Triumvirat - Spartacus

Triumvirat - Spartacus (1975)
スパルタカス(紙ジャケット仕様)

 そういえば今年の豊富とか目標とか色々とそういう設定って全くしてないな…、どうしようか。多分自分の中では常に何かそういうのは決めてあって淡々とやっていくんだ、っていう意識しかなくて、それを表明することが出来ないんだろうと思う。ここで「ブログ続けて頑張ります」ってもさ、普通じゃね?ってくらいにしか思わないし、「ロック一生懸命聞きます」ってのもずっとそうだしさ、じゃ、何だろ?って思うと…、「飽きられないように書きます」か。それも普通だからなぁ…、とか趣味の世界ってのはあくまでも自分の趣味だからさ、あんまり定めなくてもいいかなって思ってるのはあるね。

 1975年にリリースされたTriumviratの三枚目のアルバム「Spartacus」。いきなり登場なんですが、リコメンドで出てきて、あったなぁ〜と気づいて聴いている次第です。ご存知の方はご存知だろうけど、知らない人は全然知らないだろうドイツのバンドで60年代末期から活動していたとか。そもそもがキース・エマーソン大好きな鍵盤弾きユルゲン・フリッツ君が主役になってそのままバンドをやっているという状況からして、想像通りにEL&Pの音色そのままが出てくるという(笑)。ここまでEL&Pで良いのか?ってかそういう音が同時代で出せてしまうのはある意味才能ではあるんだが、聴いている側からしたらさほど面白味はない、か。よくこんだけ出来るな、とかそれでも多分ドイツの中では破壊的な方向ではなくてポップな世界へ進む事を狙ってたのかも、なんていう程度には大人しい。音はそのままだけど。

 面白いな、って思うのは出てくるサウンドがドイツ的って事。同じような事でしてるのに英国的じゃなくてちょいと硬い音なんだよね、やっぱり。それと割と規律正しいって言うか、イレギュラーしてこない。破壊的じゃないってのはそういうトコでさ、予測できるそのままで展開してくるし、心地良さのそのままかな、っていう感じ。でもね、面白いよ。組曲になってるからかな、物語性と言うかそういうのが味わえるし、アルバム丸ごとでEL&Pだけどやっぱり個性は出て来る。何か違うな、っていうのは多くあるから。アコギやメロトロンが多いのは特徴的だよね。

A Maschera Di Cera - A Maschera Di Cera

A Maschera Di Cera - A Maschera Di Cera (2002)
肉の蝋人形(直輸入盤・帯・ライナー付き)

 昔は何かロック本を買ってくるともうそればかり貪るように読んでて、記憶にあるのを買ってきては聴いて、またその本を見直してフムフム…こうれだとこういう音がこういう書き方になるのか…とか思いながらその本を書いた人の個性的な感覚を何となく意識してまたレコード買いに行って聴いて、今度はライナーなんか入ってたりするとそっちをまた読んで、なるほど…などなどと繰り返していくのだが、CD時代になってからももちろんそういうのはあったけど、DL時代になってからはもうどうしようもない。ロック本もまともに読んでないし、ネットの情報とDLした音源で聴いてるだけだし、情報はあるけどどれも薄いっつうか、自分なりの納得感とか聞き込み感や貪り感が薄くて、それはもう単に時間不足ってのが大きいと思うけど多分それよりもそこに向かう自分の心構えかな。

 2002年、イタリアン・ロック…往年のイタリアン・ロックへのオマージュとも言える名作アルバムをリリースしたLA MASCHERA DI CERAってバンドの最初の作品「A MASCHERA DI CERA」。聴いて驚くなかれ、70年代のあのイタリアン・プログレそのままの音で現代版に進化した作品が流れてくる。メロトロンだろうがムーグだろうが何だろうが、そしてまた暑苦しい巻き舌のボーカルも含めて一体どこからこんなのが出てくるんだ?ってくらいに楽曲のセンスもメロディもアレンジもオールドタイムなままなオマージュ作品、こういうの聴きたかったんだよ、ってなユーロファンにはものすごくアピールするアルバム。カンタトゥーレの流れも入ってるしバロックでもあるし、もちろんイタ語で唾吐きまくってるし、それでいて美しいフルートなんかも入ってて、もう何とも言えないあの時代の音。ムゼオを最初に聴いた時のような感覚が蘇る…とかね、そんな気分。

