Bette Midler - The Rose

The Rose: The Original Soundtrack Recording ローズ


 ついつい懐かしい音楽ばかり聴いていたのでついでに聴きたくなったのが別に美しくもなんともないくせに、もの凄く印象に残る演技を魅せたベット・ミドラーの<「ローズ」。もちろん映画を見てからレコードを手に入れて聴いたのだが、その映画がかなり良い。

 一般的に言われているのはジャニス・ジョプリンをモデルとした女性ロッカーの自虐的且つ悲劇的な話で、正にジャニスの生き方を知っているロックファンにとってみればそのまま投影してしまうストーリーなので知らず知らずのウチにハマり込んでしまうのだが、ベット・ミドラーの演技もさることながら楽曲が良かった。「Keep On Rock'n」や「Drug, Sex, Rock'n Roll」などベタなタイトルでも本人がしゃがれ声で歌っているシーンなど映画ながらもロックだなぁと思ってしまうし、MCで話している姿も見事にジャニスにダブってしまうので面白い。またソウルの名曲「男が女を愛する時」も彼女の声量の大きさがフルに生かされていて実に良い感じだ。そして何度も何度もレコードで聴きたいと思うのがタイトル曲「The Rose」という名曲。ピアノの単音から始まるベット・ミドラーの歌声は映画の中でも最大のクライマックスシーンを演出しているが、楽曲そのものが本当に素晴らしい出来映えで、この曲ができなかったらこの映画止めたんじゃないかと思うくらい最後のハマり曲になっている。

Some say love it is a river that drowns the tender reed
Some say love it is a razer that leaves your soul to blead

Some say love it is a hunger an endless aching need
I say love it is a flower and you it's only seed

It's the heart afraid of breaking that never learns to dance
It's the dream afraid of wakingthat never takes the chance
It's the one who won't be taken who cannot seem to give
and the soul afraid of dyingthat never learns to live

When the night has been too lonely and the road has been too long
and you think that love is only for the lucky and the strong
Just remember in the winter far beneath the bitter snows
lies the seed that with the sun's love in the spring becomes the rose

しかし今ではCDよりDVDの方が安いくらいなんだ…、1000円でお釣りが来る価格って一体…。

そして上の英詩を訳しているのがコチラ

Ry Cooder - Boomer's Story


 ノスタルジックなアルバムを聴いていたおかげで、ものすごく久しぶりに聴きたくなったレコードがあった。昔買ったアナログ盤ね。やっぱりアナログの音は暖かみがあっていいなぁと感じながら聴いたのがライ・クーダー「Boomer's Story」で、確か邦題は「ならず者の物語」とかなんとかだったような気がするが、初めて聴いた時には全く驚いたものだ。今ではライ・クーダーと言えば映画音楽専門みたいなところがあるが、このアルバムはブルースそのもの。特にB面の「Dark End of the Street」が大好きで何回もレコードをかけてはギターでコピーしたモノだ。スライドギターってこういう風に雰囲気を出して弾くものなんだってことをこのアルバムで思い知らされた部分も大きいかな。アルバム全体のトーンは正にジャケット通りにモノクロ調の雰囲気で、落ち着いたゆったりとした懐かしい思い出を詰め込んだ作品で、数あるライ・クーダーのアルバムの中でも最高に好きな作品。一般的にはどのアルバムが良いと言われるのだろう?なかなか語りきれない人だとは思うが、是非この雰囲気をバーボングラスを傾けながら聴いてみてもらいたいなぁ。

Thin Lizzy - Wiskey In the Jar


 アイルランドで続いてます。ホントはカパーケリー書きたかったんだけど、まだ名作と呼ばれる「To The Moon」を入手していないので後回しにして、かなり色が違うんだけどシン・リジィを聴いた。…と言ってもまだまだハードロックバンドになる前の時代のアルバムが結構好きなので伝承音楽から行けばやっぱりそっちの路線でしょう。

 ってなことでこのバンド、初期三枚はトリオ編成によりアイリッシュフォーク色の強いバンドで、レーベルもデラムからリリースされていたのだが、個人的にはその中でももっとも駄作扱いされる1972年発表のセカンドアルバム「Shades of a Blue Orphanage」がとっても好き。何というか、フィル・リノットの男気みたいなのを凄く感じるんだよね。タイトル曲なんて本当にかっこよくって、個人的解釈では青の戦士=革命戦士みたいなことだと思ってるんだけど歌詞も良い。音は凄くチープなのでその辺は色々言われるのはしょうがないけど本質とはあんまり関係ないじゃん、みたいな感じでね、「Sarah」も2バージョンくらいあるんだけど、かなり切なくてなかなか良い。結局どれも良いのだが、何というのかそんなに激しいアルバムじゃないけど彼らの闘う姿勢ってのが出ていて、その辺が凄くアイルランドだなぁと思うし、U2なんかでもそういう表現だったしさ、気質なんだろうね。

 んでこの初期三枚からまとめ上げたベスト盤「Whiskey in the Jar」ってのがリリースされてました。このベスト盤自体は聴いたことないけど初期三枚の雰囲気を掴むにはこのCDはいいんじゃないかな。滅茶苦茶安いし。名作「Whiskey In The Jar」も入ってるし、「Dublin」なんてのもいいなぁ。後年までプレイされていた「The Rocker」もあるか。ちなみに「Whiskey In The Jar」ってトラディショナルソングなのでダブリナーズなんかもライブでやっていたりする。こうして聴くとシン・リジィもアイルランド魂をしっかりとアピールしているんだなと思う。

The Chieftains - Fairlies


 アイルランドサウンドってやっぱいいなぁってことで聴いていたのがキャリアの長いアイルランドバンドの大御所、チーフタンズ。結成は1962年で65年にはレコードデビューしていたというからストーンズやビートルズなんかにかなり近いキャリアを誇っているし、しかも未だに現役バリバリで活動中というくらい。

 作風そのものは初期からず~っとアイルランド伝統音楽の継承という作品が多いが、1990年頃からロックとの融合や、アチコチの国々の音楽との融合という試みを行っているが、個人的に気に入っているのは1995年にリリースされた「Long Black Vail」だ。何せ超有名ロックアーティストが総並びでゲスト参加して歌っているのだからたまらない。これほどのメンツを揃えられるのも多分このバンドとレスポールくらいじゃない?ちなみに参加者はスティング、ミック・ジャガー、シンニード・オコナー、ヴァン・モリソン、ライ・クーダー、マリアンヌ・フェイスフル、トム・ジョーンズと云ったところで、それぞれの個性を出しながら美しいアイルランド的な楽曲を歌い上げている。しかしアイリッシュ系のシンニード・オコナー、ヴァン・モリソンなんてのはわかるが他の面々もさすがに歌手ですな、さらりと伝承的音楽の旋律を歌ってます。

 で、同じように1999年にリリースされたもう一枚の「Tears Of Stone」もこれもまた女性ボーカル好きなファンにはたまらない作品で、こちらは更にマニアックな面々が揃えられている。ボニー・レイット、ジョニ・ミッチェルの大御所からザ・コアーズ、シンニード・オコナー、 シセルなどのアイルランド系のメンツと何故か矢野顕子など。違和感ないんだな、これが。矢野顕子はさすがに沖縄民謡的ケルト音楽を歌っているのだがアルバム全体で聴くとハマってる感じ。個々がものすごく個性的な歌い手のはずなのに一貫してチーフタンズの味付けがされているのも面白いけど、とにかく聴きやすくて心地良い。

 この二作は結構取っ付きやすくてよく聴いてるね。こういう新しい試みをサラリとやっていける自分たちの自信があるからこそ何十年もやってられるんだろうなぁ。この辺をまとめたベスト盤みたいなのもリリースされているのでいいかもね。

The Pogues - If I Should Fall From Grace With God


 アイルランドの音楽って凄く面白くて、コアーズを聴くきっかけになったのもそもそもアイルランドという国の音楽に興味を持ったからなんだけどね。そもそもイギリスの音楽のルーツを漁っていくとトラディショナルに出会い、その周辺を聴いていくと必ずアイランド伝承音楽に行き着く。そこで広がるのは激しくも美しいケルトサウンドから発展したアイルランド独特のメロディーを持つ楽曲の数々、旋律でコアーズなんかもこの旋律をポップスに混ぜ込み、独自のポップスを築いたからこそ世界中で愛されたのだろう。

 そしてザ・ポーグスだ。最近まさかと思われたオリジナルメンバーのボーカルであるシェインを復活させて再始動して来日公演も果たした彼らだが、そのルーツは聴いての通りアイルランドの伝承音楽の旋律をパンキッシュに演奏するというまさしくロック的発想でシーンに登場したユニークなバンドだ。中でも「墜ちた天使」と呼ばれるサードアルバムは全てが開花した傑作アルバムとして君臨している。プロデュースにはU2で有名なスティーブ・リリーホワイトが名乗りを上げており、そのサウンドを確かなモノにしている。全ての楽曲にはふんだんにアイルランド音楽の旋律がフィドルやアコーディオンで奏でられていて、他の誰も成し得ないサウンドを激しくかき鳴らしている驚くべきサウンド。だからアイルランドのバンドは面白いのだ。そんな激しさの中にも「Fairytale Of New York」という世界最高のクリスマスソングを収録していて、これこそ万人が聴いて感動すること間違いナシの名曲。あまり日本では聴かれることも流されることもないが、実にもったいない。

 彼らの歴史は「アルティメット・ベスト」という最近リリースされたベスト盤に凝縮されているので手軽に聴くならばこちらだろうか。補足的には1990年の作品「ヘルズ・ディッチ」では我らがジョー・ストラマーがプロデュースしており、正にジョーのアルバムかのようなサウンドも面白いところだ。新たなる音楽の分野を切り開きたい輩には是非ともオススメなポーグスだが、偏見なしに聴いてみると大変意外性に富んだバンドなのだ。

