Hanoi Rocks - All Those Wasted Years

Hanoi Rocks - All Those Wasted Years
燃えるロンドン・ナイト

 ロックの歴史の中でもかなり最悪な出来事のひとつでもあるハノイ・ロックスのドラマー、ラズルの事故死話。それもLAでの1984年12月8日の出来事で、モトリー・クルーのヴィンス・ニールが酒とドラッグバリバリの状態でラズルを助手席に乗せて車で買い物に、の状況で激突、ヴィンス・ニールは大した怪我もなかったがラズルは即死。このことについてヴィンス・ニールって何か語ったのかな…、語りようもないか。どちらもど派手なパーティ大好きバンド的だし、きっとウマが合っただろうしなぁ。あ、ここで面白いのはハノイ・ロックスのボーカルのマイケル・モンローは酒もタバコもドラッグも全然やらない人って知ってた?イメージとは裏腹に健全な人だからその場にもいなかったみたい。

 そんな事でHanoi Rocksのラズル在籍時唯一のライブアルバム「All Those Wasted Years」。1時間程度の映像も出てるんで、そっちのがインパクト強いけど、レコードの方は2枚組で長いからね、これもまた結構なインパクト。何が凄いってこれぞロックバンドだよ、と言わんばかりの勢いとハチャメチャ感とドライブ感と無茶苦茶感(笑)。今じゃこういうの考えられないんじゃないか、ってくらいにライブだと無茶苦茶になってる姿が記録されてるから、Hanoi Rockの中でも評価は分かれるのかも。いや、でも、大多数はこれぞハノイ!って言うのかもしれない。自分もそういう面もあるし、これぞハノイ!って言いたくなるけど、冷静に聴くと、どれもこれも走りまくってるし演奏は無茶苦茶だし、そもそも最後はマイケル・モンローがドラム叩いてるしステージ無茶苦茶だし…、ライブハウスのマーキーだからそれはありなんだろうけど、ハチャメチャだもん。その替わり勢いとかライブ感とか、ロック的なカッコ良さとかはホント凄い。だからライブアルバムを聴くという意味では聞きづらいんだけど、ライブを味わうって意味では正にこれぞライブアルバム、ってなる。やっぱり映像見てるとその雰囲気が判って音がそこまで気にならなくなるんで、映像付きをオススメしたい。

 オープニングはベンチャーズ、そこからはもちろんハノイの名曲オンパレード、それでもまだ最高傑作の「Two Steps from the Move」がリリースされる前のフィンランド〜ロンドン進出成功時なので、その時点でのハチャメチャなR&Rばかりで凄い勢いが味わえる。終盤はカバー曲ばかりなんだけど、そのチョイスが面白くてね、初めて聴いた時はまだ原曲知らないのばかりだったから気にならなかったけど、原曲知ってからはその無茶苦茶なカバーぶりに驚くばかりの壊し具合。いや、本人たちはそこまで壊していると思ってないだろうけど、聴いてると凄い壊れてる(笑)。アリス・クーパーにイギーの「I Feel Alright」、元はヤードバーズだけどエアロとかZeppelinあたりからの流用だろうなぁと思われる「Train Kept A Rollin’」なんかをハノイがやってるってのはなかなか貴重な瞬間かも。この頃のライブってもっと発掘音源で出て来ないかな。結構ヘンなのやってるんじゃないだろうか。演奏の下手さがそれを上回っているのかもしれないけど、それでも貴重な瞬間だからね。

 しかし、無茶苦茶だけど、改めて曲の良さは実感するね。R&R魂も。だからあの時代でフィンランドから世界に出ていけたバンドだったんだろうし、ヨーロッパからだってアバとかあったけど、やっぱりポップの世界だったもん。それがこんだけ本物のR&Rで英国に出て日本に好かれ、アメリカまで進出していったんだから希少な存在だったハズで、フィンランドでは伝説扱い、のハズ。今はもうたくさんのバンドが世界に出ていってるけど、この頃はハノイだけだよ、そんなの。このアルバムも日本独自企画での録音、今は世界でリリースされてるけど、日本人気すごかったし。だから一番良いジャケット作って使ってるでしょ。他のは世界各国でCD出す時のだからジャケットが結構色々あって適当な扱いなのは残念。そんだけ権利関係も海外向けには曖昧だったのかも。まぁ、それでも中身が面白いから存分に味わえる毒々しいR&R♪



