Jimi Hendrix - Cry Of Love

カテゴリー: Jimi Hendrix, J. Beck

 60年代末期を光のように駆け抜けて行ったスーパーヒーロー、ジミ・ヘンドリックス。久々に聴きたいなと思ってラックをあれこれ探していると訳の分からないタイトルの多いこと多いこと。はて、何だっけ?と思っていると古くからあるロイヤルアルバートホールのライブアルバムだったりして、果たして今はこの音源は聴けるのだろうかとアマゾンをチェックすると…、何てコトだ、全然知らないアルバム、っつうかライブ盤が山のように出ていて、自分の知っていた時代のアルバムジャケなんて全然見かけなくて、ほとんどが新しくリリースされているものばかりじゃないか。いや、音的にはかなりリリースされているんで良いのだが、というか以前よりも絶対的に整理されてまとめてリリースされているからわかりやすいし、ライブ一本丸ごと、リハーサル付きで聴けますみたいなので素晴らしいのだが、ここまで時代によって市場で手に入るCDが変わる人もそうそういないだろう。昔はさ、「Hendrix in the West」とか「Crash Landing」とか怪しげなのがあって、中でも「The Last Experience」で〜、とかそういうんだったからさ。それも今は完全版が出てるのか…。

ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン The Cry of Love

 んなことを思いながら結構好きだったなぁ〜って思い出したので「The Cry of Love」を聴く。これもアマゾン探してみると、ないんだ…。そうか、今は「ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン」というアルバム…ジミがリリースしたがっていたアルバムの曲順にして整理して出されたんだったっけ。ここまでは持ってるな(笑)。でもね、やっぱ「The Cry of Love」の方が印象深くて、馴染んでいるんだよね。最初の「Freedom」からファンキーで切れ味の良いギターが鳴っていて、ソウルフルにアメリカ人に戻っていったジミヘンの取り組み…。そして哀しげな「Drifting」は新たな境地を切り開いたバラードっつう雰囲気で、ギタリストジミヘンからシンガーになっている側面の強いアルバムなのかもしれないな。んでも「Ezy Rider」が始まると唸るようなファズギターとワウペダルが炸裂してきたので、いやいやそんなことないかと反省(笑)。しかし、ヘヴィーだ…。そしてソウルフルなんだよな、この辺。

 ジミヘン好きに云わせるとやっぱり中後期にハマっていくんだってさ。だからこの辺の作品は奥が深いらしいんだけど、やっぱりあんまりよくは聞いてなかったのかな。今改めて聴き直しているけど、その気持ちがよくわかってきた。コレ、面白いかも(笑)。独特のグルーブ感を打ち出していて、そこにスペイシーなギターを被せているっていうとこか。その分アルバム的には些か単調になってしまっている感じがする気もするけどしっかりと聞いているからいいのか、これでも。う〜ん、しっとりと聞かせる曲も多いなぁ、このアルバム、やっぱり。「Angel」なんてのはやっぱり素晴らしいもんな。ロッドも歌ってたけど、これはいいねぇ…。そして「In From The Storm」っつうグルーブ感たっぷりのロックナンバーが好きでさ、往年のジミヘンっていうワイルドさがあるからだと思うけど、期待を裏切らない曲だったのでこのアルバムの中では光ってる。

 やっぱ基本的にブルースの音色とフレーズだから自然体で音を出すとそういうのが多くなるんだろうと思う、この人は。それでも黒人の血が騒いでソウルなものに挑戦し始めて、しかもそれが独特のグルーブ感だから面白くなってきて、歌もいいメロディのが出来てきてっていう…。正に上り調子の頃だったんだなぁ。編集された「ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン」でも良いけど、時代的なものなのかなぁ「The Cry of Love」、やっぱ良いアルバムだ。

Jeff Beck - Flash

カテゴリー: Jimi Hendrix, J. Beck

 80年代にアルバムをリリースしたロック界の大物達はこぞって最先端の音を採り入れて、自分達もその輪の中に入ろうとした作品が目立つ。まぁ、ボウイやミックのソロ、ストーンズはいつものこととしてもフィル・コリンズにしてもクラプトンにしても、だ。そこでまさかこんな人が別に媚びを売らんでも良いだろう、って思うのにやってしまったジェフ・ベック。もちろん良いこともあったのだが…。

Flash There and Back

 1985年リリースの「Flash」当時「There and Back」から5年ぶりの新作ってことで話題と期待を呼んだ作品だったんだけど、う〜ん、自分的には当時全く聴かなかったなぁ。「People Get Ready」はさすがにPVでよく見たけど、アルバムはわかんなかったな。そりゃそうか、と改めて聴くと思う。音は80年代の、というよりもナイル・ロジャースのプロデュースによるものなのであの音だし、そこにベックの革新的なギターサウンドが鳴っているってことで、決してポップなものでもないしさ。今考えると何でこのアルバムボーカルがいるんだ?って逆に思うんだけどね。