The Corrs - All The Way Home


 11月23日に待望のコアーズ新作DVD「オール・ザ・ウェイ・ホーム~ヒストリー・オブ・ザ・コアーズ」がリリースされ、早速購入して見たのでこれまでのブログの流れなど無視してやはりリアルな感動を書き連ねよう。まず、本作は最初期から追いかけているファンにとっては大変嬉しくもあり、貴重な映像作品集でもあり、そして大変もの悲しいDVDでもある。2枚組みの内、ディスク1は「All The Way Home」と題されたコアー家の生い立ちからバンド結成、地元での活動経緯からデビューに至るまで、そして更にデビューから先日リリースされた「ホーム」の制作までを抑えているので本当にドキュメンタリーとして貴重な記録であるし、彼らの努力や生き方など感動する部分が大きい。ディスク2は2004年のヨーロッパツアー最終日前となったスイスのジュネーヴでの公演の様子が克明に記録されており、新たなライブ作品として純粋に楽しめる内容となっている。

 まずドキュメンタリーの方だが、これだけで約2時間弱収録されているのでたっぷりと最初期のコアー家の模様から赤裸々に描かれているので楽しめる、というよりも感心しまくる。そりゃ、アイルランドの田舎に住んでいた姉妹がいきなりアメリカでデビューして世界を制覇してしまうワケだから並大抵の努力ではないのが当たり前なのだが、彼らの演奏やステージを見ているとそんなことは微塵も感じさせないくらい伸び伸びと華やかに楽しんでいるように見えるのでそのギャップが凄くて、やっぱり凄い努力家で、且つ姉妹だから結束も固く、やりやすい面も多いのかなと素直に思える部分もある。しかしこのドキュメンタリーはあまりにも赤裸々に描かれすぎており、ファンとしてはあまり考えたくなかったコアーズの解散、もしくは活動休止についてアンドレアやジムの口からダイレクトに匂わされているところが非常に悲しい。え、終わりなの?って感じ。実際キャロラインもシャロンも子持ちの母親業に入ればバンド活動などしている余裕はないのだろうから、何となくいつアルバム出すのかな、くらいには思っていたが、こうして本人たちから語られるというのはなかなか衝撃的だったかな。彼らにしてみたらファンには自らメッセージを送りたかったのだとは思うが。そんな発言の後に「ホーム」の録音風景が収められており、正に決別的な意味合いで原点回帰として制作されたこのアルバムが彼らのメッセージを余計に信憑性を持たされているとは考えすぎだろうか、いや、恐らくそういう意味合いだと感じる。

 しかしコアーズは恐らく10年以内には一旦復帰してくれるだろう。あれだけ音楽を愛している人たちなので、もちろんアイルランドの彼らの田舎にでも行けばパブなどでちょこちょこと趣味で演奏していたり歌っていたりするのかもしれない。大掛かりにはなかなかできないかもしれないが、そんなパブでの録音でもリリースしてくれればと思う。そしてまた母親となって愛の深みを覚えた彼女たちが一緒になって演奏してくれたら凄く嬉しいなと素直に思う。2001年の日本公演でナマの彼女たちを見れなかったことを大変後悔しているが、恐らく今後彼らをナマで見れることはないのかもしれない。そしたらアイルランドに旅行でも行って握手してくるかな(笑)。

Armageddon - Armageddon


 ヤードバーズが出たらやはりこの路線も忘れられません。キース・レルフがヤードバーズ解体後にオリジナルルネッサンスなどのバンドを経由して辿り着いたバンドがこのアルマゲドンで、その時のオリジナルルネッサンスで一緒の道を歩んでいたベーシストのルイス・セナモが5年の時を経て再度共演しています。が、もちろんその布石は打たれていて、アルマゲドンでギターを弾いているマーティン・ピューというギタリストがなかなかエグくて良いのですけども、この人が前に活動していたバンド「スティームハマー」が1972年にリリースした「Speech」というアルバムで既にこのアルマゲドンの基盤が結成されていたのでした。スティームハマーもかなりハードでエグいバンドだったのですが、最後はメンバーがどんどん去っていってしまい、名盤と呼ばれる「Speech」では既にルイス・セナモとマーティン・ピュー、更にはキース・レルフもゲスト・ボーカルとして参加しており、更にアルマゲドンの唯一のアルバムの一曲目に収録されている「Buzzard」のリフは「Speech」からの「Penumbra」と全く同じリフを持ち込んでいる。まあ、アルバゲドンの方が洗練されているんだけど、そんな兄弟みたいなアルバムが実は存在していて面白い。

 で、やっているサウンドはというと、正にブリティッシュ然としたハードロックの中にこれもまたブリティッシュ然としてアコースティックな味わいを持つ美しい楽曲が挟まれており、楽曲レベル的にもかなり素晴らしいものを創り上げている。キース・レルフのボーカルもヤードバーズ時代とは全然異なったシャウトだし、マーティン・ピューのギターもかなり形作られている。ドラムのボビー・コールドウェルはキャプテン・ビヨンドというこれもパープル系のバンドに所属していたのだが、かなりいいテンションでバンドを引き締めているので、数年活動していたら結構良いバンドだったんだがなぁ。結局花開く前の1976年3月14日にキースが自宅でギターを弾いている最中に感電死してしまったのであった。残念無念。

The Yardbirds - Roger The Engineer


 ちょっと名前が出たので久々に気になって聴いたのがヤードバーズの「Roger The Engineer」。自分が昔々に手に入れたのはジャケットが青いバージョンのエドゼルからリリースされたモノラル編集盤で通常バージョンにベックとペイジのツインギター曲として有名な「Happenings Ten Years Ago」「Psycho Daisies」が収録されたレコードで当時はこんなのしか手に入らなかった。オリジナル収録がどの曲順だとかなんて、後から追っかけて初めてわかったことで今ではある程度整理ついてるけど、なかなか追求するのが難しいバンドだったなぁ。途中ボックスセット買ったりしたけど結局紙ジャケでオリジナルのままCDがリリースされたのでそいつが一番確かなオリジナル復刻なんだろうと思う。しかもモノラル・ステレオ両バージョン共収録されたお得なアイテムだし。でもねぇ、やっぱり思春期に聴いたインパクトってのは強いよ。だからオリジナルにこだわらないでこの青ジャケ盤で久々にLP聴いたワケさ。

 まず、革新的な楽曲ばかりってのが今聴いた感想。リフ(今はリックって言うのか?)だけで構成された楽曲の多いこと多いこと。これはベック時代からのパターンで、ジミー・ペイジが関わるようになると更にこれが発展するワケだな。で、そのリフが凄く単純で且つかっこよくて、この辺の凝りようのなさがシンプルなロックとしては良くって、昔よくコピーしたなぁ。今でも何気なく聴きながらギターを弾いていると弾けてしまうところが嬉しい(笑)。キース・レルフもなんだかんだと言われるけどルックスは最高にかっこいいよ、マジに。古いビデオとかでサングラスしながら歌ってるのとか見ると凄い「クール」って言葉の似合う男だもん。ベックはやんちゃ坊主だし、クラプトン時代はまだハジけてない感じだしね。んなことで「Beck's Borelo」なんていいリフだよなぁ~って、、、これペイジの作った曲じゃん(笑)、紛らわしいタイトルだが。そんなことで市場に紙ジャケ盤が残っているウチにかき集めておくべきだろうか…。

Jimmy Page - Outrider


 そこかしこでジミー・ペイジの名前が自然に出てきてしまうのはやっぱり好きだからなんだけど、かと言ってツェッペリンを書くのはもうちょっと後にしたいなぁと何故か思っていて、多分そこかしこでレッド・ツェッペリンの凄さは既に語られているから敢えて普通の角度で書く気になれないだけだと思うんだが…。

 ならば、ってことであまり語られることのないソロアルバムにスポットを当ててみよう。かと言って初期のセッション作品では芸がないだろうってことで、1988年にリリースされた待望の(?)ソロアルバム「アウトライダー」ってのはどうだろう?(アマゾン安い!)当時リリース情報も全く意識してなかったためか、ある日タワーレコードに行ったら突然発見して、即効で入手した記憶があるのだが、やはり神様とも崇める人のソロ作なのでそれこそしっかりじっくり聴きました。どんなものを出されても悪いはずがないんだから、これを理解できない自分が未熟なのだと自分を洗脳しながら聴いていたような感じ(笑)。

 実際にこのソロアルバムだが正直言ってペイジでなければ作りえなかったか、と問われれば決してそんなことはないのだろうと思う。が、やはりペイジのエッセンスがちりばめられていて、ツェッペリンやファーム時代とは異なった純粋に一般的な曲作りの手法に乗っ取って作られた楽曲が多く、どちらかというとギタリスト的な作品ではある。ロック色というのはもちろんだが、原点に忠実にブルースへの傾倒を示しつつ、ペイジ独特のリフやリズムが織り交ぜられたものに仕上がっていたので聴き応えは十分にあった。
 シングルカットされた「ウェイスティング・マイ・ライフ」のリフからしてリズムとの絡み合いが既にヘンだし、これぞペイジだな、という節は感じられるし、とにかくこのプロモビデオでのインパクトは一関節分のスライドバーを指にはめてプレイする姿で、スライドといえばボトルネックという固定概念を取っ払ってくれた記憶がある。黒のテレキャスってのもへぇ~っていう印象があったが。で、アルバムの話になると頑なにソロ路線を守っていたロバート・プラントが友情参加した「Only One」には期待感を抱かせたものの、う~む、やっぱりバンドマジックってのは改めて重要なんだなと認識したくらいの出来で少々肩透かし。で、やっぱりB面のブルース集がギタリスト小僧には楽しかった。
 「Humming Bird」は確かレオン・ラッセルの曲だったと記憶しているが、ギターソロの入りなんてやっぱりペイジだよなぁとしか言えないくらいにエグくてかっこいいし、もっと弾きまくってくれって想いはあるが、適度なところまでっていうバランスも見事なもの。そうそう、全編に渡ってボーカリストとして任命されたのがあのクリス・ファーロウってのもファンの心をくすぐったものだ。しかもドラムはジェイソン・ボーナムだから余計にそういう理想だった姿にダブった面も顕著に見られて、今思うと結構ノスタルジックなアルバムだったようだ。何となく低迷期だった時期の作品ではあるが、やっぱ好きなアルバムだな。

