CategoryUK 60s Rock A_J 1/13

Chicken Shack - 40 Blue Fingers, Freshly Packed and Ready to Serve (1968):

 後のフリートウッド・マックで活躍するクリスティン・パーフェクトはマックのジョン・マクヴィーと結婚してクリスティン・マクヴィーとして有名だが最初は同じ英国ブルースロックバンドのチキン・シャックに参加しており、その才能を開花させていた。それにしてもこのバンド=チキン・シャックは実に認知度が低い。普通に英国ロックが好きでもあまりこのバンドをきちんと聴いている人も多くはないと思う。その理由は大きく、と言...

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Free - Free (1969):

 ブルースロックと一括りで語られることの多いクリームやフリーだが、その実ブルースエッセンスを多分に含みながらも独自の解釈により楽曲としてはかなりオリジナリティを発揮していたところがその他大勢のブルースの模倣バンドとの違いではないかと。もちろん本人達はブルース大好きだし、しっかりと吸収してしまっているのでそこから離れることも難しいだろうが、そういう基本を押さえながらも独自のグルーブとフレーズでファン...

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Pink Fairies - Never Never Land (1971):

 ノッティングヒルゲイトから出てきたロックミュージシャンは割と多いし、今でもノッティングヒルゲイトでたむろするロッカーは非常に多いと聞く。それは70年代にも同じことが言えるらしく、先のホークウィンドもノッティングヒルゲイト出身のバンドだし、同じくサイケ、パンク、ドラッグの要素を持ち込んでいた英国ロック界の奇人の中では必ず名が挙がるトゥインクが中心となったピンク・フェアリーズもノッティングヒルゲイト出...

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Toe Fat - Two (1970):

 ロックバンドに於けるキーボード楽器の位置付けはホントにそれぞれだなと思う。パープルやヒープみたいにそれがなければバンドとして機能しない時もあれば、ひょこっと抜けても何ら問題ないバンドもある。それはギターではあまりないが、鍵盤だとそういうのはよくある。ドラムやベースはないと始まらないと思うが、それでもロックの世界ではないバンドもある。そう考えれば鍵盤だけ云々でもない。でもひとつのバンドで、元々鍵盤...

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Bulldog Breed - Made in England (1969):

 ちょっとだけニッチに。ロック史の追いかけ方は割と簡単で、気に入ったバンドやアルバムのクレジットを見て、メンバーの関連性を探すだけだが、今ならインターネットで名前を打ち込むだけで気になる人の関連するバンドやアルバムはラクラクに調べられるからちょっとやそっとの無名度など気にしなくて良い。きっと誰かが何かを書いてくれている。日本語でない場合が多いので英語で探すとほぼ何でも出てくるが、ややこしいのは同姓...

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Gun - Gunsight (1969):

 英国ロック史の表にはほぼ登場しないエイドリアン・ガーヴィッツではあるが、ちょっと深堀りするとヒットする数少ない準A級の位置も面白い。そんなエイドリアン・ガーヴィッツとポール・ガーヴィッツが世に出てきたのは有名なガンの「悪魔天国」。そのヒットのために彼等は英国音楽業界に居続けたのではないかとも思う。そうでなければこれほど色々なバンドに拘わる事もなく、またメジャーシーンとの交流もなかった。最初にヒッ...

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Judee Sill - Judee Sill (1971)

アメリカの奇特なシンガー、Judee Sillの1971年のデヴュー作品「Judee Sill」。人脈や才能の割にほとんど知られておらず、21世紀に発掘されてきた人だが、その才能はジョニ・ミッチェルやキャロル・キング、ローラ・ニーロと比較され、それ以上の才能とも言われる女性。ジャケットで見られる容姿に惹かれたが、SSWではなく、ボーカリゼーションなアルバムで、もっと上品に電子オルガンで歌ってる印象。先に上げた女性陣達が感情を...

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Valravn - Koder på snor (2009):

Valravnの「Koder Pa Snor」のジャケットのセンスの素晴らしさが気になり、そこにデンマークのラジカルトラッドバンドと形容詞が付いてて気になった。ジャケットから察するに決して明るくなく毒があるような印象で、呪術系のイメージも湧いた。ようやく手に入れて「Koder Pa Snor」を聴くと、期待通りにエキセントリックな音で新たな世界に突入。民族楽器で熱気を奏でるパワフルな女性ボーカルによるヒステリックな世界構築。ここ...

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Chris Farlowe - From Here to Mama Rosa (1970):

 Steve HammondとPeter Robinsonのキャリアを追い掛けるとこの人達にとってQuartermassは単なるセッションバンドのひとつでしかなかったのかもと思うが、あの時代のバンドがアルバム一枚で消え去るのが多いのはプレイするミュージシャン側はもしかしたらジャズと同じく、それぞれ単発のセッションという意識だった人も多かったのだろうか。スタジオで名を挙げていたミュージシャンはそういう認識としてもおかしくないし、結構そう...

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The Mod Scene - Compilation

 古き良きアメリカの黒人サウンドは英国の若者を大いに刺激していた事は今更語るまでもないけど、そのヘンを自力で情報集めてせっせと聴いていた連中はよほどの好き者だ。キースもミックもそういった部類の人間だったけど、一方その辺りではロックよりもモッズと呼ばれる連中の方がオシャレでスマした英国人には合っていたもあるので、そのヘンの事はちょっとネット調べると出てくるけど、分かりやすいのは映画「さらば青春の光」...

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