2017 Grammys

2017 Grammy Nominees
2017 Grammy Nominees

 先日グラミー賞が開催されていた。別に意識してるワケでもないからリアルタイムでは幾つかの断片的な情報が入ってきてはいたけど、それでもちょっと前辺りから趣向が結構面白くなっていて、それは往年のミュージシャンが亡くなることが多くなってきたことで、現役の若いミュージシャン達がアーティストに敬意を評した形でカバーバージョンをライブで披露するというものだ。2016年のレディー・ガガのボウイトリビュートでそれは拍車が掛かり、2017年はブルーノ・マーズによるプリンスのカバーが秀逸過ぎた。グラミー賞ってアメリカにとっては、というか世界的にひとつの権威ある賞のひとつだし、そこでのイベントはお祭り的でもありミュージシャン側も何かをするにはちょうどよい品格ある機会と捉えてもいるようだ。

 同じようにアメリカ人から権威あるステージとして捉えられているのが多分スーパーボールのハーフタイムショウなのかな。ちょいと価値観違うけどコンパクトに大観衆を前にパフォーマンスを行うということでそのバンドなりのセンスが問われるというか、ショウの完璧さを求められるという部分が大きいかも。まぁ、話戻してのグラミー賞なんだけどさ、ブルーノ・マーズって若い黒人のプリンスの「Let’s Go Crazy」は本物のThe Timeをバックに従えての完璧なパフォーマンス、誰が見てもプリンスの再来と思えたことだろう。本人の才能も手伝って良いプロモーションになったんだろう。そして真逆に人々の感動を誘ったのがアデルのジョージ・マイケルのトリビュート。天才は天才を慕うと言うか、ここまでしっとりと思いを込めて歌い上げてしまうというアデルの人間らしいパフォーマンスには感動する。ただでさえ染み入る歌声なのにそこに感情が入って更に込められてしまっては聴いてる側としては為す術もないだろうよ。

 そしてイベント的に意外性とさすが、と思わざるを得なかったのがレディー・ガガとメタリカのセッション。一体何なんだ?って感じはあるけど、レディー・ガガのオールドタイムなロック好き感はあちこちで出ているし、良く知られているのだろうか、とにかく好きなんだよね、この人って古いロックもメタルも。んで天才な実力も持ってるし歌唱力もハンパないし、どんなファッションやアートもこなしてしまうからインパクトも絶大だけど、それぞれと絡む時のパフォーマンスもプロそのもので相手を食うこともなく、むしろ引き立たせるかのようなパフォーマンスを出して自分をもきちんと打ち出すという駆け引きのうまさ、今回のメタリカだって、普通にメタリカの熱演なんだから、そこにいること自体が違和感なハズなのに、冒頭からすんなりと溶け込んでる。歌ってもそのままメタル出来るだろ、って感じ。更にパフォーマンスが素晴らしく、メタリカにメタリカ以上のパフォーマンスを与えてしまっている。

 そんなのもあったからアレコレ見てるとレディー・ガガってホント色々な人とそれぞれに合わせてセッションしているのな。トニー・ベネットとのジャズアルバムでも驚いたけど、ストーンズ、エルトン・ジョンなんかもやってるし、そもそも例のハーフタイムショウでのアメリカ国家の熱唱ぶりは圧倒的に軍を抜いてのダントツの歌い上げで素晴らしい以外の言葉が出てこない。そういえば、グラミー賞に話戻って、ビヨンセってのも聴いたことなかったけど、こんなポップスターが何とゲイリー・クラークJrをバックのギタリストに従えての登場で驚いた。しっかり個性を発揮していたGary Clark Jrだけど、こういう所でこのギターが気になって追いかけるなんてリスナーが増えると良いなぁ…と。うん、そういう楽しみがいくつもあるエンターティンメントの世界の象徴だけど、得るものも多くて楽しめる。自由に映像見れると良いんだけど、制限厳しいのかどれもこれもYouTubeではカットされたりしててまともに見れないのもツライが…。







