Helloween - Pink Bubbles Go Ape

Helloween - Pink Bubbles Go Ape (1991)
Pink Bubbles Go Ape

 巷ではチョコチョコとAIで出来ることや可能性って話が出て来る。夢があって面白そうだな、という反面仕事が無くなるとか人間が要らなくなるとかともすれば経済が変わってしまう、主義が変わってしまうみたいなトコロまで予言する人達もいてなかなか面白い。更に面白いのは感性や本能的なものはAI化出来ないけどロジカルなものは確実に出来るので一生懸命勉強して定型的なものを作り上げた仕事ほど不要になるという皮肉なお話。そのAIロジックを作るというところに回らなけりゃ不要になるんだもんね。んで、そのパラメータの要素をどんだけ組み込めるからそれぞれの差別点にしかならない…、どれくらい先にこれが来るんだろ?早く見てみたい世界ですね。

 Helloweenの1991年、モメにモメた後の、更に衝撃的な作品群の後にリリースされた期待されまくって外したアルバム「Pink Bubbles Go Ape」。この頃はもうこの手の音を追い求めてなかったからリアルタイムでは脇道を流れるアルバムでしかなかったんだけど、このジャケットは覚えてるわ。なんだこりゃ?ってくらいダサくて意味がわからなくてバンドも前まで聞いてたのと全然違うし、どんなバンドなんだろ?って程度には知らなかった。その後色々と漁ったりしてると結構Helloweenって出てくるんだけどそれってもうあの頃のアルバムの金字塔感が強くて、オリジネイターな意味での存在感だったりする方が強いのかアルバムとして語られるのは何枚もないという不思議。そんなことでこの流れで改めて聞いてみたこの「Pink Bubbles Go Ape」。想い入れがない分、素直に良質な作品として聴けたんで作品の方向性の違いに云々ってのはあまり影響しなかった。確かに良質なポップ傾向の強いアルバム、とは言え、この頃のメタル勢からしたらそんなキャッチーさに寄ってもいないとは思うんだが、それは多分ドイツというお国柄の影響かもしれない。

 マイケル・キスクって凄い歌唱力だなとつくづく思うのは確か。こんだけの器量で歌ってたらそりゃカリスマ化するわな、ってのもね、納得です。前作よりも派手にメロディックな作品ではないと言われつつも自分からすれば何曲もそういうの入ってるし、ギターにしてもそういうのあるから酷評される程じゃないんだろうなとは思う。まだね、よく理解できてないんです、このバンド(笑)。ドイツだしキライな部類じゃないからある程度入れるとは思うんだが、そこにイケてないってのは相性かなぁ…、なんてのはあるが、多分真剣に聴けてないだけだろう。事あるごとに頑張ろう、まだまだ人生は長い。

Scorpions - World Wide Live

Scorpions - World Wide Live (1985)
World Wide Live

 80年代の音楽シーンをようやく見直す時期に来たか?なんて大層なことを思ったんだけど、今更…、いや、70年代ばかりをひたすら追いかけてて、80年代以降なんて薄っぺらいから後で追いかけても大丈夫だなんて思っててさ、その時々でそれなりの情報量があればシーンも分かるし、外さなきゃ平気かって考えてたんです。実際そうだったんだけど、それでもやっぱり時間が経過してから聴くのは全然異なった印象を持つもので、そんな事昔は思わなかったから想像もしなかった。それが今そういうのばかりに出会えてて、なるほどねぇ…と唸るワケだ。今更でもなんだが、毎回そういうモンで、常に新たな取組で聴くってのは楽しみで良いんだ。

