んなこと言いながらも結構聴くとハマりやすいハードロックでさ、好きな人多いと思うんだよね。至ってシンプルなハードロック、ギター中心のハードロックでドタバタ感とかヘンな曲展開とか凄く英国らしい(笑)。特にお気に入りは最初のファーストアルバム「A Third of a Lifetime」だね。この頃を代表するかのような音は英国好きかどうかが問われる試験石としても良いかも。そういえば今でもちゃんと整理できてないんだけど、このファーストアルバム二種類のジャケットがあって、黄色いのとグレーで銃弾が開いているヤツなんだが、どっちがオリジナルなんだろ?黄色いのがオリジナルだと思ってたんだけどガーヴィッツ兄弟オフィシャルサイト見るとグレーのが載ってるんだよな。英国盤と米盤?ドイツ盤?ん〜、時間無くて調べてないからなぁ…ちょっと悔しいけど聴いてたら面白くなっちゃったので書いてしまったのだ(笑)。どっちでもいいけどやっぱダブルジャケで見開きで見たいアルバム。もちろん中身もね。結局セカンドアルバムと最後の作品と三枚で終わってしまうんだけど、幾つか編集版みたいなのは出てるみたい。
で、本日はそのヴァーティゴレーベルの中でも多分最年少のバンドだったと思うんだが…、Clear Blue Skyっつうバンドだ。1970年唯一のセルフタイトルのアルバムはロジャー・ディーンのジャケットに包まれた秀逸なアートワークで、それだけでも多分惹かれるんだと思う。でもって1970年のリリース、しかもヴァーティゴって言ったら普通の英国ロック好きは飛びつく。うん、もちろん自分もそうだった(笑)。
ファーストアルバム「Sea Shanties」を聴いてみるとわかるように、初っ端からもうとんでもなくヘヴィーでねちっこい歪み方をしたギターの音が強烈に耳に刺さってくる音で、そこへ来て更に追い打ちをかけるように何と狂乱のバイオリン攻勢なワケだ。ちなみにギターはトニー・ヒルっつう人で、バイオリンはサイモン・ハウス。前者はMisunderstoodというバンドでギター弾いてた人…と言ってもまぁ、全く認識されていないと思うので説得力がないんだけど、サイモン・ハウスは結構メジャーな人なんじゃないかな。このバンド、70年にもセルフタイトルのセカンドアルバム「High Tide」をリリースするんだけど、いや、このセカンドアルバムはファーストほどヘヴィーな音じゃないけど、バイオリンが更に凶暴に暴れまくっているっていう感じで全3曲しか収録していないという作品で、完成度は凄く高いよな…。で、そこでバンドは終わってしまうので、ホークウィンドへ転籍していくっつうワケだが、最も有名な仕事としては多分デヴィッド・ボウイのツアーメンバーとして参加したことじゃないかな。アルバムも参加してるね。「Station To Station」か「Low」か「Heroes」かそのヘンだったと思う。そんなメンバーで結成されたハイ・タイドだが聴けば一発。多分誰もが唸ると思う。60年代という括りで見たらここまでヘヴィーな音を出せたのはブルーチアーくらいじゃないか?それにバイオリンだからさ(笑)。別に聴かなくても人生損するほどのものじゃないけど、心から重い音ってのはこういうのを指すンだと思う。
その頃は正に全盛期だったアルヴィン・リーだが、やっぱりギタリストとしての才能が優先していたので楽曲作りという面ではまだまだワンパターンだったんだよな。それが結局仇になるんだけど、それでもギタリストとしてのバリエーションの広がりが顕著だった70年代初頭はガンガンアルバムをリリースしていて、「Cricklewood Green」「Watt」「A Space in Time」と立て続けに発表。「Cricklewood Green」はバリエーションに富んだ作品でこれこそが最全盛期の作品とも言えるものだったんだけど、これから後はどんどんど失速していく…と言うか時代の変化に対応しきれないまま、そして自身達の音楽の方向性を完全に見失ってしまうアルバムとなっていき、バンド解散という道を辿る。
