Prince - 1999

カテゴリー: R&B

 自分一人で何でもできちゃって、もちろん曲作りもセンスがあるっつう本当にマルチなミュージシャンの代表とも云えるのがプリンス。そんなのありかい?ってなくらいに楽曲を作ることに関しては歯磨きと同じ感覚でこなしてしまえる天才。それがまたヒット曲をいっぱい量産しちゃうんだからこれもまた凄い。自分では飽き足らなくて人にもポンポン曲を提供しちゃうんだもん。意外なとこで彼の名前を見かけることも多いはず。

1999 Purple Rain (1984 Film)

 1982年リリースの5枚目「1999」、それまではブラックミュージックというカテゴリーの属していることが多く、もちろん本人意思ではないのだが、一般化されることが少なかったプリンスだったが本作から一般化されてきて、いわゆるロック的に洗練されたというべきか、ポップチャートに顔を出し始めた頃なんじゃない?それでも独自のミネアポリスサウンドはもちろん健在で最初の「1999」からキャッチーでちょこっとマイナーな感じもするメロディラインが心地良い。個人的に一番好きなのは「Little Red Corvette」だね。こういう曲で手を叩いてノルってのとは違うんだけど、どこか切ない感じが良いんだと思う。もちろん黒すぎない音ってのは自分的には凄く重要なんだけどさ。

 そういえばアナログ時代は二枚組だったな。CD時代になってからは一枚物でそんなに辛い感じもなかったけどアナログの時は結構二枚目聴いてないもん。この人のアルバムって大体最初から聴いて途中で飽きちゃうことが多かったからさ(笑)。そういえばこのアルバムまではソロ名義で、以降はバンド名が一緒になるので、やはりひとつの区切りだったんだと思う。実に良作のアルバムでジャケットとかは全然ダメだけど、黒人モノをあまり聴かない自分でも好きと云える作品。

 この後多少金が入ったおかげで自伝映画とロックミュージシャンへの成り切りっていう80年代を代表する作品「Purple Rain」をリリースして一気にスターダムへとのし上がるワケだな。もちろん80年代を通った人にしてみれば賛否両論だったこの人のイメージだけど、音的には良いよ♪

Jimi Hendrix - Band Of Gypsys

カテゴリー: R&B

 オーティスとのカップリングライブ盤のおかげで一方のジミヘンもソウルファンから注目の一人として挙げられることになって、こういったカップリングは双方共にメリットをもたらすものだったようだ。アーティストとしては非常に短命だったジミヘン、実際の活動歴は表面上はせいぜい4年程度で、それですら伝説になっているワケで、やっぱり凄い人です。そんな中でもエクスペリエンスというバンドでの活動が大半を占めていることは周知の事実なんだけど、ウッドストックの時はベースにビリー・コックス、ドラムにミッチ・ミッチェルという布陣に何人かのメンバーを加えたバンドに進化、その後のバンド・オブ・ジプシーズはドラムにバディ・マイルスを配してトリオ編成で非常に濃い〜ソウル的なライブを繰り広げていた…とは言っても実際このバンドでの活動歴は約一ヶ月程度という歴史的に非常に短命でかつ最も有名なバンドなのではないだろうか?その後はミッチ・ミッチェルをドラムに戻し、またしてもトリオ編成で数々のライブを行っていたものだ。

バンド・オブ・ジプシーズ ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト

 そんな世界的に有名な短命バンドのもっとも有名なアルバム「バンド・オブ・ジプシーズ」。ほとんどレーベルとの契約消化のためだけにリリースされたものとして有名、いや、その前にそのためだけに組んだバンドじゃないかってくらいのもので、そのためだけにライブを決めて演奏したんじゃないか、ってなもんだ。1969年の12月31日に2回、1970年1月1日に2回のライブを行って全部レコーディングしておいてライブアルバムリリース、みたいなノリだったようだ。まぁ、一日二回のライブが二日分だから全部で4公演分のマテリアルを一気に録り溜めって感じだね。

 昔凄いブルースギターを弾くバンドのギタリストと知り合って、ジミヘン大好きだったんだけど、話してたらジミヘンはやっぱジプシーズ時代が一番凄いし面白いと言ってた。その時はこの6曲入りのダラダラした感もあるライブアルバムのどこが凄いのかピンと来なかったし、それなら初期の方がかっこいいけどなぁと思ってたが、時間と共に何となくこの頃のジミがやりたがっていた音楽ってのがわかってきた気がしてきて、なるほど、そういうことか、ってのもあった。まぁ、でもやっぱ好みからしたら初期だな(笑)。

