The Rolling Stones - Sticky Fingers Live at the Fonda Theatre 2015

The Rolling Stones - Sticky Fingers Live at the Fonda Theatre 2015
ザ・ローリング・ストーンズ『スティッキー・フィンガーズ~ライヴ・アット・ザ・フォンダ・シアター2015』【初回限定盤Blu-ray+CD(日本先行発売/日本語字幕付/日本語解説書封入)】

 往年のジジイ達の近年の作品はホントに侮れない。近年の作品っても最近のライブをそのままリリースなんてのだから今の姿そのままなんだよね。んで、そこにはレトロ感やノスタルジー感だけじゃやっぱり面白いモノにはならなくて、どこか現役感があって初めて楽しめるモノになっている、ことが多い気がする。それにしてもThe Rolling Stonesの現役さ加減は実驚くばかりの素晴らしさだ。ミック・ジャガーはあれでもう70歳中盤を過ぎているんだよな?70歳だぜ?それであの声とパフォーマンスなんて普通考えられないだろ?あのスタイルもそうだけどさ、とんでもない化け物だ…。

 ロック史上に残る名盤の一枚でもある「スティッキー・フィンガーズ」を2015年になって丸ごと再現してみましょう、って企画から始まった特別ライブ「Sticky Fingers Live at the Fonda Theatre 2015」で、いつもはデカい会場を満員にしてショウマンシップたっぷりの一大イベントばかりをツアーしているストーンズだが、ここぞと言う時のライブでは割と小さなハコで昔ながらのライブ感をやってくれることもある。今回の「スティッキー・フィンガーズ」再現ライブは正にその小さなハコでのライブ、フォンダシアターでのショウで、「スティッキー・フィンガーズ」そのままかと思いきや、初っ端から「Start Me Up」で始まるというずっこけた話なのだが、そこからはもう「スティッキー・フィンガーズ」に収録の曲が乱発される。乱発ってのはアルバムの曲順通りじゃないからさ、馴染みのある曲順じゃなくってそれはそれで楽しみ。んでも見てるとねぇ…、ミック・ジャガーの驚異的な体力と歌声もあるんだけど、キースのギターがカッコ良い。とにかく凄くカッコ良い。どんなギターを弾いても独特のトーンとフレーズと言うか、もうコードから離れてコードトーンを鳴らすワザにまで入っているから何弾いてるか分かんないもん(笑)。面白いのはロニーも同じようなブロークンな弾き方になってて、随分と贅肉の削がれたギタースタイルで成り立っているバンドになってるのだな。アルバムとの印象の違いはもちろんだけど、今のストーンズだからこその音、そして当時のライブよりも完成度が高くてカッコ良いという…。スライドギターもアコギも何も全部出てきて、やっぱり70年代を生きてきたバンドだからこそのプレイスタイル、世界最高のロックバンドってのはホントにそう思う。ここにはたどり着けないんじゃないかな…。

 ミック・ジャガーもギター弾いたりするし、アドリブで「You Gotta Move」のコーラスが突然繰り返さりたりするし、やたらと楽しめる。一番はストーンズの原点であるブルースってのをここまでたっぷりと味わっていられるライブってのもないし、セットリストもヒット曲からちょいと離れてマニアックな曲ばかりでのライブ、皆練習したんだろうと思うけど、だからこそ何とも完成度の高いライブに仕上がっている。古い過去のアルバムで出来るものなら幾つかはこうして再現ライブなんてのをやっってほしいものだ。ミック・テイラーだって呼べるだろうしね。そしてストーンズの現役感がたっぷり出ているライブで、さすがのストーンズ、スゲェかっこいい。






Mick Taylor - Stanger In This Town

Mick Taylor - Stanger In This Town (1990)
STRANGER IN THIS TOWN

 渋いイメージのギタリストってぇと結構思い付いたりしてみんなどうしてるんかなぁ〜なんて知り合いでもないくせにその動向が気になったりします(笑)。こんだけロック聴いてるとさ、昔聴いて今は聴かないのとか、あったなぁ〜ってのも多いワケで、そうするとこうして色々と聴いてるとそういう懐かしさと言うか感慨深さみたいなのも出てきてですね、妙に親しみを覚えていたりするものなんです。

