Santana - Amigos

 ジャーニーの結成ってのはサンタナのトコロにいたメンバー二人、グレッグ・ローリーとニール・ショーンが主軸となったバンドっつうのはまぁまぁ知られていることだろうし、一方でサンタナも最近ではこれまた凄いグラミー賞を取ってしまうくらいのアルバム「Supernatural」で復帰してきて、まだまだ元気なことを証明してみせたものだ。ところが彼の来歴というのもなかなか古いモノがあり、1969年のアルバムデビューからスタートしているのだ。有名なヒット曲に「Santana - Sacred Fire - Black Magic Woman / Gypsy Queen Black Magic Woman」があるんだけど、これは「Abraxas」というセカンドアルバムに収録。元々はフリートウッド・マックの曲なんだけど、圧倒的にサンタナの方が有名だよね。

アミーゴ Abraxas Supernatural

 それで、せっかくサンタナなのでやっぱりベタなあの曲をクローズアップしたいなぁってことで…「Santana - Sacred Fire - Europa (Earth's Cry Heaven's Smile) 哀愁のヨーロッパ」♪ 収録されているアルバムは「アミーゴ」っつう1976年の作品。ん?1976年って英国ではパンク勃発の頃だよなぁ…と。まぁ、それまでサンタナの場合はあまりロックのフィールドで活動していた人ではないのであまり関係はないんだろうけれど、その辺考えるとアメリカと英国の文化の捉え方ってのは大きく異なるねぇ、やっぱ。まぁ、それは良いとして、ギタリスト的にこの「哀愁のヨーロッパ」ってのはさ、一度はコピーしてみたくなるものでね(笑)。フレーズはもちろんなんだけど、この人のこの曲のトーンってのが凄く気になってしまうんだよ。この頃からヤマハのSGだったとは思うけれど、これほど多彩なトーンの使い方を感じられる曲って他の人ではほとんどなくって、サンタナ独特のトーン使いなんだと思う。一曲の中で極端に言えばフレーズ単位でトーンが変わるんだもん。旋律はもちろん日本人好みのものだから嫌いな人っていないんじゃない(笑)?聴かない人はいると思うけど、多分本能的に受け入れられる音(笑)。

 ジャーニー移籍組が抜けてからしばらくはジャズ=フュージョン系を強めた作品を何枚かリリースしていたワケでセールス的に伸びなかったものの作品の質的にはかなり良さ気なものと聞く。また1973年にはジョン・マクラフリンとの競演アルバム「魂の兄弟たち」をリリースして根強い人気を誇っている。

Journey - Frontiers

 ゴールデンウィーク突入…ではあるが、初っ端から朝まで飲みまくってるというあまりよろしい始まりではないし、日夜飲み会が開催される休日というのもこれまた何のための休みなんだか(笑)。まぁ、そんなこともあるが相変わらずロックな日々を送りたいと思っているのだった。実際にはなかなか聴く時間も取れなくてわずかな時間の中で色々と聴き直したりしていてそれなりに面白い発見などもあるんだよね。休日になると一気に聴き漁るというクセがもうず~っと続いている。DVDも休日にまとめてみるから昔のようにアルバムを聴いた時の環境とか思い出みたいなものを感じることがあまりないっつう…。ホラ、やっぱレコードをジャケットから出してライナーを見ながらターンテーブルに乗せて聴く、っていうとそれが暖かい日だったり雨だったりと色々と季節感なんかもある、情緒のある環境の中で聴いていたんだけど今はそんな感じでまとめて、とかばかりだからなぁ。その点が残念。やっぱり一枚一枚のアルバムをじっくりと聴きたいね。

フロンティアーズ(紙ジャケット仕様) エスケイプ(紙ジャケット仕様)

 で、話は全く変わるんだけど、エイジアを書いてみたところでつい思い出してしまったのが同じ時期にチャートを賑わせていたロックバンドで同じようにテクニシャンが揃ったバンド。ジャーニー。この辺だとトトなんてのも名前が思い付くんだけどトトはなぜか全く好まなくて聴いてない、っつうか通ってないのでパス(笑)。だから肉体派のジャーニーになるんだけど、このバンドも聴き始める時期によって印象に残る曲が違うっつうのが面白い。自分的には「フロンティアーズ」…と言うか、やっぱ「Journey - One Way Ticket - Separate Ways セパレイト・ウェイズ」なんだよな。人によってはその前の「エスケイプ」の方が印象深いってのがあるみたいで、なかなか本の1,2年の差だけど違うもんだなぁと。

 別にこのバンドが凄いとか思うのは全然なくって「セパレイト・ウェイズ」の鍵盤のイントロが綺麗でその後に続くドスドスとした感じのドラムと正にアメリカンハードロックな心地良い歪んだギターっつうのが気持ちいいんだろうな。スティーヴ・ペリーもかなり通る声の持ち主で歌上手いしなぁ。ニール・ショーンのギターは全然受け付けないんだけどさすがにテクニシャンなので聴いている分には当然納得できる良い作品だし。3曲目の「チェイン・リアクション」なんてのも売れたなぁ。だから自分のこのバンドのイメージは肉体派ハードロックバンドになっているワケで普通にこのバンドの来歴を聴いている人はこのアルバムこそ異質だと思われるようだが、それも売れた結果論だろう。

 ところでどこかエイジアと音作りが似ているなぁと思っていたらプロデューサーにマイク・ストーンという方がいて、ジャーニーの仕事の後にエイジアのプロデュースを務めているらしい。なるほど、そういうことか。アルバムの包み方が似ているんだよね。

Asia - Alpha

 プログレ畑のミュージシャンによるテクニック志向型のバンドという図式と対極に超ポップさを打ち出したバンドというどちらも音楽というモノを熟知していなければ、また楽器を熟知していなければできなかったであろう方向性がある。もちろんリスナーとしてはやっぱりミュージシャン魂を追いかけてもらう方が聴いていて心地良いものだが、それでも自身の好きな音楽性とは別に売れ筋を追いかける時期ってのが必要なんだと認識して進んでいくミュージシャンの生き方も認めなければいけないのだ、と気付いたのはそう昔のことではない(笑)。やっぱり「何だよあれ」って非難する方が簡単なワケで、音楽性とか云々よりもその姿勢が気に入らないというワケだ。まぁ、リスナーなんて勝手だからねぇ…。

Alpha Asia Astra
Asia - Asia Asia
Asia - Alpha Alpha

 そんなことを実感したバンドってのがエイジアなんだよね。もちろんリアルタイムで聴いていた頃はまだまだ子供時代なので別にイエスやクリムゾンやEL&Pの面子が売れ線を追求したバンドだなんて全然知らないで、「Asia - Anthologia - The Geffen Years Collection (1982-1990) - Don't Cry Don't Cry」のキャッチーなメロディと曲に踊らされていたっけ(笑)。もちろんカルチャー・クラブもエイジアも同じ土俵で聴いていた頃の話です。それが時間が経ってくるとプログレを知るようになり、エイジアのメンバーの名前とキャリアが一致してくるようになるといきなり「おぉ…そういうことだったのか…」と驚いたのワケだ。何であんなのやってたんだろ?やっぱ金だろうなぁ…とか考えるんだよね。ま、そりゃ仕事なんだからいいじゃねぇか、と今なら思えるんだけど当時はどこか釈然としない面もあったな。

 まぁ、そんなのは良しとして、とにかくエイジアの曲ってのは滅茶苦茶ロマンに溢れていてキャッチーで壮大だったりする…これこそプログレ畑を歩んできたオトコ達の奏でる曲なんだろうな、良いトコ突いてるじゃないか。そう思うことにしよう(笑)。いや、そんなに別に気張らなくてもアルバム的にもしっかり出来ているし、曲中でも要所要所でのプレイはさすが、と思わせる部分もいっぱいあるので今改めて聴くとなかなか侮れないバンドなんだよな、当たり前だけど。しかし音が軽い(笑)。時代の産物の音色ではあるが、とにかく軽いのでジョン・ウェットンの良さとか全然よくわからないんだけど、まぁ、本人満足していたみたいなので良いんだろう。何てったってつい先日再結成して日本にもやって来たくらいだからなぁ。しかもエイジアとは名ばかりで各自のバンドの代表曲をバシバシ演奏したって話だし(笑)。

Missing Persons - Spring Session M

 ザッパ先生関連のメンバーの中で最もザッパの音楽性からかけ離れたことをやって大成功をしたのがこれまたボジオ君の率いるミッシング・パーソンズではなかろうか。ザッパの変態音楽集団の中で中核を担っていた超テクニカルなドラムマシーンとも言われたボジオ氏がまさかこのようなキュートでキャッチーなポップバンドを組むとは誰も思わなかっただろう。しかも引き連れていたメンバーが全員ザッパ大学出身という実に巧妙なポップバンド。狙って作るってのがさすがなのだな。

Spring Session M The Best of Missing Persons Rhyme & Reason
Missing Persons - The Best of Missing Persons The Best of Missing Persons
Missing Persons - Walking In L.A. - The Dance Mixes Walking In L.A. - The Dance Mixes

 ギターにはご存じウォーレン・ククルロ、後にデュラン・デュランのギタリストにもなってしまうが、技巧派のギタリストとして名を馳せていたようだ。ベースには同じくザッパ学校からのパトリック・オハーンという人で、この人は自分的にはよく知らないので何とも言えないけれど、この面々に共感するんだからちょっとヘンなんだろう(笑)。で、歌。これがなぁ、ミッシング・パーソンズの顔になっちゃって、バックがザッパ学校出身のテクニシャンだろうがなんだろうがそんなことは全部ご破算にしてしまうくらいのインパクトを放っていたボジオ氏の当時の奥様デイル姫。いや、強烈(笑)。

 当時はそのインパクトが大嫌いでまともには聴かなかったバンドのひとつです(笑)。ただ、売れてた。確かに売れてた。だからPVとかはいくつか記憶に残ってるような気がするなぁ。音はちょこっと聴き直したらなんとなく思い出した。んで、再度聴き直してみる…うん、バックのテクニカルさとかを聴くためにね。そしたらねぇ、やっぱりプロ集団の作るポップスってのはやっぱよくできてるよなぁ、と。しかし歌が邪魔だ(笑)。いや、キュートで悪くないけれど、だからゆえ、そっちに耳が引っ張られてしまうんだ。バックが上手いのなんて当たり前で、やっぱりポップバンドとして売れる要素を持っているってコトの方が重要になっちゃうんだよな。ボジオさん自身はこのバンドってやっぱりよかったんだろうか?まぁ、金稼ぐって意味では結構良かったと思うけどさ。

 そして今では既にCDも入手しづらいようでアマゾンでもプレミア付き。ベスト盤「The Best of Missing Persons」なら普通に入手できるみたいなので良いかもしれん。一番キュートなファーストアルバム「Spring Session M」からの収録も多いことだし。

Bozzio Levin Stevens - Situation Dangerous

 う~ん、ザッパ先生とボジオ先生が出てきたトコロでちょろっとマニアックなモノに進んでみようかな…、何て思ったりしてます(笑)。自分もそんなに言及したことなくって聴いたのは最近の話なんだけど、いやぁ、驚いたってのが正直な感想。こんなセッションでアルバム二枚も出していたんだねぇ、っていう感じですな。

Black Light Syndrome

 テリー・ボジオとトニー・レヴィン…ここまではまぁまだわかる。が、もう一人意外な参加者スティーヴ・スティーヴンスとのトリオによるBozzio Levin Stevenっつうそのまんまのセッション名でCDリリースしてます。1997年にリリースされたファーストアルバム「Black Light Syndrome」は何と4日間だけの集中レコーディングによるほとんどセッションとも云えるものらしく、それでも十分に各プレイヤーの技量は発揮されているんだけど、圧倒的に完成度の高い2000年にリリースされたセカンドアルバム「Situation Dangerous」の方が良いと思うんだな。