 「Who Knows」ではバディとジミが歌の掛け合いなんてのもあって、今までの一辺倒なジミの歌に味わいが増えて面白いかも。「Machine Gun」が時代を反映してたのかな、ベトナム戦争を思い起こすタイトルで、正にジミ全開のアドリブプレイ炸裂の宇宙感が心地良いかなぁ…、ただ、どこか物足りないのはドラムの手数…、いや、これはバディだからしょうがないけど、やっぱバンド全員で白熱するのが好みだからだろうな。これはこれで良い…、でもさぁ、ちょっと単調な気もするなぁ。「Changes」はこれまでのジミヘンらしきサウンドではあるけど歌がバディなので歌が入ると突然なんだかおかしな気分になる(笑)。単なるソウルっぽいバンドでジミがギター弾いてるって感じなんだもん。「Power To Love」はかなりの意欲作で、最初からヘンな拍子使って「ん?」ってなとこあるし、インタープレイは以前からと同様にノビノビと強いているので面白いんだけど、ちょっとビートが不思議…、ま、こういうジミもあるんだなぁと思う曲だね。演奏自体はそんなに良いとも思えないけど、曲は面白いかもしれん。「Message To Love」はちょっとジミらしさが少ない曲、すなわち新しい分野に挑戦している曲なワケだけど、う〜ん、単調だよなぁ。ギタープレイは凄いんだけどさ、曲が…。うん、まぁ、そういうのもあるさ。最後の「We Gotta Live Together」も同じくちょっとジミらしさが物足りなくって、バディ中心の歌だからだろうけどさ。ギターは凄いんで、救われてるけどやっぱジミらしい曲調ではないわな。

 そんなことで何度か聴き親しんでいたこのアルバムだったけど、1999年にはこの時の残りのソースから構成された「ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト」っていう二枚組ライブアルバムが登場。何と見事なことにどの曲も「バンド・オブ・ジプシーズ」とは被らないテイクが使われているので、合わせて楽しめるってもんだ。しかし、所詮は一過性のバンドのセッションに過ぎないのかなと思ってしまう。アレンジ不足ってトコだろうかねぇ。

Otis Redding - Otis Blue

カテゴリー: R&B

 う〜ん、正に忘年会シーズン突入で毎日午前様、いや、朝帰り、みたいな日々を満喫、どころか当たり前のように過ごしているおかげでしばし音楽から離れていたような…。街はクリスマスシーズンとも言うが、まったく意識していない自分的にはあまり響かないし、だからどうした?ってなもんだが、いや、そんなつまらないことを言っていてはいけない。そしてようやく一息つける三連休に入り、とことんゆっくりと休んでいる最中にふとアトランティック関連出続けていたなぁとブログを眺め、どこか癒されたい気持ちもあったので、久々に、全く久々にオーティス・レディングに手を伸ばしてみた。

オーティス・ブルー ドック・オブ・ベイ

 1965年リリースの三枚目?となるアルバム「オーティス・ブルー」。もっともこの頃はシングルヒット飛ばしまくりのオーティスだったのでベストヒットアルバムとも言える曲が並びまくっているんだけど、ジャケットがこれまたブルーノートみたいでかっこよいし、かなり最高の作品ですな。

 もともとオーティスの名前がロックファンの間で知られてきたのはモンタレーの出演もあるけど、ジミヘンのライブとカップリングで出されたことでジミヘン好きなヤツは「誰だこれ?」って思いながらもオーティスのライブも聴いてしまうワケだ。映像でも同じだけど、見てしまう。すると、なんか知らんけど、凄いんじゃないか、これ?とか思うのだ。もちろんジミヘンと一緒にアルバムに入るんだから凄いんだろうなという認識はあっても聴いて見てみてびっくり。そういうワケでロックファンからも愛されることの多いオーティス。ロクファンがソウルに手を出す良いきっかけのアルバムだったりもする。

 そんな「オーティス・ブルー」…、やっぱりアルバムとしての構成力とかではなくって一曲一曲の込められた想いを集めた作品なので、それぞれの曲のレベルが高い。こういうのってさホーンとかが入っててギターとかが全然目立たないのでやっぱり違うジャンルだなぁとか思うし、もちろん黒人の音なので更に違うんだけど、歌はやっぱりとんでもないなぁ。それこそモンタレーとか見てるとわかるけど、黒人なんだけどノドを真っ赤にして歌ってるのがわかるし、首太いし、楽しそうにやってるし。

