小野リサ - Esperanca

カテゴリー: Jazz

 暑いなぁ〜と思ってCD棚をあれこあれこれ…、バリバリのロックにするか何も考えないで聴ける音楽にするか…、そういう時は多分元々暑い国の音楽を聴けば良いハズだ…ってなことで探す。意外なところで意外なものを発見してしまったのでそれで良いかと。

エスペランサ Ono Lisa best 1989-1996

 小野リサさんの1994年リリースの「エスペランサ」っつうCDです。

 そうそうボサノヴァっていう選択肢あるよなぁ…、と。モノホンのボサノヴァ探しても良いけど、いいじゃんね、小野リサさん。今や3児の母だっけっかな。それでも相変わらず音楽活動しているようで。このアルバム自体が売れたのか何作目なのかとかは全然知らないんだけど、中古CD屋で多分心地良いのを求めて見つけて買ったんだと思う。そういうCDとかレコードはいっぱいあるから、多分そういう理由。ま、それは良くって、中味だよね。

 「落ち着く」「ほのぼの」

 そんな印象でして、気怠い午後に聴くには大変よろしい。こういうのって真似して出来るサウンドなのかねぇ。日本人でロックやってもやっぱり日本のロックになるように、ボサノヴァだってやっぱり日本人のボサノヴァなんじゃないかと思うけど、結構そうでもなくって本場以上に本場しているボサノヴァで、だからこそ世界でも売れている人なんだろうけど、そういうセンスって重要。なかなかできないことだから…、それともロック以外のジャンルでは割と簡単なんだろうか?いやぁ、そんなこと…あるか。ま、この人の場合ブラジル生まれだからその分ネイティヴなんだろうけど…。

 ちなみにこのアルバム、アントニオ・カルロス・ジョヴィンが参加しているので相当雰囲気は出ているんだよね。でも小野リサさんのベスト盤とか他の作品でもやっぱり同じように南国の雰囲気漂うので、やはり技術論かな。しかしもう20年近く同じ音ばかりやってると思うんだけど、どうなんだろ?やっぱりボサノヴァの世界はボサノヴァの世界で深さがあって同じ事ではない音を追求しているんだろうか?多分そうじゃなかったら飽きるもん。まぁ、そういう細かいところはわかんないけど、ひたすら心地良く聴いていられたので良いです。

板橋 文夫トリオ - Red Apple

カテゴリー: Jazz

 「Red」続きでアルバムを書き続けているんだけどそろそろ終わりかなぁ…。まだあると思うんだけどなんとなく雰囲気に合わないのでパスしてるのもあるし、U2の「Under a Blood Red Sky」なんてのもいいなぁと思うがこないだU2やったばっかだからまた今度で(笑)。んで、ちと今宵は懐かしき思い出話も含めて…。

Red Apple 時には母のない子のように2007

 板橋文夫トリオ「Red Apple」。残念ながらアマゾンにもないし今廃盤なのでCDでもレコードでも手にはいるのかどうかわかんないし、調べたこともあんまりないんだけどネットでちょこっと見ると何か手に入りそうな感じではあるなぁ…。持っている人は持っているっていう名盤、だと思う。…と云うのも昔何度となく聴いたことがあって、もちろんお店で聴いているので何かわかんなくて凄いかっこよいなぁ〜っと思ってたんだけど、ある日それが板橋文夫トリオの1988年頃リリースのアルバムって判明して、ちょこっと探したんだけどジャズの探し方なんてよくわかんないし、結局そんなにメジャーな作品ではなかったらしくて簡単には手に入らなかったんだよね。んで、そのままロックをひたすら漁っていたので忘れていた、というかあまり気にしなかったワケさ。でも今でもメロディとか思い出すくらい美しい旋律だったような、そして迫力があったような気がしてて、結局未入手のまま。だから今も聴いていないで書いているので、細かいトコも知らないし、ましてや誰がいてどうの、とか書けるもんじゃない。ネットであれこれ見てると情報自体は転がってるけど…。