 何が一番驚くか、ってスティーヴ・スティーヴンスのギターの技量。正に本領発揮と言わんばかりのもので、今までは彼のハードロックの一面ばかりを知っていたのでどうしてもそういうギターなもんだろうとタカを括っていたワケさ。あ、ファーストアルバム聴く前にセカンド聴いてるから順番無視ね(笑)。そしたら何とまぁ驚くことにシンセサイザー的なギターの使い方はしているし、ま、それ自体は不思議はないから「へぇ~」ってなもんなんだけど、驚くのは「Spiral」や「Tziganne」っつう曲でのホンモノのフラメンコギタープレイ。フラメンコだぜ。それって凄く難しい分野だし、並みの努力程度じゃ弾けないハズなので元々そういうのが好きだったりするんだろうなぁ、と。どっからどう聴いてもモノホンのフラメンコギターだし音色もそのままで、凄く心地良いサウンドなんだよな。もちろんそこにプロフェッショナルなボジオの歌うドラム…っつうかこの人も色々なジャンルの音楽に精通しているのかしっかりとハマっているのが素晴らしく、およそボジオらしくないドラミングでフラメンコギターに華を添えている。更にトニー・レヴィンだが、この人もまたもちろんプロなので良い感じでベースライン弾いててさ、いやぁ、こういう刺激があるから色々な人とのセッション活動ってのは面白いんだろうなぁ。うん。

 もちろん他の曲ではギンギンにハードな路線が多いんだけど、それはどっちかっつうとスティーヴ・スティーヴンスっていうよりもトニー・レヴィンとボジオのやりたいようにやれるため、って感じで特にトニー・レヴィンのベースに圧倒される。ボジオはさすがだなぁ~っていうのが前からわかってたからだと思うけど(笑)。もちろんトニー・レヴィンってのはクリムゾンで鍛えられているので当たり前っちゃ当たり前なんだけど、やっぱ凄いな、と。

 そんなワケで、この三人のセッションアルバムなんだけど実はかなりとんでもない一枚に仕上がっていてマニア向けにしておくのは勿体ないくらいの作品…、そう作品って云えるアルバムだね。インストものだけどたっぷりと楽しめる。

Frank Zappa - Zoot Allures

 プログレハード且つ変態ってことで最重要の人を忘れていた。ブログ仲間papini嬢が取り上げていたので思い出すことができてよかった~、さんきゅっ!そう、不乱苦雑派さんです。アメリカの音楽界の中で最高に変態で下品で天才的な人という変わり者、ウチでも数回取り上げたことあるけど、結構まともに取り上げているので今回は変態的なトコロで…、しかしこれだけアルバムがあるとどれがいいとかいう次元は語れないんで、適当な好みのアルバムを持ち出すことにしよう。とは言っても結構悩んだ(笑)。なんとなくプログレハードの流れもあるからやっぱスティーヴ・ヴァイ時代のがいいのかなぁ、とかギターに特化したのがいいのかなぁとかライブ盤だよなぁ、やっぱ、とか色々な切り口があるので難しいんだよ、ほんと。一応ほぼ全てのアルバムはライブも含めて所有しているし、事ある毎に聴いているので全体の流れは掴んでるけどマニアックに語れるほど聞き込めてはいないんだなぁ。なのでこの人も一生掛かって制覇していく人、だね。

ズート・アリュアーズ ワン・サイズ・フィッツ・オール

 …と言うことで、決めたのが「ズート・アリュアーズ」。自分の持ってるライコ盤だと「ズート・アローズ」ってタイトルになってるんだけど、アマゾンでは「ズート・アリュアーズ」になってるな。まぁいいや。リアルタイムでこの時代…1976年リリースだから、その頃を通ってきている人はこのアルバムがそのちょっと前に行われた初来日公演のライブの模様が一部収録されているってことで話題になったらしいので結構重宝したアルバムなんじゃないかな。自分的には当然通ってないので後で聞いた話になるんだけどね。それが二曲目に入ってる「ブラック・ナプキンズ」と言うのはもう有名な話。当然ライブとかなんとかっていうのを気にしなくてもいいんだけど、初っ端からザッパの哲学的な、そして独特のトーンが響き渡るギタープレイがグイグイと鳴っているという惹き付けられるナンバー。この人のギタープレイはホントに頭脳が宿っているかのような音色とフレーズなので聴く度にハッとする。そしてその他の曲は当時マザーズを解散したばかりだったのでザッパはテリー・ボジオとほとんど二人だけでこのアルバムを作ってしまったっつう曰く付きの代物。でもそんなことは説明されるまで気付かないはずだ。ま、ザッパのアルバムだからそういうもんではあるけどさ。相変わらずの下ネタ満載、皮肉というより悪口満載の素敵な歌詞が面白いのでザッパのアルバム全てに云えることだけどもちろん日本語訳の付いた日本盤を手に入れることをオススメするし、そうじゃなきゃ理解できない部分が多すぎる。この人の場合はね。いやぁ、笑えるなぁ、相変わらず。5曲目の「Find Her Finer」での下ネタ満載のだらだらした曲に続いて6曲目にはいきなり滅茶苦茶かっこいいバンドアンサンブルにしか聞こえないザッパの超絶ギタープレイとベースの掛け合いに加えてボジオのドラムというスリリングなインストナンバーが飛び出してきて耳を引く、そしてその競演が終わるとこれまたヒッピーネタの「Wonderful Wino」が始まるっつう、さすがザッパさん、面白過ぎ。

 こういう冗談を楽しめない人にはなかなか受け入れられにくいのがザッパの音楽と歌詞だったりするけどテクニックやアンサンブルやアレンジは唯一無二のものでできれば映像作品を見るともっと彼の世界がよくわかるのでオススメしたいところだね。自分的には映像を見て大受けしてハマってったしさ。「音楽にユーモアは必要か?」ってヤツね。日本版でDVDになってないんだろうなぁ…。

Magma - Live!

 ドリームシアターの変態性ってのはそれでもアメリカならではのものだし、同じアメリカ人の中には同じように天才的変態っつうのでは黒人になるがプリンスっつう人もいるので、やはり大陸の大きさがその器の大きさを物語ってるかなぁというところだが、一方ではヨーロッパ大陸ではどうだろう?もちろんあの手の変わり者ってももいるのだが、中でも相当の変わり者っていうところでは…、ここで言う変わり者はそれがしっかりと世間に受け入れられているという重要な点を含んでいるワケで、単なる変わり者という意味ではないのだが…、いや、それが例えアーサー・ブラウンでもいいんだけどさ(笑)。で、まぁ、要するにフランスから出てきた変わり者、マグマっつうのがありかな、なんてね。

ライヴ!(K2HD/紙ジャケット仕様) 幻の音像 Mekanik Destruktiw Kommandoh
Magma - Magma Live Live
Magma - Kohntarkosz Kohntarkosz

 いつ頃だったんだろうなぁ、英国プログレ系をかなり集めまくったところで少しばかりユーロ圏のプログレに手を出し始めてて、それでもそんなに多くのバンドは漁らなかったので大して知識はないんだけど、仲間の中で同じような方向性に行ってしまったヤツがいて、それがやたらとマグマにハマってイッタワケですな。まぁ、彼はベーシストっつうのも影響が大きかったんだろうなぁ。そんなことでひたすらマグマはあ~だこ~だ、と語っていて(笑)。まぁ、そこまで言われると聴きたくなろう、ってもんさ。最初に手を付けたのはご存じ「Mekanik Destruktiw Kommandoh」なんだけど、その後はやっぱり「ライヴ!」なワケでスタジオ盤の完成度よりもライブのブチ切れ度の方が高くて好きだ。だからこのアルバムが名盤として語られるのがよくわかる。声楽の凄さが彼等の強みでもあるんだろうけど、それをイカしながら楽器隊の強烈な、完璧な演奏がそれに輪をかけて緊張感を醸し出しているっつうところだな。スタジオ盤でのバックが押さえ気味になっているミックスとは大きく異なったライブアルバムの迫力とストーリー作りはハマるに相応しいアルバム♪もちろんテクニック面では抜群のばんどなので言うことないし。しかも30分以上に渡る「Magma - Magma Live - Kohntark Kontark」は最後の最後が超悶絶!

 しかしまぁ、マグマの音楽はスタジオ盤ばかりを聴いていると非常に眠くなってくる時もあるし滅茶苦茶ハイになる時もあるという実に不思議な音で困る(笑)。音楽的にどんなのなのか?って言われても一言で言えないよなぁ…、プログレっていうにもちょっと抵抗あるし…。そんな魅惑的な音を楽しめるのも幸せ♪

 そう言えばヤニック・トップさんが在籍していた時期の寄せ集めライブ集「幻の音像」ってのもリリースされているのでいずれ聴いてみたいなと。未発表曲やら何夜らとあるみたいなので結構お楽しみっぽい。

Dream Theater - Images and Words

 テクニカルプログレッシヴメタルバンドの代名詞とも呼ばれることの多いドリームシアター、だが決してそれだけをひけらかすワケではなくしっかりとした音楽性の上にそれが成り立っているとでも言えば良いのか、ニッチなファンを大量に引き寄せているのだな。往年のプログレファンでも納得できるレベルのテクと音楽性は新しいファンはもちろんのことながらイエス大好きファンなどにも訴えかけたようだ。自分的にはねぇ、イエスって好きじゃないからあんまりそういう表現されるとそれだけで聴こうって思わなくなってしまうんで、逆の宣伝効果だったりするんだよね。まぁ、90年代に入ってから活躍してきたバンドってのはその時点であまり聴かなくなっていたってのはあるんだけどさ。でもこのバンドは名前はよく目にした。もちろんプログレファンにも受け入れられている音としてよく紹介されていたからね。

Images and Words Metropolis Part 2: Scenes from a Memory
Dream Theater - When Dream and Day Unite When Dream and Day Unite

 そんな中でもやはり気になるきっかけがあったりするワケで、丁度いいからちょっと手を出してみようと思ったのが割と最近。まぁ、クイーンズライクと同じだよね、って気分で気軽に入手して聴いてみたのが「Images and Words」っつうヤツ。いや、一番良いって話も聞いていたのでどうなのかなぁ~って思って、これにした。それ以外はまだ全然聴いてない。パッと聴いた印象…、ギター弾き過ぎ(笑)。まぁ、冗談だけどさ、凄いな、これは。確かにバンドの力量がハンパじゃなく上手いっつうのがあるけどその分音的にもまとまりがあって、展開も激しい…、変拍子もキメ的にバシバシ入ってくるし、しかもコーラスワークもあったりしてかなり完璧…、いいじゃん、かなり(笑)。曲全体を包む叙情性をもうすこしメロトロンみたいなのでくるんであげると最高かも、なんて余計なこと考えたけどね。いやぁ、凄い。

 90年代に入ってからのロックシーンなんてヘタクソばっかが多くて音もかなり適当なのばっかって感じだったし、一方では黒人ラップが主流になってきて音楽からは遠ざかってしまったヒットチャートの世界だったのでその時期にこれだけテクニックを持った集団が出てくるってのはいいことだったんだろうな。古いモノばかり聴いてると新しい刺激欲しくなるけど、その時に適当なバンドがないと幻滅するもんね。そこにこのバンドだったら正しくハマっていく人多かっただろうな。久々に相当ヒットのバンドだ…っつうか今更言うな? うん、そうだろうな。いいじゃん、まだデビュー15年くらいで気付いたんだから(笑)。

Queensryche - Empire

 アイアン・メイデンが、もしくはスラッシュメタル陣が提供しているヘヴィメタルというジャンルに於いてのプログレッシヴな楽曲展開というものを商業的にも音楽的にも上手くこなしたバンドというものがいくつかあって、それはドリームシアターだったりクイーンズライクだったりするみたいなんだけど、その前にラッシュなんかも同じような部類に入る?のかな?ちょっと違うか。まぁ、アメリカ系のプログレッシヴロックと呼ばれるジャンルには未精通なので何とも言えないけど。うん、ボストンとかそういうのって通ってないし、聴く気にもならなかったりするんです(笑)。いや、単なる偏見(笑)。同じ理由からメタル系のプログレッシヴバンドっつうのも全く通っていなくて、プログレに入っていってハードロックとか好きなのでその辺漁ると必ず出てくるんだよね。でも何か聴かなかった。全く同じ理由でポンプロック系も見事に聴いてない。結構食わず嫌いが多いのかもしれないなぁ(笑)。