 このアルバム、ストーンズの「Satisfaction」やってるんだよね。ストーンズがシングル出してすぐくらいにオーティスも出していて、いやぁ、ミック・ジャガー的には勘弁してくれ、ってなモンでしょ。まったく異なる解釈での歌にしてもさ、こんな天才に歌われたら困るだろうよ、そりゃ。しかし名曲揃い。「I've Been Loving You」でのしっとりとした歌、「Shake」のガツガツと熱い魂、「My Girl」のなんともアダルトな雰囲気、「Rock Me Baby」でのブールージィーなアレンジによる歌、「Respect」のお得意シャウトとかけ声によるパワー。やっぱり名盤と言われるのが当たり前な作品だよ、こいつは。

Stevie Wonder - Definitive Collection

カテゴリー: R&B

ベスト・コレクション Songs in the Key of Life Talking Book

 盲目のピアニスト…というか天才少年と呼ばれた人がもう一人、スティービー・ワンダーがいるね。モータウンからデビューしたのが12歳だか13歳だか、そのくらいでやっぱりカバー曲をいくつもこなしていて、それも当時としては珍しかったらしい白人の曲をカバーってことで、そのセンスの良さを物語っている、ようだ。

 いやぁ、あまり趣味的範疇になかったのでこれもあんまり聴いたことがなくっていくつかCMなり昔のチャートに入ってきたようなのくらいしか知らないんだよね。ま、それで「ベスト・コレクション」っつうのを入手して聴いてみたワケだが、いやこれがまた驚くことに結構知ってる曲がいくつか入ってて、スティービー・ワンダーのポピュラーさに驚いた。好みで言えばほとんど好みではないリズムや曲調なので聴かない部類なんだけど、知ってるもんはしょうがないよなぁ…。メロディーも優れているし、カバー曲も多くやっているし、逆にカバーされることも多いし。ジェフ・ベックの「迷信」ってのが一番印象的なんだけど、これは確かスティーヴィー・レイ・ヴォーンもカバーしてたな。

 そんなことで聴いてみたのが「ベスト・コレクション」という最近リリースされた二枚組ベスト盤。正直言って、この人ってこんなにどれもこれもポップで綺麗なメロディを作る人なんだね。さすがに70年代のグラミー賞を総なめしたアーティストだよな…。音楽的見地で書けば最高のソングライティングができる数少ない人の一人であることは間違いないよね。いやぁ、驚くばかりに素晴らしい。BGM的に流れていたら結構心地良いだろうな。そう思える凄い人でしたということに初めて気付きました(笑)。70年代のアルバムもどこか軽く見ていたキライがあって聴いてなかったしね。どうやら「Songs in the Key of Life」を中心としてこの時期のアルバムはどれもこれも傑作らしいし、「Songs in the Key of Life」に至っては世紀の傑作と呼ばれているみたいで…、まだまだ深く突っ込まなきゃいけないジャンルもあるなぁ〜と。いや、多分進まないけど、この辺当たりは聴いておこうかな、と。

Ray Charles - Greatest Hits

カテゴリー: R&B

 盲目のピアニスト、と呼ばれることも多いけど実際には盲目のソウルマンって感じかなぁ。レイ・チャールズさんね。日本では割とメジャーな人だし、CMにも出てたことあるしもちろん映画「ブルース・ブラザーズ」での出演もあって憎めないキャラクターの音楽家として知られてるよね。ブルース映画祭の中の「ピアノ・ブルース」っつうクリント・イーストウッド監督のヤツでも思い切り出てきていて、ブルースを語りピアノを奏でるっつうのが自分が見た最後のレイ・チャールズかな。いい人だよねぇ。昔、バンド・エイドUSAフォーアフリカにも参加していて、その時も子供心ながらになんか凄い歌を歌う人だなぁ、って印象はあったんだけど、やっぱ凄い。

