Archive2006年02月 1/1

The Smiths - The Smiths

 ストラングラーズやダムドが築き上げてきた新たなる波=ニューウェイヴによる音楽表現論は英国の一部ではかなりの度合いで浸透し、ジョイ・ディヴィジョンやXTCなどに代表されるサウンドをもたらしていた。70年代のロックからすると相当に異質且つポップ過ぎる、もしくはオモチャのようなこのサウンドは明らかに聴く者を二分する世代のリトマス試験紙ともなっているんじゃないかな。かく言う自分も当時からやはりあまり受け入れ...

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The Damned - The Black Album

 1977年2月に初めてパンクバンドのアルバムが発表されたと語り継がれているザ・ダムド。もちろんデビューアルバム「地獄に堕ちた野郎ども」は軽快且つエキサイティングなサウンドが詰め込まれた衝撃の作品ということに異論はない。「Neat Neat Neat」「New Rose」「I Feel Alright」というパンクの代名詞とも言える楽曲を収録しているワケで、勢いあるのみってトコかな。 正直に書こう…。このファーストアルバムのジャケットを見...

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The Stranglers - No More Heroes

 時は1977年、いわゆるパンクムーヴメント時代にデビューしたストラングラーズは当初からしっかりしたサウンドを持ちながらも、その破壊的で過激な姿勢から一連のパンクバンドと同列に扱われて世に出てきたバンドだ。しかし中でもキーボードの音色が全面に出てくるというサウンドはかなり異色に映り、明らかに一連のパンクとは異なっていた。自分でもあらゆるロンドンパンクを聴き漁っていた頃にこのバンドに出会ったんだけど、コ...

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The Pretenders - Isle Of View

 女性ロッカー数多しと言えども、全く女の色気をウリにしないでロックンロールを体現できている人も珍しい。そんなロックンロールな女性クリッシー・ハインド率いるザ・プリテンダーズの小粋なチューンに胸キュンでした(笑)。初期4枚まではどれも好きだったので、バンドメンバーを二人も亡くした悲劇やプロデュース面での問題、またキンクスのレイ・デイヴィスとの恋愛、出産、その間に一緒に日本公演を実現という嬉しい出来事...

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Ray Davies - Other People's Lives

 2006年2月22日にキンクスのフロントマンであるレイ・デイヴィスの新作が国内盤でリリースされたので早速アマゾンチェックしてゲット♪ 昔に比べればインターネットなどで事前情報が掴みやすくなっているにもかかわらず、ほとんどと言って良いくらい情報が流れていなくて、まぁ、そのまま買って聴けばいいんだけどさ。最近のネット事情は検索エンジン使っても宣伝サイトとかショップサイトしか出てこなくて、昔みたいにファンサイ...

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ボウイ - インスタント・ラブ

 ボウイって売れる前は結構なロックバンドだったんだけど、一般的になってからはもちろん音楽的には発展しているんだろうけど別に好みじゃないし、このブログの今の流れには全く乗らないハズなんだけど、初期のボウイがあるから一応そこまでのボウイってことで書いてみよう。彼等を知ったのは三枚目のアルバム「ボウイ」がリリースされた頃だったんだけど、それよりもファーストやセカンドの方が全然かっこよくってね。当時布袋氏...

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A.R.B - Love The Live

 ARBとの出会いはロックな先輩の家でのことだ。ガキの頃、アレコレと夜中に邪魔しては色々とロックを教えてくれた、っつっても何にも言わないんだが、勝手にレコード聴いてギター弾いてっていうことを毎週していて、片っ端から聴き漁ったものだ。そんな中で唯一日本のバンドでかっこいいのあるぜ、って言って聴いたのがARB。もちろんファーストの「野良犬」なんていうかっこいいシングル曲から始まったんだけど、田中一郎氏の時代...

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ザ・モッズ - Fight Or Flight

 ある日テレビを見ているとマクセルXLシリーズのCMが流れていた。CMそのものもクールでロックなもので印象的だったんだけど、流れていた音楽がかっこよかった。ザ・モッズの「激しい雨が」って知って聴いていたんだけど、その頃このシングルをプレゼントでもらってさ、よく聴いたんだけど、A面も去ることながらB面に収録されていた「Two Punks」のライブバージョンがとてつもなくかっこよかった。自分にしては珍しく歌詞にも印象...

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ザ・ルースターズ - ザ・ルースターズ

 意外や意外と思うくらいに反応の良い日本のロック、しかもめんたいロックで走っている今日この頃なんだけど、ちょこちょことみんなのコメントに出てくるので、オンタイムでルースターズ書きます♪ …っつっても自分に取ってのルースターズ初期体験は既に大江さんがいなくなった後だったので、全く興味を示さないバンドでした。やたら綺麗な透明感のあるニューウェイヴバンドという印象しかなくって、以降もあんまり手を出さなかっ...