 Scorpionsの1985年リリースのライブアルバム「World Wide Live」。当時は普通に売れてたからそういうバンドだと思ってたけど、70年代初頭からドイツで地道に活動してて、それなりにシーンの異端児として知られててギタリスト的にもウリ・ロートやマイケル・シェンカーと名だたるメンツが出入りしてて、更にクラウス・マイネの独特の歌の上手さと鼻にかかった声質、マティアス・ヤプスになってからのフラッシーなプレイ、そこにルドルフ・シェンカーの切れ味抜群のギターリフというカッコよさ、それがドイツのバンドとかを意識することなく普通にシーンにいた。知れば知るほどに不思議なバンドで、ドイツのバンドでこんだけ世界進出して成功してったのってそうそうないだろ?って事に気づいていくるのだ。バンドのメンバーも当然そう思っていたようで、記念品さながらのワールドツアーの模様を記録してレコード化してくれた。それがこのライブアルバムで今やDVDも付いてのリリースもあるようだが、当時はアルバム二枚組で結構大変だよな、ってな感じだった。辛かったもん。

 ところが今聴けばなんて格好良い白熱のライブが詰め込まれているアルバムってことは即分かる。いやはや売れてた時代ってのはホント全盛期で絶頂期なんだな。勢いもテンションも演奏も余裕も全然違う。正にワールドワイドなバンドになってて当然ながら演奏は上手いし、どの曲もカッコよく仕上げているし、何ら文句の出るトコロがない。アメリカの同世代のバンドよりも硬質で徹底している部分はさすがドイツらしいし、その一致団結感も見事。やっぱり歌が上手いってのは強いなぁ…、聴いてて惚れ惚れするもん。そんな見事なライブアルバム。




Michael Schenker Fest - Resurrection

Michael Schenker Fest - Resurrection (2018)
RESURRECTION

 ワクワクするアルバムってのは自分がものすごく好きなバンドだったりアーティストだったりする場合と、やっぱり何かと話題が豊富であればワクワクするもんだ。好きで待ち遠しいってのは簡単に言えばアイドル待ちみたいなモンだけど、話題豊富ってのは誰かが参加しているとかセッションみたいになってるとか、あまり想像しなかった組み合わせが実現しているというような事が多いんじゃないかな。大抵は期待していたほどじゃない、って事を言われる事ばかりなのだが、それでもやっぱりワクワクしちゃう。だからゲスト参加とかで話題作るんだよね。楽曲提供なんてのもそうだし、何でも売れりゃ良いからさ(笑)。

 Michael Schenker Festの最初のアルバム「Resurrection」がついに解禁された。ちょいと前からこのメンツでの来日公演があって、そりゃまたカネ掛かる事考えたモンだなんて斜に構えてて、ライブのDVD見てたらやっぱりキツいなぁ〜ってのもあってさ、そりゃワクワクしたし懐かしき想い入れもあったからかなり甘く見てたけど、それでもやっぱり現役のボーカリストの姿じゃないだろ、ってのは誰でも思うしね。それでも評判良かったんだろう、そりゃそうだ、こんだけ揃ってるんだから…、ってことでアルバムリリースです。ワクワクはするけど冷静に考えればいつものマイケル・シェンカー…近年のマイケルは自分の持ちパターンでいくらでも曲作りますって感じで何でも生産してくれるから突出した練られた作品なんてのを作るよりも話題で売る、に走ってる部分あるからそれはもういつものクォリティだろうし、ギターソロも同じようにどう弾いてもマイケル節で納得感出ちゃうから問題ないんだよ。だから話題の方が重要になってくるし、その話題を最大限活用してのアルバムってことで楽しみにしていた。

 冒頭から勢い良い曲で、カーク・ハメット参加のソロも入ってきてマイケルと共演、確かにトップに持ってくるチューンだよなぁ、って納得した。言うならばこの作風がこのアルバム全般を語っている。後は誰が歌っているかをクレジット見ないで楽しみに聴いていくってトコロかな。さすがにスタジオ盤だから色々と加工してあってライブほどの酷さは露呈していないから全員似た傾向の音に仕上がってる。やっさんの歌はやっぱり個性的だなぁ…、バーデンはやっぱりいちばん似合ってる。ロビンは上手いなぁ…って、ドゥギーと似ている傾向だから質感の違いくらいにしか感じない。それでもやっぱりドゥギーの現役感が一番表れているのは当たり前か。そしてこんだけボーカリストがいて12曲しかなくって、2枚組くらいにしてみんなに歌わせた方が良いのにと思う中、さすがはマイケル、インストを一曲入れてくるあたりが自分のギターがあってのボーカルなんだ、って感じで良い。いい加減昔のインストばかりは飽きてきたか?ちょいとメロディっつうかテーマが弱い感じはあるけど、構成的にもあり方としても以前と同じではあるんで発展していったら楽しめるかな。

