CategoryUK 70s Blues Rock 1/9
John Dummer Blues Band - Cabal (1969):

英国60年代中期から後期にかけて圧倒的人気を誇ったブルースロックだが、それは黒人ブルースを自分達風にアレンジして演奏するもので、オリジナリティはなかった。今聴いてもその頃のブルースロック系でオリジナリティ溢れる作品はそう多くないので、本気のブルースをよくぞここまでやった評価の名盤が多い。その辺をぶち壊したCreamやZeppelin、Freeもその意味ではかなり個性的なブルースバンドだった。 John Dummer Blues Ban...
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Groundhogs - Thanks Christ For The Bomb (1970):

英国内では人気を誇りながらも世界レベルになるとトンと人気のないバンドが英国には存在する。The Whoはアメリカには力入れてたけど日本は論外だったためストーンズやビートルズに比べて日本の扱いは低かった。Status Quoも英国ではとんでもない人気を誇っていたが、それ以外の国に行くと普通のバンド以下の扱い。世界レベルを意識していないからそれで当たり前、バンドが外に出ようとしなければ外では売れないから当然の帰結で...
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The Aynsley Dunber Retaliation - Doctor Dunbar's Prescription (1968):

ディープな世界と言いつつもアルバムに参加している面子は割とメジャーな人も英国ロックの深い世界の特徴。古くから知ってる人はあの人がこんなバンドで、と思う場合もあるし、それぞれのバンドの活躍を知ってる人は、こんなバンドにも参加していたのかと思うだろう。そういう渡り鳥的なミュージシャンもいて、先日のレイ・ラッセルも近いけど、そういう人は大体どこかの時点で自分のリーダー作品を作っている。こういう感覚はジ...
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Alexis Korner - Bootleg Him! (1972):

イギリスブルースロックの父、アレクシス・コーナーで。とは言えども本人だけの作品は全く聴いたことがないが、先日からのブルースセッションアルバムの流れで聴いていたのがブリティッシュロックの登竜門アルバム「Bootleg Him!」。これこそ驚異的なセッションアルバムでアルバムは1972年にリリースされているけど、実態は過去のセッションからあれこれと抜粋編集されたもので、有名になったミュージシャンが数多く参加している...
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Stack Waddy - Stack Waddy (1971):

デッカ・デラムの傘下のノヴァレーベルと同様にあのCBSにも70年頃に傘下のレーベルがあった。RCAのネオンほどメジャーじゃないが、ダンデライオンレーベルがあった。結局レーベル運営はワーナーやポリドールに売却されているのでどこの傘下かがややこしい。結局どれも非常にマイナーになってレア盤の運命を辿る。メジャーな人が全くいないに等しい。有名どころもせいぜいブリジット・セント・ジョンくらい。 ダンデライオンレー...
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Stone The Crows - Teenage Licks (1971):

アイディア溢れる70年代のバンドの作品、しかもブルースベースの白熱したロックはいつ聴いても魅力的でパワフルで自分を虜にしてくれる。楽曲が良くてギターが良いと更にそれは堪能出来るので、恐らくそういう刺激を常に求めていると思う。英国じゃなくても良いし、古くなくても良いのでそんなロックに出会えれば楽しめる。新しい刺激も受けるから自分の感性もよく分からない。 Stone The Crowsの1971年リリースの3枚目の作品「...
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Little Free Rock - Little Free Rock (1969):

ブルースロックと一言で言ってもそれなりに多様ではある。クリームが提示したひとつのロックの方向性は同時代のバンドに多く影響を及ぼした。シーンの源流は同時代の若者達が抱えている表現方法が何らかのきっかけで爆発的に加速するけど、60年末から70年代初頭のブルースロックの波は止めようもないほどに溢れ出てきた手法論だったし、多種多様に変化したので面白い。個性が出しやすいロックの方法論だった。 1969年リリース、...
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Killing Floor - Killing Floor (1969):

ブルース・ロックに取り憑かれた連中が何人も周囲にいて、皆が皆夢を見てバンドを組んでライブハウスに出たりメンバーとセッションしていたのが60年代末のロンドンのシーン。他にも勿論色々なシーンはあったけど、ブルース・ロックは主流だった。その中で、いち早く一番若いFreeがヒットを放って飛び抜けた存在になったけど、その周囲にはBlack Cat Bonesに残された連中もいたし、ポール・ロジャースとサイモン・カークの友人だ...
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Keef Hartley Band - The Battle Of North West Six (1969):

ホントにBluesbreakersは様々なブルースロックプレイヤーを輩出している事が、クレジットを調べていると判ってくる。昔はレコードのクレジットで名前覚えてて、それが出てくると見直さないと分からなかったけど、今はネットで全部関連性も含めて見れるから、そうだったんだ、とかこの人もなのか、と今でもアチコチで発見されて楽しめる。忘れてる事もあるけど、それも紐解いけば分かるし、意外な所で意外な繋がりもあるし、今こ...
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John Mayall - Crusade (1967):

60年代のレコードの音くらいなら普通に聴いてるから取り立てて聴きにくいとも思わないし、古臭いとは思うけど慣れてるからそれよりも先に音楽を聴いている。封じ込められた空気感を聞いている方が大きい。でも、ふとそのヘンを聴いてて、こんな古臭くて聴きにくい音は今の時代に好んで聴いていく人間の方が少ないと妙に納得した。Led Zeppelinの話でも音が古くてダメな人もいるし。ただ、これが現代的な音なら良いかとこれまた何...
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