Archive2007年02月 1/1

Fields - Fields

 アンディ・マッカロック=クリムゾン「リザード」時のドラマー。その割にはフリップ卿からは可愛がられていた様子で以降も仕事の紹介などを受けていたらしいし、更に凄いことにヴァーティゴの名作でもあるマンフレッドマン・チャプターIIIでの「Volume Two」にゲストで「It's Good To Be Alive」という曲で一曲叩いている。そしてアーサー・ブラウンとも交流があり、そのテクニックには定評がある人。アラン・バリー=ゴードン・...

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Gordon Haskell - It Is And It Isn't

 クリムゾン史上最も劣悪な扱いを受けているゴードン・ハスケルという人はフリップ卿の学校の友達だったのだ。まぁ、一番適当なところから拝借してきているって気もするのでフリップ卿も友人関係とは別に評価だけで判断しているんだろうけど、可哀相なのはハスケル氏だろうなぁ。とは言えどもクリムゾンに加入する前から自分のバンドでシングル出したり、自身のソロとしてアルバムをリリースしたりしていたワケなので決して酷評さ...

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McDonald & Giles - McDonald & Giles

 1970年、英国アンダーグラウンドロックが盛んになっている頃、キング・クリムゾンで一旗揚げた連中がこぞってバンドを辞めて、更なる成功を掴みに行こうとしていたのか、単に渡り鳥的なミュージシャン気質がそうさせたのかはたまたフリップ卿への嫌悪感だけでそうなったのか、理由は多々ありそうなものだが、そのおかげで実に良い作品が幾つも聴けることとなったことには感謝せざるを得ないだろうなぁ。クリムゾンのメンバーがク...

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King Crimson - In The Wake of Poseidon

 先日スプリングを書いたのでどうしても叙情的なモノを聴いてみたくなって探していたのがメロトロンバンド。そのメロトロンの神秘と言われて真っ先に思い出すバンドが二つある。ひとつは云わずと知れたキング・クリムゾン。もう一つはムーディ・ブルースだったりするんだけど、これはまぁ個人的な印象か。メロトロンって白木のタンス箱みたいなのに鍵盤が収まっていて実は当時の楽器なのでテープに録音されたストリングスの音を鍵...

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Spring - Spring

 やっぱり英国ロックってのはジャケットアートと音がしっかりとマッチしてされに不思議な印象を生み出す、そしてそれがもちろんアナログ盤を眺めながらっていう空間の中で堪能できたらどんなに素晴らしいことか。しかも一人だけで極上のスピーカーで鳴らしながら聴く…、やっぱ個人的にはJBLが好きなのだが、英国ロックにはもう少し繊細な音が出てくるスピーカーの方が良いのかもしれない。そうは思いつつも実際にこのクソ忙しい世...

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Jade Warrior - Released

 この時代の英国にはホントに色々と考えて出てくるヤツが多くて、その多彩さ加減は他に類を見ないほどのバリエーションじゃないだろうか?なんて思う。この時期のデヴィッド・ボウイが非常に日本について関心を持っていて知的な彼の場合は密やかに研究していたようだが、それ以外にはこの頃の英国に日本をテーマにするバンドもそうそうなかった。せいぜいWebというバンドから発展したSamuraiっつうバンドがあったんだけど、まぁ、...

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Black Widow - Sacrifice

 60年代の英国ロックの文化にはもちろんサイケデリックカルチャーが蔓延していたけど、更にはいわゆる宗教っつうか信仰心っつうか、まぁ、ミハ・ババとかマハリシだとかそういうのまでもがどこか英雄視されていたものもあって、日本人的にはなかなか理解しにくい部分ではあったんだが、一方では後にジミー・ペイジにまつわる神話として有名な黒魔術というようなものも流行?していた。錬金術って言われたりね、なかなかこういう神...

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Gravy Train - Gravy Train

 様々な音楽の融合こそがロックの醍醐味でもあり、古くから多くの人達がそれを模倣して新たなるサウンドを創り上げてきている。そして不景気だった英国の若者達はこぞって音楽=ロックバンドで飯を食うということに気づき初めて、それはもちろんアートスクールの先輩方の活躍によるトコロも大きかったのだろうが皆が皆楽器を手に取ってラジオでは流れてこない音楽を自らが創り上げてやろう、みたいな血気盛んなシーンの状況があっ...

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Gracious - Gracious!

 ヴァーティゴのロゴマークって面白いよね。日本語では「めまい」って意味なんだけど、レーベルロゴそのものがしっかりと主張してるもんな。で、あちこちのカタログや本で眺めているヴァーティゴレーベルのジャケット写真は燦然とこのロゴマークがジャケットの四つ角のどこかでしっかりと主張していて、ジャケットの一部にもなっているかのような印象を持つ。だから再発でレーベルロゴがなかったり、違うレーベルロゴが入っていた...

