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06« 2006/07 »08

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フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。

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Nirvana - Unplugged In New York 


 1980年代はいわゆるポップスの全盛期でもあり、また裏街道ではLAメタルが台頭してギタリストがこぞってヴァン・ヘイレンの真似をして早弾きに命を懸けるみたいな時代だったが、当然アンダーグラウンドではソニック・ユースに代表されるようなガレージ的ノイズ的サウンド=パンクの血を引くサウンドを演奏するバンドも細々と出現していた。もちろんアメリカでのお話。ここにイギリスの話を混ぜると大変ややこしいことになるので、それはまた今度書くとして。まぁ、実に色々なバンドがあったようなんだけど、表舞台は派手派手に見えていたこの世界だけど、地下に潜ってプレイしているシーンはそれなりに魅力的なワケだ。誰しもがヒーローになることを夢見て…。

 1991年、そんなバンドのひとつがメジャーデビューした。それはニルヴァーナと呼ばれるバンドだった。70年代英国ロック好きにはニルヴァーナと云えばアレを思い浮かべるのだ…、そうキーフのジャケットが美しいあのバンド♪ …が、ここではいわゆるグランジサウンドの雄とも呼ばれたアメリカはシアトル出身のバンドのことを指す。念のため(笑)。で、だ、アルバムリリース後しばらくするといきなりシングル「Smells Like Teen Spilit」という思いっ切り立てノリのパンクともガレージサウンドとも云える、またはその融合とも呼べるグランジサウンドの筆頭作として後に祭り上げられた曲が全米を駆け巡ることとなるのだ。アルバム「Nevermind」も売れに売れた1,000万枚突破。もちろんフォロワーやモノマネバンドは山のように出てくるのだが、やはり筋金入りは違った。このアルバムに詰め込まれていたサウンドと最小限の3人というバンドが奏でていたのはテクニックなど無縁のロックが本来持つパワーを表現したもので、この大ヒットを機に早弾きギタリストはシーンから完璧に消え去り、ケバいメイクをしたお化粧メタルバンドなんてのも一掃し、ともすればヘヴィメタルと云うジャンルそのものをも吹っ飛ばしてしまったという恐るべしパワーを持つものだったのだ。まともに残ったのってメタリカくらいじゃない?若者はグランジかラップのどちらかを聴く、みたいな風潮になるくらいの社会現象である意味では76年の英国に於けるセックス・ピストルズの登場と同じくらいの衝撃だったのだろう。

 ん〜、で、自分?えらく冷静に見てたような気がする。好みじゃないサウンドだったってのもあるけど、どいつもこいつもニルヴァーナみたいな感じで絶対聴かね〜もん、みたいな感じ。ま、それでもあれだけ売れてればあっちこっちで耳にするわけで、それなりに曲とか知ってたんだけど、改めて聴いてみると、う〜ん、やっぱパワーも凄いけど結構メロディとかもしっかりしてたりするのかな、なんてのも思う。そうだね、「Unplugged In New York」って云う恒例のMTVアンプラグド出演時のCD聴いてるとその辺が生身でぶつかってくるから、ああ、アーティストだなぁって思う。ボウイの「世界を売った男」もそのままのアレンジで演奏していたりするので「へぇ〜」って感じだし。

 …やっぱ書かないといかんかなぁ、今やあまりにも有名なカートの自殺。正直全く何とも思わなかったし、奥さん子供残して死ぬなんてのはロックのヒーローでもなんでもないよな、ってのが先。今でも別に共感しないし。ただなぁ、そんだけ繊細なヤツはシーンに出てきちゃいかんのだよなぁ、そもそもアングラなトコでしか生きられない人だったみたいだしさ。病んでるアメリカの若き犠牲者だと思う。そう思って聴くとこのアンプラグドのアルバムは響く…な。