1曲目「In Circle」、こいつのインパクトが圧倒的に強くて、ハードなギターのコード決めから始まって流れるようなリフが続けられる…、それでいてドラムがかなりロールしているのでいわゆるリズムだけのドラムじゃない楽しさ。ギターの音色もエグ〜いサウンドで、やっぱレスポール系のサウンドだろうなぁ、疾走感溢れるロックナンバーなんだけど途中は当然静かな面も出てくるという気合いの8分半、もうやられっぱなしの素晴らしい名曲。これ聴くとB級バンドにハマるかもしれないな。2曲目「J.L.T」は打って変わってピアノとメロトロンのバックに力のない歌が被さってくるというとても切なさの漂う英国らしい名曲で、メロディラインももちろん良いんだけど雰囲気が堪らない。そして後半になるととんでもなく美しいリフレインが繰り返されて叙情的に盛り上がって来るという素晴らしく美しいバラード。この鍵盤の音は何なんだろう?綺麗だなぁ…、6分近い曲だけど静かに進み実に魅惑的な終わり方をする芸術的な曲。うん、美しい〜。3曲目「No More White Horses」もまた8分半の曲なんだけど、今度はその叙情性を引きずったままヘヴィーロックに曲を委ねたのか、初っ端からハードに歪んだギターのサウンドからアグレッシヴなアドリブプレイが曲を引っ張り。そして重いノリのまままるで夜明けを迎えたかのようなベースラインによる美しい静と動が魅力的。このバンド、ベースラインが綺麗に歌っているのも良いよなぁ。ドラムとのコンビネーション抜群だもん。フロイド好きな人は気に入る名曲だろうと思うよ。歌でも盛り上げてくれるし、白々しいアレンジもあったりするけど…、わかった、多分この曲はカルメン・マキ&オズが好きな人はハマるやつだ。「私は風」とかそういう壮大な感じの曲構成と演奏と空気感だ。曲の長さを全く感じない構成だし、終盤のピアノかな、凄く繊細に短音のラインが鳴り響いてくるし…、この叙情性は一体何なんだろう?もう、ホントに英国でしかあり得ない素晴らしい盛り上がり方だ。最後の最後まで息を詰めて聴いてしまう名曲。ちなみにアナログではここまでの3曲がA面収録ね。
[] by 白熊店長 フレさん、こんにちは。 遂にRoomの登場ですか。 個人的にはCarnabyレーベルのSpirit Of John Morganとともに紙ジャケ化希望の1枚ですね。 >その昔はアナログ5万円以上していたレアもの扱いの類に入っていたらしいし 50Kなら安いですね。紹介された時点で100Kというのが多かったですから。 まあ、自分には高価過ぎて手にできなかった1枚ではありますが。(苦笑)
[] by papini
これだったかなんだったか忘れたけど でも、多分これだ。ジャケに見覚えがある。 アタシがチビの頃、父上の知り合いだかなんだか よくわかんないけど、これ売ってくれ、って人が現れて 親父、ターンテーブル投げて追い返した(笑 見事、ターンテーブルはおしゃかになったけど(笑
ジャケットはヒプノシスの作品で高層ビルの谷間を翼竜プテラノドンが飛び交うという素晴らしいアンマッチ感を絵にしたもので、Quatermassのイメージを決定的にしている秀逸なアートワーク。それだけで音のセンスが楽しみになるところだが、この手のバンドにしてはQuatermassってのは結構有名なハズで、ディープ・パープル絡みのバンドとして語られることが多い。イアン・ギランやニック・シンパー達と一緒に組んでいたメンバーが結局メンバーを加えてトリオ編成のバンドとして世に出てきたものなワケ。しかもどういう理由からか、このアルバムに入ってる「Black Sheep Of The Family」がリッチーのレインボウのファーストでカバーされていたり、同じ曲がファット・マットレスっつうバンド(ノエル・レディングのバンドだが…)でもカバーされていた。
I LOVE ADRIAN!
どうもね、黄色が英国盤オリジナル、穴あきがUSオリジナルらしいよ・・・
私はこのバンド、GUNが好きということもあるけど、謎めいていて好きなんだよね、ジャケもいろいろあってメンバーもゴチャ付いていてなんだかこういうのが好きなんだよね、どうでもいい感じでかっこいい。
ベーカー・ガービッツ・・・よりもこっちの方が好きです。中継ぎという言い方がいいね!私的には謎的なバンドです。
TBさせていただきます。
関連バンドとして出てくる名前が
全て一流B級バンド!
素敵です。
>エヴァ姉さん
あ、やっぱそうなんだ、情報さんくす!しかしホントにディスコグラフィーが掴めないバンドだよね。セルフタイトルのアルバムがあったり「3」ってのもあったり…。メンバーも色々と絡んでるしねぇ、不思議だ。この兄弟の追求はかな〜り面白いのは事実だね♪
>hanadoroさん
うん、だからこそB級は楽しめる(笑)。