん。

 そうそう、それでこないだの8月に何が行われたかと云うと、フェアポート・コンヴェンションの黄金期のメンバーが揃ってなんとアルバム「Liege & Lief」を丸ごとライブで演奏して、しかもそれがしっかりとBBCラジオで放送されたってことだ。メンバーはSimon Nichol、Dave Mattacks、Richard Thompson、Ashley Hutchings、Dave Swarbrick、Chris Whileってとこで、もう言うことなしに円熟しきったプレイとサポートで凄いの一言。ボーカルはもちろんサンディがいないので別の人なんだけど、それがまたかなりサンディに近い歌い方をする女性で、声質もどことなく似ているし、もちろん英国の暗さってのも持ち合わせているので全然違和感なく楽曲にマッチしているので、凄く感動的なライブになってる。そもそもが名盤とされていアルバムが今この時代にこんな風に素晴らしい面子でプレイされるってのは本当に驚くばかり。フェアポート・コンヴェンションってのは毎年クロップレディ・フェスティバルっていう自分たちの過去を楽しむイベント+もちろん新風も入れ込むというものを開催しているので、過去のメンバーが参加することも珍しくないんだけど、こんな風にアルバム丸ごとをプレイするなんてのはなかったことだと思うので、かなり斬新だし、刺激的。メンバーもそうだったろうなぁと。いやぁ是非オフィシャルリリースしてもらいたいライブだね。

Dark Sanctuary - L' Etre Las/L'Envers du Miroir

 いつもいつも不思議な音盤ばかりが登場するpapini嬢のブログで紹介されていて非常に気になったので早速ながらあれこれと揃えて聴いてみたバンド、ってのがいくつかあるんだけど、このダーク・サンクチュアリってのはもしかしてこういうバンドってあっても良いよなぁ~って思ってたバンドそのものだったりする(笑)。

L' Etre Las/L'Envers du Miroir Thoughts: 9 Years in the Sanctuary

 いやぁ、中世風の雰囲気を醸し出していて聴きやすくてっていうかさ、ゴシックメタルっつうジャンルに出会った時にここまでメタリックじゃなくてもしっかりとシーンで認められるような音になると思うんだけどなぁ、というのがあったワケさ。ナイトウィッシュにしてもまっとうにオペラの声楽を勉強した人が歌っていたし、それってのは多分本格的に歌える人なはずだから別にメタルという形式じゃなくても十分できたことだろうし、ウイズイン・テンプテーションにしても室内楽系の発声だからやっぱりこれもクラシック畑の教育から来ているもので、メタルに拘らなくても良かっただろうし。ただ、シーンに出てくるっていう意味ではああいうメタル的要素を持ってくるってのは斬新で、しっかりしているんだろうなぁ。

 そこでこのダーク・サンクチュアリを見つけたのさ。うん、だって昔だったら、ネットとかなかったら多分見つけていないバンドだと思う。普通に聴いたら中世風声楽というようなものなので、別にロックの分野には登場してこないだろうし、自分の範疇にも入ってこないだろうから。ところがこのバンドの説明ってどこもかしこもゴシックメタルからメタルを取っ払ったもの、みたいに書かれていてさ、それって、自分的にそういうのがあってもよいじゃないかと思ってたもので、聴いてみたいねぇ、と好奇心がうずくのさ(笑)。

 で、聴いた。オススメだったサードアルバム「L' Etre Las/L'Envers du Miroir」。…っつうか多分どのアルバムも今の自分にはそれほど差があるようには聞こえないんだと思うのでどれでも良かったんだけど、やっぱり素直にオススメ品に乗せられてみるんだよ(笑)。

 へぇ~、ほぉ~、ふ~ん…、って感じ。いやぁ、やっぱロックというカテゴリなのか、これは?と思う。耽美的中世的歌姫美声官能的シンフォニック音楽鑑賞。電車の中でiPodで聴くようなものではない。ゆったりとした空間で艶かしく聴くものだなぁ、と。やっぱクラシックの部類に属する方が近いよなぁ…。でもどこかロックだ。その昔メロウキャンドルに出会った時に感じた印象に近い。もっと荘厳というか…、いやぁ、面白いのが世の中にはあるもんだ。ロマンチスト、ナルシストの気が少しでもある人ならハマるような気がする。人と共有する楽しみのある音楽じゃないけど、いいなぁ、こういうの。

 ってなことでまだまだ感性を磨かれる音楽ってのに出会うと実に面白い。うん。感謝。でもこのサードアルバム「L' Etre Las/L'Envers du Miroir」、アマゾンには今ないんだな…。まぁ、とっかかりはベスト盤「Thoughts: 9 Years in the Sanctuary」でもいいんだろうな、きっと。

Foo Fighters - Echoes, Silence, Patience & Grace

 音楽シーンってのはやっぱり秋のリリースってのが多いのかな。ここのところやたらと新作を耳にする、というかしなきゃ、って思うバンドやアーティストが多くて、どれもこれも一気に出すなよとか思っているのだが…。まぁ、別に聴かなきゃって思うまでもないけど出ているなら聴いてみようかってのもいくつもあって、適当につまみ食いしているんだけれど、その中のひとつにフーファイターズの新作「Echoes, Silence, Patience & Grace」があった。

Echoes, Silence, Patience & Grace The Colour and the Shape
Foo Fighters - Echoes, Silence, Patience & Grace Echoes, Silence, Patience & Grace
Foo Fighters - The Colour and the Shape The Colour and the Shape

 通算7枚目?かな。最初期は面白くてよく聴いていたりPVの楽しさもあって見ていたバンドだけど、最近は全然意識してなくて忘れてた(笑)。ここのところ盛り上がってるみたいなので何かと思ったら新作がリリースされるってことだったみたいで、先月末にリリースされたらしい。あれこれと聴くものもあったのでそんなに急いでってモンでもなかったけど先日機会があったので聴いてみました♪