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Cressida - Asylum

 オルガン=プログレッシヴロックという象徴的な印象は多分EL&Pによる構図がもたらした産物だと思っているんだけど、もしかしたらそれだけでなく、英国B級ロックをひたすら聴き続けた時に根付いてしまった意識なのかもしれない。そして通常のロックンロールを主体としたサウンドからプログレッシヴなものを聴き始めた時、音を楽しむということから音を学ぶという図式に変わり始め何故か何処かでこういうサウンドをわからなければ...

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Arcadium - Breath Awhile

 英国マイナー系の作品群にも実は更に細分化される文化があって、このブログでは敢えてごちゃ混ぜにして書いてきたんだけどここの読者は凄いなぁ、と思う。見事にその細分化された最も頼もしいひとつの領域に反応する数が多いんだよね。逆に言えばそれ以外の領域の部分ってのはまだまだ宙ぶらりんな状態で辿り着いている人が少ないのかもしれないなぁ、などと深読みしてしまう。最も頼もしい領域のひとつにはもちろんあちこちで話...

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The Aynsley Dunber Retaliation - Doctor Dunbar's Prescription

 どんどんとディープな世界に…と言いつつもアルバムそのものや参加している面子そのものは割とメジャーな人だったりするのも英国ロックの深い世界の特徴。古くから知ってる人はあの人がこんなバンドで、とか思う場合もあるだろうし、それぞれのバンドの活躍を知ってる人は、こんなバンドにも参加していたのかと思うものもあるだろう。そういう渡り鳥的なミュージシャンという人もいて、こないだのレイ・ラッセルなんかもそれに近...

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Sweet Pain - Sweet Pain

 果たしてどこまで深く入り込むのかこの英国ロックコレクションシリーズ、書いている本人もどこまで進むのか全くわかっていない状態でいながらかれこれ20日間ぐらい続いてる様相を示している…、だがまだまだまだまだ断片くらいしか取り上げられていないので、一年間続けられる可能性もあるなぁ…と。まぁ、多分途中でメジャー物を聴きたいとか、いろいろと浮気する部分はあるんだけど、今のところまだハマってるなぁ…久々にホント...

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Rock Workshop - Rock Workshop

 ジャズ系のサウンドをロックに持ち込むというのはいつ頃から誰が始めたものなのか…、改めて考えてみるとなかなか難しい。そもそも50年代のスキッフルだってジャズフェイヴァーがないとは云えないし、アメリカのブルースサウンドだってジャズだし…、う~ん、英国のロック界での表面的なトコロで古そうなのはやっぱコラシアムになるのかな。印象的なのは「スーパーショウ」での演奏なんだけど。で、コラシアムは既に本ブログで二回...

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Colosseum - Valentyne Suite

 世の中の男どもにとっては一年で一番かっこつけないといけない日、それが2月14日のバレンタインデーってヤツだ(笑)。何がって、何ももらわないことをクールに当たり前にしていなければいけないからだ。もちろんそれは男同士の中での話で世の女性陣からしたらそんなくだらないことは全くどうでもいいこととしか捉えられないハズなのだが、いくつになっても男ってのはこの日に何かをもらうことがステータスのひとつでもあったり...

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Stray - Stray

 さて、またしても時代は1970年に戻り、グラウンドホッグスと共に現在でもしっかりと英国内で活動している長寿バンドのひとつともなっているStrayと言うバンド。1970年のデビュー当時は平均年齢18歳くらいだったと云うことらしいので、今では50歳の半ばを超えていると云うことだろう。そして驚くことに、というかまぁ、当たり前にというかこのStrayもオフィシャルサイトが存在しているのだ。当時の新聞切り抜きやディスコグラフィ...

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Hard Stuff - Bullet Proof

 凄く間接的なんだけどもうちょっとだけパープル繋がり?で行ってみようかな、なんて。いや、たまたまその辺聴いてたらハードスタッフを思い出して、そうだよなぁ、このバンドもアトミック・ルースターとクォーターマスの融合で…なんて眺めてたら、あれ?ギラン&グローバーって参加してるんだ、と思わず感心…っつうかオリジナルってパープルレーベルからリリースされていたんじゃないか、なら納得納得。と言うことでこれもパープ...

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Jerusalem - Jerusalem

 やっぱりパープルに参加する面々ってのはことごとくハードロック系のバンドが多くてせっかくなのでまとめて取り上げていったんだけど、もうちょっとあるかな?まぁ、B級と受け止めるかどうかってのはあると思うけど音的には絶対B級のバンドで進めて行こう~(笑)。よく書けばNWOBHM、この略称自体が凄いマニア的な気もするんだけど、ちなみにNew Wave Of British Heavy Metalの略。んで、その走りだと云われることもあるんだけ...

