Archive2007年04月 1/1

Santana - Amigos

 ジャーニーの結成ってのはサンタナのトコロにいたメンバー二人、グレッグ・ローリーとニール・ショーンが主軸となったバンドっつうのはまぁまぁ知られていることだろうし、一方でサンタナも最近ではこれまた凄いグラミー賞を取ってしまうくらいのアルバム「Supernatural」で復帰してきて、まだまだ元気なことを証明してみせたものだ。ところが彼の来歴というのもなかなか古いモノがあり、1969年のアルバムデビューからスタートし...

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Journey - Frontiers

 ゴールデンウィーク突入…ではあるが、初っ端から朝まで飲みまくってるというあまりよろしい始まりではないし、日夜飲み会が開催される休日というのもこれまた何のための休みなんだか(笑)。まぁ、そんなこともあるが相変わらずロックな日々を送りたいと思っているのだった。実際にはなかなか聴く時間も取れなくてわずかな時間の中で色々と聴き直したりしていてそれなりに面白い発見などもあるんだよね。休日になると一気に聴き...

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Asia - Alpha

 プログレ畑のミュージシャンによるテクニック志向型のバンドという図式と対極に超ポップさを打ち出したバンドというどちらも音楽というモノを熟知していなければ、また楽器を熟知していなければできなかったであろう方向性がある。もちろんリスナーとしてはやっぱりミュージシャン魂を追いかけてもらう方が聴いていて心地良いものだが、それでも自身の好きな音楽性とは別に売れ筋を追いかける時期ってのが必要なんだと認識して進...

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Missing Persons - Spring Session M

 ザッパ先生関連のメンバーの中で最もザッパの音楽性からかけ離れたことをやって大成功をしたのがこれまたボジオ君の率いるミッシング・パーソンズではなかろうか。ザッパの変態音楽集団の中で中核を担っていた超テクニカルなドラムマシーンとも言われたボジオ氏がまさかこのようなキュートでキャッチーなポップバンドを組むとは誰も思わなかっただろう。しかも引き連れていたメンバーが全員ザッパ大学出身という実に巧妙なポップ...

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Bozzio Levin Stevens - Situation Dangerous

 う~ん、ザッパ先生とボジオ先生が出てきたトコロでちょろっとマニアックなモノに進んでみようかな…、何て思ったりしてます(笑)。自分もそんなに言及したことなくって聴いたのは最近の話なんだけど、いやぁ、驚いたってのが正直な感想。こんなセッションでアルバム二枚も出していたんだねぇ、っていう感じですな。  テリー・ボジオとトニー・レヴィン…ここまではまぁまだわかる。が、もう一人意外な参加者スティーヴ・スティ...

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Frank Zappa - Zoot Allures

 プログレハード且つ変態ってことで最重要の人を忘れていた。ブログ仲間papini嬢が取り上げていたので思い出すことができてよかった~、さんきゅっ!そう、不乱苦雑派さんです。アメリカの音楽界の中で最高に変態で下品で天才的な人という変わり者、ウチでも数回取り上げたことあるけど、結構まともに取り上げているので今回は変態的なトコロで…、しかしこれだけアルバムがあるとどれがいいとかいう次元は語れないんで、適当な好...

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Magma - Live!

 ドリームシアターの変態性ってのはそれでもアメリカならではのものだし、同じアメリカ人の中には同じように天才的変態っつうのでは黒人になるがプリンスっつう人もいるので、やはり大陸の大きさがその器の大きさを物語ってるかなぁというところだが、一方ではヨーロッパ大陸ではどうだろう?もちろんあの手の変わり者ってももいるのだが、中でも相当の変わり者っていうところでは…、ここで言う変わり者はそれがしっかりと世間に...

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Dream Theater - Images and Words

 テクニカルプログレッシヴメタルバンドの代名詞とも呼ばれる事の多いドリームシアターだが、決してそれだけをひけらかすワケではなくしっかりとした音楽性の上にそれが成り立っているとでも言えば良いのか、ニッチなファンを大量に引き寄せている。往年のプログレファンでも納得できるレベルのテクと音楽性は新しいファンはもちろんの事ながら、イエス大好きファンなどにも訴えかけたようだ。自分的にはねぇ、イエス好きじゃない...