グレイテスト・ヒッツ Genius Loves Company Ray / レイ 追悼記念BOX

 特にどのアルバムがいいとか知らないんだけど、ベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」あたりで適当に流しておくと色々なスタイルの音楽をやってることがわかるから、その辺から入ってみればいいんじゃないかな、なんて自分的には思ってたりする(笑)。いや、ホントさ、初期はジャズみたいなもんだし、そこからロカビリー路線だったり思い切りソウル・R&Bの世界だったり、素晴らしいバラードだったり、はたまたポップスの名曲を独自色でカバーすることでセンスを見せたり実に多様なんだよね。サザンの「いとしのエリー」をカバーした時は驚いたけど、凄く良い仕上がりになってるしそれはジョン・レノンの「イマジン」をカバーしたものも同じくホンモノを超えてるっていう部分はあるもんな。そういうのを堂々とカバーしてしまう才能ってのは恐ろしい。この人のバラード系はやっぱりピアノと歌で迫ってくるからナマナマしくて妙に泣けてくるものばかりだし…、あぁ、でもスタンダードなロカビリーも軽快でピアノがロールしていてよろしい。ビートルズナンバーってのもなぁ、こっちのが良いんじゃないかと思うモン(笑)。

 ジャンル的にあまり得意じゃない人なんだけどもの凄く才能があって多彩な人だよね。じゃなきゃ盲目でピアノ弾けないだろうしさ。しかも世間に認められる…、キワモノじゃなくて才能で認められているってんだからさ。その片鱗を音を聴いていると何の違和感もなくすんなりよくわかる、それがこの人。そして多分愛すべきキャラ、だったんだろうね。

Aretha Franklin - Lady Soul

カテゴリー: R&B

 アメリカを代表するソウル歌手として今でも現役のアレサ・フランクリン。こないだWWEのレッスルマニアを見ていたら冒頭にアレサ・フランクリンのピアノと歌と合唱によるライブを持ってきてて、そこでも見てしまったんだけどいやぁ、すごい。もうでっぷりと太りまくったアレサ・フランクリンがカラダを重そうにしながらも相変わらずの声量で歌い上げていたなぁ。やっぱ伊達じゃないね、貫禄ありまくり。

Lady Soul Aretha Live at Fillmore West Aretha's Best
Aretha Franklin - Lady Soul Lady Soul
Aretha Franklin - Live At Filmore West Live At Filmore West
Aretha Franklin - Respect - The Very Best of Aretha Franklin The Very Best of Aretha Franklin

 そんなアレサ・フランクリンにも最初期というものはあって、中でも1968年に三枚目のリリースとなった「Lady Soul」というアルバムはアレサ・フランクリンを最初に決定づけた作品なんじゃないかな。名曲のオンパレードとも言うべき素晴らしい作品が詰め込まれていて、冒頭の「Aretha Franklin - Lady Soul - Chain of Fools Chain Of Fools」から心地良く聴けるし、3曲目の「Aretha Franklin - Lady Soul - People Get Ready People Get Ready」なんてのはロックファンなら有名なジェフ・ベックとロッド・スチュワートが80年代に再度組んだ時のシングル曲として売れたアレね。ロッドの歌もモノ哀しくてさすがなんだけどアレサ・フランクリンの場合はもっと歌い上げたソウルフルな歌が最高。凄いんだなこれがまた。それと5曲目の「Aretha Franklin - Lady Soul - (You Make Me Feel Like) A Natural Woman You Make Me Feel Like A Natural Woman」…、これは名曲ですよ、ホントに。しかもこの声量で歌われた日には涙なくして聴けないでしょ、それくらいに素晴らしい作品。

 自分的には往年のソウルって何となく50年代から60年代初頭というイメージ、多分モータウンの全盛期をイメージつけているからだと思うんだけど、アレサ・フランクリンの「Lady Soul」は1968年リリースなのでほぼロックの世代と被っているんだよね。だから不思議はないんだけど…、あぁ、そういう意味ではオーティス・レディングなんかも同じなんだが、彼の場合は早くに伝説になってしまっているからな。それと栄光のアトランティックレコードという印象もあるからソウルってのはロックよりもちょっと古め、っていう印象なんだよね。アレサ・フランクリンもアトランティック所属だったかな、多分。あとはライブ盤「Aretha Live at Fillmore West」っつうのもオススメしたいねぇ。「Aretha Franklin - Live At Filmore West - Respect Respect」とか激しいヤツね。これも熱いよっ!