 4人のボーカルが全員で歌を回していくのも2曲ばかりあるけど、個性が出ると言うのもあるんだけど、それ以上に散漫な印象になってしまっているかな。しかしどいつもこいつもジジイばかりで見てても楽しくないわな。そんでもこんだけ話題になってそれなりに売れるんだからそういう世代のミュージシャンなんだろう。悪くないね。夢を見させてくれるマイケルに感謝♪







Accept - Breaker

Accept - Breaker (1981)
Breaker

 今年の秋以降は結構自分を取り巻く環境を意図的に変えてったんで、割りとリフレッシュ気分でもあったりする。その前は多分10年くらい同じような環境を引きずっていた感もあるんで、色々とコストも変わってきてるし、ツールも進化してるし、それでも一時期のように劇的な進化でもないからなんとなく誤魔化して使ってたりしてね、今でもそんなに大幅な変化でもないけど、やっぱり汎用化しているから安定性が違うのが大きいか。自分の興味や趣味や生活スタイルの変化もあってやっぱり変化するし、年を取っていってもそういう変化への対応力や変化への挑戦ってのは持っていたいし、持ってないと生きるの大変だろうし、いっその事楽しむくらいの意識でいたいものだ。

 Acceptの1981年の3枚目の作品「Breaker」。アルバムジャケットのダサさが目に付くのは昔からだが、この妙なセンスもドイツなのかね、まだまだジャーマンメタルなんて言葉がない時代からジャーマン魂炸裂させてた今や大御所ともなったアクセプトの初々しい作品。この時期だとNWOBHMの影響もあるからか音がそれ系のギンギンのサウンドに仕上がってて如何にもメタル的なサウンドが特徴的、それにウド・シュナイダーの歌声もダミ声よりもハイトーン的なのもあるし、こんな声出してたんだって思うくらいだけど、若いだけか(笑)。最初は結構荒っぽい演奏だなという気もしたけど、その分疾走感はピカイチかもしれん。ヨーロッパのバンドって勢いで出てくるとこういう感じにラフでも平気でアルバム出してくるからね。それがアメリカで売れるときちんとしたサウンドプロダクションになってワールドワイドなレベルの作品に化けるというパターンが多い。アルバムの捉え方の違いですな。

 しかし、このアルバム、メタルって言われるけど70年代末期のハードロックの延長線にあるのは確かだ。先日のGeordieなんてこれに近いと言えば近いし、ここまで振り切ってたらもっと話題性はあっただろうから、その時代感覚の違いはあるが、ダミ声で歪んだギター、そこまで速いビートではないスタイルなんかを取れば十分に70年代のハードロックの進化系として捉えられる。ドイツだったからまた別の影響もあっただろうが、体系的にはそんな風にも取れる。アクセプトと70年代ハードロックというのはちょいと一緒にはされないと思うが。

 多分、この「Breaker」、その筋では名盤として捉えられているんじゃないだろうか。若気の至りもあるけど、真摯にメタルに取り組んでるもん。曲も音もスタイルもしっかり自分たち流ってのを出そうとしてこうなっている。決してキャッチーに馴染むことはなく、それでいてアンダーグラウンドなカラーではなく、今じゃジャーマンメタル風という呼ばれ方にはなるけど、叙情的な旋律も絡み合わせてパワフルに、そして多様性を持つ曲展開と味わい深いポイントをいくつも持っているアルバム。この後の快進撃を把握する上で重要な分岐点となったアルバムであろう。


