CategoryUK 80s〜 Prog 1/4
Twelfth Night - Fact And Fiction
Twelfth Night - Fact And Fiction (1982) ネオプログレッシブ・ロックと言えばピコピコ系のジェネシスフォロワーばかりでキャッチーでポップながら楽曲のアレンジは妙に凝っている、それでも80sの陳腐なデジタル機材とシンセサイザーを駆使して作り上げているバンドから始まったと解釈していたが、Twelfth Nightの存在は知らなかった。80年代に出てきたネオプログレバンド郡の一角で名が挙がっているが、日本ではほとんど同列に...
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Pendragon - The Jewel
Pendragon - The Jewel (1985) 80年代の音楽界は様々な意味で革新的で綺羅びやか、一方で陳腐で安っぽい不思議な側面も持つ両極端な時代。前者はバブリーな成果で70年代の陰鬱さから脱却して前に向いた時代だから、後者はデジタル最初期だからやむを得ないが、新しいサウンドだったから革新的なプレイヤーは皆取り込みたくて挑戦した結果の反動。この時代のほぼすべてのアルバムにこのチープさが当てはまるために80年代を代表する...
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IQ - Nomzamo
IQ - Nomzamo (1987) ネオプログレッシブ・ロックの位置付けで活躍し始めたと言えば聞こえも良く、ロック史でも真価を発揮しているバンドと頷けるが、序章は決して平坦な道でもなく、得てして単なるポップで軽快な作品で魂を売っているとも言われがちな音世界。70年代のプログレバンドが没落した結果のポップ化を模倣して新たなるプログレッシブ・ロックと称してのネオプログレとしたら随分な話。結果的にその側面から捉えられて...
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Marillion - Fugazi
Marillion - Fugazi (1984) 70年代のロックを好きで聴いていた人種が80年代のキラキラした時代の音楽に出会った時、すべてを否定する気分になった。最たるものは安っぽいシンセの鍵盤音とリズムのはっきりした軽快なビート。特にプログレッシブバンドの衰退を目の当たりにした時にシーンに登場したポンプロックの音を聴くと、ただでさえ80年代風のサウンドにうんざりしていたのにダメ押しとばかりに畳み掛けてきたから怒り爆発。...
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It Bites - Once Around The World
It Bites - Once Around The World (1988) 70年代プログレバンドが軒並み80年代に没落していく様を嘆く一方、Asiaの大成功を筆頭にYesもヒットを放ち、好みに関係なくシーンを彩ったが、ロックの素晴らしい所がもうひとつ、80年代後半になるとこのプログレッシブ・ロックバンドのポップ化を逆手に取ったようなプログレッシブポップハードロックバンド=通称ポンプロックも出て来て、AsiaやYesの80年代のスタンスをひとつのロックと...
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Porcupine Tree - Stupid Dream
Porcupine Tree - Stupid Dream (1999) プログレッシブ・ロックとヘヴィメタル…、両者を融合させながらもどちらに軸足があるかによってリスナーの捉え方も異なる。演奏する側の意識や魅せ方もあるだろうから、そこは売り手の操作に乗せられているリスナーという側面もあるだろう。面白いもので聴く側の意識の持ち方で失望したり狂喜したりするのだから、偏見なしに聴かないといけない。なかなか難しいが…、だからラジオやネットで...
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Anathema - Natural Disaster
Anathema - Natural Disaster (2003) アルバムをリリースする度に音楽の方向性が変わっていく手法は何も今に始まった事でもない。デヴィッド・ボウイを筆頭に進化させることで市場価値を保ってきたアルバムは多数ある。それがメタルというカテゴリの世界は微小な変化でもリスナーが入れ替わってしまうので、なかなか難しい世界ではあろう。そこをさほど気にすることなく次々に前に進んでいくバンドは自身の才能を信じて敏感に音楽...
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Pallas - The Wedge
Pallas - The Wedge (1986) ポンプってのは割とブラックな意味合いを持つ単語でもあったようで、華麗なるの裏腹に虚構に纏われたと言うようなニュアンスもあって、まぁ英国人的にはユニークな単語でもあったようだ。なのでその頃のバンド本人達から自分たちはポンプロックの代表格だなんて発言は出るハズもなく、これまたメディア中心に付けられたジャンル名とも言えるのだろう。ネオ・プログレッシブロックとも言われているが、...
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Pendragon - The World
Pendragon - The World (1993) 案外自分がポンプロック平気なことに気づいてしまったんで、次から次へと聴いてみている。バンド名は今までも何度も通ってるんでそれなりに知ってたし、代表的なアルバムもそれなりに知ってるし、ならば、と思ってね。この辺ってアルバムジャケットがやっぱりしっかりとセンス良く秀逸なアートで作られてるから覚えやすくて良い。やっぱりねジャケットって重要な要素だから適当なのはダメです。きち...
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IQ - Tales From the Lush Attic
IQ - Tales From the Lush Attic (1983) 80年代初頭にシーンに登場したポンプロックの流れ、同時期にはNWOBHMもあったしLAメタルのシーンもあったから何かと音楽がバブリーに溢れていた時代だった。今そういう複数のムーブメントが同時に走るようなことってあんまり無いし、そもそも何がムーブメントなんだ?ってのもあるくらいだから。当時まるでポンプに興味を持たなかったのはやっぱり模倣の源がジェネシスやイエスだったから...
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