 やっぱねロックは進化してる。あの頃才能を使って出してきた音をそのまま難なくやれちゃってあのレベルが出来ちゃうんだから凄いよ。しかもちゃんと感動できるレベルでロックしてるんだもん。盛り上がってギターが入る!ってとこでもメタルのああいうのにはならずにきちんと古いロックのギターソロとかオルガンやフルートで攻めてくるし、今時のギタリストじゃ何でだよ、ってなのもあるんじゃなかろうか(笑)。この辺のセンスがよく出来てる。普通にあのヘンのロック好きな人に聴かせたら、発掘音源にしか聞こえないってのも分かる。



Alphataurus - Alphataurus

Alphataurus - Alphataurus (1973)
Alphataurus

 消費するだけの人生から生産する人生へと変えていきたいですね、なんてのを聞いてて、ふとそれって自分だとどうなんだろ?なんて考えてしまった。コレクションするのは消費するだけだけど、それらをこんなブログの形で残しているのは生産になるのだろうか?何か自分で学習してそれを違う形で吐き出していくことってのがそんな内容なんだろう。できることならもっと大きな形でのリターンがあれば良いのに(笑)。

 イタリアン・ロックの暑苦しさが暑苦しく聞こえない季節にもなってきたのがあるのか、専らイタリアン・ロックを聴いているのだが、今回はきちんとオールドタイムなAlphataurusというバンドが1973年にリリースした「Alphataurus」、唯一作になるようだ。イタリアと言えば恐ろしい名盤を一枚だけ出して消えていくバンドばかりで歴史的背景があるにせよ勿体無いことだ。このアルファタウルスもそんな一つで、ムゼオやマクソフォーネに劣ることのない屈指の名盤。これこそイタリアン・ロックと言わんばかりの暑苦しさと展開、こういうの好きだなぁ。もっと熱いロック的な側面が強いかもしれない。シンフォニックでよく出来てる展開なんだけど、根底が反抗心なんじゃない?すごくロック的な魂を感じるアルバム。

 バンドの背景とか全然知らないんだけど、こんだけの作品作ってた連中が黙ってるか?って思うわ。案の定再結成してアレコレしているようだけど、この「Alphataurus」という作品の室の高さ、今でも十二分に通じる破壊力と美しさ、イタリアンならではの巻き舌のカンタトゥーレ的歌唱法もそのまま、バロック的な展開にアコギも混ぜて、ザッパみたいなギターも随所に入ってくるってのもあってかロックの方向へかなり軸が振られている傑作。素晴らしい。



Ubi Maior - Incanti Bio Meccanici

Ubi Maior - Incanti Bio Meccanici (2015)
Incanti Bio Meccanici

 ちょっと深堀ってみると70年代イタリアン・ロックを踏襲しているイタリアの若いバンドってのもあるみたいで幾つか出てきた。全部聴いたってしょうがないからちょこっと聴いてみて楽しんでいる所なんだけど、面白いよなぁ、他の国のバンドがどんだけやってもこういう風にはならないけど、イタリアの若いのが歌ってやるとこうなる。見事に70年代がリバイバルされるってのは何だろ?結局国民性の持つ本来のパワーなりエネルギーなりの発散方法としては同じになるってことか。音までしっかりとバロック調になってしまうと、正にそのまま70年代のイタリアン・ロック。

 Ubi Maiorなるバンドの2015年作品「Incanti Bio Meccanici」、3枚目だそうで…、いや〜、驚くよ、これ。ちょっと音が新しいくらいで70年代そのままの音が出て来ててね、何ら遜色ない。レ・オルメやらイルバレやらムゼオやらそのヘンのゴツゴツ感とか歌の妙な熱さとか巻き舌の歌やらメロトロンにバイオリンなどなどと音色もそのままでとにかく濃い。この濃さこそがイタリアン・ロックで、熱さ濃さも健在でホント、お前いつの時代の人間なんだ?ってバンドです。ここから入っていくイタリアン・ロックってのもあるんだろうし、あまり聴いたことない人には結構衝撃だったり?今のイタリアのロックってこういうの出てこないでしょ?

