The Exploited - Punk's Not Dead

カテゴリー: UK Punk

 80年初頭の英国パンク界はもちろんザ・クラッシュの「ロンドン・コーリング」が圧倒的存在感を持っていたと想像するに難くないのだが、どうしてもパンクという音楽のスタイルから新しい方向性を模索していた頃とも云えるワケで、それは他のパンクバンドにしても同じ事で、ジャムはもちろんあの路線だし、ダムドもニューウェイブ化していったことを思えば、既にパンクは死んだ、と叫ばれてもおかしくない。実際Crassというバンドは「Punk Is Dead」と叫んでいたバンドで、反対の意味を叫ぶためにパンクしていた。そしてもう一つ絶対的に声を高々と挙げて「Punk's Not Dead」と叫んでいたバンドがThe Exploitedだ。

Punks Not Dead Live and Loud!!

 1981年リリースのデビューアルバムが「Punks Not Dead」と題されており、その髪形をモチーフトしたイメージがバンドのアイコンとなり、パンクを代表するバンドとして若者にはウケた。今の時代ならばYouTubeで簡単にどんな格好をしていてどんなスタイルでどんなバンドなのかが確認できるので、それほどの神秘感はないんだろうけど、当時からしてみるとイメージしか先行していなくて果たしてどんだけコワい兄ちゃん達のバンドなんだろう、と訝しんでいたものだ。そして今、多分ブログ書いてなかったら気にすることもなく、また聴くこともなかったであろうバンドなんだけど、つい昔気にしていて全くレコードとか手に入れられなくて自分的には幻のバンドになっていたので良い機会だということで聴いてみました。

 へぇ〜、意外とストレートな70年代パンクに近いサウンドじゃないか。シャープでソリッドで短い曲の中で言いたいことをシンプルに歌ってオシマイ、みたいな感じ。簡単に言えば初期ボウイみたいなもんだ(笑)。いやぁ、時代を考えれば日本のパンクバンドの方が進んでいたのかもしれないなぁ。まぁ、それはともかく、割とテクニックもあって、バンドの音もしっかりしている感じ。そしてホントにストレートなパンクスタイルの曲が15曲並ぶんだけどトータル時間は35分程度というのもパンクならではのアルバム。なかなかかっこよいじゃないか、と若い時に聴かなかったことをちと後悔。

 この辺からOiパンクへと進化していくのとハードコアパンクへと分かれていくバンドと出来たんだろうなぁ。なかなかパンクも既に歴史が長くなってきたので変化と進化が面白いかもね。

G.B.H - City Baby Attacked By Rats

カテゴリー: UK Punk

 いやぁ〜、英国ってのはホントに奥が深い。パンク発祥から数年しただけで更に過激なパンクバンドが山のように出てきて、しかも皆が皆自身の主張を持っているという不思議な国。事にハードコアパンクなんてのは誰もが簡単にできるパンクの発展系だと思われることもあって、やたらとヘタクソなバンドから何だかワケのわかんないバンドまでいっぱいあったらしいが、その中で大きく方向を変えていくサイキックTVとかもあったワケだな。まぁ、深みにハマるのならばThis Heatのハードコア性とDischargeのハードコア性の違いをしかと認識すべきではあるが…。

City Baby Attacked By Rats City Baby's Revenge

 いやいや、そんな中で、割とメタル色に近いハードコアバンドとして名を馳せてきたG,B,Hというこれもまた英国のバンドで、ルックスは非常にパンクスらしくモヒカンも板に付いているしアタマを立てているのもしっかりと革ジャンにマッチしているのでパンクスからみると非常にかっこよい。しかし音楽性では割とリズム隊がきちんとしているのかDischargeの平坦なノイズに比べるとG.B.Hは結構立てに音が揺れるバンド。なかなか面白い音の組み立てだなぁと。そしてキャッチーさもしっかり持っているので、その辺でも他のバンドとの差別化が図られているみたい。単に聴いてきた音楽の違いだとは思うけど、それでもハードコアファンからは名曲「Sick Boy」とか言われるのだからやはりキャッチーさは必要な要素。