 シングル「The Pretender」がアルバムの冒頭を飾っていて、これがまたえらく評判の良い曲なのでちと期待して聴いたら、見事。さすがにフーファイターズ独特の、らしい展開で作られていてデイヴ。グロールのパワフルな歌声がこれまた見事にマッチしたナイスな曲だったね。アルバム全体としてもやっぱりパワーに溢れる作品で、でも昔ほどのハチャメチャさっていうのはどこか成りを潜めているかな。まぁ、さすがに10年以上やっててそのままってこともないだろうから当然なんだけど、そんなに作風は変化していない。ただ深みが出てきた感はあるかな。面白いね、これは。アメリカのバンドでアメリカらしさをたっぷり出してるけど、その思い切りの良さが楽しいっつうか、本来音楽の持つ面白さを出してるって感じ。

 ジャケットも最初期に戻ったかのようにバンド名そのままの原子爆弾。そしてプロデューサーにはセカンドアルバム「The Colour and the Shape」を一緒に作った人を再度迎えての制作ってことでここのところ離れていたファンを引き戻すには絶好のアルバムになるっぽい。こういう成長って面白いよね。相変わらずPV楽しめるかな…。

Emigrate - Emigrate

 ラムシュタインというバンドはご存じのように6人組のバンドでどっからどう見ても音楽的センスのある人物が在籍しているようには見えないのだが(笑)、それでもあれだけのサウンドが進化して出てくるのだから不思議なモンだと思っていたが、ここに来てリードギタリストのリヒャルト(ドイツ語読みだからこうなる。表記名はRichard、英語だとリチャードですな)が自身のサイドプロジェクトバンド「Emigrate」を組み、ソロアルバム「Emigrate」をリリースしたのだ。

Emigrate

 おぉ~、ジャケットからしてラムシュタイン的要素が強いじゃないか…とちと感激しながら聴いてみると、何とまぁ、これが見事にラムシュタインサウンド…、やっぱりヘヴィギターサウンドを中心とするラムシュタインの真核の音はギタリストのリヒャルト君の功績が大きかったのか…。あのままのサウンドメイキング、少なくともギターで構築されるサウンドやリフ、重さなどについては紛れもなくラムシュタインで聴けるサウンドそのままで、少々感動♪ もちろんボーカルは本人が取っているのでラムシュタインのティルほどの低音ボイスではなく、どっちかっつうと普通に歌っているけど別にヘタじゃないし、結構良い歌だと思う。ただ、まぁ、軽い感じがしてしまうのでちょっとメインには無理かねぇ…という感じ。自身のソロ作だから良いけどね。

 うん、バックの面子はあちこちのバンドから集めたみたいで基本4ピースバンドってことらしい。しっかりしているのは映画「バイオハザード」関連のタイトル曲として「My World」っつう曲が使われているとか…、しっかりマネジメントしているよね(笑)。単体で出てきても結構しっかりしたバンドとして認められるんじゃないかっつうくらいにクオリティは高い。全編英語で歌われているのもそういう野心があるからなのかもしれないね。

 ラムシュタイン本家との違いは、もちろんメンバーが異なるからだけど、歌はともかく、やっぱり鍵盤のアレンジ力だったりもう一本のギターとの絡みだったりドラムのタイト感だったりあるかなぁ。何よりも楽曲アレンジが圧倒的に異なる。まぁ、同じアレンジを施さないことで自身のソロ作の意義があるのだろうけど、ラムシュタインの面々によるアレンジ力って偉大だなと思うわ。久々にこういうバンドのギタリストのソロプロジェクトっつうのをマジメに聴いてみたけど、面白いな。

 もちろん日本盤なんて出るワケないだろうからアマゾン使って買うくらいしかないけどさ。あ、DL音源で手に入れるのが一番ラクっす♪しっかりとPVもあるのでYouTubeどうぞっ!

Rammstein - Mutter

 衝撃的なバンド登場、というキャッチコピーを付けられたバンドはいくつもあるけど、結局大したことなかったり単なるイロモノだったりしてなかなか定着しないんだけど、ラムシュタインはマジに衝撃的で、今でも見るたびに凄いと思う。しかもしっかりとその見せ方が進化しているところがプロフェッショナル。そしてサウンドの方もどんどんとヨーロッパ大陸的なサウンドに変化していて、最初期のヘヴィメタル、インダストリアルメタルっつう枠からは大きく逸脱してきていて最近ではもうヨーロッパ的サウンドを代表するバンドみたいなトコロもあるよな。

