Andy Taylor - Dangerous

Andy Taylor - Dangerous (1990)
デンジャラス

 プロのアーティストがやるカバーアルバムとかカバーソングってのは色々な意味があるんだろうが、ライブなら分かるんだけど既にステータスを築き上げた人がわざわざカバーアルバム出すってのは幾つかの理由によるものが多い気がするが、とどのつまりレコード会社との契約枚数をこなすためというひとつの理由になるのだろう。好きだから出すってのもあるんだろうけど、その場合は意味のあるカバーアルバムにしないといけない、いけないってのは本人の今後のために、だ。まぁ、そんなのどっちでもいいんだけどさ(笑)。

 …ってことでデュランデュランのやんちゃギター小僧、アンディ・テイラーが1990年にリリースした全曲カバーアルバム「Dangerous」。誰も貴方にカバーセンスを求めてもいないし、アレンジ能力を試してもいない、更に言えば何かをしでかしてくれるという期待すらない、なのにこんなアルバムを出したってのは契約理由と自分のルーツをさらけ出してロック側に認知されたいってな所だろうか。本音は知らん。知らんけどそう見える側面もあるってお話。ただね、アイドル的なバンドのギタリストがちゃんとロックが好きで、こんだけ歌ってギター弾いてるってのは見ていて微笑ましいし、応援したくなるからきちんと本業デュランデュランへの貢献度もあるから良いソロ活動になってるんじゃないかな。

 いや〜、紐解いてみると結構驚きでさ、初っ端からThin Lizzyだよ。しかもかなり気合入った歌とギターで、ほぼ丸ごとそのままでカバーしてる意味は何もないだろってくらい。これならオリジナル聴くぜ、っていうくらいにそのまま。他も全部そんな感じだけど、この「Don’t Believe a Word」がアルバム中一番オリジナルに恥ずかしくないカバーだからトップなのかも。どんどんとオリジナルと比較しちゃいけないレベルになるカバーになってくから…、ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」とかモットのなんて無かったことにしようよ(笑)。そんな類のものばかりなのでここで取り上げることもなかったかなぁ…、ただ流れで聴いてしまったんで書いたけど、もうちょっと期待したんだけどねぇ…、残念。





Phil Collins - Face Value

Phil Collins - Face Value (1981)
夜の囁き

 いろいろな種類の楽器が出来るってのは素直に羨ましい。才能があるから出来るワケで、努力だけで出来るものもあるけどやっぱりリズム系のものとメロディ系のとか吹奏楽系なんてのとは全然異なるワケで、それらを多々プレイできる、またプロレベルでそれが認められるレベルで出来るってのは本当に音楽の申し子な人なんだろうとしか思えない。プリンスなんて初めてそれを知った時、びっくりしたもん。そんな人いるんだ、って。様々なミュージシャンを聞いたりしていると割とそういう人いるけど表に出てくるまでの人はそんなに多くない。

 フィル・コリンズの1981年の最初ソロアルバム_ってかデモテープみたいな感じだけど「Face Value」ってのがある。既にジェネシスの、とかいう次元をとうに捨て去っててモータウン影響からのソフトブルーアイドソウル的なサウンド…、まぁ、この後出てくるフィル・コリンズのサウンドの下敷きがしっかりと出来上がってる作品。ジェネシスでのドラマー業は軽かったんだろうか、こんなんがサラリと出来上がってしまうんだから。そしてあのドラマーが歌を歌い、こんな作品を作り上げてしまい、更にはヒットチャートに作品を送り込み一躍時の人になるまで行き、悠々自適な生活で今では全く表には出て来ないけど大金持ちの暮らし、なんだろうと思う。娘がチョコチョコ出てくるんだけど、自分からするとフィル・コリンズの娘だろ?ってその度にあの容姿が目に浮かび、到底彼女そのものを見ることが出来ないという…。