エンパイア オペレーション:マインドクライム オペレーション:マインドクライムII
Queensr?che - Empire Empire
Queensr?che - Operation: Mindcrime Operation: Mindcrime

 で、そうも言いながら幾つか手を出し始めているのもあって、その辺から書いてみようかな、と。まずはクイーンズライク。もちろんデビュー時から知っていたのでその頃にも聴いているんだけど全然ピントこなかったんだろうな、多分。全く覚えてないから。それでもあのモノクロのゴチャゴチャしたジャケのヤツが売れたんだよな…という記憶はあったりする。うん、「オペレーション:マインドクライム」ね。だが未だに自分ではそのアルバムを聴いたことがないので今は書けないのだ…。最高傑作の評価を取りまくっているのは知っているので聴かなきゃいかんだろうな、と思いつつもね。んで、今回はその後の作品で、相変わらず進化していると言われている正に彼等の黄金期の作品とも云われる「エンパイア」です。こいつを聞く限りは全然プログレッシヴなバンドっつうほどのもんではないよな、ってのが素直な感想。しかもメタルっていうんでもない。難しいね、こういうののジャンル分けは。ジャンルはどうでも良いんだけど、書きにくい(笑)。ただなぁ、ボーカルの声が好きになるかどうかは分かれるトコロかもしれないね。自分的にはそんなに好みではない声だけど、バックの音作りがなかなかよろしいなぁ、と言う感じ。その辺OKだったら結構ハマれるバンドなんじゃないかな。このアルバムはメンバーの作った小曲を集めた、みたいなとこらしいので祖アルバム的には分散型なんだろうけど、良いね。ちょっと熱くなるようなシーンがないのが残念だけど、クールで良いかもなぁ。

 ギター的にね、ちょっとエフェクト過剰的なところがあるから好みとは違うってのがあるかも。でも別に音の効果的には全然素晴らしいので彼等が正しい音なんだと思う。うん、やっぱり作品としてはしっかりしてるよなぁ…、効果的な展開もあったりするしさ。ただどれも完全に入り込むほどの叙情性がなかったり熱さがなかったりするのはなぁ、そういうのが売りなのかな。やっぱ文句言うくらいなら「オペレーション:マインドクライム」聴けって言われそうだから早いウチに入手した方がよさそうだ(笑)。

Metallica - Master of Puppets

 やっぱり硬質なメタルってことで言及しないワケにはいかないのはメタリカかなぁ。デビューが1983年だからLAメタルシーンに絡んできててもおかしくなかったんだけど、あんなに華麗じゃなかったためか全然絡まなくて独自のメタル路線を展開していたね。どっちかっつうと当時はメタリカとかアンスラックスとかスレイヤーなんてのはスラッシュメタル系ってことでヘヴィメタルよりももっと速いジャンルっつう世界だったんだけど、今聴いてみるとメタリカは全然そんなことなくって普通よりも重くて濃密というだけのような気がするので当時の括りは全く異なっていたってことだろうな。勿体ないことしたな。いや、メタリカについてもほぼ最初からバンド名もしっていたしレコードも聴いたことあったバンドなんだけど、どこか馴染めなくてほったらかしのバンドのひとつだったんだよね。ちょっとだけまともに聴いたのは「One」が売れた頃くらいで、それでもそれ以降また無視してたしさ(笑)。まぁ、それでも別にバカにしてたとかじゃなくて結局2000年になっても名前が残ってるバンドってもうメタリカくらいしかなかったのでやっぱりロック好きとしては聴いておいた方が良いバンドなのかな、と思ったワケさ。まぁ、ベスト盤とか「S&M~シンフォニー&メタリカ」とかあんまり真面目なものを聴かなくて、それでも数曲聴いたら結構お腹一杯って感じだったんだけど、慣れるってのはコワイね。今じゃアルバム丸ごと聴いてるもん(笑)。

メタル・マスター ライド・ザ・ライトニング(紙ジャケット仕様)

 それで、自分的には「LOAD」も「RELOAD」も聴ける人なので別に何の抵抗もないんだけど、やっぱりアルバムとして、そしてバンドアンセムとしても凄いなというのはやっぱり三枚目のアルバム「メタル・マスター」なのかなぁと。詳しく語れるほど聞き込んでいないけれど、割と流れることが多いアルバム。初っ端の「Battery」からもうとんでもない曲じゃんね。昔はわからなくて、単に速くて重いだけって思ってたんだけど、いやいや、これ、凄いよ。気合いはいるもんなぁ、マジに。次の「Master of Puppets」もそんな感じで凄いんだなぁ。そして何よりも上手い。アレンジもしっかりしているし、単なるメタラーバンドじゃないんだってのがこのアルバム聴いているとよくわかる。そのせいかスラッシュ系のバンドって速いのが多いけど展開は凄くプログレッシヴな曲展開ってのが多いんだよね。多分、この辺の影響なんだろうけど。

 こないだサマーソニックで来日公演した時にこのアルバムを丸ごと再演したってことで話題になったけど、それくらい完成度の高いアルバムなのも事実だし彼等にしてみても自信のある一枚なんだろうね。しかし、やっぱ速い「Damage, Inc」なんてのは強烈だわ…。こういうのをさらりと聴けるようになった自分って大人だよな(笑)。

Slipknot - Iowa

 何となく変態系が続いているのでついでに…、そういえば変態の定義って難しいよな、と思うことが最近ある。いや、たわいもないことなんだけど欲から変態へと進む場合の一線っつうのが狭間にいるとわからなくなることってあるんだよ。例えば音楽的にはメタルはいいんだが仮面付けるとかっつうのはちょっと変態っつうか反則だろ、みたいなさ。じゃぁ、キッスくらいだったら変態じゃないのか?とか昔のエアロとかだって結構キツイメイクしてたりしたワケでそんなのはかっこよいの範疇なワケじゃん?だから変態的定義ってのは難しいよなぁと。ま、いいんだけど(笑)。

ヴォリミナル:インサイド・ザ・ナイン
Slipknot - Iowa Iowa

 で、何が変態か、っつうとだな、やっぱスリップノット(笑)。彼等のデビューって1998年らしいけど、その頃は別に知らなかったんだよな。やっぱねセカンドアルバム「アイオワ」が出てから何となく全世界的にブレイクしちゃった頃に知った。でも、なんで2001年になってこんな変態的なバンドが売れるワケ?って思ったんだけどさ。いやぁ、音楽的には超の付くくらい重いデス系のヘヴィメタルで早いのもあるからはっきり言って一般家庭では流してはいけない部類の音楽なんだよ。それが売れてしまうって世の中おかしいぞ、って思うんだが…。でも多分その要素ってコレもインパクトにあったんだろうな、と思う。キッスを筆頭にメイクバンドっつうのはあったし悪魔的要素をモチーフにするってのも別に目新しいもんじゃない。マリリン・マンソンだってあるワケだしさ。しかしスリップノットの凄いのは仮面を被ったバンドっつうトコロではないか、と。大体が歌を歌ったりするワケで、それが仮面を被るっつうのは考えられないだろ、普通。しかしコイツラはしっかりとコスチュームバンドなワケで、しかもやってる音楽は超高速重低音メタルな、どっから見てもマイナーで終わるはずのものだったのだが…、時代はよくわからん。

 しかし自分でも不思議なのだが、そんなバンドを面白そうだなぁと思ってついつい聴きたくなってしまって「アイオワ」を入手してみるんだな。ところがこれが超破壊的なアルバムで最後には15分からなる静寂なイメージソングまでやってのける当然なんだけど相当の実力派だったりして、意外や意外、これは傑作だった。最初の「Slipknot - Iowa - People = Shit People=Shit」っつうタイトルも凄いんだが、曲がもう殺人的な破壊的な、このアルバムを代表するとんでもないチューンで、早くもお腹一杯感が漂う壮絶な曲だったなぁ。すっきりしたい時はこいつを大音量で流せば間違いなくスカッとすると思う(笑)。ライブの模様もあれこれと目にする限りではかなりパフォーマンス性が高いので見ていても面白いんだよね。メンバー9人もいるしさ(笑)。曲芸バンドにしては実力ありすぎるかもしれない集団で、好き嫌いが分かれると思うけど、やっぱこういうゲテモノって面白いから悪くない。ただ、やっぱアメリカ的な音ではあるのがちょっとね。あ、ジャケットなんかは結構頑張っててさ、しっかり山羊の頭を使ってるしね。黒魔術系なワケよ♪

UFO - Obsession

 ドイツ産の硬質なバンドが続いたのでそのまま書き進めようと思っていたんだけど、唐突にUFOってどんな音だっけ?って気になってしまったので引っ張り出して聴き入ってしまいました(笑)。もちろん最高傑作は何と言っても「Strangers in the Night」というリマスターバージョンのライブ盤に尽きると思っているのだが、スタジオ盤ではどうだっけ?って思ってね。うん、やっぱりマイケル・シェンカー加入後のものになるんだろうけど、この時期ってジャケットはヒプノシスだし、アルバムサウンド的にも軽快でキャッチーなハードロックだったりするのでもうちょっとポピュラーになっててもおかしくなかったハズだが、時代によってUFOの捉えられ方は結構異なるだろうなぁ、と。マイケル・シェンカー全盛期を知る人間にしてみるとどうしてもシェンカーが在籍していたバンドという見方で聴くし、リアルタイムでUFOを知っていた方は売れない英国のハードロックバンド、って見方だろうし、どちらも知らない世代だと多分同じくシェンカーの在籍していたバンドっていう聴き方から入る方が多いと思う。

宇宙征服 Strangers in the Night
UFO - Obsession Obsession
UFO - Strangers In the Night Strangers In the Night

 で、そんな偏見なしに最近ヘビメタにハマっていてしかも英国好きというリスナーとしてUFOを聴いてみることに。アルバムはどれでもよかったんだけど、敢えてNWOBHM時代に近いもの、ってことでマイケル・シェンカーが参加したスタジオ盤としては一区切り着いた「宇宙征服」っていうマイナー…っつうかあんまり取り上げられなさそうなアルバムでいかが(笑)?