 梅津和時さんが参加していてそのサックスもまた強烈だった記憶がある。どうなのかなぁ、やっぱり記憶だけだと当時の雰囲気も一緒にあるから、音だけを聴き直したらわかんない(笑)。ただ、日本人のジャズも凄いんだな、と思ったもん。

曖昧な記事なんだけど、「Red」繋がりで思い出して、ジャズだけどまぁ、関係ないし(笑)、たまにはこんな思い出話も♪

 そして驚いたことに日本で最高の歌手だと思っているカルメン・マキさんは今ジャズシンガーとして歌っているのだけど、彼女が板橋文夫さんらと一緒に演奏しているCD「時には母のない子のように2007」が昨年リリースされていた。これもまたノスタルジックに、そして進行形で興味のある一枚だね。

Red Garland - Groovy

カテゴリー: Jazz

ジャズ界ってのは実に広い。ロックの世界よりも更に広いんじゃないだろうか、って思うことがよくある。それは多分全員がソロイスト的にあちこちのセッションに動いていたりするからだろう。自身がリーダになって作品を作る場合とサポートとして参加する場合…、まぁ、サポートってもしっかりメンバーなのでたまに主役を食うくらいの仕事をしてしまう人もいるのだが。概ねそういった場合は名盤として語られることが多いので悪い話ではないが、主役はたまらんよなぁ。

Groovy Red Garland's Piano

 さて、マイルス・デイヴィスの門下生、というか50年代後期、マイルス・デイヴィスがマラソンレコーディングを行っている時のピアニストでもあったレッド・ガーランドの1957年リリースのソロ作の名盤が「Groovy」だ。自分的にはそんなにこの人の作品を聴いたことがあるワケじゃないので別に多くを語れるほどじゃないが、なんかジャズらしくて良いなぁ〜ってことで昔よく聴いてた。アナログの頃ね。ポール・チェンバースのベースやアート・テイラーのドラムっつうのもよく聴く名前だったし、このトリオなら面白いのかな、と子供ながらに楽しんでた。久々に引っ張り出して聴いてみると、う〜んジャズ(笑)。

 なんつうのかさ、この頃のジャズの作品て音も凄くナマナマしくて良いんだけど、とにかく演奏が絶対にナマじゃない?即ち全てがライブ盤なワケでさ、グルーブ感とかテンションの高さとかってのはその場に持ち込まれるもので、極端に云えば失敗は許されない状況下での録音だからやっぱり名盤がいっぱいあるハズだよね。今でもそういうの多いハズだけど、やっぱ違うんだろうな。そういう空気感がにじみ出ていて、あぁ…酒が飲みたくなる、すごく綺麗なピアノだ。躍動感はもちろん不思議なコードを掻き鳴らす中でもしっかりとベースがグルーブしていて…、やっぱ上手く書けないな、ジャズは。難しい。そして簡単に心地良くなれる。

Thelonious Monk - Bill Evans - Mal Waldron

カテゴリー: Jazz

セロニアス・ヒムセルフ ソロ・モンク+9 アローン・イン・サンフランシスコ+1


 R&Bのピアノの偉人がいて、ポップスでのピアノの偉人を紹介したので、ちょっとテンション落ちるだろうなぁと思いつつもやっぱりピアノと言えばジャズの世界だよな、と。暑い夏を迎えつつあるこの季節、あまりしっとりとしたジャズを聴く気分ではないのだが、逆に「真夏の夜のジャズ」みたいな名作映画があったり、そこでも何故かインパクトを残していたセロニアス・モンクとかね…、クールにバップするピアノってのがこれまたポップスなんかの歌ありの世界とは違う面白さがある。スリリングさとも言えるけど。代表的な作品に「セロニアス・ヒムセルフ」ってのがあって、結構ハチャメチャというのか耽美的というのか、「無」になれる作品と云われる。自分的には深くわからない部分もあるんだけどなんかすげぇな…って感じ(笑)。サックスはコルトレーンだしさ。