Michael Monroe - Nights Are So Long

Michael Monroe - Nights Are So Long (1987)
Nights Are So Long

 フィンランドからしてみると世界に人気を誇ったHanoi Rocksってのはかなり奇特なバンドで、いろいろな意味で指標となったバンドだったんだろうと勝手に想像。日本で言えばラウドネスみたいなもんでさ、日本のロックバンドが世界で頑張ったのってそれくらいでしょ、って時代で…、フィンランド産だって、今でこそそれなりにあるけど、それまでは全然なかっただろうし、ハノイ以降だってそんなにはたくさん出てきてないし。北欧メタルが注目されてからはあるけどさ。んなことでフィンランドのバンドからしたらそりゃマイケル・モンローって特別な人なんだろうな、という前提。

 Michael Monroeがハノイ・ロックス解散後に最初にリリースしたソロ名義の作品「Nights Are So Long」。当時結構期待して聴いたんだけど、全然毒々しさがなくてスタンダードにシンプルなR&Rばかりで、それは良かったんだけど録音と言うのかバンドの音が全然イマイチでグルーブしてなくてつまんねぇ、って思った作品です。やっぱソロになるとみんなダメになるんだな〜なんて思ってたしさ、その通りでね。カバー曲が多いんだけど、そもそもその頃そんなに他のロック知らなかったからカバーかどうかないでわからないで聴いてたし、それで面白くなかったからダメだこりゃ、って感じ。それ以降も何度も聴いたりしたけどね、原曲を知ってからでもコレはダメだな、ってのが多くてそれ以来注目されることもないアルバムだった気がする。

 この人の得意技ってサックスとぶっきらぼうに歌うロック的な歌とアクション、そして強烈に派手な格好ってことだけどレコードではファッションは出て来ないからやっぱり音だけで聴くとね、そういう個性が出てないと全然面白くもないし、それは分かってるハズなんだけどなぁ、Tarjaとのセッションではこんなに大人しくないし、しっかりいつも通りにワイルドに歌ってたからいいけど、ここでの歌はおとなしい。ハノイじゃないから自分のソロってのもどういう風にしていくかってのもまだ模索してたってのあるだろうね。このアルバムって当時は世界発売してないんじゃなかったかな。

 それでもルーツを確認するには面白い選曲だし、そういうルーツでハノイってあったんだな、ってあるし面白い側面はあるにはある。後々自分でもその辺は聴くようになっていくわけだし、ただ、この作品からって言うんじゃないが。そんなことでマイケル・モンローのルーツを見るには良い一枚。





David Johansen - Live at the Bottom Line

David Johansen - Live at the Bottom Line
Live at the Bottom Line

 やっぱりアレだな、ソロアルバム作ってもバンドのイメージと大して変わらないってのが一番ウケるのかな。確かに聴く側にしてみるとそれがもっとも想像通りで裏切られないんだから受け入れやすいってのはあるもんな。やってる側の意思とかソロの意味とかまで考えてたらキリがないし、じゃ何でソロ出してるんだ?とかあるけどさ、色々あるんだろうよ…と思うくらいしかない(笑)。そういえばドールズの時に全然思い付かなかったけどフロントマンのDavid Johansenってソロ出してたんじゃなかったっけ?って思い出してさ、アレコレ探してたワケよ。うん、そしたら意外な発見があってなかなか楽しめてるトコロ。

