Steve Marriott's Packet Of Three - Live In London 1985
Steve Marriott's Packet Of Three - Live In London 1985

文明の利器はどんどん発展しているけどコンテンツの方が追いついていないんじゃないか?そりゃどんどんと高機能なガジェットが出てきても、その分コンテンツ作るのって高精度で高機能でクォリティの高いものが求められるワケだから作るのに時間がかかるようになるんだからどうしたってコンテンツの方が遅くなり少なくなるってもんだ。だからユーザー側も飽きてしまうだろうし、となるとハイスペックなガジェットなんて要らないってことになるし、適当なバランスで落ち着いて進化していくのかもしれない。ソフトウェアから進んでいくというのもあるんだろうけど、それにしても同じ現象に陥る。んで、結局古くからあるコンテンツを別に文明の利器の恩恵をさほど受けなくても楽しめるのだが、敢えてそれを楽しむという意味のないお話…。
Steve Marriott'がHumple Pieの解散後に何かやんなきゃってことで組んだバンドがSteve Marriott's Packet Of Threeってバンド。ドラムは盟友ジェリー・シャーリー、ベースはセッションマンのジム・リヴァートンって人で、3人編成でシーンに出てきた。あいにくオリジナルアルバムを作るまでバンドが持たなかったのか、アルバムのリリースはないんだけど、ロンドンでのライブを収録したCD「Live In London 1985」なんてのが発掘音源としてリリースされてて、YouTubeで探してみたらテレビ放送だったようで、インタビュー付きでのライブ映像があったんで、これが元ネタかと。狭っ苦しいところで白熱のライブを繰り広げているんだが、これがまたさすがスティーブ・マリオット、上手いよなぁ。迫力満点だし歌声もあのまんまだし、んで、こんな狭いトコロでやってるもんだから迫力が凄い。やっぱり世界レベルを制したオトコのライブは凄いわ。改めてそんなことを実感したのだが、やってる曲はこれまでのキャリアの集大成的なものと自身の趣味要素が強いのかな、それでも十分に迫力を楽しめるんで良いのだが。ブルースやらせりゃホント天下一品のプレイと歌を聞かせてくれるのもここで堪能できるし、ホント、良い感じ。
しかしこのセッションベーシストのジム・リヴァートンさん、歌も歌うし結構器用な方でマリオットとの相性も良さそうだな。そんな事を思いながらも映像を見ながらライブを堪能してしまった。CDはオフィシャルかどうかも怪しいけどアマゾンで帰るからいいか、ってことで一応載せてます。iTunesにもあるから多分オフィシャルなんだろう。まぁ、大半はライブ映像見て楽しむのだろうな。そりゃもうCDってなかなか売れないわ…。

文明の利器はどんどん発展しているけどコンテンツの方が追いついていないんじゃないか?そりゃどんどんと高機能なガジェットが出てきても、その分コンテンツ作るのって高精度で高機能でクォリティの高いものが求められるワケだから作るのに時間がかかるようになるんだからどうしたってコンテンツの方が遅くなり少なくなるってもんだ。だからユーザー側も飽きてしまうだろうし、となるとハイスペックなガジェットなんて要らないってことになるし、適当なバランスで落ち着いて進化していくのかもしれない。ソフトウェアから進んでいくというのもあるんだろうけど、それにしても同じ現象に陥る。んで、結局古くからあるコンテンツを別に文明の利器の恩恵をさほど受けなくても楽しめるのだが、敢えてそれを楽しむという意味のないお話…。
Steve Marriott'がHumple Pieの解散後に何かやんなきゃってことで組んだバンドがSteve Marriott's Packet Of Threeってバンド。ドラムは盟友ジェリー・シャーリー、ベースはセッションマンのジム・リヴァートンって人で、3人編成でシーンに出てきた。あいにくオリジナルアルバムを作るまでバンドが持たなかったのか、アルバムのリリースはないんだけど、ロンドンでのライブを収録したCD「Live In London 1985」なんてのが発掘音源としてリリースされてて、YouTubeで探してみたらテレビ放送だったようで、インタビュー付きでのライブ映像があったんで、これが元ネタかと。狭っ苦しいところで白熱のライブを繰り広げているんだが、これがまたさすがスティーブ・マリオット、上手いよなぁ。迫力満点だし歌声もあのまんまだし、んで、こんな狭いトコロでやってるもんだから迫力が凄い。やっぱり世界レベルを制したオトコのライブは凄いわ。改めてそんなことを実感したのだが、やってる曲はこれまでのキャリアの集大成的なものと自身の趣味要素が強いのかな、それでも十分に迫力を楽しめるんで良いのだが。ブルースやらせりゃホント天下一品のプレイと歌を聞かせてくれるのもここで堪能できるし、ホント、良い感じ。
しかしこのセッションベーシストのジム・リヴァートンさん、歌も歌うし結構器用な方でマリオットとの相性も良さそうだな。そんな事を思いながらも映像を見ながらライブを堪能してしまった。CDはオフィシャルかどうかも怪しいけどアマゾンで帰るからいいか、ってことで一応載せてます。iTunesにもあるから多分オフィシャルなんだろう。まぁ、大半はライブ映像見て楽しむのだろうな。そりゃもうCDってなかなか売れないわ…。
Alvin Lee - Pump Iron
Alvin Lee - Pump Iron (1975)

職人芸のミュージシャンは昔も今も多数いるし、それぞれの仕事は追いかけていくとホント、キリがないのだが、そんな関係性が面白くて色々と繋がっていくのも英国ロック。たまたまではあるけどアンディ・パイルって確か…ってちょこちょこと調べてたら実に色々なトコロで名前が出てきてて、そっか、それで何となく記憶にあったのか、なんて事が判ってね、やっぱり英国ロックの楽しみってのはこういうトコロにあるのか、なんてフムフムって思ってたトコロ。
アンディ・パイルさん、セッション活動も盛んだったことからパートナーとして認定されることもあったようで、今度は我らがアルヴィン・リーに抜擢されていて、アルバムとしては1975年のAlvin Leeのソロアルバム「Pump Iron」に参加している。アルヴィン・リーもこの頃ってのはTYA解散してどうすっか?ってな時期だけど、やっぱりながら本人大得意のオールドタイプなR&Rスタイルをひたすらにやりまくるという作風に始終したアルバムに仕上がっている。そりゃさ、得意なんだからそれが一番なんだけどオリジナリティに欠けるってなモンでして、その辺の選択も時代と合わなくてなかなかシーンでももがき続けたという印象はあるが、ギタープレイを聴いているとそりゃいつも通りでTYAの頃の速弾き感ではないけど、さすがに弾いてるんで心地良いのは心地良い。
ちなみにアンディ・パイルもかなりのランニングベース的に弾いていてそりゃ気があったんだろうなぁというのがよく分かる。TYA時代からそういうの好きなのは見えてたし、そこでこんだけ追随するベーシストだったら一緒にやろうってなるわな。ちなみにこのアルバムではイアン・ウォルラスやメル・コリンズ、ボズ・バレルなんて強者達も参加していて、実はアルヴィン・リーってキング・クリムゾン連中と仲良かったのか?とも思えたりするのだが、まぁ、クリムゾンからハジかれた連中ばかりとも言えるんで、そのヘンはR&Rやブルース好きな連中だったからこそって話だろう。
ちょいとアルバムとしては曲調がワンパターンになりつつあって、飽きてくるのとギタープレイが凄いんだけどあのアルヴィン・リーを彷彿とさせるほどのプレイにも感じられないというちょいと残念な作品か。