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Captain Beyond - Captain Beyond

 1970年前後の英国B級バンドを羅列していたんだけど、いつの間にか本人気付かないまま無意識にヴァーティゴレーベルが並びまくってた(笑)。そうか、やっぱりそうなるのか…。そしてここのところ二作続けてパープル関連っつうことで1970年にこだわってみたんだけど、やっぱりなぁ、書いておかないとなぁと思ったワケである。うん、実際はどんなんだっけっかなぁ…と思い出してみたので聴いてみただけなんだけど、やっぱ面白いじゃ...

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Trapeze - Trapeze

 ハードロック路線にこだわるべきかちょこっとプログレ路線に行くべきか悩んだんだけど、まぁ、一応メジャー路線繋がりということにしておこう(笑)。でもまだまだハードロック路線はやりたいので、続くんだけどね。やっぱ面白いんだもん。何でもありで英国らしさが充満しているってのがやっぱ堪らんのだよ。あまりに聴きたくなってきたのが多かったのでCD屋にフラフラと立ち寄ってみるとやっぱそういうのが流れていて、曲は知ら...

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Warhorse - Warhorse

 1970年頃のハードロックバンドってのはもちろん何度も書いているようにプログレチックな側面とかアドリブ面を強調したりとか色々あるけど、大まかにはギター主体のバンドかハモンド主体のバンドか、みたいな感じに分かれてたんじゃないかな。所詮ハードロックってのは歪み具合と音量で勝負みたいなトコあるからさ。いや、もちろん歌も重要なんだけど、ある意味パープルのイアン・ギランみたいな超ハイトーンってのはあんまりいな...

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Groundhogs - Thanks Christ For The Bomb

 英国内では非常なる人気を誇りながらも世界レベルになるとトンと人気のないバンドというものが英国には結構存在する。The Whoなんかはアメリカには力入れてたけど日本なんて論外だったためストーンズやビートルズに比べて日本での扱いは結構低かった。Status Quoなんかも英国ではとんでもない人気を誇っていたことがあるにもかかわらず、それ以外の国に行くと割と普通のバンド以下の扱いだったりする。まぁ、別に世界レベルを意...

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Bakerloo - Bakerloo

 アッチのバンドとコッチのバンドのメンバーのアイツが昔どこそこにいて、そこであいつと出会って一緒にやってて、その後で前の仲間が登場して意気投合したから一緒にバンドやって…みたいなのが見えてくるのもこの時代に凝縮された英国のロックシーンならではの楽しみかもしれない。王道バンドなら誰かがどこかに必ず書いているからわかりやすいんだけど、アングラになってくると全く取り上げられなくって、突如としてシーンに登...

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May Blitz - May Blitz

 ミュージシャンという職業は華々しい時もあれば地味な活動をせざるを得ない時もある。一瞬の晴れ舞台に躍り出たことのある人物はまたその世界を堪能したくなるのだろうか、それも自分が中心となってスポットライトを浴びるという気持ちの良さを味わうために…。いや、そんなことをふと思うようなバンドもあってね。 先日Gun~Three Man Armyと流れていったガーヴィッツ兄弟の話を書いたのだが、そのThree Man Armyの屋台骨となっ...

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Patto - Hold Your Fire

 英国ハードロックバンドとして呼ぶべきなのかどうかと言うバンドも多々あって、それは皆ひとつのカテゴリーに収まりきらない多様なサウンドの塊のためなのだが、それこそが英国ロックの深みでもあり、また時代の産物だったワケだな。ん?んなこと毎回書いてるからもういいって?それもそうか(笑)。  ってなことで、一見ハードロック的な仮面を被っているこのバンド、パトゥーだが、聴いてみるとよくわかるように何とも言えな...

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Steamhammer - Mountains

 ブルースとハードロック、そしてプログレッシヴな曲展開、更にはコンセプトアルバムという趣向を凝らしたアルバムとしてはかなり早い時期の作品に数えられてもおかしくない・、とは言ってもこの時期の英国ロックにはそんなのがごまんと固まっていたので別段新しくは感じなかったのかもしれないな。それでも作品の質の高さから今でもたまに語られる…、ほんとにたまにだとは思う。しかも語られ方としてはギタリストのマーティン・...

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Writing On The Wall - The Power of the Picts

 時代は1969年、レーベルはミドルアースというそれだけでもマニアックな感じがするでしょ?ミドルアースレーベルっつうと最初に浮かぶのがアルカディウムというバンドなんだけど、今回はもっともっとハードロック的な重さとテクニックを持ったバンドを書いてみよう。聴きようによっては最初期のイエスやパープル的なサウンドに聞こえるだろうし、音楽性の混沌さ具合もかなり時代を象徴していて面白い。 ジャケット、強烈だよなぁ...

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