King Crimson - The Nightwatch

カテゴリー: Crimson, Floyd etc

 あ〜、何でもいいからすべてを破壊してしまいたいっ!っていう風に思うときがあって、正にそんな状態なんだけど、そんな話をとある声優志望の女の子と話していたら彼女は「あぁ、この人混みを焼き払っておしまいっ!」などと発言するものだから面白い。常識から逸脱した思考回路を持つ人間は好きだ。固定概念から解き放たれて自身の思うままの思考を持つことは人格形成には重要だろうし、まぁ、間違うと怖いことになるんで一般的には常識論もありつつ思考をハズしていく方が人間的にはよろしい。どっちかに偏っては面白くないし、向こう側の世界に行かれても困る(笑)。そんな破壊的な気分の時に聴ける音ってのもベクトルが異なるもので、パンクノイズ的なものでも良いんだろうけど、やっぱり恐ろしく破壊的という意味ではやはり強烈なインパクトを持つキング・クリムゾン。

ナイトウォッチ(紙ジャケット仕様) 暗黒の世界

 1997年にリリースされたもので、1973年11月のアムステルダムでのライブをパッケージしたタイトル「ナイトウォッチ」。このライブ盤を出したあたりからロバート・フリップ卿はキング・クリムゾンの残っている音源すべてをリリースする気になったようで、怒濤の如くCDがリリースされているのは承知の上か。このライブにしても古くから水面下で流通していたもので、とにかく迫力満点のライブという話題は振りまかれていたのだがこうして全貌を現した音なのだった。

 メンバーはもちろん史上最強のカルテット、ジェイミー・ミューアが脱退してしまった後なのが残念なのだが、それでも恐ろしいまでの破壊美と迫力で、ロックというカテゴリーに属するプログレッシヴバンドならばやはりこの強烈さは持っていてほしいもん。初っ端の「Easy Money」からしてジョン・ウェットンのベースと歌がガンガンに迫ってくるし、もちろんフリップ卿の繊細なギターが右チャンネルからチロチロと流れてくるし、あぁ、そうか何だこの強烈なパーカションは、というくらいにドラムをパーカッションに替えてしまっているブラッフォード。その面々からするとインパクトには欠けるがしっかりとバンドの一端を担っているデヴィッド・クロスという四人のメンバーによる演奏、即ち同時には四つの楽器の音しかしないはずなのだが、一体この迫力は何なんだ?もちろん静寂による緊張感も同時に存在しているのだが…。

 ライブ。インプロビゼーション主体のサウンドを信条とするテクニカル且つ完成が磨かれたミュージシャンによる即興音楽は演奏する側も聴いている側も楽しめるものだろう。それが単なるコード進行によるアドリブプレイではなく、テーマが決まった中で瞬間瞬間の呼吸によって展開が変わっていくという完全フリーフォームではないという手法はもちろんジャズにはあるものだが、キング・クリムゾンのそれはより複雑な要素を持ち得ているかもしれない。何と言ってもその代表格が10分強に渡る「Fracture」に集約されているとは言い過ぎか。ん〜、でも多分アルバム「暗黒の世界」に収録された同曲はこの演奏を基としているので、ある種の達成感を捉えた瞬間だったと思うんだよね。ジョン・ウェットンの一瞬のベースソロがスゲェかっこよくって、ハッとする。まぁ、その前のバイオリンが繊細になっているトコロへフリップ卿のハードなエッジの立ったギターがリズムを刻むシーンも素晴らしいのだが…。

ザ・グレート・ディシーヴァー パート1(紙ジャケット仕様) ザ・グレート・ディシーヴァー パート2(紙ジャケット仕様)
1973年から1974年のライブを2枚組2セットに分割して再度リリース!

 美しいメロディラインを持つ歌中心の曲もしっかりと持っているところが彼等の強いトコロで、それがまた良いんだ。緊張感溢れる演奏世界だけではなく聴く者に優しさを与えてくれる部分、そういうメランコリックな部分がなかなか真似できないところではあるな。ま、でも圧倒的に今は破壊力を欲しているので次なる展開を今か今かと待ちかまえて聴いているんだが(笑)。そうそう、このライブ、というかこの頃のキング・クリムゾンのライブってのはもう既に「太陽と戦慄」以降の作品しか演奏されていなくて、唯一残っているのが「21バカ」という…。この面子での「21バカ」もこれまた凄いのでいつのライブを聴いても楽しみなんだけど、ここで聴けるライブではわかるように、最初から重さが違う(笑)。あの中間のキメフレーズにしてもなんかいとも簡単にやってのけてしまっていて、全然難しくない曲のように聞こえるから、如何にそれまでのインプロ中心の楽曲が緊張感溢れていたかわかる。だって曲が読めるんだもん、これ(笑)。だからこそ最後の曲ではあるんだろうけどさ。