エクスプロレイションズ Waltz for Debby ムーンビームス

 ロックの世界からジャズの世界を見る場合ってのはやっぱりとっつきにくい部分のあるし、果たして何から?っていうのもある。まぁ、大体がミュージシャンのコミュニティから誰がリーダーになってアルバムを作るかみたいなセッション活動が主なのでそういうソロプレイヤーエゴを如何に上手く出していくか、ってのがジャズの世界の面白さで、正に腕一本で世の中に出ていくという職人芸。バンドとかの世界とは大きく異なるんだよね。でもってその中での大御所って言えば、やはりマイルス・デイヴィスなワケで、この人の周辺を追いかけていくだけでジャズのヒストリーの半分が埋まるんじゃないかっつうくらい多種多様な人材を集めているし、巣立たせている。その中に珍しくも白人のピアニストっつうのがいて、それがビル・エヴァンスという人。姿格好を見るとおよそジャズメンには見えないくらい好青年なんだけど、マイルス・デイヴィスが認めた数少ない白人なんだな。同じく耽美的という意味では「エクスプロレイションズ」というアルバムの方があたってるかもしれない。一般的傑作は多分「Waltz for Debby」だろうなぁ、これいいもん。空気感が凄いんだよねぇ…。

レフト・アローン 4,5&6 奇妙な果実

 もうひとり…、マイルス・デイヴィスからは切り離れた所だけど、「奇妙な果実」で有名なビリー・ホリディのバックでピアノを弾いていたマル・ウォルドロンという人がビリー・ホリディがなくなった後にその想いを込めて作った作品「レフト・アローン」、逸話は有名なのだが正に素晴らしくも涙がこぼれる作品で好きだねぇ…。サックスでメロディを奏でているのはジャッキー・マクリーンで、これもまた気合いが入っていて彼のソロ作品ではないけど代表作になっちゃってるくらい。

 もちろん他にも色々な作品があってジャズのピアノの世界って言ったらそれだけで相当数のレビューができちゃうと思うけど、残念ながらそこまで詳しく聴けてないし作品的には素晴らしいけどだんだんと激しいロックが聴きたくなってしまうので自分的にはやっぱりロック好きなのだなぁと思ってしまうのだ(笑)。が、やっぱり大人の雰囲気を楽しむにはこういう名盤知ってると良いしね(笑)。

Billie Holiday - Strange Fruit

カテゴリー: Jazz

 日夜飲み歩く日々が続いている…、居酒屋もあればスナックやパブもある、そしてジャズバーももちろんある。都会の気ままな暮らし、とは言わないけど遊ぶ気になれば遊ぶことに困らないのが都会の良いところかもしれない。普段は都会の喧噪から離れたくてリラックスしたいところだけど、なんだかんだとほとんどのウィークディはどこかしらにいることが多くなってきたな。でも最後に落ち着くのはやっぱりジャズやブルースの流れるショットバー。別にどこがお気に入りとかじゃなくてどの街でも必ずそういう看板はあるもので、生演奏ものもあればレコードやCDを流すモノもあって色々と試してみるんだけどね。やっぱJBLみたいに余裕のある大きなスピーカーでそれほど大きな音でなく流すジャズってのも味がある。そうなると当然ハードバップものやオーケストラモノではなくって、ジャズに取り憑かれた最初のきっかけでもあるジャズボーカルが良い。若い頃はそういう雰囲気が好きで適当にジャズヴォーカルものを入手して部屋で流していたんだけど、何か違う…みたいな感じでさ、音は確かにジャズボーカルなんだけど聴いている雰囲気が違うんだろうな。それに気付いた時から家ではあまり聴かなくなった音かもしれない。でもあちこち行くと、心に響く歌を歌ってる人ってのはいっぱいいて、それがお店で静かに、それでも大きな器で鳴っているとついついそういうシーンに引き込まれてしまうね。あぁ、そういえば行きずりの恋をする時にバックで流す音楽は必ずジャズだったりしたな(笑)。