ムター Volkerball (3pc) (W/CD) (Dig) [DVD] [Import]
Rammstein - Mutter Mutter

 さてさてそんなラムシュタインだけど、今回は彼等の三枚目となった「ムター」を挙げてみよう。まずジャケットからしてドイツ本国では物議を醸し出したらしい…。赤ん坊の死体がホルマリンに漬けられたものがジャケットなワケで、そりゃまぁ文句も来るだろうけどね。とは言えども別にジャケット変更になったワケでもなく今でもそのまま発売しているから話題だけだったのかもしれないな。しかし不気味っつうことに変わりはない。そんでもってアルバムなんだけどね、セカンドまでの攻撃的なだけのメタリックサウンドからちょこっと変わってきたのがこのアルバムからで、もうちょっと重みが備わってきた。もちろんそれなりにコンセプトもあったみたいなので一辺倒な曲だけではなくって多様性を持ったサウンドに幅が広がっていったのもあるかな。キラーチューンとしてはねぇ、最初の「Mein Herz Brennt」。こいつがまた見事に様式美というか重さも兼ね添えていて思い切りアタマ振りたくなるくらいの丁度良いノリのリズムでねぇ。その後にこれまた「Links 234」なんて言う行進曲に相応しいリズムで、ノリノリ♪ 今度はヨーロッパ的な雰囲気になった「Sonnne」…、こういうのが出てくるところがバンドが変化してってるトコだね。なかなかよろしい。で、初めてラムシュタインを聴いた時に衝撃を受けた曲「Ich Will」。ヘヴィメタリックサウンドにデジタル鍵盤が鳴っていて見事な融合だと思ったもんなぁ。冷酷だけどず~っとノッていける曲でPVも面白いけど楽曲が素晴らしい。更に続いて「Feuer Frei!」。もう激しくアタマ振るしかないっつうくらい燃えるベストチューンだね。気合い入れる時は今でもよくコイツを流してから出掛けるもんな(笑)。正に炎にくるまれる~って感じの曲で最高にかっちょよい♪

 「Mutter」は「母さ~ん!」と叫ぶ曲でそう思うと笑えるけど、実際の歌詞はそうではなくって我が母なる地球に、みたいな意味合いだね。曲もそういう感じで珍しくも哀愁ある感じ。「Spieluhr」は正にドイツ語の発音による堅苦しそうなMCから始まるモロメタルな曲でこれも激しく良い。「Zwitter」にしてもそれはあるけど、こっちはデジタルとの融合が上手くできたさすがだなぁ~と唸るねぇ。メタルの重さに変わりはない。「Rein Raus」はもうモロにインダストリアルっつう感じの思い音だな。「Adios」はタイトル通りにしばらく会えないのかと思うようなべースのイントロから一気に激しいメタルサウンドで展開される曲でう~ん、相当面白い曲だよな。「Nebel」はオマケ的要素が強く出何故かこの人達が好きなジョイ・ディヴィジョンの要素たっぷりの音。

 う~ん、やっぱり重いし上手いし個性豊かな集団でしかもコンセプトサウンドでのアルバム展開…、面白いなぁ。聴いていて心地良いっつうのは凄く重要だね。

Triple X - OST

 ちと映画の趣旨が違うんだけどラムシュタイン繋がりってことで思い出したので書いておこうかな~と(笑)。いや、もうね次はラムシュタイン書くけどさ、この映画のライブシーンを見てとんでもなく衝撃を受けたっつうのが最初ってのもあるんだよな、このバンドは。だから先に映画を書いておくことにしたんだな。

トリプルX

 「トリプルX」っつう思い切りアメリカンな映画なんだけどさ、まぁ、バイオレンス&スパイ&アクションっつう感じの如何にも、って映画でそれはそれで非常に面白い映画なのでお薦めしても良いのだが、冒頭からえらく危険な雰囲気のシーンで、何かの宗教的なライブイベントの会場に逃げ込むっていう設定なんだけど、その会場で行われていたライブがラムシュタインのもの。特にバンド名とかでてくるワケじゃなくて、単にインダストリアルバンドってことで出てくるんだけど、火を噴きまくってるもんだから余計にそういう儀式的な要素が強く見えてきて印象が強い。まぁ、ここで演奏されていた曲も「Rammstein - Mutter - Feuer frei Feuer Frei」だから正にノリノリの燃える曲だったんだけどね。凄いインパクト。

 映画の方は、結構くだらないものではあるけど、清々しい感じだね。悪ガキが捕まってスパイとして悪の巣窟に送り込まれるっつうもので、もちろんアメリカ映画お決まりの多種多様のシーンを経由して結局最後まで汗を握るハラハラドキドキのアクション映画。サントラの方はラムシュタインに留まらずよく知らないがそれなりにメジャーな人達によるサウンドが占めているらしい。う~ん、全然知らないし、素晴らしいとも思わないのだが、まぁ、そうは言ってはいけない(笑)。全編聴いているとやっぱりヘヴィな心地良さが空間を支配してくれるのだから。

Lost Highway - OST

 デヴィッド・リンチ監督の映画「ロスト・ハイウェイ」のために制作されたサウンドトラックにはここのところ書き連ねてきた先鋭アーティストが集められ、ひとつの猟奇的サウンド集大成アルバムとして存在している。昔で云う映画に使われた曲で構成されたサウンドトラックという意味合いから最近のものは変化していて、その映画を象徴する音楽であればサウンドトラックというアルバムに入れられているという光景。本作品のサウンドトラックは概ね映画でも使用されたものばかりなのでこの定義には当てはまらないけど、そういうのも増えているんだよね。

ロスト・ハイウェイ(サントラ)ロスト・ハイウェイ
David Bowie - Lost Highway Lost Highway

 さてさて、そもそもデヴィッド・リンチ監督の映画なのでいつものごとく滅茶苦茶と言うか象徴的な出来事だけで映像が連なっていると言うか、決して結論があるわけではない曖昧な映画で、しかも当然ながらショッキングな部分や冷酷なシーンなどなど色々とあるワケだ。そこかしこに相応しい音楽を配しているのは監督の仕事ではないだろうがイメージを保つためにはかなり良い仕事が成されていると言えるかな。

 サントラCDの方はナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーにプロデュースされているので、そりゃそのスジの音作らせたら大したもんのハズだ。そんなことで、最初と最後はボウイの「David Bowie - Lost Highway - I'm Deranged I'm Deranged」によって始まりと終わりを繋げていて、その間にはアンジェロ・バダラメンティという静かな曲を奏でる映画音楽ではよく顔を出す人も楽曲提供していて、なんとまぁ、アントニオ・カルロス・ジョビンもありだ。まぁ、その辺はともかく、そしてルー・リードなんてのも参加してるんだなぁ…。そんな中、マリリン・マンソンだったりもちろんナイン・インチ・ネイルズやトレント・レズナー自身名義のものだったりラムシュタインだったりと、まぁ、クセのある人達ばかり。これだけ聴いていれば結構面白いんじゃないか?