 ん〜、「ナイトウォッチ聴きながら書いているとちょっとあちこちに行き過ぎてしまって、もうね「The Talking Drum」とかやっぱりとんでもなく破壊力を持った「太陽と戦慄 Part.2」とか凄まじくてさ、こんなライブ目の前で見てたら絶対失神してるぜっていうくらいの迫力だからやっぱりぶっ飛ぶ。いわゆるスタジオ盤は時間もあったから相当聴いたけど、それらに比べればこのライブ盤「ナイトウォッチは全然回数聴いていないに等しいくらいのもんだからさ、久々に聴いてやっぱり凄さを体感。思い切り破壊的気分を味わいました、はい。



King Crimson - Red

カテゴリー: Crimson, Floyd etc

 ホントは新年三が日はお休みにしようかなと思ってたけど、今年は特にどこかに行くとか何かをするとかもなくってゆっくりしていたので、部屋の中をアレコレと整理など…、それでもやっぱり時間はあるのでひたすらロック三昧だったりDVD三昧だったりネットであれこれと情報収集などに励んでいて結局休みでも平日でもやりたいこともやることも大して変わらんなぁと反省。

 さてそんなことで新年一発目から強烈なモンでスタート。こういうの聴くと気合い入っていいねぇ〜。ゆっくりしまくった後にはこういう気合いの入る作品で引き締めて新年開始♪

レッド(紙ジャケット仕様) USA(紙ジャケット仕様)

 キング・クリムゾン1974年の第一期最終アルバム。最後の最後になってようやく顔を出したメンバー達…、いや、これまでのクリムゾンってメンバーの写真なんてどこにも載ってなかったので、恐らく当時からリアルタイムで聴いていた人にしてみるともの凄く謎に包まれたバンドだったと思うんだよね。顔はわかんないしさ、雑誌にどれくらい露出してたのかまでは知らないけど、多分そんなに多くなかったと思うし、ツェッペリンなんかは十分に顔も知れ渡っていたと思うけどクリムゾンはホント不明だったと思う。しかもメンバーが毎回替わっているワケだから誰がどんな顔で、なんて知らないでしょ?そういうのをしっかりと区別して追いかけてきたファンって凄いと思う。だからここで最後で表ジャケットに顔を出したメンバーってインパクトあったと思うもん。しかもジョン・ウェットンの不敵な笑みがこれまた良い感じで、ロックな面構えしてるしさ。

 変なトコから入ってしまったが、今更語ることあるのかと云わんばかりの名盤…っつうかな、キング・クリムゾンのひとつの最終形でもあるし、集大成でもあるし、変化の途中でもあったかもしれん。最初の「Red」が始まった瞬間から何というのか神秘的というか正にクリムゾンでしかあり得ない旋律が奏でられて、しかもそれが硬質なだけでなくどこか優しいメロディで、インストのくせにどうしてこんなに訴えてくるものがあるロックなんだ?多分全ての楽器が歌いまくっているおかげで歌などに用がないっていうトコロかな。っつうよりも単なるオープニングの意味合いでのインストなのかもしれない。どっちにしても美しく破壊的、且つ繊細な楽曲で幕を開ける作品。続いての「Fallen Angel」はこれまた非常に優しい歌声を聴かせてくれるウェットンの歌い手心満載。オブリで入ってくるフリップの奥の方で鳴っているマイルドなトーンのギターも良い具合に味を出していて、基本的にはアコギの響きなのだけど、やっぱりウェットンのベースと歌の一人舞台に近いかなぁ。もちろんもの凄く高次の意味で、だけど(笑)。そして破壊的なクリムゾンを代表する「One More Red Nightmare」はブラッフォードのパッカッシブなドラミングこそ全てだ。しかしこの辺のクリムゾンの曲ってのは普通じゃ考えられないリフと旋律とリズムに対して歌が妙に優しいという絶妙なバランス感覚の上に成り立っているワケで、いやぁ、やっぱり怪物なバンド。後半のアドリブプレイでは中期を思い起こすような混沌としたアンサンブルもしっかりと記録されているんだけど、やっぱり単なる混沌さじゃなくてしっかりと計算されている、というか全員が計算しながらのインプロビゼーションが素晴らしい。この辺はライブで鍛え上げまくったこの時期のクリムゾンならではのインタープレイだね。