 1978年にソロアルバム「David Johansen」ってのでソロデビューしてるけど、こいつがまたどうにも…ってアルバムでさ、何でかね〜ってついつい思ってしまったのだが、その印象を裏切ってくれるべくアルバムがあったんですな。1978年のライブの模様をプロモレコードにしてあったんだけど、結局プロモのままで本チャンリリースに至らずのまま埋もれてた「Live at the Bottom Line」。1993年になって、このライブ盤のフルレンス盤がCDになってリリースされたという代物で、だから1978年のライブそのままが出てきたという発掘ライブ。時代的にはソロデビューした後だからか、シルベイン・シルベインも参加しているライブってことで半分ドールズなんだな。この人達の場合はバンドが解散してからも自分たち自身はドールズみたいな音を出したがってたって人だから、ここでのライブはほぼそのままが聴ける。うん、だからジョニサンいないけど、ドールズ直系のドールズの歌声で聴けるR&Rバンドってことだ。もちろんドールズの曲もやってるしね、そんな美味しいライブ盤があったなんて知らなかったから、こうやって見つけて聴けるってのは嬉しいね。

 それにしてもまぁやっぱり無茶苦茶なんだな(笑)。ドールズを語るのと同じくらいなモンで、ジョニサンいない分まだまともか…そう言って良いのかどうか分からんけど、やっぱりバンドのフロントマンなだけあってそのまま雰囲気を出してるし、ファンも満足だろうしね。これってドールズ名義で出してればもっと売れただろうにな、そうはいかなかったんだろうけど。




Johnny Thunders - Hurt Me

Johnny Thunders - Hurt Me (1983)
Hurt Me (Re mastered)

 ギターの中じゃレスポールが一番好きなんだけど、他にも色々と好きなので結構手に入れて弾いてたりしててね、それなのに何故か早い段階からレスポール・スペシャルTVモデルなんてのを気に入って持ってたりした。この手のって今でも好きで、こないだもレスポール・スペシャル買っちゃったりしてるんだけど、ダブルカッタウェイのイエローの方ね、好きなんだよ。元々何でそれ?って話なんだけど、やっぱりJohnny Thundersが持ってるの見て、他ではなかなか見ることもなかったし、かっこいいな、って思ったからなんだろうな。特にJohnny Thundersになりたかったとかはないんだけど、ギターとしてのルックスに惚れたっつうか。The Clashのミック・ジョーンズがワインレッドのを使ってるのは見てたけど、そんなにカッコ良いって思わなかったんだが、何でかね。

 Johnny Thundersって妙に神格化されてる人で、それはもちろんNew York Dollsでの活躍とインパクトが絶大だからこそのR&Rの神様みたいになってるんだろうけど、本人もその後のThe Heartbreakersと一緒にやってる頃のはそのままR&Rを引きずってる感あるか。ところがソロアルバムになるとそんなR&Rなんてまるでやってなくってさ、もっとシンプルに歌ってギター弾いてるだけっていうのばかりで、Johnny Thundersって人の名前を聴いて印象を信じてソロアルバム聴くとかなり肩透かしを食うのだった。うん、自分がそうだったんだよ。幸いNew York Dolls聴いてたからそういう人だって思ってたのもあって、救われてたけど最初からソロアルバムだとしんどいよな。

 1983年にリリースされたJohnny Thundersのアルバム「Hurt Me」は正にその期待を裏切るようなアコギ一本で歌ってるソロアルバムだ。ホントにそのままアコギ一本弾いて歌ってるだけ、カバーもオリジナルもあるけど意外とソフトで甲高い声のJohnny Thundersの歌声にコードストロークだけに近いアコギで20曲位入ってる。最初これ聴いた時、レコード間違ってるって思ったくらいだ(笑)。こんな人だったのか?って思ったもんな。この後来日公演してライブハウスツアーやってたんじゃなかったっけ?アコギ一本でさ。それもまたR&Rを期待して行った人はそのギャップあったんじゃないだろうか。今じゃ神格化されてこれもジョニサンって言われてるけど、当時はオイオイ、ってなモンだった。大して上手くもないギターと歌でやられてもさ、ハートだけで迫ってくるからそれはそれで凄いけどね。