 うん、かっこいい。アルバム全体の感想としてはそう云えるアルバム。シャープでタイトに仕上がっていて、ギターがこれまた斬新なテクニックを聴かせてくれているし、面白い。もちろんベックのベックたるところを期待しているとちょっと異なるんだけど、いいよ、これ。まぁ、陳腐な曲もあるけど、それはそれとしてね。

 ダントツに光ってるのはもちろんロッドが歌う「People Get Ready」なんだけど、このPVでのベックはテレキャスを持って列車の中で弾いているっつうシーンで、ロッドとの再会っていうのを大々的にアピールしたってとこなのかな。歴史を知らないリスナーにとってみると、あのロッドが歌っているわけで、この曲ってロッドの作品じゃないの?ってなことになるようだが…。

 往年のファンにウケが良いのが「You Know We Know」っつうインスト曲で、もちろんベックらしい旋律が奏でられる曲で、バックの音が妙なデジタル系ってのがキズではあるがギターはさすがに耳を奪われるものだ。バックにはカーマイン・アピスやヤン・ハマーってのも参加しているし、ベックも歌っている。意外と盲点となっているこのアルバム、こういう流れで聴いているとなかなか、だね。

Beck, Bogert & Appice - Live In Japan

カテゴリー: Jimi Hendrix, J. Beck

 ロン・ウッド、ロッド・スチュワートと来たらやっぱりジェフ・ベックかロニー・レインか…ってトコだと思うが、ロニー・レインのスリム・チャンスのレコードは果たしてどこにあるやら…、ってことでまた探すとして、ジェフ・ベックに行こう。普通のじゃ面白くないからロック界の名盤を挙げてしまえ(笑)。

ベック・ボガート&アピス・ライヴ・イン・ジャパン ベック・ボガート&アピス

 …ってなことで伝説の日本公演がそのまま歴史的名盤になってしまったベック、ボガード&アピスのライブ盤「ベック・ボガート&アピス・ライヴ・イン・ジャパン」です。何故かベックってあまりハマり込んだことがなくて、このアルバムに手を付けるのも結構遅かった気がする。聴いた時にはもっと早く聴いておくべきだったなぁ〜と後悔した記憶があるからさ。まぁ、それでも出会えたから良しと言うことにしよう。

 云わずと知れた1973年5月の大阪公演の模様が収録されたライブ盤で、初っ端のトーキングモジュレーターによる「迷信」から強烈なインパクトを放つアルバムで、ロックバリバリの頃のベックはやはり凄い。クリームよりも凄いと思うんだけど時代がちょっと遅れてしまったなぁ。やむを得ないことではあるが…、これ以降ベックはロックの世界に戻ってこないのでしょうがない。うん、しかし化高実験的な要素も多くてノイジーに楽しんでみたり、アドリブプレイを延々と楽しんでみたり、もちろんライブだからそれもまた楽しいんだろうけど、聴いていると少々退屈になるシーンもいくつかはある。が、かっこいいのだ。「Jeff's Boogie」なんて正に超人的なフレーズで何曲もの知ったフレーズが飛び出してくるし、「Going Down」というモダンなブルースですらヘヴィーなロックだ。そして「Morning Dew」におけるバンドとしてのポテンシャルの高さが素晴らしい。アメリカ人のリズム隊もさすがに相当テクニシャンで、且つワイルドさがあるところがちと違う。うるさい、って感じなんだよ(笑)。

 しかしカーマイン・アピスってドラム叩きながら歌ってるんだよね?凄いなぁ、これだけ叩いてて歌うってのはなかなか出来ないでしょ。ボガートと二人でコーラスしたりね、やっぱり凄い。ベックが歌うのはやはり頂けないからなぁ(笑)。これでちゃんとしたボーカルがいたらかなり凄いバンドになっただろうに、もったいない。しかしベックのギターフレーズは不思議だ。この頃はまだブルースに毛が生えた程度のレベルのハズなのに、最早そんなことは超えて、オリジナリティ溢れるフレーズ展開とオブリソロを展開していて、しかも音色も一曲の間でとことん変化していくし…、研究するにはかなりハードルの高いアルバム…、なので結構無視してたのだろうか?いやいや…、改めて感動の一枚だよ、これは。

Jimi Hendrix - Electric Lady Land

カテゴリー: Jimi Hendrix, J. Beck

エレクトリック・レディランド メイキング・オブ・エレクトリック・レディランド
 天才ジミ・ヘンドリックス、1968年リリースの世紀の傑作「エレクトリック・レディランド」。当時レコードでは二枚組でリリースされたもので、イギリス盤や日本盤では19人の女の裸を描いた強烈なインパクトを放ったアルバムジャケットで、既に敷居が高かった作品なのだが(笑)、音を聴いてもかなり敷居が高かった記憶があるアルバム。ファーストやセカンドを聴いていて、また幾つかのライブ映像を見ていた後に入手して聴いたものだから、余計にそのジミヘンの音楽性という崇高な思想とライブなどでのワイルド感とのギャップが埋まらずにいつまでもこの「エレクトリック・レディランド」というアルバムを攻略できないでいたのだ。