 そしてアナログだとB面へ。「Providence」ですか…。デヴィッド・クロスのバイオリンから始まり、静寂さの中で緊張感を紡ぎ出し、異常なまでのテンションの高さを見せつけ、もちろんメンバーのインタープレイを期待させる展開がず〜っと続く凄い傑作。ジョン・ウェットンの恐るべきベースプレイが圧倒的に目立つんだけど、もちろんフリップの縦横無尽にヘヴィに弾きまくるギターも冷淡さを助長している。一方ブラッフォードのパーカッションドラミングはドラムという楽器として機能しているというよりかは確かにパーカッションとして機能している…、うん、難しいんだけどさ、リズムキープとかリズムを叩くっていうんじゃなくってドラムという楽器で戦いに参戦しているんだよ。そんな感じでやたらテンションが高いまま唐突に終わりを迎える…、多分これライブで演奏したのをそのまま編集して用いられた曲だな。確か。だからこんなに異常なテンションなんだ。そして最後、とんでもなく美しく、そして破壊的なキング・クリムゾンのレクイエムには最高の作品。これほどに美しい旋律をぶち壊しにしていけるのもクリムゾンならではの技。いやぁ、ホント、これ凄いいいんだよ。歌メロはもちろん、ほのぼの感も素晴らしいしさ、メロトロンも綺麗で…、そして中盤からはまた異常なテンション、というか静寂の中から生まれる緊張感をそのままレコーディングしていて、普通のバンドでは絶対に出来ないこのテンション。そしてオープニングの美しい旋律に戻ってくるんだけど、旋律以外は結構破壊的なんだけど、それでもやっぱり素晴らしいという…。こんなに凄いのを出しておいて解散かい(笑)。まぁ、逆にこんなテンションそうそう維持できなかっただろうなぁとも思うけど。

 うん、久々に聴いたけどハマった(笑)。とんでもなく凄い。やっぱこの時期のライブセットも聴きたくなってきたなぁ。今は色々とリリースされてるみたいで情報漁りが大変だけど、まずはボックスセットからでも聴き直そう…。あ、「USA」もあるか♪

David Gilmour - About Face

カテゴリー: Crimson, Floyd etc

 ブルースギタリストとして良いのかどうかわからんけど、ピンク・フロイドっていうバンドはプログレバンドの中でも最もテクニックに頼らないバンドなワケで、そこのギタリストだったデヴィッド・ギルモアは雰囲気を醸し出すには最高のギタリスト、という印象が強いのだが…。

About Face 覇響

 そんなギルモアさんのセカンドソロアルバム「About Face」、時代背景としては正にロジャー在籍のピンク・フロイド最終章「The Final Cut」リリース後の1984年に発表された作品。ゲスト陣も豪華で、バックにジェフ・ポーカロとピノ・パラディーノ。ピート・タウンジェンドも曲作りに参加というメンツで、ギルモアの歌作品という印象かな。この軽やかな爽やかさが彼の良いところで、ピンク・フロイドの暗い面を削ぎ落としたらこうなる、みたいな音なんだけど、それって正にロジャーが抜けた後のフロイドそのものだったりするワケで、故にこのアルバム「About Face」も同じ要素が強い。だから一般的には「鬱」の前身アルバムとも云われるけど、そこまで単純でもないだろうと。このアルバムはねぇ、結構リラックスした雰囲気があるんだよ。大体がバンドのギタリストのソロアルバムってのはリラックスした作品になることが多いはずで、友達集めて気楽にやれるってもんだしさ。だからこのアルバムもかなりリラックス感が漂ってる。

 中身の方は…、かなり秀作で、ひとりのソロアーティストとして成熟されたアルバムで、ギターの方はあまり重視されていないかな。もちろんいくつかの曲ではいつものように美しいブルースから泥臭いものが抜けた旋律と音を聴かせてくれます。ヘタするとAORにも聞こえてしまうくらい軽い音、かな。やっぱ基本的に曲を重視する人だからギタリスト的に目立つモンじゃないんだなぁ。

Pink Floyd - The Division Bell

カテゴリー: Crimson, Floyd etc

 秋の夜長にぴったりと似合う音楽、いやぁ、いろいろあるし、似合うかどうかは人それぞれだけど、割と何も考えずにボ〜ッと聴けて爽やかのものと言えばこんなのどうかな、と。

対 驚異 p・u・l・s・e(紙ジャケット仕様)

 今でもロジャーのいないフロイドってのは気の抜けたコーラという状態としか思っていないのでもちろんマジメに聞き込んではいなかったアルバムだし、当時の話題以外に取り立てて期待してもいなかった作品。ギルモアフロイドって音楽的には非常に爽やかで綺麗な音を奏でて雰囲気を創り上げるという面では実に優れたバンドで、そこが一般人にもかなり受け入れられた理由だろうし、風格のある雰囲気のあるというのが売りだったんだよね。一方ロジャーが入っていた頃はそこに毒があったから軽くはならなかったというロックたるトコロがあったワケで、まぁ、それがこの「」という作品ではもう顕著に違いが表れたってトコかね。