 で、これ、1982年リリースのデビュー作「City Baby Attacked By Rats」で一躍その世界でのヒーローとなったアルバム。全13曲入りでこれもまた激しく楽しめる一枚で、歪んだギターと叫ぶ歌声に立てノリのリズム隊が攻撃的。後のセカンドアルバム「City Baby's Revenge」よりもバンドらしくハードなサウンド。歌詞とかよくわかんないけど、英国のバンドなだけあってこれだけうるさく曲を掻き鳴らしていても脳天気に明るくはなれないという面白さ。不思議だよなぁ。多分音楽的理論を知らないで本能的に創っているから余計にそのまま出来上がってしまうんだろうと思うけど、明るくメジャーな曲ではない。その辺がロックの面白いところで、ハードコアパンクの中でもそんな英国らしさが漂うのを発見してしまう自分。うん、飽きるけど(笑)。

Discharge - Hear Nothing, See Nothing, Say Nothing

カテゴリー: UK Punk

 突然、ハードコアパンクの存在を思い出す。聴きたいとか懐かしいとかいう感情はなくってジューダス・プリースト聴いて、美しい叙情性に感動していたところの反動だろうか。ひたすら攻撃的で破壊的なサウンドをほんの少しだけ思い出して聴いてみようかと。しかし、それでも限度はあるってもんで、そもそも自分のコレクションにあるものとなればヘンなのもそうそうないだろうと…。ん?あ、あったなぁ〜、これ…。全く記憶にないけど凄く辛かったような…、まぁいいや、どれどれ…。

Hear Nothing, See Nothing, Say Nothing WHY(紙ジャケット仕様)

 ディスチャージという英国のハードコアパンクバンドが1982年にリリースした彼等のセカンドアルバム「Hear Nothing, See Nothing, Say Nothing」。何とアルバム全曲で28分を切るという代物だ。うん14曲入りだからほとんど二分弱の曲ばっかりが詰め込まれている。80年代ハードコアパンクバンドとして一世を風靡したバンドで今でも伝説的に語られることの多いバンド。見事に20年以上ぶりに聴いてみたが…、いやぁ〜、全然古くないぞ、これ。アルバム的によく出来ているっていうのか、演奏がヘタじゃないし、創られた音もサウンドも全然耳障りにならないので、単にもの凄いコアな音楽として聴いていられる。

 想像するような滅茶苦茶なサウンドじゃなくってこういうハードコアパンクってのが英国では普通なのだろうかと思えるんだが、なんつうのか…、ジェット音のようなディストーションギターがひたすら2コードくらいで鳴っていて、リズムはもちろんそこそこに早いが、スラッシュとかほどじゃなくって、普通に早い程度。歌はもちろんがなり立てているんだけどヘタじゃないし、アティテュードもしっかり感じられる歌、というか叫びに近いかなぁ…。でもこのアルバム凄くよく出来てる。

 しかし…、やっぱりうるさいし飽きるな(笑)。ちなみにファーストアルバム「WHY」はもう少し派手でぎごちないけどスタンスはしっかり出ている名盤、らしい。覚えていない…(笑)。いやぁ、すっきりするなぁ、結構楽しかった。

Madness - Complete Madness

カテゴリー: UK Punk

蒸し暑い一日、気怠い気候、かったるいなぁ〜と過ごす毎日が続くのだが、そんな時に手が伸びてしまうのがやっぱりダブ、レゲエ、スカといったジャンル。今までほとんど聴かなかったので余計に手が伸びるのだ。ちと前にブラック・ウフルを書いてたんだけど、その後も結構聴いててさぁ、こないだも休みの日とか思い切りブラック・ウフルとかボブ・マーリーとか聴いてて気怠い一日をダラ〜って過ごしてて心地良かったぁ〜。そうだよなぁ、そういうのもっと聴こうかな、と色々と漁るんだけど、その気力もなくって何かないかな、なんて探し回る(棚の中…)。あ、これでいいや。

Complete Madness One Step Beyond...

