Categoryアイルランドケルト 1/2
Capercaillie - Delirium
Capercaillie - Delirium (1991) 寒々しいサウンド、それこそがアイルランド的、との図式はU2で証明されているが、当然それだけでなく様々な音楽との融合を果たして進化している。それでも根底にあるのはその寒々した音で、決して明るく能天気にスカッと抜けるサウンドが出て来るハズもない。だからこそ芸術的側面が強いと感じられるし、深みを実感できるから音楽的にも文化的にもじっくりと取り組めるのがヨーロッパ音楽の面白さ...
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Altan - Red Crow
Altan - Red Crow (1990) 1990年前後は自分のロック趣味、音楽趣味的にはかなり充実していた頃で、時代的にはレコードからCDにどんどんとメディアが移されて、レコードで廃盤のものが続々とCDでリリースされたりした頃だ。併せて起きたムーブメントは幾つもあって、CD時代を迎えてのレーベルの多様化だ。そのおかげでメタルからマイナーな音楽まで含めてワールドワイドにレーベルを広げてみる事で新たな世界を知る事が増えた。こ...
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Dolores Keane & John Faulkner - Broken Hearted I'll Wander
Dolores Keane & John Faulkner - Broken Hearted I'll Wander (1978) 英国で言うトラッドフォークとアイルランドのケルトミュージックに根ざしたケルティックフォーク、似て非なるもの、と言うモンでもないのだろうけど、やっぱり近いからその源流は同じトコロにあるだろうし伝承音楽としても似た部類になる。そりゃ国が違うとか関係なく密着しているものなんだからそりゃそうだ。今になってみればケルトの方が独特の旋律が鋭い...
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De Danann - Ballroom
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Clannad - Magical Ring
Clannad - Magical Ring (1983) やっぱりトラッド系の方がケルトとの相性は良いんだろうなぁ…、そこからロックに近づいた音の方がありがちと言うか分かりやすいと言うか、自分的にも昔から親しんでいる音ではあるが、難点は明るくない、という所で、ガツンと聴くぜって言う気分の時には合わない。これにジグやリールが入ってくるとダンス音楽になって明るくなるんだけど、それはそれで飽きちゃって…、好みは難しいものだ。そうい...
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Planxty - Planxty
Planxty - Planxty (1973) その土地土地での土着的音楽ってのはやっぱり追求しないと外からはわからないし、そこにいるから、と言うだけで出来てしまう人もいるワケで、どこへ行ったってそういう土着的なものはあるし、その民族性なり地域性なりが面白く聞こえてくるものだ。歌詞にしてもやはりトラッド的なものになると歴史的背景からその土地、狭い地域での物語が組み込まれていたり伝承文学みたいなのが入っていたりと楽しめる...
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The Waterboys - Fisherman's Blues
The Waterboys - Fisherman's Blues (1988) アイルランドと英国の歴史は断片的には知っているものの、その前の事はさほど知らない、と言うか中世ヨーロッパの歴史ってのはどうしても宗教的なものによる対立が深くてそれぞれの国が争ったという程度の認識しかないので大してまともな事を書けるワケじゃないけど、普通にケルト文化からのアイルランド、そしてそこからわずかな距離の英国ってのは文化的な部分では割とリンクするだろ...
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Enya - And Winter Came
秋から冬にかけて新作ラッシュが多いのは昔からだけど、しっかりと冬の色が着いたアルバムをリリースするアーティストも毎年結構いるものだ。まぁ、クリスマスっつうイベントもあるから12月に入るとより一層そういう目線での商戦が展開されるのだろうけど、その時に必ず入ってくるんじゃないかと思っている新作がこれ「雪と氷の旋律」。 エンヤさんの正に冬とクリスマスをイメージしたアルバムで、よくもまぁこれほど上手に表...
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Dolores Keane - Night Owl
アイルランドのシンガーによる楽曲はフォークとも現代音楽とも民謡とも区分けできない世界が存在している。エンヤなんてのもその筆頭なのだろうけど、90年代に入ってからも続々とそういう中間点での音楽を奏でて歌っている歌姫達が出てきていて、なかなか日本のメディアで紹介されたりする事もない。でも、アイルランド系の音楽って結構好きなのでちょこちょこ情報入手していると素晴らしい世界に出会えることもある、と言うかほ...
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Sinead O'conner - The Lion and the Cobra
アイルランドからも衝撃の、と言うか真の意味で革命的な女性が一人世間を騒がせた、というかアメリカを脅かしたとも云えるが、過激な姿勢で全盛期を生き抜いた女性がシニード・オコナーだろう。普通に見ているだけではアタマを坊主にした変わったアーティスト、くらいのモンだけど、ちょっと歌詞の中身に目を通してみるとそこには非常に過激に、そして赤裸々な歌詞が描かれている。こういう部分ってのは日本人には弱いところで、...
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