Metallica - S&M 

S&M シンフォニー&メタリカ S&M(特別版) メタル・ジャスティス(紙)
 メタリカについてはデビュー時からもちろん知っていたバンドではあるが、当初から自分の聴く範疇外の音楽だと認識していたので全く聴かなかった。「One」と云う曲で初めてPVを作った時にテレビでそれを見て、その映像が結構衝撃的だったので改めてメタリカというバンドの名前を聞いたくらいだが、その時のアルバム「And Justice For All...」を聴いてみても全くピンとこないままで相変わらず範疇外のバンドとして認識していた。ようやくメタリカというバンドを多少なりともまともに聴くようになったのはここ最近、2000年を超えてからの話なので大したことは知らないし、全部聴いてもいない。が、さすがに20年もヘヴィネスな世界の王道をやっているだけあって、骨太なサウンドとよく練られて創り上げられた音の壁と曲には結構な感動を覚えるモノもあるのだった…。

 …と、まあ、一生懸命あまり知らないよ、ってことを先に書いているんだけど、ホントそのまま。やっぱりさ、スラッシュとかその辺ってのは3曲くらいが限界なので、マジメにアルバム全部を聴いてどうのこうのと云えるほどの耳は持っていないので、アルバムまとめて聴いたことないんだけど、たまたま友人がメタル好きなので頼んだ。「俺が聴きそうなものだけ集めてベスト盤作って♪」って。まぁ、趣味志向を知らないと無理なんだろうけど、そういうワガママ聞いてくれたのでラッキーでした。そっからメタリカを聞けるようになったんだよな。ヒロシちゃん、ありがとう♪

 とは云うモノの、邪道な聴き方してるので一番聴く、というか聴きやすい作品が「S&M」っていうメタリカがオーケストラと一緒に演奏してるライブ盤。それだけで意外だったので興味が沸いたのもあって、聴いてみた。まだ、DVDは見てないんだけど、音だけね。曲はともかくオーケストラとメタリカって凄い組み合わせで、正直合ってるかどうかわからんけど、やっぱり伝統的なヘヴィメタルの流れを汲んでいるのか、クラッシックとの融合は相性いいんだな、と。オーケストラの方がよくやってるな、って思うけどね。あの爆音を相手に生音の美しさを入れていくワケだからさ。ま、そういう試みはパープルもやってるし、そもそもプロコル・ハルムムーディーズの十八番なんだけど、あ、インギーもソレ系の人だもんな。あちこちにあるんだけど、このメタリカとの共演盤が一番驚いた。あのうるささがちょっと引っ込んで、オーケストラの美しさが出てくるから聴きやすいのだよ。ヘヴィなファンからすると、そうじゃねぇ、とか云われそうだが(笑)。

 うん、好きなのはさ、最後の三曲なんだよ。さっきのベスト盤でもそうだったんだけど、この最後の三曲って凄いなぁ、と。「One」は昔から好きで、テーマがテーマだからもの凄いな〜って、んでもって曲の盛り上がり方が凄くてスネアのダカダカダッ、ダカダカダッ、ダカダカダッ、ダカダカダカダカ、ダカダカダッ、ってところから燃えてくるもんな。間違いなく金字塔の作品だよね。で〜、もって、ECWの…ではなくって、「Enter Sandman」。これも王道の美しきアルペジオから始まるどちらかというとメロディーを持ったロックチューンで、重いけどうるさくない良い曲。で、最後。…と云うかファーストの最初の曲で、未だにこいつを超えられないのか、名曲になっている「Battery」。いや、やっぱ初期の作品だから凄い早いしパワーも凄いんだけど、ここにオーケストラが被ったときの上昇フレーズとか美しく昇華するんだよ。元歌も好きだけど、ここでのストリングスの音との調和はかなり良い。うん、多分俺の聴き方が邪道なんだと思う(笑)。

 DVDも出てるのは知ってるんだけど、全部見ている自信がないから買ってない(笑)。最後の三曲だけでお腹一杯なんだもん。でも、さすがに20年経っても第一線でいるだけあって、紆余曲折あってもバンドとしては一流の音なんだな、と感じたね。今ゴミみたいなバンドも20年くらい経って名前が残ってたら一回くらいは聴くようにするつもりだけどさ。そういうバンド既に幾つかあるし…(笑)。