 そうそういぶし銀というには有名すぎるし渋いイメージってもちょいとメジャーすぎるんだけど、それでもやっぱりストーンズという晴れ舞台に参加するには渋すぎたし、その舞台を降りてからの活動もほとんど目立たない中、まだまだミュージシャンとして今またストーンズの舞台にも参加したりしているという不思議な人、もっともその頃に相当稼いだから生きていられるのかもしれないけど、実際はブルースギターの好きな人でそれだけだったんだろうなぁとも思う人、ミック・テイラー。ソロアルバムらしいのは実はあんまり出してなくって、ひたすらライブプレイに活動を置いていた人なんだろうなぁ、それこそブルース好きって話だ。んで、そんな活動をまとめているのが1990年にリリースされた「Stanger In This Town」というほぼカバー曲ばかりの寄せ集めライブアルバムだ。

 これがまた確かにストーンズに在籍していた人だもんな、そうかそうか、ってくらいにブルースプレイしている。歌って弾いて楽しんで、思い切り演奏してるね、ってのがたっぷり入ってるアルバム。脱退時には音楽性の方向性の違いと言いつつもこんだけのブルースソングばかりで何が違ったのだろうか?と不思議に思うが、もうちょっと真面目なブルースやりたかったのかもね。入ってる曲はブルースロック好きなら大抵知ってるのばかりで、曲はともかくギタープレイに耳が行ってしまうトコロだけど、やっぱりさすがだよね。出て来るフレーズがもうああいうのだもん。ただ、出しゃばらないってのがやっぱり第二の男的スタンスと言うのか、ギターヒーローにはならなかったオトコのスタンスと言うべきか、渋いギターをたくさん聴かせてくれるライブアルバムです。








Rod Stewart - A Night on the Town

Rod Stewart - A Night on the Town (1976)
Night on the Town

 新しいバンドなんかもちょこちょこ聴いてるんだけど、どうもどこかピンと来なくてね。好き嫌いって話だけなんだろうけど、一旦は聴いてみたりして自分に合わない理由が何かってのをはっきりさせておきたいとも思うけど、なかなか大部分が合わないんだからしょうがない。ところが70年代のだと昔は聴かなかったので、すんなりと馴染んで聴けるんだから不思議なものだ。近代の良い音質が苦手ってワケでもないだろうし、70年代のが特別何かってんでもない…、だから単純に良い音楽かどうか、なのだろう。作り込みすぎていない音の方が好みなのかな…、それはあるかも。

 Rod Stewartの1976年のワーナー時代の作品「A Night on the Town」。最後のロッドR&R時代の作品とも言えるのか、既に終わってるのか…、まだチャラい方向には進んでいなかった最後のアルバム。古くからロッドを知ってる人はロック謳わせたら天下一品みたいなの知ってるだろうけど、ヒット曲あたりから入った人はそんなイメージないしねぇ…、自分も得意な人ではないって思って思ってたし。昔ロック本なんか見てて、ロッドならこのアルバムも良いぞ、みたいなのでこのジャケットがあってね当時中古レコードでたまたま見つけたから安く買ってきて聴いてたことがある。とにかくヤワくて面白くないアルバムで、一回全部聴かないウチにお蔵入りしてて忘れてたアルバムのひとつだ(笑)。

 A面はソフトな楽曲集でロッド作が多い、B面はR&R作品集でカバーが多い…ってことはやっぱヤワいんじゃないか、なんてのあるけど、この人の場合自分の曲だろうが人の曲だろうが何歌ってもロッド・スチュワートになってしまうんだから構わないんだろうなと。それだけ天性の歌声が特別な人だし、このアルバムでも見事に自分のモノとして統一された歌声と作風を披露してくれているからそれなりの名盤として語られているものだ。自分の才能に自信が溢れてるもん。しかも「Atlantic Crossing」でヒット出したばかりだし、プレッシャーってよりもゆとりだよね。この後はディスコでも売れる人になるし、いやはや才能豊かな人だから出来るワザ、それでもこのアルバムも軽快で悪くない作品。



The Rolling Stones - Ladies and Gentlemen CD

The Rolling Stones - Ladies and Gentlemen
レディース&ジェントルメン(限定盤)

 昔ストーンズのビデオを見ていて1972年のライブの映像が一部使われてて、それがとてつもなくカッコよかった事からストーンズで一番良いのは1972年のライブなんだろうな、って思ってた。1990年に初来日公演が実現したんだけど、その時はもうジジイのストーンズって感じだったから、1972年のストーンズの姿なんて到底見れるワケもなく、あのライブ映像見れるもんなら見たいモンだ、なんて思ってた。まぁ、その後裏世界に入ると普通にあるシロモノだったんだけど、ストーンズの裏モノに手を出すほどゆとりもなく割とスタンダードなもの以外は手を出さずにいたからまともに見たのはオフィシャル化されてからになるのかな。