職人芸のミュージシャンは昔も今も多数いるし、それぞれの仕事は追いかけていくとホント、キリがないのだが、そんな関係性が面白くて色々と繋がっていくのも英国ロック。たまたまではあるけどアンディ・パイルって確か…ってちょこちょこと調べてたら実に色々なトコロで名前が出てきてて、そっか、それで何となく記憶にあったのか、なんて事が判ってね、やっぱり英国ロックの楽しみってのはこういうトコロにあるのか、なんてフムフムって思ってたトコロ。
アンディ・パイルさん、セッション活動も盛んだったことからパートナーとして認定されることもあったようで、今度は我らがアルヴィン・リーに抜擢されていて、アルバムとしては1975年のAlvin Leeのソロアルバム「Pump Iron」に参加している。アルヴィン・リーもこの頃ってのはTYA解散してどうすっか?ってな時期だけど、やっぱりながら本人大得意のオールドタイプなR&Rスタイルをひたすらにやりまくるという作風に始終したアルバムに仕上がっている。そりゃさ、得意なんだからそれが一番なんだけどオリジナリティに欠けるってなモンでして、その辺の選択も時代と合わなくてなかなかシーンでももがき続けたという印象はあるが、ギタープレイを聴いているとそりゃいつも通りでTYAの頃の速弾き感ではないけど、さすがに弾いてるんで心地良いのは心地良い。
ちなみにアンディ・パイルもかなりのランニングベース的に弾いていてそりゃ気があったんだろうなぁというのがよく分かる。TYA時代からそういうの好きなのは見えてたし、そこでこんだけ追随するベーシストだったら一緒にやろうってなるわな。ちなみにこのアルバムではイアン・ウォルラスやメル・コリンズ、ボズ・バレルなんて強者達も参加していて、実はアルヴィン・リーってキング・クリムゾン連中と仲良かったのか?とも思えたりするのだが、まぁ、クリムゾンからハジかれた連中ばかりとも言えるんで、そのヘンはR&Rやブルース好きな連中だったからこそって話だろう。
ちょいとアルバムとしては曲調がワンパターンになりつつあって、飽きてくるのとギタープレイが凄いんだけどあのアルヴィン・リーを彷彿とさせるほどのプレイにも感じられないというちょいと残念な作品か。
Blodwyn Pig - Getting To This
Blodwyn Pig - Getting To This (1970)

iPhoneを水没させてしまったのだが、それが一瞬だったからかほとんどの機能が無事に使えててラッキーだなぁ…なんて思ってたら音が出ない、のと当然ながら電話ができないって事が発覚して、さてさて困ったと。それ以外は使えるワケだが、携帯電話が電話機として機能しないってのははたして価値があるものなんだろうか?それってiPod Touchと同じじゃないか?みたいな事を思いつつどうしたものかと新しいiPhone見てニヤニヤしちゃってたんだけどそんなにカネ出す価値もないしなぁ、ってことで密封パックにシリカゲル入れて一晩放置してみた。スピーカー部分だろうから乾けば何とかなるだろうという目論見だったがこれで見事に復活したのだな。ならばもうちょっと使い倒してから新しいのにしようと決めた今日このごろ、何はともあれ良かった良かった…。
1970年にリリースされたBlodwyn Pigのセカンド・アルバム「Getting To This」。ご存知Jethro Tullの初代ギタリストだったミック・エイブラハムがTull離脱後に組んだ自身のバンドで、ここのメンツが後にJucy Lucyに行ったのだが、こちらのBlodwyn Pigでのサウンドスタイルがこれまた結構Jucy Lucyにも通じている部分多くて、妙にメンバーの入れ替えに納得しちゃったんだが、そのルーツはと言えばやっぱりジェスロ・タルでして、そこは当然だけどミック・エイブラハムのセンスが大きく貢献していたんだなぁと納得。その玉石混交的なセンスがここでも生かされていてどんなバンドかはそれで想像付くんじゃなかろうか。もちろんギターそのもののクローズアップが大きいんだが、ベースにしてもドラムにしてもフルートにしても大活躍してのごちゃごちゃの音、それでも妙に美しく聞こえるというのはセンスの問題か計算されたアンサンブルの賜物か。
ファースト「Ahead Rings Out」に比べてセカンドの方が明らかにバンドの音としては進化していて、多様性も一層増しているように感じるが、その分バンド内での人間関係が微妙になってきてしまったらしく、結果的にミック・エイブラハムが脱退することになって解散状態へと進んでしまうのが残念だ。この路線で一丸となったバンド活動していたら結構評価されたんじゃないかなぁ…、正にロック的なジャズスタイルで、いや、ロックでしかないけどジャズな取り組みしているって音でもしかしたらジェスロ・タルよりもハードロック、ギター寄りで分かりやすいと言うか聞きやすいと言うか…、そんな気もするからさ。アコギにしてもフルートにしてもきちんと美しく入ってるし。うん隠れた名盤ですよ、これ、多分。