 そんな叫びがそのまま詰め込まれた作品が「Hurt Me」。良いとか悪いとかそういう次元でもなくて、生々しく部屋での録音をそのままレコードにしましたみたいな感じで、今じゃ小学生でも出来ちゃうようなのばかりだけど、その奥深くにある魂の叫びは簡単には聴けないね。とてつもなく生々しい魂の名作と言うべき作品。






New York Dolls - Butterflyin'

New York Dolls - Butterflyin'
Butterflyin'

 ロックが出てきたばかりの時代、ましてや多様化し始めた時代はただ単にロックというカテゴリで括られていて、KISSもアリスもドールズも同じロックだったのだ。後世からすると随分と違うんじゃないか、とも思うのだがその頃はそういうもんだったらしい。もちろん他にも同じようなバンドは多数あって、それも皆同じくロックというカテゴライズの中でのお話で今みたいな情報がたくさんないからミュージックライフくらいから自分の妄想を膨らませて新しいバンドなんかに取り組むワケだが、その時はホントに白黒でも何でも写真一枚のカッコよさでレコードを買うかどうか、というシビアな選択を迫られる時代だったのだ。

 New York Dollsもこの時代に出てきたバンドだったし、後世からはどちらかと言えばパンクの走りやグラムロックを更に突き進めたR&Rバンドというような位置付けで、KISSやアリス・クーパーのような大道芸人ショウとは大きく異なるギミックなしのストレートなR&Rバンドに映っている。初めて音を聞けた時はホント、カッコ良い!って思ったもんなぁ…、そのままギターを手に持って弾いても弾けてしまうくらいにはシンプルでR&Rなノリしかなくて捻りもなにもないからストレートに楽しめた。その後ようやく動いているのを見たんだけどさ、これがまたぶっ飛んでて…、カッコ良かったんだよ。何かさ、これこそR&Rバンドってのが出てて、痺れたなぁ…。だからこの手のバンドって好きなんです。下手だろうがなんだろうが華があって毒気が効いてるのが好きだね。

 そのNew York Dollsはアルバム2枚しかリリースしていないから既に書いてあるんだけど、面白いよな、やっぱり人気あるのか発掘盤がチョコチョコとリリースされている。再結成のアルバムなんかもかなりカッコ良いんでお気に入りだけど、やっぱり70年代のには敵わないだろって思ってこないだリリースされた「Butterflyin'」ってライブ盤…、オフィシャルかどうか怪しいけど、1974年4月のロングアイランドでのライブを放送したラジオ音源をそのまま収録したライブアルバムらしい。さほど音も良くないし、聴いてみるとバンドも相変わらず無茶苦茶だけど、貴重なライブ音源だしね、こんなんだったのか、ってのを知る意味でも楽しめた。下手くそだな〜(笑)、でもやっぱりR&Rバンドだな〜、スゲェや。






Tank - This Means War

Tank - This Means War (1983)
This Means War (24bt)

 たっぷりと時間があったら何する?って事を実感した年末年始、あれこれの予定も面倒で全部キャンセルして籠もってたに等しい時間があったんでそりゃもちろん聴きたいモノはたっぷり聴いて、観たいライブDVDや映画なんかもアレコレ色々と観て、更に弾いてみたい曲ややってみたいなっていうのもちょっとギターで弾いてみたりして、何か好き勝手してた。もちろん食べたいのも食べて飲んで寝たいだけ寝て、起きたら好きなことして、思ったのは自分がやりたいのってこんな程度の時間で出来るレベルのものだったのかという軽い失望。そんくらいの時間の使い方覚えろよ、って気がするもんなぁ…。