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Queensryche - Empire

 アイアン・メイデンが、もしくはスラッシュメタル陣が提供しているヘヴィメタルというジャンルに於いてのプログレッシヴな楽曲展開を商業的にも音楽的にも上手くこなしたバンドがいくつかあって、それはドリームシアターだったりクイーンズライクだったりする。その前にラッシュやボストンも同じような部類に入る?のかな?ちょっと違うか。アメリカ系のプログレッシヴロックと呼ばれるジャンルには未精通なので何とも言えないが...

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Metallica - Master of Puppets

 やっぱり硬質なメタルってことで言及しないワケにはいかないのはメタリカかなぁ。デビューが1983年だからLAメタルシーンに絡んできててもおかしくなかったんだけど、あんなに華麗じゃなかったためか全然絡まなくて独自のメタル路線を展開していたね。どっちかっつうと当時はメタリカやアンスラックス、スレイヤーなんてのはスラッシュメタル系って事でヘヴィメタルよりももっと速いう世界だった。それも今聴いてみるとメタリカは...

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Slipknot - Iowa

 何となく変態系が続いているのでついでに…、そういえば変態の定義って難しいよな、と思うことが最近ある。いや、たわいもないことなんだけど欲から変態へと進む場合の一線っつうのが狭間にいるとわからなくなることってあるんだよ。例えば音楽的にはメタルはいいんだが仮面付けるとかっつうのはちょっと変態っつうか反則だろ、みたいなさ。じゃぁ、キッスくらいだったら変態じゃないのか?とか昔のエアロとかだって結構キツイメ...

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UFO - Obsession

 ドイツ産の硬質なバンドが続いたのでそのまま書き進めようと思っていたんだけど、唐突にUFOってどんな音だっけ?って気になってしまったので引っ張り出して聴き入ってしまいました(笑)。もちろん最高傑作は何と言っても「Strangers in the Night」というリマスターバージョンのライブ盤に尽きると思っているのだが、スタジオ盤ではどうだっけ?って思ってね。うん、やっぱりマイケル・シェンカー加入後のものになる。この時期...

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Scorpions - Blackout

 西ドイツ出身のバンドで多分一番成功したヘヴィメタルバンドではスコーピオンズなんじゃないかな。ラムシュタインはアメリカじゃ売れてないし、ネーナやクラフトワークじゃちょっと違うだろうし(笑)。そのスコーピオンズもNWOBHMの波を受けて便乗した感があるし、またアメリカでブレイクしたのはLAメタルブームの影響も大きいだろうしね。別に体系化する必要もなくって当時はシーンに横並びだったヘビメタ(的)バンドというだ...

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Accept - Restless And Wild

 1980年代初頭、まだスラッシュメタルやデスメタルなんて言葉がなかった頃にとんでもなく硬質で世界最速のヘヴィメタルを奏でていたバンドの音を聴いた時、こんなのアリかよ?と思ったくらい衝撃を受けた。当時ギターを始めたばかりだったギター小僧の自分はこんなの弾けるんかなぁ~と思いコピーしてみるが…もちろん無駄な努力。やっぱりヘビメタは弾けないぜ…と早々に速弾きを断念したという逸話があるのだった。いや、どうでも...

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Judas Priest - Screaming for Vengeance

 1970年代後半、NWOBHMが台頭してきてから様々な様式美バンドがシーンに登場しては消えた…と言うよりもマニアックなバンドとして存続していったものも多かったが、音楽的にはひとつのジャンルを形成したことに間違いなく、やがてその波はLAに持ち込まれることとなるのだが、その中でもアイアン・メイデンと共にシーンの牽引役として大きく貢献したThe God of Heavy Metalと異名を取るのがジューダス・プリースト。元々が1973年頃...