 しっかしまぁホントにドラマーさん?ジェネシスでの変貌にも驚いたけど、ここでの音楽の完成度の高さは正に舌を巻くレベルで、ジェネシスでももちろんかなりの完成度を誇っていたんだろうけど、ここまでポップスの世界での完成度の高さに駒を進めていたってことにびっくりです。この人ロック好きじゃないんだろうなぁ…って思う。音楽家としては素晴らしいからロックという枠はあまり要らなかったんじゃないかと。事実そっちに進んで行ったけど、それは自然な流れなんだろう。だからジェネシスも変わっていったし、この音楽的センスの前では他のプレイヤーも何も言えずにやることだろう…。それにしても聴きやすい作品で、素晴らしいBGMになります(笑)。



Culture Club - Kissing to Be Clever

Culture Club - Kissing to Be Clever (1982)
Kissing to Be Clever

 自分で言うポップス、って一体何なんだ?ってふと思ったり。時代時代によってそのポップスの原型ってのが変わっていくのだが、そういう元音源があって、そいつを無茶苦茶聴きやすいメロディにしてチャートに登場させるのがポップス、か。ただ、時代を追うごとに融合されるテイストが広がっていくからポップスってのはイコール売れ線、であって音楽のジャンルではないはずなんだな。ところがそういうのを総じてポップスと呼ぶからややこしい(笑)。自分もそんな定義を気にしないで売れ線っぽいのはポップス的と書いたりしてるんだからいい加減なもんでして…、えぇ、そんな感じですな。

 先日ロバート・パーマーを聴いてて、こんなにディープじゃないけど上手くこのヘンを出してポップスの領域にいたのがもしかしてカルチャー・クラブ?なんて思ったりしたから聴いてみた。とにかく久しぶりすぎるくらい久しぶりだからこんなチープな音作りだったっけ?ってのとものすごい実力派な人たちだったりする!?とか衝撃受けたり、さすがに世界の音楽シーンに出てくる人は歌がヘタってのがいない。驚くことに、と言うか驚くばかりの歌唱力を誇ってたボーイ・ジョージだからこそ色々あってもきちんとシーンで残っている人なんだな、ってのがある。それがさ、最初のアルバム「Kissing to Be Clever」からわかるワケよ。とにかく歌唱力が見事で、綺麗な声は当然ながら独特の語尾の巻き上げ方による歌唱や、艶やかな歌声どころか実は結構太く出したりもして歌唱力抜群で、しかも歌詞の作り方とかメロディの投げ方が凄く良く出来てて天性のモンだろ、これ?ってくらいに天才的な気がする。

 そんなことで、1982年リリースのファーストアルバム「Kissing to Be Clever」を聴いてて驚いたワケだ。カリプソやソウルやモータウンから流れてきた音楽をベースに軽快に当時の流行でもあったシモンズのドラムの音を入れて軽やかにダンサンブルに、そしてチープなホーンの音とともに聴かせてくれる意外なことに金字塔とも言えるアルバムなんじゃないか?思い切りリアルタイムだったから思い入れはあるとしても…、いや、自分が好んで聴いてたワケじゃないんですけどね…もちろん。ただ、多感期だし色々覚えちゃうし、そういう意味ではかなり覚えた。気持ち悪いとか言う以前に見て知ってたから質が悪い。おかげで英語の勉強にはなったけどさ(笑)。






Robert Palmer - Pressure Drop

Robert Palmer - Pressure Drop (1976)
Pressure Drop

 ビッグネームでも実は全然聴いたことがない、っていう音楽やアルバムはたくさんある。どういう意味でのビッグネームか、によるのだが、まぁ、自分的にはやっぱりロックの世界で、っていう意味になるか。そういえば先日とある飲み会に参加したんだが、もちろん一般人多数なワケで、その中での会話の内容がさっぱり理解できずに一人で飲みながらタバコふかして帰ってきただけってのがあった。さすがにもうちょい人付き合い出来るんじゃないかって思ってたんだが、全くできなかった(笑)。そんなもん一生懸命語ってるんだ、コイツ…とか、そんなもんに時間割いてるのか?とか色々あってさ、形はどうあれ、熱意があるってのは普通は良いなと思って認めたりするんだが、あまりにもかけ離れていて、しかもそれがどうにも訳わからんことばかりで、余りにも一般的で、中身がなくてアホらしくて…って話。まぁ、つくづくとその中では自分がニッチな世界で生きてるんだな〜と実感したワケで、やはり狭い世界でしか通じないんですな(笑)。