King Crimson - Earthbound


 ボズ・バレルの名が出たところでプログレッシブ・ロックの代表格として君臨しているキング・クリムゾンを聴いてみる。一番強烈なのはもちろん大顔面ジャケットのファーストアルバムだが、ボズ・バレル期のインパクトが強力なのは「アースバウンド」でしょう(笑)。いや、冗談ですが、このアルバムを初めて聴いた時にはホントにぶっ飛んだ。ツラツラと書く必要性のあるアルバムではないのですが、どんなもんかと云うとですね、ライブアルバムだけど、土砂降りの雨の中で行われた野外ライブを車の中でラジカセで録音したという逸話を信じられるくらいの音質で、そんな環境でライブをやることになったクリムゾンの面々の気持ちとすればとんでもなくヤケになっていたというのも頷けるのだが、その気持ちがそのままライブの演奏として表現されており、良く言えば滅茶苦茶熱い熱狂的な演奏、悪く言えば単にブチ切れた状態での正にカオス状態で演奏されたとんでもないもの、しかもまともなアルバムとしてリリースされたにもかかわらず、史上最悪の音質で昔のブートレッグと大差ない音で収録されていた。その代わり演奏が凄い。ここで聴ける「21世紀の精神異常者(略称:21バカ)」はボズ・バレルが歌っているのだが完全にぶち切れている。ホントに。もしかした音質のせいでそう聞こえるのかもしれないけど、鬼気迫ることは間違いない。CD出たのかな?←紙ジャケで出たらしい

 で、そんなのを真面目に書いても役に立たないので、気を取り直して「アイランズ」を聴くが、やっぱり混沌としたサウンドなことに変わりはないのだった。ハマると凄い心地良いんだけど、ハマれないと大変耳障りなところがクリムゾンを聴く上での心構えなのだ。とことん重いロックなんだな、と実感する。ヘビメタとかの重さとは根本的に異なる重さはクリムゾン独特のサウンドで、多数のフォロワーが真似しようと思っても絶対にできないこのサウンドはやはりプログレの帝王として君臨しているだけのことはある。その中でも「フォーメンテラ・レディ」のようにちょっと異質なふわっとする軽いメロディーを持つ小曲を持っているところが聴いている側の興味をそそるところか。しかしこの後よりキャッチーなロックバンドであるバドカンに参加するボズ・バレルがよりによってこれほど混沌としたサウンドを奏でていたバンドで歌を歌っていたっつうのもなかなか不思議なもの。もっとも彼はクリムゾンでベースを覚えたというからそもそも変わった人なのかもしれない。で、ボズ・バレルとクリムゾンの関わりはこの一作で終わり、新たにジョン・ウェットンビル・ブラッフォードエディ・ジョブソンデヴィッド・クロスというテクニシャンを揃えた黄金期クリムゾンに突入することとなる。これも凄いんだけど、長くなりすぎるのでまた今度♪

Mott The Hoople - Greatest hits


 モット・ザ・フープル。ステージでの評判は「Violence」と書き立てられていたものの、なかなかレコーディングアルバムにその様相を記録することができずに泣かず飛ばずの状況が続いていたが、デヴィッド・ボウイとの出会いによって大きくバンドの運命が変わった珍しいパターンのため、なかなかバンドの実体が掴み難いのが正直なところ。実際に書いていながら自分も上手く把握していないので大きなことは言えないのだが(笑)。

 まあ、それでもバドカンからの流れで気になったので聴いてしまったのは手っ取り早い「ベスト盤」と「全ての若き野郎どもに」ですね。中期モットのロックンロールがたっぷり入っているので大体こいつで済ましてしまうといういい加減なリスナーではあるんですが…。よくグラムロックの一員として云われているけど決してそんなことなくって、もっと骨っぽいシンプルなロックンロールなバンドで聴いていると忘れてたけどバドカンで結構ここらへんのリフやら曲やらが持ち込まれているんですね。ミック・ラルフスの意地ってトコでしょうか。で、やっぱりライブ盤が聴きたくなって見つけたのがちょっと前にリリースされた1972年のフィラデルフィアで行われたライブアルバム。彼らの出世作「All The Young Dudes」からは何とボウイ本人がゲストで参加した珍しい瞬間をアルバムとして記録したもので、両方のファンとしては嬉しいリリースだったし、モットのライブとしてもやっぱり脂の乗った時期なのでライブバンドという面を実感できるね。映像は見たことがほとんどないんだけど、見てみたいな。

Bad Company - Bad Company


 スワンソングレーベルでツェッペリン以外の最大のバンドといえばやっぱりバッドカンパニーでしょう。あえて説明する必要はないのですが、当時スーパーバンドとして話題となったように各メンバーのキャリアがそれを物語ってます。とは云えども結局ポール・ロジャース主導の音楽性がベースとなったバンドだったのですが…。今はクイーンとジョイントで活動をしているポール・ロジャースはクイーンがデビューしてまだヨチヨチ歩きしている1974年に既にバドカンで華麗に全米デビューを果たしていたというキャリアの差があったワケで、今のクイーンとのユニットの捉えられ方が世間的に異なったものだとしてもこの事実は変わらないのだ。…とまあ、それはともかくとして、このバドカンのサウンドは結構キャッチーなサウンドを最初から狙っていた部分もあり、ミック・ラルフスの在籍していたモット・ザ・フープル、ボズ・バレルの在籍していたキング・クリムゾン、ポールとサイモン・カークの在籍していたフリーのどのバンドとも音楽的共通点を感じられないところが面白い。もっともフリーはアンディ・フレイザーの楽曲が多かったしモットはイアン・ハンターのバンドだったのでそりゃそうか、とも思うが。

 で、バドカンと云えばやっぱりファーストアルバムでしょう。後追い世代としては当時の話題性などはよくわからないですが、それでもこのアルバムのインパクトは他の作品よりも際立っている。洗練されているっていうのか、やはり気合が入ってるんだろうなぁ。セカンドアルバム「ストレート・シューター」も同じようなスタイルで作られているし、以降も音楽的発展が特に著しいわけではないので、そういう意味では2002年のベスト盤リリース時における再結成バドカンの新録曲ですら以前と変わらないサウンドを作り上げていたワケだから、これがバドカンなのだ。ラモーンズほど単調ではないが、これはバドカンだとわかるサウンドを確立したという点でこれは凄いことだ。ミック・ラルフスにしてもモット時代で抑圧されていたギタリスト的側面が開放された感が強いし、ボズ・バレルにしてもクリムゾンの複雑な曲構成から開放されたロックンロールの楽しさを満喫しているように聞こえるし、ポールも自身がリーダーとなったバンドを満喫していたようなので、だからこそ充実したアルバムリリースが継続していたということなのだろう。

Yes - Close To The Edge

危機 こわれもの Not Necessarily Acoustic

 デテクティヴって元イエスのトニー・ケイがいたんだ、ってことで久々にイエスを引っ張って聴いてみたが…、やはり自分的には面白みのないバンドなのであった。もちろん好みの問題なので良い悪いという話ではなくって個人的感性の部分なんだけどね。なんかこうロックっていう感じじゃなくて凄く「音楽」なんだよね。完成度が高すぎて好みでないのかもしれない(笑)。とは云いながらもしっかりとほとんどのアルバムを所有して聴いているのだが。一般的に名盤と云われるのは「危機」「こわれもの」あたりで、やっぱり凄いアルバムです。「危機」ってのは本当に完成度が高くて寸分の隙間もないくらいスリリングな楽曲で占められているし、「こわれもの」は「Round About」なんて傑作があってどっちかと云えば「こわれもの」の方が好み。

 しかし個人的に大変好きなのはどちらかと云うとスティーヴ・ハウのギタープレイで、これは自分がギター弾くのも好きだからという点が大きく影響しているのだが、彼のギタープレイは非常にユニーク且つオンリーワンで、だからこそクイーンの最終作品「Inuenndo」におけるタイトル曲でのスパニッシュギターをスティーヴ・ハウが弾いているワケだ。これはノックアウトされましたね。更にスティーヴ・ハウで印象的なのは1979年のモントリオールジャズフェスティバルにおけるソロプレイで、一人でアコースティックなスパニッシュギターを弾きまくっているだけなのだが、これが凄い。そんなとこから彼のソロアルバムも聴いたが、一番のお気に入りは「Not Necessarily Acoustic」というインストアルバム。イエス時代からライブでもソロパートの時間を取って演奏していたのもあるが、その拡張版とも云える作品で、恒例「Clap」も再収録されていてギタリスト的に楽しめるアルバム。

 ちょっと否定的な部分があるのも確かなイエスだが、作品ごとの完璧さは本当に見事なもの。逆にそこまで完成されていない初期作品「Yes」「Time And Word」などはまだまだ未熟なバンドというのもあり、興味深いところ。ひねくれ者の見方かもしれないけど、イエスってそんな感じなんだなぁ。でもやっぱロジャー・ディーンのジャケットが美しいので完全否定はできないバンドだね。あ、「ロンリーハート」のイエスもあるから何とも云えないか。ちなみに「ロンリーハート」はよく聴きましたが、アルバムではまともに聴いてません(笑)

Detective - Detective


 スワンソングレーベルって案外色々なバンドをリリースしていて、有名アーティストが作った割にはしっかりとプロモートできていたように見えた会社だったりする。その辺もジミー・ペイジのセンスなのだろうか?それともピーター・グラント?って思いますが、まあツェッペリンに関しては書いてくとキリがないのでいずれまた、、、ってことで今日はまたまたマイナーなバンドになってしまうのでしょうか…。スワンソングレーベルでもっとも有名なのはバッド・カンパニーで、これはもう成功どころの騒ぎではないくらいのメジャーバンド。それから名前だけは有名だけどスワンソング在籍時代はなかなか苦戦していたプリティ・シングス。でも「Savage Eye」なんていいアルバムだけどね。それから意外な人なんだけど、デイヴ・エドモンズ。さすがに興味ないなぁ、この人には。んで、最後に紹介しようとしているデテクティヴ。…とまあ、こんなもんなのでやはり成功したように見えるけど、ってトコか。

