Category-Steeleye Span 1/3

Maddy Prior & June Tabor - Silly Sisters (1976):

 英国の伝承音楽を歌う女性がここまで多いのは割と不思議で、日本で言えば民謡歌手がメジャーのフィールドに出てくるようなものだが、沖縄民謡や島唄をアレンジして出てくるのは何年かに一度くらいだろう。英国のトラッドをアレンジした曲もメジャーなフィールドではないかもしれないけど、それでも遠い島国の日本にこれだけ情報が入ってくるのは知られている証で、その辺の感覚はまたマニアックに違う部分があるか。 1976年にリ...

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Steeleye Span - Ten Man Mop Or Mr. Reservoir Butler Rides Again (1971):

 伝承音楽はどうやって伝承されてきたのかと考えると、果たして誰がいつ頃作ったものなのか、口伝えされて世代を超えて伝承されている。もちろんテープはないから、古い音楽は全部口伝えの伝承、せいぜい紙に歌詞が振ってあった程度だが、楽譜はいつ頃から普及したかも気になり始めてきた。 1971年リリースのスティーライ・スパンの大名作「テン・マン・モップ」はトラディショナルの求道者アシュリー・ハッチングス最後の参加作...

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Maddy Prior & June Tabor - Silly Sisters (1976):

 英国の伝承音楽を歌う女性がここまで多いのは割と不思議。日本で言えば民謡歌手がメジャーのフィールドに出てくるようなものだ。そういうのもあるけど、沖縄民謡や島唄をアレンジして出てくるのは何年かに一度くらいだろう。英国のトラッドをアレンジした曲もメジャーなフィールドではないかもしれないけど、それでも遠い島国の日本にこれだけ情報が入ってくるのは知られている証。その辺の感覚はまたマニアックに違う部分がある...

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Ashley Hutchings - Morris On (1972):

 ちょっと堅い話かもしれないけど、英国伝承音楽の歴史を紐解くと深いところに行き着いて、アシュリー・ハッチングスに行き当たる。英国では伝統的にダンス音楽が継承されていたが、口頭による伝承音楽のため文化の形が残っておらず半ば消えかかっていた。それをセシル・シャープが1899年に発掘、再発見して以来きちんとした形、例えば譜面で残しておくべきと落ち着いたが、それを更にロックバンドが演奏してメジャーな音楽に仕立...

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Steeleye Span - Please To See The King (1971):

 イングランドの香りを求める求道者アシュリー・ハッチングスがフェアポートを離脱して自己の音楽性を追求したバンドがスティーライ・スパン。初期三部作はいつの時代にも語り継がれる名作として君臨している。時は1970年前後、ロックの世界では一番熱い時期に突入するが純然たる音楽。英国伝承音楽の世界では楽器が発展して今までは口伝えとフォークギターやフィドルなどで伝えられてきた音楽がフォーマットが整い、更にエレクト...

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Ashley Hutchings - Son Of Morris On

Ashley Hutchings - Son Of Morris On (1976) ロックを聴いているとそれぞれの国の風習をモチーフにした歌詞やタイトル、アルバムコンセプトまでもが登場するので、それぞれの言語をそのまま理解出来ない自分は圧倒的に音楽からしかそのバンドに入り込めないが、それでもツェッペリンからトラッドフォークの世界へ、またビートルズからインドの音楽へと進むようにルーツを漁ったり、歌詞を気にしてみるとその奥深さにぶち当たる。...

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Shirley Collins And The Albion Country Band - No Roses (2017 Remastered)

Shirley Collins And The Albion Country Band - No Roses (2017 Remastered) (1971) 英国音楽の根っこにはトラディショナルフォークがあり、国民性の源にもなっている。そのトラディショナルフォークはいつまでも英国で脈々と受け継がれている音楽で、近年ようやく口承文化から録音されて記録に残される状態になったが、その伝道師の一端を担った人がアシュレー・ハッチングス。彼のキャリアはフェアポート・コンヴェンションか...

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Steeleye Span - Now We Are Six

Steeleye Span - Now We Are Six (1974) Fairport Conventionはメンバーの流動が激しかったが、そのおかげで多数のバンドが排出されたとも言える。そのひとつがアシュレー・ハッチングスが奮起したSteeleye Spanだが、基本はドラムレスのエレクトリックトラッドの実現からスタートしたものの初期3枚でその野望が達成されてしまったので、彼自身は離脱して放浪の旅に出るが、バンドの方はそのまま名を残して活動しており、今でも現...

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Steeleye Span - Est.D 1969

Steeleye Span - Est.D 1969 (2019) Steeleye Spanが2019年になってもまだ新作アルバムをリリースしているとはちょいと前にリリース情報で知ったが、ツアーも行っていてライブ映像までもリリースしているくらいに現役活躍バンド。熱狂的なファンがいるようにも思えないので、英国の大道芸人的と云うか、あって然るべき音楽とバンドのような存在感なのだろう、それなりの世代には必ず受けるサウンドで、日本的には演歌やニューミュ...

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Steeleye Span - Parcel of Rogues

Steeleye Span - Parcel of Rogues (1973) 音楽を青春の1ページとして捉えてそのまま人生を過ごす、ってのが一般的な音楽やポップシーンとの繋がりなのかな。多少その時期そのシーンなんかで耳にした音楽をまたどこかで聴くこともあるのだろうし、結局は人生のページの脇を流れるBGMの位置付けにあるものだろう。歳を取ると何かで見つけて懐かしいなぁという理由だけで売れたりもするんだから面白い。そりゃン十年前のCDを今更聴...

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