 適当なベスト盤「Complete Madness」しかないけど、スカの代表みたいなもんだから大丈夫だろう、きっと気怠くくつろげるはずさ、などと思って聴いたんだけど、ホンモノ聴いた後にこういうの聴くと滅茶苦茶ロックで、思い切りとんがってるじゃないか(笑)。普段ロックばっかり聴いててマッドネス聴くと軽いなぁと思うんだけど、ダブとか聴いててマッドネス聴くとロックじゃねぇか、と…。ま、そりゃそうか、英国のパンキッシュなシーンの頃に人とは違うパンクな手法でシーンに出てきているワケだからヒネてるもんな。2トーンサウンドとも呼ばれたこのスカサウンド、そして日本では何と言ってもホンダシティのCMに出たことで圧倒的な知名度を誇ったものだ。ちなみにあのCMの曲は「In The City」っつう曲で、まぁ、ジャムでもザ・フーでもないけどアレですな。

 さて、「Complete Madness」しかないから聴いてみるとだ、いやぁ、面白い。コラージュというか効果音的に鍵盤が使われてたりするんだけどかなり煌びやかな音で、東京スカパラダイスオーケストラは正にここから発祥したバンドだろ、と思うくらい似ている(笑)。絶妙なホーンセクションに脳天気なスカ。しかし根が英国人だからヒネててねぇ、素直には行かないんだよ、これがまた。ジャムあたりだと結構近いものあるんだろうね。いや、やっぱりロックです、この人達。

 今どうしてるんだろ?再結成とかもしてるんだろうか?なんかやってそうな気はするけどね。



Bob Marley & the Wailers - Exodus

カテゴリー: UK Punk

 最近アマゾンがアルバムジャケットの画像ファイル名を更新というか変わっているのが多くて、向こうも大変だろうが、ローカルアナログで画像ファイル名を更新しなきゃいけないこっちはもっと大変だぜよ。当分チマチマと気付いた箇所をメンテナンスしていくしかないなぁ。記事に画像がなかったら格好悪いし、そもそも何を言いたいか一発でわかんなくなるもん。んなことで先日はひたすらその画像ファイル名直しをやってたりして無益な時間を過ごしてしまった。しかし改めて自分のブログ記事を読み直したりすると昔のであればあるほど書き直したいなぁ〜とか、よくこんなこと知ってるなぁ〜と我ながら思ったり、結構役に立つ情報もあったりするので驚いた。そのうちアチコチのブログサイトの古い記事も読み尽くすという行為に出たいな(笑)。んでかったるいなぁ〜と思いつつ作業をこなしている時に流していたのがコイツ。

エクソダス ライヴ!+1

 1977年リリースのレゲエの名盤と誉れ高いボブ・マーリーの「エクソダス」という作品。いやぁ〜、ダブサウンドに近いレゲエサウンドだったり、ソウル・モータウンに近い歌モノだったりと割とミクスチュアーな音が詰め込まれている作品で、単なるレゲエアルバムではないんだな、これ。有名なのはこの前の1975年のライブを収録した「ライヴ!」で、激しくロック的なレゲエでかっこよいんだけど、この作品「エクソダス」はそういう激しい音から離脱したサウンドって感じ。まぁ、銃で撃たれて国外まで逃げていったという事件があれば当然何かが変わるワケで、ボブ・マーリーの場合はそれでロンドンに逃げ込んだということだから、この音に変化したのかな。とてもロンドン的ではないけれど、時代的にはパンクが出てきて同時にスカも出てきて、クラッシュがレゲエに近づいてきて、ポリスも出てきてという頃に大御所がロンドンに滞在していたという、なるほど、それでロンドンはレゲエ・ダブシーンが盛んになったのもあるんだろう。

 しかし、なんつうか…、軽い。今までのボブ・マーリーの音からしても異常に軽いサウンドだし、世間一般的に聴いても滅茶苦茶軽い音。そこには過激な思想も見当たらなくって、適当にバカンスしよう〜みたいな音に聞こえてしまうからコワイ。本質的にはそういうもんじゃないと思うんだけど、このアルバムの軽さはあり得ないくらいだ。

 レゲエってもっと強烈かと思ったんだけど、色々あるんだな。夏じゃないと追求できないんだけど、徐々に研究しつつあるジャンルかも。自分的にもそれだけのゆとりが出来てきたのかな。あぁ、ネットで簡単に買えるしDLできるし聴けるからあちこちのものに手が出しやすくなった、ってのが大きいのかも。だからボブ・マーリーもウェイラーズも色々とお試ししたいね。他にも気になるバンドもあるし…。うん、割と楽しみ♪