 で、そのデテクティヴってバンドだが、元々はシルバーヘッドっつうバンドのボーカリストだったフランス貴族の称号を持つマイケル・デ・バレスが組んだバンドで、キーボードに元イエスのトニー・ケイが在籍したことも知られている。スワンソング参加のいきさつは、たまたまこの時期(1975-77年)にジミー・ペイジ達と知り合ったことがきっかけらしい。まあ、中の上って云う程度のバンドなんだが、結構渋めかな。バドカン的と云えばバドカン的でアルバム全体の音がゼップっぽくて良い感じだ、と思ったらほとんどペイジのプロデュース作品なわけだな。セカンドはもっとゼップらしいサウンドに仕上がっているというB級センスたっぷりで正にブリティッシュ。ただ、デ・バレスの歌がやっぱりシルバーヘッドの頃の毒気のある印象が強かったため、デテクティヴになってからちょっと落ち着いたロックにはあんまりファンも見向きされなかった節があり、今では十分にB級の代表格として君臨している感じ(笑)。一応アルバム二枚とレアなプロモライブ盤ってのがリリースされている。久々に聴くといい香りがしていて70年代ロックだなぁとしみじみ実感。

Maggie Bell - Queen Of The Night


 英国産ジャニス・ジョプリンとして真っ先に名前が挙がるのはマギー・ベルだろう。元々はストーン・ザ・クロウズというバンドのボーカリストとして活躍しており、当時からよく比較されていたようだ。もっともマギーの場合はブルースだけに根ざした音楽でなく、もう少しイギリス然として部分があると感じるのだが。

 そして70年代に入りソロアルバムを発表するようになるとまずはファーストアルバム「クイーン・オブ・ザ・ナイト」をリリースし、まずまずの高評価を得るが、ソングライティング的な部分ではまだまだ弱さを感じさせるモノだった。もちろん彼女の歌に関しては絶賛されたようだが、ロックの世界もやはりそれだけでは納得させられないものがある。そして真打ちセカンドアルバム「スーサイド・サル」を発表。こいつがインパクトのある作品で、リリースは1975年、レーベルはスワンソング。そう、あのレッド・ツェッペリンが設立したレーベルからのリリースで、当然の事ながらスワンソングレーベルの大プッシュがあったのだ。察するにペイジもプラントも、そしてポール・ロジャースもマギーとは話が合っただろう。

 「スーサイド・サル」のオープニングを飾るのが当時バドカンでスワンソングレーベルに籍を置いていたポール・ロジャース率いるフリーの作品のカバー曲&名曲「Wishing Well」なワケで、こりゃもう取っ付きやすいでしょ。更に8曲目ではこれもまたフリーの「Hold On」なんてのもカバーしていて、彼女にかける期待がよくわかる。その次にはビートルズのロックナンバー「I Saw Her Standing There」だしさ。これらは彼女の力量を見せつける上では大変効果を発揮していて、凄さが倍に感じるので、やはりロックは楽曲のパワーだなぁと素直に思う。んでもロックファンからするとこの4曲目に入ってる「If You Don't Know」でのジミー・ペイジのギターでしょっ!全盛期バリバリのペイジの余裕綽々且つキメまくりのギターは必聴。ん~、これでアルバム全体が凄いものに仕上がってることは想像に難くない。

 で、この頃彼女はライブでもバドカンの前座を務めていたりと徹底的にサポートを得ていたのだが、その頃のライブ盤てのも近年リリースされていたんですね。「カミング・オン・ストロング」とか「ライブ・アット・ザ・レインボウ」とか彼女自身の秘蔵テープからリリースされた「ライブ・アット・ザ・ボストン」なんてのがこの時期のライブアルバムで、まだ聴いてないけどけっこう泥くていいのかなぁなんて想像しちゃいます。

Janis Joplin - Kozmic Blues



 ジャニス・ジョプリン、あまりにも有名なブルースの女王、そして生きながらブルースに葬られてと称される彼女の生き様は正にブルースを地で歩んだ生涯だったようだ。そんな彼女にはもちろん著名な作品がいくつかある。いくつか、というのも活動期間が短かったためいくつものアルバムが残されていないので、やむを得ない。しかし彼女の本領はやはりライブで発揮されていて、バックバンドとジャニスとのパワー、技量、エネルギーの差がありすぎて本来彼女の持つ才能がフルに発揮できなかったと見る面もある。

 で、名作としてよく挙げられるのは先日レガシーエディションがリリースされたばかりの「パール」だが、もちろんこのレガシーエディションはファンでなくても聴く価値がある、というか聴かないとダメだろ、ってくらいのインパクトがある最高傑作。もう何十回、いや3桁回聴いてるかもしれないなぁ。このレガシー盤をヘッドフォンで大音量で聴くとジャニスの息づかいから酒の匂いまで感じられるくらい生々しいので、部屋を暗くしてバーボン片手に聴いてみるのもいいなぁ、、、ってやったことないけど(笑)。…とは云いながらも今回はその名盤を改めて語るのではなく、個人的に滅茶苦茶好きなのが「コズミックブルース」。昔アナログで聴いていた頃からジャニスの声はもちろんなんだけど、それよりもバックの演奏と特にギターのフレーズの良さに感動していて、中でも「One Good Man」で聴けるギターのフレーズは絶品もので、クレジットされていたサム・アンドリューってすげぇギタリストなんだ~ってず~~~~~~っと思ってたんだな、これが。

 で、話はズレるけどこの時期にマイク・ブルームフィールドとアル・クーパーによる「スーパーセッション」を聴いていて、そのギターフレーズに感動しまくってたので、コピーしてみると一緒じゃねぇか~ってコトで、ブルース系ギタリストの王道なんだ、と思ってた。そうしてマニアになっていけばいくほど色々なことが分かってきて、何とこの「コズミックブルース」というアルバムではポール・バターフィールド・ブルース・バンドが全面的にバックバンドとして参加しているとのことで、今でも明確なクレジットがないことからすると、レーベルの問題もあって名前が出せないんだろうなぁと深読みできちゃうワケで、んでもこのサウンドの違いははっきりとわかるね。そもそも「As Good as You've Been to This World」「Work Me, Lord」なんてPBBBの十八番なワケだし、その違いを聴くのも面白い。で、ギタリストはマイク・ブルームフィールドだったんだなぁと改めて自分の好みを実感して、更に驚いたのはジャニスという稀代のボーカリストを迎えて演奏したPBBBって凄い組み合わせだな、と。時代の産物。願わくばジャニスの歌でジミヘンがギターだったら凄いだろうなぁとか妄想してしまうのであった。とは云えども「Little Girl Blue」なんてのはバックの面々はクレジット通りかどうかわかんないけど、良い味でのバラードでギターもさりげなくて実に良い。

Curved Air - Live

Live エア・コンディショニング(紙ジャケット仕様) Masters From the Vaults [DVD] [Import]

 ロックにおけるフィドル=バイオリンが使われ始めたのは多分60年代後半くらいからだと思うが、ごった煮の何でもアリ的なロックが盛んとなった時期に持ち込まれてきている。フェアポート・コンベンションなんてのはトラッドから来ているからそうした楽器の使われ方ってのは不思議ではないが、ロックのフィールドで意識的に使われ始めたのは70年代初期だろう。もちろんキング・クリムゾンなんていう化け物も存在するんだけど、ちょっと変わったところではカーブド・エアーってのが結構良い。もちろんボーカルがお嬢様ってのも聴くには大きく左右しているのだが。

 カーブド・エアーのボーカルを務めているのは紅一点の実に美しいソーニャ・クリスティーナだが、ファーストアルバムでは妙にサイケなギターとバイオリンの織り出すミスマッチな過激さがユニークな荒削りなサウンドで、ちょっと異質な印象。一括りにプログレッシブロックとも云えない時期。セカンドアルバムでは変形6面開きのジャケットがコレクター心をくすぐる作りだったが、音の方も繊細になり、小曲がマニア心をくすぐる秀作。で、サード「ファンタスマゴリア」になると物語性が出てきて名曲も数多く収録され、ジャズ系の面々も揃えたバランスの良い作品なので人気が高い。が、ここで取り上げるのはその次にリリースされた、実態の見えにくいこの時期のプログレッシブバンドには珍しい「ライブ」だ。最初の三枚を聴いてからこのライブを聴くと「え?」って云うくらい激しいロックバンドの音なのだ。ソーニャの歌はヒステリックに叫びまくっているし、バンドのサウンドもごまかしのない正にロックバンドの音で、何となくベールに包まれていたプログレバンドの生々しい証明って感じ。バイオリンって実はロックな楽器なんだ~っていうこともよくわかる。「It Happened Today」からもうハードロック的な音だし(は言い過ぎだが)、綿密に構成された「マリー・アントワネット」って曲ももっと繊細なモノとして聴いていたのがあれ?って感じ(笑)。プログレ~?って嫌悪感のある人も全くそんなこと知らなくてもかっこいいこのライブアルバムこそがこのバンド素晴らしいトコロのはずなのだが…、割と無視されてるかな。

 …と云うのもこの作品以降メンバーががらりと変わり、ドラムには後にポリスに参加することとなるスチュワート・コープランドが座り、この歌姫を妻に据えているのもさすがだが、またもや落ち着いたサウンドに舞い戻ることとなる。こうして聴いているとカーブド・エアーというバンドの歴史においてこのライブ盤は実にはみ出たアルバムで、浮いている。が、そのおかげで妙に人間くさいバンドとして記憶に残るプログレバンドのひとつとして君臨(?)することとなったのだ…。そういえば1972年のライブ(テレビ映像)がDVDでリリースされているのでこいつを見るのも一興かな。

<

Fairport Convention - Liege & Lief

リージ・アンド・リーフ+2 ハウス・フル+2(紙ジャケット仕様) フル・ハウス+5(紙ジャケット仕様)