Kadavar - Rogh Times

Kadavar - Rogh Times (2017)
カダヴァー『ラフ・タイムズ』【完全生産限定スペシャル・プライス盤CD(日本語解説書封入)】

 秋ってのは好きだ。ここ何年かは夏から一瞬の秋とすぐにそのまま冬という感じだったけど、今年は結構秋らしい時間が長そうな気がしてて良い感じ。妙な台風で惑わされた感あるけど、そこから一気に秋だからこのまま快晴が続いてくれて秋らしい味わいがあとちょっと続いてくれると嬉しいな。その分どっかに出かけたいとか思うワケだが、渋滞ばかりの首都圏じゃそんな気にもならないか。何でまた皆そんなに混む時に混む所にワザワザ渋滞の中を根性で行くんだろうか?これが分からん。それも首都圏人種ってのはそういうモンなんだということで。

 ドイツのバンド、Kadavarの4作目のアルバム「Rogh Times」。アマゾンで目についてバンド名も知ってたし、そういえばこのレトロバンドって今どうなってるんだ?って思ったのもあって聴いてみた。そしたらさすがに相当進化していてレトロバンドなんて言うレベルを遥かに超えてて、ある種新たなオリジナルなスタイルへと突入してバンドの個性を確立していってる。それ自体は自分の音楽的好みとは離れているんだけど、その手法と言うか構築の仕方は見事なモンだなと。サバスやZeppelin的なのをモチーフにバンドのスタイルを作っていったんだろうけど、そこからかなりヘヴィネスに仕上がってって、それら70年代HRの影響は当然大きく残ってるけど、更にアメリカンサイケハード的な領域までもミックスしちゃってるのかベースの重低音がブイブイと鳴ってる曲が多く、曲調も明らかにサイケスタイル、ヘヴィサイケスタイルだから70年代のバンドが60年代をモチーフにやってるサウンドという感じ。それでいて音は古臭くない部分もあるから妙な気分になる。

 もうちょっとメロディなりリフなり曲の印象なりがしっかりとしていると曲の違いが分かりやすいんだが、音の特性が同じなのでちょいとアルバム通してだと麻痺してくる。そこは慣れなんだろうから回数聴くしかないけどね。紐解いて見るとメンバー変わってたりレーベル変わってたり色々あったんですね。それでこういう成長ならなるほど、という所で、ダサから見事にカッコ良さへと昇華しててロックイズムを継承しているって感じです。ただ、聴く人選ぶバンドになってきたかなぁ…。






Arch Enemy - Will to Power

Arch Enemy - Will to Power (2017)
Will to Power

 格安ケータイへの移行がもう結構なシェアで普通になりつつあるみたいで、自分的にもそうなんだけど、キャリアはうんざりなので、さっさと移行するワケだが、その時になって初めて知ったという自分のナントカポイントとかプリペイドカードへの残額とか、そもそも何がなんだか分からない状態での契約やサービスだったからそこそこのカネを全部捨て去ってしまった。解約するわ、って言った後にアレコレありますが…って話だからさ、別に今更じゃ止めとくわって話でもないからそのまま無駄に解約。汚ねぇよなぁ…しょうがないけどさ。何でキャリアのために消費者が調べて学習しないといかんのだ、ってのもあるしさ。競争社会を残るために複雑怪奇なサービスを作り上げて結果的に消費者を混乱させるというのはどうなんだ?だから格安ケータイへどんどんと流出していくんだろう。サービスも良いしね。ああいうビジネスは天狗になってしまう所あるから、こういう違う世界への競争へ持ち込むってのはとても良いと思う今日この頃。最近は身近な所をいくつかアップデートしているので、また新たな気分で色々と楽しんでいけづだろうよ。