 いくつもの作品を聴いて、またジミヘンの思想も理解しながら何度となく「エレクトリック・レディランド」に挑戦していたし、そりゃ常人よりはよく聴いているだろうし、曲もフレーズも知っている…が、どうにもこぞってCDを手にとって何度も聴くというアルバムにはならなかったのだな。これは今でもなんだけど、やっぱり初期かライブ盤に走っちゃう。アーティスティックな作品として位置付けて捉えればそりゃもう素晴らしい傑作だよ、と思うんだが、どうにもそういう聴き方にならないのが問題なんだな(笑)。で、再度そういう視点で聴き直す…。やっぱ凄い(笑)。

 最初の二曲はまぁ、ご愛敬って感じで別に必要とは思わないが「Crosstown Traffic」で昔からのジミ節炸裂、ちょっと元気になる。で、16分にも及ぶスペイシーなブルース「Voodoo Chile」で好みは分かれるだろうなぁ…、ちょっとスタジオ盤にしては冗長感があるよね。その後の「Little Miss Strange」は…、まぁ、ノエル・レディングでしょ、これ?まぁ、いいんじゃない(笑)。一聴すると偉くかっこよく聞こえるリフから始まる「Long Hot Summer Night」はワイルド感に欠けた歌モノみないになってしまってイマイチで、どこかポップス的になってるのもね、うん。「Come On」は昔ながらのジミ節でいいんだけどバンドが元気ないんだよなぁ…、多分ミックスの問題もあるんだろうけどさ。「Gypsy Eyes」、こいつは新たなるジミヘンの世界を打ち出した傑作だ〜と思う。この後のジプシーズにも持ち込まれるファンク性を打ち出しているし、勢いもある。ただ曲はちょっと単純ってのが発展途上かな。そして「真夜中のランプ」、これはもう素晴らしい作品で、やっぱり天才ジミヘン〜って感じるし、こういう叙情性と斬新さがジミに求めることなのかな、と。エフェクトも含めてこのアルバム最高作の一、二を争う出来映えでは?

 「Rainy Day, Dream Away」も新たな境地を開いた作品で、ジャジーなサウンドの中に繊細なストラトサウンドでソロをぶち込み、心地良いシャッフルビートに仕上げた実験的でかなり成功している曲。ジミのギターとオルガン、サックスとの対比が面白い。ジミがマイルスあたりとセッションするなんていうのも実現していたら面白かっただろうなぁと思えるね。以降「1983」からはプログレッシブな展開を見せるがスタジオ職人ジミヘンという一面を見せられるものでスペイシーさというキーワードは相変わらずだが、叙情性が伴ってきているのが新境地か。この流れは「Moon...」「Still Raining...」まで続けられて「House Burning Down」のイントロまで引っ張られている。「House Burning Down」自体は「Gypsy Eyes」と共にファンキーさを打ち出してきた作品で、特別に面白いものでもないけど、ジミヘンらしい作風だなぁという感じで、好きだね。そしてジミが奏でるディランの作品「All Along Watch Tower」。まぁ、曲が良くできているのでジミ風解釈がどうなのかってとこだろうけど、やっぱ良いよなぁ…。多分ギターの音色の切なさというかフレーズの切なさが曲をよく表しているからだと思う。んでもって、オーラスにはもう有名な「Voodoo Chile (Slight Return」」で、言うことなし。ワウワウペダルをココまで強調された曲はこれ以外に知らないもん。もちろんギタープレイについては言うことなしの教科書的作品で、ジミヘンらしいライブ感覚の生き生きとした感性が詰め込まれていて言うことなし。

 ん〜、ってことはやっぱ1/3くらいは好みで1/3は実験音楽的要素が強いので好き嫌いではなく試みをどう聴くか、ってとこで、残りは覇気に欠けるとか単調とか言う理由であまり好みではないらしい。そうか、だからあまり聴こうという意欲がなかったんだ。二枚組クラスになるとどうしてもそういう偏りが出てきてしまって難しいところだよね。

 が、まぁ、ジミヘンの「エレクトリック・レディランド」という歴史的傑作について自分の感想や意見を述べたってタカが知れてるっつうのも事実なので勝手に書いてるけどさ、うん、そういう評論があってもいいじゃん。事実なんだもん(笑)。いや、ジミヘンは好きだしね、やっぱ凄い。が、どうしても攻略しきれなかった「Electric Lady Land」は今のところそんな感じかなぁ…。