iPhoneを水没させてしまったのだが、それが一瞬だったからかほとんどの機能が無事に使えててラッキーだなぁ…なんて思ってたら音が出ない、のと当然ながら電話ができないって事が発覚して、さてさて困ったと。それ以外は使えるワケだが、携帯電話が電話機として機能しないってのははたして価値があるものなんだろうか?それってiPod Touchと同じじゃないか?みたいな事を思いつつどうしたものかと新しいiPhone見てニヤニヤしちゃってたんだけどそんなにカネ出す価値もないしなぁ、ってことで密封パックにシリカゲル入れて一晩放置してみた。スピーカー部分だろうから乾けば何とかなるだろうという目論見だったがこれで見事に復活したのだな。ならばもうちょっと使い倒してから新しいのにしようと決めた今日このごろ、何はともあれ良かった良かった…。
1970年にリリースされたBlodwyn Pigのセカンド・アルバム「Getting To This」。ご存知Jethro Tullの初代ギタリストだったミック・エイブラハムがTull離脱後に組んだ自身のバンドで、ここのメンツが後にJucy Lucyに行ったのだが、こちらのBlodwyn Pigでのサウンドスタイルがこれまた結構Jucy Lucyにも通じている部分多くて、妙にメンバーの入れ替えに納得しちゃったんだが、そのルーツはと言えばやっぱりジェスロ・タルでして、そこは当然だけどミック・エイブラハムのセンスが大きく貢献していたんだなぁと納得。その玉石混交的なセンスがここでも生かされていてどんなバンドかはそれで想像付くんじゃなかろうか。もちろんギターそのもののクローズアップが大きいんだが、ベースにしてもドラムにしてもフルートにしても大活躍してのごちゃごちゃの音、それでも妙に美しく聞こえるというのはセンスの問題か計算されたアンサンブルの賜物か。
ファースト「Ahead Rings Out」に比べてセカンドの方が明らかにバンドの音としては進化していて、多様性も一層増しているように感じるが、その分バンド内での人間関係が微妙になってきてしまったらしく、結果的にミック・エイブラハムが脱退することになって解散状態へと進んでしまうのが残念だ。この路線で一丸となったバンド活動していたら結構評価されたんじゃないかなぁ…、正にロック的なジャズスタイルで、いや、ロックでしかないけどジャズな取り組みしているって音でもしかしたらジェスロ・タルよりもハードロック、ギター寄りで分かりやすいと言うか聞きやすいと言うか…、そんな気もするからさ。アコギにしてもフルートにしてもきちんと美しく入ってるし。うん隠れた名盤ですよ、これ、多分。
Jucy Lucy - Pieces
Jucy Lucy - Pieces (1972)

世の中の評判がよろしくないからと言って自分が聴いてみて同じような感想を抱く必要もない。いや、そう思うのはあるのかもしれないけど、だからと言ってそういう聴き方をする必要もないし偏見を持つこともない。自分がそれでもこいつは格好良いぜ、って思うアルバムなんてのはいくらでもある…、のは一般からズレてるってことかもしれんが、所詮ロックなんて嗜好しかないんだからそれで良いじゃないか。万人と同じ感性なワケないんだしね。久々にそんな事を感じたアルバムがこれ。
Jucy Lucyの1972年リリースの4枚目のアルバム「Pieces」。既にオリジナルメンバーは全員離脱していたにも関わらずJucy Lucyというバンド名を継承したまま活動していたというバンドで、その中心にはポール・ウィリアムスとミッキー・ムーディがいたわけだ。当然ながら色々な方向に散らばっていくこの個性がここで一瞬だけ光り輝く作品を出してて、歴史に埋もれているのはやや残念か。かく言う自分もJucy Lucyの三枚目までは一気に聴いていたけど、この「Pieces」は全然聴いてなかった…ってか手に入らなかったのもあったんだが、聴けてなかったもん。そもそもオリジナルメンバーもいないから作品としてきちんと数えられてなかったっつうか取り上げられる機会も少なかったんじゃないだろうか。上記二人に加えてBloodwyn Pigからのリズム隊を加えての作品で、果たしてどうなっていることやらと思って楽しみにしていると…。
初っ端から強烈なグラムロック風味のR&Rが出てきてもう最高です♪ 実力派のポール・ウィリアムスなんだから言うことなしの迫力だし、ミッキー・ムーディもこんなギター弾くんだなぁと思うくらいの泥臭いR&Rスタイルのプレイ、カッチョ良いです。この初っ端でこのバンド、まだまだイケる、って思ったもん。まぁ、それ以降はちょいとパッとしなくてやっぱり快心の一発は一発でしかなかったか、というのはあるとしても、決して悪くないアルバム。ただ、どこに向かうのか、ってのが見えきれないままのバンドになってしまったんで、どうしようもなかったんだろうなぁとは思う。ただ、自分的にはどこかSilverhead的なグラムロックスタンスと共通のものを感じるアルバムなので、割とお気に入りですね。

世の中の評判がよろしくないからと言って自分が聴いてみて同じような感想を抱く必要もない。いや、そう思うのはあるのかもしれないけど、だからと言ってそういう聴き方をする必要もないし偏見を持つこともない。自分がそれでもこいつは格好良いぜ、って思うアルバムなんてのはいくらでもある…、のは一般からズレてるってことかもしれんが、所詮ロックなんて嗜好しかないんだからそれで良いじゃないか。万人と同じ感性なワケないんだしね。久々にそんな事を感じたアルバムがこれ。
Jucy Lucyの1972年リリースの4枚目のアルバム「Pieces」。既にオリジナルメンバーは全員離脱していたにも関わらずJucy Lucyというバンド名を継承したまま活動していたというバンドで、その中心にはポール・ウィリアムスとミッキー・ムーディがいたわけだ。当然ながら色々な方向に散らばっていくこの個性がここで一瞬だけ光り輝く作品を出してて、歴史に埋もれているのはやや残念か。かく言う自分もJucy Lucyの三枚目までは一気に聴いていたけど、この「Pieces」は全然聴いてなかった…ってか手に入らなかったのもあったんだが、聴けてなかったもん。そもそもオリジナルメンバーもいないから作品としてきちんと数えられてなかったっつうか取り上げられる機会も少なかったんじゃないだろうか。上記二人に加えてBloodwyn Pigからのリズム隊を加えての作品で、果たしてどうなっていることやらと思って楽しみにしていると…。
初っ端から強烈なグラムロック風味のR&Rが出てきてもう最高です♪ 実力派のポール・ウィリアムスなんだから言うことなしの迫力だし、ミッキー・ムーディもこんなギター弾くんだなぁと思うくらいの泥臭いR&Rスタイルのプレイ、カッチョ良いです。この初っ端でこのバンド、まだまだイケる、って思ったもん。まぁ、それ以降はちょいとパッとしなくてやっぱり快心の一発は一発でしかなかったか、というのはあるとしても、決して悪くないアルバム。ただ、どこに向かうのか、ってのが見えきれないままのバンドになってしまったんで、どうしようもなかったんだろうなぁとは思う。ただ、自分的にはどこかSilverhead的なグラムロックスタンスと共通のものを感じるアルバムなので、割とお気に入りですね。
Killing Floor - Killing Floor
Killing Floor - Killing Floor (1969)