 リバイバルの重要性ってやっぱりあるよ。ここから入る人いるだろうし、そこでたどり着くこともあるだろうし、別にオリジネイター知らなくても楽しめりゃいいから、そういう音なんだってのも広がるし。知ってる人は知ってるで、別に聴かなきゃいいだけだし。もうね明らかにロックはそういう時代になってる。クラシックに近づいてる。でもまだ繰り返すことで新しいのが出て来ることもあるだろう。所詮は音楽、楽しむ音楽なんだからそれでも良いんだ、きっと。





Unreal City - Il Paese Del Tramonto

Unreal City - Il Paese Del Tramonto (2015)
Il Paese Del Tramonto

 自宅のPCなりMacなりってのはもう使い方が決まっちゃってる人多いんだろうか。話したことないから分からないんだけど、人それぞれ目的あったり使い方あったりしただろうしさ。ただ、iPhoneとかiPadが出てきてそっちでアレコレ出来ちゃってるからわざわざPC開くとかしない人も増えてるだろうし、もともと使ってた人は動画とか音楽作るとか何か書くとか写真いじるとかそういうのはPCでやると思うんだけど、普通の人はそこまで色々やらないだろうから結果的にPCってのは要らなくなってきているんじゃないかと。ウチのブログだってアクセスの半分くらいは多分モバイル系だろうしね。たださ、あのスマホで見れる画面インターフェースが好きじゃなくてね、PCビューで見ちゃうけど。

 イタリアから2015年作品をリリースしたUnreal Cityってバンドの「Il Paese Del Tramonto」。このバンド名からするとどっかチャラい感じしてしまうんだけど、思い切りイタリアンプログレッシブロック=ユーロロックそのままで驚く。70年代のあのイタリアン・ロックそのものが40年後の今出てきたという…、面白いよなぁ…、メロトロンにピアノにハモンド、ムーグ、更に舌を巻いた歌、バロック調のゴツゴツしら音の組み立て方、実に自分的には聞き慣れた音ですんなりとカラダに入ってくる(笑)。ムゼオ・ローゼンバッハみたいなトコあってね、メリハリも優しさもあるから面白い。こういうの出せるバンドっているんだね。

 よくよく聞いているとずいぶん古い楽器の音を使ってるから余計に70年代の音に聞こえるのか…、今時のは凄いな。しかしそれだけじゃなかなか出来ないだろうし、素質的にこういう曲があったからビンテージな楽器が登場してきているのだとも思いたい。ギターの音色だってあの時代のままだもん。曲の質も遜色ないし、バンドのテンションも高いし、あのヘン好きだととっても納得して楽しめるバンド、アルバム。





Sieges Even - Paramount

Sieges Even - Paramount )2007)
Paramount

 聴いてみないと好みか否かってのはもちろん分からないけど、一回聴いたくらいで判断するのも勿体無い。かと言って何回も聴いてみるってのはそれなりに琴線に引っかからないとやらないし、じゃ、どうやってその良さを認識するんだ?ってなるんだな。まぁ、最初から何となく分かる部分あるんだけど、何度となく気になって聴いているウチに好きなところが見えてくるってのはあるな。そこまで無理してトライする必要性は全くないので別にそんなことをわざわざしなくても何かの情報でフラリと聴いてみて気に入ったらじっくりハマれば良いだけだ。こんなことをわざわざするのは…、何だろ?好奇心?

 Sieges Evenなるドイツ出身のバンドで80年代からやってるベテランのようだけど、世界中に名が知られていたワケではないみたい。自分も知ったのは最近だし、聴いたのももちろんだ。2007年のアルバム「Paramount」なんてのが紹介されてて聴いてみて、ん〜、ん?みたいな気がしたから。ただ、やっぱりちょいと足りないのかなぁ、とも思える今だけど今後はわからない。言われているのはプログレメタル、なんだけど聴いてみるとそうでもないんじゃ?ってな気もする。もうちょっと軽いし爽やかだしメロディもしっかりと古臭くてしっかりしているし、音色は確かに新しいプログレの音を用いているけど、曲構成がモロに凝ってるってんでもなくて細かい所が凝っているって感じで、聴いているとお?となる箇所は多いけど、それをメロディが覆い被さって見えなくしちゃってるというのか。歌声だってやたらと爽やかで、この声は好きじゃないんだが、個性的ではありますな。

 ドイツらしさってのをあまり感じない。その分ワールドワイド的な音に近いのかもしれないし、メタル的な部分も強くないからってのもあるか、やっぱり暗さと重さが必要な自分にはちょいと物足りないか。音は面白いしフロイド的な側面もあるんで聴きやすいが。それにしてもそのキャリアで今でもこういう音を出し続けているってのは見事。しかもこの頃のプログレ連中と遜色ない作風だし、若々しいよね。





Riverside - Eye of the Soundscape

Riverside - Eye of the Soundscape (2016)
Eye of the Soundscape

 インストものを好んで聞く事はあまりないし、そもそもインストってフュージョンとかみたいなのだとアルバム一枚聴けないしね。ジャズとかプログレとかで入ってるのは楽器のぶつかり合いだったり構築美だったりするから良いんだけど、何か割と苦手。多分軽いインストは苦手ってことなんだろう。ポーランドのバンドの中で一番のお気に入りであるRiversideが2枚組のアルバムをリリースするって情報だけ見てて、そりゃまた大作で面白そうだ、と勝手に思ってたら何のことはない、全曲インストで既発のものを集めて幾つか新曲が…というお話。どう捉えたモンかなぁ…と。