 マイナーっつっても最初は「UFO - Obsession - Only You Can Rock Me Only You Can Rock Me」だからシェンカーのしつこい演奏によって一躍有名になっている曲が入っているワケで、もちろんそれなりに出来が良い曲なのでオープニングナンバーなのだし、ファンにも馴染みのある曲だ。個人的には少々軽すぎて好みではないけど、まぁ、しょうがないか、と(笑)。でもね、フィル・モグの歌って好きなんだ。別に取り立てて凄いって言うのではないけど、バンドのサウンドにマッチしているし、なかなか存在感もあるので良い。ちなみにドラムもワイルドで好きなタイプ。それでギターはシェンカーだからもっとUFOを好きになっても良いんだな、と気付いた(笑)。「Arbory Hill」だってフォークギターとフルートが美しい小曲だし、アルバム全編では当然の如くシェンカーの宙を舞うギターソロが飛び交ってるし、かと思えば「Hot & Ready」みたいな変則的なギターリフもあってこのアルバム、なかなか粒揃いでしっかりした作品だなと。しかもどれもこれも3分半くらいに収めているところがキャッチーで聴きやすい。よく出来てる…。

Scorpions - Blackout

 西ドイツ出身のバンドで多分一番成功したヘヴィメタルバンドではスコーピオンズなんじゃないかな。ラムシュタインはアメリカじゃ売れてないし、ネーナやクラフトワークじゃちょっと違うだろうし(笑)。そのスコーピオンズもNWOBHMの波を受けて便乗した感があるし、またアメリカでブレイクしたのはLAメタルブームの影響も大きいだろうしね。別に体系化する必要もなくって当時はシーンに横並びだったヘビメタ(的)バンドというだけだったので、後になって整理されてきたワケだが、西ドイツ出身のバンドとは知ってはいたけどそれが何か違うのかというのはあまり感じなかったもんなぁ。多分それだけアメリカナイズされた音作りをさせられていたんだろうね。普通にレコード屋にも置いてあったしさ、まぁ、文化ってのは凄いってコトか。

Blackout 禁断の刺青 Animal Magnetism

 そんなスコーピオンズって初期、中期、後期ってはっきりと音が分かれているので、結構足取り掴むのも手間掛かったりするバンドのひとつなんだな。今だによく押さえ切れてないバンドです。そういう意味ではUFOも同じで、あんまり押さえ切れてないバンドだなぁ。マイケル・シェンカー期ってのが中心で聴いてるからだろうけど(笑)。なのでこんなブログやってるとそういうのを整理する良い機会だったりする。スコピも今アレコレと書くために調べてると色々と分かることが多くてねぇ、いいね、やっぱりこういうのは。ヒプノシスのジャケットについては結構昔から知ってたんだけど中味についてはあまり評論も聞いたことがなかったので、あの一番いやらしさを喚起する男性としゃがんだ女性と犬のジャケットのアルバム「Animal Magnetism」があんまり名盤ではないらしい、ってことがわかってちょっと残念(笑)。いやいや、まぁ、人の評価だから聴かないとわかんないんだけどさ、ジャケットに興味をそそられると買いたくなるじゃん。でも、これはジャケ写がやたら有名だったので音を聴くまでに至らなかった、ってトコなんだな(笑)

 さてさて、それでスコピの中で一番メジャーになって音もそれなりに聴いたアルバムは「禁断の刺青」っつうヤツで、これは売れたんじゃないかなぁ。どこでもあったし普通にチャートに出てきてたような気がするし、ヒット曲は幾つも入ってるし、アメリカ市場で成功した作品だろうね。だが、今回はその前の「Blackout」を取り上げてみよう~。いやぁ、やっぱり硬質な音が聴きたい時にはこっちでしょ。初っ端の「Blackout」のリフからして切り込むようなサウンドで単純な曲調もハマれるサウンドだしね。しかしクラウス・マイネってホントに歌が上手いよな。通る声じゃないけど滑らかに入ってくる上手い~っていう歌。ルドルフ・シェンカーのギターリフとマティアス・ヤプスのクネクネしたギターソロの絡み合いが結構心地良いんだろうな、この時期は。単純にノレるリフが続くしさ。かと思えばこのバンド特有の…というかお手の物なんだろうなぁ、大げさなバラードっつうのはさ(笑)。今になってみるとあまりマジメに聴けるバラードではないけど大層な音色はさすがだなぁと毎回思う。しかし「Can't Live Without You」なんてのが代表的なんだけどキャッチーな曲だよ、ホント。確かにLAメタル好きにはウケただろう。ジャケットも久々に痛々しくてスコピらしい(笑)。

Accept - Restless And Wild

レストレス・アンド・ワイルド メタル・ハート ボールズ・トゥ・ザ・ウォール
Accept - Restless And Wild Restless And Wild
Accept - Restless - The Best The Best

 1980年代初頭、まだスラッシュメタルやデスメタルなんて言葉がなかった頃にとんでもなく硬質で世界最速のヘヴィメタルを奏でていたバンドの音を聴いた時、こんなのアリかよ?と思ったくらい衝撃を受けた。当時ギターを始めたばかりだったギター小僧の自分はこんなの弾けるんかなぁ~と思いコピーしてみるが…もちろん無駄な努力(笑)。やっぱりヘビメタは弾けないぜ…と早々に早弾きを断念したという逸話があるのだった。いや、どうでも良い話なんだが(笑)。

 で、それが何だったのかと言うと、アクセプトというバンドのアルバム「レストレス・アンド・ワイルド」の最初に収録されている「Accept - Restless - The Best - Fast As a Shark First As A Shark」という曲だ。恐ろしいよな、十何年も聴いてないのに今書こうと思ったらリフも旋律もサビも全部思い出せるんだもん(笑)。ツインギターソロもだけどさ…。いやぁ、それでちょこっと引っ張り出してきて聴き直したワケなんだが、音が籠もってて今の音に慣れているとなんだこの音って思ったんだけど、そんなことよりもその中味が相変わらずインパクトを与えてくれて…、やっぱり今でもコイツは早いし、ごり押しだし、凄いわ。当時から思ったことだったんだけど、特に北欧メタルっつうか西ドイツ産メタルってのにはあんまり興味を抱かなくて、どういうものが北欧メタルやドイツメタルなのかってよくわかってなかったんだよね。でもさ、これだけ色々なバンドを聴いているとさすがに北欧産とかドイツ産とかまぁ、こんな感じか、ってのはわかるワケで、その耳でアクセプトを十何年ぶりかに聴いたんだが、どっからどう聴いても硬質なドイツ産のメタルバンドだった(笑)。それでその「First As A Shark」なんだが、最初のノイズまみれの中から叫び声が聞こえてきて最速のツーバス…、いやぁ、参ったね。このアルバムってこの曲ばっかり聴いていたような気がする。

 ついでにもう一つこのバンドで印象に残っているのが「メタル・ハート」だな。もちろん「エリーゼのために」をモチーフとしたギターソロがインパクト強かったんだけど、アルバム的にはコッチの方が聴いたかもしれない。早いのは全然なくってどっちかっつうと重さで押してきたアルバムで、アメリカを意識してたのかな、すっきりした感じがあって聴きやすかったんだもん。まぁ、それでもかなり異質な音っていうのは思ってたんだが。多分この辺りが一番ヘビメタ聴いてた時期なので、覚えているのが多い。まぁ、これくらい硬質なバンドってのは多分いくらでもいるんだろうけど、結構お腹一杯になってきてしまった…(笑)。

Judas Priest - Screaming for Vengeance

復讐の叫び

 1970年代後半、NWOBHMが台頭してきてから様々な様式美バンドがシーンに登場しては消えた…と言うよりもマニアックなバンドとして存続していったものも多かったが、音楽的にはひとつのジャンルを形成したことに間違いなく、やがてその波はLAに持ち込まれることとなるのだが、その中でもアイアン・メイデンと共にシーンの牽引役として大きく貢献したThe God of Heavy Metalと異名を取るのがジューダス・プリースト。元々が1973年頃からシーンに登場したバンドなのでキャリアも長くシーンの流れそのものも大変よく熟知しているバンドなのだが、彼等がヘヴィメタルという言葉に包まれてきたのが1970年代後半頃からで、80年代には既にゴッドとして君臨していたワケで、「アナザー・カミング」という大ヒット曲を飛ばし、正に黄金期を迎えるのだ。その大ヒット作を収録したアルバムが「復讐の叫び」で、プリースト史上最高傑作との誉れも高い。

 いやぁ、ヘビメタって言ってもここまでハイトーンでパワフルな声を持ってる人は多くないし、ここまでサウンドが真の意味で硬質な金属のようなバンドは他には見当たらない。そして奏でている音が全くチープではなくきっちりと作り込まれているというのも特徴的で、はきり言って聴いていると疲れる。それくらい鋭利なサウンドで緊張感を醸し出したヘヴィーメタルサウンドなワケで、だからこそヘビメタなんだよ。これくらい金属的じゃなければヘビメタの重さは出ない。そして云わずと知れたツインギターの美しさ、様式美を持ち合わせているという正にヨーロッパ的な部分があるところが安っぽくないんだな。スタイルだって錨付き革ジャンに革パン、アクセサリーも全て錨付きでマーシャルは山積みだし、しかもその後ろからハーレーに乗って登場するというどこからどう切ってもヘヴィメタルと言うスタイルはもうオトコの世界。当時女性ファンって少なかったんじゃないかなぁ。個人的に映像の印象はなぜかUSフェスティバルのライブの模様で、うわぁ~なんだこれ?かっちょいい~~ってのが最初の出会いだったかも。音はうるさくて聴けないって思ったけど格好は凄いなぁって思った。

 そんなジューダスの一番の傑作と呼ばれる「復讐の叫び」だが…、いやぁ、オープニングから「Hellion」の流れだけでもう参っちゃう。気合い入りまくりの一言に尽きるのだが、とにかくこれっきゃないってくらい完璧な始まり方で、以降続く曲全てがこの出だしに引っ張られているから悪いはずがない。正に重金属音楽軍団の名にふさわしいサウンドに仕上がっていて、彼等としてはもう8枚目の作品なのにまだまだ前に進んでいる実験色も持っているんだな。しかし時代がようやく追い付いたのか売れた。しかもヘビメタのバイブルとして挙げられることにもなるくらいね。やっぱこれくらいのリズムと重さと硬さで迫ってくれないとアタマ振って腕を上げる昔ながらのヘビメタスタイルでノレないだろうなぁ。最近のでは何か手拍子的になってしまってダメだ。やっぱりジューダスの重さと硬さが一番心地良い。疲れるけど(笑)。

Iron Maiden - Killers

キラーズ Iron Maiden Powerslave
Iron Maiden - Killers Killers
Iron Maiden - Powerslave Powerslave
Iron Maiden - Iron Maiden Iron Maiden

 梅の季節も終わり、そして一瞬だけ咲き乱れる桜も既に終わり、ようやく春の訪れと思いきや一気にまた冬の寒さに戻る訳の分からない気候を体感するとやはり地球温暖化の影響は深刻に受け止めなければいけないなと思う今日この頃、そして春を迎えて楽しむべき音楽には色々な種類があるのだろうが、今の気分はどういうワケかヘビメタなのだ(笑)。いやぁ、昔はヘビメタと言ったものだが今はHR/HMと書く方が良いのか、単にメタルとかくと分かるものなのか、しかしあちこち見てるとヘビメタの中でも実に多岐に渡るジャンルがあるようで、メロコアとかデスメタとかよくわからない世界が広がっているようだ…。一応タイミングを見ながらあちこちかじってみるのだが、どうも昔聴いていた純粋なヘビメタのパワーに敵うモノってのが全然なくて、見せかけだけのような気がしてしまうのだが、まだまだ甘いからなのかな。

 そんなことで昔はあんまり聴かなかった、どっちかっつうと割と苦手だったのがアイアン・メイデンなんだけど、これがね、最近結構聴いているとかっこよくってさ、こんなにかっこよかったんだ?と思えるくらい素晴らしい。若い頃はどっちかっつうとLAメタル系(世代的にね)を通っていたし、当然メイデン辺りもあったんだけど、まだまだ子供だったのでこんなに凝ったものはダメだったんだろうなぁ。んで、それ以降はヘビメタそのものをあんまり聴かなかったから英国好きになってからも別に聴かなかったしさ。そんなことで随分と時間が経ってから気に入ったバンドになってしまったので本ブログ初登場なのだ(笑)。音はね、ウチのバンドのヤツが全部持ってるのでitunesにガシガシと落としていって「いいから聴け!」って言ってたのがあるので全部あるんだよな。おかげで聴くハメになって、まぁ、かっこよさに気付いたからいいんだけどさ。で、もちろん色々な時代があって一般的な名盤と言われている全盛期の「Powerslave」でもよかったんだけど…、あ、ちなみにこのアルバムはリアルタイムで聴いていたので結構知ってたんだが、今回は初期の傑作「キラーズ」。