Michael Jackson - Thriller

カテゴリー: R&B

 MTV=Music Video Televisionの台頭のおかげでそれぞれのアーティストが音楽以外でも表現力を有することが必要になり、またその表現方法を使って音と映像のシンクロという新たな武器を手に入れることにもなった。この恩恵を被ったアーティストは実に多く、代表的な人にはダイアー・ストレイツだったりマドンナだったりするのだが、中でもマイケル・ジャクソンは圧倒的な表現力とパフォーマンスで一線を画していた。



 アルバム「Thriller」は全世界で今でも売れ続けている化け物みたいなアルバムだし、リリース当初の1982年から大ヒット状態、そこからカットされるシングルも連発ヒットで全9曲中7曲がシングルカットされているという異常な事態。初期のシングル群ではMTV的表現はそれほどでもなかったがMTVが爆発した1983年になってからシングルカットされた一連の、そう、誰でも知っている一連の曲はそのどれもが映像での印象を強めていた。中でもダントツは「Thriller」だろうなぁ。音だけだったらそんなに長い曲じゃないのにビデオの方がもう短編映画になってしまっているのでそれにあわせてアレンジしてある15分バージョンっつうのが出来上がってくるワケだ。そこでの振り付けが当時一世を風靡したスリラー踊りなんだけど、これってMTVなかったら普及しなかったもんな。そんなことで昨日のオジーのジャケットでの狼男の変身シーンでふと思い出したマイケル・ジャクソンの大ヒットアルバム「Thriller」行ってみよう♪



 まぁ、大体が一曲ごとに何か書いたってしょうがないとも思うので適当に(笑)。…とは云え、初っ端から軽快なコーラスワークっつうのが心地良いな。やっぱり元がジャクソン5というコーラスグループなワケで、しかもブラコンなんだからこういうのは当たり前っちゃ当たり前だよなぁ。冷静に音的に分析なんてしたことないしこれからもそういう聴き方できないだろうしねぇ。そうそう「Girl Is Mine」ってポール・マッカートニーを交えた三角関係の歌なんだよね?で、昔々の彼女…になる前の子には自分ともう一人好きかな、ってヤツがいてそれぞれ仲良かったからまだ完全ではないが微妙な三角関係っぽくなったことがあって、その時にその女の子がこの曲の歌詞を書いてくれたんだよな。当時意味がよくわからなかったので三角関係の歌つうよりも「Girl Is Mine」=「その子は俺のモノ」みたいな意味で解釈して、歌詞は無視してたから、お〜、俺の彼女になってくれるんだ〜、って喜んでた記憶がある(笑)。今考えるとそういう意味ではなかったのかもしれんなぁ…、単に三角関係みたいなのを歌ってるんだよってことでくれたのかもしれん。今となっては知る由もないが、懐かしい淡い思い出だ…。あ、結論は自分の彼女になってくれて幸せな時間をいっぱい過ごしたけどね♪

 話を戻して…、大曲「Thriller」はもう良い曲なのかどうなのかよくわからん(笑)。こういうもんなんだよ、もう。「Beat It」はエディ・ヴァン・ヘイレンのギターが強烈なんだけど、確かこの時エディは3テイクギターソロを弾いたらしいんだよな。で、決まり。格好良いもん。これもビデオの印象が強い一曲で音的にどうこう云えるもんじゃないんだよ。それは「Billie Jean」も一緒なんだけど…。こっちはまだなんかビデオのイメージがイマイチよくわからないっつうのがあったので曲を聴く余地があったんだけどさ(笑)。でも、これらのビデオを見ていてもひとつもあのムーンウォークやってるのなんてないんだよ。ないのにみんなマイケルのムーンウォークって知っててさ、不思議なことだと今でも思ってる。どこで見たんだろ?って。結局もうちょっと後になってライブの模様をテレビで放送していたのを見て初めてムーンウォーク見たんだけど、遅かったもんなぁ、不思議だなぁ、みんななんで知ってたんだろ?

 てな感じでやっぱ凄いアルバムだ。80年代の象徴だもん。自分の青春の象徴でもあるけどさ。好き嫌いとかじゃなくて冷静に聴けないし、まぁ、聴かないんだけど、ダメだね(笑)。もちろんCDなんて持ってないしさ。で、今アマゾン見たらデラックスエディションが出ていて、ジャケットも当時のアウトテイクス使ったのがあるんだね。ふ〜む、こっちの方が安いじゃねぇか(笑)。