Jeff Beck - Blow By Blow

カテゴリー: Jimi Hendrix, J. Beck

 知的なギターとクールなプレイと言えば英国からのこの人、ジェフ・ベック。孤高のギター達人とも呼ばれるベックの場合は天才にしてなかなかセールスには結びつかない不運な人でもあるんだけど、確かにヤードバーズから始まり三大ギタリストと呼ばれる中、決して派手な活動があったワケでもなく…っつっても普通に比べりゃ全然派手なんだけど、比較対照がクラプトンとペイジだからなぁ…、そりゃしょうがないだろ(笑)。しかし今でも現役バリバリのギタープレイと相変わらず革新的なギターへの試みという点では圧倒的にベックに軍配が上がるし、その状況はここの所の来日公演でも十分にファンに知らしめていることだろう〜。

Blow by Blow Wired There and Back

 さてさて、そんなベックがロッド・ステュワートとのソロ作品からBB&Aを経て1975年にリリースした「ギター殺人者の凱旋」という何ともよくわからん邦題が付けられていた「Blow by Blow」。フュージョンという言葉がなかった時代に正にフュージョンの走りとも云えるギターを中心としたインストアルバムをリリース、そしてギターという楽器にスポットを当てて、しかも革新的な試みでもあり且つ楽曲が実に親しみやすいメロディを持っているのでこの作品以降にはギタリストもギターで歌わせるアルバムというひとつの方向性を見つけられたとも云える。そういう意味で実に歴史的価値の高いアルバム。16ビートのカッティングや裏リズム、もちろん聴かせるギタープレイとフレージングとトリッキーな技による効果的なギター音の使い方、もちろんリズム楽器としてのギターとしても活躍するし、ワンコードでのフレーズの変化の付け方、スケールの使い方などなどギタリストにとっては好み好みでないという以前に研究して分析し、そして自身のものにするべく要素がたんまり詰まった作品であることに間違いはないのだ。大体歌がないのに名曲として語られる「哀しみの恋人達」なんてのがあったり、カバー曲とは云えベックバージョンも十分にメジャーになってしまった「スキャッターブレイン」なんてのも入ってるワケだ。

 う〜ん、自分的にはもちろんギタリストへのオマージュという意味では何度も聴いたんだけど、好きか嫌いかという基準で言えば決して好きなアルバムじゃなかったね。つい最近まで全然聴かない名盤のひとつだったし(笑)。ところがまぁ、最近ちょこっと聴く機会があって、聴いてみると結構ハマる面もあって、なかなかフュージョンとは言えども聴けるんじゃん、自分、みたいな感じでさ。爽やかすぎるのはさすがに好みじゃないんだけど…、あ、あとね、多分リズムが妙にファンキーだったりするから好みじゃないんだろうと思う。しかしまぁ、そう言うこと言ってられるアルバムでもなくって、やっぱり名盤っつうか、価値のあるアルバム、ってのは納得するし、今のベックの原型でもあるワケで、これ以来ベックってのはロック畑にいるんだけどフュージョン界の大御所なんかとも平気で渡り歩けるギタリストに進化していくし、ボーカリストを必要としないミュージシャンとして歩んで行くことになるんだな。珍しい人だよなぁ…。

Jimi Hendrix - Axis : Bold As Love

カテゴリー: Jimi Hendrix, J. Beck

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 ジミヘン…何度目の登場だろ?やっぱ好きなのかな、っつうかこの時代の寵児だよなぁ。一番よく聴くのはもちろんファーストアルバム。で、未だにまともに制覇できていないアルバムが「エレクトリック・レディランド」。何十回聴いてもまだ見えていない部分があってさ、まだまだだなぁと修行中(笑)。で、ちょっと前くらいにようやくなんとなく制覇できたのがセカンドアルバムの「Axis : Bold As Love」かな。まぁ、それでもまだまだなのかもしれない。この人はホントに奥が深いので聴き込んでも聴き込んでも足りない…まだまだ自分が未熟者だ、って感じる。何だろね、こういうのって。