ブルース・ロックに取り憑かれた連中が何人も周囲にいて、皆が皆夢を見てバンドを組んでライブハウスに出たりメンバーとセッションしたりして、ってのが60年代末のロンドンのシーン。他にも勿論色々なシーンはあったけど、ブルース・ロックは主流だったしね。んで、いち早く一番若いFreeってバンドがヒットを放って飛び抜けた存在になっちゃったけど、その周囲にはBlack Cat Bonesで残された連中もいたし、ポール・ロジャースとサイモン・カークの友人だったKilling Floorのステュアート・マクドナルドもいたワケだが、旧友を知るステュワートからしてみたら自分もベースでFreeに参加していれば人生違ったのに、ってのもあっただろうなぁ。友人が成功するステップを見事に目の前で見せられて、自分が埋もれていくのも同時に実感して…、なかなか辛かっただろうに。それでもPeaceでポール・ロジャースが何かやろうって時には一緒に付いていって、また捨てられて…と、最初の選択が異なると人生変わるってな見本みたいなものだ。別にこの手の話はビートルズに限ったことじゃない。ストーンズでもキンクスでもフーでもあるが、もっとマイナーなトコロでも多数ある話。
Killing Floorの1969年デビューアルバム「Killing Floor」。それこそ友人たちと同じレベルでシーンに出ることが出来ていたワケだからこの時点では何らフリーと、ポール・ロジャースやサイモン・カークと比較して負けてることはない、むしろKilling Floorの方が圧倒的にブルース・ロック、ギタリスト的にもロック的にも味と油の乗ったブルース・ロックを繰り広げていて食いつきが良かったんじゃないだろうか。今聞いても結構な迫力と演奏力を持ったサウンドだと思う。一方のフリーはそこまでキャッチーではないし食付きが良いとはいえないサウンドでもあったはず。ところがそのKilling Floorも出だしほどでもなくいそいそとセカンド・アルバムも同年にリリースして何とかシーンに残ろうとしていたが、ここからが難しい。フリーは天才が数人いた集団だったから勝手に音楽性が広がっていったことでバンドが解体していったが、Killing Floorはブルース・ロックしか出来なかったし、それが売りだったからこれが受けなくなると勝手に衰退していくのだな。もちろんそんなのは瞬時にして衰退していったので、鳴かず飛ばずの状態になってバンドは崩壊。フリーはその後ブルース・ロックから飛躍した楽曲で世界中にブレイクしていったという明暗。
こうやって書くと分かりやすいよね。こだわりとプレイの旨さ確かさと音楽センスと先見の明、バンドや個人のセンスによる運命の分かれ道、ほんの紙一重の違いなのかもしれないけど、はっきりと分かれてしまう人生の道筋。今じゃカルトバンドのレアアルバムとして名高くはなっているが、本人達が欲しかった勲章ではないだろう。そういうのも含めてこのアルバムを聴くと、熱いだけのロックは実に短命ながらも、聴く側にするとホントに熱く魂を聴かせてくれる傑作で血湧き肉躍るアルバムだ。ブルース・ロックでこんだけ聞かせてくれるのもなかなか見当たらないし、格好良いアルバムだよ。悲運の人生と共に共鳴する作品。

ブルース・ロックに取り憑かれた連中が何人も周囲にいて、皆が皆夢を見てバンドを組んでライブハウスに出たりメンバーとセッションしたりして、ってのが60年代末のロンドンのシーン。他にも勿論色々なシーンはあったけど、ブルース・ロックは主流だったしね。んで、いち早く一番若いFreeってバンドがヒットを放って飛び抜けた存在になっちゃったけど、その周囲にはBlack Cat Bonesで残された連中もいたし、ポール・ロジャースとサイモン・カークの友人だったKilling Floorのステュアート・マクドナルドもいたワケだが、旧友を知るステュワートからしてみたら自分もベースでFreeに参加していれば人生違ったのに、ってのもあっただろうなぁ。友人が成功するステップを見事に目の前で見せられて、自分が埋もれていくのも同時に実感して…、なかなか辛かっただろうに。それでもPeaceでポール・ロジャースが何かやろうって時には一緒に付いていって、また捨てられて…と、最初の選択が異なると人生変わるってな見本みたいなものだ。別にこの手の話はビートルズに限ったことじゃない。ストーンズでもキンクスでもフーでもあるが、もっとマイナーなトコロでも多数ある話。
Killing Floorの1969年デビューアルバム「Killing Floor」。それこそ友人たちと同じレベルでシーンに出ることが出来ていたワケだからこの時点では何らフリーと、ポール・ロジャースやサイモン・カークと比較して負けてることはない、むしろKilling Floorの方が圧倒的にブルース・ロック、ギタリスト的にもロック的にも味と油の乗ったブルース・ロックを繰り広げていて食いつきが良かったんじゃないだろうか。今聞いても結構な迫力と演奏力を持ったサウンドだと思う。一方のフリーはそこまでキャッチーではないし食付きが良いとはいえないサウンドでもあったはず。ところがそのKilling Floorも出だしほどでもなくいそいそとセカンド・アルバムも同年にリリースして何とかシーンに残ろうとしていたが、ここからが難しい。フリーは天才が数人いた集団だったから勝手に音楽性が広がっていったことでバンドが解体していったが、Killing Floorはブルース・ロックしか出来なかったし、それが売りだったからこれが受けなくなると勝手に衰退していくのだな。もちろんそんなのは瞬時にして衰退していったので、鳴かず飛ばずの状態になってバンドは崩壊。フリーはその後ブルース・ロックから飛躍した楽曲で世界中にブレイクしていったという明暗。
こうやって書くと分かりやすいよね。こだわりとプレイの旨さ確かさと音楽センスと先見の明、バンドや個人のセンスによる運命の分かれ道、ほんの紙一重の違いなのかもしれないけど、はっきりと分かれてしまう人生の道筋。今じゃカルトバンドのレアアルバムとして名高くはなっているが、本人達が欲しかった勲章ではないだろう。そういうのも含めてこのアルバムを聴くと、熱いだけのロックは実に短命ながらも、聴く側にするとホントに熱く魂を聴かせてくれる傑作で血湧き肉躍るアルバムだ。ブルース・ロックでこんだけ聞かせてくれるのもなかなか見当たらないし、格好良いアルバムだよ。悲運の人生と共に共鳴する作品。
Taste - On the Boards
Taste - On the Boards (1970)