 まぁ、ギターのトーンや曲の雰囲気、風格、そしてリスナーをゆったりとした気分にさせる曲調、雄大なスケールで迫ってくる雰囲気ってのがこれまた良いんだよねぇ、きっと。他にこういうバンドって見当たらないのも圧倒的な面だし。そしてこの作品ではもちろんヒプノシスのアートワークが何種類も市場に溢れ、どれもこれもがさすがと唸らせる芸術的なものだし、個人的にはなんと言ってもヒプノシスが動く映像にも着手した「High Hopes」というシングルのPVに芸術性の高さを覚えたもんだ。やっぱり動いても映像の切り方はヒプノシス。素晴らしい作品だなぁと。多分今でもPVでは最高の出来だと思ってるもんね、これ。曲も凄く良いけど、相乗効果。そういえばナイトウィッシュが最後のライブでこの曲をカバーしていて、結構驚いた印象がある。

 しかしホントにゆったりと心をおおらかにして聴ける音楽だな…。ギターのエフェクトが心地良いのが大きい。効果音もあるけどさ、そういうバンドじゃなかったハズなのにそういうバンドになっていったってのは予期せぬ展開だったのかもしれないけど、結果良かったんだろうな。この後のツアーからはDVD「驚異」がリリースされているけど、これもまたスペクタルな空間を演出した見事なライブで、完全にアート集団と化しているピンク・フロイド。そこで「狂気」をやっていても全然狂気が宿っていないと言うのもどうかと…。ま、そういうことを言う時代はライブ8での再生劇によって終わったんだけどさ。

Pink Floyd - Ummagumma

カテゴリー: Crimson, Floyd etc

 二枚組の名作と呼ばれている作品…、ピンク・フロイドで言えば「ザ・ウォール」だったりするのだろうなぁ。そして実はもう一枚、と言うか世代によっては圧倒的にこっちだろ、って言うのが「ウマグマ」だね。どうしても個人的趣味からすると「ウマグマ」ってのは入ってこないのでついつい後回しになっちゃうんだけど、もちろん一般的には名盤と呼ばれる二枚組、です、ね。

ウマグマ 恋の手ほどき

 ピンク・フロイド「ウマグマ

 1969年リリースでアナログ時代はAB面がライブ、CD面がスタジオ盤という変則もの。そうだなぁ、まぁ、普通はスタジオ盤ってのを後で聴いて新曲群を堪能して覚えるという楽しみ方なんだろうけど、このアルバムの場合は思い切り顕著に出てくるんだが、AB面のライブがとにかく圧倒的に人気が高くて、CD面をマジメに聞き込む人ってのはそうそう多くないというアルバムだと思う。それでも傑作に挙げられるのはライブの面白さだろうな。ちなみにCD面のスタジオ盤は完全に実験音楽の世界なので普通はそんなに売れるもんでもないのだが、このバンドの場合は売れるのだなぁ(笑)。どれもこれも面白くない曲ばかりが詰め込まれているのがCD面で、その実験精神の旺盛さとかもちろん完成度の高い曲もあるし、しっかりと起承転結が出来上がっているというのもあるんだけどねぇ、ちょっとイマイチ宇宙的過ぎるかな(笑)。だからこのCD面はあんまり書けることがないのだ。

 で、ジャケットなんだけど、これも面白い構造になってるね。壁に掛けた絵の中がどんどんメンバーが入れ替わっていくという面白い着眼点。ヒプノシスだもんな。で、その絵の下にあるレコードが「恋の手ほどき」という映画のサントラかなにかのジャズ系作品のアルバム。一度レコードを見かけたけど買わなかったなぁ、失敗した。多分このサイトを読んでいる人の5%くらいはこの「恋の手ほどき」のアルバム持ってるんじゃないだろうか?

 さて、肝心のAB面のライブだけど、まだまだ実験精神旺盛な頃のライブで、シド・バレットがいなくなった後の不安定なフロイドをどうするか、というようなテーマの中皆が皆意見を持ち合って、演奏することでとにかく何かを生み出して行こうという姿勢が詰め込まれている。実際に楽器を持った連中がこういう自由度の高いものをテーマにジャムるとこういう形で気分が高揚するケースも非常に多いので、ここに収録されている狂気じみた雰囲気のテンションはよくわかるし、好きだね。やっぱ「ユージン」の迫力は凄い。ただ、まぁ、一般の人からしたらそれほど面白くない、と言うか全く聴くに値しない音楽だろう(笑)。この曲だけでこのアルバムの名作という評価を維持しているような気がするなぁ。

 今の時代にこれが名盤になるとはとても思えないけど、こういった時代背景と過程があったことでピンク・フロイドというバンドがどんどんと巨大化していったという重要作品。ライブ面は確かにかっこよくってハマりやすいからそういう意味ではオススメだけど、決して万人向けではない、と。自分的には好きだけど、どっちかっつうと「狂気」以降のフロイドが好きだからねぇ…。

King Crimson - Lark's Tongues In Aspic

カテゴリー: Crimson, Floyd etc

 1973年、英国ロックの重鎮になりつつあった、かどうかは定かでないがキング・クリムゾンにしても大きく変化を遂げる年になった。その前までのクリムゾンはもちろん強烈な楽曲を発表することでシーンにインパクトを放っていたが、この年にリリースされた「太陽と戦慄」というアルバムの持つ破壊力はそのイメージを一掃し、攻撃的な姿勢を持つバンドとして市場に認識させたものだ。