 こういうアルバムの良いところは知らないバンドなんかでも普通に聴けて、新たに知ることが出来るっつうことだね。事実このアルバムからラムシュタインはアメリカ侵攻を測った部分もあるし。しかしまぁ、ボウイのカメレオンぶりはこういうトコロでも健在で、全く新しいアーティスト群の中にいても全く古さを感じさせないで溶け込んでいるという凄さ。さすがだねぇ。映画のヘンさとサントラの不気味さのどちらもマニア向けではあるけど、ハマる人は楽しめる、かな(笑)。

David Bowie - 1.Outside

 1990年代中期以降に何故か流行したサイコホラーというか退廃的怪奇嗜好と言うか猟奇趣味と言うか…、映画「羊たちの沈黙」がその筆頭となっているみたいだけど、ブラッド・ピットの「セブン」なんてのもそうだね。まぁ、そう云った、どこか救われない雰囲気っつうのが流行していてマリリン・マンソンやナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーなんてのもその一角を担っていたことは記憶に新しい。まぁ、そのヘンだけでやっていた人物達が今頃どうしているかなんてのは大して興味はないんだけど映像作家的には非常に凝ったPVなんかを特撮で撮影していて見ている側もなんかヘンだけど新たな手法だなぁと思っていたものだ。

アウトサイド(紙ジャケット仕様) アースリング(紙ジャケット仕様)

 そして常に変化し続けていくアーティスト、デヴィッド・ボウイがこの世界にハマったらしくいきなりとんでもなく退廃的且つ猟奇趣味的な作品「アウトサイド」をリリース。「ネイサン・アドラーの日記」と称した殺人事件をモチーフにした1995年にリリースした作品なのだが、これがまた時代の最先端というか既に到来していた他のアーティストとは一線を画した斬新さと大物らしい風格を漂わせた作品に仕上がっていてさすがメジャーなアングラアーティストと思わせるモノだった。とにかく明るい曲はなし、あってもそれはサイバーパンク的で、どこか「ブレードランナー」を思わせるものだったりね。バラして聴くと決して暗い作品ばかりじゃないんだけど、トータルでアルバムで聴くともの凄く陰鬱(笑)。

 もちろんそれはイーノとの再結合という底辺に流れるアングラな流儀が走っているからであって、その分しっかりと重さ…重厚な重鎮感が漂っている。ここが新鋭バンドの表面的な退廃感とは大きく異なっている英国ならではの作品の違い。もちろんバンドメンバーにマイク・ガースンという古くはジギー時代に遡る頃の鍵盤奏者を再度引き連れてきていることで刺すように冷たいピアノを音に採り入れていて、更に硬質な世界をティン・マシーン時代からのギタリスト、リーヴス・ガブレルスをも引き連れてきて最先端の音を採用。ここにて基盤が完成、そしてボウイ自身の手によるジャケット。う~ん、かっこいいアーティストだよなぁ、ここまで好きに思い描いたことをサラリとできてしまうってのは。

 このツアーの時は最初ナイン・インチ・ネイルズをオープニングアクトに起用してそれこそ怪奇趣味的なステージだったんだよね。ツアー回る毎にそういう要素がかなり変化していったみたいだけど、それでも「世界を売った男」のアレンジとか凄く斬新だった。うん、日本にも来たので見に行ったもん。前座が布袋さんで、「Starman」やってたけど(笑)。とにかく完全に出来上がったステージで雰囲気バリバリ。さすがボウイの世界観だなぁと思って2時間ハマり込んでたかな。だからってのもあるけどこのアルバムの持つ雰囲気は好きだね。このあたりのPVもまとめてみるとなかなか面白い。

The Smashing Pumpkins - Rotten Apples

 同時期に出てきて人気を博していたバンドのひとつにスマッシング・パンプキンズっつうのがあって、どうにも「パンプキン」って言葉が付いた瞬間から「かぼちゃ」ってイメージしかなくって例えそれがどんなバンドであっても「かぼちゃ」なんだよ。まぁ、そんなイメージはともかく、何となくPVなんかで見ていると歌っているのは正に「かぼちゃ」みたいな頭ハゲのでかいお兄ちゃんで、なるほどバンド名ってのは本人達のイメージをきちんと演出したものなのかと納得したものだ。思考回路がそっちに行ってしまっていたのでバンドの音をきちんと聴くに至らなかったという…。

Rotten Apples,The Smashing Pumpkins Greatest Hitsメロンコリーそして終りのない悲しみ ツァイトガイスト
Smashing Pumpkins - The Smashing Pumpkins: Greatest Hits (Rotten Apples) Greatest Hits (Rotten Apples)

 いや、まぁ、それでも周辺にはそれなりにスマッシング・パンプキンズを好きな人もいて、へぇ^なんて思っていたんだけど、聴いてみると「う~ん」という感じでねぇ…。特に何に秀でているというもんでもないし、強いて云えばギタリストが日系なので応援したくなるっていう程度で、歌にしてもまぁ非凡だし、バンドのテクってもまぁ、プロならこんなもんだろうって感じで、楽曲の良さってのが凄いか、っつうとそうでもないし…、いや、良い曲もあるけどなんつうか、凄い、素晴らしいっ!っていうんじゃないので…。音的には色々と試してるっつうのはわかるけど、チトなぁ…。

