Flamin' Groovies - Teenage Head

Flamin' Groovies - Teenage Head (1971)
Teenage Head

 バンド名は知ってるけど真面目に聴いたことないよなぁ、とか聴いたことあるけどアルバム一枚程度だったかなみたいなのも結構ある。特に自分的にはアメリカモノはそういうのが多い。何かとロック本なんかで名前は見るけど聴いたことあるかってぇと、そんなに無いとかね。さほど魅力を感じないからそうなるんだろうけど、多分偏見(笑)。実際そんなに面白みを感じない事が多いからそうなるんだが、それでも聴いておきたいかなってのはある。そんなバンドの中のひとつにこのThe Flamin' Grooviesなんてのがある。うろ覚えの知識で初期とその後なんかじゃガラリとバンドが変わった、みたいなのは知ってたけどそこまで聴き比べてなかったんで聴いてみたところ。

 Flamin' Grooviesの1971年リリースの三枚目のアルバム「Teenage Head」。この頃まではガレージロックに影響をウケたR&Rを展開していてソリッドなスタイルが売りだったんだけど、この跡からちょいとキャッチーな路線に進んでいったみたい。やっぱりガレージ時代の方が面白かろうってことなんだが、これがまたやっぱり名が知られているだけあってカッコよい。アルバム通してって話になるとそうでもないんだけど、いくつかカッコよさがにじみ出てくる曲やリフがあってニタリと笑ってしまう。リトルストーンズ的な言い方されることも多いんだが、言い得て妙な部分はあるか。単純にR&Rスタイルだけでもなくアコースティックも交えたロックスタイルなんてのはまさにストーンズ的、主しおいのはブルース色がまるで無いことか。ガレージロックってそういうもんだけど、ブルース色なくしてストーンズ的とは何ぞやって話だな。スタイルとして似ているってことか。まぁ、言うほど似ているワケでもないからやっぱりガレージロック。

 生々しいバンドらしい音なんだな。作られた音ってのが全くなくてせーの、って録音したかのようなアルバムのサウンドが魅力的。ギターのチープな音なんかもナマナマしくて頼もしいしフレイミン・グルーヴィーズの初期傑作と言われるのは分かる。もうちょっとスリリングさとかあると聴き応えあったのかもなぁとは思うけど、痺れるカッコよさは持っているし、この時代のアメリカ、しかもサンフランシスコにこんな音出してるバンドがあって、他では見当たらなかったんだからさ。




Joey Ramone - Don't Worry About Me

Joey Ramone - Don't Worry About Me (2002)
Don't Worry About Me

 それなりのバンドのリーダーがソロアルバムをリリースするってのはなんでまたそれが必要なんだろ?とも思ったりしたけど大人の事情なのか、単にメンバーへの不信感なのか、バンドっていう単位が平等すぎて自身の音楽性だけではメンバーを纏められないというのか、そりゃましょうがないんだろうな、とも思うようにはなってきた。長くやってりゃ、そりゃ自分のやってみたい音楽の指向性とメンバーとの間のギャップも生じるだろうとは思う。んで、そのソロアルバムなりをリリースするのだが、それを聴いても大抵はバンドでやってる音と大差なかったりして、なんでバンドでやんないんだろ?みたいにも思う。本人が思ってるほどバンドの音と自分のやりたい音との差がないんじゃないだろうか、なんて思ってしまう。

 ラモーンズのフロントで活躍していたJoey Ramoneはラモーンズ活動休止後にソロアルバムをリリースする予定で足掛け3年くらいかけて「Don't Worry About Me」というアルバムをレコーディングをしていたようで、結果的にはジョーイが亡くなってからのリリースという遺作になってしまったが、しっかりとリリースに向けて作られていたアルバムなので普通の作品として聴ける。んでまたこれが結構な名盤に聞こえてくるから面白い。何らラモーンズの時とやってる事変わらないし歌も変わらないし、何か違うのか?メンバーが違うくらい?それでもラモーンズのメンバーも参加しているし、っていう程度だが、バンドが活動休止になってしまっているので、こうなっているのだろう。サッチモのR&Rカバーから始まる見事なR&Rサウンドのオンパレードで正にラモーンズの世界観。キャッチーでメロディ感溢れる音の洪水にイギーの「1969」なんかもカバーしている怒涛の37分、このコンパクトさも聞きやすくて良い。いつのどのアルバムを聴いても裏切られることのないラモーンズのアルバム郡の中に入れても何ら違和感を持つことのない出来映えの作品、素晴らしい。