正月ってのは時間がたっぷり取れるから好きなのをじっくりと吟味しながら聴けるってのは毎年思うが実にありがたい休みだ。他にもすることたくさんあるだろ、ってな話だけど割とそうでもなくて結構ね、自分の性格的にはいわゆる夏休みの宿題は最初の3日で仕上げてしまって残りはすべて思い切り遊ぶという計画的な部分があって、追い込まれないとやらないというんでもないのでやんなきゃ、ってことはさっさと片付けてしまっての時間を有意義に使うって感じです。その方がすっきりとモヤモヤなく好きなこと出来るんでね、あれやこれや気にしなくて良いし。だからホント、じっくり聞く時は聴けるという幸せ。じゃ、何聴こうかなぁ〜ってのもまた楽しみだし。
Rory Gallagher率いるTasteの1970年のセカンドスタジオアルバム「On the Boards」。そもそもスタジオ盤二枚しかリリースしてないし活動期間も1年強程度しかなかった強力なトリオだったワケで、それでスタジオアルバム二枚にライブアルバム何枚か、ってのは結構な仕事量だったと思う。ライブ盤がいくつもあるのは注目されてなきゃ録音されてないんだから、やっぱ人気も期待度もあったんだろう。ワイト島くらいなら分かるけどさ、それでもワイト島のライブに出れるってのもそれだけの注目度だったんだろうしね。もっともライブやこのスタジオ盤なんか聴いてみれば当時がいくらブルース・ロック全盛期だったと言ってもクラプトンじゃないけど、ロリー・ギャラガーが突出したプレイヤーだったってのは分かるでしょ。Tasteというバンドのアンサンブルだって結構なモンで、ロリーが引っ張ってるのはあるけど、しっかり付いてってるしさ。
んで、この「On the Boards」ってアルバムはセカンドで、短期間でリリースしてきたのもあってか普通はファーストと似たような傾向になるんだけど、敢えて意識的にちょいと変化球を入れてきたという感じの作風に仕上げているようだ。このあとのロリーの活動を見ると決して自身の音楽性がこのアルバムで聴けるようなちょっとプログレッシブな方向にあったようには思えないので、意図的に作風を変えてきたんだろうと思う。サックスやブルースハープまで吹いているようだし、それもできちゃうってのも凄いけどさ。んで、どう変わってるかってぇとちょっと深みのある曲構成やアレンジ、多様な楽器類を用いた変化球という感じではあるけど、それでもまぁストレートなブルース・ロックそのまんま、ではある。やっぱギターを弾きまくってるのが一番格好良いもんなぁ。確かに飽きるけどさ、その意味でこのアルバムは秀逸かもしれない。物足りなさはあるけど出てきた時のギタープレイはさすがっ!ってな感じで聴けるし。
ホント、この人、もうちょっと楽曲を磨くってのがあればなぁ…、それが無いからこそ熱いギタープレイな男、なんだけどさ。久々に聴いたこの「On the Boards」は割と冷静に聴けて色々考えてたのかなぁとかちょいと捻ってるんだろうなぁとかね、見えちゃって。それでも味わい深いアルバムだし、こういうロックが自分は大好きだし、やっぱりロックは格好良い。

正月ってのは時間がたっぷり取れるから好きなのをじっくりと吟味しながら聴けるってのは毎年思うが実にありがたい休みだ。他にもすることたくさんあるだろ、ってな話だけど割とそうでもなくて結構ね、自分の性格的にはいわゆる夏休みの宿題は最初の3日で仕上げてしまって残りはすべて思い切り遊ぶという計画的な部分があって、追い込まれないとやらないというんでもないのでやんなきゃ、ってことはさっさと片付けてしまっての時間を有意義に使うって感じです。その方がすっきりとモヤモヤなく好きなこと出来るんでね、あれやこれや気にしなくて良いし。だからホント、じっくり聞く時は聴けるという幸せ。じゃ、何聴こうかなぁ〜ってのもまた楽しみだし。
Rory Gallagher率いるTasteの1970年のセカンドスタジオアルバム「On the Boards」。そもそもスタジオ盤二枚しかリリースしてないし活動期間も1年強程度しかなかった強力なトリオだったワケで、それでスタジオアルバム二枚にライブアルバム何枚か、ってのは結構な仕事量だったと思う。ライブ盤がいくつもあるのは注目されてなきゃ録音されてないんだから、やっぱ人気も期待度もあったんだろう。ワイト島くらいなら分かるけどさ、それでもワイト島のライブに出れるってのもそれだけの注目度だったんだろうしね。もっともライブやこのスタジオ盤なんか聴いてみれば当時がいくらブルース・ロック全盛期だったと言ってもクラプトンじゃないけど、ロリー・ギャラガーが突出したプレイヤーだったってのは分かるでしょ。Tasteというバンドのアンサンブルだって結構なモンで、ロリーが引っ張ってるのはあるけど、しっかり付いてってるしさ。
んで、この「On the Boards」ってアルバムはセカンドで、短期間でリリースしてきたのもあってか普通はファーストと似たような傾向になるんだけど、敢えて意識的にちょいと変化球を入れてきたという感じの作風に仕上げているようだ。このあとのロリーの活動を見ると決して自身の音楽性がこのアルバムで聴けるようなちょっとプログレッシブな方向にあったようには思えないので、意図的に作風を変えてきたんだろうと思う。サックスやブルースハープまで吹いているようだし、それもできちゃうってのも凄いけどさ。んで、どう変わってるかってぇとちょっと深みのある曲構成やアレンジ、多様な楽器類を用いた変化球という感じではあるけど、それでもまぁストレートなブルース・ロックそのまんま、ではある。やっぱギターを弾きまくってるのが一番格好良いもんなぁ。確かに飽きるけどさ、その意味でこのアルバムは秀逸かもしれない。物足りなさはあるけど出てきた時のギタープレイはさすがっ!ってな感じで聴けるし。
ホント、この人、もうちょっと楽曲を磨くってのがあればなぁ…、それが無いからこそ熱いギタープレイな男、なんだけどさ。久々に聴いたこの「On the Boards」は割と冷静に聴けて色々考えてたのかなぁとかちょいと捻ってるんだろうなぁとかね、見えちゃって。それでも味わい深いアルバムだし、こういうロックが自分は大好きだし、やっぱりロックは格好良い。
Delaney & Bonnie & Friends - On Tour With Eric Clapton
Delaney & Bonnie & Friends - On Tour With Eric Clapton