太陽と戦慄(紙ジャケット仕様) 暗黒の世界(紙ジャケット仕様)

 最初にこれ聴いた時は驚いた〜。静寂の中に聞こえる音から爆発するみたいにガツーンって音が鳴ってきたりして、正にプログレだな〜って思って聴いたけど、それよりも雰囲気が凄くかっこよかった。ジェイミー・ミューアの奏でるパーカッションの静かなイントロからアルバムはスタートするんだけど、その序章が終わりを迎えた時、唸るような、というかこれから絶対に何かが起きるぞっていうようなバイオリンの静かなる序章、そしてこれ以上ないってくらいに歪んだギターがフェイドインで入ってくると言う…、いやぁ、一言で言えば「怖い」音楽。強烈だよな、この破壊力は。リフに入ってからはもう攻撃性が凄くて、それでも静と動がしっかりと使い分けられていて間をバイオリンが取り持つ、みたいな感じかな。フリップ卿のギターワークは当然ながらやっぱりブラッフォードのドラムとウェットンのベースプレイが何とも凄い状況を創り出していて、正に傑作、名盤。ミューアのパーカッションも所々で狂気とばかりに聴けることでこのアルバムの「怖さ」に大きく貢献している。13分にも渡る強烈な殺人的楽曲のあとはもちろん心優しいメロディを聴かせてくれるのはクリムゾンの常套手段。そしてこの「Book of Saturday」ってのがこれまた綺麗な曲でねぇ…。メランコリックというか、これもクリムゾンらしいっつうか、ウェットンもこういう曲で本領発揮しているっつうのが多彩な人だよね。そしてもう一丁静かなバイオリンのイントロから奏でられるメランコリックな楽曲「Exiles」。ブラッフォードのドラムがらしくないんだが、その分曲にマッチしていて心洗われる気分になる心地良さ。コレも凄いなぁ…。

 ここでA面終了なんだが、とにかく一曲目のインパクトが強烈すぎて、その余韻を他の二曲が補ってなだめてくれるみたいな構図かね(笑)。ジャケットはシンプルに太陽と月が重なったもので、宗教的な香りがするけど、まぁ、クリムゾンっつうのは錬金術師という印象もあるし、大体がフリップ卿の思想だからこういうのもありかな〜って。良いジャケットだと思う。

 B面はブラッフォード叩きまくりの「Easy Money」からだね。ここのスタジオ盤はまだまだ大人しいもので、これはもうライブで本領発揮してしまう曲だな。終盤を聴いていればわかるけどどうにでも変化していく曲だからクリムゾンの真髄をじっくりと楽しめるナンバー。歌詞の皮肉さも面白くて良い(笑)。そして実験的な「The Talking Drum」。正にインプロビゼーションをイメージしたこの曲はクリムゾンのこれからを予見したものかもしれない。淡々とというかスリリングに奏でるウェットンの強烈なグルーブによるベースラインに対してメロディアスに絡んでくるクロスのバイオリン、そして疾走感溢れるドラミングで曲を引っ張るブラッフォードのリズム、そこへフリップ卿が思い切り噛ませてくれるという構図はもうクリムゾンの縮図そのもの。普通に聴いていたら全然面白いとは思えない曲なんだが、そこがクリムゾンの凄いところ。どうも聞き耳を立ててしまうんだよね。もちろん歌ないんだけどさ(笑)。さて、最後はアルバムの冒頭と同じく、そのパート2なのでやっぱり攻撃的なリフが変拍子で奏でられ、ひたすらと攻めまくられる。ある種ミニマル効果もあってだんだんと洗脳されてくる。このノイズの心地良さというか、どんどんと自分がこの音圧に押しつぶされていくような感覚。

 いやぁ、これもまた久々に聴いたんだけどやっぱ凄いなぁ…。どの曲も引き込まれていく魅力たっぷりだし、聴き直したりしてしまう曲もいくつもあって、また新たな聴き方もできたな。うん、この迫力と期待感はなかなか他では楽しめないしやっぱ強烈っ!