 この人のメロディ感覚ってユニークだよなぁと思う。サーフィンロックの流れなんだろうけど、それがこういうビートに乗って出てくることも面白いし、そもそものメロディセンスも抜群で、多分独特のセンス。他にあまり聴くこと無いメロディ感で、どっかのポップシンガーが歌ったら売れちゃうんだろうなってくらいにはキャッチーだし、そこが魅力的なんだが、このアルバムでも存分にそのセンスが発揮されている。だからやっぱり良いアルバムなんだよね。それと録音が新しいから聴きやすいしさ、あまり目にする作品じゃないけど、こういうのあるよってなことで聴いておいてほしいアルバムです。


Johnny Thunders - Hollywood Babylon

Johnny Thunders - Hollywood Babylon
ハリウッド・バビロン(HOLLYWOOD BABYLON)

 さすがに古いロックはさんざん聴いてきたからすかkり自分に馴染んでいるってのともういいかな、ってくらいには飽きてきている感もあるのは事実。それなりのは頭の中で再生できちゃうワケだし、聴けばアレか、みたいにはなるしね。かと言っても一方では記憶力が衰えてきてるのもあって、誰の何て曲だっけ、ってのが即座に出てこないことも多い(笑)。古いロックのカッコよさを追求するのもあるし新しいのに刺激を受けていくのもあるし、新たな世界を探求するのもあるし、適当に気ままに聴いているんで一貫性は無くなってきてるんだが…。

 ドールズを思い出したことでフラっと覗いているとJohnny Thundersのライブ盤「Hollywood Babylon」が目に付いた。この人のライブとか未発表音源とかって山のように出ていてジャケットも変わって出てたりブートレッグそのままもオフィシャルらしき顔してリリースされてたり、いや、それはオフィシャルのライブ盤だとかホントに色々とリリースされすぎててよく分からない状況。カセットで客席録音したのとかオフィシャルで…って言われても困るよな。せめてオフィシャルなら卓録モノ出してくれとか思うが、それもカセット録音だからさ、みたいなのもあって作品って何だ?ってな疑問すら抱く。ただ、熱狂的なファンとかライブを聴いてみたいリスナーからすればこれほどありがたい状況もないだろう。何年頃のライブが聴きたいとかあればたいてい出ているから手に入るだろうし、聴けるしジョニー・サンダースって人のロック魂を感じられるんだからね。

 そんなことでこの「Hollywood Babylon」は1987年のハリウッドのライブで、ニューヨーク・ドールズ時代の盟友アーサー。ケインとジェリー・ノーランが参加したスペシャルなライブを記録したタイトル。更に選曲もベスト盤的且つロックのルーツのカバー曲多しという代物で、ジョニー・サンダースのライブにしては割と丁寧と言うかきちんとしたライブをやっているので助かる。偏見かもしれんけど大抵のライブがヘロヘロで聞き辛いのが多くてさ、それに比べてこのタイトルは普通にロックしている、本来のジョニー・サンダースのライブの姿が聴けるんで正にR&Rなサウンドが楽しめて良い。





Ramones - Pleasant Dreams

Ramones - Pleasant Dreams (1981)
プレザント・ドリームス+7

 ブロンディの新作を聴いていて、頭の中を何かがよぎってしまって、何だっけ、この既視感?ってちょいと考えてみればそうか、ラモーンズがこんな感じのアルバムあったような…なんてうろ覚えの記憶だってことに気づいた。ラモーンズってバンドの見方は自分的にどんどんと変わっていってて、ガキの頃はラモーンズなんてとんでもないニューヨークパンクバンドであの3コードでの勢いでハードコアにプレイしているバンドだという印象。そのうち幾つか色々聴いたりしていると、割とキャッチーなことしてるパンクバンドで、他のパンクバンドと同じく途中から路線変更しているんだろう、ってくらいに思ってた。ここ十年くらいではラモーンズってサーフロックバンドだったんだよな…くらいに印象が変わってる(笑)。