 さて、Arch Enemyだ。このバンドをまともに聴けるようになるのに相当時間かかったし、アルバムを聴き続けるってのも結構な時間がかかった。更に初期ボーカルは割とまだ理解出来たモンだが、アンジェラ時代ってのが一番辛くてさ、ここを乗り切れなかったんだよねぇ。それでも楽曲の複雑かつユニークな構築美とメロディアスなギタープレイとヨーロッパ的なエッセンスと品格…、あれで品があるってのはヘンな話だけど、実際品格を保ったバンドなんだから面白い。その辺りを何度もぶち当たりながら聴いてたワケよ。何でそこまでして聴かなきゃならんのだ、って思うけど、どっか引っ掛かるし何か良いってのもあったし耳に入ってくるギタープレイの美しさがきっと擽るんだろうね。初期の絶望感も凄かったけど。そして2017年、ボーカルがアリッサになってから2枚目の作品として「Will to Power」がリリースされたんでこれもまたちょいと時間掛けながら聴いてた。初っ端から攻撃的且つ美しき旋律のギターメロの炸裂するSE的インストで、既に耳奪われてるという始末。アルバム全体としてはどことなくプレイ自体が初期に戻っていったような作風を感じる。ギターソロのメロディなんかはモロに踏襲している気がするしね。おなじみの楽曲作りという部分はあるけど、それでもそもそも複雑怪奇なメロデスというコンセプトだったからそれがかなり生きている。凄いよなぁ…この完成度の高さ。以前よりも丸くなった音と評されている部分もあるみたいだけど、自分的にはこれくらいが良いや。

 そして一番驚いたのはこれまでのArch Enemyの歴史の中でクリーンボイスでの楽曲があっただろうか?今作の中でアリッサがデス・クリーンの両方を使った悲壮感あふれるバラードが収録されてるんだけどさ、冒頭からクリーンなワケよ。盛り上がる部分はデスだったりするんで「らしさ」がなくなったワケじゃないけど、かなり新鮮に響くよね、これは。Arch Enemyです、って言っても分からないし、アルバムに入ってるから良いけど、単体で流れてたら妙な気分になるかも。かと言ってArch enemyらしさはきっちりとあるから浮いてはいない。こういう試みがあっても良いんだろう。何だかんだともう20年以上のベテランバンドだし、いつまでも色々と引き摺ってられないだろうし。結果的に聴いてみれば今回の「Will to Power」も相当にArch Enemyらしい作品に仕上がっているベテランバンドのアルバムだ。そこらのメタルバンドだと自分もほとんど聴かないんだが、これは何故か普通に聴いていられるという不思議。作品の出来映えが良いのかバンドに不思議な魅力があるのか…、かっこいいわ。




Rammstein - Paris

Rammstein - Paris
Rammstein: Paris [Blu-ray] [Import]

 そもそもDepeche Modeに興味を抱いたのってリアルタイム時に名前知ってたのもあるけど、Rammsteinがカバーしてるのを聴いて、何でDepeche Modeなんだろ?ってなのもあった。インダストリアルメタルの筆頭格でもあるが故、もちろん無機質的という側面からしてみればその影響下にあるのは分かるんだけどね。ただあんだけのメタルバンドが影響を受けるにはあまり繋がらない名前だったから、その音を聴いてみてもちろん納得したんですがね。

 Rammsteinがこないだリリースしたライブ映像「Paris」。ライブ映像ってもほとんど映画ですな、これは。普通にライブをマルチカメラで撮って編集してリリースってこと以上に、特殊効果による映像処理も随所に施されているし、必要に応じて撮り直しも入ってるだろうしね、オプションのパーツなんかも加えられてたり、炎の演出効果なんかも加えられてるのも分かるし、とにかく凄い映像に仕上がってる。もともとがあのライブだから火炎放射含めてぶっ飛びのステージでの演出があっての映画的特殊効果だからそりゃもう作品として見る分には充実しまくってることは言うまでもないです。凄いライブ映像見ちゃったなぁ〜ってのが感想。しかもRammsteinのメンバーも相変わらずの変態なので、入場シーンからしてそこから来る?しかもそんなスタイルで?ってな感じだし、相変わらずの火炎ショウは更に豪華になってるし、禁断の演出ももちろんバージョンアップしてて…。

