CategoryUK 70s Folk A_J 1/5
Comus - First Utterance (1970):

シド・バレットの奏でていた狂気は普通のサウンドと紙一重の部分が大きく、だからこそ故にそれはホンモノの狂気だったとも云えるが、英国にはサウンドで狂気を表現できるバンドがいくつか存在していて、今では恐らくシーンに出てこないと思う。1970年前後ならロック界は何でもありの世界だったが故に、まず売れないバンドも平気で世に出てきたが、更にそれが今は幻のアルバム、コアなマニア向けで有名になり、少なくとも面白く興...
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Catherine Howe - What a Beautiful Place (1971):

もう30年以上前から英国ロックとフォーク周辺漁りを始めたが、様々な情報を辿り、そんなのあるのか、こんなんあるのか、一体どこで見つかるのか、と思いながらアルバムジャケットとアーティストを覚えてはレコード屋に漁りに行き、挙句は中古レコード屋でバイトして更にディープな世界を覗き見たりレア盤も現物を見て納得した。思い出してみれば珍しいアルバムにも接する機会があり、更に買い出しにも出かけるからアルバムは揃っ...
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Frankie Armstrong - Lovely in the Water (1970):

随分昔に一度だけジャケットを見たことがあって、その時は妙に艶めかしいジャケットで、どんな音かと疑問に思ったものの何の情報もなかったので買い控えたが、それ以来見た事はない。その内何かの本でこのアルバムが紹介されて、思い当たるのに時間はかからなかったがインパクト強い写真の素敵なアルバムジャケット。 フランキー・アームストロングによる1970年の作品「Lovely in the Water」。この後も相変わらず英国民謡を中...
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Amazing Blondel - Blondel
Amazing Blondel - Blondel (1973) 自分のアイランド・レコードのイメージはまずはボブ・マーリーのレゲエが挙げられる。70年代のロックを追求するようになってからはフリーやフェアポート・コンヴェンション、キング・クリムゾンのピンクラベル、などなどと多数出てくるようになるが、当然ながらそれらも氷山の一角で実に様々なジャンルのアーティストをリリースしている。それでも初期の頃はクリス・ブラックウェルがスペンサー...
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Bridget St. John - Songs for a Gentle Man
Bridget St. John - Songs for a Gentle Man (1971) 以前ほどじっくりと英国フォークを腰を据えて聴かなくなっているのはそこまでゆったりとした時間を取れなくなってきた事が大きな理由だと自分では思っているが、ここの所の生活環境から多少なりともゆったりとした時間軸で生活出来るようになったのもあってプログレやフォーク、そもそもロックをしっかりと聴き直すようになっているので、15年前の2006年頃の流れを再度試してい...
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Amazing Blondel - Fantasia Lindum
Amazing Blondel - Fantasia Lindum (1971) 霜月と呼ばれる季節に入り、その言葉通りに寒さが身に染み入る時期になってきた。昔だとこの辺りから冬に入る印象すらあったが、昨今ではまだ秋、晩秋までいかない程度の秋レベルという感覚。この季節軸のズレ方は何だろう?自分の感覚論?それとも実際に気温や湿度が微妙にズレてきているから感覚的に感じているだけ?そこまで追求する事はないが、年を追う毎に地球や環境が変化してい...
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Jade - Fly On Strange Wings
Jade - Fly On Strange Wings (1970) 今の時代ともなるとどんなバンドでも再結成したりメンバーは異なれどもそのバンド名でシーンに復帰したりする事も多いから、唯一のアルバムをリリースした、なんて謳い文句がなかなか書きにくい部分もある。ただ、70年代から00年代くらいに至るまではホント、唯一の傑作アルバムをリリースして、なんてのも多かったし、それこそ幻な感覚があってそれもアルバムの価値を上げていた部分あった。...
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Claire Hamill - Abracadabra
Claire Hamill - Abracadabra (1975) あまりにも若くしてシーンに登場してくるミュージシャンは、天才的な才能を持っているのだろうけど、自身の中にあるオリジナリティを外に放出することで独自の世界、音楽を創り上げている人もいれば、その才能ではなく、センスやプレイヤー的に天才的だと、音楽性が定まる前に周囲の持ち上げ方によってアレンジが変わってって、本来論でもないサウンドに仕上がっていったりする。本人にとって...
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Forest - Full Circle
Forest - Full Circle (1970) 音楽を聴いていて、他に幅を広げていこうとする時には色々な方向性がある。当然同じようなジャンル音楽を奏でるバンドを探してみたり、バンドメンバーの過去や未来の仕事を漁って人を追いかけていくということでジャンルを広げていくとか楽器を追求するとかもあるだろうし、特定のレーベルだけをひたすら追いかけるとかヒプノシスのジャケのやつを全部集めるとか、オリジナル盤が見つかったらそれは...
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Claire Hamill - October
Claire Hamill - October (1973) 早いもので今年ももう10月になってしまった。冬から春、そして酷暑を経ての秋を実感する10月と目まぐるしく時は過ぎていく。果たして自分はその間に何か得るものがあったり、楽しみを味わえたりしただろうか、しただろうけど、月日の過ぎ去る速さを超えるほどの味わいだっただろうか、などと考えてしまうのは既にジジイ的発想ではある。昔は月日が経てば大人になる、とかキャリアが積み上がる、み...
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