 ジャンルとしてはかなり古い部類に入るもので1930年代から40年代に盛んになった歌もので、キャバレーソングと似て非なる世界だったんじゃないかな。その辺も凄く好きなんだけどさ。でもあんまり詳しく知らない世界だってのも事実で、それでも今回は取り上げておきたいな、ってのがメジャーな人なんだけど、ビリー・ホリディ。「奇妙な果実」っつうのが有名な作品だし、どこかしらでそういうタイトルを付けた本とか宣伝とかCDとか見かけたことあるんじゃない?うん、それくらい有名な作品。

奇妙な果実 ウルティメイト・コレクション
Billie Holiday - Billie's Blues Billie's Blues

 曲がどうとか演奏がどうとかはもちろん関係なくって、ビリー・ホリディその人の歌声の素晴らしさだけです。魂の叫びとはよく言うものの、この人の歌は感情、情熱そのもの。割と不幸な生活を送っていたのはもちろんそういう世界だったのだから当たり前だけど、それが故に歌での表現はもの凄いんだよなぁ。どのアルバムがどうとかわからないけど、「奇妙な果実」とか適当なベスト盤とかでもそれは伝わると思う。ただ、最近のCDは音が異常に良いので低音から彼女の息づかいまでリアルに聞こえるものもある。そんな時代の録音なので生々しくリアルに録音されているんだよね。そういう生の空気が今の時代には絶対に出せない良さで、1930年代なんてマイク一本で全て録音してた時代なんだしさ、それはやっぱ凄い緊張感もあるし真剣勝負になるよ。後ねぇ、「Billie Holiday - The Complete Billie Holiday on Verve (1945-1959) - All of Me All of Me」ってのがこの人のに限らず好きで、ビリー・ホリディも歌ってるんだ、って感じで聴くと、これがまたさすがに味が出てるのさ。それから「Summertime」とか「Billie Holiday - Billie Holiday Selected Hits - Georgia On My Mind
Georgia on My Mind」とかかなぁ。どれもメジャーな曲ばかりだけどこの人がメジャーにしているってのあるんじゃない?ジャケ写真とか見てても古いけど綺麗な人だと思うし、ピュアだよね、もちろん。

 こういう歌声に惚れる瞬間って幸せだもん(笑)。

Jaco Pastrius - Jaco Pastrius

カテゴリー: Jazz


 ベースという楽器が注目を浴びるのは何もロックに限ったことではないのだが、それでもロックのフィールドにいる人間に訴え出てくるくらいの人ってのはあんまりいないよなぁ。ジャズの世界だって、そりゃいっぱい凄いベース弾きいるんだけど、普通にロック話している中ではやっぱ名前も知らないっていう感じだもんな。が、しかし、ロックの世界だろうと何だろうと多くの人が知っている人がいる。

 ジャコ・パストリアスだ。

 ベース一本で世に出てきた人だ。自分ももちろん全作品聴いたワケじゃないけど、やっぱベーシストっつったらこの人の名前が出るでしょ。ベースという楽器を最大限に活用して単品でも音楽が成立することを証明した稀代の天才。ファーストアルバム「ジャコ・パストリアスの肖像」をよく聴く。超絶早弾きにしてもメロディーセンスにしてもロック界で云えばヴァン・ヘイレンのギター並みのインパクトがあったハズの作品だもん。当時在籍していたウェザー・リポートってのはあんまり聴かないけどジャコ・パストリアスの入った時期の「ヘヴィー・ウェザー」とか聴いたことあってね。音楽のジャンル分けについて拘ることはないんだけど、ジャズではなくフュージョン系列のサウンドは個人的にはあまり好みではないので聴かない。でもこの人のはそういうの関係なしに聴けるね。いや、今ではまぁ、それなりにフュージョンも聴けるけど、さわやか過ぎてダメだったんだよな、前はさ(笑)。でも、ジャコ・パストリアスとかUB40とかはちと違うんかなぁ、と。よくわかってないんだけど思ってる。