 RIversideの2016年2枚組「Eye of the Soundscape」。ジャケットからしてちょっと方向変えてきてる?みたいなの感じるけど大丈夫かなぁ…、あの暗く美しく激しくってロックから脱却しようとしているのかもしれない、なんて伺えちゃうけどまずは…、と。う〜ん、確かに自分の感覚だと聴いたことあるのが多いし、聴き直してるってのも多いけど、曲のレベルとか作り方が異なるからインストとは言え、その時時の風潮が出てて、その意味では面白いとも言えるか。ただ、やっぱり強烈なボーカルによる世界観が大きかったのか、こうして聴くと結構毒のない音を出していたんだな、なんて聞こえてくる。一方、こんなにエレクトロな音や繊細な音が散りばめられていたりして普段は歌や演奏そのものに気を惹かれていたので気づきにくかった部分は聞こえてきたか。アルバムでもそれくらい聴いてろって話だけど、アルバムの中のインストって息抜きみたいなもんだし(笑)。

 色々な作風があるなぁと。フュージョンチックなのから雰囲気だけのとか、確かに新曲混ぜてリミックス混ぜてまとめてみて聴いているとひとつの物語みたいにはなってる感じ。ただRIverside好きな自分でもほとんど聞き直すことのないアルバムになることは間違いない。こんなんBGMにしたくなる店もないだろうし、どういう意図だったんだろうなぁ…、。







Airbag - Disconnected

Airbag - Disconnected (2016)
DISCONNECTED

 アルバムがリリースされるのを心待ちにして発売日になってワクワクしながら聴くというバンドって自分達なんかはそうそう多くないと思うけど、今時の連中ってどうなんだろ?そりゃさ、アイドルとかってのは別として、普通に一番でもないバンドの音とかさ、そこまで気にしてないんじゃないかとか勝手に思ってるんだが。ましてやこんな深いニッチなロックバンドの世界でそういう人も多くはないだろうし、それでもしっかり新婦は出ているし聴き応えもある、もっともっと知られて然るべき存在なんだろうけど、日本で人気のあるノルウェーのバンドなんてそうそうないしねぇ…。

 ノルウェーのAirbagというバンドの2016年作4枚目のアルバム「DIsconnected」だ。冒頭からピンク・フロイドそのものだろ、ってくらいに以前からこのバンドのモットーはピンク・フロイドの雰囲気を如何にして現代に伝えるか、的なところが大きく、オリジナリティがあるか?ってとこなんだけど、それがまた不思議なことに個性的なのだな。曲調にしても歌にしても大げさなアレンジにしてもフロイドだけではない、あの雰囲気を持ちながらもっと曲をフロイドの世界に近づけて…って何書いてるんだ?ってなるけど、ん〜、フロイドってもっとこういう音でも似合うじゃないか、ってのを実践しているっつうかさ、そういう夢みたいなことをやってる感じ。だからフロイド愛に溢れすぎてて自分達はそれよりももっと夢のフロイド像を作っていってるんだ、みたいな。

 今回の「DIsconnected」はもう中後期のフロイドの、もっと絞って言えば「炎 ~あなたがここにいてほしい~」のフロイドの拡大解釈版で、現代的に聴きやすく、手法はギターを中心にしながらの歌ものとして、それでもゆったりと大らかにリスナーを心地良くさせ、静と動をハメ込み、見事なまでのアルバム完成度を構築美を聞かせるという作品。名作なのかどうかと云うのはよく分からんけど、凄い作品。古いロック好きなリスナーなら多分一気に聴けてしまい、どこか懐かしさを覚えたまま浸れてしまうんだろうなぁというトコだ。





Albion - The Indefinite State of Matter

Albion - The Indefinite State of Matter (2012)


 いつの間にかロックというものの幅が世界中各国へと広がっていて、昔は英国かアメリカ、それ以外はユーロロックという括りで片付いていたのが、いつしか細分化されていって、更には第三国の名前まで出てくるようになってきた現時代。ネットの普及でそういうのは早く広くなっていったけど、情報量がとんでもないことになってて整理仕切れない。更にネットの中でも今は単純な解説程度のショップサイトしか見当たらないからもっとどういうものなのかを知る術が無くなりつつある。そりゃさ、YouTubeでサンプル自分で聴けばいいんだから、ああだこうだと解説書いたってしょうがないだろって話もあるんだが…。一方で個人の趣味で書かれるブログもなくなっていってるし、結局ネット上に財産が何も残らない感じになってる。何か違う気がするけどなぁ…、こんだけ個人が色々発信してるんだから何か有益なものはそれでまとめて公開できる繋がりってあると良いと思うのだが。