 ファースト「Iron Maiden」はパンク的な要素が強くてセカンド「キラーズ」からメイデンのキーマンとなるエイドリアン・スミスが加入したもので、一方では初代ボーカリスト、ポール・ディアノの最後の作品になったもので、黄金期のメイデンとは結構音楽性が異なっているし、もっとNWOBHM的な要素が強くってかっこよいのだ。オープニング「The Ides Of March - Iron Maiden - Killers - Wrathchild Wrathchild」の流れは素晴らしくかっちょよいしなぁ。ギターの旋律にしても美しさにしても正に英国的で流れるような音が心地良いんだよな。それでね、この初期の頃のメイデンはさリズムが凄く好きなんだよ。ハネるリズムでスピーディに弾き出されるビートがいいんだ。もちろんスティーブ・ハリスのベースのドライブ感も堪らないのだが…それはもちろんタイトル曲「Iron Maiden - Killers - Killers Killers」でよくわかるんだろうけど、圧倒的存在感。スリリングでシャープでドライブするベースの流れは独特のモンだね。どうにもしばらくはメイデンのかっこよさにハマってるかもしれないなぁ…。

Utopia - Deface The Music

ミート・ザ・ユートピア(K2HD/紙ジャケット仕様)

 カバーアルバムっつうのとはチト違うのだが、トッド・ラングレン率いるユートピアの「ミート・ザ・ユートピア」というアルバムをご存じない方はまだまだいるのだろうか?じゃぁ、ビートルズをそれなりに聴いたことのない人…、まぁ、意識的聴かないのはあるとしても普通にロックや音楽に手を出すとビートルズってのはどうしても通るものであってほしいし、やっぱり凄い。で、その辺を知ってから是非このユートピアの「ミート・ザ・ユートピア」に手を出してもらいたいと思う。トッド・ラングレンの天才肌に触れることができるし、音楽の構成や骨格というものが如何にアーティストの音を論理的に形作っていることなのかがよくわかるから。だって、メロディだってコーラスだってその理論で片付いてしまうくらいに分析してぶち壊して組み立て直したアルバムだから。

 云わずと知れたこのアルバム、トッドの才能をとことんまで使い果たしていることは間違いない。全曲ビートルズのエッセンスだけで作られた曲で楽器の音やアルバムをミックスする手法、効果音、もちろん楽曲やコーラス、コード進行、かけ声、ジャケットなど全てがビートルズのもので作られているという意味で、どこからどう聴いてもビートルズなんだけど、違うっつうユートピアのオリジナル曲なワケ(笑)。要するにここまでビートルズに成り切れるか、っつうことだな。曲のタイトルだってそんな意味をたっぷり込めてるしさ。しかしここまでパクる、と言うか、音楽的に似せられるものなのか?最初から最後まである意味ビートルズを超えているもんな。

まずは曲目:原題
1. I Just Want to Touch You
2. Crystal Ball
3. Where Does the World Go to Hide
4. Silly Boy
5. Alone
6. That's Not Right
7. Take It Home
8. Hoi Poloi
9. Life Goes On
10. Feel Too Good
11. Always Late
12. All Smiles
13. Everybody Else Is Wrong

邦題:
1. 抱きしめたいぜ
2. キャント・バイ・ミー・クリスタル・ボール
3. 泣きたいダンス
4. アクト・シリィリィ
5. ホワイル・マイ・ロンリネス・ジェントリー・ウィープ
6. エイト・デイズ・ア・ウィーク・イズ・ノット・ライト
7. ドライヴ・マイ・カー・トゥ・ホーム
8. ユア・マザー・シュッド・ノウ・ザ・ホイ・ポリィ
9. エリナー・リグビーはどこへ
10. フィクシング・ア・ホール・イズ・ゲティング・ベター
11. マックスウェルズ・シルバー・ハンマー・イズ・オールウェイズ・レイト
12. ミッシェルの微笑み
13. エヴリバディ・フィールズ・フォーエヴァー

 曲を想像してみて頂戴。邦題の付け方はちょっと露骨だけど、きっとそのままの音が出てくるから(笑)。本当に音楽のできる人はこういうのも簡単にできるものなのか…、やっぱり好きで努力しないとできない分野だろうと思うんだけどさ、とにかく絶品。昔仲間が増えるたびにこれを聴かせて反応を楽しんでいたことがある。笑うヤツもいれば驚くヤツもいるけど、みんな最後には「すげぇ~」って言ってた(笑)。そして今久々にこいつを引っ張り出してアナログで聴くと、やっぱり暖かい音で懐かしさを思い出させてくれる。不思議なことにこの冗談みたいなアルバムに思い入れが出来てしまったんだよな。とにかく聴いてもらいた究極のカバーじゃないパクりアルバム♪

David Bowie - Pin Ups

 ストーンズの名曲「The Rolling Stones - Goats Head Soup - Angie アンジー」で有名なボウイの奥方だったアンジー、ボウイがジギーになったのも彼女のアドバイスがあったから、そしてカバーアルバム「ピンナップス」もアンジー選曲によるものだった。もちろんボウイの好みも多分に入ってるのだろうから、恐らく二人とも似たような音楽の趣味だったんだろう。で、ボウイって人の曲をカバーしてやることって全然平気な人で、ライブでは当たり前のようにヴェルヴェッツの曲とか今でもやってるし、こういうアルバムも全然平気だっただろうし、楽しんでいたんじゃないかな~と思うね。

ピンナップス
David Bowie - Pin Ups

 通常のボウイのカバー曲って大体がテンポを落として歌いやすく雰囲気を出してってのが多いんだけど、ここに収録されているものは逆にテンポアップ…と言うかシャープでタイトなスピードでカバーしているものが多い。バンドはスパイダースを使っているのでジギー時代の名残とも言えるバンド感によるものの影響かもしれないけどね。しかしまぁ、プリティ・シングスから始まってゼム、そしてヤードバーズと60年代ビートロックの代表的なバンドの作品をパンク以前にパンク風にアレンジしてシャープにプレイしているワケでかなりかっちょよい。だから原曲に辿り着く必要がないくらいのものなのだ。そして4曲目にはシド・バレットの大好きなボウイの、そしてアンジーもか?「David Bowie - Pin Ups - See Emily Play See Emily Play」がなかなかサイケデリックな雰囲気を出しながら忠実にカバーしている、と言えるんじゃない?まぁ、やっぱりシャープになっちゃってるんだけどさ(笑)。次のMojosはそれほど有名ではないので知らない人の方が多いと思うんだけど、こうしてこのアルバムでボウイの声で聴く凄くかっこよく聞こえるんだよな。で、云わずと知れたフーの名曲。テンポダウンによるカバー…、これだけでなくってボウイがフーをカバーする時は大体テンポダウン。もちろん大正解のアレンジなんだけどね。そんでもってイージー・ビーツ、これも60年代のビートバンドの代表的なもので、やっぱり好きなんだねぇ~っていう感じだわ(笑)。次の「David Bowie - Pin Ups - Sorrow Sorrow」はマーシーズというバンドの曲なんだけど、1984フロアショウでのボウイを知っているととてもカバーとは思えなくて、ボウイのオリジナルに聞こえてしまうくらい持ち歌にしてしまってると思う艶めかしい歌。いいね。次はまたまたプリティ・シングスで、やっぱりビートが効いた軽快なカバー。そしてヤードバーズをもう一曲♪ 結構原曲に忠実なのはベック時代だからなのかもね。そしてテンポダウンカバーがもう一曲…、そうフーの曲だよね。最後にはボウイがかなり好きなキンクスのカバー、キンクスよりもちょこっとゴージャスに展開するけれど、原曲に忠実なカバーで、なかなか楽しめる一枚♪

 ちなみに昔ライコから出たCDのボーナストラックには若き日のブルース・スプリングスティーンの作品「Growin' Up」をボウイが歌うものと「Sorrow」のシングルB面曲だった「Port of Amsterdam」という静かな美しい曲が入っていたものだが、今では多分このCDは手に入らないんだろうなぁ。曲そのものは多分どこかで入手できるでしょう、多分。

 ジギーからの脱却という意味でひとつの線を引くために制作されたカバーアルバムだったみたいだけど、また今でも作って欲しいね、こういうリラックスできる作品は。アーティストの原点もわかるしなかなか面白い試みで、しょっちゅう聴かないけど割と好きな作品。

Ozzy Osbourne - Under Cover

 ミュージシャンによるカバーアルバムの始まりっつうと…デヴィッド・ボウイの「ピンナップス」あたりが浮かぶんだけど、まぁ、それ以前の60年代なんてのは皆が皆カバーアルバムだったワケで(笑)、ビートルズだってストーンズだってカバーアルバムみたいなもんだったワケだしな。そうか、そう考えると著目ミュージシャンによるカバーアルバムっつうのは別に大したことではないのかもしれん、うん。となるとカバーアルバムを出していないミュージシャンほど大物にはなれないっつうことか?などと意味もないことを考えるのだが…、だってさ、ツェッペリンにしたってカバーというかパクリは多いしねぇ。ま、いいや。

 時代を経て70年代以降ミュージシャンが自信の作詞作曲能力に加えて演奏力を披露するものと定義されてからは当然ながら他人の曲をカバーというのはライブで少々あったりオマージュと共にアルバムに一曲入れるというものはあるが、全編カバー曲集というものは論外だった。そこへボウイが「ピンナップス」を投入し、世間を驚かせたようだが、かと言って他のミュージシャンがそれに習ってアルバムを出したかと言われるとあまり思い浮かばない。つまり70年代にはあまりそういった動きはなかったということなのだろう。80年代以降はよくわからんけど。ガンズがパンクバンドのカバー曲集ってことで「ザ・スパゲッティ・インシデント?」をリリースしたってのはあったけど、これってどう見ても契約絡みの手抜きっつう感じだしさ(笑)。

アンダー・カヴァー アンダー・カヴァー(初回)(DVD付)

 で、21世紀になって、なのかどうか知らないけど、ヘヴィメタル界の大御所でもありまたお茶の間を賑わすファミリーコメディの主役でもあるオジーが自身の集大成ボックスセット「プリンス・オブ・ダークネス」をリリースした際に収録されていたカバー曲の数々を題材にいくつか新たなるカバー曲を録音して出来上がったアルバムが「アンダー・カヴァー」というオジー版カバー曲集アルバムなワケだ。何とも興味深い選曲でオジーの歌でしょ?ってことでやっぱ聴きたいなぁと思って入手♪ いやぁ、驚いた(笑)。全曲のオリジナルを知ってるワケじゃないんで「ふ~ん」ってのもあるんだけど知ってる曲は滅茶苦茶楽しめたのだ。

 一番ハマってるなぁ~ってのはもちろん「21バカ」で、アレンジも斬新だし歌もかなりハマっててやるなぁ~って。本人も気に入っていたってことなので、なかなか挑戦的なカバーでオジーらしさも出ているオススメ曲だね。次は「Fire」かなぁ。オリジナルの雰囲気に近いってのもあるけどやっぱり呪術的っつうかおどろおどろしさってのはオジーも専門だからアーサー・ブラウンには負けてない(笑)。ん~で、そうだなぁ「Sunshine of Your Love」かな、次は。サイケデリック調の曲なだけにちょっとオジー調にしてしまえばハマる、みたいなさ、そんな感じでよろしい。オジーの好きなビートルズとかジョンの曲は個性っつうよりも好き、ってのが出ているからまぁ、悪くないけど意外性がないかな。そんなトコロでこのカバーアルバム、ルーツを紐解くには重宝する面白いアルバム。

Lordi - Get Heavy

 キャッチーでポップセンスの溢れるメロディ、且つハードロックでそれを実践し、更にインパクトを与えるために悪魔のような格好とメイクを施してセールスに繋げるという手法を実践して見事に今ではアメリカナンバーワンエンターティナーとして君臨しているキッス。その影響力は全世界に及び、この日本でも聖飢魔IIという悪魔コミックバンドを生み出し、コミカルなキャラクターとは裏腹に安定した演奏力とパフォーマンスで人気を博したことは記憶に新しい。もちろんそれ以外にも世界中にはキッスに続けとばかりに…と言うか、メイクやひとつの宗教観に基づいてバンドイメージを創るというものは山のようにあるのだが、今時代はロルディでしょ♪