 で、この人波瀾万丈な人生っつうか破滅的な人生送ってケンカで死んだんだよね…。35歳っつうからまだまだだったのになぁ、やっぱり天才は紙一重とはよく云ったものだ。ロックのベースとは違って音にエッジが立っているワケじゃなくて滑らかにベースラインが歌っているっていうもので、当然パーカッション的なものと絡み合うところが心地良かったりする。ウェザー・リポート時代はバンドのアンサンブルの中にこのベースが入ってくるので更にスリリングなものになってきて、やっぱライブが凄いらしい。そのうち見たいなぁと思ってるけどDVD出てないよなぁ…。

Friday Night In San Francisco - John Mc Laughlin, Paco De Lucia, Al Di Meola

カテゴリー: Jazz


 世の中には全くジャンルというモノに属さない音楽もある。ロックでもあるけどジャズでもある、そして高尚な音楽でもあるし技術的にも素晴らしい音楽というものに出会った時、果たしてどういう反応をしたら良いだろうか?そんなことを考えさせる作品もこの際だから取り上げてみようかな、と。

 「フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ/スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!」ジョン・マクラフリン,パコ・デ・ルシア, アル・ディ・メオラ

 スパニッシュギターのぶつかり合いが強烈なインストものなんだけど、何てったって最初の「地中海の舞踏」が圧巻。パコ・デ・ルシアとアル・ディ・メオラのギターの掛け合いがそんじょそこらの、と云うか現在に至るまでこれほど凄い超絶なサウンドのぶつかり合いなんてのは聴いたことがないし、正にこのアルバム、このライブでしか聴けないとんでもないプレイ。ヘヴィメタのどんな早弾きギタリストもこんな風に早くは弾けない。そしてこれほどアグレッシヴに魂ごとぶつかってくるギタープレイってのはエレキでは出せないサウンド、でもってフラメンコとかを基調とした音階で奏でられる旋律の激しさがより一層の熱気を生み出す、そんな作品。途中途中で聴かれる観客の歓声がまた盛り上がるんだよ。

 まぁ、ポップスが好きな人にウケるかっつうとそれはないんだけど、凄さってのは絶対に伝わる作品で、初っ端があまりにも凄すぎるのでなんとなく他が静かに聞こえてしまうんだけど、やっぱり全編を通して凄いとしか云えない音楽が詰め込まれている。難しいこと考えずに熱い熱い魂のサウンドを聴け、みたいな(笑)。一体どうやって弾いてるんだろうって思うくらいのプレイなんだもん。

 他にも同じメンツでスタジオ盤「"パッション,グレイス&ファイア - 情炎"」や「THE GUITAR TRIO」があって、確か昔聴いたなぁと思うんだけど、圧倒的にこっちのライブ盤の方が面白くてあんまり聴かなかったな。多分それなりに普通のレベルからしたら圧倒的に凄いような気がするんだけど、記憶にない(笑)。いや、このライブ聴いちゃうとねぇ…。そうそう二曲目の「黒い森」では途中ピンク・パンサーが入るのも面白いね。んで、ロックンロールのフレーズで演じられるプレイ、やっぱジャンルを超越している…。映像あったら見たいものだ。

Al di Meola, John McLaughlin & Paco de Luc!)a - Paco De Lucia - Al Di Meola - John Mc Laughlin Paco De Lucia - Al Di Meola - John Mc Laughlin