 クラプトンがギターを弾けなくなるくらい衝撃を受けたってのも十分わかるインパクトを放っていたジミが1967年にリリースしたサイケデリック色たっぷりのセカンドアルバム。冒頭の「EXP」なんだけど、最初のコレってベースのハーモニクスの音かな、「え?」って感じで面白くて凄く効果的。で、いきなりラジオ放送局みたいに始まって効果音とノイジーなギターでグワングワンさせてから滅茶苦茶ポップでヘンな「Up From the Skies」の始まり〜。ノエル・レディングのベースラインがひたすら曲を引っ張っていってジミはワウペダルのみ…、でもさ、これくらいの音の高さでワウペダルだけで持ってくって歴史上、この曲くらいじゃないか?それくらい珍しいトーンが全編に散りばめられてて、あ〜、なんか凄いサイケ(笑)。やっぱドラッグっつうかLSDの雰囲気たっぷりだわ、これ。この人もクリームとかと一緒でスタジオ盤とライブのギャップが激しい人だよね。ジミの場合はもっともっとスタジオ盤を聴き込まないとダメなんだなぁといつも感じる。「Spanish Castle Magic」みたいなストレートなロックはそのまま聴けるからいいんだけどさ。でね、この人の凄いなぁ〜って感じるのは忘れてるんだけど、この人アメリカの黒人なんだよな。だから、その手のサウンドやらせるとやっぱ凄くて、でもバックが英国人だから微妙な混ざり具合になってるのが特徴なんだが、それが顕著に出てくるのが「Wait Until Tomorrow」。曲中に鳴っている滅茶苦茶柔らかい手首から奏でられるファンキーなカッティングを交えたギターリフが耳を捉えて離さない。だからまだまだ抜けられないんだよなぁ、だって他の音とか曲としての聴き込みをする前にギターが耳に入ってくるのでそこまでなかなか行かないんだよ、コレ大変なの。このままドゥービー・ブラザーズに入れるくらいのものよ。でも、そんなに単純なものでもないのがいいね。でもってなぜライブでは登場する機会がなかったのか、はたまた自分がライブバージョンを知らないだけなのか、滅茶苦茶ロックなかっちょいい「Ain't No Telling」はいいね。ミッチのドラムとジミのギターがいかにも、って感じで疾走感もあるし好きだなぁ。コレはドラムが全てかもしれん。そしてお待ちかね…、超名曲「Little Wing」はどうしてもっと長く弾いてくれないんだ〜って叫びたくなる一曲でさ、最後のソロをもっともっと聴きたいんだよな。ライブでもそんなに長く弾かないし、すごく欲求不満の溜まる名曲(笑)。夢の続きはS.R.ヴォーンが見せてくれたのでまだ救われてるけどさ、冒頭のイントロから衝撃的で、アコースティックでもないのにこんなフレージングで美しいメロディを歌ってくれて、そして感動的なまでのギターソロ…これを大音量で聴いて、もしくは演奏して恍惚としないヤツはいるんだろうか?う〜ん、美しい…そしていやらしい…、ロックだなぁ…。

 で、B面。「If 6 Was 9」…意味あるんかな、このタイトル(笑)。これは…、なんだろなぁ、きっとジミは宇宙に行きたかったんだろうなぁとしか思えない一曲かな。ミッチもノエルもジミもワザ全開でこういうのをスタジオ盤に入れてしまうとこうなるんだ、みたいな…、やっぱライブなら良いけどスタジオ盤として入れるとちょっと浮くんだな。納得。次の「You Got Me Floatin'」はちょっと退屈なサウンドかな。もちろんギターのリズムとか聴き所がいっぱいあるんだけど、好みではないかな…、ま、強引なミックスにもちょっと驚くけどこういうのの過度期だったんだろう、うん。そしてある意味では「Little Wing」と同じ曲の作り方になっている部分もある「Castles Made Of Sand」はジミながらも秀逸な曲で、逆回転のコラージュはいらないと思うけど、曲自体は凄くしっかりしてるよね。もちっとシンプルにやってギターソロも普通にやってれば良かったのになぁ。ま、ジミのセンスの方が優れてるんだからこれで正しいんだよ。ん?で、確か次の「She's So Fine」はノエルの曲だよな?結構良いセンスしてて好きだな、こういうの。もちっと歌が軽いと更に○。う〜ん、終盤だ…。ジミの歌がクローズアップされた「One Rainy Wish」もしっとりした良い曲で、こんなのいきなり聴かされたらジミとはわからないような曲でさ、でも途中からえらくヘヴィーに展開されるトコが面白い♪あ〜もっと普通にエモーショナルなギターを弾いてくれ〜〜って思う面もあるんだが。で、再度ワウペダルが強烈にリズムを刻む「Little Miss Lover」、これもライブでは聴かなかったけどあってもいい曲じゃない?ちょっと単調すぎたのかな。そして最後にはアルバムタイトル曲が自信ありげに収録。やっぱ時代の象徴だったんだろうなぁ、こういう曲調って。しっかし、ようやく気持ち良くギターを弾いていてくれて嬉しい、これ♪心地良いもん。やっぱこういうんじゃないとこの時代はダメよ。人に構わず自分だけの世界に入るっていうヤツ(笑)。

 改めて聴いてみるとクリームの「カラフル・クリーム」とえらく共通する要素が含まれてて驚いた。立て続けに聴いたからかな。どっちもトリオで各楽器担当のミュージシャンもどちらも凄いプレイヤーで…、ああ、そうだったんだ。今更ながら思うけど、同じ形態のバンドで同じような志向てやってたんだ、このバンド。しかし、知らなかったんだが、このアルバムのアウトテイクス集ってのがオフィシャルでリリースされていたんだ…しかも二枚組とは知らなかった。聴いてないけど面白いのかな?ちょっと引かれるけど…、う〜む。