聴かず嫌いのままでほっといたアルバムもたくさんある。会話してると「え?聴いてないの?」なんてことを言われることも多いんだけど、そりゃそうだろ、全部聴いてないだろ、普通、とか思うんだけどな。ロックの名盤らしきものは全部通ってるみたいに思われてるけどさ、そりゃ聴けるなら聴いておくべきとは思うけどさ、何か性に合わないのなんて別に聴かないじゃない?特にアメリカモノではそんなの多いし、かなり聴いてないと思う。だから今この年にして初めて聴いてかんどうするようなアルバムもあるワケですよ。それもまた楽しくてね、良いです。
Delaney & Bonnie & Friendsの「On Tour With Eric Clapton」、そうもちろん有名なエリック・クラプトンが参加した、ってヤツですがね、自分も大して調べてなかったのもあるけど、まず、メンツがほぼ英国人のスワンプ・ロック好きな連中ばかりで、デイブ・メイスンやボビー・キーズ、リタ・クーリッジなどなどで何でデラニー&ボニーのバンドでそうなる?と不思議に思ってると彼らの英欧ツアーのバックとして参加したのがその面々ってことね。自分たちのバンドだけじゃなくて一緒に多数のメンツでやったってことらしいけど、それにしてもデイブ・メイスンの曲演ってたりとかするし、結構な密接度合いだなぁともうちょっと背景を知っていかないと何でこういうメンツになっていったのか分かんないや。適当に音楽だけ聴いて良し悪しじゃなくってね、そういうのって自分的には結構重要。そういえばクレジットないけどジョージも参加しているとかいないとか…、それはまぁどっちでも良いけど、アメリカ南部のサウンドにブルースギターが入ったもので、まだまだその発想が斬新だった頃の創成期アルバムになるのかな。
ん?いいじゃん、これ。 ってのが最初の感想。ボニーさんの歌い方ってジャニスみたいだしさ、熱唱型で好きですよ、こういうの。クラプトンのギターも結構エグい音で鳴ってて雰囲気出てるし、ジャニスのバンドみたいな雰囲気だしさ、ゴチャゴチャしたホーンセクションとの融合もそれらしいし、何だ、南部の音でとかレイドバックしたクラプトンの原点はここにあるとかそんな事が書かれてるのばかり読んでたから聴く気にならなかったけど、普通にサンフランシスコ風味なジャニスのバンド風味なロックじゃないか。それならもっと早く聴いてたのにな(笑)。


聴かず嫌いのままでほっといたアルバムもたくさんある。会話してると「え?聴いてないの?」なんてことを言われることも多いんだけど、そりゃそうだろ、全部聴いてないだろ、普通、とか思うんだけどな。ロックの名盤らしきものは全部通ってるみたいに思われてるけどさ、そりゃ聴けるなら聴いておくべきとは思うけどさ、何か性に合わないのなんて別に聴かないじゃない?特にアメリカモノではそんなの多いし、かなり聴いてないと思う。だから今この年にして初めて聴いてかんどうするようなアルバムもあるワケですよ。それもまた楽しくてね、良いです。
Delaney & Bonnie & Friendsの「On Tour With Eric Clapton」、そうもちろん有名なエリック・クラプトンが参加した、ってヤツですがね、自分も大して調べてなかったのもあるけど、まず、メンツがほぼ英国人のスワンプ・ロック好きな連中ばかりで、デイブ・メイスンやボビー・キーズ、リタ・クーリッジなどなどで何でデラニー&ボニーのバンドでそうなる?と不思議に思ってると彼らの英欧ツアーのバックとして参加したのがその面々ってことね。自分たちのバンドだけじゃなくて一緒に多数のメンツでやったってことらしいけど、それにしてもデイブ・メイスンの曲演ってたりとかするし、結構な密接度合いだなぁともうちょっと背景を知っていかないと何でこういうメンツになっていったのか分かんないや。適当に音楽だけ聴いて良し悪しじゃなくってね、そういうのって自分的には結構重要。そういえばクレジットないけどジョージも参加しているとかいないとか…、それはまぁどっちでも良いけど、アメリカ南部のサウンドにブルースギターが入ったもので、まだまだその発想が斬新だった頃の創成期アルバムになるのかな。
ん?いいじゃん、これ。 ってのが最初の感想。ボニーさんの歌い方ってジャニスみたいだしさ、熱唱型で好きですよ、こういうの。クラプトンのギターも結構エグい音で鳴ってて雰囲気出てるし、ジャニスのバンドみたいな雰囲気だしさ、ゴチャゴチャしたホーンセクションとの融合もそれらしいし、何だ、南部の音でとかレイドバックしたクラプトンの原点はここにあるとかそんな事が書かれてるのばかり読んでたから聴く気にならなかったけど、普通にサンフランシスコ風味なジャニスのバンド風味なロックじゃないか。それならもっと早く聴いてたのにな(笑)。

Livin' On the Open Road: Live at the A&R Recording Studios 1971
Delaney & Bonnie and Friends
価格: 1,500円
Delaney & Bonnie and Friends
価格: 1,500円
John Dummer Band - John Dummer Band
John Dummer Band - John Dummer Band (1969)