 Ramonesが1981年にリリースした6枚目のオリジナルアルバム「Pleasant Dreams」、何とプロデューサーはグレアム・グールドマンという10ccなお話で、その前がフィル・スペクターだったから、やっぱり売れたかったんだろうなぁと言うのは分かる。あんだけのスピリッツで評価されてもカネ無かったら続けられないし惨めなもんだからね。実際そんな感じだったんじゃないだろうか。だから故に売れ線路線に強い人達と組んでシーンへの浮上を狙っていったんだけど、尽くその思考は成功することがなく中途半端なラモーンズのイメージだけが浸透してしまったのが歴史だろう。今聴くとどれもしっかり作られてて路線こそ異なるけどなかなかに面白くて、単なる3コードパンクだけのラモーンズってのとは違うってことが判ってきたもん。

 さて、この「Pleasant Dreams」はブロンディとの比較で思い出した音そのままでパワーポップとも言えるキャッチーな曲が並ぶ。メロディもポップ路線でしかないだろ、ってくらいのモノで、革ジャンGパンってなんか意味あるのか?ってくらいにポップ。どれもこれも明るくビートが効いてて聴きやすくてコーラスもしっかりあって短くてとっても良いポップソング。しっかりとパンク的歪んだギターも鳴ってるんだからラモーンズだろって主張もあるし。この路線をリアルタイムな時に受け入れられたかってぇとそれはないだろうな。一回りしてるからこういうのもあったのかと思えるけど。今ならこのラモーンズのポップへの挑戦を受け止めれるんじゃないかな。悪くない、どころか結構良い作品ですらあると思う。





Sonic Youth - Daydream Nation

Sonic Youth - Daydream Nation (1988)
Daydream Nation

 ニューヨークという町は東京と同じく常に刺激的でポップで巨大な街だ…、という印象。昔は外国の街って憧れてた部分あったし実際行ったりもしてたけど、ニューヨークに初めて行った時の印象は「新宿と変わらん…」だった(笑)。いや、むしろ新宿の方が街かも、と。それでもやっぱり夜のニューヨークの豪勢さと言うか雰囲気は映画なんかで見るアレそのままで小さな夢が叶ったと言うか、そういう気分にはなった。でも、それだけじゃアングラシーンや芸術的な分化面なんてのは分からないし、ライブハウスでライブを見るまでは行かなかったし、きっと熱いライブが繰り広げられていたのだろうな…。

 ニューヨークパンクの雄、Sonic Youthも自分的には凄く新しいバンドなんだけど、既にベテランから引退の時期に差し掛かっているバンドだもんな。そのSonic Youthのメジャーデビュー前のアルバム「Daydream Nation」、1988年リリースでほとんどメジャー時と同じ路線でのアルバムと言っても良いんじゃないかな。ほぼリアルタイム…、ちょっと後追いか、で聴いてた。当時斬新な音だったなぁ…、今だとオルタナ系って言われる部類だけど当時は言葉がなくて、最新のニューヨークパンク、ノイズ、みたいな感じで表現しようがないバンド、でも基本はパンクだよ、と。ヴェルヴェッツ入ってるけど…とかそんな会話で何だかよくわからないバンドだった。

 何だろうな、結局凄くオシャレでノイジーで聴きやすくで入りやすいバンドの音だった。いわゆる王道ロック的なのじゃないからコピーして云々ってんじゃないけど、確実に新しく生まれてきたパンクサウンドで割と聴きまくってた。普通にインディーズ時代のでもCD買えたからそんだけメジャーだったんだろうね。それか当時くらいだとお店が個性的なの仕入れてても売れたのかな。このアルバム、かなりクセになる人も多いんだろうな、カッコ良い。初っ端から、わぁ〜ってクールなカッコ良さあるけど、アルバム全体通して同じテンションで飽きること無く続いていく。何でだろ?疾走感がたまらなく心地良いのかも。ノイジーと言いつつも耳に刺さるモンじゃなくて心地良いノイジーさで、その辺がオシャレなトコロ。そしてクールな歌…、今聴いても斬新でカッコ良いな。



Patti Smith - Trampin’

Patti Smith - Trampin’ (2004)
トランピン

 昔からの女流ロッカーはどんどんと重鎮化していく。面白いことにシーンから消えるということはなく重鎮化していくのは、男も同じだけど作り出す作品が重みを持っているからだろうか、軽いのはどんどん消えていくワケだからやっぱりロックというアルバムに意味があったものが残っている、そういう人たちが残っているという解釈もあるかもね。スジの通ったのばっかりが残ってるしさ。もう相当なおばあちゃんになっているであろうパティ・スミスを聴いていてそう思った。