Stray Cats - Live At Rockpalast 1981&1983

Stray Cats - Live At Rockpalast 1981&1983
ライヴ・アット・ロックパラスト 1981&1983【日本語字幕付:DVD】

 人によるのだろうけどStrayという単語で思いつくバンドで一番メジャーなのはやっぱりStray Catsなんだろうなぁと。でも古い時代からロックを聴いている人にはStrayだろうし、プログレ畑を専門にしている人からしたらStray Dogだろうしとそれぞれで印象は異なることだろう。自分的にはどうもStray Catsが名前の親しみとしては一番ありそうな感じだ。スゲェ好きって感じで聴いていたワケでもないけど、やっぱりギター的にもスタイル的にもカッコ良いから気になるよね。実際あんなギター弾けないしさ。パンクとロカビリーってのも新鮮で、いつまでもロックは融合体の音楽なワケだ。

 Stray Catsのライブ2本を映像と音の両方で記録したアイテムの登場、「Live At Rockpalast 1981&1983」。1981年と1983年のロックパラストのライブで、1981年ったらデビュー時のライブだし、83年は圧倒的に全盛期の中でのライブ、そもそも最初からあのスタイルが完成されていたからか、あてゃ円熟していくしかなかったのか第一期は短命に終わったバンドではあったけど、そりゃそうだろうなぁ、と言うのも頷けるくらいに突っ走ったスタイルは軍を抜いている。そもそもアルバム出してすぐにこんな番組でライブが出来ちゃうってのも凄いし、それは多分見た人がこのテクニックとスタイルなら、とか新鮮な刺激を持ってるバンド、ってのが一発で分かったんだろうと。映像見てもらうとわかるけど、初期はまだパンク的なエッセンスも出していたからか、ファッションなどはやや抑えめ、その分とんがり方が凄い。それでいてあのテクニックなワケで、ベースはウッドベースでドラムは立ってるし一体なんだこりゃ?な世界だったとは思う。自分も初めて見た時は何だ?って思ったしさ。それ以上にギタープレイの凄さというか革新的なところに惹かれたし、すもそもこのエネルギーこそロックだな、ってのもね、凄かった。そんなエネルギーが思い切り発散されているのがこのライブ作品。

 テレビ放送だからYouTubeで簡単に見れるけど、オフィシャルリリースものは音が違うね。トリオ編成なんだからそんなに変わるはずもないんだけど、ロックパラストってどのバンドのもそうだけど、レンジが狭くてかなり圧縮された感の音だから名演でもイマイチ感出ちゃうのが個性的で、その辺改善してるのが今回のリリースかな。しかしじっくりとギタープレイ見ててもよくわからん(笑)。根本的にギターに対する音の出し方の概念が違うんだろうとしか思えん。こんだけ広がりを見せるギタープレイってのはなかなかいないし、カントリーベースなんだよなぁ、やっぱり。そんなこと考えながらたっぷりと楽しんでたアイテム♪





Ruth Copeland - Take Me to Baltimore

Ruth Copeland - Take Me to Baltimore (1976)


 白人であるにもかかわらず、Soul/Funkのカテゴリに入ってくる人と言うのもそうそう多くない。その筋で入ってきた人だったり、そういう実力がある人じゃなきゃそうならないワケで、その意味ではその極少ないウチの一人であるRuth Copelandはご存知Funkadelic/Parliament絡みで業界入りしたソウルフルな歌声の持ち主な美女。細かくは追ってないけど、昔レコ屋で聴いてそのまま一目惚れしてお持ち帰りした女性です。今回はそこからあとの作品で今のところラストアルバムとして知られている作品「Take Me to Baltimore」だけど、未だCD化されていないという希少な作品。もうそういうのも少ないだろうなぁ…、DLもあるのかどうか…。

 1976年リリースの三枚目のアルバムで、以前よりもファンカ色は強くないけど、相変わらず強烈な歌声とグイグイと引き寄せてくれる歌心は聴くものを惹き込んでしまう魅力に溢れる。それに加えてのリズム隊の強烈なグルーブがアルバムの質の高さを物語ってくれていて、ベースには職人肌気質で知られているらしい、フランチェスコ・センテノ、ドラムにはあのスティーブ・ジョーダンという布陣で、このブリブリさが見事。そこにルースのシャウト系ボーカルが乗っかるんだからしつこい作品が出来上がるハズです。これまでとはやや経路が違うけど、何で未CD化なの?って思うくらいには出来映えがとても良い作品で、もっともっと知られても良い歌姫とアルバムのひとつ。