 さて、Vinegar Joeのボーカルはやんちゃなお姉ちゃんだったワケだが、その裏で実はロバート・パーマーが参加していたバンドだったことが知られている、らしい。自分はロバート・パーマーって聴いたことないから知らなかったし、興味もなかったけどさ。ロバート・パーマーってパワーステーションのボーカルだった人でしょ?それもマイケル・デ・バレスの方が自分的にはインパクトあるんで、そっちに興味行っちゃってるし、結局ロバート・パーマーって人をちゃんと聴いたことないワケだ。売れてたのも知ってるしアルバム・ジャケット見ても何となく知ってるのばかり。単なるポップス歌手だと思ってたから聴かなかったしね。それが今回こんな形でVinegar Joe絡みか〜、へぇ〜ってのがあったんで聴いてみることに。初挑戦です、どんな音やってるのかも知らないし声だってロクロク覚えてない。

 1976年のアルバム「Pressure Drop」…ジャケットで選んでます(笑)。アルバム・タイトルが「Pressure Drop」だったのももしかしてあの「Pressure Drop」?ってのもあったからね。そしたらあの「Pressure Drop」で驚いた。と言うか、この人がこんなにニューオリンズサウンド+気怠い音をやってるとは知らなかった。もっとモダンでおしゃれなポップスかと思ってたけど…、ま、近いけどさ、こんだけ洗練されてると…、ニューオリンズサウンドなのかな…と気にしてみればホントにリトル・フィートがバックで参加しているらしいし、それよりも思い切り洗練されてるから聴きやすいか。うるささはまるでないホントにポップスの世界。ただ、イメージしてた程単なる売れ線ポップスじゃなかったことに驚いた。かなりディープな世界がある中でのポップス…、売り方間違えなきゃ結構面白かったんじゃないか?なんて思ったりもするが、その辺もセンスか。結構オシャレで聴きやすくて涼し気で良いな…。








Berlin - Love Life

Berlin - Love Life (1984)
Love Life

 やっぱり普通は国名や地名などの名前をバンド名にするのはそこを知ることのない人間であって、発音だったりイメージだったり、それなりに皆さんが自分で持っている印象をバンド名にしているに過ぎないようだ。ココのトコロ、他に何か目立つのあるかな〜って思って見つけたりするんだが、マイナーなものはともかく、メジャーなものではさほど多くないかな、と。んで、「あ…」と思ったのが本日のベルリンです。そう、Berlin、ドイツですね、東西真っ二つに分かれていた時代の80年代に何とも面白いことにアメリカのカリフォルニア州オレンジ郡から出てきたバンドの名がベルリンです。No Doubtの先輩か、同じ年くらいか…、なんとなく似ているって気もするな。

 テリー・ナンが圧倒的に目立っている、ってか彼女のバンドってことになっちゃってる今現在ではあるが…、そう、今でも活動してるんですよ、テリー・ナンって。数年前にはベルリン名義でライブアルバム(DVD付)の「All the Way in」をリリースしていたりするんで、30年経っても忘れてはいけない人かもしれません。

 もちろん今回はその新しい方ではなくって1984年にリリースしたベルリンのセカンドアルバム「Love Life」です。何かさ〜、遠い昔にこのジャケットの記憶があるんだよなぁ…。自分も御多分にもれずベルリンを知ったのはトップガンのテーマだったワケですけどね、あの大ヒットで確か誰かにアルバムをテープに録ってもらったんじゃないかなぁ…。レコードのジャケットのイメージは多分レンタルレコード。もちろん中身の音なんて全く覚えていないので、正に30年ぶりですな、聴いたのは(笑)。

 恐ろしく80年代バリバリの音です、良くも悪くも。キャッチーで軽快でダンサンブルでキュートでビートが効いてて最高にポップス。クォリティだってもちろんかなりのモノだから売れなきゃおかしいだろ、ってくらいの代物だな。ただ、まるで面白くないのはしょうがない、時代だ(笑)。時代に思い入れのある人じゃなきゃ今更じっくりとは聴かないだろ、ってアルバムでしかないのは事実だが、テリー・ナンのキュートさはなかなか良いんじゃないか?