なんとなくディープな英国ブルースロックバンドを漁ってったんだけど、もちろん何でもかんでも聴いたことがあるワケじゃないから改めて聴いているのもあるし、発掘してるのもある。毎回毎回そんな事してるのって、やっぱりここの所書いてるような発見や面白さってのがあるからだし、へぇ〜なんてのも多いからだろう。昔はホントに情報が少なかったのとカネも少なかったってのあるか。一言でブルースロックと言ってもそれはもうメジャーなものか遊びでやってるものもあったりするし、皆が集まって何か演るとなれば当然ブルースセッションだったワケだし、そんなのももういないか(笑)。
John Dummer Band名義での1969年セカンドアルバム「John Dummer Band」。これがまたさ、キーフ・ハートレーもそうだけど、何でドラマーがリーダー名義のバンドが出てこれてロックの名作になってきてて、しかもそれが心地良いってなるんだ?面白い時代だ。ロックもリーダー名義でのジャズ的なセッションによるアルバムを目指していたのかもしれない。そんな事を思いつつも聴いてみるとこれが初っ端から見事なまでのカントリーブルース。何とスウィングしているブルースなんだ…と驚きを覚えるスウィング感で実に軽快。好みかどうかで言えば全然なんだが、このグルーブ感はとっっても心地良いのと曲によるけどフィドルも入ってきて何ともカントリータッチに軽快…なんだけど、やっぱり抜け切らない所は英国風味たっぷりという面白さ。パッと聴いてたら何だこれ?ヘンなカントリーアルバムだなぁ…ってくらいの作風に仕上がっていて、呆れ果ててしまうくらい(笑)。
実に渋い面々が揃っていて、Jo Ann Kellyも参加…って、どこかで聴いた人だなぁとかさ、もうこのヘンになると色々と調べてメモってかないと分からないレベル。そんなこと気にしないで音を楽しめよってのもあるけど、やっぱり相関関係とか作品つながりとかって面白いから気になるんだよね。キリ無いからしょうがないが。しかいまぁ実にオーソドックスなブルースロック、と言うよりもブルース寄りな作品を作ったもんだ。へぇ〜、なんて思ってたらアルバム一枚さっさと聴けてしまうという手軽さもよろしい。良いギターだなぁ…。

なんとなくディープな英国ブルースロックバンドを漁ってったんだけど、もちろん何でもかんでも聴いたことがあるワケじゃないから改めて聴いているのもあるし、発掘してるのもある。毎回毎回そんな事してるのって、やっぱりここの所書いてるような発見や面白さってのがあるからだし、へぇ〜なんてのも多いからだろう。昔はホントに情報が少なかったのとカネも少なかったってのあるか。一言でブルースロックと言ってもそれはもうメジャーなものか遊びでやってるものもあったりするし、皆が集まって何か演るとなれば当然ブルースセッションだったワケだし、そんなのももういないか(笑)。
John Dummer Band名義での1969年セカンドアルバム「John Dummer Band」。これがまたさ、キーフ・ハートレーもそうだけど、何でドラマーがリーダー名義のバンドが出てこれてロックの名作になってきてて、しかもそれが心地良いってなるんだ?面白い時代だ。ロックもリーダー名義でのジャズ的なセッションによるアルバムを目指していたのかもしれない。そんな事を思いつつも聴いてみるとこれが初っ端から見事なまでのカントリーブルース。何とスウィングしているブルースなんだ…と驚きを覚えるスウィング感で実に軽快。好みかどうかで言えば全然なんだが、このグルーブ感はとっっても心地良いのと曲によるけどフィドルも入ってきて何ともカントリータッチに軽快…なんだけど、やっぱり抜け切らない所は英国風味たっぷりという面白さ。パッと聴いてたら何だこれ?ヘンなカントリーアルバムだなぁ…ってくらいの作風に仕上がっていて、呆れ果ててしまうくらい(笑)。
実に渋い面々が揃っていて、Jo Ann Kellyも参加…って、どこかで聴いた人だなぁとかさ、もうこのヘンになると色々と調べてメモってかないと分からないレベル。そんなこと気にしないで音を楽しめよってのもあるけど、やっぱり相関関係とか作品つながりとかって面白いから気になるんだよね。キリ無いからしょうがないが。しかいまぁ実にオーソドックスなブルースロック、と言うよりもブルース寄りな作品を作ったもんだ。へぇ〜、なんて思ってたらアルバム一枚さっさと聴けてしまうという手軽さもよろしい。良いギターだなぁ…。
Tear Gas - Piggy Go Getter
Tear Gas - Piggy Go Getter (1970)

さすがにiPhoneも使い方が決まってきてしまって、もっともっと色々な使い方あるだろ?なんて思うんだが、そこまで関わってる時間がないので、ほとんど触りきってない。街中での人達は何をあんなにやることがあるのだろう?ってくらいに依存している姿を見かけるが、不思議なもんだ。音楽聴くか本読むかくらいで、あとは適当に情報収集程度で動画は見ないんだよね。ゲームもやらないし。持ってれば地図や天気見たり、渋滞情報とか…、結構色々使ってるな(笑)。それくらい生活に密着しちゃったってことか。当たり前な事ですな。
英国の空気はやっぱり奥深くて面白いし、聴いてて染み入るトコ多いし、やっぱり聴き親しんでるからか馴染み深い。ブルースロックなんてのはもうそれこそロック好きだ、って思った頃からの付き合いだしね。んなことで、メジャーなのからちょいと離れてTeag Gasってバンドの「Piggy Go Getter」って1970年のファーストアルバム。一応ブルースロックらしいギターだったっけ?って思って聴き始めてたんだけど、到底そんなことなく、正しく英国ロック。そうとしか言えない風味を味わえる。牧歌的なアコースティック的な世界もあれば後に通じるハードロック路線もあったり、まぁ、言うならばビートルズの発展系とも言える作風もあるのかな。このバンド、後にアレックス・ハーヴェイ・センセーショナル・バンドに発展していくんだけど、ベースはあのクリス・グレン。あの、ってのはマイケル・シェンカー・グループに参加している人だ。ドラムのテッド・マッケンナもこの後のアルバムから参加しているから、この人達凄い長い付き合いなんです。
そんな話題はありつつも、Teag Gasそのものはかなりレベルも高く、何でこういうのが後の世代にきちんと残されていかないのかなと思うくらいの作品。今時の何かを聴くくらいならこの辺聴いてる方が全然楽しいと思うんだけどね。みんな真剣に何もないところからロックを作ってるからアイディア豊富でギターにしたってしっかりとエグく弾いてくれるし、ドラムもドカドカと騒ぎ立ててて楽しめる。それでいて繊細で美しい音色がそこかしこで鳴ってる…、良く聴いてりゃコンガも鳴ってるじゃないか(笑)。なんて頼もしいんだ…。