 The Rolling Stones「Ladies and Gentlemen」のサウンドトラックという位置付けになるのか、1972年6月24,25日にテキサスで行われたライブからの抜粋映像と音源になるんだが、差し替えなども発生していて今回どうなってるかまでは検証してないしする気もないけど、単純にあのストーンズ、全盛期のストーンズが楽しめるのか、ってことでちょいとワクワクしながら聴いてみる。映像もついでに見てるんだけど、この頃のヤツって暗くてカメラもワケの分からないトコロを写したりしててカッコ良さは通じるものの見ている分にはちょいとツライのも多い。もちろん貴重な記録だし、とにかく若々しいしバンドとしての勢いが凄いのは一発で分かるでしょ。ミックとキースも仲良さげにステージでライブしてるし、ミック・テイラーのギターの音色の美しいこと…、キレイなギター弾くよねぇ、この人。

 もっと早くにリリースしてほしかった作品だ。そしたらもっとストーンズにハマったかもしれないのにな。しかしまぁ、皆絶好調で、とになくカッコ良い。こんだけ毒々しい雰囲気を出しながらライブやってるバンドもそうそうないだろうよ。やっぱロック的に凄い。ブルースからの逸脱、ストーンズ流ロックの確立、カントリーへの接近と貪欲に音楽的に広げていった時期、その傑作が「Exile on Main Street」というアルバムに集約されているのだが、正にその頃のライブで、悪いはずも無かろうよ。カッコ良いな。





Small Faces - Playmates

Small Faces - Playmates (1977)
プレイメイツ

 70年代の日々はアーティストやバンドにとってとても早く過ぎ去り、命を削る日々とも思えたんじゃないだろうか。あまりにも早く過ぎ去っていった事で革新的なスピードでロックは発展し、繁栄し、栄化を誇り、そして衰退していった。ビジネス面でも器材面でも産業としてもロックは猛スピードで駆け巡っていったのが70年代。60年代からそれは続いていた事で、多くのアーティストがどこかの時点でレイドバックした作風に走る事になるのも特性か。80年代以降ってそういうのあまりないでしょ?アンプラグドシリーズはあったけど、レイドバックとはちょっと違う。だから70年代のロックバンドは命削ってロックしてたとも言えるんじゃないか、と。

 Small Facesの1977年再結成してから最初のアルバム「Playmates」ってのを。スティーブ・マリオットがHumble Pie解散してしまってふと周りを見渡してみると昔のメンツが皆ヒマそうにしてたんで、じゃSmall Facesやろうか、ってなことで始めたらしいけど、常にどこか浮いたロニー・レインが早々に離脱してしまってオリジナルメンバーでの再結成アルバムにはならなかったのが残念だけど、そうなるともちろんスティーブ・マリオットが主権を握っての作品になるのは必然で、どっちかっつうとスティーブ・マリオットのソロアルバム的な捉え方をされるアルバムみたい。実際に聴いてみるとなるほど、昔のSmall Facesのモッズアルバムなんかとは全然異なるスティーブ・マリオットの歌声を中心としたレイドバック気味のメロウな作風とも言えるゆったりまったりした作品。もちろんSmall Facesらしい、というかシンプルなロック調なのはあるからメンバーがこの面々っていう理由はあるんだろうけど、クリエイティブな側面での活躍ってなるとどこまであったのか…。

 ロックは初期衝動、っていうのあるんで、こういう狙った再結成劇だとその初期衝動ってのが無いからどうしたってロック的なものには仕上がらないか、スティーブ・マリオットの歌が相変わらずなソウルフルボーカルでまだまだその歌を発揮できるのになぁ、こういうんじゃちょいと物足りない。とは言え、唯我独尊な歌とギタープレイで楽しませてくれるんで、バンド名ほどの期待は返ってこないけど、かなり良質な部類の作品が詰め込まれているのでその印象だけでスルーしてるとちょいと勿体無いか。かと言って何度も聴く、っていうアルバムではないだろうけど。



The Rolling Stones - Blue & Lonesome

The Rolling Stones - Blue & Lonesome (2016)
【早期購入特典あり】ブルー&ロンサム(通常盤)【特典:ザ・ローリング・ストーンズ特製2017カレンダー(B2ポスター仕様)】