 ロックの系譜を漁っているとよくフェアポート・コンベンションの名が挙がることがあるが、往々にしてそれはサンディ・デニーに焦点を当てた紹介のされ方が多いので誤解しているちょっと聴きのリスナーも多いんだろうな、と感じる今日この頃。ならば、と言うことでせっかくのブログなので書いてみよう。

 正直言ってサンディ・デニーの声量や歌に関しては特に書くべきこともなく(もちろん素晴らしいという意味で)、名盤として常に名前の出るのは「リージ・アンド・リーフ」だ。確かに素晴らしい作品だけど、ロックのフィールドとしてはイマイチ。…っつうか以降のフェアポートを知ってしまうとこれが最高傑作とは言えなくなる。では、何がいいの?ってことになるが、ロック野郎には「ハウス・フル」というライブ盤だろう。サンディ・デニーが脱退した後の名盤「フル・ハウス」期に行われたライブを捉えたアルバムで、英国ギタリストの雄、リチャード・トンプソンが健在で強烈なロックギターを弾きかましてくれているのだ。フロントに仕立て上げられたデイヴ・スウォーブリックのフィドルも強烈なグルーブでグイグイとバンドが勢いづいていくところが実に素晴らしいロックバンドたるプレイで、下手なハードロックバンドなんかよりもよっぽどロックしてる。セット中に挟み込まれたジグでは英国ならではのリズムでライブにスパイスを与えてくれるし、サンディ・デニーの歌っていた名曲「Marty Groove」では全く別の息吹を与えてバリバリのロックに仕立て上げている。

 そんなライブアルバムがもっともフェアポートのロックらしい側面を強調した名盤で、サンディ・デニーの繊細なボーカルこそが、と思っている輩には申し訳ないが、これこそフェアポートのロックバンドたる個性で、決して女性ボーカルでは出せない味が存在しているのだ。本作一枚でその素晴らしさを楽しめるが、もちろんスタジオ盤「エンジェル・デライト」なんてのもリチャード・トンプソンが抜けてしまってはいるが実にフェアポートらしい作品で、良い。こじんまり収まらなくなっているって感じかな。スウォーブリックのプレッシャーも相当なものだったらしいけど。

 英国フォークの調べっていうのはよく言われるものの実際どんなん?っていう興味のある人は多分フェアポート・コンベンションの初期作品からこのあたりまで入ってみるといいんじゃないかなと思います。初期はバリバリフォークだし、「リージ・アンド・リーフ」あたりは見事にエレクトリックトラッドを築き上げているし、上記作品群はエレクトリックトラッドバンドのロックライブはこんな風って感じだし。実に奥深くて面白いバンドだし、英国フォークの深みもとんでもない…。ハマってみるには相当な覚悟も要りますが(笑)、味わいの深さもこれまた一興、スティーライ・スパンあたりと併せていかが?なんてね(笑)。

The Kinks - Misfits



 頭の中で鳴り出して止まらなかったのでCDを探し出してどうしても聴きたくなったのがキンクスの「ロックンロール・ファンタジー」だ。アルバム「ミスフィッツ」で初めて発表されて、以降しょっちゅうライブで演奏していたので知ってる人は知ってる名曲なんだけど、1978年のリリースだったしレーベルもアリスタに移籍したばかりってのもあってなかなか取り上げられないねぇ。もちろん誰でもがいいって言うほどの名盤じゃないけど、歌詞にしたってレイのひねくれ加減はたっぷり表現されているし、その他の曲も結構かっこいいシンプルなロックをやってるのでコンパクトで良いんだけどね。

 おまけのボーナストラックにはこれも名曲「ファーザー・クリスマス」なんていう幻のシングル曲まで入っているんだからお得。初期キンクスは結構あちこちで人気もあって色々書かれてるのでもちろんお薦めなんだけど、後期キンクスも結構かっこいいんだな、これが。「ワン・フォー・ザ・ロード」なんてもう超かっこいいアリスタ時代のライブだし、アメリカでは絶頂期でライブ盤がDVDでもリリースされてるので見てみる価値有りの熱いキンクスを見れるのも嬉しい。

本日のお仲間さんはこちら、すごいです。
いいかげんにっき

David Bowie - Space Oddity




 ボウイがデッカからリリースしたファーストアルバムはまだまだボウイの非凡な才能の片鱗が見えたレベルだったが実質のファーストアルバムとして語られる「Space Oddity」では明らかに彼の音楽の方向性を示している。時代的にも丁度人類が月に降り立つという記念すべき年にリリースされたことも運の良さがあるのだが…。アポロ11号が月に降り立つ正にその時にBGMが「Space Oddity」だったらしい。今ほど情報がない時代なのでその歌詞について深く言及されることもなく、タイトルだけで流されたらしいがそのインパクトは絶大なものだったに違いない。あれよあれよという間にヒットした「Space Oddity」だが、今聴いても新鮮で印象的且つ古さを感じさせないところがボウイサウンドの面白さ。映画「2001年宇宙の旅」ともシンクロするし、「宇宙」というキーワードに焦点を当てたところはセンスが光る。ホークウィンドなんかもこの時期だったと思うけどやっぱその辺はポップさの違いかな。

 ボウイって今でもそうだけどロックというフィールドの人なのかな、と一見するだけではわからない。この後の名盤「Ziggy Stardust」あたりは見てくれも完全にロックなので納得するんだけど、この頃はまだまだそんな気配はあまり感じられない。でも収録されている曲がどれも普通じゃなくて面白いんだな、これが。いわゆるフラワームーブメント時代の音楽なのに洗練されていて、不思議な音。で、ボウイの掴み所の無い声が12弦アコギと共にフワフワと奏でられ、でもちょっとサイケな空気もある、みたいな感じ。楽曲そのものはよく練られているのか、曲構成なんかもちょっと複雑。今思えばヒッピーサウンドの発展系みたいなもんだけど、それにしちゃセンスがありすぎる(笑)。「Unwashed And Somewhere Slightly Dazed」での静と動のコントラストの美しさ、恋人に捧げた「Letter To Hermione」や「Janene」の美しさ、「Cygnet Comunittee」や「Conversation Peace」のただ単に長いだけの曲でもない物語性のある想いの伝わる楽曲などどれもこれも今再度これらだけでライブをやっても十分に受け入れられそうな珠玉の名曲は「繊細」という言葉がとても似合うだろうか、透明な薄いガラスの上で奏でられるような感触で、大変素晴らしい。以降のボウイはいずれ語るにせよ、本作でボウイの本質的な才能は十分に聴けるし、今でもデモテープの段階では同じような形で作られているようなので、基本的に変わっていないのではないだろうか。1999年リリースの原点回帰作「hours...」ではほぼ同じような骨格が聞けるので、これも時の差を感じることなく聴ける秀作。

 時代は宇宙へ、と言われながらもなかなか一般庶民レベルには体感することのない現代だが、それが故にこの名曲「Space Oddity」はいつまでも新鮮に聴けるだろう。たとえボウイが「Ashes To Ashes」でトム少佐を抹殺しようともそれは変わらない。


本日のお仲間、、、、一日ずれてるけど同じ時に同じアーティスト聴いて感動してる人発見!
しんやんの徒然

Small Faces - Single Collection



 黒いのが続いてたので久々にブリティッシュに戻って…と言いながらも見掛けは白人ながら黒人の声を持つスティーヴ・マリオット率いるスモール・フェイセスでイギリスならではの味わいを楽しんだ。アルバム単位だとどれが良いって言えないのでお気に入りの満足度たっぷりの二枚組みベスト盤「Decca Anthology」で手軽に聴いてみた。ベスト盤だけではもちろん彼らの中後期のアシッドなサウンドは楽しめないのはちょっと物足りないけど、気分的にはこれくらいが丁度よかったんだもん。

 初期モッズの代表バンドで何と言ってもそのファッションがかっこいい。フーのそれとは根本的にルックスの良さが違うので、小粒ながらもファンは多いだろうな。で、演ってる曲も凄くシンプルなモッズサウンドでいわゆる二分半の曲が多くて乗りやすい。名曲「All or Nothing」なんて日本ではそんなに流れることないけどかっこいいんだよなぁ。何つうかツボにハマるんだよね、こういうメロディーってさ。他にもいっぱいタイトな曲が多いんだけど、話題的に面白いのは「You Need Love」かな。原曲に忠実にカバーしつつ自分たちのフィーリングを加えたナイスな曲で、面白いのはレッド・ツェッペリン「Whole Lotta Love」と歌詞も歌メロも途中まで全部一緒っていうトコロ。「You need coooooool!」からしてそうなんだけど、ま、その辺がツェッペリンの凄いところなんだけど、スモール・フェイセスのも負けてないよ、ホントに。うわぁ~かっちょいい~!ってのはスティーヴ・マリオットトも一級品だったってことだよね。当時の録音マイクのレベルギリギリ、もしくはオーバーしてしまうくらい声量のある歌で、聴いていても音割れそうってくらいに叫んでるのが目の前に見えるみたいで、すんげぇ熱くなる。後々に登場するポール・ウェラーもネオモッズとして時代を築き上げたんだけど、こういう声ってのはなかなか出せなくてそのへんはイマイチレベルが落ちるしさ。やっぱ昔機材の無い中でやってた連中ってのは地力が凄いもん。普段はギターとかに耳がいくんだけどスモール・フェイセスの場合はやっぱり歌に耳がいく。黒人のそれとは違ったイギリスならではのセンスと小粒さとがいい感じでミックスされた正に大英帝国ならではのバンドってのも心をくすぐるところ。後の彼らの人生のことは語りたくないけど、60年代ブリティッシュロックの中では見過ごされがちながらも聴いてみて損しないかっちょいいバンドだよね。

James Brown - Love Power And Peace



 トム・ジョーンズの声を聴いてからRCでR&Bの深さをちょっと味わって、その流れでスライを聴いたのだがちょっと重かった(笑)。で、もっとスカッとしたファンクを聴きたくなって以前から愛聴しているジェームス・ブラウンの「Love Peace & Power」を聴く。このアルバムはリリースされたのが1993年くらいで決してリアルなファンには馴染みのあるアルバムではないけど、実態は1971年のJB絶頂期のライブが収められているので、めちゃくちゃ強烈なファンクライブアルバム。何を隠そう、僕自身JBにそれほど興味はなかったんだけど、とある店頭でこいつがかけられているのを聴いてその場でCDを買った代物なのだ。JBの名作は多数あるし、ライブ盤なら「アポロシアター」があるのでもっと思い入れの強い方は当然「アポロシアター」を選ぶし、「Say It Live And Loud: Live In Dallas 08.26.68」という素晴らしいライブ盤や他にもスタジオ名盤と呼ばれるものは多数ある。

