ロックの世界からジャズの世界を見る場合ってのはやっぱりとっつきにくい部分のあるし、果たして何から?っていうのもある。まぁ、大体がミュージシャンのコミュニティから誰がリーダーになってアルバムを作るかみたいなセッション活動が主なのでそういうソロプレイヤーエゴを如何に上手く出していくか、ってのがジャズの世界の面白さで、正に腕一本で世の中に出ていくという職人芸。バンドとかの世界とは大きく異なるんだよね。でもってその中での大御所って言えば、やはりマイルス・デイヴィスなワケで、この人の周辺を追いかけていくだけでジャズのヒストリーの半分が埋まるんじゃないかっつうくらい多種多様な人材を集めているし、巣立たせている。その中に珍しくも白人のピアニストっつうのがいて、それがビル・エヴァンスという人。姿格好を見るとおよそジャズメンには見えないくらい好青年なんだけど、マイルス・デイヴィスが認めた数少ない白人なんだな。同じく耽美的という意味では「エクスプロレイションズ」というアルバムの方があたってるかもしれない。一般的傑作は多分「Waltz for Debby」だろうなぁ、これいいもん。空気感が凄いんだよねぇ…。