Jimi Hendrix - :Blues

カテゴリー: Jimi Hendrix, J. Beck

BluesBlue Wild Angel: Live at the Isle of Wright ジミ・ヘンドリックス スペシャル・エディション

 1942年シアトルで生まれたロック界の超人と呼ばれた男、ジミ・ヘンドリックスだが、世代的なものや彼の生い立ちからすると当然ながら本場アメリカでのブルースの洗礼を、というよりも好んで往年のブルースメンとのセッションを望んで家を出ていった若者の一人だったことはあまり知られていない。マディ・ウォーターズとのセッションに応募し、そこでの採用を断られ、ハウリン・ウルフとのジョイントではウルフから罵倒され、ことごとく自分が愛してやまないブルースの先輩達とのジョイントを打ち砕かれたジミヘン、20歳前後の頃からの苦労である。

 ジミヘンがシーンに出てきたのは1966-67年頃だから24-25歳頃なので、下積みが7-8年はあったようで、その頃に実に多くのブルースメンと出会っているようだ。アルバート・キングB.B.キングアルバ−ト・コリンズバディ・ガイや後に一緒にプレイすることになるビリー・コックスなんかもこの頃に出会っている。当時の音楽シーンを考えてみればわかるように、この頃の黒人ギタリストが顔を出せるトコロと云えば恐らくブルースかソウル、R&B関連のトコロしかなく、ジミの場合はブルースだったはずで、当然そのような先輩達のいるところでギターを弾いて素直にそこで羽ばたいていくという考えになるはずだ。誰も黒人ロッカーとして名を売っていこうなどと思わないわけで、純粋なブルースプレイヤー、もしくはディランにも影響を受けたプレーヤー程度だろう。だからジミが後に多種多様のブルースソングのカバーや改作バージョンをプレイすることや、彼のギターが素晴らしいブルースを奏でることについては至極当然の成り行きであり、決して突然変異のロッカーではないワケだ。もちろん英国に渡りジャズドラマーとロック・ベーシストと一緒にバンドを組み、ブルースとディランと英国ロックを融合させたサウンドを生み出したことは彼の功績だが、根本はブルースメンなのだ。

 …とまあ、そんなワケでこの単なるブルースメンとしてのジミヘンを垣間見る側面として相応しいアルバムが「Blues」だろう。1994年にリリースされているわけで、もちろんジミヘンは知らない編集盤だが、ことある毎にスタジオでもライブでもブルースセッションを好んで録音していたジミのプレイをかき集めた作品、そう、単なる編集盤ではなく作品として仕上げられているところは好感を覚えるね。カバーソングだけでなくジミの作ったブルースも一緒に収められており、それがまた完璧にジミヘン流サウンドとして出来上がっているので全く遜色ないところも彼が著名ブルースメンと肩を並べて語られてもおかしくないだろうと云うところだ。ここでは先に挙げたアルバート・キングの「悪い星の下に」やマディで有名な「Catfish Blues」「Manish Boy」、エルモア・ジェイムズの「Bleeding Heart」なんてのがオリジナルを超えてプレイされているんだけど、やっぱ凄いアグレッシヴなギタープレイだなぁとつくづく感心。これじゃ魂吸い取られて死んでもおかしくない〜ってくらい飛翔しちゃってる。個人的にはやっぱ「Red House」が凄く好きでねぇ…、イントロから痺れちゃうんだよな、まったく。もちろんオープニングを飾る「Here My Train A Comin'」のアコギバージョンなんてのは初めて聴いた時から衝撃的で、こういうのって聴いたことなかったからさ、今でもいないんだろうけど…、やっぱ偉大なるブルースメンなんだな…と。

Jimi Hendrix - Jimi Plays Monterey

カテゴリー: Jimi Hendrix, J. Beck


 モンタレーの英雄と言えばこの人、ジミ・ヘンドリックス。本ブログ何回目の登場だろうか?今回はタイトル通り「Jimi Plays Monterey」というアルバムに焦点を当ててみよう。

 ご存じ1967年6月18日のフェスティバルに登場したジミだが、出番のことでThe Whoのピートとモメたことは周知の事実、ピートによればジミの後なんてとてもじゃないが太刀打ちできないから先にやらせろという素晴らしく男気のある発言だったらしい(笑)。ジミの方も楽器を破壊しまくるThe Whoの後ってのも分が悪いってことだったようだ。で、結果的にはコインで勝負してThe Whoが先にやることになったのだが、The Whoとジミは同じポリドールに所属するアーティストということでよく対バンすることになる。で、ジミはThe Whoに負けないステージをやるってことで、相当気合いを入れていたようだが、ビデオ「Jimi Plays Monterey」を見ればわかるように本気も本気、相当気合いの入った演奏が見れる。冒頭ブライアン・ジョーンズによって導かれるジミが唐突に演奏し始めるのが「Killing Floor」で、そのイントロからしてもうバリバリのロック、これ以上はないくらいのロックが聴けるし、アメリカの聴衆は間違いなくこいつ一発で驚いたことだろう。単純なスリーコードにリフを被せたものだが、ここまで疾走感と迫力を見せつけられるバンドはそうそういない。ジミのギターもさることながら、ミッチ・ミッチェルの小技の多いドラミングがそれを手伝っていることも重要。「Foxy Lady」にしてもイントロのアクションから最高にかっこよくて、しかも曲の作りがシンプルでキメを作れるため凄くインパクトが強いしプレイそのものも素晴らしいものだ。