 ブリティッシュロックを遡るとブルースに行き着くケースとR&Bに行き着くパターンとに分かれる。ストーンズやヤードバーズなどは前者だし、フーやビートルズなんてのは後者で、モータウンサウンドからの影響が顕著。ビートルズはJBの曲ではなくてその周辺からチョイスされているけどフーはロジャーのJB好きもあってファーストアルバムには3曲もJBが収録されているので、ルーツ探しって感じでJBを聴いていたことはあったけど、そんなに面白くなかった(当時は)。もちろん「Sex Machine」とかのスタジオ盤程度は聴いてたけどね。でも、それがこのライブ盤で一新。なぜJBがゴッドファーザーと慕われるのか、そりゃそうだ。こんなに強烈なグルーブを、バンドのみならずJB自身の歌だけでファンクしてるんだから。

 このライブ盤の冒頭「Brother Rapp」から強烈なファンクで実に気持ち良く、何も考えずにノれる傑作でしょう。お馴染み「Sex Machine」ではバックのJB'sとMCまで掛け合ってグルーブを醸し出してライブを盛り上げてくれる。こういうのを観客に委ねないところはプロフェッショナル。しかしこれほど音数少なくしてこのグルーブを出せるってのも凄い。それとにやついてしまうのは、そんなファンクなライブの中に、スタンダードなナンバーがいくつも入ってくるあたりだ。JBってそういうナンバーを結構歌っていて、「Georgia On My Mind」なんてのは中でもお気に入りなんだろうな。こないだトム・ジョーンズバージョンを聴いたばかりなので、つい聴き比べてしまったけど、どっちもすげぇや。JBの場合は巧さというよりも人間臭さってのが凄くいい。ハートだけでぶつかってくる歌だからかな。「Sex Machine」の強烈なビートの後にも「Try Me」と泣けるナンバーを入れてきて、正にエンターティメント。ビデオ見ててもそうだけど、やっぱりエンターティナーだもん。そんな調子で最後まで飽きさせることなく一気に聴けるライブに仕上げたこのCDは結構いける。「Sex Machine」だけしか知らない人はきっと驚くこと間違いなしの強烈なビート。う~ん、すっきりした。


 本日のお仲間さんは、、なかなかいないなぁ。でも同じような音楽でいろいろと書いているこちらでどう?
その日暮らしの音楽日記

Sly & The Family Stone - Riot Goes On


 スライ&ザ・ファミリーストーン「暴動」、と聞いてどう思いますか?やっぱり凄く強烈なファンクで正に「暴動」に発展するだろう激しい楽曲の集められたアルバムだろうって思ったのです。しかもあちこちで名盤として語り継がれているアルバムなのでその強力なビートやメッセージが時代の中では異彩を放ったに違いない、と。

 時代は1971年ベトナム戦争終焉頃、黒人公民権運動など歴史的にも様々な背景があった中で黒人バンドとしてリリースされた本作はそれだけで意義があったのかもしれない。ましてやジャケットが風に吹かれるアメリカ国旗だ。ん~、そう考えると確かに意義あるアルバムなんだなぁと、敢えてこんなこと書くのはやはりこのアルバムを語るには時代背景が大変重要な意味を持つからだ。音楽面だけでは本作はそれほど突出したものではない、と思える。あくまでも主観。ただ、時代背景を知った上で聴くと非常に重要なアルバムになる。これは黒人系に多いことで、マーヴィン・ゲイ「What's Goin' On」も同じように背景が重要となるアルバムだ。

 で、音。パーラメントに代表されるような思いっきりファンクって言うんではなく、かと言ってジェームス・ブラウンのようなファンクでもない。しかしこの「暴動」はファンクアルバムと呼ばれる。ま、ジャンルなんてのは適当に切ってるので大して意味はないんだけど、最初に書いたように、突出した激しさに包まれたアルバムではない。確かにリズム的にはベースグリグリだけど歯切れのいいものではない。歌でハネるリズムがある、ってのでもない。もっとどっちかというと、「どよ~ん」って感じの雰囲気に包まれた重いアルバム、そう、明るさがないファンクなのだ。プリンスの「ブラックアルバム」が似ているかもしれない。う~ん、タイトルとは大きく異なる内なる「暴動」って印象かな。「Family Affair」なんてのは凄くポップな音なんだけど、何か重い(笑)。でも面白いのはそんな中にあって最後の手前に「Runnin' Away」なんて可愛い子供とも女の子とも云えない歌声でお茶目な曲が収められているってのは続けて聴いているとホッとする。ホントに、もっと激しいファンクを想像していたのでギャップはあったんだけど、今ではこれがしっくりくる。以降、スライは時代に取り残されていくので、最高傑作に選ばれることが多いけどやっぱ問題作。思いっ切りハネるファンクを好きな人には向かないので、これはやっぱりロックのフィールドに入ってくる作品かな。

P.S.
昨日RC聴いてハマってたのでほんとはもうちょっとこなれたソウルを聴きたかったんだけど、何故かスライに行ってしまった…(笑)。

RCサクセション - ラプソディ(Naked)


 先日友人と会い、初めてリリースされていることを知ったRCサクセションの名盤「ラプソディー」の完全版。昔からコレクター諸氏の間では流通していた秘蔵の完全版音源だったのだが、まさかこのような形でオフィシャルで、しかもここまで完璧な音質、音像でリリースされるとは夢にも思わなかった。そして感謝。

 とにかくとんでもなく素晴らしいパッケージで、まずはいわゆるデラックスエディション系のリリースと同様のデジパック4面開きの見事な装丁に未発表写真たっぷりのブックレット、更に邦楽ではめったに見ることのないブックレットへの解説付き、というよりも当時関わった方のモロに思い入れたっぷりの愛を感じるライナーへの寄せ書きはこれだけでも想いを感じられる素晴らしい文章。更に何と言っても同じ1980年久保講堂でのライブ映像を収めたDVDもセットされていて、「よぉーこそ」が始まった瞬間から鳥肌モノ。テレビで放送したのかな、そういう画質なんだけどとにかく感動もの。これだけ「ロックン・ロール・ショウ 80/83 」として単発でリリースされているみたいなんだけど、やっぱ知らなくて見てないので驚いた。すごいなぁ、録画してたんだ。しかも本当に凄いライブアルバムだし。

 今回の聴き所は多数あるんだけど、冒頭のMCからして驚く。「イェーっ!」って言ってるのは清志朗ではなく、チャボだったのだ。そしてその後に続くチャボの熱い熱いおちゃらけなMCこそがこのライブへの意気込みを語ってくれている、そんなに熱いライブをこの頃のRCはガンガンに展開していたのだ。ギターも右チャンネルに小川銀次、左チャンネルにチャボと分けられ、本当に音がクリアーで最高の音。途中金子マリさんが紹介されて即興以外の何者でもないブルースナンバーをリラックスして歌っているところもRCの余裕を感じさせるね。金子マリさんの歌声ももの凄いからなぁ。ストーンズティナ・ターナーみたいなもんだろうか(笑)。アナログ時代もB面は「エンジェル」から始まってたけどCD二枚組完全版になっても二枚目は「エンジェル」からってのがいい。こだわりだね。しかしかっこいいなぁ。こんなライブを繰り広げてたバンドはそうはない。キースとミック・テイラーのギターにオーティスがボーカルって感じなんだろうね。「スローバラード」に至っては既にソウルの名曲って感じで本当に涙を流して聴いてしまうし、続く「雨上がりの夜空に」なんてやっぱもう最高のロックンロール。更に更に驚いたのが、「お墓」とか「指輪をはめたい」なんてのがあって、後々のアルバム「OK」で初めてリリースされた曲なんだけど実はこんな頃からもう演奏して、MCを聴いていると定番曲だったみたいだから恐れ入る。当時からライブを見ていたファンはいつレコード化されるのかな、って感じで聴いていたんだろうね。ライブに行ってるファンの特権だなぁ。羨ましい。

 書き続けるとどんどん長くなるのでこの辺で止めとこうっと。とにかく、これも凄く血が沸き立ったCDで4000円なら安すぎっ!今のバンドのライブとして聴いても凄いし、当時を知っている人が聴いてもやっぱり凄いライブの名盤っ!