Get Heavy

Lordi - The Arockalypse The Arockalypse

 ローディなのかロルディなのか…、フィンランド読みだとロルディに近くなると思うので、とりあえずそれで良いかな、と(笑)。で、見かけの通り怪物メイク…と言うよりかは怪物コスチュームに身を包んだパフォーマンスバンドと言うのは一目瞭然。普通はこのルックス見たら聴かないし、興味も持たないんだけど、ある時MTVか何かで何かのイベントの時のゲストで出てきた様子を見てしまって、「何だこりゃ?」ってのが最初のきっかけ。スリップノットかと思ったけど、全然綺麗さが違って、あんなに汚くないっつうか(笑)、音も全然違ったので、まさか今時世界にそんなにたくさん怪物の格好したバンドがあるとは思えなかったので調べてみたらこのロルディってことが判明。物は試しとばかりに音を入手して聴いてみると…、大爆笑(笑)。

 いや、ファーストアルバム「Get Heavy」だったんだけど、もうねぇ、キャッチー且つポップなコーラスワーク満載のハードロックで、しかもフィンランドだから美しいメロディセンスもさすがのモンでさ、音だけ聴いていると怪物コスチュームは関係ないから、純粋に面白くてね。バンドの成り立ちはフィンランドのキッスファンクラブの会長だったボーカルのロルディ氏がどこかで行われるキッスのイベントに同船していたファンクラブの会員でもあった今のメンバーと意気投合してバンドを組んだのがきっかけらしいので、全員筋金入りのキッスファンなワケで、こんなバンドには珍しく鍵盤には女性を配置している。もちろんあのメイクしているので綺麗なのか何なのかよくわからんが。

 それで、楽曲だ。フィンランド人ってのはこういう美しいメロディをこんなにいくつも書けるものなのか?フィンランドっつうとハノイ・ロックスが一番筆頭にアタマに浮かぶんだけど、ハノイでも綺麗なメロディあるなぁと思うことがあって驚くが、こちらのロルディはそんなのが満載でとにかくメロディセンスに脱帽する。もちろんポップでキャッチーなサビに笑うものもあるのだが、知ってて狙ってやってるってのがわかるから良いのだ。このアルバムの中で美しい曲と言えば…ダントツに「Would You Love A Monsterman」だな。とにかく切ない感じのメロディラインでひたすら盛り上げてくれる…、そういう意味では次の「Icon Of Dominanace」も哀しげなマイナーなヘヴィロックで良い。これは何だろ、鍵盤の音が切なくていいのかなぁ。いやぁ、このヘンは凄い曲が並んでいて、次の「Not The Nicest Guy」なんてのもハードロックだけどちょっと胸キュンな感じの流れるようなサビのメロディラインが最高で、実にフィンランドらしいラインなのだ。う~ん、いいわ、これ。そういう感じの曲ではもう一曲「Last Kiss Goodbye」もかな。このクサイタイトルからして想像できるだろうけど(笑)、良いよ~。それと完全にキッスかぶれのハードロックでは何と言っても「Dynamite Tonight」に尽きる。これは初めて聞いたら絶対に大爆笑するに違いないくらいポップでキャッチーな曲で、最高。CDの最初の方は大体こんな感じのハードロックが並んでいるので、まずはハードな展開でリスナーを聴きつけておいて途中から切ないマイナーメロディでメロメロにしながら後半はまたハードロックでダメ押し、みたいな、そんな構成も見事な代物なのだ。

 ルックスのくだらなさに怯えないで是非一度耳にしてもらいたいバンドのひとつ。2006年ユーロビジョンコンテストの優勝バンドなんだよね。こんなのを国の代表として出してしまうフィンランド国も凄いが、それを認めてしまったヨーロッパ人ってのは何て素晴らしいんだ、と思う。

 今までは輸入盤による入手しかできなかったものがどうやら5月末には国内版がリリースされるみたいで、ようやく日本市場にもロルディのメジャー化が進んできたみたい。DVDも安く出して欲しいよなぁ、やっぱ映像を楽しむバンドだもん。

Philip Sayce - Peace Machine

 ジミヘンの流れを汲むギタリストとして名が挙がるのが、まぁ、ロビン・トロワーとかはちょっと除いて(笑)、大体スティーヴィー・レイ・ヴォーンくらいなもので、どちらも故人となってしまった今では伝説のギタリスト。それ以降はあまり表立ってそういったトリオ編成のギタリスト中心のスタイルってのは時代と共に見かけなくなってきたのだが、先日ジ・アンサーのライブで対バンとして登場したフィリップ・セイスというギタリストを見て久々にそういうワガママスタイルのギタリストを見て、結構感激したのでついでに書いておこうかな、と。今のところCDも聴いてないのでライブ一発での感想♪

ピース・マシーン シルヴァー・ホイール・オブ・スターズ
Philip Sayce - Peace Machine Peace Machine

 ちょこっとネットで調べてみると英国人ながらもカナダで育った人で、ジェフ・ヒーリー(この人もジミヘンフォロワーの一人だっけ)に気に入られて一緒にプレイするようになったらしい。そこからLAに移り住んでメリッサ・エスリッジのバンドのギタリストとしてキャリアをステップアップしていき、2005年にソロデビュー。それが「ピース・マシーン
」というアルバムのようだ。今年になって…っつうかつい最近セカンドアルバム「シルヴァー・ホイール・オブ・スターズ」がリリースされたばっかなんだ…。ライブの時はこれの宣伝も兼ねてたんだろうな。

 で、プレイの話なんだけど、とにかくステージに登場してくるやすぐにワガママにブルースに影響されたフレージングでギターを弾きまくるという恐ろしくも時代錯誤な音楽性についウケてしまって、一体どこまで弾ける人なんだろうと思ってしまった。結構ぶっ飛んだんだよな、実際。面白いのは曲の構成とか展開が、やっぱり新しい感じがしてて、ワンパターンで押し通していくような古いスタイルではなくって、そのヘンはしっかりと考えられている。そこに弾きまくりギターが入ってくるのでなかなか不思議なもので単なるブルースフレーズを奏でるギタリストではないね。結構音的にしっかりと色々なスタイルを弾きこなせる感じで、歌も歌うんだけど、迫力あってよかった。久々に顔でギター弾く人見たなぁ(笑)。

 最初は「誰それ?」って感じで見る必要もないかなと思ってビールでも飲んでようと思ったんだけど、見てよかった。こういうの見れるのは嬉しいね。もっとも対バンがジ・アンサーだからどちらもオールドロックファン向けのカップリングだと思うけどさ。それにしても時。アンサーのギタリストもこれが先にやられたら可哀相に、比較されちゃうじゃん、とか思った(笑)。

The Answer - The Answer

 黄金の1970年代ハードロックバンドに影響を受けたバンドってのはいつの時代でもフォロワーとして君臨することがあって、大体がその場どの場でメディアに祭り上げられて期待させるような宣伝文句にそそのかされる売り方をされるのだが、ほとんど生き残っていなかったりする(笑)。まぁ、それでも独自の路線を貫いて大物バンドと呼ばれるほどになっているガンズ&ローゼスなんてのもあるんだが…。

Rise
The Answer - Be What You Want - EP Be What You Want - EP
The Answer - Under the Sky - EP Under the Sky - EP
The Answer - Into the Gutter - EP Into the Gutter - EP
The Answer - Come Follow Me - EP Come Follow Me - EP
The Answer - Keep Believin' - EP Keep Believin' - EP

 そして21世紀、アイルランド出身ながらも強烈なグルーヴを持ったバンドがシーンを賑わせている。ジ・アンサーというバンドだ。ボーカルは背も高く雰囲気もしっかりしていて声質はそうだな、抜けるような声ではなくって結構詰まった感じの声質で太い方かな、まぁ、ブルース系が好き、っていうのがわかるような声で、割と高いパートも出るのでポール・ロジャース的とかプラント的と言われることが多いようだね。わからんでもないが、もうちょっと声が通る方が良いと思うけどな。それでもセンスは結構良いんじゃない?ドラムはそんなに特筆するほどの腕前や個性があるワケじゃないけど、安定している、ってトコかな。ベースはね、これは結構巧いし、エフェクトも使うしラインのセンスもなかなかよろしくて実はバンドの要だったりするんじゃないか?と密かに思ってるんだけど、良いね。ギターも音を聴いている限りは結構太い音で古くさいリフトソロを弾いているのでグルーヴ感が結構よろしい。…てなことで、バンドとしてはかなり面白い。

 そして曲の方もまたリフ一発でいきそうなものから展開していくとか、実に古くさい中にアレンジが新しいってのが良いのかな。基本的にブルースに影響を受けたハードロックってのを意識しているんだろうけど、残念ながらそこまでのブルースセンスはまだ発揮されていないので子供だまし的な面も多いんだよな(笑)。いやいや、フィーリングは凄く出ているので次作、次々作あたりにどうなるのかが楽しみな部分ってことね。

 で、こないだの日本公演を見に行ったのでこんなこと書けるんだけど、CDで聴いていた時は結構期待してたんだけどなぁ、ライブ。実際に見たら大したことなかった。いや、自分がギター弾くからというのもあるし70年代ロック好きとしてはギターヒーロってのは重要だからギタリストは目立たないとダメなんだよ。でも、このバンドのギタリスト背は低いし髪はワンレンでレスポールがでかく見えて全然目立たないしソロ弾いてもなんか一生懸命弾いてるだけで華がないんだよね。それでダメだ、こりゃ、って感じ。ボーカルは結構調子の波はありそうだけど太くてよかったし、ルックスモ存在感もプラント的ってのがよくわかる。で、ベースがやっぱり凄い存在感あって、やっぱ要でしょ、こいつ。そんな感じでなかなか面白かった。ちなみにまだアルバム一枚しかないバンドだから絶対何かのカバー曲やるだろうなぁと予測していたんだけど、案の定、やったのはエアロスミスの「The Answer - Be What You Want - EP - Sweet Emotion Sweet Emotion」だった。ま、いいか(笑)。

Wig Wam - Wigmania

 いつでも時代は流転するもので、特にロックの世界では新しいサウンドと共に古き良きものにスポットが当てられることも常日頃からあり、本屋に行ってみればわかるんだけど半分くらいのロック系の雑誌の表紙は大体がツェッペリンだったりエアロだったりストーンズだったりと相変わらず70年代王道ロックバンドが表紙になっているものが多い。いつまで経っても色褪せないバンドと根強いファン層を誇るから同じ記事が何度も何度も語られていると錯覚するくらいに揃いまくってる。当然素晴らしいサウンドだったから今でも取り沙汰されるものなのだが、ここ最近はまた面白い現象が起きていることをご存じだろうか?

