Categoryポーランド 00s〜 Prog 1/4
Lizard - Tales from the Artichoke Wood
Lizard - Tales from the Artichoke Wood (2005) ヘヴィメタルがひとつの音から続々と拡張されて新世界まで築き上げているのと同じようにプログレッシブ・ロックもまた然り。幾つかの方向性と間口はあるものの、多数の融合を果たしてその中にはヘヴィメタルの融合もあるが、プログレッシブ・ロックはプログレッシブ・ロックで発展している面も強く、まずはテクニカルである点、更に雰囲気が出せる点。ところが時代と共に益々融合...
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Believe - Yesterday Is a Friend
Believe - Yesterday Is a Friend (2008) プログレッシブ・ロックに馴染むバイオリンはお淑やかなスタイルか、はたまたエキセントリックな弾きまくりの音色か、思えば幾つかのバンドやアルバムのバイオリンプレイが記憶を駆け巡るが、ポーランド出自のBelieveに属したSatomi嬢のバイオリンプレイは過去の聴いたバンドやアルバムのいずれとも異なる独特の風味を持ち込んだ味わいにも聴こえる。一聴するとアクセント的にバイオリン...
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Albion - Wabiac Cienie
Albion - Wabiac Cienie (2005) プログレッシブバンドで一世を風靡した実力メンバーがポップスの世界に雪崩込んだのが80年代で、当時は新しいリスナーも獲得できた判明、明らかに拒絶感を示した古くからのリスナーもおり、そこから年月の経過した現在ともなればそれも良かった、良い面が多かったと見直される面もあるが、概ね70年代と比べるとそこまでの作品として歴史に残されてもいない。敗因は自分たち自身の音楽性を曲げてポ...
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Millenium - 44 Minutes
Millenium - 44 Minutes (2017) 70年代を漁っているだけでは知り得なかった音楽に出会いながら、どこか空気感や雰囲気や作風が70年代のロック黄金期を彷彿させるロックが近年出没しており、新たなる試みか古き良きを再演している姿かオールドリスナーを楽しませ悩ませるようになっている。音楽なので素直に出てきた音を楽しみ、自分の好みであればとことんまで聴く姿が正しく何も考える必要もないが、既に長い時間ロックを聴いて...
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Wave - Me And Reality
Wave - Me And Reality (2017) 果たしていつまでこのポーランド勢のプログレッシブ・ロックの波は続くのだろうか。もう20年近く突出したプログレフィールドのロックバンドが続々とシーンに登場しているし、全てが残ってはいないが中には当然重鎮バンドも出てきている。それが今でもまだ続いているのだからポーランドの底力は面白い。更に書けば最初期のポーランド的プログレッシブサウンドから今に至るまで本質的にどこも変わらな...
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Millenium - Ego
Millenium - Ego (2013) いつまで続くのか世界的パンデミック症候群による自由の圧迫。ふと思えば第二次世界大戦時の日本もこういう不自由さが渦巻いていたのかもしれない。恐怖感も似たようなもので、敵が見えない、戦いようがない、物資の不自由さも行動の不自由さも自分では如何ともし難い状況で政府に言われるまま従うのみの世界。現実そこまでの強制力はないし、もっと進んだ世の中だからオタクに楽しむ娯楽もしっかりとある...
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Votum - Time Must Have a Stop
Votum - Time Must Have a Stop (2006) 寒さってのは知識の根源だったりするし、陰鬱に籠もりながら芸術が磨かれるには必要な環境だったりもする。自分的にそういう環境は好きではないだろうけど、そういう環境下にいたらそりゃやることないからひたすら趣味とかやりたいことに没頭するんだろうな、ってのは想像に難くない。ヨーロッパに対する自分の印象はそんな感じだけどポーランドについてもその印象は同じくある。昔ポーラ...
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Abraxas - Abraxas '99
Abraxas - Abraxas '99 (1999) 久々にのんびりと電車に長時間乗る旅をした。車窓から景色を眺めながら物思いに更け、その変化を楽しみながら時間を過ごす、そうしていると好天から徐々に雲天になり雪景色に突入、その向こうには海が見えてきて普段とはまるで異なる異世界に突入し、自分の中で鳴り響く音楽も明らかに毛色が変わる。雪景色に似合うサウンド…、不慣れだな、と思いつつも最近のポーランドのロックと言えばこういった...
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Ananke - Shangri La
Ananke - Shangri La (2012) ポーランド産のネオプログレなロックのスタイル、ここまで聴いているとパターンは色々あれども根底にあるサウンドの共通項は何となく分かってくると思う。決して明るくなる事もなくどちらかと言えば陰鬱感漂う部分が大きいながらも儚い夢を追い続け、みたいなヤツね。だからフロイドやキャメル的な叙情性の高いサウンドの模倣が多くなるし、もっとロックに突き進むならば尖っての主張をどこまで貫き通...
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Lizard - Spam
Lizard - Spam (2006) ポーランドという国のプログレッシブ・ロックとかロックに対しての好みの傾向と言うのはやっぱりメロディアス陰鬱系の方が多く、言うならばフロイドの雰囲気やキャメルの耽美的メロディなんてのを取り入れて自分たちなりに昇華させているかのような作品をリリースしているバンドが多い。EL&Pやクリムゾン的、ましてやソフト・マシーン的なバンドってのはあまり出てくる土壌がないのか文化がないのか、受け入...
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