Kiss - Detroit Rock City 


 ニューヨーク・ドールズ、1973年デビュー。エアロスミス、1973年デビュー。キッス、1974年デビュー。こうして見るとこの頃って結構良いバンドが並んで出てきた時期なんだなぁと感心。どのバンドも活動停止して復活、しかも大々的にって感じだけど、キッスは正確には再度メイクキッスになったってことで再生♪ 復活アルバムもリリースしたけど、それはまあご愛敬ってことで、もちろん売上げ狙いの作品なのでまともに語るものでもなかろう、と勝手に解釈しているが(笑)。だってライブでもそんなのほとんど演奏しないワケで、彼等はプロとしてファンが望んでるモノを正確に理解していて、そのパフォーマンスと楽曲を提供しているんだよな。だから古い曲と往年のパフォーマンスと花火で観客を楽しませてくれる一大芸人バンドになっているのだ。素晴らしい。

 確かMTVのアンプラグドシリーズでの出演だか何だかがオリジナルメンバーキッス再結成のきっかけになったんじゃなかったっけ?で、最初にメイクキッスに戻った時はもうそれだけで往年の、というか寝た子を起こすキッスフィーバーが起きてしまって、実はアメリカンエンターティメント上必要なバンドとして認識されて今日に至る、みたいな…もう10年くらいそんな状況でしょ?70年代のあの状況を知らない世代からしてみるとメイクキッスがあのパフォーマンスをまたやるんだ、っていうだけでタイムトリップできるワケだし、知っているファンは思い出せるし、幅広い世代に受けたワケだ。もちろん自分も最初はたっぷりと楽しんだひとり♪ 2001年にはそのままのスタイルでオリジナルメンバーで来日!ってことだったのでワクワクしながらチケット取ったら結局直前にピーター・クリスが不参加になって、エリック・シンガーで来日。ま、上手かったからいいけどさ。それで東京ドームで何度もビデオで見た1977年「ヤングミュージックショウ」のパフォーマンスが目の前で繰り広げられててさ、うわぁ〜ホンモノだ〜って喜んでた。火吹きもあるし、ジーンは宙を舞ってるし血反吐吐いてるし、サイレンは鳴るし紙吹雪ももちろんあって…なかったものと言ったらエースのギターが燃え上がって宙を舞うシーンくらいじゃないか?メイクしてるから歳取ったなぁってのは気にならなくってその辺はよかったな。

 んなことで、来日公演レビューしててもしょうがないんで、さわりアルバムを書いておこう(笑)。う〜ん、どれでもいいんだけど、やっぱオープニングを飾ったインパクトある、そして単純にかっこいいっていうリフで攻め立ててくる「Detroit Rock City」だな。最初の自動車の音からしてえらく生々しい音でデトロイト、って雰囲気だし、それに続いて鳴らされるリフは簡単そうに聞こえて結構難しいんだけど、これまたヨシ。んでもってソロがソロらしくて、キッス!って感じだよな。このアルバムは結構聴いた。多分最初にキッスを聴いたのがこれだったんだと思うけど、だから故に結構聴いた。「Love Gun」とかも同じ流れで、まぁ、そのヘン行くと当然「Alive」「Alive2」になるんだけどさ。

Aerosmith - Done With Mirrors 


 何と言っても再結成バッドボーイロックンロールバンドで一番の大成功を収めているのはエアロスミスだろうな。自分がリアルで知った時は丁度再結成第一弾「Done With Mirrors」をリリースした頃だったので、結構聴いた。昔の作品と併せて一気にエアロは聴きまくったって感じだったんだけど、もちろん昔の作品の方がかっこよくってさ(笑)。そうこうしてたら「Parmanent Vacation」が出て、一気にスターダムに昇ってってしまったんだよな。懐かしい…。