Tom Jones - The Best


 ロックの人ではないんだけど、ロックの人よりも強烈な声を持つ正に「歌手」であるトム・ジョーンズ。俗称「トム様」。昔から名前は知ってたけど、そんなに聴いたこともないし、意識したこともなかったんだよね。ま、でもきっかけってのはあって、昨年ブルース生誕100周年ってことでブルース映画で盛り上がった(一部のマニアだけ?)時に色々な映画が製作された。「ソウル・オブ・マン」『フィール・ライク・ゴーイング・ホーム』『ロード・トゥ・メンフィス』『デビルス・ファイヤー』『ゴッドファーザー&サン』『ピアノ・ブルース』などマーティン・スコセッシが筆頭となってこの一大イベントをぶち上げたワケだが、その中の『レッド、ホワイト&ブルース」がもっともロック好きにはとっつきやすい映画で、魅力的な作品だったのだが、そこで冒頭からジェフ・ベックと共に歌い上げているのがトム・ジョーンズだったのだ。え~?この人ブルースなんて歌うのか?なんてのは最初の疑問だけで、一音発声した瞬間からトム様の声に唖然。

「すげぇ」

 巧いとか何とかっていう技量の問題じゃなくてとにかく本物の歌手ってこういうことを言うんだ、って感じ。音楽のジャンルとか好き嫌いは超越した本物の声。で、即効で適当なCDを探しに行って見つけたのが「The Best of Tom Jones」。ベストなんだからベスト盤だろうと思ったんだが、どうやらテレビショウの模様から抜粋されたベスト盤だったらしい。まあ、それでも別に凄さに変わりはなくって、CCRで有名な「Proud Mary」なんてもうジェームズ・ブラウンを超えてるよ、このファンク度合いは。ラスベガスのディナーショウでアダルトな奥様方を魅了し、フリオ・イグレシアスみたいな感じだと思ってたのが、こんなに凄いパンチのある歌声だとはなぁ、驚いた。ロックのフィールドでこの人の歌に勝てる人いないんじゃない?もちろんロックは勝ち負けじゃないし上手い下手でもないから全然問題ないんだけど、この人ホントに凄い。

 で、アマゾン見るとこのベスト盤はもう見当たらないので、代わりにお買い得ベスト盤を掲載。

Oasis - (What's The Story) Morning Glory


 週末になったのでようやくクイーン+ポール・ロジャースのDVDをじっくりと見ることができたのだが、やっぱり凄いなぁと改めて日本公演も思い出してました。やっぱり「Love of My Life」での会場が一丸となった大合唱には感動しまくりなんだけど、日本公演でも同じようになったので、やっぱり凄い。で、こないだどこかで同じように感心したのを思い出したのがサマーソニック2005でのオアシス。千葉マリンスタジアムで大トリを飾ったので話題にもなったし、知っている人も多いんだろうけど、ここでの「Don't Look Back In Anger」はそれこそ会場全体で大合唱していた。これを見ていた時に「すげぇ~」って思ったので、久々に超名盤セカンドアルバム「(What's The Story)Morning Glory」を聴き直した。

 とにかく名曲揃いのアルバムで、口ずさめる曲も多いしメロディーのしっかりした曲も多く実に良い。オアシスって何となく軟弱なイメージのバンドだったので、リリースされた頃にはリアルタイムで知っていたんだけど、あんまり好みじゃなかったんだよね。でも、何かとちょこちょこと聴くこともあって、そのうちに結構良いんじゃない?みたいな感じでハマってきたので、ちょっと遅めのお気に入りアルバム。結構ハードロックなんだよね。兄弟の仲の悪さばかりが話題になるんだけど、兄ちゃんの音楽センスはかなり凄い。ギターひとつ取っても今までのギタリスト的感覚では出てこないフレージングだし、それでいて決してうるさくないサウンドに仕上げているところもオアシスらしい。そして名曲「Don't Look Back In Anger」では兄ちゃんが作って兄ちゃんが歌っている。理由は兄ちゃんが作ったときに絶対名曲だから弟には歌わせないで自分で歌うんだって言い切ったかららしいが、おかげでサマソニ2005の時も他のライブもそうなんだけど、ライブで一番盛り上げるハイライトの終盤に弟はステージから消え去り、兄ちゃんが観客の大合唱を受けて歌い上げるんだな。ここでも面白いのは兄ちゃんはこの曲が好きだから、会場のファンにすらもあまりたくさんの部分は歌わせないトコロ。この辺はクイーンのフレディとは結構スタンス違うね。フレディは全編会場に歌わせようとするし、それをDVDとかで見ているとフレディの歌っている声が聞きたいんだけどなぁって思うもん。が、オアシスの兄ちゃんは自分でほとんど歌うから映像でも見栄えがするし、作品的にいいものになる。ってライブ盤聴いてないや。

 ライブで面白かったのは弟がMCで英語で話すんだが、訛ってて何言ってるかよく聞き取れなくって、会場も「?」って感じだったのに兄ちゃんの歌の時はみんな英語で歌うもんだから弟は無視されてるって感じちゃったんだろうなぁってトコ。しょうがないよな、それ。うん、なかなか見れないレベルのライブだったな。結構な数のアルバム出してるにもかかわらず、セカンドアルバムからの選曲も結構あって彼らの中でも評価の高いアルバムなんだろう。

 三枚目の「Be Here Now」も同様の構成で良いアルバムで、冒頭のヘリコプターの音からギターが鳴り始めるスタートはかなりかっこいい。この二枚は結構良く聴く。サマソニに行くってことで、新作「Don't Believe the Truth」もちょっと聴いたんだけど、どの曲も60年代のバンドの誰かのカバーみたいな曲で、いまいちピンとこなかったのが正直な感想。シングル「Lyla」なんてクラプトンの「Layla」みたいなタイトルで、曲はベルベット・アンダーグラウンドって感じだしさ。まあ、いい曲をいっぱい作ってるからこういった遊び心のあるアルバムもいいのかもしれないね。それも余裕の表れかな。

The Corrs - Home



 心地良い秋風の吹く中で、なんとなく肌寒いけど天気は良い、みたいな時=正に秋という季節なんだけど、こういうのってイギリスとかでもあるのかな~て思ってたら、唐突に、あ、アイルランドってこんな感じか?なんて勝手に思って、早々にiPodからコアーズを引っ張り出して聴いていた。

 アイルランド出身のコアー兄妹4人組によるバンドでお姉さん方二人とお兄さん、更に甘えん坊の可愛い妹さんがボーカルっていう感じでデビュー時から何かと心地良く聴けるので愛聴しているんだけど、この間新作がまたリリースされている。今回は故郷アイルランドへの望郷の想いを込めてトラディショナルソングのカバー集ということで、アルバムタイトルもそのまま「ホーム」と付けられている。普段のコアーズはどちらかと言うとセンスの良いポップさの中にアイルランド伝統のフレーズを織り込んだ、聴きやすさを中心に構成された楽曲が多かったのだが、今回はそれらを全て無視した形で自分たちのルーツに従って忠実に音楽を演奏したという感じで実に素朴。ポップさはあまり聴かれない=アレンジ以外は原曲に忠実ってトコでしょう。この辺からアイルランド民謡あたりまで入っていくとなかなか面白いモノに出会えるのかな。

 そうは言ってもやっぱりポップなコアーズも捨てられないし、あの美貌が映像で見られるならばその方が良いに決まってる、ってことでDVD「オール・ザ・ウェイ・ホーム~ヒストリー・オブ・ザ・コアーズ」ももうじきリリースされるのが嬉しい。去年のライブツアーの模様と過去のドキュメンタリーが入ってるらしいから、結構面白そう。しかしCDのリリース数とDVDのリリース数に差がないってのも珍しいバンドだよな。やっぱりルックスも重要だからなぁ、、、自分も最近はCDよりもDVDの方がいいな~って思うし。iPodでビデオが見れるんだからそういうのもいいかもな(でも、まだ買ってない…)。

 しかしカバーソング集とは言えフィル・リノットの「Old Town」って一体いつどこで彼女達は聴いていたんだろ?アイルランドでは売れたのだろうか?ちなみにフィル・リノットのファーストソロアルバムに収録されていた曲で1982年リリース。う~ん、不思議。コアーズのアルバム「アンプラグド」でカバーされたのが最初かな。これも結構どころかかなり良い作品だね。

David Bowie - Low


 昨日ケイト・ブッシュを聴いていて、う~ん、こういう音楽かぁと感心していたのだが、ふと同じようなアンビエントなものを聴きたくなって引っ張り出したのがデヴィッド・ボウイの「ロウ」でした。

 多種多様のジャンルを時代より先んじて実践していたボウイが前作「ステイション・トゥ・ステイション」でヨーロッパ人としての認識を再覚醒した結果ベルリンに移り住んで奇才イーノとこの頃の盟友イギー・ポップと籠もりきりで生み出したアルバムが「ロウ」だ。

 研ぎ澄まされたボウイの感性とイーノの超個性が融合し、ボウイというメジャーなブランドがあったにもかかわらずアルバムはポップからはほど遠い実験音楽の主戦場となった。確かに聴いていると恐ろしいまでの緊張感とエッジの立った空気の緊密度がアルバム全体を包んでいるし、特に後半(レコード時代はB面)での、何というか、あっちの世界に行きそうになる「ワルシャワの幻想」なんて正にアルバムの象徴曲と云えるだろう。2002年のライブで唐突にアルバム全曲を通して演奏するという快挙を成し遂げ、ファンを驚かせたこともあったが、その時のライブではやはりこのアルバムほどの緊張感は到底出せなかったし、やはり時代の産物なんだろう。初めてボウイを聴く人には絶対勧めないけど、ボウイのカメレオン的音楽趣向に興味のある人には是非10回以上聴きまくることをお薦めする。…と言うよりも、それくらい聴かないとこのアルバムはピンとこないから。やっぱりアーティスティックなアルバムなので前衛的だし、決して万人向けではないから。でも、その面から聴くとやっぱり強烈な作品だから、一人で籠もって黙って聴いてみるとその緊張感が心地良くなるんじゃないかな。

Kate Bush - Aerial


 ケイト・ブッシュが12年ぶりにリリースする新作「エアリアル」を聴いた。衝撃のファーストアルバム「天使と小悪魔」から当然好きなアーティスト、、、本当にアーティストと呼ばれるに相応しい女性で、以降の作品も当然のように愛聴していた。「魔物語」でも既にかっとんだ彼女独自のセンスが散りばめられていたが、音楽的にはともかく、中ジャケットのコウモリに注目してほしい。「えっ?」って思うくらいにオチャメ、というか常人離れしていると言うか(笑)。で、二枚目「ライオンハート」で印象的なのは「おぉイングランド、私のライオンハート」と正にイングランドの象徴を恍惚と歌い上げている。当時はイギリスって凄いな~って思ってましたが、ここで言うイングランドはイングランド地方のことでしょうね。やっぱ凄いです。三枚目「魔物語」ではもう名曲のオンパレード且つかなり聴きやすい部類に入る作品。そしてその路線を強烈に推し進め、精神病院入院か?とまで言われた程のケイト入魂の、ひとりでとことん作り上げた音世界の究極が四枚目「ドリーミング」に集約されている。とにかく常人では絶対に創り得ない音空間を創り出している。