McDonald & Giles - McDonald & Giles

カテゴリー: Crimson, Floyd etc

 1970年、英国アンダーグラウンドロックが盛んになっている頃、キング・クリムゾンで一旗揚げた連中がこぞってバンドを辞めて、更なる成功を掴みに行こうとしていたのか、単に渡り鳥的なミュージシャン気質がそうさせたのかはたまたフリップ卿への嫌悪感だけでそうなったのか、理由は多々ありそうなものだが、そのおかげで実に良い作品が幾つも聴けることとなったことには感謝せざるを得ないだろうなぁ。クリムゾンのメンバーがクリムゾンにこだわってしまったらそれぞれから派生したバンドが聴けなかった可能性があるワケで、例えばグレッグ・レイクがそのままクリムゾンにいたらEL&Pはどうなっただろう?とか(笑)。まぁ、そういうワケでバンドメンバーが固定されなかったことがシーンにとっては良い結果を与えてくれたとするならば、クリムゾンよりもクリムゾンらしくなるはずだったバンド(ユニット)がMcdonald & Gilesではないだろうか。

Mcdonald & Giles [HDCD]

 クリムゾンを脱退したばかりのイアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズによるユニットがクローズアップされているものの実際にはピーター・ジャイルズという弟くんやピート・シンフィールドの歌詞までもが登場するワケで、実質これだけでもオリジナルクリムゾンを凌駕するほどの面子でしょ?そこに何とマルチプレイヤーとして既に世間に知られていたプロ中のプロ、スティーヴ・ウィンウッドがその隙間を埋めるように華を添えているのだ。

 アルバムを流すと最初から心地良いギターサウンドで英国だなぁ〜っていう感じなんだよ。こういうのはB級もメジャーも関係なしで音色で反応してしまうところなんだけどさ、ドラムが入ってくるとね、あぁ、これこれ、これこそマイケル・ジャイルズのドラミングだよ、っていうプレイと音。このスネアが心地良いのだ。最初から11分の曲で歌詞も一応あるんだけどコーラスワークの方が印象的で、そもそも歌っていう部分が少なくて長い起承転結を持ったインストものに近い音。そして更に心地良くさせてくれるのがフルートの音だよ。クリムゾンで聴けた優しい世界だけを抜き出したアルバムって感じで本家がハード路線を走っていたのとは別にクリムゾンのもう一つの側面を全面に出していったのがこの作品。ピーター・ジャイルズのベースもクリムゾンらしいと言ってはおかしいけれど、しっかりとこのバンドにハマっている、そしてプログレッシブにラインを刻んでいる素晴らしいものだ。多分スティーヴ・ウィンウッドが弾いていると思う鍵盤もかなりアヴァンギャルドで、クリムゾンでのキース・ティペットと相通じるかのような演奏なので、この時点まではクリムゾンと音楽的な方向性は似たようなモノがあったようにも思えるよね。

 なかなかクリムゾン関連のアルバムを漁らない人でもこの作品は是非聴いてもらいたい一枚で、ホントにクリムゾンの毒の部分が抜けた感じの英国プログレッシヴ…というかそんなにプログレって感じでもなくって、英国ロックの音、そしてこれぞメジャーの音とも云える作品。いわゆるB級バンドと呼ばれる類の音楽性と同じようなサウンドの結果となっているものの当然ながら圧倒的にメジャーな音に仕上がっているという素晴らしきアルバムだね。

King Crimson - In The Wake of Poseidon

カテゴリー: Crimson, Floyd etc

 先日スプリングを書いたのでどうしても叙情的なモノを聴いてみたくなって探していたのがメロトロンバンド。そのメロトロンの神秘と言われて真っ先に思い出すバンドが二つある。ひとつは云わずと知れたキング・クリムゾン。もう一つはムーディ・ブルースだったりするんだけど、これはまぁ個人的な印象か。メロトロンって白木のタンス箱みたいなのに鍵盤が収まっていて実は当時の楽器なのでテープに録音されたストリングスの音を鍵盤で再生しているというとんでもない代物らしく、それが故に聴いている方は心地良いものの実際に演奏している側では全くチューニングも何も合わなくなるとんでもなく生演奏に使えない楽器だったらしく、どのバンドでも相当苦労していたらしい。だからライブアルバムなんかを聴いているとチューニング狂いまくったものとか結構あって面白い。時にはメロトロンを止めてオルガンに変えるとかってのもあって、それこそそんなのが聴けるなんて思わないから非常に楽しんで聴けたりするのもある。

 そんなメロトロン神話に代表されるクリムゾンだが、先日イアン・ウォーレス氏が亡くなったらしく、その前のボズ・バレルと言い、なかなかクリムゾン人脈も人が減っていくようになってきたかと我が身と共に年を感じるものだ。そんなクリムゾンの1970年の作品と云えば、残念ながらイアン・ウォーレス氏参加の「リザード」ではなくその前のセカンドアルバム「ポセイドンのめざめ」ですな。どっちでもよかったんだけどやっぱメロトロンだったのでこっち。

ポセイドンのめざめ+2(ボートラ入り)(紙ジャケット仕様) リザード(紙ジャケット仕様)