 で、どれにしようかと思ったけど、まずエアロファンでも取り上げないであろう「Done With Mirrors」がいいな。久々に、ホント十何年ぶりくらいに聴いたけど、いやぁ、何がしたいアルバムなのか凄く中途半端で良いかもしれんなぁ、と。今となってはこんな宙ぶらりんなアルバムを世に出すことなんて出来ないだろうし、もしかしたらこのまま出してても売れてしまって「傑作」とか云われたりするのかもしれないので、一般的な評価なんぞ全くアテにならんのだ(笑)。うん、このアルバムさ、1985年にリリースされているんだけど、その前にエアロが崩壊していて、ジョー・ペリーは自分のプロジェクトでアルバム何枚かリリースしててさ、そのファーストアルバムのタイトルが「Let The Music Do The Talking」だったハズ。そう、まんまこの「Done With Mirrors」の一曲目に入っている曲そのもの。ジョー・ペリーバージョンとの聴き比べも面白いかもしれんけど、まぁ、やっぱりスティーヴン・タイラーの歌が入ってるからエアロバージョンの方が圧倒的にかっこいいのも事実なんだが(笑)。ジョーバージョンもなかなか捨てがたいっつうか苦労してるっつうか…。正直云ってこのアルバムでバリバリのロックチューンってのはこの曲だけって感じなので、この一曲で「お〜、エアロ復活!」って喜んだ人も多かったと思うんだよね。まだ、自分たちで作曲してるからどこか抜けた感じの曲も多いしさ(笑)。曲中に「Draw The Line」のリフを織り込むなんてのもあって、結構余裕あったのかな。それこそがエアロらしいんだが…。そうだね、何というのか、このアルバムは全体的にビート感が同じような曲が多くて、そういう意味で飽きる。が、これが結構後期エアロらしくて、今でもこんなリズムでやってる曲はいっぱいあるから、単純に駄作とは云えないし、これで復活が本格的になったって云う意味合いも重要だけど、また往年の曲っぽいのが出来てきてるんだな。「Shame On You」とかもうちょっとハジければ、とか思うのもあるし、でも「Shela」なんてその後のエアロには必ずありがちな曲で、スティーヴン・タイラーの必死に歌ってる叫び声がシリアスで良い。ジョーも結構ギター弾いてるしね。「Gypsy Boots」だってアメリカンロックって感じで、これ、結構良いな。「She's On Fire」なんてスライドバリバリでなかなか…、結構この時って原点回帰しようとしていたのかな、泥臭いサウンドがかなり出ているからもしこの後売れなかったらもっと渋いバンドになっていたかもしれん。しっかしまぁ、どの曲もドライブ感グルーヴ感ってのがなくって、それがロックらしくないっつうか聴いていて辛いんだな。

 んなことで辛辣に書いてるけど、これがあったから今のエアロがあるワケで、「Parmanent Vacation」からの「Dude」が売れて、更に当時くだらねぇバラードだなぁと思っていた「Angel」が全米大ヒットになってしまって復活。続く「Pump」ではもう超大物王道ロックバンドだったもん。この時の日本公演行きました。目の前をジョーとスティーヴンが走ってって、感激したなぁ。

Motley Crue - Dr.Feelgood 


 初期にはやっぱりケバケバのメタルバンドって云うイメージでシーンに飛び出てきたんだけど、実は結構単純なロックンロールパーティバンドだったんです、ってな感じで「Dr.Feelgood」や「Girls, Girls, Girls」なんかでハジけたのを聴かせてくれるんだけど、ドールズ、ハノイと同じく一旦メンバーがバラバラになって解散こそしなかったけど、落ち目の状態だったのがここ最近オリジナルメンバー復活で、一気に人気も取り戻して新作ライブアルバムDVDをバンバンリリースしている商売上手になったバンド…否、ロックンロールバンド。

 確かにケバいヘヴィメタだけど、グラム的なメイクと悪魔主義を匂わせる雰囲気というだけで中味は結構シンプル。ま、初期はサウンドもかなりヘヴィメタって言い方もあるけど、今聴けばかわいいもんさ。で、やっぱ個人的には「Theater of Pain」「Shout At The Devil」なんだが、この流れで書くならやっぱ「Dr.Feelgood」だろうな。初期のヘヴィメタ悪魔路線からドラッグの暗さを断ち切って心機一転明るくて派手なロックンロールバンドとしての意欲作、且つファンには一番人気の高い作品で、タイトル曲がこれまた結構な出来映え。もっとシンプルでも良かったんだけど、結構重く始まりながらもノレるリフをメインとしたモトリー流ロックンロールって感じかな。まぁ、ヴィンスの声がハイトーン過ぎるのがちょっと普通のロックンロールバンドとは違うが、まあ、良いでしょ。で、人気の「Kickstart My Heart」とかね、メタルから流れてきたファンでもしっかり楽しめる曲調は見た目のパーティバンドとサウンドとのギャップ(?)が面白いんだな、これが。ビデオとか見るとよくわかると思うけど、バイクにお姉ちゃんにロックンロールってのをそのままやってるんだからある意味凄い。