 ところで、この「エクソダス」というアルバムもボーナストラック付きのCDからデラックスエディションまでリリースされていて、その気になるといろんなバージョンに巡り会うらしい。

Lee "Scratch" Perry - Essential Madness from the Scratch Files

カテゴリー: UK Punk

 何となく気分が良くなってきたところにまたまたアルコールの洗礼を受けながら、ならばいっそ楽しもう〜ってな気分になったので、暑くなってきたのもあったのでほとんど聴くことのないダブミュージックに手を出してみよう。元々クラッシュ好きでスペシャルズのスカ調には簡単に手を出せて、まぁレゲエも似たようなもんでボブ・マ−リーあたりにはちゃんと手を付けているんだけど、なかなかダブってのは深くて入りにくい世界でさ。そもそも誰から聴いていいのかわかんなくて止まってたんだよね。まぁ、キング・タビーやリー・スクラッチ・ペリーっていう名前が出てきてその辺から行くか、と思いつつなかなか手が出なかったので、ここで…。

The Upsetter: Essential Madness from the Scratch Files スーパー・エイプ

 何が良いのかよくわかんなかったんだけど適当に聴けたのがこれ「The Upsetter: Essential Madness from the Scratch Files」なのでまあいいか、と(笑)。有名なのは1976年リリースの「スーパー・エイプ」っつうアルバムらしいけど、簡単に見つからなかったのでこっち。初期のベスト盤なんだけど、初心者はその辺から入るのが無難だろうと。ただちょっと年代が古すぎたかな。1968年から1976年のベスト盤だから、かなり渋い。求めていたダブってのはブラック・ウフルみたいなベースで、もっと気怠い感じのだったので…、それでもやっぱりこういうのがリスナーを引き込むサウンドなのかなぁと思えるんだが。

 如何に音の空間とリズムの気怠さを出すか、みたいなのがダブの特徴で、普通に聴いたら決して面白い音楽じゃないけど、波に呑まれてみるとこれがまた心地良い気怠さが全身を包み込んでくれて何も考えずに済む世界に導いてくれます。そんな気分の時に聴くのが一番かな。暑い時って基本的に何も考えたくないじゃん。ね。夏は楽しみかも。レゲエにスカ、ダブあたりの音で心地良く、ね。

 で、リー・ペリーなんだけど、いや、まだ全然分かってなくって、とにかくレゲエ界のザッパのような人らしく、自分一人であれこれと突き進んで何でもやるらしい。そしてサウンドにもうるさいようで、割とその筋では有名な人のようで、確かにこのベスト盤聴いてても多彩な曲が入っていて、面白い。ダブサウンドの前振りっぽいレゲエ調からダブになるまで、みたいな感じで変化が激しいね。自分的にはこれから追求する人ではないけど、こういうのがあっても楽しい。いずれ名盤の誉れ高い「スーパー・エイプ」も入手するだろう。覚えていたら(笑)。

Joe Strummer - Let's Rock Again!

カテゴリー: UK Punk

 21世紀に入ってから…と言うよりも90年代後期あたりからやたらと古い大物バンドが行きを吹き返して再結成したり、シーンに戻ってきたりして、音楽雑誌を見れば一体いつの時代かと思うようなアーティストやバンドの写真が表紙を飾っていることも多く、結局皆戻って来たんだな、と。しかしその中でも大きな違いがあるのが、リバイバルの再結成というパターンと新しいことを試みるために昔のメンバーが集まったというパターンがあると思う。もっとも後者はほとんどないのだが。そんな中で、ジョー・ストラマーという人は11年もインターバルがあってからのシーンに復帰、しかも全く新しいジャンルを試みるバンドを引っ提げて、だ。

 そしてアルバムは2枚リリースするも三枚目を制作中に逝去。その遺作はメンバーによって完成されて「ストリートコア」としてリリース。正にジョーのやりたかったことが収められている。その時ジョーは同時にツアードキュメンタリーの企画制作も平行していて、その模様もこれまた仲間であるディック・ルード監督が完成させてDVDでリリース。リリース直後に法的問題が解決していない中でのリリースということで一旦販売中止となるものの、しばらくしてクリアー、めでたく再発となったんだけど、もちろん初回盤をゲットしていたので久々にじっくりと見る。