 motorheadの弟分として騒がれたTankの1983年三枚目の作品「This Means War」。相変わらずそのあだ名に恥じることのない強烈に男臭いサウンドは健在で、アルギー・ワードのヘヴィネスな歌声と突き刺さってくる楽曲群は有名な次作「Honour & Blood」の前兆とも言えるくらいに出来上がったアルバムで、この「This Means War」があったからこそ名盤「Honour & Blood」が生まれたんだなってのがすぐに分かるくらいに酷似している作品でもある。もっと荒ったいので、このツインギター体制の試験的稼働という部分もあったのだろうが、だからこそパワーアップ&コントロールの出来た「Honour & Blood」は傑作に仕上がったのだろう。そんな予感をヒシヒシとさせてくれる「This Means War」はアルバム冒頭からピコピコ鳴ってて、「??」ってなるんだけど、それが終わればいつも通りのあのリフ構成が炸裂してくれるので安心、そこからはもう怒涛の疾走パンクメタル、motorhead直系サウンド。

 Tankってもっと良い音で出し直してくれてるのかなぁ…、自分が聴いてるのは古いのだから音のバランス悪くてさ、今ならもっとパワフルな音圧で聴かせてくれるだろうに、と思うけどバンドやアルバムの本質はもう十二分に感じているんで欲張りなお話かな。しかしこれまでよりも一層暴力的攻撃的な音に仕上がってきているよ、これ。カッコ良いわ。レミー亡き後、アルギー・ワードがTankでまた頑張ってくれると良いんだけどな、そうはいかないのだろうか…。


Bob Marley - Live at the Roxy

Bob Marley - Live at the Roxy: The Complete Concert
Live at the Roxy: The Complete Concert

 最近体力がなくなってきたな〜と朝方まで遊び呆けての帰宅で思う。昔はそれでも多少寝てちょっとすれば回復したものだが、一日じゃ元に戻らん感じがある。二日酔いで食べたくないから何も食べないってのも元気を失くす要因なのだが…、こないだは大丈夫だったのはウコン飲んでたからか、アレ、効くな。それでも日常は続くワケで、ダルいな〜って感じで過ごして何となく回復。時間がかかるようになったものだ。

 …ってなことでユルユルなモノ、Bob Marleyの「Live at the Roxy」。ロキシーのライブ盤って色々な人が出してるんだろうけど、これがふと思いついたのでそのまま聴いてた。名盤「Live」の勢いを期待して聴くと大きく外される一枚だけどライブとしては別の意味で素晴らしく、音も良いのでかなりハマれる。都会の喧騒から抜け出てロキシーに行ったらこんなユルユルでダル〜なライブが味わえた、なんて素敵な事じゃないかな。日本の街中でそういうことがあるのかどうか…、たまにはそういう気分も味わえたら心地良いだろう。

 んで、この「Live at the Roxy」、そのまま現実逃避すること間違いなくユラ〜リとリズムに身体を任せてフワフワしていける絶頂の味わい。尖ってる時には聴いてもしょうがないけど逃避したい時やダウナーな気分の時なら実に効果的なアルバム。ライブだから作られた感もなく、自然な会場の雰囲気も同調しやすいし何よりも優しいライブの味わいという感じか。レゲエっつうのかラスタってのかスカってのかジャマイカンソウルってのか色々あるけど、ホント、心地良いわ〜、最後の最後なんて23分ものメドレー繰り広げだけでそれでもユルユルで味わえる代物、一体どういうことだ?ってくらいにこのまま何度も流しておこうって思うライブアルバム。

 ジャケットのレスポールスペシャル見ててね、自分でも持ってるからどういう音で使うかな、って興味もあったんだけどそんなのどうでも良くなってしまって、カッコ良いギターだな、なんて見てて(笑)。チョコチョコと出て来るギターソロプレイなんかもユルいながらも味わい深いフレーズ出て来るから、それも含めて心地良い。レゲエは夏、なんてイメージは捨てて楽しもうじゃないか。



Michael Monroe - Blackout States

Michael Monroe - Blackout States (2015)
ブラックアウト・ステイツ~デラックス・エディション【3,000セット限定生産/フル・ライヴDVD同梱/ボーナス・トラック2曲/SHM-CD】