 2004年にリリースされたPatti Smithの作品「Trampin’」。圧倒的な重さを持ってして復帰してきた90年代からアルバムを重ねるごとにその重みは意味合いを変えてきたが、今回の「Trampin’」ではまた新たな新境地とも呼べるロックスタンスが打ち出されているのか、大きく色合いが異なる。全く相容れることはないんだけど、自分的にはこういう作風はロジャー・ウォーターズなんかと同じで、音楽よりも言葉に重きを置いたメッセージ性の強い作品で、それはビートでもなくノリでもなく重み、そして言葉を伝えていくという事に重点が置かれているからか、アレンジは割とシンプル、構成だって至ってシンプル、メロディですらさほど凝っていない、ひたすらに言葉を音楽に乗せて紡いでいく、歌唱力がどうのとかってのはもう遠い彼方の話で、言葉を書いた人が意思を持って説得力を持って歌っているという重み、そんな作品。歳を重ねて世の中の一員としての責務を果たしつつ生きている中で、ロックだから、と現実ではない事を歌っていたらそれこそ嘘つきになってしまうからこそ、正面から向き合っての作品、簡単に放棄も出来ない義務、そんな姿をヒシヒシと感じる、だから重いし説得力がある。

 レニー・ケイのギター、良い音してるなぁ。基本ストラトのハズなのでこういう音なんだけど、歌の重さとは裏腹にバランスの良いサウンドが細かい所もザクザクした所も上手く出してる。フレーズがどうの、なんてのはまるでお門違いでパティの生み出す言葉とメロディを如何に邪魔しないで曲に仕立て上げて音楽にしていくのか、そんな所が見えるギターの在り方。だから自分でも普段聞いているロックの聞き方とは全く異なるスタンスで聴いていくんだよね、こういう作品って。意識してなくてもそういう聞き方になるだろうけどね。しかしやっぱり何だかんだとパティの真髄発揮とも言える傑作、70年代の作品よりもカッコ良いかも、と言えるアルバムに仕上がっているね。





Chase Long Beach - Gravity Is What You Make of It

Chase Long Beach - Gravity Is What You Make of It (2009)
Gravity Is What You Make of It

 ロックの凄い所は誰かが編み出したミックスサウンドってのは大抵誰かフォロワーってのが出てきてそのバンドをリスペクトしてます、みたいなのが出てくることだ。そしてそれなりになるとその本家本元を何かしら引っ張り込んで憧れのアーティストとの共演だったりプロデューサーに仕立てたり、バンドを復活させたりといろいろとネタになることをするケースが多い。このChase Long Beaschってのもその類なのだろうか、プロデュースに先のReel Big Fishを従えて2009年にシーンに出てきた強者バンドで、売りは圧倒的に女性ボーカリストによるスカコアな音ってトコだ。

 Chase Long Beach「Gravity Is What You Make of It」、よくわからんけど、やっぱりカリフォルニア出身のバンドで、脈々とNo Doubtからのスカコア路線をやってくれていたバンドで、スカコアの期待の星としてメジャーに出てきたようだけど、メジャーデビュー後しばらくして解散、なのかな、結局この面白さを世に知らしめる前にバンドがなくなってしまったようで、残念。そこまで聴くかってのは疑問だけど、こういう脳天気なバンドはやっぱりいつでもこういうの聴きたいな、って時にあると便利だし、やっぱり年に一回くらいはそういう気分になるだろうよ、そんな時のお供になったりするしね。そういう音を出していたバンド。

 ボーカルのカレン嬢の歌声がおてんば的で見事にマッチしているホントにスカな音、曲調も軽やかでキャッチーなんで、そこそこ売れても良かったんじゃないだろうか、って具合だけどバンドにその意思がなかったからか埋もれてしまったようだ。時代を経ているから当然楽器陣営のプレイヤーのテクニックもしっかりしているしホーンセクションもあるし、曲も単純なだけでもなくって展開しているのもあるし、割と飽きずに楽しめる。勿体無いな。