Joan Gilberto & Stan Getz - Getz / Gilberto

カテゴリー: Jazz


 ジャズという音楽の領域はロックのそれに勝るとも劣らないくらいに幅広く吸収している。それこそプログレッシヴなジャズもあればシンプルなジャズボーカル…、ジャズボーカルかぁ、それも良いなぁ…書いてるそばから聴きたくなってきた(笑)。いや、今回はそうじゃなくって、音楽の幅が広いってことから始めたかったんだが…。うん、気を取り直して…、そう、だかフリージャズもあればビッグバンドもあるし、ピアノもあるし本当に幅広い。その中でも周辺に位置しているものがフュージョンとかになるんだけど、その正反対にはボサノヴァっつうのもあるんではないかと。

 で、ボサノヴァの名盤と呼ばれて久しいのがスタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトが組んでリリースした世紀の傑作「ゲッツ/ジルベルト」だな。スーパー名曲である「Astrud Gilberto, Jo!)o Gilberto & Stan Getz - The Very Best of Stan Getz イパネマの娘」なんてのは多分ほとんどの人が知っていると思うんだけど、とにかくこのアルバムに入っているアストラッドジルベルトが歌う「イパネマの娘」がやっぱり最高。1963年の作品ということなんだけど、何というのか時代を超越した素朴さが聴けるっつうのかさ、好きなんだよね、こういう歌声。もちろん作品とか音楽的なところとかでボサノヴァっつうジャンルを知らしめたものだし、自分もこのアルバムでボサノヴァというジャンルのあり方みたいなのを知ったし、ジャケットもなんか曲調を上手く表現している感じで凄く好きだしね。でもさ、やっぱ初っ端のアストラッド嬢の歌声がマッチしているからこの作品が生きていると思うもん。日本人で小野リサさんってのがいて、もっと純粋なボサノヴァをやってる人なんだけど彼女もかなり素朴で良いなぁ、と聴くし。もっともアルバム何枚もいらないんだけど(笑)。あとはねぇ、やっぱゲッツのサックスよりも圧倒的にジョアンのギター…、ボサノヴァギターにやられたね。まず第一にリズムが取れないんだもん、こういうのって。大変なんだよ、ほんと。そう言う意味でも結構勉強になったな。

 それから有名なアントニオ・カルロス・ジョビンのピアノもねぇ、素晴らしい。こういうの書いてるとキリがないんだけどさ、そんな三人がよくぞまぁ集まってこんなの作ったな、と。未だにこの手のアルバムの中では最高峰の称号を取っているだけあってかなりの名盤。万人聴くべし、って感じだね♪

Jo!)o Gilberto & Stan Getz - Getz / Gilberto Getz / Gilberto
Astrud Gilberto, Jo!)o Gilberto & Stan Getz - The Very Best of Stan Getz The Very Best of Stan Getz
小野リサ - iTunes Originals - 小野リサ iTunes Originals - 小野リサ

Sonny Criss - Go Man!

カテゴリー: Jazz

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 50年代末期のジャズ界と云えば60年代末期から70年代にかけてのロック界と同じく、多種多様のアーティストがこぞって作品を世に出してしのぎを削り合っていた熱い時代で、その分当然ながら名作名盤、そして名レーベルなど多数生まれているのだが、中でもブルーノートと云うレーベルは独特の文化が創られており今でも数多くのファンが存在する。もちろん他にも幾つかあったが、今回は超マイナーなインペリアルレーベルからの傑作をリリースしたソニー・クリスを取り上げてみよう。

 「ゴー・マン!

 ジャケットが良いよな、ホント。色っぽいオンナを後ろにスクーターで走る…、そして中の音楽はいやらしさたっぷりの男の色気が情熱的にアルトサックスでプレイされていて、どの曲も色気が漂っている。もちろんソニー・クリスのサックスなんだけど、こういう作品聴いてるとホント酒が飲みたくなる(笑)。初っ端の「Sonny Criss - The Complete Imperial Sessions - Summertime サマータイム」が有名なためどうしてもそこに焦点が集まりがちらしいけど、アルバム単位で聴いているので全くおかまいなし♪ とにかくジャケットを裏切らない色気を持った作品で、スタンダード的なモダン的な曲が多く入っているので聴きやすい。ピアノにソニー・クラークを配しているってのも人気の的かもしれない。何てったって彼がブルーノートに残した傑作アルバム「クール・ストラッティン」と並べてみれば一目瞭然、どっちも素晴らしいジャケットだってことがわかるでしょ。

