今でも英国産のCDでは同じような形態でリリースされたものが残っているみたいで、こういうアーティスティックな試みを実験していた時代の産物がそのまま残されるというのは面白いものだ。さて、グリーンスレイド時代には自身の名をバンド名にした自信溢れるものだったし、当然その前のコラシアム時代にも自身の名をバンバンと売っていたワケだからさぞや面白そうなソロアルバムではないかとかなり期待することになった。しかもジャケットがこれまた期待させるアートワークだったのでアナログレコードを見つけた時にはもう舞い上がってしまったくらいだったが…、もちろん高かったので買えなかったんだけどさ。その後CDで出た時に感動して入手。しかしその後何度も聴かないアルバム入りになってしまったのだった…。いやぁ、あれだけアナログ鍵盤を使い倒して正にプログレっていう音を聴かせてくれていた人なのに、このアルバム「Pentateuch of the Cosmogony」ではどこか環境音楽というかシンセサイザーの実験音楽というか、富田勲さん的というか、もちろん音楽的バックボーンがあるからこそそうなるんだろうけど、ロックファンとしては全然面白くなくて結局ジャケットのためだけにあるみたいな感じでさ。惜しいなぁ。