さすがにiPhoneも使い方が決まってきてしまって、もっともっと色々な使い方あるだろ?なんて思うんだが、そこまで関わってる時間がないので、ほとんど触りきってない。街中での人達は何をあんなにやることがあるのだろう?ってくらいに依存している姿を見かけるが、不思議なもんだ。音楽聴くか本読むかくらいで、あとは適当に情報収集程度で動画は見ないんだよね。ゲームもやらないし。持ってれば地図や天気見たり、渋滞情報とか…、結構色々使ってるな(笑)。それくらい生活に密着しちゃったってことか。当たり前な事ですな。
英国の空気はやっぱり奥深くて面白いし、聴いてて染み入るトコ多いし、やっぱり聴き親しんでるからか馴染み深い。ブルースロックなんてのはもうそれこそロック好きだ、って思った頃からの付き合いだしね。んなことで、メジャーなのからちょいと離れてTeag Gasってバンドの「Piggy Go Getter」って1970年のファーストアルバム。一応ブルースロックらしいギターだったっけ?って思って聴き始めてたんだけど、到底そんなことなく、正しく英国ロック。そうとしか言えない風味を味わえる。牧歌的なアコースティック的な世界もあれば後に通じるハードロック路線もあったり、まぁ、言うならばビートルズの発展系とも言える作風もあるのかな。このバンド、後にアレックス・ハーヴェイ・センセーショナル・バンドに発展していくんだけど、ベースはあのクリス・グレン。あの、ってのはマイケル・シェンカー・グループに参加している人だ。ドラムのテッド・マッケンナもこの後のアルバムから参加しているから、この人達凄い長い付き合いなんです。
そんな話題はありつつも、Teag Gasそのものはかなりレベルも高く、何でこういうのが後の世代にきちんと残されていかないのかなと思うくらいの作品。今時の何かを聴くくらいならこの辺聴いてる方が全然楽しいと思うんだけどね。みんな真剣に何もないところからロックを作ってるからアイディア豊富でギターにしたってしっかりとエグく弾いてくれるし、ドラムもドカドカと騒ぎ立ててて楽しめる。それでいて繊細で美しい音色がそこかしこで鳴ってる…、良く聴いてりゃコンガも鳴ってるじゃないか(笑)。なんて頼もしいんだ…。
Steamhammer - Mk II
Steamhammer - Mk II (1969)

iPhone8かぁ…、自分のiPhone6sだってまだまだ全然使えるのに2年でさよならするのもどうなんだろ?キャリア各社の料金形態もややこしいことこの上なくって結局よくよく追求してみるとそんなにお得な話じゃないってことにも気づいてしまう。とは言え、本体代割引は魅力だよなぁ…、格安simプランに移るとそのサービスが使えなくなるから常に古い機種ってのもヤダし、悩ましいところだ。もうちょっと悩むか。無線充電ってそんなに魅力的でもないけど、新時代を感じるものはあるね。
ブルースロックって実はそんなに名前が上がってこない世界で、自分的にはもっとマイナーなので強烈にB級しているのも好きなんだが、ってかそっちの方が圧倒的にヘヴィブルースだし、そういうのも探すんだけどなかなか見当たらないなぁ…、Fuzzy Duckとか好きなんだが、ってことで、Steamhammerの1969年暮れにリリースされたセカンドアルバム「Mk II」なんてのを。マーティン・ピューって人知らないかな…、The Yardbirdsのボーカルのキース・レルフが後に組んだバンドがArmagedonってので、そこのギタリストとして参加してるんだけど、そのマーティン・ピューのギターってのが結構好きでね、Steamhammer自体も4枚くらいアルバム出してるんだけど、最初は超ブルースバンド、このセカンドになってくるとブルースベースのヘヴィバンド、ここから先はもっとプログレッシブに…ってか深掘りしてってる感じもあって結構楽しめるバンドなんですな。その過度期の「Mk II」はかなり惹き付けられるサウンドを出しているのでB級系に手を出さない人でもそこそこ楽しめるのかも。ただ、70年代のごった煮ロックと言えばそれまでではあるが(笑)。
鍵盤がドアーズなんだよなぁ…、んでコーラスもあって、ヘヴィなドタバタドラムでギターはちょいと線が細い時もあるけどウネッてるブルースギターで若さをそのままぶちまけて、皆が皆アイディアを出しまくって作り上げていったような迫力と熱気のあるアルバム。フォークギターもかき鳴らされてて激しさの中の繊細さもあって実は相当聴きどころ満載なアルバム。久々に聴いてるけどこんなにカッコよかったっけ?ってくらいに深みのあるアルバムだった。またじっくり全アルバム通して聴いてみたいな…、今度やってみよう。知られざるギタリストの一人であるマーティン・ピューの世界観、結構興味深いと思います。

iPhone8かぁ…、自分のiPhone6sだってまだまだ全然使えるのに2年でさよならするのもどうなんだろ?キャリア各社の料金形態もややこしいことこの上なくって結局よくよく追求してみるとそんなにお得な話じゃないってことにも気づいてしまう。とは言え、本体代割引は魅力だよなぁ…、格安simプランに移るとそのサービスが使えなくなるから常に古い機種ってのもヤダし、悩ましいところだ。もうちょっと悩むか。無線充電ってそんなに魅力的でもないけど、新時代を感じるものはあるね。
ブルースロックって実はそんなに名前が上がってこない世界で、自分的にはもっとマイナーなので強烈にB級しているのも好きなんだが、ってかそっちの方が圧倒的にヘヴィブルースだし、そういうのも探すんだけどなかなか見当たらないなぁ…、Fuzzy Duckとか好きなんだが、ってことで、Steamhammerの1969年暮れにリリースされたセカンドアルバム「Mk II」なんてのを。マーティン・ピューって人知らないかな…、The Yardbirdsのボーカルのキース・レルフが後に組んだバンドがArmagedonってので、そこのギタリストとして参加してるんだけど、そのマーティン・ピューのギターってのが結構好きでね、Steamhammer自体も4枚くらいアルバム出してるんだけど、最初は超ブルースバンド、このセカンドになってくるとブルースベースのヘヴィバンド、ここから先はもっとプログレッシブに…ってか深掘りしてってる感じもあって結構楽しめるバンドなんですな。その過度期の「Mk II」はかなり惹き付けられるサウンドを出しているのでB級系に手を出さない人でもそこそこ楽しめるのかも。ただ、70年代のごった煮ロックと言えばそれまでではあるが(笑)。
鍵盤がドアーズなんだよなぁ…、んでコーラスもあって、ヘヴィなドタバタドラムでギターはちょいと線が細い時もあるけどウネッてるブルースギターで若さをそのままぶちまけて、皆が皆アイディアを出しまくって作り上げていったような迫力と熱気のあるアルバム。フォークギターもかき鳴らされてて激しさの中の繊細さもあって実は相当聴きどころ満載なアルバム。久々に聴いてるけどこんなにカッコよかったっけ?ってくらいに深みのあるアルバムだった。またじっくり全アルバム通して聴いてみたいな…、今度やってみよう。知られざるギタリストの一人であるマーティン・ピューの世界観、結構興味深いと思います。