 ストーンズがブルースカバーアルバムをリリースする、ってのは随分前から話題になってたので、割と楽しみにしていた。元々がそういう出自のバンドだし、初期のアルバムなんかはモロにそのままだったのもあるし、それでカッコ良かったしね。初期のアルバムって大好きだからさ、まさかああいうのにはならないだろうけど、やっぱり原点回帰ってのは楽しみでもあった。クラプトンにしてもそういう回帰はちょこちょことやってるからネタ的にもありだろうし。とは言え、どういう風にやるんだろ?ってなるとあまり考えることもなく、そんなにアレンジもしないだろうし、そのままストーンズなんだろうと漠然と思ってた。それをいよいよ聴けるってのは嬉しい限り。

 2016年リリースのThe Rolling Stones「Blue & Lonesome」。正に昔のラジオで鳴っているかのようなモノラルみたいな音で、しかもラフなスタジオでのチープな録音を再現しているカネ掛けた安っぽい音作り(笑)。どうも馴染みやすいなと思ったらこの音だ。ブルースにはこういう音作りがちょうど良い。ハイファイな音だとどうにも味気ないし、そもそもがスカスカの音楽なんだから音が分離してるとスッカスカになっちゃうから、こういう真ん中に音を集めたのが良い。実際はきちんとステレオなので上手い定位で鳴らしているので楽器ごとの音は聴きやすいしね。それでいてこのガレージサウンド…、一発録りに近いんだろうなぁ、これ。マイク並べてせーの、で録音みたいな。ドラムの音だって生々しく鳴ってるし、シンバルだって、近年こういう音でのなんて聴いたことないしな。ウソかホントか知らないけど、録音している時に隣のスタジオにクラプトンがいたからゲストで参加してもらって、ってのも話題のひとつ。ちょこっと弾いてるだけで無茶苦茶引き締まるのはさすがの風格で、アトランタのライブの様相を思い起こす。同じブルース好きでのブルースルーツのスタイルなんだからもっとマッチするかと思いきや、割と水と油的なスタイルの違いがユニーク。

 キースがこんだけギター弾いてるのをじっくりと聴けるのもいいなぁ…、こうして聴いてると割とロニーとのギターの違いが顕著になると言うか、そんなに違いを追求したことなかったけどわかるモンだな、多分(笑)。テレキャスなのかな、これ。どの曲も二人のギタリストがこうしようああしよう、なんて決めて弾いている風は全くなくて、曲決めてそれぞれのスタイルでカバーしてそのままの解釈で鳴らしているというか、だからふたりのギタリストがそれぞれの思いで弾いているからユニークだよね。ソロパートはどっちって決めてるからそういう鳴り方だけど、やっぱりさすがだ。しかも凄いのはどの曲もストーンズなんだ、当たり前だけど。ミックなんかもう何歌ったってストーンズだもん。ハープ吹きまくりが楽しかったんだろうかね、リトル・ウォルターのカバーがちょいと多めに見えるし。チャーリーのドラムも、いつもとは全然違って鳴りが良いからか、生な音で響いてくるから全然ストーンズらしくはないんだけど、全体としてはやっぱストーンズ。案外バンドらしさが出ちゃってるのも面白いな。

 総じてストーンズはやっぱりストーンズだったし、ここまで完全にブルースをロックにしちゃったバンドはいないし、原点回帰してみたら自分達がブルースを飲み込んでいたってのがアリアリと分かる作品。50年やっての原点回帰だもんな。スゲェわ。こういうの聴いてるとこのジジイ達まだまだやれるんだろうな、って思う…ホントかよ(笑)。さりとていつもの如く、この手のアルバムはギター的には結構何度聴いても楽しめるしじっくりとフレーズを研究するには持って来いのアルバムだけど、リスナー的には何度も聴けないアルバムになるのかな。そこはブルース、やっぱり満腹にはなる。





The Rolling Stones - Havana Moon

The Rolling Stones - Havana Moon
Havana Moon (2CD+Blu-Ray)

 特に前情報もなく、YouTube漁ってる時に見つけたストーンズのキューバ公演のライブ映像、キューバでやったんだ…って思って凄いたくさんの人の中でやってる映像がいくつもあってね、それを何となく見てたらエラくかっこよく見えて…、多分ホントにカッコ良かったんだけど、あぁ、ストーンズってやっぱスゲェな…と。しばらくしたらもっと映像がキレイなのが幾つかあって、オフィシャルからリリースされてたのを見てて、こりゃまたやっぱスゲェなと。そしたら映画館上映とその後にはBru-Rayのリリース、ついでにCDもリリースみたいな話で、新作前にこんなライブが届けられたので早速。