 …と、酷評していてもしょうがないので、有名作品とされている「メロンコリーそして終りのない悲しみ」は元より、もっと安直にベスト盤「Rotten Apples,The Smashing Pumpkins Greatest Hits」を聴いてみて再度挑戦。うん、確かに色々と調べていると名曲とされるものは大体入っているので、よし。しかし、特性がないなぁ…。何で人気が出たんだろ?普通に何人かメンバーが集まって音を作りましたっていうバンドにしか聞こえなくて、決してロックでもないし…。わからん。「Eye」っつう曲が映画「ロスト・ハイウェイ」のサントラに収録されていたので、ここの所一連のバンドと並べてみたんだけど、この曲だけ作り方が異質なんだね。逆かと思ってた。後は人気が高いのが「1979」ってのですか。どうにもマイ・ブラディ・ヴァレンタインみたいにしか聞こえないなぁ…。「Tonight Tonight」も人気ありとのことで…。これならまだわかる。きちんと作られてるし。ただ、わかった、声がキライらしい、俺(笑)。それ云ったら終わるけどさぁ。

 どうやら最近また再結成してアルバム「ツァイトガイスト」をリリースして巷では相当話題になっているみたいなのでどうなんだろ?もう90年代のバンドもそういう再結成ブームに乗れる時代なんだなぁ…。

Nine Inch Nails - The Downward Spiral

 マリリン・マンソンと繋がるアーテイストとして有名なのがナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナー。マリマンの「アンチクライスト・スーパースター」っつうアルバムが滅茶苦茶売れたらしいんだけどその時のプロデューサーがトレント・レズナー。マリマンって彼のレーベルから出てきてるんだね。似たような感じの二人だが…。

The Downward Spiral ザ・ダウンワード・スパイラル+13(デラックス・エディション) Year Zero
Nine Inch Nails - The Downward Spiral The Downward Spiral

 そんなことでナイン・インチ・ネイルズ。1994年の大名盤と呼ばれている「The Downward Spiral」を聴いてみた。いやぁ、もちろんバンド名は知ってたし、トレント・レズナーの名も知ってたし、なんてったってボウイのツアーで前座を行うバンドってことでエラク話題になったので知ってた、ってとこだけど、一方ではPVが凄く不気味ってのも知ってたかな。音的にはまともに聴いたことはほとんどなかった。何かねぇ…あまりにも退廃的でデジタルサウンドっつうイメージと、あまりにも暗すぎるってのが要因かな(笑)。まぁ、病んだアメリカが産んだ文化の象徴って感じかね。

 で、その「The Downward Spiral」を聴くのだが、10周年記念盤「ザ・ダウンワード・スパイラル+13(デラックス・エディション)」がリリースされるほどの傑作ってことで、どんなんだろ?って結構興味津々でGo!へぇ~、凄いデジタルサウンドと無機質なドラミングの上に暗くて繊細な歌が乗っかってて、インダストリアルロックと呼ばれているのもよく分かる気がした。煌びやかなギターのエモーショナルな側面などは全く皆無と云っても良いくらいで、どうやって音楽が構成されているのかと不思議になるくらい。しかしそれでも有名な「Hurt」に代表されるような、モロに感情を紡ぎ出した曲というモノはいくつも存在していて、両極端な世界なのかな、もしくは一本スジの通った世界なのかも。

 やっぱ退廃的だなぁ…、どうしてこの時期のアメリカはこんなに病んでいたのだろう?そしてこのアルバムを名盤としてしまう世界って凄い。ただし不思議なことに英国のジョイ・ディヴィジョン的な徹底した暗さではなく、深みの面についてもやはり英国人のそれとは異なっていて、やはりアメリカ的な部分なのかな、と。難しいけど、人に構ってもらいたくない暗さが英国的で人に構ってもらいたいがための暗さってのがアメリカ的っつうか…。聴いていて悪くはないし、アルバム的には凄いけど…、ん。深みという意味ではちと違うかな。ここから入った人には凄い衝撃的な作品だと思う。それくらい凄い。多分英国の深みが好きな人にはハマる。


Marilyn Manson - Eat Me, Drink Me

イート・ミー、ドリンク・ミー ガンズ・ゴッド・アンド・ガバメント
Marilyn Manson - Eat Me, Drink Me Eat Me, Drink Me

 マリリン・マンソンも既に15年選手になろうとしているワケで、そりゃそれなりに作品に変化があったりするだろうし、個性豊かな売り方をすればそれは余計に顕著なモノになるだろうしプレッシャーやストレスもかなり掛かってくるだろうなぁという気はするが、この新作はそれまでの作風とはかなり趣が異なる作品なんじゃないだろうか?別に全部聴いているワケじゃないからわかんないけど、前はもっとアグレッシヴに全てを破壊しろ、みたいなメッセージや勢いがあったからね。それが今作は何故か妙に悲愴感っつうか内に籠もる作風に仕上がってる。まぁ、内面的な方向に進むってのはアーティスティックになってきたってことなのかもしれないけどさ。

 いや、ラウドパークの面子が結構強烈で面白いなぁと思って順番に見ていたんだけど、そういえばマリリン・マンソンって最初の頃は面白がっていくつか聴いたり見たりしてたんだけどそこはやっぱりアメリカのバンドっつうか人なのでどこか飽きが来てしまってあまり追求することのなかった人だったんだよね。んで、久しぶりに名前見て、どんなんだっけな、とできればベスト盤か何かで適当に聴ければ良かったんだけどせっかくだし最新作ってどんなんだろ?って思って入手してしまったのだが、それがこの「イート・ミー、ドリンク・ミー」なワケだな。音的には別にヘヴィメタルなワケでもパンクなワケでもなく、いわゆるマリリン・マンソン風の世界観を醸し出したロック、なんだろうな。割と聴きやすいスムーズなロックなので一般受けするだろうなと。