 で、以降もアルバムを何枚かリリースしているのだけど、どんどんと期間が空いてしまい、いつの間にか超大物扱いになってしまった…。まあ、それでも今回の新作は寝耳に水というかずっと前からアルバムを創っていると聞いてはいたけど全然具体性がなくって、またいつになるのかな、なんて思ってた矢先にリリース決定となったみたい。聴いてみると相変わらずのケイト節なのだが、何というのか、、、アンビエントミュージックみたいな感じなのかなぁ。際立ったポップさは全くないし、、、でもケイト・ブッシュだな~って曲ばかりで、、、っても曲らしい曲っていう感じで聴いていなくて、ふんわりとBGM的に聴いていて妙に心地良い、っていう雰囲気なのかなぁ。「エアリアル」って最初「エアリウム」だっけ?とか思ってしまったんだけど、そんな雰囲気(笑)。ちなみに「Aerial=アンテナ」です。
 まだCDレビューとか目を通してないので具体的なことは知らないのですが、結構強者ミュージシャンが揃っている様子ではあるものの、あんまり表立ってサウンド的には出てこないので、やはり玄人ミュージシャンばかりなのだろうなぁ。何回も聴くうちにハマり込むアルバムでしょう、これは。二枚組だけど長くない二枚組なので一気に聴ける。けど、街の雑踏の中や通勤通学では聴いていけません。ゆっくりと心に落ち着きのある時に、できれば自然の中でちょっとだけボリュームを大きくしてたった一人で心のままに聴くのが一番心地良い聴き方ですね。ケイト・ブッシュの音楽に現実の生活感は不要です。一切を排除した空間で聴くべし。

カルメン・マキ&OZ - Live


 カルメン・マキと言われると寺山修司作詞による「時には母のない子のように」がお茶の間でヒットしたらしく、昔教科書にも掲載されていたことのあるくらいの曲だが、この時期の作品集は大変に暗い。時代のせいもあるが寺山修司監修というのももちろん手伝っているし、更にマキの生い立ちを切々と語る初期の弾き語りつぶやき集とも言うべき作品は珠玉の如く輝く、壊れそうな硝子のように弱々しい光に包まれている名盤。

 しかしその後マキは大きく変化する。ブルースクリエイションを経由してから一気に花開いたのが今日とってもハマって聴いていたカルメン・マキ&OZである。ライブ盤を除くとわずか3枚しかリリースしていない70年代日本のハードロックを代表する強烈なバンドでそのエネルギーは王道ロックバンドのそれと比較しても何ら差がないレベルまで昇華させているとは言い過ぎではないだろう。ロックの重さ、激しさ、魂の叫び、混沌、そしてパワーと全てを掛け持っているバンドが我が日本に存在していたのは海外の連中は可哀相だ。これを知らずしてロックを語るなかれとでも言いたくなるくらいの凄いバンドなんだぞ~って自慢したくなるもん。

 で、一番インパクトがあるのがもちろん「私は風」を収録しているファーストアルバム。「六月の詩」から最後の「私は風」まで一気に聴かせてくれる一大大作で、群を抜いた素晴らしさを放っている。マキの魂、春日さんのギターからバンドのパワー、楽曲の良さ、アレンジの凄さなどとにかく涙が出るくらいに素晴らしいとしか言えないね。続くセカンドアルバム「閉ざされた町」も基本的にファーストと同様の作り方でやっぱり圧巻なのは最初のイントロダクションに続く「崩壊の前日」に尽きる。ちなみにファーストもセカンドも間に収録されている小曲も美しくて味があるので決してアルバム構成上ないわけにはいかない要素を持つものばかり。クリムゾンのファーストみたいにアルバム自体が一曲みたいな感じなのだ。三枚目の「III」はちょっと小綺麗になってしまった感じで、洗練されちゃったかな、と。でもやってる音楽は相変わらずなのだが、、、ちょっと軽めなので過去二作と比較してはいけない。アーティストはアルバムを重ねる毎に育つのだから同じコトは繰り返さないものなのだ。

 んで、とどめを刺すのが屈指のライブアルバム「ライブ」。いわゆる解散ライブを収録した作品なんだけど、どこが?ってくらいに強烈でこれぞロック、と言わんばかりのパワーを聴かせてくれる。軽いと思っていた「III」に収められた「とりあえずロックンロール」=「あどりぶ」ってクレジットされてるけど、これがまた超カッコイイ曲に変貌しているからライブは凄い。シゲのソロなんてのもこの時代こんなコトできる人いたんだろうけど、大々的にアルバムに入れちゃう人はそんなにいないでしょ。The Whoのジョン・エントウィッスルくらいじゃない?あ、フリーのアンディ・フレイザーとかジャック・ブルースとか、、、ま、でも日本人ではあまりないだろうなぁ。で、とにかくもう最高のライブ。涙が出てくるのが最後の最後、、、名曲「私は風」の二番のところで突然歌声が途切れてしまうシーン。グッと涙をこらえながら色々な想いを抱きかかえ、マイクを手に持ったまま固まってしまったのではないかと思えるようなステージのシーンが目に浮かぶんだ。観客も沈黙なんだけど淡々とバンドは演奏していて、客の一人が「マキーッ」と叫ぶ、、、そしてマキが小声で呟く…「シビアだ…」。そしてまた歌い始めるのだがこの後のサビ部分なんて涙なしでは聴けないぜよ、ほんと。ジャニスを超えてるもん。いや、ホントに。鬼気迫るライブってこのことを言うんだろうなと思うくらいに素晴らしすぎる作品で、今でも普通に手に入るってのが嬉しいよね。じっくり聴いてると感動の嵐です。いや~、いいロックに出会えてよかったな~。洋モノばかり追いかけているとこういうの見過ごしちゃうんだけど、やっぱり我らが日本も昔はいい音出してます。マキさん、今でもライブやってるので小さなハコで見れるし、見に行きたいな。

 | HOME | 

プロフィール

フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


ロック好きの…別館リンク


ブログ検索


最新記事


カテゴリー


最新コメント


最近のトラックバック


カレンダー

10 | 2005/11 | 12
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

過去ログ+

2017年 04月 【29件】
2017年 03月 【31件】
2017年 02月 【28件】
2017年 01月 【32件】
2016年 12月 【32件】
2016年 11月 【30件】
2016年 10月 【31件】
2016年 09月 【30件】
2016年 08月 【31件】
2016年 07月 【31件】
2016年 06月 【30件】
2016年 05月 【31件】
2016年 04月 【30件】
2016年 03月 【31件】
2016年 02月 【29件】
2016年 01月 【32件】
2015年 12月 【32件】
2015年 11月 【30件】
2015年 10月 【31件】
2015年 09月 【30件】
2015年 08月 【31件】
2015年 07月 【31件】
2015年 06月 【30件】
2015年 05月 【31件】
2015年 04月 【30件】
2015年 03月 【31件】
2015年 02月 【28件】
2015年 01月 【32件】
2014年 12月 【31件】
2014年 11月 【30件】
2014年 10月 【31件】
2014年 09月 【30件】
2014年 08月 【31件】
2014年 07月 【31件】
2014年 06月 【30件】
2014年 05月 【31件】
2014年 04月 【30件】
2014年 03月 【31件】
2014年 02月 【28件】
2014年 01月 【32件】
2013年 12月 【32件】
2013年 11月 【30件】
2013年 10月 【32件】
2013年 09月 【30件】
2013年 08月 【31件】
2013年 07月 【31件】
2013年 06月 【30件】
2013年 05月 【31件】
2013年 04月 【30件】
2013年 03月 【31件】
2013年 02月 【28件】
2013年 01月 【32件】
2012年 12月 【32件】
2012年 11月 【30件】
2012年 10月 【31件】
2012年 09月 【30件】
2012年 08月 【31件】
2012年 07月 【31件】
2012年 06月 【30件】
2012年 05月 【31件】
2012年 04月 【30件】
2012年 03月 【31件】
2012年 02月 【29件】
2012年 01月 【32件】
2011年 12月 【31件】
2011年 11月 【30件】
2011年 10月 【31件】
2011年 09月 【30件】
2011年 08月 【31件】
2011年 07月 【31件】
2011年 06月 【30件】
2011年 05月 【31件】
2011年 04月 【30件】
2011年 03月 【31件】
2011年 02月 【28件】
2011年 01月 【32件】
2010年 12月 【32件】
2010年 11月 【30件】
2010年 10月 【31件】
2010年 09月 【30件】
2010年 08月 【31件】
2010年 07月 【31件】
2010年 06月 【30件】
2010年 05月 【31件】
2010年 04月 【30件】
2010年 03月 【31件】
2010年 02月 【28件】
2010年 01月 【32件】
2009年 12月 【32件】
2009年 11月 【30件】
2009年 10月 【31件】
2009年 09月 【30件】
2009年 08月 【31件】
2009年 07月 【31件】
2009年 06月 【30件】
2009年 05月 【31件】
2009年 04月 【30件】
2009年 03月 【31件】
2009年 02月 【28件】
2009年 01月 【32件】
2008年 12月 【32件】
2008年 11月 【30件】
2008年 10月 【31件】
2008年 09月 【29件】
2008年 08月 【30件】
2008年 07月 【30件】
2008年 06月 【30件】
2008年 05月 【31件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【31件】
2008年 02月 【29件】
2008年 01月 【31件】
2007年 12月 【29件】
2007年 11月 【30件】
2007年 10月 【29件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【31件】
2007年 07月 【30件】
2007年 06月 【29件】
2007年 05月 【30件】
2007年 04月 【30件】
2007年 03月 【26件】
2007年 02月 【27件】
2007年 01月 【20件】
2006年 12月 【31件】
2006年 11月 【30件】
2006年 10月 【31件】
2006年 09月 【30件】
2006年 08月 【31件】
2006年 07月 【31件】
2006年 06月 【30件】
2006年 05月 【31件】
2006年 04月 【30件】
2006年 03月 【31件】
2006年 02月 【28件】
2006年 01月 【31件】
2005年 12月 【31件】
2005年 11月 【30件】
2005年 10月 【20件】


リンク


RSSフィード


全記事表示リンク

全ての記事を表示する


QRコード

QR

Click! Click!


楽天市場
HMVジャパン

Amazon