All the Way in (W/Dvd)

Captain Sensible - Women & Captains

Captain Sensible - Women & Captains (1982)
Women & Captains Collection

 The Dmanedの功績を聴いていてネットを調べたりしていると色々と面白い情報にもぶち当たる。The Damnedの「Strawberries」という作品が1982年にリリースされているが、どうにもこのアルバムでは例のキャプテン・センシブルは自分のソロアルバム製作のためほとんどバンドの作品に曲を提供していなかったらしい。ってことは音楽的リーダーでもあったと思われたキャプテン・センシブルの貢献なしにあの傑作アルバム「Strawberries」は出来上がったってことだ。う〜ん、恐るべしデイヴ・ヴァニヤンの執念っつうかセンスなのか?んで、そんだけのThe Damnedの活動を蹴ってまで創りだしたソロアルバムってどんなんだ?と気になってたので聴いてみたんだな。リアルタイム時にそんなのは全然知りもしないし興味もなかったから聴いてもいないしさ。

 「Women & Captains」…、驚くことに1982年にリリースしたキャプテン・センシブルのソロアルバム。へぇ〜、そんなワガママも許された時代なのか、レーベルとしてはキャプテン・センシブルの才能だけが売れると踏んだのか、多分後者だろうけど、そんな意図に見事に応えたアルバムなワケだ。嫌な予感はしてたんだが、まさかここまでの音だとは思わなかったなぁ…。ちなみに「Happy Talk」という誰かしらんのカバー曲で英国ナンバーワンヒットも取ったらしいので知ってる人は知っているんだろうと思う。自分は微妙にその年のヒットチャートって通ってない…か?多分。それか全然興味がなかったかどっちかだ(笑)。

 まぁ、何だ、パンクロックで世間を舐めまくって叩きつけたエネルギーをまるで正反対に変えて、世の中舐めきったスタイルで自分の得意な音楽を使って遊んでみたよ、的な部分が多いと思われるんだが、それだけの才能があるからこそ出来たアルバム。正直言って全く面白くもないし、単なるエレクトリックポップスのゴチャゴチャサウンド。ただしキャプテン・センシブルのもの凄いポップセンスは炸裂しまくってる。こんな作品作れるんだったら、そもそもThe Damnedの「Strawberries」に収録するような曲はなかったかもしれない。即ちバンドに貢献しなかったんではなくって自分のソロ作とバンドに貢献するべき曲とは大きな隔たりがあったっつうことだ。メロディラインはThe Damnedでも十分イケるんだが、アレンジがもうあの80年代風ポップスなワケだからさ、しかも徹底した作りじゃなくて遊び要素が多分に入っているからどうにも中途半端な軽さ。冒頭の「Wot」なんて一瞬B.A.D聴いてるのか?と思ったくらいにヘンなラップ。無駄にシンセがたくさん鳴っているのもあるし、明らかに遊んでるよ〜っていう確信犯。

 コレでバンド辞めたの?売れたから?だろうな。これだけのセンスあったらプロデューサーとして成功できたんじゃね?ところがそこは適当な人間だっただろうから上手く世渡しないで今でもThe Damnedに舞い戻ってプレイしているという音楽バカ。う〜ん、面白い人だ。





Madonna - Mdna

Madonna - Mdna (2012)
Mdna: Deluxe Complete Studio Albums (1983-2008)
MDNA (Deluxe Version) - Madonna MDNA (Deluxe Version) - Madonna

 アメリカンアイコンの女帝とも言えるマドンナ。スーパーボウルでのパフォーマンスが話題になって、実はアルバムリリースの宣伝でもあったってことだけど、今のマドンナの凄いのは過去のアルバムなどよりも最近のアルバムの方が売れているってことだ。古い人間なら古い人間なりの中でマドンナってのは終わっているんだろうけど、今の世代の若者の間でもマドンナはアイコンなワケで、彼らの世代には彼らのマドンナってのがあるんだってこと。何となく実感しにくい出来事だけど、決して過去の人ではなく今の人としてマドンナはトップを張っているんだから恐れ入る。それは過去の重みからというのではなくて今出し続ける作品が今の時代の感性に合わせるのではなくて引っ張る側にいるからこそ出来る代物で、決して保守的に音楽をリリースしているワケではないということだ。野心的、革新的、創造的とも言うべき実験精神お強いサウンドを今の時代に今のサウンドの最先端の先を追ってリリースしてきているので、ここ最近の作品は正直言えば自分なんかはまったく理解できないし何が面白いのかどこが面白いのかまったくわからんのですな(笑)。それでもやっぱり次はどんなことやってくれるんだろ?とか今度はどこに向かってるんだろうなぁ〜とかそういう興味深さがあってついつい新作ってのも聴いてしまうのだった。