 しかし長くアーティストをやってると、そしてファンが若いと作風の変化に着いてこさせる事が大変になるんだろうなぁ。あちこちのレビューを読んでると割と否定的な意見が多くて、そうかね?とか思う。作品としては結構良いものに仕上がってると思うし、多分歌詞なんかもしっかりできているんだと思う。でもそれは過去から追いかけているファンにしてみると作風の変化が許せないんだろうな。メタリカにしてもそういう時期を辿ってきたワケだし、どんなバンドでもあったことなんだけどね。個人的には問題作っていうのは凄く重要だと思うワケさ。レーベルとの意見の相違もあって当然だし。ま、そういうのは昔ほどじゃないんだろうけど…。

 んなことだけど、意外とうるさくもなく、普通にロックしているマリリン・マンソンのこの「イート・ミー、ドリンク・ミー」という作品、無理矢理聴けと言う程のモンでもないけど、なかなか、かな。

Arch Enemy - Rise of the Tyrant

Rise of the Tyrant ライヴ・アポカリプス

 …とある時にふとCD屋を散策していて、普段は大して気にもしないメタルのコーナーでそういえばナイトウィッシュの新作…とか思い付いて眺めているとえらく綺麗なお姉ちゃんが真っ黒な衣装に包まれてバックにはこれまた屈強そうなオトコが立ち並んでいるというバンドフォトに巡り会い、これはもしかしてまたフィメールゴシックメタルバンドかね?と思って見てみると「Arch Enemy」と書かれている。そういえばラウドパークにも来るし、確かトリのマリマンの前だったような…、それなりに売れてるんだろうなぁ、なんて思ってたら試聴機が…。聴いてみた。どこが女ボーカルなんだ?いないじゃないか。数曲聴いてみるけど全然女の子らしい声は聞かれないので、きっとCDが間違って入っているのだろう、とか思っていたが…、どうもおかしい。

 同じく置いてあった雑誌Burrnを見ると表紙にはプリティなお姉ちゃんが写っていてしかもインタビューも受けているじゃないか。やっぱりちゃんとバンドにいるよなぁ…と不思議に思っていたのだが。もしかして、このオンナ、デス声で歌ってるのか?なんていう考えられない事が頭をよぎった…、果たして再度試聴機で聴いてみると、おぉ…確かにオンナかもしれん…とどこか納得できないところで納得できたような…。気になってしょうがないから入手して聴いてみる。う~ん、そうか、そうだよなぁ…そしてネット出れコレ見るとやっぱりそういうことか。オンナがこんなデス声してスラッシュメタルみたいなスピードメタルを歌っているのか…、何てこった、世の中狂ってるぜ~ってのが最初の印象。だが、やはりオンナボーカル好きには聴いてみないといけないハードルだと思いしっかり何回か聴くのだ。

 う~む…、バックの音の構築美は実に素晴らしくテクニックもとんでもなく流暢なもので、さすがにヨーロッパのバンド、どうやらスウェーデン出身のバンドらしいのでどうしても頭にイングヴェイがよぎるのだが、それに匹敵するくらいのギターテクニックと楽曲の美しさ。そこにオンナボーカルならさぞや綺麗だったことだろうが、そこはデス声をがなり立てるアンジェラ嬢の歌、っつうか叫び声で、なかなか不思議。さすがに不慣れなので何曲か聴いていると疲れてくるんだけど、まぁ、音だけ聴いている分には結構イケるなぁと。それが良い悪いっつう判断にまでは進めないんだけど、かなりレベル高いんだろうな、きっと。しかし常識を覆されたバンドだ…。こんなに綺麗なお姉ちゃんがデス声でがなり立ててるって…ライブ見たら結構ショックだろうなぁ。YouTubeで見ただけでもショックだったもん。

Anthem - Tightrope

 日本のヘヴィメタルって今聴くとかなり高レベルの水準にあったんだなぁと筋肉少女帯を聴いていて思った。今月の半ばにラウドパークっつうヘヴィメタバンドが集結するイベントがあって、その面子を見ているとなかなか興味をそそるバンドが多い。自分がそんなにヘヴィメタ好きだとは思ってなかったけど、気になるのが多いってことはやっぱ好きなんだろうか(笑)。マリリン・マンソンはまぁ、どっちでもいいけどハノイ・ロックスだもんなぁ。こういうのと一緒にされるのもどうかと思うけど、クリマンだからしょうがないか。で、WigWamでしょ、Lacuna Coilでしょ。んで、なんとアンセム。そう、80年代中盤にジャパメタ界に出てきたバンド、今でもやってるんだねぇ。

TIGHTROPE コア~ベスト・オブ・アンセム(初回限定盤)(DVD付) アンセム 20th アニヴァーサリー・ツアー 2005

 …ってなことでいくつか調べてみました。メンバーが替わったりしてたみたいだけどアニメタルで元気な声を聴かせてくれていた坂本英三さんが復活して、ギターもオリジナルメンバーの人らしく、それなりに楽しめそうな気配。記憶ではやはりファーストアルバム「ANTHEM」かセカンドアルバム「TIGHTROPE」くらいしかないんだけど、当時はえらく重いバンドだなぁというか、ヘヴィなバンドという感じでちょっと敬遠しがちではあったかも。それを久々に引っ張り出してきました。う~ん、やっぱ重い(笑)。しかし上手いなぁ。ちょっとミックスとかよろしくないけど、このままでヨーロッパ辺り行ってプロデューサー見つけてライブやってたら結構イケたんじゃないかと思う。ラウドネスはそれで成功したけど、そんな感じでさ、何か独特だよね、このヘン。