Reel Big Fish - Turn the Radio Off

Reel Big Fish - Turn the Radio Off (1996)
Turn the Radio Off

 たまに飲みに行く若手のヤツ、まぁ、こっちがロック好きなのは知ってるしかなりマニアなのも知っているんで、深い話はそんなにないけどそれでもこっちが「最近何聞いてる?」って聴くとiPhoneの中身を見せてくれるが、大抵知らないものばかりだ。別に新しいモノじゃないけど、自分がほぼ通ってないモノばかりだからね、それでもポップスとかじゃなくってそれなりにロック的な世界だったりするので、その微妙な違いでの自分の知らなさ加減が面白くて、ちょこちょこと刺激を受けたりもする。そんな中にこのReel Big Fishってバンドも入ってたので、へぇ〜ってな感じで聞いてたりするが、この流れなのでついでに。

 Reel Big Fishのメジャーデビューアルバム「Turn the Radio Off」は1996年リリースの作品、その前にアルバム出てるけど自主制作だったのかな、よく分からんけど、このバンドも何とNo Doubtと同じくカリフォルニア州オレンジカウンティーのバンド、この頃のオレンジカウンティはこういうスカロック的馬鹿騒ぎが受けてたのかもしれない(笑)。もう、これで解説になっちゃったのかもしれないけど、No Doubtのあの馬鹿さ加減のスカロック感が更に強烈になったような感じの超能天気なスカコアバンドの作品。ペットやトロンボーンもメンバーに配しているから普通にスカバンド、でもやっぱりロックテイストだから見事な融合でして、何も考えずにバカ騒ぎ的に流して楽しむなら実に気分の良い作品。アメリカ的能天気な音楽そのもので、こういうのは世界のどこからも出てこない、確実にアメリカのみ。冗談そのままだもんな(笑)。

 最初に教えられて聞いた時に見事に頭の中空っぽになっちゃって、笑ったもんなぁ…、こんなん聴いて学生時代過ごしてたらホント、アホだったろ?なんて思い切り訊いてしまったが、それくらい能天気でサイコー。アルバム単位で聴くっつうよりかベスト盤で一気にそのまま全部聴いちゃうってんで良いのかもしれない。そこまで曲に大差を求めてないからだけど、どのアルバム聴いてもそんなに差がないんじゃないかな、多分全編こんな感じ。いいわ、こういうの(笑)。





Green Day - Revolution Radio

Green Day - Revolution Radio (2016)
REVOLUTION RADIO

 何気ない会話の中でアレ結構良かったよ、なんて話を聞くことはよくあるし、自分的にも何となくのヒント探しは常にしているんで頭の中にメモメモしてたりする。知らないバンドなんからとしっかり記憶したりしないといけないけど、新譜なんかは、あ、リリースされたんだ、って程度で良いからふとした時に思い出して調べられるね。もうちょっと会話が弾む時はどんな感じだった?とか聞けてね、大抵はなかなか良かったよ、ってな事だけど、そりゃま人に言うのにあまりヘンな印象を与えてもいけないし、そう言うのが普通か。自分なんかは偏見の塊だからダメだ、ありゃ、とか平気で言っちゃうけど(笑)。

 Green Dayの新作「Revolution Radio」。このバンドももう20年選手のベテランパンクバンドなワケで、パンクっても昔ながらのああいうパンクってだけじゃなくて、しっかりと進化しているメロディーもキャッチーなロックバンドで、ポリシーやスタイルがパンク的ってだけでなかなかユニークな路線を歩んでいる。しっかり商業主義をも手玉に取ったパンクバンドとも言えるか。自分的にはそんなによく聞くバンドじゃないけど、聴くといつも思うのは最新作が大抵一番良い作品に仕上がっているって事だ。メロディーにしてもアレンジにしても曲の作り方やアレンジにしてもオーソドックスなんだけど古い作品群よりもちょいと良さが増しているってのかな、前作から流れて磨いていくとこうなるんだ、的なバンドの質に仕上がっててね、好みは色々あるんだろうけど、いつも良い作品作るな、って感じ。