 1970年代のロックが王道ロックであるならばその子孫となった1980年代のHR/HM…いわゆるLAメタルブームというのか、その時代も今や既に25年くらい昔の話で、既に伝説化…とは言わないがほんの少し前に70年代ロックはなぁ…と語っていたレベルと同じように語られるレベルになってきているのだ。簡単に言えば70年代ロックの模倣バンドってのはごまんといたけど、80年代ロックの模倣バンドっていなかったんだよね。モトリーとかクワライとかガンズとかその辺ってファンは多いけどフォロワーが出てくるほどじゃなかったんだよ。ところが、ところが、だ、21世紀になってヨーロッパからその模倣バンドが出てきて、しかもこれが上手いし、ツボを得ているときた。2005年のユーロビジョンコンテストにも出演してしまいしかも優勝という栄誉ある称号まで頂いてしまったそのバンド、ウィグワムというものを書いてみよう。

ウィグ・ワマニア
Wig Wam - Wig Wamania Wig Wamania

 細かいことは知らん(笑)。ただ、アルバム「ウィグ・ワマニア」を聴けば一発でわかるのだが、もう、80年代メタルのエッセンスそのままのクサイ曲構成と音作りに、美しいメロディーを重ねていき、しかもストリングスなんてのも入れてしまうくらいにヨーロッパ的なバンド…と思えばノルウェーから出てきたバンドで見せかけはグラマラスなメイクを決めているので、ちょっとイロモノには見えてしまうけれど、ギタリストのテクなんてのは80年代のメタルギタリストの山には全然負けないくらいに巧いし、コーラスも歌も、とにかくバンドが上手い。曲で言えばキャッチーでポップ、それでいてヘビーメタル色もしっかり出ている…う~ん、どっからどう聴いてもどこかで聴いたことあるようなサウンド(笑)。でも、凄く新鮮に聞こえるのでかなりハマる。特に「Wig Wam - Wig Wamania Gonna get you someday」なんてのは最高♪ 

 ついこないだ初来日公演しているハズなんだけど全然レビューとか見ないんだよな…。都合ついたら行こうと思ってたら忘れてたんだが(笑)。しかしこんなのがノルウェーから出てくるってのは面白いよなぁ。80sアメリカンハードにハマった若者達によるバンドなんだもんなぁ…。そう言えばその頃って日本のラウドネスなんかもヨーロッパで人気あった時代だしなぁ。知ってるんだろうなぁ。うん、このバンドかな~り面白いよ♪

Maggie Reilly - Echoes

 クリスタルボイスの歌姫ってのは色々といるようで、オール・アバウト・イブのジュリアンヌ嬢からアニー・ハスラム、スティライ・スパンのマディ・プライアーなんてのもそう呼ばれるしね。で、中でもあまりメジャーではないんだけどクリスタルボイスの持ち主としてプログレファンに呼ばれる人ってのがマギー・ライリーという女性。多分一般的にはメジャーな人ではないと思うけど、意外と不思議なことに安売りCDのワゴンセールの中でよく見かけることが多いんだよな。500円くらいで放出されていてさ、それでも売れないんだろうけど(笑)。


Maggie Reilly - ROWAN

 1992年リリースのファーストアルバム「Echoes」で、キャリアから考えたら異常に遅いリリースのファーストアルバムになる。最初のセッション活動が1976年のカドベルっつうバンドとのヤツなんだけど、有名になったのは1980年にリリースされたマイク・オールドフィールドの「QE2」だろうなぁ。そこから「Five Miles Out」「Crises」と立て続けに参加してその美声を世間にアピールしまくったし、オールドフィールドも非常に気に入っていたらしく、以降も似たような声の持ち主を捜し出してきて色々と歌わせていたしね。まぁ、あの雰囲気を聴いたらハマっていくんだろうなぁっては彼の来歴からしたら納得するが(笑)。

 さて、そんな彼女のセッションっつうのはあんまりメジャー所が少なくてせいぜいジャック・ブルースの「Willpower」とかSister of Mercy」の作品あたりがある程度、他はマイナー所だなぁ…。で、最初にリリースされたソロアルバムが1992年だからこれらのセッション活動は総て終わってからのアルバム制作。もうちょっと早い段階で一枚出していてもよかっただろうに、とも思うのだが、ま、それも時の運。以降昨年の新作までソロ作を続々とリリースしているのだからそれなりに売れているのだろう。

 で、ファーストアルバム「Echoes」なんだけど…、なんつうのかアニー・ハスラムのソロアルバムなんかもそうなんだけどポップなんだよな、異常に。だからこういう女性歌手達の歌いたいことってのはやっぱり歌うことであって自分が求めているバンドの女性ボーカルっつうのとは違うんだよ。もちろん彼女の場合は元々セッション歌手なので当然何でもいけますって感じになるのだからしょうがないんだけど。そうすると彼女の音楽性と自分の好みが合わないってことで、結局趣味じゃなかった、ってことになるんだよな。そうするとやっぱりマイク・オールドフィールドの多才さが際立ってくるという…、いや、やっぱり彼女の声質に合わせて作ったのかどうか知らないけどフルに才能を引き出しているって感じだしね。このソロアルバムではそういうのがあまり見受けられない。単なる綺麗な女性ボーカルになっちゃってるもん。難しいよね、ソロ作品って。…かと言ってこれが嫌いかと言われるとそうでもない。聴いていて別に嫌いな作品ではないので聴きやすいのが上手いところで、曲も悪くはない。こう書くと矛盾に思うのだろうけれど、気持ち良く聴いていられる作品なんだよ。こういうのを流して聴く気分の時には邪魔にならなくて凄く良いし、軽いモノを聴く時にもちょうど良い。そういう音に出会えたという意味ではソロ作品を揃えていってもいいかな、と思う。まぁ、今のところそこまではいってないんだけどさ。

 ちなみにこれ以降で割と売れたというか有名な作品では1996年リリースの4枚目「Elena」かな。最新作では2006年に「Rowan」っつうのが出ているみたい。ま、どっちかっつうとベスト盤なんてのがいいのかもしれないな。

Annie Haslam - Blessing in Disguise

 最高の美声を持ち合わせること且つヤードバーズ絡みと言えばもう他にはないこの人、アニー・ハスラムさんです。ルネッサンスはこないだやったのでちょっと置いといて、ソロ作品ね。ヤードバーズとルネッサンスの絡みを知らない人はいないと思うのだが、まぁ一応書いておくと、ヤードバーズ解体後にそのボーカリストだったキース・レルフが新たに着手したバンドがオリジナル・ルネッサンスで、その時のボーカルはアニーさんではなくってレルフ氏の妹ジェーン・レルフ。で、この頃にアレンジやら作曲やらで手伝っていたマイケル・ダンフォード氏がレルフ兄妹が脱退した後に表舞台に登場してアニー嬢を発掘してきて新たにクラシカルサウンドをロックに持ち込んだかなり高尚なサウンドを世間に示したのがいわゆるルネッサンスなわけだ。クリスタルボイスの持ち主と異名を取る彼女の歌声はプログレファンだけでなく、世界中の音楽ファンに愛される美声となっている…はずだ(笑)。

Blessing in Disguise 不思議の国のアニー アニー・ハズラム
Annie Haslam - Supper's Ready Supper's Ready

 その彼女はルネッサンス時代からソロアルバムを制作しているが、最初は1975年の「不思議の国のアニー」ってヤツで、ロイ・ウッドとの共作だな、これは。非常にカラフルでポップな作品なので割ととっつきやすい。アナログ時代には全然見つからなくて結構探して入手した覚えがあるが、CD時代に早々にリリースされたハズ。今はまた廃盤状態のようでアマゾンプレミアついてるな(笑)。まぁ、それはともかく続くセカンドアルバムは総てが終わった1989年、「アニー・ハズラム」っつうセルフタイトルで個性豊かなクリスタルボイスを全面に打ち出した快作を創り上げることとなるのだ。このセカンドアルバムにはあのマイク・オールドフィールドの傑作「Mike Oldfield - Crises - Moonlight Shadow Moonlight Shadow」をカバーしているというファン冥利に尽きる嬉しい楽曲を収録しているのもよろしい。そして今回取り上げる1994年にリリースされた三枚目のソロアルバムとなった「Blessing in Disguise」という作品。時代的には丁度元レベッカの土橋安騎夫と一緒にアニーが歌うってのが話題になったのとロイヤルフィルハーモニックオーケストラと共演するとか、スーパーニッカ魚図鑑ののCM曲として取り上げられたこともあるとかで総て重なった頃=冬なのでここぞとばかりにプロモーション攻勢がかけられていた。この頃なのかなルネッサンスのCDなんかも再発されたりしたのは。

 それで、そのアルバムの方だが、う~ん、これまた良質なポップスっつうかポップス、だな(笑)。歌声に関しては今更書くこともなく相変わらずの美声なのだが、この人本当はどんな音楽が歌いたいのだろう?多分どんなのでも歌が歌えれば良いんじゃないかなとも思うんだけどね、こういう作品聴いてるとさ。クラシカルなものが好きっつうのはわかるけど、ここまでポップだとなぁ…と苦笑いしちゃうくらい。作品的に悪いわけじゃなくてむしろ全然良いアルバムなのでホントに歌姫に見えるくらいのものだから機会があればオススメしておきたいアルバムではある。ただ何度も聴かないだろうなぁ、と久々に聴いて思った。R&Bなんかでもそうだけど歌が上手くてソウルフルなものとかいっぱいあるけど、どこか魂入れて聴けないんだよなぁ、不思議なことに。上手いのは上手いんだが、多分作品を生み出しているってのがないからなんだろうな、と。だから全然ルネッサンスの方に行ってしまうんだよな。ま、そりゃそうか。

 いや、せっかくだからこのアルバム紹介しておこう(笑)。以降もいくつか実験的なソロ作品をリリースしているアニー姫、やっぱり再結成ルネッサンスが一番しっくりしているよ。そこでもソロ曲歌ってたけどね。

All About Eve - All About Eve

 ゴシック系一派からメジャーシーンに出てきたと言う割についたファンは英国伝統のトラディショナルフォークやプログレファンだったというなかなか幅広いファンを獲得することになったオール・アバウト・イブというバンド、まぁバンド名は「イヴの総て」なワケでそれだけでそそられるものがあるのも事実だが、この事実の裏には更に驚くべきことが眠っていたりするのだ。だから故にオールドロックファンも気になってしまうバンドということで実に幅広いファン層を取り込んでいる。そして奏でる音は実に心が癒される音世界のため一般のリスナーでも普通にリラックスして聴けるのだから凄い。

All About Eve Scarlet and Other Stories
All About Eve - All About Eve All About Eve
All About Eve - Scarlet and Other Stories Scarlet and Other Stories

 何と言っても個人的なオススメではファースト「All About Eve」セカンド「Scarlet and Other Stories」に限る。まずはどちらのアルバムもプロデュースをしているのは元ヤードバーズのポール・サミュエル・スミス。うん、初代ヤードバーズのベーシストが1988年に送り込んだバンドのひとつなんだよ。これ以外でメジャー所で彼のプロデュース作品が陽の目を見たことってあんまりないのでまず驚き。そしてファーストアルバム「All About Eve」の美しいジュリアンヌ嬢の艶めかしい姿をジャケットに据えているのだが、そのジャケ写を撮ったのが記憶が正しければ同じく元ヤードバーズのクリス・ドレヤのハズ。どちらもヤードバーズのベースを務めたことのある二人がそんなところで90年代を迎えようとしている時代に繋がっているってのはなかなか嬉しいことではないですか。

 で、肝心の音の方なんだけど、これがねぇ、もうゴスとかなんとかではなくって完全にアニー・ハスラムとかそういう世界に繋がってくるし、アコースティック調のギターにベースにドラム、そしてジュリアンヌ嬢の歌声なので売れる素地は完全に出来上がっているんだよ。出てくる音も静かでメロディの綺麗なものばかりなので聴きやすいしね。ただ、面白いのは歌メロだけ取ってみるとアレンジ次第では完全にゴシック調やパンク的な方向ってのは向かいやすいラインなんだよね。今で言えばどこかエヴァネッセンスみたいなメロディなんだもん。耽美的というにはあまりにもポップ過ぎる感じで一般的な音なのでちょっと違うんだけどさ、同じ時期に英国のシーンに同じような出方で出てきたバンドなので並べておこうかな、と。結構天使の歌声的な声はしているよ。そんなに上手くないけど(笑)。ただ音は凄く透明感があって綺麗で、この頃のニューウェイブとも取れるサウンドもある。どこかアニー・ハスラムのソロとかMaggie Reilly - ROWAN マギー・ライリーのソロとかそういうのを思い浮かべる世界。