 「Havana Moon」、2016年3月にキューバのハバナでのライブって…、こうやって世界はひとつになっていくんだ、みたいな姿だったら嬉しいんだけど、実際はそんな単純じゃない。でも、こんな事でひとつになれてる瞬間ってのはあるワケで、その時間は重要だし、可能性を見せてくれているのかもしれない。そんな大人の意思はともかくながら、演奏するストーンズ側ももちろん気合の入った姿を振り絞ってくれているからなのか、いつもの姿そのままなのか、とにかく呼吸の合ったライブパフォーマンスを味わい深く見せて聞かせてくれてて、ココ最近で見たストーンズのライブの中ではダントツ出来映えなんじゃない?まぁ、実際ライブの音だけ聴いてるとこんな下手だっけ?みたいなのは多いんだけどさ、それでもやっぱりスゲェな〜と。

 ミックの歌い方にしても息継ぎは多いし、ロンやキースだって何かもう音出てないし…っての多いし、チャーリーのドラムもパワーなんてないし、鍵盤やベース、コーラス陣営なんかは相当に頑張っているんでバランスは保てているんだけど、やっぱりロックバンドのパワーとしてはジジイ的でちょいと寂しいが、それでもやっぱりストーンズ、きちんとカッコ良さを伝えてくれてる。ロニーのスライドとかやっぱりかっこよいなぁ〜とかキースもここ一発のギターとかやっぱり圧倒的なカッコ良さだし。70過ぎたジジイ達のプレイじゃないだろ、ってのは確かだ。こんなん見せられると他のロックバンドってツライよな。そういうのも含めてストーンズってのは革命者だし唯一無二の存在だしっていう存在感を見せつけてくれているようだ。今度リリースされる新作「ブルー&ロンサム」も楽しみだな。







Rod Stewart - Absolutely Live

Rod Stewart - Absolutely Live
アブソルートリー・ライヴ

 そういえばロッド・スチュワートもナイト爵を授与されたってのもあったな…。英国ってのはホント、不思議なところで寛容と言うかユニークな文化だなぁと思う。どういう人にこういうのが与えられるのかよくわからんけど、国民が皆納得するような人であるべきなのだろう。日本での国民栄誉賞ってのと似てるのかもね。まぁ、そんなのは所詮他人事なのでどうでも良いんだが、ロックから出てきた連中がこうして認められるってのは、やっぱり老齢化…いや、もういいか(笑)。

 …ってなことで、何かあるかなと。ロッド・スチュワートの1982年にリリースされたライブアルバム「アブソルートリー・ライヴ」ってのを。今の時代に聴いた瞬間から、うわっ、80年代の音(笑)。ってなってしまうくらいにそのままなんだが、ライブの中身はノリノリでご機嫌なロッド・スチュワートの楽しそうなライブそのままがパッケージされてる。先に書いておくと、ロックらしいことはたくさんあるけど、既にロック的なライブじゃないです。エンターティンメントとしてのロック要素が強いショウで、笑顔を振りまいてのライブショウって感じなんじゃないかな。それでこそロッドってのもあってね、殺伐としたショウなんて似合わないもんな。ロニーがいても同じだろうし、それでこそここからどんどんスターダムにのし上がっていくスーパースターの資質。曲ももちろんヒット曲集に近いし、バンドも当然上手いし、結構なライブショウだよなぁとシミジミ聴いていられる。

 それでもさ、当然なんだけどロッド・スチュワートの歌声ってのが絶頂期だから見事なモノでさ、自然にこういう歌声が出せて楽しめるってどんな気分なんだろ?ってくらいに良いね。適度なポップさとこの歌声、何ら文句ないだろ。後で被せまくっている黄色い声の歓声はひたすら邪魔にしか聞こえないけど、そういうのも含めてロッド、か。何か一気に聴けてしまったなぁ、これ。そんだけ聴き応えあるってことか。





The Rolling Stones - Sweet Summer Sun - Hyde Park Live

The Rolling Stones - Sweet Summer Sun - Hyde Park Live
The Rolling Stones : Sweet Summer Sun - Hyde Park Live [Blu-ray] [Import]

 近年の映像における画質の良さって技術の発展のおかげでとっても臨場感溢れてて良い質感なので見ていて楽しめるし、昔のライブ映像なんかもこれくらいのクォリティだったらなぁと思ってしまうけど、こればっかりはもうどんだけリマスターしたってしょうがないだろうし、現役なバンドなら最近のライブをリリースすればその問題はクリアするから良い。もっとも中に映っている人間やバンドってのは70年代全盛期とは違うけどさ、そこを抜きにすればそれでも十分に楽しめるんだろうと。大会場での雰囲気もあるし。