 ポーランドのAlbionというバンドの2012年作「The Indefinite State of Matter」。もうね、ここ最近自分的にはポーランドってのはこの手のプログレ系ってのは特に注目していて、大抵裏切られる事のない強烈なインパクトを届けてくれるから、ポーランドの、という冠には弱いです。それで耽美系な…とか出てたら確実に聴くね。バンド名覚えてるかどうかは時々によるけど、やっぱりねぇ、今回もそうだけど外さない。ポーランドの雄といえばRIversideなんだが、全くに相通じる部分が多くて硬派、シンフォニックってもさ、国によって全然違うし、自分が持っているシンフォニックの印象とネットで見かけるのとはそれぞれ異なってたりするんで、ちょいとややこしいんだけど、Riversideの持つあの美と凶が同居している姿、さらには女性ボーカルで耽美という部分に拍車がかかっている。そういう意味では凶の部分が欠けているとも言えるかな。まぁ、だから破壊力もちょいと弱くなるんだけど、その分浸れる世界が深くなっているような、そんなイメージ。

 もうキャリア20年のベテランバンドだからRiversideと比べちゃいけないんだけど、同時代の音と言うところでは張り合っているかのような作風なのでついつい、ね。こういう音で初期からやってたんだとしたら早すぎた英雄ということになるな。初期作品、まだ聴いてないから分かんない。この作品を聴いていると決して古いバンドじゃなくて、今を進んでいるバンドにしか聞こえないし、素晴らしい作品を届けてくれているバンドとしか思えない。残念なのはアマゾンにないので普通に入手しづらいってところか。ポーランド産ってのは影響あるのかな。







Nosound - Scintilla

Nosound - Scintilla (2016)
SCINTILLA

 歯医者行かなきゃ…、面倒だな。最初は大抵飛び込みで行ってしまうんだけど、何回か通わないといけないとなると予約制だし、かなり束縛される感あって好きじゃないんだよね。歯医者でも店でも何でも予約するのって苦手。そりゃその方が確かだし、普通にそうしろよって話だけど、今から数時間内とかなら予約してもまだわかるけど、一週間先とかその場その場にならないとわからないじゃない?だけど予約することでその近辺は色々と固定されてしまうし、そういうのが苦手なのかな。実際は予約をすっぽかしちゃいけない、とか変更は一切できない、みたいに思ってる真面目な部分があるからだろうけど…。

 イタリアの陰鬱系サウンドでちょっと前から割とお気に入りになっているNosoundの2016年作「Scintilla」。いいねぇ…、期待を裏切らない陰鬱さとちょっとゴツゴツした感触のある堅苦しい音、バンド名が美しいし、出て来る音も相応しくてさ、これもまぁ、簡単に言えばポーランド陰鬱系と同類でこないだのThe Pineapple Thiefと比べると、歌メロのキャッチーさには欠ける…ってかこっちのがロックらしい。音の輪郭と流れがぎごちない…いや、ゴシック的というのが良いか。ふらっと聴く分にはどちらも似たようなサウンド、だけど聴いてると明らかにまるで異なる方向性、それでも合致する部分が多いから比較論にはなっちゃってるけど…、そういうモンでもありません。ただただ美しく音世界に浸れる作品。様々なゲスト陣営が参加しているようで、力作との事だけど、そもそもあまり気にすることなくその変化を楽しみながら聴いている。

 静かなところでじっくりと一人で聴いて堪能する音楽。うん、そういう時間の余裕とこの音色が良いのかも。昔はロックなんて一人で聴いてたし、誰もそんなの話しなかったから一人でひたすら感動してたものだ。今みたいにすぐアレコレ言えたもんじゃないし、人がどう思ってるのかすら知らなかったから純粋に耳で楽しんで好みを聴き分けてた。こういうバンドもね、ネット上には全然情報ないからそういう楽しみ方ができて、なかなか味わい深く楽しんでる。もちろん自分だけのバンドじゃないけど、いいの見っけ♪みたいに楽しめてる。うん、美しい…、ハードロックでガツンガツンと言ってる自分がこういう繊細で壮大な音に感動してるのは傍から見るとちょいとわからんらしいが(笑)。





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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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