レッツ・ロック・アゲイン! VIVA JOE STRUMMER スタンダード・エディション

 大まかな内容は2001年USツアーと2002年の日本公演からのドキュメンタリーと各種インタビューで構成されていて、ライブシーンのほとんどは東京か九州公演からということだけど、う〜ん、鮮明に覚えてるもんな。2回くらいアンコールしてからバンドが引っ込むんだけど、それでも観客が全然帰らずにしかも客電が点いてもず〜っと手拍子して待ってたらバンドが出ていたんだよね。その時のバックステージの様子が映っていてさ、「まだ待ってるよ」「もう一曲やるか!」と勢い込むジョー、そうなんだよなぁ、そうだったんだ、と嬉しくなっちゃったね。

 音的にはさ、全く聴いたことのない世界の音で、どこかの国にこういう音楽があるんだろうけど、そんなのとロックの融合だからこれまた不思議。単なるケイジャンとかダブとかじゃないもん。全く新たなジャンル。是非こういう音楽の後継者がいてほしよな、と思う。

 このドキュメンタリーの最後の方でジョーが語ってるんだけど、レコードを「狩る」っていうのが重要で楽しいもんなんだ、と。今の時代は情報過多で知ってから買うんだろうけど、やっぱり昔の人らしくレコードを狩ってから音楽を知る、みたいなさ。そういうもんだろ、って。うん、わかる。それとあんなメジャーな人でもアメリカではラジオ局に飛び込みセールスしていて、一生懸命自分達の音を売っている。それも会社に赤字を出させてしまった以上、次があれば絶対に取り返すんだ、みたいなことでさ。やっぱり出来高歩合制の世界なんだなぁと妙にビジネス面で納得してしまった(笑)。それとね、作曲ってのはアタマから一生懸命に曲を叩き出さないとできないものなんだ、っていう決して才能がある人の発言じゃなくてロックンローラーの苦悩というか、そういう強い意思と姿勢こそがジョー・ストラマーなんかなぁと。

 「Let's Rock Again!」。ジョーが好きな言葉が「Never Give Up!」だそうだ。この二つの言葉のどっちも強い意思を感じさせる言葉だよね。そういう気持ち忘れないで頑張らないとな。うん。

 ここのところまたクラッシュやジョー・ストラマー関連のDVDとかいっぱいリリースされているので、またちまちまとチェックするかな〜と。「リデンプション・ソング ジョー・ストラマーの生涯」っつうドキュメンタリー本もあるし。

リデンプション・ソング ジョー・ストラマーの生涯 ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー スペシャル・エディション Clash Live: Revolution Rock

The Police - Live In Tokyo Dome

カテゴリー: UK Punk

 セント・ヴァレンタイン・デー。うん、まぁ、どうでもいいや(笑)。…と言うのも14日は既にポリスのライブに行く予定でいたのでチケットもあったし、チョコレート云々などという菓子会社の思惑に踊らされる人種にもなりたくないし、それ以前にそういった事柄がどうでもいいや、っていう感覚ではあるが、しかしそんなことをここで書いている時点でどうでも良いと思っていないのだろう、きっと(笑)。

ポリス インサイド・アウト (JAPAN EDITION)

 それで14日の寒空の中東京ドームに向かいました。何でも前日のライブはテレビ収録されてWOWOWで23日に放送するのだとか…、WOWOW入ってないのでしばらく見ることないだろうなぁ、きっと。まぁ、それでもしょうがないか、残念。しかし全然盛り上がらずに東京ドームに向かったんだな、これがまた。水道橋って狭いから混むしねぇ。

 とりあえず会場到着してみると前座が一生懸命やってるが、まぁ、あまり興味がないのでロビーでフラフラ…、あらま、香坂みゆきさんがダンナと一緒に目の前通過。まったくわからんなぁ、芸能人って(笑)。普通に一般大衆化してました。