 未だにロック聴いてて好きだっていうのはやっぱり数少ない部類なんだろうか。その割にはやってる連中も皆ジジイばっかだし見に来てるのもそんなのばっかだからヘンな部類でも無いとは思うけど、多分皆ある程度の幅で聴くものを聴いてる事が多くて、広げようと言うことをしている人は少ないのだろう。何かの機会に誰それがコンサートに来る、となれば行くかってのはあるんだろうけど、こぞって誰が来るかな、なんて漁る人は少ないのだろう。BillboardとかBlue Noteとかかなり面白いのが色々来てて興味津々なんだけどなかなか足を運ぶまでのが面倒になってきててイカン。それよりも音聴いてる方が面白いもんな〜とかさ、見れるなら見るけど、くらいになってきた。古いのを今見ても昔のパワーが有るわけじゃないしさ、ノスタルジックにひたるほどじゃないしね。

 全くそういうのを感じさせることのない、ジジイとも思えないヤンチャ坊主のままのマイケル・モンローがまたしても新作「Blackout States」をリリースしてきたので早速ね、やっぱり聴いちゃうんですよ。ハノイ・ロックスから大好きなもんでね…。大抵この人のソロってのはコケるんで数回も聴かないでオシマイになっちゃうんだが、それは作品が悪いとかつまらないとかじゃなくて勢いがあって毎回一緒な一本調子になっちゃう傾向だからっていうもので、それでもこの人のロックスピリットは好きだから聴きます。今回もそんなことで期待してるけどそんなに希望を抱かずに聴いてたんだが、冒頭からぶっ飛ばしてくれて相変わらずのマイケル・モンロー調を出して来てくれてこんだけシンプルにR&Rする人もそうそういないだろうよと言う感じだ。本質的に曲作りの才能はほぼない人なのでこういうのは誰かがマイケル・モンローってのをイメージして作る歌に近いんだろうか、それでも似合ってるから良いけど、ほぼハノイの延長。ただし独特のフィンメロはほぼ出て来ないから残念。マイケル・モンローが好きな70年代B級なグラマラスなR&Rバンドの影響が顕著かな。珍しくもろにラモーンズみたいなのもあって、へぇ〜ってな感じはするが。

 50歳にしてこの勢いは凄いわ。バックも再結成NYドールズの面々が二人、現役ドールズな感触を醸し出してて本家よりも今や毒々しいし、華々しい。サックスも吹いたりしてて普通に考えりゃなんでロックシーンに居続けられるのか、っつうくらいなもんだけど、そこがロックだよ。カッコよきゃいいんだよ、ってのを地で行っている今やとっても珍しい存在。ハノイ再解散後はバンドメンバーにも恵まれてて結構な活動ができてるみたいだし、頑張って欲しいよね。んで、またどっかでアンディと一緒にやってくれよ。やっぱりアンディのあのメロディが必要なんだよ。





Joan Jett & The Blackhearts - Album

Joan Jett & The Blackhearts - Album (1983)
アルバム +6(紙ジャケット)

 女の子によるロックのカバー曲って大抵ストレートなのが多い。昔からカッコイイものは先に女の子が飛び付いて、その後に野郎のファンが付いていくってのは有りがちなお話らしいが、そりゃ女子から見たらカッコイイのに敏感だろうから先に飛び付くって構図はわかる。野郎から見た場合のカッコ良さってのはまた違うトコあるしね。んで、その女子がロックでカバー曲やるとホントストレートになるのも「いいな、好きだ、かっこいい!」をそのままやるからだろう。野郎もそうなんだけど、最後に「でもさ」てのが付くから素直にまっすぐカバーできずにかっこ良く成り切れないんだよ(笑)。

