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07« 2007/08 »09

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Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。

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Grand Slam - Studio Sessions 

 なんとなくハードロックな気分の中、ちょこっとだけマイナーな人達のバンドをいくつか…、と思ったんだけど多分長くは続かないだろうなぁ(笑)。ハードロックってつまんないバンドのだと滅茶苦茶つまんなくてさ、英国のバンドだとまだ聴き所を探せるんだけどアメリカとかはもう全然つまんなくてダメなのが多い、っつうかそもそもそんなに深堀してないが。余所の国の場合はそもそも情報があんまり入ってこないし、マイナーなものは余計に入ってこないので情報が入るということはそれなりに聴く価値がある音、という認識で挑めるからまだマシかも。まぁ、マニアックな領域に入ってしまうといくらでも出てくるが、別に日本でも同じ事が云えて、インディーズってのは基本的にインディーズの音だもん。

Studio Sessions Twilight's Last Gleaming Whiter Shade of Pale / Like a Rolling Stone


 そんな小話はともかく、アイルランドの英雄フィル・ライノットの最初の、とも最後の、とも言う伝説のプロジェクト…とは言い過ぎだが、グランド・スラムというバンドがあった。フィル・リノットがThin Lizzyを組む前にはこのバンド名で活動していたみたいで、要するにアマチュア時代のバンド名だったんだけどThin Lizzyを1983年に解散してから次のプロジェクトとしてソロアルバム制作の後、また同じくグランド・スラムというバンド名で活動開始して、いくつかライブを行ったりデモ録音をしていたらしい。結局メジャー契約が取れなくてきちんとしたスタジオアルバムというものは制作されなかったのだが、フィル・リノットほどの人物でも次のバンドの音で契約が取れなかったというのはかなり驚いた。まぁ時代が80年代ど真ん中なので、と言うこともあるかも知れないが、一方ではNWOBHMから発展してきたバンドの最全盛期でもあるし、う〜ん、やっぱりメジャーのハードルは高かったのかな。

 そんな状況ではあったけど今ではしっかりとフィル・リノットの偉業が評価されて、無理矢理音源発掘されていくつかのCDがリリースされている。ひとつは「Twilight's Last Gleaming」という1984年のマーキーでのライブ盤。未聴なんだけど、あまり音がよろしくないライブアルバムらしく、出来映えもそんなに、という代物らしいが、ライブでの音が聴けるというだけでもよろしいことなんじゃないかと思う。まぁ、買ってないからなんとも云えないのだが(笑)。それと、多分同じマーキーからの音源じゃないかと思うけど、Thin Lizzy時代の名曲「Whiskey in the Jar: Live」を再度カバーしているライブ音源がシングルCDでアマゾンで買えるみたい。シングルではもうひとつアマゾンで入手できるのが「Whiter Shade of Pale / Like a Rolling Stone」をメドレーにした絶妙なカバー曲。いや、この二曲が同じコードと進行と展開のまま繋がるとは知らなかった。全く違和感なく「青い影」のギターのアルペジオのまま「ライク・ア・ローリング・ストーン」が歌われるんだよ。これは面白い。素晴らしいセンス。

 このシングルを収録していて、それから最後のシングルとなった「Ninteen」という素晴らしくフィル・リノットらしいハードロックを展開している曲を冒頭に収録した「Studio Sessions」というCDが発売されている。デモテープをそのままCDにした代物なのでバンド感というものは少々欠けているものの、今となってはフィル・リノットがどういうのをやりたかったのか、また実際にどんな音だったのかがよくわかる唯一の記録。普通にリリースされていたらあまり陽の目を浴びなかったことは間違いないけど、こうして出されると妙に気になるし、良いところを探そうとしたくなるのは無い物ねだりだから?駄作も多いけどやっぱりフィル流のハードロックで、いいけどな。そんな貴重なセッションの記録。彼の熱い気持ちと音が胸に染みるなぁ…。「Ninteen」かっこよいなぁ、YouTubeにちょこっとだけあったので是非…。

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