 前座が終わってしばし待つ…、なかなか早いステージのセット完了ってトコで定刻にはボブ・マーレーの「Get Up Stand Up」が適度な音量で流れてきて、オープニング完了。客電が消えてドラの音が聞こえてくる、そこに「孤独のメッセージ」のあのイントロが…「うぉ〜!」ってなるはずなんだけど、東京ドームは音悪過ぎなので何がなんだかさっぱりわからん状態(笑)。やっぱりさぁ、ドームでライブはダメだよ、ほんと。アーティストの価値下げてるとしか思えないもん。で、全然盛り上がらず(笑)。いや、それでも周りはもちろんエイティーズで青春過ごしてきた年代の方々ばかりで興奮してましたがね。自分的にそのへんとのギャップを感じながらふと思ったこと。

 「一般人と一緒にライブを楽しめないのかも…」。でした(笑)。やっぱマニアックな領域にいると視点が変わるので単純に楽しめば良いところも楽しめないという…。いや、あの音でどうやって楽しむのだ?座席は別に良いところじゃないからステージ上は人間3cmくらいなのでもちろんまともに見えないしねぇ。スクリーン見るなら家でDVD見てりゃいいし…。生音でデカイ音で聴けるからライブの体感があるワケで、それがまともに聞こえない音なら意味ないぜよ、ほんと、とか思いながらも14000円の元は取りたいので無理矢理に楽しもうとはしたが…。

 別にポリスのライブそのものは全然悪くない。こんだけリズムの塊みたいなバンドってのはライブ見ないとわかんなかったし、スティングの突出した才能にも感嘆したし、65歳過ぎたアンディ・サマーズの若さも驚いたし、スチュワート・コープランドの得意なリズムセンスも楽しめた。もちろんスティングの変わらない声とベースラインの豊富さにも驚き、またまったくベースを見ないで完璧に演奏をこなすプロフェッショナルな面も驚愕だった。そして曲の良さも改めて認識したが、ふと思った…。ポリスってドームでやるほど人気あったか??いやぁ〜、そんなことはなかったと思うけど、実際ドームが埋まっているんだからなぁ。ちょっと不思議だけど後追いファンが増えたのかね。

 中盤以降のヒット曲メドレーにはもう感動したねぇ。「シンクロニシティ」を最後まで期待したけどやんなかったのは残念。しかし「見つめていたい」の名曲さ加減には感動した。やっぱり凄く良い曲だ、これ。「King of Pain」も同じくらい感激。

 そしてポリスって一般大衆にはロックとして言われていながら結構ポップス的に聴かれているバンドだったけど、明らかに彼等はロックの中でも相当にロックなバンドでした。パンク的とも言えるくらいスジの通ったロックバンドで、実はかなりアドリブやインプロヴィゼイーション的なアプローチも見えて、ミュージシャン魂も出ているバンドで、面白い。もう見ることはないだろうけどロック史にキズをつけたバンドとしてず〜っと残っていくだろう。見れてよかった〜。

The Clash - The Clash

カテゴリー: UK Punk

 ロックという世界はまだ誕生してから半世紀しか経過していないが、正に動乱の時代が1970年代だったとも云えよう。ロックが最後に変革したのは多分パンクが出てきた時。以降は変革というよりは進化に過ぎない面も大きいんじゃないかな。まぁ、それ言ったらどれもこれもそうなのかもしれんから偉そうに書くことではないが(笑)。ザ・クラッシュというバンドはパンクロックの世界に於いては一番最初のバンドではない。別にピストルズが最初でもないし、ニューヨークからしたら別にパンクロックムーヴメント自体が初めてのことじゃない。が、しかし、英国でそれは大いに受けた。大衆が欲していたロックだったからだろうね。

白い暴動 パール・ハーバー’79(紙ジャケット仕様)

 シングルデビューは1977年3月。その一ヶ月後にアルバムデビュー。以降ひたすら自分たちでシングル盤をリリースしたりファンのために出来ることを何でも自分達の力でやってのける姿勢は彼等が表立ったところでは最初のバンドで、おかげでコレクター的には集めなければならないものがそこら中に散乱しているという状態を招くことにんり、大変な面もあるのだが(笑)。そこへきて英国盤とアメリカ盤の違いもあり、またミックス違いやバージョン違いなど実は結構色々とコレクター的に楽しめるアイテムが揃っているバンドのひとつ。最近シングルボックスが出たから結構一気に揃えられて便利になったけどね。