 今回のはセンターステージも設けていて小さな場所で生々しく演奏するんだけど、そこに行くまでのスタイルももちろんRammstein、ここまでやるか、とかそういう感じでもう言うことなし。究極のエンターティンメントバンドというのを自覚してないとここまで出来ない。演奏されている曲がややキャリア初期に偏っているのはやっぱり分かりやすいからかな、ヨーロッパ然とした時期の作品も深みがあって好きなんだけど、こういうライブショウになるとなかなかハマりにくいか。まぁ、ほとんどがベストヒット集みたいなモンで構成されているんだけどね。ここでコレ来るなとか判っててもやっぱり凄いって思うんだから面白い。納得のライブ映像ですが、2012年のパリのライブからってことでリリースまで5年、と見るかよくぞリリースしてくれた、と見るかはあるかな。







Michael Schenker Fest - Live

Michael Schenker Fest - Live
ライヴ 2016 ~東京国際フォーラム・ホール A 【Blu-ray】

 ノスタルジックなライブを重ねる古き良きロックショウの再現と現役バンドのエネルギッシュなライブがあったらどっちに行くか?難しい所だよなぁ…、ロック的には後者じゃなきゃいけないハズなんだけど、実際には多分往年のロックバンドのライブに行くんだろうし、そりゃもうそんだけ聴いてるからってのが大きい。ロックのパワーが知りたければ絶対後者でそのエネルギーを味わうべきだと思うのだが、もうこうなってくると何がロックか分からん(笑)。

 近年何度も何度も来日公演を果たしてくれるマイケル・シェンカー、「神」、だが、恐るべきことにその来日公演のメンバーやら内容やらがどんどんと豪華になっていくという不思議な光景が繰り広げられている。若手を引き連れて往年のレパートリーを演奏していたバンド編成から、徐々に古き良き仲間が加わるようになり、それはゲイリー・バーデンの参加からで、その後にクリス・グレン参加、そしてテッド・マッケンナも参加、そこへサイモン・フィリップスまで参加してしまい、バックには元スコーピオンズチームまで参加していた。そして、もっと驚くことにグラハム・ボネットとのジョイントまでも果たされてしまった。そこまで来たら、ってことで企画されたのであろう歴代ボーカリストとの共演によるマイケル・シェンカーの歴史を辿るイベント、マイケル・シェンカー・フェストという名でのライブが何とホントに実現してしまったという始末。そう、ロビン・マッコリーまでもが参加してしまい、ゲイリー・バーデン、グラハム・ボネットと3人のボーカリストと同時来日でライブが果たされた。

 それが映像化されたものが「Live」。そこまででももう見たいだろうし、ライブにも参加してれば良かったかなぁとも思ったけど、それはそれとして、楽しみにしてたんですよ、これ。こんなににこやかな神の姿、見ることないわ。どうした?ってくらいに楽しんでる。ボーカリストたちもそれぞれ大いに楽しんでるし、ロビンの歌の巧さは相変わらず。グラハム・ボネットはこないだのを聴いてたけど、今回はDancerにAssault Attack、Desert Songあたりもあって厳しいけどさすがの貫禄。名曲郡はゲイリー時代になるかな。それにしてもマイケル・シェンカーのギタープレイの華麗さは全盛期とまるで変わらず素晴らしいの一言に尽きる。一時期ヤクで太ってたけど、今はクリーン健康体なのか、ちょいと痩せすぎなくらいスリムなスタイルでのフライングVがカッコ良い。ギターヒーローそのもののカッコ良さ。バックのジジィ連中もこのカッコ良さを見習ってほしいものだ。

 そんなアレコレ思いつつも、単純にこのライブ「」はもうジジイばっかじゃねぇか、っての以外は確かに作品として残しておきたくなるライブだ。ホントに惚れ惚れするギターを毎回聞かせて見せてくれるんだからありがたい…。