 二曲ばかりあのダリル・ホールとの共作している曲があって、もちろんあmレラがメジャーになる前のあたりのセッションだろうけど、白人で黒い分類にされている人とそうされたがっている人とのセッションはなかなか魅力的。本来ソウルな色合いの強いダリル・ホールだからルースが歌う分には何ら違和感なく、きっちりと送り届けてくれる作品です。アルバムの最初から最後までこのい歌声に惚れ惚れし続ける作品で、ジャンルの壁関係なく好きな作品。いや、普通にロックな歌ものアルバムです。







Joanne Vent - Black and White of It Is Blues

Joanne Vent - Black and White of It Is Blues (1969)
ブラック・アンド・ホワイト・イット・イズ・ブルース

 自分がロックを探求し始めた頃からしたら今は発掘音源も含めてかなりのアイテムがリリースされているし、自分のロックの知識は基本的にそのまま古いままで多少の上書きはあるものの、基本的な所は大して変わっていないので、幻のバンドとかアーティストとかシンガーの音源が初めてリリース!なんてのは到底知る由もなく、何それ?そんなのあったの?としか思えないのでたまにびっくりするようなものに出会う。今回は正にそんな感じで、誰これ?こんな人いたんだ?へぇ〜〜ってなモンです。

 Joanne Ventなるブルース的女性シンガーの唯一発掘作「Black and White of It Is Blues」、1969年のリリースだったらしく、もちろんどう聴いてもアメリカのシンガーなのだけど、う〜ん、こんな人がいたのか、アメリカは広い。ジャニスばりと書いてあるけど、ジャニスってよりももっとソウルな世界をやっていきたかった女性が熱唱しているようなスタイルで、カバーも多数歌っているこの時代にありがちなパターン。レーベルはA&Mだし、何でそんなに再発掘されなかったのかな、デジタル時代になってからこういう人って割と出て来るんだよね。レコード会社が棚卸ししてる時に出てくるのだろうか。

 このJoanne Ventという女性、パッと聴くと、曲調があの時代のああいう雰囲気でのプレイだから凄く雰囲気ある熱唱型ボーカルという感じなんだけど、やや迫力不足なのはあるかな。それでも十二分にびっくりしたし、実はこういうボーカルもあんまりいないか…、自分の知ってる所だとRuth Copelandかな。でも、かなり説得力ある歌だし演奏の方も良いし、ソウル、ブルース、何よりも歌、そして雰囲気と時代、ロックってこういうモンだよな、ってのが詰め込まれてる感じが好き。聴いてみるとこのソウルフル感、伝わるだろうし、このブログ見に来る人なら好きなんじゃないかな。







Lucinda Williams - Car Wheels on a Gravel Road

Lucinda Williams - Car Wheels on a Gravel Road (1998)
Car Wheels on a Gravel Road

 名前だけは何度か聞いたことがあるかなぁ…って人が出てくると、昔だと買うワケじゃないから聴かないままで過ごしていたのが、今の時代だと適当に聴けたりしちゃうから良くない…良くないってか好奇心で聴いてしまうから、良くも悪くも判ってしまって、ラッキーなのもあれば、聴かなくても良かったな、ってのもある。そういう自分での発掘が楽しい部分はあるので、それ自体はありがたい環境ではあるか。今回もルシンダ・ウィリアムスって人、カントリー系ってことで名前を聞いてたけど実際聞いたのは初めてで楽しみでもあった人。