 ディランの名曲「Like A Rolling Stone」にしてもジミ的解釈の上で原曲に忠実にプレイしているが、やっぱり魂の入り方がディランのそれとは大きく異なる。演奏に参加したマイク・ブルームフィールドは目の前でコレを聴いてどう思ったことだろう?そしてカバー曲が続くが「Rock Me Baby」…もはやカバー曲とは思えないほどジミ流ロックに仕上がっていてお得意のスリーコードにブレイクを挟み、自由奔放にギターの音が空を駆けめぐるようなプレイを施し、且つリズム隊は手数の多いフレーズでしっかりと地を固めてプレイしているというアンサンブルの巧さが光る。ジミはと言えばほとんど「Rock Me Baby Rock Me All Night Long」以外の歌詞を歌わないで進めているってのもロックらしい。そして静かな曲として始められた「Hey Joe」だが、こんな曲でも沸々とジミの魂が伝わってくるし、映像では表情が完全に曲と一体化していてもう最高にかっこよい。うん。背中でギター弾いたりするアクションも観客の度肝を抜いたに違いない。「Can You See Me」は映像がなくって音だけになるんだけど、激しくプレイしまくっていることは明かできっとそのまま熱気ムンムンでやっているんだろうなぁという姿が目に浮かぶ。そして意外と知られていないんだけど優れた名曲として名高いハズの「The Wind Cries Mary」…凄く好きな曲なんだよね、これ。ギターの半音進行のフレージングが気持ち良くてさ。曲進行的には「Like A Rolling Stone」何となく似ているってのは疑いすぎ?ジミってこういう曲でのギターソロの最初の一音の使い方がすごくて、インパクト絶大なんだよ。曲中のオブリギターも優しくて、激しいだけではないジミのプレイがよくわかる愛に溢れた演奏。

 そして終盤、「Purple Haze」で更に盛り上げてステージを展開し、最後には挑発的なフィードバックから奏でられる「Wild Thing」が始まるが、このワイルドなノリはアメリカを侵攻するに相応しい決定曲で、腕全体でギターを愛撫する姿から歯でギターを弾くシーン、ストラトを振り回すアクション、左手を挙げたまま右手だけで素ローを弾いてしまうシーンとどれを取ってもジミの破壊的側面が顕著に表れた素晴らしいステージングとなった。マーシャルアンプとギターを間に入れて交錯するシーンから最後の最後にはThe Whoに負けてたまるかとばかりにストラトにジッポのオイルをかけて燃やしてしまうシーンは永久に語り継がれるべき場面で、その恍惚とした姿はジミを神と呼ぶに相応しい一幕だろう。その後派手にノイズの嵐の中でギターを破壊してステージを去る場面まで、開いた口がふさがらない状態で映像を見てしまう。ナマで見ていた人はどれだけ衝撃的だったことだろう…、映像に映る観客の一部は正に信じられないと言った表情で呆然としているが、素直にそれ以外の反応は示せないだろう。素晴らしい。これぞ、ロックだ。

 しかしこれだけの貴重な映像にもかかわらず今現在では廃盤状態で、CDは「Live at the Monterey Pop」として入手できるようだが、映像は未だにDVD化されていない。少なくともビデオ時代の映像のDVD化だけでもしてもらいたいものだ。

Jimi Hendrix - BBC Sessions

カテゴリー: Jimi Hendrix, J. Beck


 「BBC Sessions」と題されるアルバムはメジャーなアーティストにとってはほぼリリースされている美味しい音源集の一つで、こいつがリリースされるってのはある意味メジャーなんだっていう言い方もあるかな。まぁ、それだけでもなくってなかなか表に出てこないバンドのライブ盤ってことでリリースされることもあるので、何とも言えないところではあるか。パトゥーとかソフトマシーンのBBCライブアルバムとか出てるもんな。決してメジャーなバンドとは思えないし(笑)。

 で、Zepの余波を受けてヘヴィで迫力あるサウンドが聴きたかったので久々にジミヘン♪スタジオアルバムでは少々物足りないのでこの「BBC Sessions」ってのは丁度スタジオ盤とライブ盤の中間に位置するのでなかなかよろしい。収録されている時期がほとんどが1967年ってことで、この頃のBBC音源では基本的にナマで演奏した後オーバーダビング等を施させてくれるので、結構ナマライブだけじゃないことが多くて、アーティスト側からしてみてもスタジオ盤では実現できなかった、いわゆるライブ感を出しながらちょっといじるっていうのができて、結構みんな重宝してたみたい。ジミヘンももちろんそういうとこはオタクな人なのでちょこちょこと被せたりしてるみたい。んなやり方だから、結構ライブでも丁寧に弾いているし、何となく物足りない部分も補完されているから聴きやすいし、しっかり熱気も持ってて良い♪