 「Mdna」、タイトルからして近代的じゃないですか。そして出てくる音はもう音楽じゃないです、これ(笑)。リズムボックスのリズムとコーラス、そして呟くような歌メロと効果音。デジタルものってここまで進化していて昨今の音楽っていうのはこういうもんなんだろうな、ってのはわかるけどまるで理解できない自分(笑)。ただ、マドンナのやっているのは常にダンスホールやディスコで流れるようなポップスであり続けること、そのためには最先端の音楽を自分が創りだしていくということで、自分が持っている音楽を世に出すのではなくて世にある音楽の最先端風味を自分がかけ合わせていくという、そもそもミュージシャンという意味ではまるで異なる存在。だから音楽性を語るのは無意味なのだな、この人の場合は。そりゃそうか(笑)。しかしまぁ、ここまで訳の分からない世界を歌うってのも凄いし、これでまた踊るんだろ?一体いつまでそんな進化を追いかけていくんだろ?そりゃ若い世代も着いて行くわな…。

 一応アルバム全曲聴いてみたけど…、何一つ感動はないし楽しさもないし刺激もない。ただ、こういう音楽が存在するんだということはわかった。もしこういうのが最先端で若者の中では当たり前の音楽の風潮だとするならば、今の時代に若者じゃなくて良かったと思うかも。まぁ、いつの時代でもこういうダンス系な音とロックとか歌謡曲ってのは存在していたし、その構図は今でも変わらないし、どこに属するものを好むかってことだけどさ。



Madonna - Superbowl Halftime Show 2012

Madonna - Superbowl Halftime Show 2012
MDNA

 いつからかスーパーボウルのハーフタイムショウのたった20分弱の隙間がスーパースター達が出演するライブイベントのひとつになってしまっていて、それは1993年のマイケル・ジャクソンの出演から始まったようだが、その後も複数アーティストの豪華共演レベルのお祭りだったものが、更に進化して20分のライブイベント、しかも全米視聴率圧倒的No.1と広告枠を誇る隙間にだ。いくらバンドやアーティストが有名だって言ってもスーパーボウルの視聴者数には敵わない訳で、皆が皆高額の出演料をもらっているんだろうけど、そんなのは支払う側からしたら大した額じゃないってくらいにカネが動くイベントのようだ。ま、生々しい話はともかくとして、自分的にはそんなに意識なくってさ、随分前にテレビでスティングとグウェン・ステファニーが一緒に歌ってるのを見て何だろ?って興味持った時くらい。その後はKissとかThe Whoとかストーンズとかかな…、そのヘンから刷り込まれてきた感じ。

 そして今回さすがに話題作りが上手いんだろう、マドンナ。特別に興味ないけどマドンナがスーパーボウルのハーフタイムに出るってことはちょいと前から知ってたからさ、普通のニュースに紛れてきたんだろうと思うが、ほほ~んと。いや、どうすんだろ?っていう興味。バンドだったらガツーンと気合入れていけばパフォーマンスが良くなるんだろうけど、ポップ歌手って…どうすんの?みたいなさ。ま、マドンナだから何かやるんだろう、とは思ってたけど。そんなことでようやく見れた…もちろんYou Tubeですがね、便利な時代です、ので、なるほど、と。最近のツアーDVD「Sticky & Sweet Tour」なんかでも50歳を超えた体であのパフォーマンスとダンスは驚異的と言われているけど、ホントそうなんだろうな。何かの写真でアップで顔を写したのを最近見たんだけど、もうおばあちゃん的な顔のシワと肌のたるみなんだよな。それでもテレビとかツアーとかでメイクしまくってるとわからないんだけど、アップで普通にメイクしたくらいの表情だとやっぱり年には敵わないなと。それを見てたので今回のハーフタイムショウって?とも思ったワケさ。