Joy Division - Closer

 1976年に産声を上げたパンクの波は一瞬にしてその攻撃性を他のジャンルに譲り、即座にニューウェイヴとしての音楽性を発揮してきた。外に向けて発散するパンクの攻撃性は同時に自身に向けて内部に発するエネルギーの封じ込めという手法にも使われることとなりそれが陰鬱な英国の空気と相まって新たな音楽を産み落としていったのだ。先日のバウハウスなども同じような時代に同じコトを進めていたバンドで、それはゴシックサウンドとしてナルシストの世界へと導かれていくこととなったが、同時代に更にシリアスだったバンドにジョイ・ディヴィジョンというバンドがある。別段有名なバンドでもないのだろうが、その筋にはカリスマのバンドだ。バンドに在籍していた人物が死ぬことで伝説化することは往々にしてあることだが、このバンドもその例にならうトコロは大きいのだろう。…が、そんなことを気にしないで聴いた時、果たしてどんなバンドなのだろうか?そう思い久々に聴いてみる。

Closer アンノウン・プレジャーズ

 やっぱり暗い。

 とことん暗い。

 それがジョイ・ディヴィジョンのセカンドアルバムにして名作と呼ばれる「Closer」という作品だ。ただ、歌詞を抜きにして聴いてみるとパンクの持っていたスピリッツを内側に向けていることはよくわかるだろう。演奏も大したことはないのだが、無機質なドラミングによるリズムが淡々と音を刻み不思議と心地良いサウンドを提起してくれているのだ。単純な曲調は正にパンク的ではあるが、そこにのっかるイアン・カーティスの独特の暗さを持つ歌声は繊細な心を持つ若者には響きすぎるのではないだろうか。彼はこのアルバムをレコーディング終了してアメリカツアーに出ようという矢先に部屋で首つり自殺をしてしまう。残されたバンドメンバーは仕事をこなすこととなるが、それがそのままニューオーダーというバンドになり、それなりに売れていくのだから面白い。そしてジョイ・ディヴィジョンは歴史を閉じることになる、というかこのアルバムのリリース時にはいないわけだからラストアルバムなんだよな。しかし音的にはかなり新鮮サウンドだったことは間違いなくて、後の英国から生まれてくるバンドに大きな影響を及ぼしていることは一目瞭然。多分ザ・スミスあたりには多大なるインパクトだったんだろうと思うが。

 ファーストアルバム「アンノウン・プレジャーズ」はもう少しロック的な要素が強くて理解しやすいところにあるし、ジャケットの印象も強い作品。まぁ、どっちが良いかと言うのは難しい選択ではあるんだけどね。セカンドの暗さっつうのがこのバンドの真髄であることは間違いないわけで…。はぁ、ちょっと浮き上がれない音だな…。

Bauhaus - In the Flat Field

 耽美系として語られる4ADレーベル、その源は当然ながらコクトー・ツインズのメジャー化によるものでイメージが固定されているが、それ以前にも当然レーベルとしての歴史があり、元々はベガーズ・バンケットレーベルから独立してできたレーベルということもあり、実験色が強い傾向にあるのは当然のことだろう。そしてもちろん耽美系ということに留まらず実験的なバンド、それも実に英国的な側面を持ったバンドに特化したレーベルのような気がするのだがどうだろう。

In the Flat Field Press the Eject and Give Me the Tape スカイズ・ゴーン・アウト(紙ジャケット仕様)

Bauhaus - The Sky's Gone Out The Sky's Gone Out
Bauhaus - Mask Mask
Bauhaus - Crackle Crackle

 そんな中にかなりとんでもないバンドがひとつ混じっていた。バウハウスだ。リアルタイムの頃は全然そういう音に興味がなかったしルックス的にもなんとも思わなかったので通っていないバンドなのだが、英国漁りに辿り着いてくると新たに聴くモノとして出てきたのがこのバウハウスだった。もちろんファーストアルバム「In the Flat Field」なのだが聴いた時に最初に思ったこと…、日本のイロモノバンドって全部このパクリじゃねぇか、って。歌い方も音もスタイルも効果音もファッションも。みんな知っててやってるのかな。知らないでやってたらそれは本能ってことになるんだけど、ってことはそういう本能を持ったヤツが同じテーブルにいるってことか?まぁ、いずれにしてもオリジナリティがあってやってるワケじゃないってことはよくわかった(笑)。もちろん売れりゃいいんだが。

 う~ん、それでも音楽歴的に言えば決して突然変異ではないワケだよなぁ。1976年ピストルズが出てきて77年にはもうPILでしょ。一方ダムドもサードアルバムあたりからはこんなゴシックサウンド的な音に向かって行ったワケで、バウハウスが出てきたのが1979年だからダムドと同じ時期か。英国のパンクの行き先のひとつにこういうサウンドがあったんだろうな。そう、ゴシックサウンドと呼ばれるんだけど、なんというのか淡々としたロマンティストが上手くもない歌声で歌い上げる…というかシャウトするっていう手法に近いんだけど…。ただ、ひとつだけ言えるのは「かっこいい」。ルックスのみならず音のナルシスト度合いも格好良く決まっているので、伝説的なバンドになっているんだろうな。オリジナルアルバムでは最初の歪んだベース音から入る「Bauhaus - Crackle - Double DareDouble Dare」なんてのが最高にかっちょよいし、それ以外でもベースはもの凄く重要な音を占めていてラインを歌わせているのだ。ともすればビート系になりそうな楽曲をベースがシュールに留めているような印象すらある。

 このバンドで有名なのオリジナルバージョンよりも格好良いと言われることの多いカバー曲の存在。ボウイの「Bauhaus - Swing the Heartache: The BBC Sessions - Ziggy StardustZiggy Stardust」にしろT-Rexの「Bauhaus - Swing the Heartache: The BBC Sessions - Telegram SamTelegram Sam」にしろとんでもなくクールでシャープなサウンドを奏でているし、ピーター・マーフィーの圧倒的存在感による歌は彼等のヒーローを超えている…のも納得する。

 バンドはこの後親レーベルに持って行かれるので4ADからのアルバムリリースはファーストだけなんだけど、移籍してからの「Press the Eject and Give Me the Tape」「スカイズ・ゴーン・アウト」なんてのもかなり面白い作品で、こういう世界が好きな人はハマるんだろうなぁ。

This Mortal Coil - It'll End in Tears

 80年代に入ってから始動した4ADレーベルがその勢いのままに所属バンドの歌姫達を一堂に会するというスペシャルなバンド構想ができあがった。レーベルの創始者であるアイヴォ・ワッツ氏が画策し、ひとつのユニットを創り上げて、なんとアルバム一枚だけではなく三年間に渡り三枚もの作品を作り出したという正にインディーズ上がりのレーベルの小さい単位だからこそ出来るファミリービジネスっつうか、そんな感じで良い。端的に耽美系と呼んでいるものの、その音楽性にはそれぞれのバンドの特性があるのはもちろんなんだが、このthis Mortal Coilというユニットではそれらが上手くひとつに結びついている感覚になる。歌メロも当然美しいだけでなくバックの音もひとつひとつが実に凝ったサウンドに仕上がっているしそれらはまるで朝焼けの水たまりに濡れた葉っぱから滴が一滴だけ垂れてきて、ポチャンっと水面とぶつかった時に跳ねる滴のようなサウンド…う~ん、よくわからんな(笑)。

It'll End in Tears Filigree & Shadow Blood
This Mortal Coil - It'll End in Tears It'll End in Tears
This Mortal Coil - Blood Blood

 1984年リリースのファーストアルバム「It'll End in Tears」が一番完成度が高くて人気が高い。以降1987年のセカンド「Filigree & Shadow」1991年のサード「Blood」と続く。ここではファーストの「It'll End in Tears」を取り上げておこうかな。

 やっぱりコクトー・ツインズのエリザベス嬢が歌う二曲目の「Songs To The Siren」が一際輝いているように聞こえるなぁ。雰囲気と言い音のエコーといいもちろん彼女の歌声が圧倒的なんだけど、最高に美しい、正に堪能してしまう美学っつう感じでね。そこには音楽的ルーツってのがあるのかもしれないけれど、ヨーロッパの文化から受け継がれたヨーロッパ人としての伝統が根本に存在しているワケで、もっと言い過ぎる形で言えば、クラッシックの巨匠達が学んでいた室内楽の雰囲気を80年代のエレクトリック鍵盤により空気だけを上手く持ち込んだ、そんなヨーロッパ的な音。

 ロックとは何?みたいな議論も呼んでしまうくらいにロックからはかけ離れた世界にある美しい音世界。ただ、やっぱりロックなんだよな、何でか知らないけど(笑)。多分意思の問題だろうね。聞き手側にそれを意識させる何かを持つアルバム、それは多分作り手のポリシーというか魂なのかもしれない。別に全く熱い部分ないアルバムなんだけどねぇ。まぁ、そんなの語ることもないだろうから普通に聴いてりゃいいけどね。リラックスして静かに目を閉じて明かりも消してただただ音世界に身を任せる、そんな贅沢な聴き方じゃないと理解できない作品なんだよな。

Dead Can Dance - Into the Labyrinth

 生きていくと現実逃避したくなることが多い。それは嫌なことや忘れたいことに直面した時なのだが…、簡単な手法としては酒を飲むっつうのがある(笑)。まぁ、これはほとんど全ての日を通じて実践しているワケでおかげで一日のウチ何時間かは記憶が曖昧になることで現実逃避する。他には甘ったるい空間を過ごすという至福の時もあるが、これはなかなか難しい…。そしてもうひとつ甘美なる音世界に身を任すってこと。ただしこれも完全に一人の世界に入っていないといけないので現実的な時間に束縛された環境下でどこまで入れるのかという問題はつきまとうのだが…もちろんiPodなどで電車の中で聴くワケにはいかない音楽だから、当然ゆったりと聴く心構えも必要。4AD系の音は一括りにしてしまっているが当然中味はそれぞれが個性的で特色の強い音世界を紡ぎ出しているのだから、聞く側も心して聴かないと何聴いてるのかわからなくなってしまうのだ(笑)。

 「Dead Can Dance

Into the Labyrinth Serpent's Egg Dead Can Dance
Dead Can Dance - Into the Labyrinth Into the Labyrinth
Dead Can Dance - The Serpent's Egg The Serpent's Egg
Dead Can Dance - Dead Can Dance Dead Can Dance

 バンド名からしてかっこいい。そして響きも良いし覚えやすい。最初期はどこかポジパン的なイメージで出てきたもののすぐに独自の世界観に目覚めてひたすら古楽室内楽的なサウンドに突き進んでいったバンドで、絶対にロックではないのだが、凄くロック的な面も持ち合わせている恐ろしくもデカダンなバンド。一般的に耳にすることはまずないと思うんだけど、漁ると結構色々出てくるので面白い。そしてバンドは1984年にデビューして以来今でも現役で活動しているのでアルバムリリース枚数もなかなかのもの。

 割と取り沙汰されるアルバムとしてはファースト「Dead Can Dance」、それから1988年リリースの4枚目「Serpent's Egg」辺りかな。で、まぁ、部屋の中を探してみたんだけどどうにも6枚目の「Into the Labyrinth」しか見つからなかったのでこいつで書こう(笑)。いやぁ、まったく、どこがロックなのか(笑)。宗教音楽っつうのか、深夜のしっとりした雨が降る夜に白装束で神社に籠もるような姿を想像する実に美しくも恐ろしく素晴らしい音世界。ギターだのなんだのっつう楽器はもちろん存在していなくてひたすらパッカッシヴな音と効果音、そしてリサ・ジェラルドっつうこれまた美しい女性の歌声とブレンダン・リーっつう人の声ばかり。正に耽美的というには相応しいんだけど…ある意味こういうのをマジメに毎日聴いている人ってのはちょっとコワイかもしれん。ただ現実逃避は間違いなくできるし、ハマるとコワイ世界。でもねぇ、聴いているとやっぱり美しくも正しい英国的なメロディーを持つ曲がチラホラ聞かれるし、やっぱり英国だなぁというのは多い。「Dead Can Dance - Into the Labyrinth - The Carnival Is Over The Carnival Is Over」の美しい展開とか「Dead Can Dance - Into the Labyrinth - Tell Me About the Forest (You Once Called Home) Tell Me About The Forest」なんてのはハッとするような曲で良いよなぁなんて思うもん。

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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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