 Lucinda Williamsの1998年グラミー賞受賞アルバム「Car Wheels on a Gravel Road」。どっからどう見てもアメリカ〜な印象しかしてこないのもまたアレだけど、聴いてみると正にそのままアメリカのカントリーな作風が並ぶ。流して聴いてて心地良いのは確かで、土着的なサウンドだよなぁ。こういうのって誰でもやってそうだから、そこで名前を知られるまでになるって相当色々あるんだろうよ、と思って来歴見てたら60年代から活動していたという現在では既にお婆ちゃんなワケで、それも驚いたけど、それでも出来ちゃう音楽ってのも素晴らしい。大陸的な雰囲気にアメリカの、そうだなぁ、ペダルスティールとかそういうのもあったりギターソロ的なのにしても懐かしさすら覚える感覚のギターとかメロディにしてもこうなるんだろうなぁという感じで、ノスタルジックというか、ホントに心地良く馴染む歌。こりゃアメリカで好かれるハズだわ。

 ギター的にもこういうフレーズとか音色とか味わいとかってのはアメリカ的で面白いなぁと。チープな音だけどさ、気取って無くてそのまま、アメリカ人って皆大抵こういう風になっていくんだろうな、って思うサウンド。クリッシー・ハインドなんかも結局こういう風になっているワケだし、老化すると皆同じになるってのは音楽的な所もそうなのかもね。いやはや随分レトロに楽しんだ一枚でした。



Cold Blood - First Taste of Sin

Cold Blood - First Taste of Sin (1972)
ファースト・テイスト・オブ・シン

 共通項がある人とない人との会話って言えばそりゃ共通項のある人の方が話しやすいのだが、ない人との話もしないといけないような状況もある。適当な会話で話がつながれば良いのだが、なかなかそうも進まなくて話題を見つけて行かないといけないような場合もあったり…、黙ってても良いんだけど、そういうのもちっとね…なんて時困るよな。無視しちゃうというのもあるけど大人げないし、そういうシーンに気を使ってしまうのはまだまだ子供なんだろうか。

 1972年ベイエリアからのファンクロック、と言うのかブラスロックの騎手とも言うべきか…、Cold Bloodの「First Taste of Sin」なる作品、メンバーが白人だからね、黒人のような音楽やってる、やろうとしているんだけどやっぱり白人、アメリカ人だから聴きやすいってのもあるし、黒い甘さや重さやまったりさってのは無くって、そういう意味で行けばやっぱりロックの範疇になるんだろうな。それに加えて紅一点のリディア姫の歌声だ。パワフルで色気があってシャウトも出来てしっかりとバックに負けない、そして更に美貌も加わっての看板娘が歌ってうことでそれなりの人気を博していただろうと。そんなのを聴いてみたんだけど、こういうボーカルってまだまだいたんだなぁ…と改めて知った次第。まだまだ知らない世界はたくさんある。

 ギターから聴けばどう聴いてもロック畑の音でしかないし、バンド全体がそういう方向性だけど、音数が多いからゴチャゴチャしたサウンドになっててそこにブラスも入ってコンガも加わる、密度の高い音楽が出来上がるよね。リディア姫の歌がそこを抜けていくからゴージャスさが増して味わい深いロックになる。なるほど楽しめるアルバムだけど少々疲れるかも(笑)。





Vintage Trouble - Vintage Trouble

Vintage Trouble - Vintage Trouble (2015)
華麗なるトラブル(初回限定盤)(DVD付)

 探してみれば新しくも古いバンドはいくつもあったりする。それがそのまま残っていけるかどうかってのはあるが、アプローチとしては古い音の再現だけでなく必ず新しいエッセンスが入っているからそのバランスとか上手く出来ればしかkりとシーンでやっていけるのはあるだろう。そもそもロックのエネルギーをきちんと持ってれば自ずとそれなりのスタンスで進んでいくハズだし、何も全てを真似するバカもいないだろうし、また出来ないだろうし。色々な新鋭バンドを見ているとそんなことを思う。