 いざ、蓋を開けてみたら、こういう手で来たか、と納得。単純にマドンナが一人で、もしくは数人程度でステージで歌うハズがなかった…。実質たった15分も無いくらいのパフォーマンスに百人単位のダンサーなどなどを登場させて一大スペクタルを始めたのだった。入場からして仰々しくファラオの神をモチーフにした登場で、ステージ上でどんどんと衣装が変化していくという紅白歌合戦並の気合の入り方。さらにマドンナだけでなく、名前はよく知らないけどいくつかのアーティスト…しかも最近売れそうな、売れている黒人系のやんちゃな方々を招き入れて共演することでステージを若くハツラツと見せている感じ。最後のデブの黒人、巧かったなぁ…、興味ないけど。そしてまぁ、歌ってる曲なんて知ってるのか知らないのか全然わからなくてさ、全部ダンスアレンジになっててメロディが聞き覚えあるかな?くらいなんだけど、歌のボリュームも大きくないので、ホント見せるショウだったんかな。それとも声量の無さでしょうがないか?ま、いずれにしても歌を歌う人っていう出演ではなくてダンスを仕切る人っていう主演ダンサーとしても出演してます、みたいな感じだったかな。そして最後はステージからスモークと共に消滅するというパフォーマンス。53歳にしてこの動きとか凄いわ。どうしても単純にダンサーとして歌手として見れないんだよね。53歳のおばちゃんがこれ?みたいな見方しかできなくて…、古くから知ってるとダメです。ちなみにマドンナって昔の曲よりも最近の曲の方が圧倒的に売れてたり人気あったりするみたいなので若い世代的にはそっちのが良いらしい。「Music」とか、ねぇ…。なので普通に見てて普通に見れるパフォーマンスで凄いなと。

Sticky & Sweet Tour [Blu-ray] [Import]
Warner Bros / Wea (2010-04-06)
売り上げランキング: 3638




Eurythmics - Revenge

‪Eurythmics - Revenge (1986)‬
Revenge (Reis) (Dlx) (Dig) Touch (Reis) (Dlx) (Dig)
Revenge (Bonus Tracks) - EurythmicsRevenge (Bonus Tracks) Touch (Bonus Tracks) - Eurythmics Touch (Bonus Tracks)

 80年代のユーリズミックスって、そりゃ名前も知ってるしヒット曲もいくつか知ってるけど、そんなにハマり込むようなモンじゃなかったかなぁ。ロック一辺倒だったってのもあるけど、それなりに80sポップスはリアルで通ってるワケだからベスト10的に追いかけてたのあったんだけどな。まぁ、それも80年代中頃くらいまでだけどさ。ユーリズミックスだとアルバムでは「Touch」のヘン辺りかな。アニー・レノックスのルックスと歌声が印象的でね、ただ曲はそんなに好きじゃなかった。どうにもエレクトリックテクノ的とぱエレクトリックポップ的なのって受け付けなかったんだよね、昔は。YMOとかもそうだけど、もっと生々しいのが好きだったからさ。そんなんだったので色々と追いかけることもなかったんだけど、せっかくSuperheavyで久々に名前も聞いたし、ユーリズミックスもどんなんだっけ?って感じですね。

 1986年にリリースされた5枚目の作品にて多分一番売れたと言われている作品「Revenge」。冒頭から気持ち良いくらいに快活な完成度の高いロックでもポップスでもない独特のセンスで迫るアレンジと楽曲にアニー・レノックスの抜けた歌声が響く。このアルバムの先行きを予言するかのようにハイセンスなサウンドは今聞いても25年前という音の質感を感じさせないくらいによく出来たサウンド。何なんだ、この「When Tomorrow Comes」の美しき心地良さは(笑)。さすが当時売れまくっただけあって、ゴージャスに上品に仕上がっているね。泥臭さとか一切なくって、巧さもセンスもホント天下一品的な音。突っ込みどころがまるでないんだが…、今ならそういう聴き方できるなぁ。昔はそんなおしゃれな音、まるで耳に入らなかったからさ(笑)。いや、ロック少年のこだわりは時として盲目にするものです…でも、それこそロック。ただね、これ聴いてて思うのはギターソロとか思い切りロックだし良い感じに弾きまくってるわけだし、曲全体がコレでもロックを出している個性ってのをきちんと聴いて然るべきだったんだろうな、なんてのも思うワケさ。ま、しょうがないが。