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Iron Maiden - Killers

 梅の季節も終わり、そして一瞬だけ咲き乱れる桜も既に終わり、ようやく春の訪れと思いきや一気にまた冬の寒さに戻る訳の分からない気候を体感するとやはり地球温暖化の影響は深刻に受け止めなければいけないなと思う今日この頃、そして春を迎えて楽しむべき音楽には色々な種類があるのだろうが、今の気分はどういうワケかヘビメタなのだ(笑)。いやぁ、昔はヘビメタと言ったものだが今はHR/HMと書く方が良いのか、単にメタルと...

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Utopia - Deface The Music

 カバーアルバムっつうのとはチト違うのだが、トッド・ラングレン率いるユートピアの「ミート・ザ・ユートピア」というアルバムをご存じない方はまだまだいるのだろうか?じゃぁ、ビートルズをそれなりに聴いたことのない人…、まぁ、意識的聴かないのはあるとしても普通にロックや音楽に手を出すとビートルズってのはどうしても通るものであってほしいし、やっぱり凄い。で、その辺を知ってから是非このユートピアの「ミート・ザ...

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David Bowie - Pin Ups

 ストーンズの名曲「 アンジー」で有名なボウイの奥方だったアンジー、ボウイがジギーになったのも彼女のアドバイスがあったから、そしてカバーアルバム「ピンナップス」もアンジー選曲によるものだった。もちろんボウイの好みも多分に入ってるのだろうから、恐らく二人とも似たような音楽の趣味だったんだろう。で、ボウイって人の曲をカバーしてやることって全然平気な人で、ライブでは当たり前のようにヴェルヴェッツの曲とか...

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Ozzy Osbourne - Under Cover

 ミュージシャンによるカバーアルバムの始まりっつうと…デヴィッド・ボウイの「ピンナップス」あたりが浮かぶんだけど、まぁ、それ以前の60年代なんてのは皆が皆カバーアルバムだったワケで(笑)、ビートルズだってストーンズだってカバーアルバムみたいなもんだったワケだしな。そうか、そう考えると有名ミュージシャンによるカバーアルバムっつうのは別に大したことではないのかもしれん、うん。となるとカバーアルバムを出し...

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Lordi - Get Heavy

 キャッチーでポップセンスの溢れるメロディ、且つハードロックでそれを実践し、更にインパクトを与えるために悪魔のような格好とメイクを施してセールスに繋げるという手法を実践して見事に今ではアメリカナンバーワンエンターティナーとして君臨しているキッス。その影響力は全世界に及び、この日本でも聖飢魔IIという悪魔コミックバンドを生み出し、コミカルなキャラクターとは裏腹に安定した演奏力とパフォーマンスで人気を博...

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Philip Sayce - Peace Machine

 ジミヘンの流れを汲むギタリストとして名が挙がるのが、まぁ、ロビン・トロワーとかはちょっと除いて(笑)、大体スティーヴィー・レイ・ヴォーンくらいなもので、どちらも故人となってしまった今では伝説のギタリスト。それ以降はあまり表立ってそういったトリオ編成のギタリスト中心のスタイルってのは時代と共に見かけなくなってきたのだが、先日ジ・アンサーのライブで対バンとして登場したフィリップ・セイスというギタリス...

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The Answer - RIse

 黄金の1970年代ハードロックバンドに影響を受けたバンドってのはいつの時代でもフォロワーとして君臨することがあって、大体がその場その場でメディアに祭り上げられて期待させるような宣伝文句にそそのかされる売り方をされるが、ほとんど生き残っていなかったりする。まぁ、それでも独自の路線を貫いて大物バンドと呼ばれるほどになっているガンズ&ローゼスなんてのもあるが…。The Answer - Rise そして21世紀、アイルランド...