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シーナ&ザ・ロケッツ - ♯1

 バンドとしては長い期間活動していたサンハウスだが、東京に出てきて活動を始めてからはなかなかうまくいかないことも多く、メジャーデビューしてからの活動期間はそれほど長くなかった。それでも鮎川さんの名前は圧倒的にロックシーンに轟き渡っていたようだ。ある日シーナと出会った鮎川さんはその日から彼女と一緒に住み始めたと言う、それくらい強烈に二人の個性は引き合った運命だったし、タイミング的にもサンハウスで上手...

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サンハウス

 1960年代の終わり頃、我が国日本でもロックンロールの先駆者達が遠きイギリスのサウンドを聴いて自らの仲間と共に試行錯誤を繰り返して独自のロックンロールを編み出していった。誰が最初でなんてのはもちろんわからないんだけど、その消化の仕方や取り入れ方、独自のセンスと才能とメンバーの力量などが上手く化学反応を起こしたバンドと言えば絶対に柴山”菊”俊之氏と鮎川誠氏率いるサンハウスでしょう。 有名なのはヤードバー...

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The Yardbirds - Little Games

 三大ギタリストの在籍したバンドとして有名なヤードバーズだが、その多くはファーストアルバム「Five Live Yardbirds」のクラプトンのプレイや以降のいわゆるジェフ・ベックが在籍していた頃のものが一番多く取り上げられているし、音源もいっぱい残されているし、ベスト盤なんかもしょっちゅうこの時期に集中してリリースされるんだけど、実はジミー・ペイジ期ってのはあまり語られないのだ。その後のZeppelinがあまりにも偉大...

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Renaissance - In The Land Of The Rising Sun

 美しき歌姫の異名を取る女性は数多くいるものの過去30年間クリスタルボイスを聴かせ続けてくれるのはルネッサンスのアニー・ハズラムでしょう。2001年それなりのルネッサンスという再結成メンバーで初めての来日公演を行い、多くのファンを満足させたことは記憶に新しいハズなんだが…。もちろん自分もライブに駆けつけてね、見に行きました。新宿からは結構遠い新宿厚生年金会館まで3月の寒い中を歩いてった記憶がナマナマしいな...

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Trader Horne - Morning Way

 英国三種の神器と歌われるメロウキャンドル、チューダーロッジ、スパイロジャイラとは同レベルで語られることはなく、どちらかと言えばキング・クリムゾンやフェアポート・コンベンションと並んで語られることの多いトレイダー・ホーン。サンディ・デニーがフェアポート・コンベンションに加入する前までフェアポートで歌を歌っていたのがジュディ・ダイブルで、今でもジュディ期の音源はいくつも残されていて、特にフェアポート...

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Mellow Candle - Mellow Candle

 美しき女性ボーカルによるロックは英国ならではの味わいで多くの英国ロックファンの心を捉えて離さない領域のひとつで、もちろん自分もそういう美しいものは大好き♪ キャタピラのアンナ・ミークやカーヴド・エアーのソーニャのようなお転婆系姉さんもいいんだけど、お淑やかな妖精のような歌声を披露してくれるのも良いのだ。そしてメロウキャンドルというバンドはそんな美しい声の持ち主を二人もボーカルに据えていた素晴らし...

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Catapilla - Changes

 ジャジーなサウンドでロックを演奏するバンドってのは技巧派からモノマネまで多数存在しているんだけど、まぁ、普段あまり聴かれることのないサックスなんかがロックの中に登場すると一般的に「ジャズロック」と云われることが多い(笑)。もっともな話でもあるんだけど、ドラムが、ベースがと色々と突っ込まれるのはヨシとして、今日はそんな中でもかなりヘンなバンドなんだけど美しき女性ボーカルがメインなので不思議な聴きや...

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Colosseum - Live

 デイヴ・グリーンスレイド、ジョン・ハイズマン、クリス・ファーロウ、クレム・クリムソン、ディック・ヘクストール・スミスと云った面々で構成された英国ジャズロックバンドの代表格として呼ばれるコトの多いコロシアム。1968年から1971年にかけて活躍した短命のバンドながらも正に英国的なロックサウンドでしっかりと歴史に残る名盤を残している。スタジオ盤の傑作を挙げるならば上記メンツの出揃ったセカンドアルバムにして最...

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Greenslade - Greenslade

 真のプログレッシブバンドとしての称号を受けても恐らく多くのリスナーは文句を言わないであろう英国ロック史で最も進化的なサウンドを出していたグリーンスレイド。いわゆるスーパーバンド的合体によるバンド結成がよく言われていて、サムライっつうバンドに在籍していたデイヴ・ローソンとコロシアムにいたデイヴ・グリーンスレイド、トニー・リーヴスにクリムゾンの「Lizard」でドラムを叩いていたアンディ・マッカロックが加...

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King Crimson - The Great Deceiver 4CDBox

 キング・クリムゾン=プログレッシブバンドの代表格。そして最もメジャーな作品があのファーストアルバム。が、それはまたいずれかの日に書くとして…、先日のニドロローグもクリムゾン的と言われるんだけど、このバンドを敢えて例えるならば「リザード~アイランズ」の頃のクリムゾンのようだと言われるだろう。個人的にはそういう聴き方したことないからあんまり似てるっていう感じしないんだけどね。 で、だ。その後1973年か...