 実はベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」なんてのは車の中にも入ってたりして割りと流れているんだよね。好きとかじゃなくて流してると結構心地良いBGMって感じで聴いてるんだけど、「Revenge」の方が良いかもしれないな、なんて思い始めた。ベスト盤よりも秀逸なアルバムってことです♪今ではボートラ付きで出直しているらしいので。



Nena - Nena

Nena - Nena (1983)
Nena 99 Luftballons
Made In Germany Live - Nena Made In Germany Willst du mit mir gehn - Nena Willst du mit mir gehn

 初恋の人をず~っと追いかけているみたいな気分になれるのが自分にとってはNenaだったりする。もちろん知ったのは売れに売れまくった全盛期の80年代、日本公演も来ててさ、見に行ったんだよね。どんなんだったかあんまり覚えてないんだけど、最後に観客の女の子をステージに上げて一緒に歌ってた。それと曲が少なかったから「ロックバルーンは99」を何回か演奏していた気がする。それまでも音として普通にポップスって感覚で聴いてたんだけど、ライブ見てからは多分より一層意識して聴いたり見たりするようになったんじゃないかな。80年代後半ではもう忘れ去っていたんだけど21世紀に入ってから復活してきたんだよ。その時に気になって懐かしさと共に「Nena」とか聴いてみたら凄く面白くて、更にドイツのバンドっつうかドイツの音だから個性的だったんだよね。それでまたハマってった。

 そんな想い入れたっぷりのNENAのドイツ本国でのデビューアルバム「Nena」です。ややこしいのは日本でのデビュー盤だと「Nena」と収録曲は同じだけど「ロックバルーンは99」がアルバムトップに来ているんだな。アメリカ盤だとセカンドアルバム「?」との融合作品になっててセミベスト盤みたいになってるので別モノ。とは言え、昨今のスタンダードになってしまったのはアメリカ盤のファーストアルバム「99 Luftballons」だったりするのだが…。

 それもまたちょっとなぁ~ってことで、オリジナルなファーストアルバム「Nena」を敢えて登場させてみました。自分的には多分「ファースト・アメリカ」が最初だったと思うけど、その後日本盤のファーストアルバム「Nena」を聴いているので「ロックバルーンは99」から始まるヤツだったんだよな。だから敢えてオリジナルなファーストアルバム「Nena」ってのは結構新鮮だった。本来論はこれからなんだが、まぁ、しょうがない。

 それでですね、ちょっとノスタルジックに聴いてみるっていう気持ちもあったんだけど、聴いているとかなり多様な曲が入っていてバリエーションに富んだ作品だったんだと言う事に気づいた。ややアバンギャルドな雰囲気のする「Indianer」なんてのもあったりさ…、ってかここまでストラトの乾いたカッティングギターが決まってる曲ってNENAの中では珍しいかも。へぇ~って感じでした。しかし、ドイツ語のタイトルばかりで覚えられないんだなぁ、曲名が。かと言って邦題も覚えてないし、それでいて曲はよく知ってるというのが多い(笑)。「夢を見ただけ」とか「満月と魔法」や「魅惑のシネマハウス」とかキュートでかっこ良いビートの聴いた曲でいいねぇ~、NENAらしい曲です。まだベルリンが分割されている時代に西ドイツから出てきたバンドだし、バンドってもNENAの歌とあどけなさとキュートさが多くのファンを虜にしたに違いない。今でも活躍していてDVDも出ていて、51歳とは思えない筋肉質でスリムな女性なシンガーです。昔の曲もアレンジしなおして現代風に蘇っているのでかっこ良いし、こういうアプローチって良いなって思う。うん、NENA、地道に追いかけ続けてますよ~♪





 | HOME |  »