 今回もまた…、今度はロサンゼルス出身ながらも出てくる音のモチーフに聞こえるのは60年代のR&B、しかも英国で流行ったような音が出てきているバンド、Vintage Trouble。セカンド・アルバム「Vintage Trouble 」が2015年にリリースされているけど、これがまたカッコ良い。ビデオ見ててちょいとびっくりしたのがボーカルが黒人ってトコだ。声聞いててもそんな感じはしなかったけど、ばっちり黒人。バンドは白人というパターンで今の時代でもそれほど多くはない人種ミックスなバンドで、歌がまた上手い。ソウルフルってよりかR&B的な部分が大きいのかな、あまり聴かないジャンルだから分かんないけど。それはともかく、曲がこれまた良い。The WhoやSmall FacesがやりたがっていたR&Bの世界にさらにビートが加わってプレイされているという素晴らしきノリの良さ。リズムが強烈なんだろうな、もうちょっと演奏がシャープだともっとキレるんだろうけど、そのゆるさもまた味か。

 圧倒的なライブバンドだと思う。曲も構成も音もシンプルだから複雑なことは何もなく、単にライブ楽しもうぜ、みたいなことを信条としているんだろうと思うし、そうやって楽しむには調度良いサウンド。しかし強烈なバンドだなぁ…、こういう音が今の時代に出てきて受け入れられているってのがいつも思うけど不思議だし面白いし、先人たちのアルバムを今更買う若者も少ないだろうから、こうやってリバイバル的なバンドが出てくることで音楽性を引き継いているってのはいいよな。







Supersonic Blues Machine - West Of Flushing, South of Frisco

Supersonic Blues Machine - West Of Flushing, South of Frisco (2016)
West Of Flushing, Sout

 何だかんだとブルースロックって根強くいつの時代にもやってるヤツはいるんだな。もっともどんなジャンルの音でもその時代には必ず存在しているからどんどんと増える一方なのがこの世界、どんどんと隙間が狭くなっていくのは当たり前だし、それだからヘンな融合を果たすことで拡張していっているってのはある。その中でも残るバンドは残るし、何が引き金になるのかわからないけど、だからこそ皆が皆色々なアイディアを試しながらアルバムをリリースしてみたり、発掘してみたりする。

 今回は自分的にはよく判ってないけど、アメリカからとてつもなくビッグな新人バンドがデビューしていた。バンド名をSupersonic Blues Machineって言うのだが、「West Of Flushing, South of Frisco」ってアルバムをリリース。しかしどうしてこういうのは如何にもアメリカって感じのジャケットが出来上がるのかねぇ…。とりあえず流してみるとこれまたアメリカ大陸的なあの雄大なブルースロックが流れ出てくるし、ギターはどれもこれも本物のブルースからサザンブルース的なギターばかりで心地良くさせてくれる。歌にしてもバンドの音にしてももうあの雄大なアメリカ大陸サウンドでしかなくて、何の捻りも何もなくそのまま堂々と流れていく。見事なまでに何も変わらないアメリカのサウンドで、あんだけ同じような曲やバンドがあるのにまだここで新しいのを出してくる意味は?みたいにすら思えちゃうけど、聴いてるとこれていいんだろうなぁ…気持ち良いもんなぁ…と。

 何なんだろ?ブルース系のアルバムを作ってばかりいる面々が主役になって、自分たちもアルバム出すか、どうせやるならこれまで関わった連中とか同じような連中にゲスト参加してもらって売れるようにはしたいよな、じゃ、みんな呼んでやってみるか、ってな具合に進んだんじゃないだろうか、ZZ topのビリー・ギボンズを始めとした数々の著名なゲスト陣を見ると、普通じゃ集まらないメンツばかりなので、裏方ミュージシャンが表に出るからこその技、しっかりとそのプレイも味わい深いものばかりだし。そりゃそうだよな、そういうのを裏から支えてきてるんだから全部分かってる連中が前に出るんだもん。多分誰が聴いても良いんじゃないか、ってレベルでギターはもうゲスト陣営を聴くってだけで価値ありだし、如何にもそのままだけど悪くないアルバム。







