Category-Patti Smith 1/2

Patti Smith Group - Wave (1979):

 1979年パンクの女王パティ・スミスがアルバム「ウェイヴ」をリリースし、コレを機に一切の活動から手を引き主婦業に専念して話題になったが、それも後で知った話で、パティ・スミスもパンチがなくなってきたとしか思ってなかった。一連のアルバムの中ではあまり聴いた方ではないアルバムで、他の作品をいつも聴いていたからだけど、骨っぽさがなくなった感じがしていた。 パンクの女王ともちょっと違い、冷静に聴くと正しく王道...

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Patti Smith - Easter (1978):

 ニューヨークのCBGBはストリートロッカーにとって憧れのライブハウスで、日本からもCBGBに渡る、またCBGBでライブをやる目的でニューヨークに飛ぶバンドもいる程だが、実際CBGBでプレイする事自体はそれほど難しくないらしい。パンクスの登竜門で名が知れ渡っている以上、ヘタでも何でもライブをやらせるだろうが、しかしそこにいる観客は相当シビアで白熱させてくれなければビールでも投げつけてくる粋がった連中で、そんなイメ...

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Patti Smith Group - Radio Ethiopia (1976):

 ニューヨークパンクの発祥は決してロンドンパンクの波と関わり合いはない。MC5やストゥージーズのモチーフがあって、そこに英国の王道ビート、The WhoやStonesなどの反骨的なロック魂を入れ、更にアンダーグラウンドな芸術性をその世界に持ち込んだ。ロンドンパンクのファッション性に富んだ煌びやかなパンクの世界とは異なり、芸術性が高く説得力のあるサウンドを打ち出した。しかし、そこはアメリカ。やはり深みの部分は一瞬の...

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Patti Smith - Horses: 30th Anniversary Legacy Edition

Patti Smith - Horses: 30th Anniversary Legacy Edition (1976) 「Punk is Attitude」と掲げたのはThe Clashのジョー・ストラマーだが、それ以前から既にアチコチでその実例は挙がっていたから今更、との言い方もあるかもしれないが、実際「Punk」なる定義は割と曖昧な中で固定化されたから、一つの指標として「Punk is Attitude」は分かりやすかった。後の時代からの見方となるがロンドンパンクがパンクの発祥だとするとニュー...

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Soundwalk Collective / Patti Smith - Killer Road

Soundwalk Collective / Patti Smith - Killer Road (2016) ここの所時間的ゆとりや精神的ゆとりが出てきたからか、元々興味のあったほんの少しの芸術的空間の構築に着手してみようかと幾つかアイディアを練っている。そう書いても何の事やらとの話だが、例えば部屋の模様と言うか、壁面アートや家具も含むトータル的な空間演出的な部分をじっくりと出来るだけ上手く創り上げてみたいと思ってて、アマゾンなり何なりで色々とそう...

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Patti Smith - Gung Ho

Patti Smith - Gung Ho (2000) 時を経て、2000年になり、70年代の熱気は何処へやら時代は変貌しながらアーティストを置いてきぼりにする。そして残酷なまでに人を亡き者にしていく。その波に呑まれた者もいれば、その周囲で苦痛を味わった者もいる。ミュージシャンやアーティストがその憂れき目に会い、しばらく時間が経つとその思いを込めた作品が登場する事もある。パティ・スミスの復活劇はそんな背景から実現しており、それは...

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Patti Smith - Peace & Noise

Patti Smith - Peace & Noise (1997) モノトーンの写真ってカラー写真よりも感情の表現力が豊かなのかな、と思わせるものだ。アルバムジャケットでもそういうアートを意識したものはやっぱり好きだし興味を引く。音だけじゃなくて芸術作品としてきちんとアーティストしているから、っていう理由が大きいけど、作品なんだからどうあれそこまでこだわってほしいよな、とも思う。だから適当だよなぁ、ってジャケットはその時点で聴か...

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Patti Smith - Trampin’

Patti Smith - Trampin’ (2004) 昔からの女流ロッカーはどんどんと重鎮化していく。面白いことにシーンから消えるということはなく重鎮化していくのは、男も同じだけど作り出す作品が重みを持っているからだろうか、軽いのはどんどん消えていくワケだからやっぱりロックというアルバムに意味があったものが残っている、そういう人たちが残っているという解釈もあるかもね。スジの通ったのばっかりが残ってるしさ。もう相当なおば...

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Patti Smith - Depravity (New York May 28th 1975)

Patti Smith - Depravity (New York May 28th 1975) 人間がロックな人ってのがいる。別にロックだ!とか何とか騒がなくても存在しているだけでロックな人ってヤツ。代表的なのはキース・リチャーズとかだろうか、あの年になってもまだロックしている人ってのは多分他にはいない。以降の世代になってくるといくつか散見されるけど、やっぱ凄いよな。んで、女性になるとガクンと減る。当たり前だけどそもそもの数が少ないから目立た...

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Patti Smith - Live at Montreux 2005

Patti Smith - Live at Montreux 2005 (2012) ニューヨークの詩人達の姿や音などココのトコロ全然目にしてないし聴いてもいなかった。パティ・スミスだって大好きだったのに復活後しばらくまではチェックしてたけどそこからはあまり意識しなくなってたし、近年に至ってはアルバムは多少耳にしていたけどライブも見てないし、どんなんなってるんだろ?ってのも気にしなかった。もっとも今時そんなの見たって凄いオバチャンになって...

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