プロフィール

フレ

Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


ロック好きの…別館リンク


ブログ検索


最新記事


カテゴリー


最新コメント


最近のトラックバック


カレンダー

01 | 2017/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

過去ログ+

2017年 03月 【1件】
2017年 02月 【27件】
2017年 01月 【32件】
2016年 12月 【32件】
2016年 11月 【30件】
2016年 10月 【31件】
2016年 09月 【30件】
2016年 08月 【31件】
2016年 07月 【31件】
2016年 06月 【30件】
2016年 05月 【31件】
2016年 04月 【30件】
2016年 03月 【31件】
2016年 02月 【29件】
2016年 01月 【32件】
2015年 12月 【32件】
2015年 11月 【30件】
2015年 10月 【31件】
2015年 09月 【30件】
2015年 08月 【31件】
2015年 07月 【31件】
2015年 06月 【30件】
2015年 05月 【31件】
2015年 04月 【30件】
2015年 03月 【31件】
2015年 02月 【28件】
2015年 01月 【32件】
2014年 12月 【31件】
2014年 11月 【30件】
2014年 10月 【31件】
2014年 09月 【30件】
2014年 08月 【31件】
2014年 07月 【31件】
2014年 06月 【30件】
2014年 05月 【31件】
2014年 04月 【30件】
2014年 03月 【31件】
2014年 02月 【28件】
2014年 01月 【32件】
2013年 12月 【32件】
2013年 11月 【30件】
2013年 10月 【32件】
2013年 09月 【30件】
2013年 08月 【31件】
2013年 07月 【31件】
2013年 06月 【30件】
2013年 05月 【31件】
2013年 04月 【30件】
2013年 03月 【31件】
2013年 02月 【28件】
2013年 01月 【32件】
2012年 12月 【32件】
2012年 11月 【30件】
2012年 10月 【31件】
2012年 09月 【30件】
2012年 08月 【31件】
2012年 07月 【31件】
2012年 06月 【30件】
2012年 05月 【31件】
2012年 04月 【30件】
2012年 03月 【31件】
2012年 02月 【29件】
2012年 01月 【32件】
2011年 12月 【31件】
2011年 11月 【30件】
2011年 10月 【31件】
2011年 09月 【30件】
2011年 08月 【31件】
2011年 07月 【31件】
2011年 06月 【30件】
2011年 05月 【31件】
2011年 04月 【30件】
2011年 03月 【31件】
2011年 02月 【28件】
2011年 01月 【32件】
2010年 12月 【32件】
2010年 11月 【30件】
2010年 10月 【31件】
2010年 09月 【30件】
2010年 08月 【31件】
2010年 07月 【31件】
2010年 06月 【30件】
2010年 05月 【31件】
2010年 04月 【30件】
2010年 03月 【31件】
2010年 02月 【28件】
2010年 01月 【32件】
2009年 12月 【32件】
2009年 11月 【30件】
2009年 10月 【31件】
2009年 09月 【30件】
2009年 08月 【31件】
2009年 07月 【31件】
2009年 06月 【30件】
2009年 05月 【31件】
2009年 04月 【30件】
2009年 03月 【31件】
2009年 02月 【28件】
2009年 01月 【32件】
2008年 12月 【32件】
2008年 11月 【30件】
2008年 10月 【31件】
2008年 09月 【29件】
2008年 08月 【30件】
2008年 07月 【30件】
2008年 06月 【30件】
2008年 05月 【31件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【31件】
2008年 02月 【29件】
2008年 01月 【31件】
2007年 12月 【29件】
2007年 11月 【30件】
2007年 10月 【29件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【31件】
2007年 07月 【30件】
2007年 06月 【29件】
2007年 05月 【30件】
2007年 04月 【30件】
2007年 03月 【26件】
2007年 02月 【27件】
2007年 01月 【20件】
2006年 12月 【31件】
2006年 11月 【30件】
2006年 10月 【31件】
2006年 09月 【30件】
2006年 08月 【31件】
2006年 07月 【31件】
2006年 06月 【30件】
2006年 05月 【31件】
2006年 04月 【30件】
2006年 03月 【31件】
2006年 02月 【28件】
2006年 01月 【31件】
2005年 12月 【31件】
2005年 11月 【30件】
2005年 10月 【20件】


リンク


RSSフィード


全記事表示リンク

全ての記事を表示する


QRコード

QR

Click! Click!


楽天市場
HMVジャパン

Amazon