J.Geils Band - Full House Live

J.Geils Band - Full House Live (1972)
Full House Live

 やっぱりライブアルバムとかライブ映像ってのが好きだな。スタジオ盤のきちんとした音はもちろん作品として完全なものに仕上げているからそれはそれで好きなんだけど、ライブってのはグルーブあるからさ、同じ曲でも全然違うし、勢いも違うからスリリングで迫力もあるもんね。もっともスタジオ盤聴いてるからライブが楽しめるのはあるから、どっちもどっちだろうけど、コンスタントにライブが出てくるバンドは良いね。昔からその熱気をレコードに閉じ込めたくてって言うバンドもたくさんあるけどなかなか難しいみたい。それでもいくつも名ライブアルバムってのはあるし、最近の発掘モノだって大したものだ。

 J.Geils Bandの1,972年のライブから概ねカバー曲ばかりを収録したサイズもコンパクトな「Full House Live」。そもそも自分なんかはJ.Geils Bandと知らないからカバー7日オリジナルなのかはさほど意味が無い…ってカバーの方もそんなに有名なモノでもないのか、記憶にはないものばかりなので結局すべて新しい曲として聞いているんだけど、凄い勢いだね、これ。こういう勢いってのはアメリカのバンドは凄いよなぁ…、一本気でまっすぐ進むみたいなドライブしまくってるスタイル、生で見てたらガツンガツン来るだろうよ。そういえば歌はピーター・ウルフなんだよな…、こういうスタイルを好きな人も多いんだろう、単純にカッコ良い。

 アメリカンロック、正に。ブルースがもうちょっと入ってるかと思ってたけどそうでもなくって思い切りアメリカンロックだったんで、まぁ、想像通りと言えば想像通りか。ライブだから熱気が凄いしその勢いはマジマジと実感できる。音楽的な好みかどうかってのはちょいと違うけど好盤だろうね。どうして自分がこんだけのアルバムとバンドに惹かれないのか、ってのは何となく不思議でもあるけど好みの境目ってのは曖昧で説明しきれないものなのだ(笑)。




Little Feat - Feats Don't Fail Me Now

Little Feat - Feats Don't Fail Me Now (1974)
アメイジング!

 ストラトに似合うアンプってのは何だろう?って疑問は昔から持ってて、そりゃ何でも鳴るし好みの音は作れるだろうから大した問題じゃないんだけど、自分的には割とそういうのを感じてて、まぁ、ストラト弾くことがないんで試すことも考えることもないんだけどフェンダーアンプじゃないだろうし、ジャズコーでもないし、何だろな、って思う程度です。マーシャルだとちょっと無理な音なんじゃないかって気がするしさ。あ、シングルコイルのピックアップの場合ね。…なんて話がいくつかあって、やっぱり会話してると面白いよね、こういうの。好きだからさ。

 1974年にリリースされたLittle Featの4枚目の作品「Feats Don't Fail Me Now」、ギリギリ下降線の手前あたりのアルバムと言われてて、昔何となくLittle Featって聴いてたんだけどこれは聴かなかったなぁ…、多分手に入らなかったんじゃないだろうか。中古でもあまり見た記憶ないしさ。ニューオリンズサウンドって割と面白いアプローチだなぁって聴いてて、好きとは言わないけど有りだな、程度には思っててね、うん、今は普通に聞けます。ただ、やっぱり好んで何度もハマって聴くってのはないから流れてれば心地良いよね、っていう程度。それでもこの「Feats Don't Fail Me Now」は決して駄作じゃなくよく出来た作品な気がする。それまでの一辺倒さ…ってもグチャ混ぜだけど、それに加えて今度は濃さが出てきたと言うか…、やっぱり音楽集団なんだよな、楽しめるアルバムになっててまだまだ聴かないといけないものの多さを改めて知るというトコだ。

 ローウェル・ジョージのスライドギターってのはやっぱり特徴的なワケで、普通に聴いてると音外れてるのか?って思うくらいに自由自在に鳴ってるのと、それが多分かなり特徴的で、スライドの名手の難しさになるのだろうか。ここ最近ではスライドを使い倒してます的なギタリストってあんまり耳にしないけどどうなんだろ?もちろんそれだけじゃ成り立たないけど、武器の一つとして持ってるってのはありだろうから。そんなローウェル・ジョージのギターを存分に楽しみながら、と言うよりはアルバムに詰め込まれたサウンドを楽しみながら聴く作品、ですね。






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Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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