 そんなことをつくづくと感じたJoan Jettの1983年リリースの三枚目のソロアルバム「Album」。ホント昔からよく目にしたアルバムジャケットで、このジャケットの表情と顔が一番Joan Jettらしくないのだが、これがジョーン・ジェットか〜って見てたのもあってイマイチ顔の認識がしにくかったものだ。それと持ってるギターが見慣れなくて何だろ?って思ってたりね。当時はやんちゃなお姉さんのロック遊びアルバムかね、ってな風にも思ってたけどとんでもない、本気も本気のロックアルバムでした。先に話したカバー曲にはストーンズやスライなどがあって、ジョーン・ジェットらしいカバーっつうけど、確かにそのままジョーン・ジェットだ(笑)。細かいこと考えずに自分でそのままロックしてやっただこうなった、ってだけで完全に自分のモノにしちゃってるから出来る技なのかも。カバーとか知らなくて全然構わないくらいにオリジナルな味になっちゃってる。

 アルバム的には元気良いねぇ〜ってのが印象的。細かい凝り方してないからストレートに響いてくる心地良さ、それも普通にR&Rだからわかりやすいでしょ。音的にはさすがに古さを感じるけどギターの粒の粗さは割と好きな感触で如何にもR&R的なサウンド。そうやって聴くと自分の好きじゃない要素がほとんど見当たらないアルバムなのだが、実はほとんど聴いてない。自分の好きな要素が詰め込まれているのに聴く回数が少ないってのは…多分楽曲そのものの問題か?それも悪くない、どころかかなり極上の部類に入るから、自分の好みってのが好みなだけであって深みはなかったってことか。変な事実が突き付けられてしまったなぁ…というオチ。Joan Jettのアルバムのせいではなく、自分の問題かぁ…、まぁ、いいや、こんだけ好きなR&Rカラー出してくれてるんだから楽しもう♪



Heavy Metal Kids - Anvil Chorus

Heavy Metal Kids - Anvil Chorus (1975)
Anvil Chorus

 王道ロックバンドがカネの為に再結成してツアーするという構図は90年代末頃から顕著になってきた感じで、そのおかげで明らかにロックシーンが停滞しているというのは多分現在の於いても事実なんじゃないだろうかと勝手に思ってるのだが、それは王道バンドに限らず幻のプログレバンドとか一瞬だけ輝き放ったバンドなんかにも言えて、華々しくPRされているものもあれば地道に実は再結成してました、ってライブやってるバンドまで様々なんだが、何か凄いよな。おかげで若手が入っていく隙間が減っているんだろうと思うけどどうなんだろ。それにしてもこんなバンドまで再結成してたの?っての初めてしった。

 Heavy Metal Kidsって知ってる?今回は1975年リリースのセカンド・アルバム「Anvil Chorus」ってのを取り上げるけど2003年に復活してたらしい。そもそもボーカルのゲイリー・ホルトンが既にこの世にいないんで再結成とかの次元なのか?とも思うけどなんでもありのようだ。また機会を見て聴いてみようかとは思ってるけど、まずは古いアルバムの「Anvil Chorus」から。まだ「Heavy Metal」という単語がロックのジャンルを指す言葉になる前のバンド名なのでバンドの音とメタルはリンクしてないです。メタルの申し子という意味での「Heavy Metal Kids」ではなくって単なるバンド名、しかもレーベルの誰かが考えた名前だからね。だからと言って聴く価値がないワケじゃなくて是非とも聴いてもらいたいと思うバンドなんですね。

 一言で言えばDolls系な音世界、もちっとキッチュな側面が強い英国のR&Rバンドです。まぁ、出て来た時代はDollsとほぼ同じ1973年頃なんで明らかに新たな時代性を出してきたってのはあったんだろうけどもちろんジャンルとしては成立し損ねた類のひとつ、でもスレイドとか同義にされることはあるか。自分的にはスレイドとかよりこっちのが好きで病みつきになる部分多いと思うね。シルバーヘッドと共にその世界が楽しめるバンド♪しかし「Heavy Metal Kids」と書かれたジャケットもあれば「The Kids」と書かれたアルバム・ジャケットもあるんで当時はややこしかったんじゃなかろうか。







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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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