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Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。

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David Bowie - Space Oddity 




 ボウイがデッカからリリースしたファーストアルバムはまだまだボウイの非凡な才能の片鱗が見えたレベルだったが実質のファーストアルバムとして語られる「Space Oddity」では明らかに彼の音楽の方向性を示している。時代的にも丁度人類が月に降り立つという記念すべき年にリリースされたことも運の良さがあるのだが…。アポロ11号が月に降り立つ正にその時にBGMが「Space Oddity」だったらしい。今ほど情報がない時代なのでその歌詞について深く言及されることもなく、タイトルだけで流されたらしいがそのインパクトは絶大なものだったに違いない。あれよあれよという間にヒットした「Space Oddity」だが、今聴いても新鮮で印象的且つ古さを感じさせないところがボウイサウンドの面白さ。映画「2001年宇宙の旅」ともシンクロするし、「宇宙」というキーワードに焦点を当てたところはセンスが光る。ホークウィンドなんかもこの時期だったと思うけどやっぱその辺はポップさの違いかな。

 ボウイって今でもそうだけどロックというフィールドの人なのかな、と一見するだけではわからない。この後の名盤「Ziggy Stardust」あたりは見てくれも完全にロックなので納得するんだけど、この頃はまだまだそんな気配はあまり感じられない。でも収録されている曲がどれも普通じゃなくて面白いんだな、これが。いわゆるフラワームーブメント時代の音楽なのに洗練されていて、不思議な音。で、ボウイの掴み所の無い声が12弦アコギと共にフワフワと奏でられ、でもちょっとサイケな空気もある、みたいな感じ。楽曲そのものはよく練られているのか、曲構成なんかもちょっと複雑。今思えばヒッピーサウンドの発展系みたいなもんだけど、それにしちゃセンスがありすぎる(笑)。「Unwashed And Somewhere Slightly Dazed」での静と動のコントラストの美しさ、恋人に捧げた「Letter To Hermione」や「Janene」の美しさ、「Cygnet Comunittee」や「Conversation Peace」のただ単に長いだけの曲でもない物語性のある想いの伝わる楽曲などどれもこれも今再度これらだけでライブをやっても十分に受け入れられそうな珠玉の名曲は「繊細」という言葉がとても似合うだろうか、透明な薄いガラスの上で奏でられるような感触で、大変素晴らしい。以降のボウイはいずれ語るにせよ、本作でボウイの本質的な才能は十分に聴けるし、今でもデモテープの段階では同じような形で作られているようなので、基本的に変わっていないのではないだろうか。1999年リリースの原点回帰作「hours...」ではほぼ同じような骨格が聞けるので、これも時の差を感じることなく聴ける秀作。

 時代は宇宙へ、と言われながらもなかなか一般庶民レベルには体感することのない現代だが、それが故にこの名曲「Space Oddity」はいつまでも新鮮に聴けるだろう。たとえボウイが「Ashes To Ashes」でトム少佐を抹殺しようともそれは変わらない。


本日のお仲間、、、、一日ずれてるけど同じ時に同じアーティスト聴いて感動してる人発見!
しんやんの徒然

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