 そのザ・クラッシュのファーストアルバム「白い暴動」こそが彼等のサウンドの原点でもある。そして敢えて書くと適当に入手するアメリカ盤でなく英国盤を最初に聴くべきだよ、これは。ちなみにアメリカ盤は英国盤をベースに結構曲をいじっていて新しいのも入れてるんだよ。それってドラマーがトッパー・ヒードンでさ、ザ・クラッシュのファーストアルバムのドラマーってテリー・チャイムズだからちょっと違うんだよね。まぁ、そんなに全然違わないけど何となくズレた感じするし、そもそも時間軸がおかしいじゃん。なので英国盤聴いて細かいのはシングルボックスで揃えるってのが時間軸に合わせた楽しみ方(笑)。

 しかし、最初っからシンプルにかっこよいロック。これで歌詞が素直にわかればもっと楽しいのかもしれないけど、サウンドだけでもストレートに刺さってくる魅力があるロックで音はチープだけど、それでもしっかりとハートが伝わってくる。そんなのが何曲も詰め込まれているし、彼等が最も勢いがあった最初期をそのままパッケージしているってのが良い。ライブだとこの倍の早さで演奏してたみたいだけど、それでも良い。しっかりとコーラスあったりメロディも出来ていたり、何処かビートルズ的な面もあるので聴かせやすい音を作る才能はあったと思う。

 クリスマスだから、っていうよりさ、ジョー・ストラマーが逝去してから5年経ったんだよね。それを思い出したのでザ・クラッシュの最初の作品を取り上げてみようかな、と。彼等にクリスマスソングなんてないけどさ。もしかしたらジョー・ストラマーがポーグスのライブに参加している時にポーグスの名曲「Fairytale Of New York」を歌った可能性はあるけど…、いや、ないか(笑)。

 ハッピークリスマス!



ついでに名曲「Fairytale Of New York」↓

The Police - Reggatta De Blanc

カテゴリー: UK Punk

白いレガッタ アウトランドス・ダムール
The Police - Regatta de Blanc Regatta de Blanc

 パンクムーヴメントに乗って本当は実力のあるバンドなのに、それらしい顔してサラリと売れてしまった、とまでは言わないが頭を使った戦略で見事に世界のトップバンドになってしまったザ・ポリス。今は再結成ツアーを行って世界中を興奮の渦に陥れているという、そしてそれがまた生々しい皆が皆満足するようなライブだと言うから楽しみなもの。日本公演も噂されているけど決まったのかな?

 そんなポリスが1979年にリリースしたセカンドアルバム「白いレガッタ」。ファースト「アウトランドス・ダムール」はわざと粗っぽい録音と勢いを前面に出したことでパンクバンド的な売り方をしていったが、このセカンドアルバム「白いレガッタ」では本来のポリスの持つ味=すなわちスティングの才能とバンドの才能の融合がきちんと測られたバランスで出来上がったアルバムで、細かい部分を聴いているとよくわかるようにギターにしてみても一曲の間でどれだけ音が変わっていくことか。一聴するとシンプルに音をあまり重ねていないように聞こえるんだけど、その実エフェクトにより音をどんどん変えていくという細やかさはさすが。だからこそ聴くモノを飽きさせない音になっているのだ。それはベースにしてもドラムにしても云えることで、スネアドラムの音色ですらそうなんだからよく出来ている。

 それぞれの曲の持ち味となるとこれまた不思議なことに取り立てて名曲と言うわけじゃないんだけど、ポリスらしい曲が並んでいて、ライブでプレイされる曲はそれほど多くない…っつうか「Message in a Bottle」くらいじゃないか?まぁ、以降のアルバムに良い曲がいくつもあるからなのだが、一概にレゲエとの融合とも言えない独自のサウンドはひとつのジャンルを確立している。う〜ん、スチュワート・コープランドのドラムって凄く面白いよなぁ、このアルバムに限らずだけど。まぁ、三人とも個性的なので誰かってもんでもないが。