 来歴的には皆レインボウからの影響が大きくで始まっているというのが定説ではあるけど、NWOBHMの波もあってかその辺ごちゃっとした感じで日本に入ってきているのかな。ここら辺のバンドでは結構メロディアスだったりキャッチーだったりするのが多かったんだけど、そういう意味ではアンセムは真にメタルだったかも。サーベルタイガーとかもそうかな。今から再考する気にもならないけど、たまに聴くとそう思えるなぁ…。そうかラウドパークか。

筋肉少女帯 - 新人

新人 THE 仲直り!復活!筋肉少女帯~サーカス団パノラマ島へ帰る’06~ [DVD]

筋肉少女帯 - GOLDEN☆BEST: 筋肉少女帯 ~ユニバーサルミュージック・セレクション~ GOLDEN☆BEST

 「筋肉少女帯」の名前を知ったのは多分まだ彼等がインディーズでライブハウスをやってる時代の頃、まぁ、言うならばアマチュアに毛が生えた頃に何かの雑誌で知ったのだと思う。インディーズというかアマチュアバンドっつうか何でもありのパンク的自発的バンドっつうのがもてはやされていた頃だったので皆が皆ヘンなバンドを見つけては紹介し、それが全国規模に広がってきたバンドのひとつだったんじゃないかな。有頂天なんかもそうなんだと思うけど。で、名前が筋肉少女帯だ。う~む、これを受け入れる日本の市場って凄いなぁと思うが。

 そんなことで既に20年以上前から存在していてその後高名な「高木ブー伝説」や「日本印度化計画」なんていう冗談みたいな曲がヒットして、あれよあれよとお茶の間の評論家にまでなってしまった大槻ケンジ、単なるオタクなハズなのだが、日本全国がオタク化していたという証でもあるのか、すんなりと受け入れられていったこの世界。摩訶不思議な世の中。そうこうしているウチに筋肉少女帯もケンカ別れだったのかバンド解散というか消滅していたようで、これもまた時代の流れか。自分でもそんなに聴いていたことはないのだけど、いわゆるヘヴィメタサウンドに冗談みたいなオタクの歌詞が乗っかってわかりやすいメロディを奏でていたというバンドで、音だけ聴けばそれはそれはやっぱりジャパニーズヘヴィメタルサウンドなワケだ。もちろん90年代以降そういう音は世間的に受け入れられなくなってきたのでその個性だけで生き残っていた筋肉少女帯もさすがに消滅していったのだろうか。このヘンの事情はよく知らないのだが…。

 さてさて、それはともかくながら、その筋肉少女帯が復活した。ライブをやるというのは話題で聴いていたがまさか新作までリリースするとは…。自分が聴いていたのは彼等の最初のアルバム「仏陀L」くらいだったので、この新作を聴いて驚いた。その頃のヘヴィネスさがしっかりと戻っているじゃないか、と。途中もそうだったのかもしれないけど、バンドとしての勢いというかテクニックというか、凄いものがある。まぁ、面子見て納得したけどさ。全員昔のジャパメタで鳴らした人じゃないか(笑)。いや、まぁ、橘高氏の年齢を全く感じさせないルックスにも驚いたが、大槻ケンジもやたら歌が上手くなってるし。アルバムの冒頭は昔々筋少に在籍していた鍵盤の三柴氏復活の美しいピアノの音色から始まる。そして全編に渡って必要な鍵盤はほとんど弾いているというもので、彼等的にも最初期をイメージして作ったんだろうなと言う感じ。なかなか面白いなぁ、こういうのは。

Madonna - The Confessions Tour

マドンナ コンフェッションズ・ツアー・ライヴ Confessions Tour I'm Going to Tell You a Secret
Madonna - Confessions On a Dance Floor Confessions On a Dance Floor

 今となっては女性ポップスターの在り方の元祖ともなってしまった本家本元のマドンナ、さすがにブリトニーとかを聴いているとマドンナでも一緒だろうなと思ってついつい手が出てしまったが、やはりマドンナの圧倒的なパフォーマンスは他のそれよりも一歩も二歩も突出していて、今でも現役で売れまくるという理由がよくわかる。キャリアの差=観客への見せ方をよく知っているワケで、もちろんそれは創り出しているスタッフ陣の能力にかかってくるものなのだが、自身の見せ方を知っているマドンナと着せ替え人形のブリトニーではやはり見ているだけでも大きな違いが出てくるものだ。

 そんなマドンナ、ここ最近は大きなイベントに必ず出演しており、さすがに名前の売り方をよく知っている。そしてそれだけでなくきっちりと印象に残るパフォーマンスをこなしているという面でもプロフェッショナルなポップスターで、ライブ8、ライブアースなどのパフォーマンスは圧倒的なものだった。そんな彼女が久々に世界中を回りパッケージしたCD+DVDというセットの「マドンナ コンフェッションズ・ツアー・ライヴ」は見事にマドンナというアーティストを見せている。CDを聴くというよりかはDVDを見るということがファンの楽しみという側面をきちんと理解しているのか、このようなパッケージであることが正しいし、そして内容にも自信があってのことだ。

 見ているともうこれが凄いんだ。衣装から歌からセットからバックダンサーに至るまで全てが超一流のパフォーマンスと計算されたステージで、まるでサーカスを見ているかのようでもあるし、マドンナの歌がこれほどに広がる世界なのかとも思う。そこにライブ感として生の観客参加型というシーンもあったりして見事にステージを知っているものが知能と知恵を出し合って作られたライブイベント。ロックの世界とは大きく異なる計算された異質な空間というレベルは金がなきゃできないけど、金があるとこんなに完璧なモノができるという見本だね。だからと言って好きかどうか、っつうのは別物で、凄い見事だという事実との兼ね合いはない。うん、自分的には好きだけどさ、何回も見るか聴くかと云われると何回もないだろうし。いや、最初からそういう目的のために作られているステージとDVDなので良いんだよ、これで。それぞれの思い出だろうしさ。