P.S.
そう言えばその昔の彼女、「Thriller」の最後の最後の笑い声が怖くて好きじゃないって言ってたなぁ…。

Prince - Black Album

カテゴリー: R&B


 JB、スライ、Pファンクの全てを吸収し、自身の才能と諸先輩を支えたメンバーをも自分の手元に呼び寄せて相変わらず孤高の道を歩む人間嫌いのプリンス=現代に於ける唯一のブラックミュージック継承者。ウソか真か、年間に数枚以上のアルバムが簡単に制作できるくらいの曲を書きまくってしまうそうで、そこからどんどんとそぎ落としていきアルバムという形に絞り込んでいくのが彼のやり方らしく、ボツになってしまう曲の中にはそれこそかなりの秀作もあると伝え聞くが、やはり作品というものへのこだわりがあるため、そういったものはあまり巷には流れ出てこない。ま、いくつかそういう寄せ集め的なアルバムも出ているんだけどね。「The Vault」「The Hits / The B Sides」なんてのはその辺からのものらしい。

 で、ここでプリンスを取り上げたのは彼の才能の中にはもちろんファンクという指針もしっかりと存在しているのだが、あまりそれを前面に出しながらというものは多くなく、どれもがミクスチャーサウンドとして表現されているのだ。しかし、1987年名作と呼ばれる「Sign 'O' The Times」の後、「Lovesexy」の前にリリースされると発表されていた幻の「Black Album」というものがあり、当時リリース一週間前になってプリンス本人が発売中止の以降を伝えて一般市場には流通しなかったというアルバムが存在した。もちろんその後にはきちんと「Lovesexy」という作品がリリースされたのでファンはそういうもんだと思っていたんだろうが…。実際にお蔵入りとなったこの「Black Album」はもちろん関係者筋からの流出によりブートレッグ市場の格好のターゲットとなり、何度となくリリースされていたので自分もそこで手に入れたことがある。しかし1994年には遂にオフィシャルでリリースされたことによりこの市場からは姿を消したのだが、問題はその中味だ。

 「Lovesexy」で見せた明るい未来とは裏腹に「Black Album」ではややダークな世界を繰り広げていて、そしてここで登場する理由もここにあるのだが、滅茶苦茶ファンクなのだ。そう、プリンスにしては珍しくグリグリしたサウンドがいくつか収録されていて、これこそプリンスに求めていたサウンドっていう感じで、ロックアルバムとなった「Purple Rain」の次に多分好きなのが「Black Album」かな。まぁ、「1999」も良いんだけどさ。しかしそれでもプリンス流の音になっていて70年代ファンクのああいう気怠さってのはなくって、ドラムマシーン?に合わせたサウンドなのでグルーヴというかはミネアポリスサウンド中心だけどベースグルーヴが結構効いているって感じ。それからセリフみたいなのでひたすら攻めてくるってのはモロにPファンクがモチーフだよな。そういう面白さがたっぷりあるアルバムなので取っ付きにくいプリンスのアルバムの中でもこの「Black Album」は割と普通に聴ける作品で良い。しつこくないんだよね(笑)。中でも「2 Nigs United 4 West Compton」が一番かっちょいいお薦め曲♪

Sly & The Family Stone - Stand!

カテゴリー: R&B



 ファンカデリックがストーンズをファンクにしたバンドだとしたらスライ&ザ・ファミリー・ストーンは当然ビートルズをファンクにしたバンドとも言える関係にある両バンドだが、黒人ってことでやっぱりブルースもそうだし、ソウルもR&Bも最近のラップやヒップホップも含めて衣装やアクセサリーにカネを掛けて派手に見せるのが好きなんだよな。もちろんスライなんかも当てはまっていて、それどころか派手が歩いてるっていうくらいに派手なのもパーラメントあたりと双璧を成している。