 今回の「Revolution Radio」もそりゃ昔みたいにビートで押しまくるなんてのはほぼ無くてきちんと聴かせてくれるのとかビートは利いてるけどひたすらに快活という所で、普通にロックバンド的とも言える感触だけど、そこでの尖った所があってさ、それって面白いんだよ。根底にロック的パンク的なのがないと出てこないんじゃないかなぁ…。何でも今作は3人で集まって絵自分達でプロデュースしてレコード会社に言われるからじゃなくて勝手に作ってたっていうことらしく、そんだけ好きなことを自身持って好きに作って認めてもらって、っつうプロセスがあったからか、商業主義を知り尽くした後自分達の初心に戻ってやってみたという…。なるほどね、そういうプロセスだったのかと。だから音は自分達の生身そのままだけど経験値上がってるからそれだけ上手く作れてるっつう所か。名盤とは言わないけど、根底のロック的部分が分かるなぁ…ってアルバム。



Lou Reed - Coney Island Baby

Lou Reed - Coney Island Baby (1975)
Coney Island Baby

 そういえばこないだバンドメンバーと久々に会ってスタジオで遊んでたんだが、着くなり久々、って挨拶もそこそこにロック話…それは良いんだが、自分以外のメンバー3名、全員ガラケー弄ってて驚いた(笑)。最近どこ行ってもスマホばっかでガラケー見る機会の方が減ってたんで、そうそういないんだろうななんて思ってたけど、さすがに自分の周りの偏屈者達は流石だ、自分のスタンスをしっかり持っている輩ばかりでバカにしつつも嬉しくなってしまった。全員が口を揃えてスマホ要らねぇもん、電話とメールしかしないしな、だと。全くその通りだ。その分レコードやCDにはいくらでも無駄遣いしてるクセにな…、そんな些細なところで変わらない連中…なんて苦笑いしてしまったのだった。

 1975年、RCA時代のルー・リードの唯一のまともなスタジオ作品、と言うかきちんと作りたいものを作ったという「Coney Island Baby」。アルバムジャケットからしてどうしてもその他のRCA時代のアルバムの方に手が伸びるのだが、このジャケットは昔からどうにもそれ系な雰囲気が出過ぎてて手が伸びなかったな。そもそもルー・リードってそんなに真面目に取り組んだことも多くないし、アルバムもそこそこしか手を出してなかったからね。何となくの流れでちとデカダン的なの無いかなって漁ってて、引っ張ってきたんだけど、これがまたユニークなアルバムで楽しめた。同じ愛を語るんでもストラングラーズとルー・リードではこうも違うか、ってくらいだ(笑)。

 案外ギタリストは聴きやすいかも…、ボブ・キューリックだからかな、かなり弾きまくってるんでそのオブリ的なギターのフレーズの差し込みはうるさいくらいに鳴っているんで気になって気になってしょうがないっていう感じはある。もちろん歌のルー・リードがメインだし、その淡々とした迫力はさすがに迫り来るものがあるから、そのパワーよりも前に出ることはないけど、しっかりとノイズ的にも目立ってて楽しめる。ルー・リード本来の味ってノイズに近いのもあれば甘いメロディもあったりしてR&R的なのってそんなに個性としては感じないけど、ただ、あ、ルー・リードだ、ってわかる独特のものはある。そんな作品が幾つも散りばめられた充実のアルバムだね。

 RCAってこの頃のロックミュージシャンからするとほぼ誰からも売上と利益の搾取会社って思われてたみたいで、どうなんだろ?って思ったり。そのくせ皆秀作を残しているんだからそれはそれできちんと音を聞き分ける人間がいたんだろう。自由さが削られる代わりにきちんとした作品を作り上げて売るということに長けていたってことか。どっちを取るかだなぁ…。




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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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アズ・ロング・アズ・アイ・ハヴ・ユー

Live in Japan

Our Country: Americana Act II

The Blues Is Alive & Well

Live At Town Hall 1974. 2CD Set

Appetite for Destruction [Deluxe Edition][2CD]

Sexorcism
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Led Zeppelin Live: 1975-1977
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THE DIG Special Edition キング・クリムゾン ライヴ・イヤーズ 1969-1984 (シンコー・ミュージックMOOK)
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Klipsch 革製ネックバンド型Bluetooth イヤホン X12 Bluetooth Neckband Black KLNBX12111
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ゼンハイザー ヘッドホン オープン型 HD 599【国内正規品】
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ヒプノシス全作品集【2000部完全限定】
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麗しき70年代ロック・スター伝説 8ビートギャグ リターンズ
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ブリティッシュロック巡礼
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フリー・ザ・コンプリート 伝説のブリティッシュ・ブルース・ロックバンド、栄光と苦悩
日本語訳版出てたんだ!


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