 それにしても最初の「Foxy Lady」からして思うんだけど、やっぱ宇宙人。時代を考えなくて今コイツがラジオで流れてきても多分ぶっ飛ぶ。オリジナリティとはこいつのためにあるんじゃないか?って思うくらい独特でさ。無節操に演奏しているジミヘンなのでこのアルバムには多数カバーソングなんてのも入ってるんだけど、どれもこれもがジミヘン的解釈でさ、特に「Killing Floor」はノリといいフレーズといい、最高にかっちょよい。アルバムでは聴き慣れない曲も数多く収録していて、そのどれもがどこか聞き覚えのあるものばかりってのはやっぱりジミヘンらしさってのが出てるからかな。しかし改めて通して聴いているとやっぱこの人ブルースマンだ。どれ聴いてもブルースだもんなぁ…。でもバリバリのロック。う〜ん、またブルースロックにハマりたくなってきたぞ(笑)。

 しかしジミヘンのBBC音源ってあちこち多数出ていて、何枚も手に入れたけどやっぱこいつはかなりの決定盤だよ。中途半端な収録じゃないので年代順に入ってるってのもやっぱ聴きやすいし…。しかしよく出演してたんだな。

Jeff Beck - Truth

カテゴリー: Jimi Hendrix, J. Beck


 改めて聴くとやっぱりとんでもない音が詰め込まれている第一期ジェフ・ベック・グループの最初のアルバム「Truth」では、以降フェイセスやソロ活動でロックンローラーのセクシーさをウリに第一線で活躍することとなる名ボーカリスト、ロッド・スチュワートをメインボーカルに据え、ベースにはこのころまだまだ全く無名だったロン・ウッドが参加しているという素晴らしきメンツでのアルバム制作。プロデュースにはミッキー・モストを配して、鍵盤にはニッキー・ホプキンスというこれ以上ないくらいの面々でのアルバムは60年代末を飾るに相応しいテクニカル且つロックなバンドとして君臨する、はずだったが…。

 なかなかロックの歴史はそう簡単にいかないんだなぁと思う。アルバムの中味はベック全アルバムの中でも個人的には一番好きな作品で、バンドらしいアルバム。そしてベックがまだ初期の影響力に忠実にブルースを基調とした楽曲を揃えているところが聴きやすさを備えているんだろうな。初っ端からヤードバーズの有名作を新アレンジでカバーし、ロッドのボーカルを最大限に引き出しているところはインパクト絶大。このアルバムでは完全にロッドがベックを喰っているし、またベックがバンドのギタリストとしてのプレイに徹しているところも良い。一般的にLed Zeppelinとよく比較される「You Shook Me」だが、まあ、タイミング的にはベックの方が若干早かったんだろうけど、大体同じような年の同じような場所に住んでた若い連中が影響を受けたものといえば似たようなものだったので、同じ曲を選び、同じくパクリ的にオリジナルなセンスで勝負するのも同世代ならではのものだろうから比較論にはあんまり意味ないと思うんだけどな。バンドの目指す方向性に合わせたアレンジになってえいるってだけで、ベックの方が原曲に忠実にハードにプレイされているってトコで、Zepのはアレンジ云々もあるけどボーカリストの声質の違いだろうな。ロッドはブルースも声質的に平気で歌える人だけどプラントはどう聴いてもブルースの声じゃないもん(笑)。ま、好みの問題だからいいけど、ここでのベックのギタープレイはまだ人間らしくブルージーに弾いているしさ。年と共に宇宙人的ギタープレイを弾くようになるベックにしてはスタンダードで結構好き。そのペイジが書き上げた「Beck's Bolero」のメンツはこれまた凄くてねぇ、キース・ムーンにジョン・ポール・ジョーンズ、ベック、ペイジ、ニッキー・ホプキンスなワケで…、夢のある時代だなぁ。

 でなことでベックの作品にまつわるロック話にはキリがないんだけど、第一期ベックグループは続く「Beck Ola」で解体し、更にルックスの似たコージー・パウエルを迎えた第二期に入っていくんだがその辺はまたいずれ。しかし「Truth」に収録のラストの「Blues Deluxe」というブルースでのロッドの歌声と言ったら堪らない。聴いていて気持ち良いもん。これくらい気持ち良くさせてくれないとアカンぜよ。もちろんニッキーのピアノもベックのギターも本当にブルース好きって感じでこのアルバム中最高の出来映えでしょ、コレ。「Beck Ola」では「Jailhouse Rock」があるしね、やっぱりこの頃のロックは熱くてユニークで面白い。