 ん?話が逸れてる?しょうがないよ、それも含めてジャズの良さなんだからさ。個人的にジャズっつうのは、特にこういうモダンなジャズってのは家で一人で聴くものではなくってやっぱジャズ喫茶で酒を飲みながら聴くっつうのが染みついているので、近くには色っぽいお姉ちゃんがカウンターで酒飲んでて…なんていうシチュエーションを想像、いや、いつまでも永遠に想像なんだが、するわけだ(笑)。実際、まずあり得ないので…、そこで音楽に浸る、うん。あとね、ジャズ喫茶ってやっぱスピーカーが良いからデカイ音じゃなくても良い音で聴けるので、そこで生に近い音を楽しめるんだよ。これはほんとに凄いモンでさ、いや、ロックでも同じなんだけどバンドが目の前にいる感覚になるくらい音の再現度が高いと滅茶苦茶興奮するんだって。で、ブルーノートとかはそういう音作りが上手くて堪らんのだよね♪

Sonny Criss - The Complete Imperial Sessions The Complete Imperial Sessions

Phil Woods & The European Rythm Machine

カテゴリー: Jazz


 アルトサックスの名演と云えば、ちょっと時代は後の方になるけれどチャーリー・パーカー直系の影響下にあったフィル・ウッズがフランスに渡って録音した作品「フィル・ウッズ&ヨーロピアン・リズム・マシーン」が心地良い。アルバムジャケットを見る限りではこの作品「Alive And Well In Paris」と1968年当時パリに渡りこの名作を作った時のそのものをタイトルにしているのだが何故か邦題は「フィル・ウッズ&ヨーロピアン・リズム・マシーン」なのだ(笑)。

 ま、それはともかくこのアルバムの一発目に入っている「若かりし日」という曲、これに尽きる。とにかく演歌の血が通っている日本人であれば必ず好きになるだろう(笑)。いや、冗談抜きに火曜サスペンスのバックで流れてきそうな哀愁漂うメロディが印象的で正にフランスを意識した見事なイントロからそのメロディをモチーフとしたバップ系ジャズが始められるのだが、ジョージ・グランツのピアノがかなりプログレッシヴなものなので面白い。そういう意味でアメリカではなかなか出てこないジャズの交わりなのかもしれないなぁと思うが、息を尽かせぬサックスのメロディの連呼にはただただ聴き入るのみ。多分玄人さんにはあまりウケが良くないんだろうと思うが、自分的には凄く好きだね、この作品。もともとジャズの録音ってのはライブが基本だから常に緊張感が高くて当然なんだけど、そのテンションがロック好きには堪らないところで、アドリブの応酬ってのもやっぱりかっこよく決まっているんだよな。

 時代的に1968年のパリっつうことでロックが出始めてきた頃だし、少なからずそのエネルギーってものはジャズ界にも影響を及ぼしていたと思いたいんだけどどうなんだろ?独特の世界で進んでいるジャズ界だからあんまり関係ないのかもしれないけど、正にクリームがやっていたものと同じ世界なワケで、いや、もちろんどっちが先かなんてのは知ってるけどさ、なんかそういうのあっても良いじゃん。後にギル・エヴァンスがジミヘンのカバーアルバム「プレイズ・ジミ・ヘンドリックス」ってのを作るんだけどさ、そういう楽しさ、ね。

Phil Woods - Phil Woods & His European Rhythm Machine At the Montreux Jazz Festival At the Montreux Jazz Festival
Phil Woods - Modern Jazz Archive: Phil Woods Modern Jazz Archive: Phil Woods