Helloween - My God Given Right

Helloween - My God Given Right (2015)
My God

 長期に渡って活動していて、どんどんとメンバーチェンジが繰り返されるバンドってのが増えてるんだが、それでも同じバンド名を維持したまま続けていく、オリジナルメンバーっているの?ぐらいになるまでバンド名を維持してやり続けていくってのもあるけど、果たしてそれは何なんだろ?なんて考えてしまった。そのバンド名で売れているってことになるから中身の音楽性云々なんてのはそれなりの方向性なら良いワケで、同じじゃ飽きるし違いすぎるのは冒険だしって間を上手く縫う。メンバーはそれを理解してバンドを進めるってところか。それにしてもなぁ…ってのが悩ましい。

 Helloweenの作品をここいらで取り上げておこうって思ってて、幾つか聴いてたんだけど、自分的にはリアルで通って来てないので有名な「守護神伝 第一章」「第二章」あたりしか知らない。んで、どのヘンが面白いんだろ?って探っててもよくわからん。じゃ、新作でいいか、ってことで2015年の「My God Given Right」を。聴いた瞬間から、これ何のバンド聴いてるんだっけ?って思うくらいな話で、作品のレベルや出来映え、魅力という面で何ら遜色はないものの、Helloweenってバンドって今こうなってるのか?くらいなモンだ。そういうメンツになって久しいハズなので自分が時代に付いていけてないだけってのは重々承知しているが、それで冒頭のようにバンドって…てな事を思ってしまったワケだ。所詮ハコの話でしかないし、そのハコを上手く使ってやってるんだよな…。

 気を取り直して、そんな事を思いつつも聴いてみればそれはそれは良質なメロディとパワーを持ったメタル、あのキャッチーさはさほど見当たらず、スピーディさも普通になってて、突出した所はどこにもなく、一般的に普通にパワーメタルバンドだよな、ってアルバムなんじゃないだろうか。だからこそバンド名で売っているというようにも見えてしまうのだが、メタル全般がそういう節あるからしょうがないんだろうけどさ。それでもレベルは高いし良質なのは確かだし、売れるのも当たり前だし、なるほどなぁ…と。何か自分が何を求めてるか分からなくなってきた(笑)。





Randy Pie - Highway Driver

Randy Pie - Highway Driver (1974)
Highway Driver

 先日「こんなバンド知ってる?」なんて話を振られて、「いや、知らない」と言うと「何でも知ってるかと思った」と…。あのな、何十万枚っていうバンドやアーティストがあると思ってるんだ?もしかしたら何百万とかそれ以上かもしれないけど、そん中で知ってるのなんてタカ知れてるよ。一般の人たちが500くらいとしたって、自分達なんてそれに多少色が付く程度でしょ。ニッチにやってたって万の単位まで知ってるかどうかだろうと思う。んで、しかもロック周辺くらいしか知らないワケで、そりゃアンタ、それを分母にしたら自分なんて何も知らないに等しいさ。知ってたってしょうがないしね。

 1974年リリースのRandy Pieってバンドのセカンド・アルバム「Highway Driver」にジャン=ジャック・クラヴェッツは参加したってことでちょいと聴いてみた…が、一体どうしたんだ?いや、これは何なんだ?ってくらいにこれまでのブルージーでハードなオルガンやギターをかき鳴らす世界とはかけ離れた音が出てきている。今度はブラスとかシンセとかそういう世界で、言い換えると相当に洗練されたAORにも通じるブラスな世界、エレピで奏でている時点で何かおかしいって感じだけど、それでもサックスとかでのソロを聴いているとジャジーなプレイも出て来るから、ごった煮と言えばごった煮なアルバム。自分的にはここまで来るとちょいと付いていけないな、っていうくらいではある。

 鍵盤奏者二人のバンドなんだ…、しかし1974年でこういう音に進んだってのはさすがドイツ、先見の明があるというか変態チックに進む方向こそが本能か?時代とマッチした方向性だったんかな…、もしかしたらちょっと早いくらいかもしれない。そういう目線で聴いてみるとかなり新鮮さが発見できる部分はある。でも、やっぱ…ね。ジャケは結構良い感じなんだが…。




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Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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