 ファーストアルバムで伝説を作ってしまったバンドはアメリカツアーに出掛けたが最後、メンバーがみんな辞めるって言い始めて慌てるフリップ卿、そんな状態でとりあえず曲はあるからってことで出来上がったモノを片っ端から協力してくれる人達を拝み倒して創り上げたある意味執念の作品とも言えるのだ。音だけを聴いているとそんな素振りは全く感じられず、ファーストと同様のコンセプトを持ったセカンドアルバムとして位置付けられるのだが、背景を考えてみるとよくぞまぁここまで出来上がったものだと考えさせられる。その時点でフリップ卿の強迫観念による音楽=クリムゾンという図式が浮かび上がるものだ。まずはイアン・マクドナルドが脱退を表明、理由は「もっと明るい音楽がいいよ」ってことらしい(笑)。続いてマイケル・ジャイルズが消えていく。もっとも「ポセイドンのめざめ」には参加させられてはいるのだが。そして有名なグレッグ・レイクがキース・エマーソンと新バンドのために脱退=EL&Pだね。結局オリジナルクリムゾンメンバー崩壊だけど、裏方ピート・シンフィールドとフリップ卿の執念でアルバム完成。ゲスト的に「Cat Food」で強烈なピアノの印象を残すキース・ティペット、そしてクリムゾン史上最も劣悪な扱いを受けているゴードン・ハスケルの歌とベースによる「Cadence And Cascade」が非常〜に素晴らしく、ファーストにはなかった斬新さをもたらしている。こういうピアノの使い方って凄く好きだな。これはアコギも綺麗に入っていてやっぱり気合いの入った作品なんだと思う。「Peace」で始まるテーマが三つ入っていて、ひとつのプログレッシヴアルバムのテーマという重要性をも打ち出した面もあるしやっぱり面白いよなぁ。最後のホルスト…いや、「The Devil's Triangle」とかさ(笑)。

 日曜日の夜なのでちょっとメジャーな作品に話を持ってきました♪ 最近コメント書きたくても書けない方々、思い切りどうぞ(笑)。

Pink Floyd - Meddle

カテゴリー: Crimson, Floyd etc

おせっかい ピンク・フロイド - ライブ・アット・ポンペイ - ディレクターズ・カット ピンク・フロイド ロンドン 1966-1967
 1971年の英国ロックは正に多種多様なサウンドの創世記でもあると云える時代で、今だからこそ改めてあちこちのバンドの音を聴いてみると実に個性的且つユニークなサウンドに挑戦している姿が見えてくる。これは大物バンドだけに限らず今では消え去ってしまったB級バンドにも当てはまるもので、中には一作しかリリースされなかったバンドなんぞは山のようにあり、それが現代の日本では脚光を浴びているのも事実だ。そして今回はまたもや本来ならばアングラの帝王として君臨するはずだったのが、何故か国民的バンドにまでなってしまった超大物バンドの1971年リリースの作品を挙げていこう。

 「おせっかい」=「Meddle」 by Pink Floyd

 フロイドのアルバムで最初に聴くには何が良い?って聴かれるとかなり返答に困るものがあって、自分的には多分「炎?あなたがここにいてほしい?」とか「アニマルズ」を薦めると思うけど、それはあくまでも完成したフロイドの姿であって、生々しい模索していた時期のフロイドではないんだよね。先のデヴィッド・ボウイの「Hunky Dory」もそうなんだけど、未完成の頃の完成形でもあったアルバムは珠玉の輝きを放っているワケで、フロイドで言うならば多分このアルバムがその類に入るんじゃないかな。もちろん完全に出来上がったフロイドの世界の姿でもあるんだけど、実験を実験としてプレッシャーもなく行っていた最後の時期だし、自分たちがやることを回りが面白がっていたっていう時期。ここから先は回りが面白がるものを作ろうという形に変わっていったしね。もちろんロジャーが主導権を握る前の民主的なフロイドだった、ってのもあるが。

 そうだなぁ、自分とこのアルバムの出会いってのは何だろ?もちろんブッチャーのテーマソングだった「吹けよ風、呼べよ嵐」ってのは別として…、っつうかそれがあったからこのアルバムは割と早い時期に取っ付いたってのはあるか。高校生くらいの頃かな。でも実際に音の面白さがわかったのはもうちょっと後、ハタチ前後の頃だと思う。その時は「エコーズ」の神秘さに惹かれてたから、まだまだだったよなぁ〜、自分(笑)。いや、良いんだけどね、「エコーズ」ってさ、凄くハマりやすい曲だと思わない?決してポップじゃないんだけど、こういう長い20分にも渡る、大半が効果音にも等しいサウンドを聴いているだけなんだけど入りやすいんだよね。うわぁ〜凄いな〜このフワフワ感、心地良いなぁ〜ってなれるんだよ。なりやすいんだよ。だから万人受けしたんだと思うし、そういう作り方を知っていたんだろうね。だからツボを得てヒーリングサウンドを作っていたってワケだ。故にあまり苦労しないですんなり入っていけたのが「エコーズ」。で、最初の「吹けよ風、呼べよ嵐」はさ、これも最初のベースのエコー音が強烈で何かが起きそうなイントロだから入りやすい。ギルモアのスライドもさすがにセンス良くって宙を舞っているしさ、ロジャーのベースもこういう時には本領発揮するし。最初期から効果音に近いベースの使い方が巧いんだよ。…とまぁ、このヘンは取っ付きやすいのでもちろん好きだけど、それ以外が結構時間掛かった(笑)。