 最近リリースされた二枚組再結成ライブ盤には「Shout At The Devil」の曲がいっぱい入っているのでやっぱ彼等もその時代が一番充実してたんかな、と思わせるけど、こいつもやっぱりかっこよい。みんなジジイになればなるほどロックしてくるってのも面白いけど、バカに出来ないパワーがあるんだよな。もう20年以上のベテランバンドになっちゃうんだからそりゃそうか。ハノイ・ロックスとの因縁もそれくらいだなぁ…。

Hanoi Rocks - Twelve Shots On The Rocks 


 往年のバッドボーイロックバンド達も続々と復活してドールズも新作出して、やっぱりかっこいいなぁってことで何度も聴き返してるんだけど、ピストルズだって再結成ツアーやってたし…。中でもハノイ・ロックスの再生誕は嬉しかったな。何年か前のサマーソニックで来日した時はまだアルバムリリースには至らなかったと思うんだけど、まさか新作出すとは思わなかったのが新作リリースしてきて、しかもそれが滅茶苦茶ハノイらしくてかっこよくってさ、こちらも再生誕とは言いながらマイケル・モンローとアンディ・マッコイしかオリジナルメンバーがいない状態での再生誕だったのでかなり不安だったんだけど、ドールズ然り、ハノイ然り、相変わらずのロックンロールで迫ってきてくれてホントまたハマった。

 「 Twelve Shots On The Rocks」ってタイトルもかっこよく決まってるし日本盤のジャケットも何か毒々しくっていいんだな、これが。ヨーロッパ盤のももちろんいいけど、ハノイは何故か日本好きなので昔からどのアルバムも日本盤だけジャケットが違うので面白い。「Two Steps From The Move」だけじゃないかな、世界統一ジャケットになってるのは。これも良いけどね。ま、でも「 Twelve Shots On The Rocks」はホントに冒頭のSEからギターのハーモニクスで迫ってくる最高のロックンロール「Obscured」が凄くかっちょいいんだよ。シングルカットされた「People Like Me」もキャッチーでちょっとマイナー調のロックンロールでしっかりとハノイらしくってばっちりだし、カバーの「Delirious」はマイケル・モンローが昔エルサレムスリムのアルバムでやってたような気がするけど、ハノイ版の方が圧倒的にかっこいいのだ。が、しかし今調べたらそれはデモテイク版の方だった…、何で持ってるんだろ?ま、それから「In My Darkest Moment」みたいな臭いロックバラードもハノイらしくって、マイケル・モンローの得意技、サックスプレイがしっかり響いて涙チョチョ切れる傑作だし。これライブでも良かったなぁ。マイナー調のロックンロールって言えば「A Day Late, A Dollar Short」や「Watch This」なんてのがモロ好み♪ こういう味は日本とかヨーロッパのバンドじゃないと出せないだろうなぁ。イギリスでもあんまり聴かない旋律かな…。それからブルース…っつうかスライドギターをハープで迫ってくる泥臭い酒場で流れてきそうな雰囲気たっぷりの「Gypsy Boots」もアンディらしくていいな。とにかくさ、どれもこれもかっこよくって捨て曲ないんだよ、ホント。

 でさ、このアルバムリリースしてから早速日本公演があって二回行ってきた。その後の作品「Another Hostile Takeover」をリリースした時も二回くらい行ったんだけど(笑)。いやぁ、滅茶苦茶テンション高くて、一時間半のロックンロールパーティを満喫してきたもん。ロックバンドでこんなに衣装変えるのってそうそういないぞ、マイケル、って感じ(笑)。でも、ステージは凄くパンキッシュなんだよな、彼等は。最後は「I Feel Alright」なんだもん。ライブアルバム「All Those Wasted Years」ほどヒドクはなかったけど、かなり滅茶苦茶。マイケル、ドラム叩いてたりさ、お祭りで…。でもかっこいいライブだった。ロックンロールってこういうもんだよ、ってのを改めて思いだしたもんなぁ。最近そういうのばっかかも(笑)。