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Gnidrolog - Lady Lake

 英国では白鳥が一番メジャーな美しい鳥なのかもしれない。アフィニティのアルバム裏ジャケットには物静かな白鳥が写されているんだけど、今度は驚きの表情を描いた白鳥を堂々とモチーフとしたB級プログレの超名盤(ってヘンな言い方かもしれないが)であるニドロローグっつうマイナーなバンドを久々に聴きたくなって聴きまくりました。とあるサイトでも最近取り上げられたのでそちらもオススメなんだけどね♪ バンド名となった「...

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Affinity - Affinity

 ヴァーティゴレーベルからは実に興味深いバンドがリリースされていて、正に混沌とした英国ロックの歴史を物語るに相応しいレーベルの代表格と言ってもよかろう。うん。1970年にリリースされた今や幻のバンドと化したアフィニティもその一つで、もちろんアルバム一作のリリースで解体し、ボーカルのリンダ・ホイルは後にソロアルバムをリリースして一瞬だけシーンに残るもののこれもレア作品としてマニアに受けるアイテムとなった...

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Still Life - Still Life

 「Still Life」と言えばヴァーティゴレーベルに1971年に残された幻のバンドとしてその筋ではかなり有名なバンドがある。マニアの間ではこれはピーター・ハミルだなどと言われたりして、このような伝説を作り出すとはヴァーティゴレーベルもなかなか粋なことをしたものだ。もっともそれが意図的なのかどうかは全くわからないが、少なくともレコードには曲目と作曲者の名字のみのクレジットはあったものの全くそれが誰なのかがわか...

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Van Der Graaf Generator - Still Life

 一般的に知名度の高い5大プログレバンドからすると一気に知名度が下がるんだけど、ちょっとその道に入った人間からするとえらくメジャーなバンドとも言えるヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター。最初期は時代も1968年ということもあってサイケデリックな作品でデビューを飾ったが、直ぐにメンバーの入れ替えが行われて黄金期のメンバーが揃い、ピーター・ハミルの才能が開花した二作目「The Least We Can Do Is Wave To Each O...

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Genesis - Nursery Cryme

 英国ロックの中でもっともフォロワーが多いと云われるジェネシス。クリムゾンやイエスに比べて稚拙とも云われる演奏力や楽曲の構成がそうさせるのか、はたまたそのドラマティック性の強い曲構成がフォロワーを増やしているのか、いずれにせよ英国ロック史においてこれほどまでに変化を遂げたバンドも珍しいだろう。そのフォロワー達にしてもまさか超ポップにまで変化したジェネシスのフォロワーになろうは思わないだろうし。 っ...

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EL&P - Emerson, Lake & Palmer

 1970年キング・クリムゾンを脱退したグレッグ・レイクとナイスのメンバーに限界を感じていたキース・エマーソンがアトミック・ルースターでドラムを叩いていたカール・パーマーを誘い結成したのがEL&Pで、彼等の最初のステージはあの1970年8月末に行われたワイト島フェスティバルだった。そのライブを見るとわかるんだけど、ステージ脇には大砲があって、演出としてそれを使っているシーンが映画にも登場しているが、これが初ラ...

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Pink Floyd - The Wall

 いつものことだが朝は全く気分が乗らないので、うだうだと適当なものをiPodで聴きながらってことになるんだけど、今朝は更に気分が乗らなかったのでとてもじゃないが元気で脳天気なロックなんぞ聴いてられない、ってことでおもむろにチャチャチャっとiPodシャッフルするとおもむろにピンク・フロイドの「The Wall」から「In The Fresh?」が流れてきて、おぉぉ~!と一気にハマった(笑)。なんつうか、凄く重いの聴きたい気分だ...

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Night Ranger - Midnight Madness

 1982年頃からしばらくはイギリスとアメリカで全く異なるロックが出てくることになる。ポップス界ではいわゆる80sMTV時代に突入したので第二次ブリティッシュインヴェイジョンとも呼ばれるくらいイギリス勢のポップスがチャートを賑わせていたが、ロック界では見事に分断されてたね。イギリスではニューウェイヴの波からその筆頭ともなったザ・スミスに代表される「チャカチャカ系」のロック(?)が多数出てきて、まあ、中でもポ...

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Quiet Riot - Metal Health

 名前が出たついでなのでクワイエット・ライオット! …っつっても実はあんまり知られていないような気もするんだけど、どうなんでしょ?ま、それはさておきながら、スレイドのカバー曲だけで全米No.1を獲得してしまったメタルバンド、ちなみに1983年頃のお話。最初期にはランディ・ローズが在籍してたってことで有名なんだけど、アルバムは全く売れずに日本でしかリリースされていなかったらしい。その後ランディ・ローズはオジ...

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