 「A Pillow of Winds」は、正にデヴィッド・ボウイの「Hunky Dory」と同じようなイメージの曲で、フォーキーなサウンドにシタールみたいな響きが入っているだけで、ボウイでもエアーズでもおかしくない。もちろんフロイドなんだけど、これがフロイドらしいかと言われても難しいな。アングラ英国ミュージシャンの奏でる音っていう絶対感はあるけどね。その代わりこの曲も凄く繊細で胸に響く曲で、薄氷の上を歩いているような繊細さがたまらないね。それに続く「Fearles」も基本的にフォーキーな音で、上昇志向のリフが曲のラインを保っていたり歌メロがきっちりと出来ているので聴きやすくはなっているけど、やっぱり凄く繊細。英国トラッドフォークミュージシャンがさらりと歌っていてもおかしくない曲で、別にフロイドっぽい所は特にないっつかそれこそがフロイドの真骨頂の部分かな。それがこのアルバムの「エコーズ」以外の曲が弱いとされてしまう所だけれど、実はこういう曲のセンスこそがフロイドの英国的なところで良いんだよな。「San Tropez」はね、今度は逆にフロイドっぽくなくって(笑)、ロバート・ワイアットあたりかな、こういうのは(笑)、っても、まぁ、どーでもいいんだけどさ。ほのぼのソングだね。んで、次に大好きな「Seamus」なのだ。ニック・メイソンの飼ってた犬だったような記憶があるけど、その犬が「シーマス」って名前で、その犬にこのアコースティックブルースのボーカルを任せているのだ(笑)。で、それがまた味のある曲に仕上がっているってのが面白いし、やっぱり実験的でさすがだなぁ、と。マジメに語られることはまずないんだけど、このバックで流れているブルースってのがやっぱり繊細な英国的なブルースでね、人間の歌じゃない方が良かったんだと思う。だから結構コレ、よく聴く(笑)。

 ってなことで、ジャケは意味不明で中身ではどうしても「エコーズ」に話題が行きがちだけど、実は間に挟まれた楽曲群に価値があるアルバムなのだ、うん。

Greg Lake - From the Beginning

カテゴリー: Crimson, Floyd etc


 キング・クリムゾンのオリジナルメンバーだったグレッグ・レイクと同じくプログレの代表格となっているEL&Pのグレッグ・レイクというのが同一人物だというのは最初は驚きだった。もちろん後追いなのでその辺の歴史的な部分が結構ごっちゃになっていて、クリムゾンやEL&Pってのは同時代のバンドだと思ってたからかな。それに気付いた時、グレッグ・レイクって凄い人だなぁ、ふたつの偉大なバンドのオリジナルメンバーだったんだ…などと感激していたことがある。なんかね、バンドってさ、それまでは一回組んだらもうずっとそのまま、みたいなモンだと思ってたからジャズみたいにリーダーが変わってメンバーが替わるっていう感覚はなかったんだよな。ところがクリムゾンの歴史を垣間見ると全アルバム同じメンバーってことがほとんどないワケでさ、なんじゃこりゃ?ってのが先だったね。

 そんな中、グレッグ・レイクのベーシストとしての認識はジョン・ウェットンのそれと似ている部分は多いのかもしれない。ベーシストだけどギター弾いて歌も歌うっていうミュージシャンだしさ。この人もキャリア長いから色々やってるけどやっぱクリムゾンの最初のベースの凄さが印象的で、まぁ、そういうべーシストの走りだよね。EL&Pになってからもプログレベース路線なんだけど、結構この人がロックしてたっていうの大きいんじゃないかな。音楽的と言うよりも何かロック。でさ、面白いコトに80年代のスーパーグループとなってもうじき来日するエイジアにも一瞬だけ参加しているんだな。ジョン・ウェットンが来日公演前に離脱して、その代役を務めたのがグレッグ・レイク。で、すぐレイクも脱退してしまうとまたジョン・ウェットンが復活するという顛末があり、どことなく二人の役割が似通っているってのも面白いね。

 しかしこの人、ハードロッカー達からも引っ張りだこ状態でゲイリー・ムーアともアルバム作っちゃうし、エマーソン・レイク&コージー・パウエルってバンドもあったりする…。で、リンゴ・スターのオールスターバンドにも参加してて、やっぱ昔の名前の人になっちゃってるんだな。面白いトコロではザ・フーのベスト盤に収録された新曲に参加しているっつう、やっぱりロッカーの血が騒ぐのか、はたまたどういう繋がりがあったのか結構疑問だが、驚いたものだ。