 さて、スライの名盤は数あるモノの今回はやっぱりファンクグルーヴ&ポップ性が同居した、そして最高傑作と呼ばれる「暴動」ほどの暗さと重さを持ち合わせていない、明るく楽しめる作品の代表格として「Stand!」が良いかな。初っ端のタイトル曲からえらくポップだなぁと感じる反面グイグイとベースのグルーヴに引っ張られていく進行がやはりスライだなぁと思わせるね。「Don't Call Me Nigger, Whitey」ではそのグルーヴの上に結構エグイギターが始終鳴っていて、もちろんこの辺のワウペダルによる混沌とした効果も絶妙。んでもって次はこれまたスライらしいというか、単純に楽しめる「I Want To Take You Higher」で、こういうのファンクっつうのかな、ブラスセクションの使い方とかもゴージャスで良いしハープなんてのもしっかり入ってて何でもあり♪ それからメロウな歌をしっとりと聴かせる「Somebody's Watching You」へ。ソフトなサウンドでウケるだろうなぁってのよくわかるもん。ダメな人はダメなサウンドってのもわかるが(笑)。しっかりとしたメロディと技術的にしっかりとした演奏が心地良く広がってくる名曲。続く「Sing A Simple Song」は一変して見事に求めているファンクソング。やっぱりひと味違うスライのサウンドはこういう曲でもしっかりとアピールされてくるし、コーラスとギターの使い方が良いんだよね。でもってまた軽めのサウンドの「Everyday People」へと続くが、こういう曲の並べ方ってのもやっぱ考えてるんだろうな。そして、これまでの名曲群も何のその、やっぱりJBのカバーともなる「Sex Machine」のスライ的解釈=14分もの対極へと仕上げ直してしまう技量が素晴らしい。もちろんぱっと聴いたら何の曲かわからないアレンジになっているんだけど、JBとは全く異なる気怠いグルーヴ感を打ち出したどっからどう切ってもスライ流。JBが歌で持っていくとしたらこっちはグルーヴで攻めてくるみたいな感じだね。ちなみに歌はないのでカバーっつうかモチーフにしてるみたいなモンだけどね。このアルバムにコレ入れるか?みたいな実験的サウンドで、時代の成せる業かもしれん。

 確かにパーラメントやファンカデリックなんかと比べると優等生的ポップ的なファンクだなぁと改めて連続して聴くと思うんだけど、やっぱこの後の「暴動」で一気にダークな面を出していることでバンドのバランスが取れたのかな。そして歴史になっていくんだけど、以降こんなファンクバンドってのも出てこないのでやっぱり時代の産物というのもあるかな。

James Brown - Super Bad

カテゴリー: R&B


 ファンクの帝王ジェームズ・ブラウン。苦節多き才人だが、最も脂の乗っていた時期と云えば1960年代後半から70年代初頭頃、ブラックパワーを見せつけた時、即ちマーチン・ルーサー・キング牧師暗殺期の代弁者としてその人を一気に背負ってステージに立った頃が世間に対しての存在感を示した時期。そして音楽的にはこれ以降、69年から72年頃が絶好調だった時期であり、その背景には新たなるバンドJB'sの存在が欠かせないのであった。

 この時期のJB'sはバンドメンバー総入れ替え事件の時の勢いそのままを維持しており、中には若干20歳前のブーツィー・コリンズがいたワケだ。兄貴のキャットフィッシュ・コリンズもギターで参加しているのだが、やっぱりブーツィーのリズム感とグルーヴは唯一無二のものを持っていて、JBの歴史の中でも最もメジャーとなる「Sex Machine」が書かれた時期もこの頃だ。そして「Super Bad」という傑作を世に放ったのもこのメンバーでの頃で、やっぱり勢いに乗っていると違うモノだ。ブーツィーが在籍した期間は大して長くないが、JBは大層可愛がったと云われているし、ブーツィー側もできることは全部やってしまって、窮屈になってきたとのことで離脱しているので、ブーツィーには少々狭い世界だったようだ。そんな奇跡のような瞬間を記録しているのが先のアルバム「Super Bad」でもあるが、やっぱり「Love Power Peace : Live At The Olympia 1971」というライブ盤が個人的にはナンバーワンだなぁ。これ前も書いてるんだけど、改めて聴くとブーツィーのグルーヴもJBのノリも全てが最高で素晴らしい。通常のスタジオ録音じゃ絶対に再現できないライブ感が収められていて、なんでこれが長い間未発表だったのかねぇ。

 この辺以降JBは少々シーンから消えかかっていくので、やっぱり最絶頂期だったんだろうな。もっとも映画「ロッキー4」のサントラでの復活などで伝説英雄的に扱われることが増えてきたのでお役目満了という感じではあるんだけどね。こないだも日本に来てすげぇライブをやってたみたいなので、まだまだ現役なんだな。ん?入院したとか?ま、それでもさ、やっぱJBなんだよ。かけ声一発でノリに乗れるファンクな人手もちろんソウルバラードなんかも歌える…やっぱファンクの帝王という異名はそのまま♪ベスト盤とか入手するなら「Super Bad」とかの時期が入っているのが良いよ。多分ブーツィーの存在がよくわかるから。