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Wig Wam - Wigmania

 いつでも時代は流転するもので、特にロックの世界では新しいサウンドと共に古き良きものにスポットが当てられることも常日頃からあり、本屋に行ってみれば分かるけど半分くらいのロック系の雑誌はツェッペリンだったりエアロだったりストーンズだったりと相変わらず70年代王道ロックバンドが表紙になっているものが多い。いつまで経っても色褪せないバンドと根強いファン層を誇るから同じ記事が何度も何度も語られていると錯覚す...

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Maggie Reilly - Echoes

 クリスタルボイスの歌姫ってのは色々といるようで、オール・アバウト・イブのジュリアンヌ嬢からアニー・ハスラム、スティーライ・スパンのマディ・プライアーなんてのもそう呼ばれる。で、中でもあまりメジャーではないんだけどクリスタルボイスの持ち主としてプログレファンに好まれる人ってのがマギー・ライリーという女性。多分一般的にはメジャーではないと思うけど、意外と不思議なことに安売りCDのワゴンセールの中でよく...

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Annie Haslam - Blessing in Disguise

 最高の美声を持ち合わせること且つヤードバーズ絡みと言えばもう他にはないこの人、アニー・ハスラムさんです。ルネッサンスはこないだやったのでちょっと置いといて、ソロ作品ね。ヤードバーズとルネッサンスの絡みを知らない人はいないと思うのだが、まぁ一応書いておくと、ヤードバーズ解体後にそのボーカリストだったキース・レルフが新たに着手したバンドがオリジナル・ルネッサンスで、その時のボーカルはアニーさんではな...

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All About Eve - All About Eve

 ゴシック系一派からメジャーシーンに出てきたと言う割に付いたファンは英国伝統のトラディショナルフォークやプログレファンだったというなかなか幅広いリスナーを獲得することになったオール・アバウト・イブというバンド、まぁバンド名は「イヴの総て」なワケでそれだけでそそられるものがあるのも事実だが、この事実の裏には更に驚くべきことが眠っていたりする。だから故にオールドロックファンも気になってしまうバンドとい...

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Joy Division - Closer

 1976年に産声を上げたパンクの波は一瞬にしてその攻撃性を他のジャンルに譲り、即座にニューウェイヴとしての音楽性を発揮してきた。外に向けて発散するパンクの攻撃性は同時に自身に向けて内部に発するエネルギーの封じ込めという手法にも使われることとなりそれが陰鬱な英国の空気と相まって新たな音楽を産み落としていったのだ。先日のバウハウスなども同じような時代に同じコトを進めていたバンドで、それはゴシックサウンド...

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Bauhaus - In the Flat Field

 耽美系として語られる4ADレーベル、その源は当然ながらコクトー・ツインズのメジャー化によるものでイメージが固定されているが、それ以前にも当然レーベルとしての歴史があり、元々はベガーズ・バンケットレーベルから独立してできたレーベルということもあり、実験色が強い傾向にあるのは当然のことだろう。そしてもちろん耽美系ということに留まらず実験的なバンド、それも実に英国的な側面を持ったバンドに特化したレーベル...

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This Mortal Coil - It'll End in Tears

 80年代に入ってから始動した4ADレーベルがその勢いのままに所属バンドの歌姫達を一堂に会するというスペシャルなバンド構想ができあがった。レーベルの創始者であるアイヴォ・ワッツ氏が画策し、ひとつのユニットを創り上げて、なんとアルバム一枚だけではなく三年間に渡り三枚もの作品を作り出したという正にインディーズ上がりのレーベルの小さい単位だからこそ出来るファミリービジネスっつうか、そんな感じで良い。端的に耽...

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Dead Can Dance - Into the Labyrinth

 生きていくと現実逃避したくなることが多い。それは嫌なことや忘れたいことに直面した時なのだが…、簡単な手法としては酒を飲むっつうのがある(笑)。まぁ、これはほとんど全ての日を通じて実践しているワケでおかげで一日のウチ何時間かは記憶が曖昧になることで現実逃避する。他には甘ったるい空間を過ごすという至福の時もあるが、これはなかなか難しい…。そしてもうひとつ甘美なる音世界に身を任すってこと。ただしこれも完...

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