 ストーンズの2013年のライブ映像「Sweet Summer Sun - Hyde Park Live 」。最近のストーンズを見ようなんて全然思わなかったけど、見てみれば音も画質も当然良いワケだからきちんと迫力あるし、ジジイになったからったって元々がブルースバンドだからそんなにパワーが落ちたとかも感じないと言えば感じないか。そりゃ72年頃のあれとは違うけどさ、もっと音楽的に唯一無二のロックバンド的なショウでギターにしてもロニーもキースもそれぞれの音が良くわかるし、何よりもカメラが多いからきちんと魅せてくれるってのはある。しかしミックは若い。これで皆70歳前後だろ?かなりおかしいよな。自分たちの周りの年齢とか自分たちと比較してみてさ、どんだけ違うかって、ねぇ。

 やってる曲はもうクラシックスタンダードにしかならないし、それって結局ベスト盤なワケだから耳タコってのもあるけど、やっぱりかっこいいってのが流石だし、自分なんかはたまにしかストーンズ聴かないから割と新鮮。それよりもこういう風に弾いてたんだ、というのを発見する方が多くて、それも機材の発展のおかげで今時はどのバンドも手元が映るからどこ押さえて弾いてるかとか見えるのは良いわ。しかしギターってこんな音出してたのか…、全然歪んで無いし、生々しいくらいにギターそのものの音がしてるだけなんだなぁ…、それでバンドがこの音とは…、凄く不思議だけどグルーブが滅茶苦茶あるんだろうな。

 なんてのをマジマジと楽しんでしまったライブ。よく見えて良く聞こえるってのは重要な要素だってことを改めて認識。Zeppelinなんかはそういうの味わえないけど、往年のロックバンドで今でもやってるのはこういう楽しみかたも出来るし、これからもどんどんリリースしてほしい。いつ見るかはわかんないけど、後で見た時に楽しめそうなネタもたくさんありそうだし。





Ronnie Lane’s Slim Chance - Ronnie Lane's Slim Chance

Ronnie Lane’s Slim Chance - Ronnie Lane's Slim Chance (1974)
Ronnie Lane's Slim Chance [12 inch Analog]

 フォークってもさ、トラッド系に根差したモノとやっぱりアメリカンフォークを目指したモノってあって、融合させることで成功したフェアポート・コンヴェンションなんてのもあるけど、系譜としてはどっちかだよな。そもそもが英国人だからやっぱりどうやったってアメリカンフォークのああいうのは出て来なくて、カントリーだスワンプだと言ってみてもやっぱり根っこの気候の違いから来る湿っぽさってのが妙な具合に心地良くて味になったりしている。思い切り向こう側まで行っちゃった人ってそう多くはないもんな。フォークの世界もロックほどじゃないにしてもかなり幅広い図式はあるというのも認識しておきたいね。

 ロニー・レインが1974年にリリースしたセカンド・アルバム「Ronnie Lane's Slim Chance」。Small FacesからFacesのベースを担いつつもかなり個性的なソングライターでもあったし、シンガーとしても味のある歌声を聴かせてくれていた地味ながらも憎めない愛すべき人柄、だからこそA.R.M.Sコンサートでもあれだけの人間が集まりロックの歴史的イベントが開かれたワケだ。その人柄ってのと曲調なんかが見事にマッチした作品なんじゃないかなぁ…、もちろんロニー・レインが当時やりたかったスワンプやアメリカへの傾倒と土着的な世界観、それでいて様々な音色を融合させて歌い上げる…と言うか歌いつぶやく、か。そんな曲がたくさん詰め込まれた名作。こういうアルバムってのはなかなか作ろうと思って作れるモンじゃないんだよ。そもそも普通にロックだぜとか思ってたら出来ない音だしさ、セカンドプレイヤーだったからこそこういうポジションで出来た音なんじゃないだろうか。

 秋という季節に聴くとグッと身に染みる人だし、味わい深くなる…それは年齢もあるのかな、昔はすごくつまんないアルバムだと思ってたもん。それが年を経る毎にこういうのがわかってくるようになる…どころか、こういうのばかり聴いていたくなるよなという感じでね、かと言って他にこういうのを奏でる人がいるようでいない。これもまた地味に凄いところ。いいなぁ〜。









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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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