 しかし凄い。この年=50歳を目前にしたオンナのパフォーマンスじゃないね。ブロンディのデボラ・ハリーのライブを見ていておばあちゃんを見に行って…なんて思ったけど、大差ないマドンナが一方ではこんなにパフォーマンスしているっつう…、まぁ、中途半端じゃできないけどやっぱ凄い。これからもバシバシと作っていくんだろうなぁ、そうすると間違いなく多くの世代をまたがって認識されるスーパースターになるんだろうなぁ。

Britney Spears - My Prerogative

グレイテスト・ヒッツ:マイ・プリロガティヴ <グレイテスト・ヒッツ:マイ・プリロガティヴDVD Live From Las Vegas
ブリトニー・スピアーズ - Greatest Hits: My Prerogative Greatest Hits: My Prerogative

 同じセレブな人でもやはり若すぎるとハチャメチャな生活になってしまう代表的なプッツンアイドルのブリトニー。いや、正直言ってまともに聴いたこともないし、PVをマジメに見ることもないので全然知らないんだけど、それでも情報だけはなぜか入ってくるというのはやはり相当の売れっ子なんだな、と。ま、そんなこともあってベスト盤「グレイテスト・ヒッツ:マイ・プリロガティヴ」だけをとりあえず聴いたワケだ…。

 ベスト盤って言っても個人的には知らないものに変わりはないので、ほとんどが初耳なハズ、だが、サビだけはいくつか知ってるものがあったりしてなかなか不思議なものだ。あ、これブリトニーだったのか、とかさ、そんなのがいくつか。で、素直に感想だけど、別に面白くもないし凄いとも思わないしブリトニーじゃなきゃいけない理由もないし、何で売れたのかもわからん。もちろんルックスとかダンスの切れ味とか色々とあるんだろうけどCDという媒体で入手する以上、なんら必要であると思われるものはないんだよな。DVDならまだわかる。ラスベガスのライブとか見たことあるけどああいうパフォーマンス性が高くてショウアップされたエンターティンメントなら見ていて楽しませるからわかるんだけどねぇ。まぁ、アイドル路線ってのはそういうモンなんだろうけどさ。

 まぁ、マジメに語ってはいけない人だってことはもちろんなので適当に読んでもらえばいいんだけど、あれだけ売れたってことはそれなりに面白いのがあるのかも、なんて気がしたのはやはり意味なかったなぁ。ま、セレブな続きでグウェンからの繋ぎでいいかなと思ったけど、ちと失敗かも(笑)。あぁ、なんだっけ?MTVアワードか何かでマドンナとキスしたライブパフォーマンス、あれはかっこよかったな。マドンナがね♪


Gwen Stefani - Love, Angel, Music, Baby

Love.Angel.Music.Baby. The Sweet Escape
Gwen Stefani - Love Angel Music Baby Love Angel Music Baby

 ついでだからスーパーセレブになってしまったグウェン姉さんのソロアルバムも取り上げてみよう~。そもそもこの人ノー・ダウトでの活動でかなり満足していた人だし、バンドのメンバーはそれこそ10年以上の付き合いばかりの連中なので別に気兼ねするでもなく好きなことを言って歌ってやっていられるという実に伸び伸びした環境だったんだな。ノー・ダウトの休息つっても結局バンドメンバーと遊んでたりするワケで、ソロアルバムというものの意味が本人的にはあまりなかったらしい。ただ売る側にしてみればそりゃ売ってみたいわな。だから好き勝手やっていいからってことでソロアルバムを作らせたという方が強かったみたい。

 そんなことで2004年秋に出来上がったグウェン・ステファニー最初のソロアルバム「Love.Angel.Music.Baby.」。そのちょっと前の2000年には初来日公演をしていて、その時に原宿へ行って気に入ったらしい。2003年頃にも確かソロ活動の一環でか来日して原宿を見て更にそれを歌にするということを決めたらしく、このファーストアルバム「Love.Angel.Music.Baby.」には「原宿ガールズ」っつう曲が日本語入りで入っている。まぁ、それ以外にもそれなりにその時をときめくゴージャスなゲスト陣(その価値がよくわからんので覚えていられないのだが)を迎えて制作されているアルバムで、音的なもので言えばノー・ダウトとは全くかけ離れたもので音楽的なポリシーやスタンスっつうのとは無縁に、ただ派手にごちゃごちゃに自分の好きな80年代をモチーフにどんなものでもありという無茶苦茶な作品。故に宝箱みたいなおもちゃ箱をひっくり返したような音の洪水とプロによるそれらの料理の仕方が実に素晴らしく仕上がっているので絶妙かもしれん。

 最初のチクタクチクタクという印象的なリフレインからしてもうキャッチーで聴いた人を離さないし、ゴチャゴチャした煌びやかなサウンドは「わぁ~おっ!」って感じになるし、そこで日本人的には「原宿ガールズ」だからまた覚えやすいし。マジメに歌ってみればノー・ダウトで聴き慣れたあの声できちんと聴かせてくれる実力は当然あるワケで…、いや、正に音楽で楽しんでるって感じで凄い。しかし、よく読んでみるとニュー・オーダーから参加、とかウェンディ&リサなんてのも参加してるのか、ま、それはわかるが…。とにかく明るく楽しく騒ぎ立てるようなものを求めているならお薦めの一枚だね。

 この時のセッションの余りというか続きを更に楽しんだのが2006年にリリースされた「The Sweet Escape」というソロ作品二枚目のアルバム。ファースト「Love.Angel.Music.Baby.」ほどのハチャメチャさはないけどやっぱりゴチャゴチャな音で楽しませてくれるアルバムだね。

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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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