Category-Soft Machine 1/6

Matching Mole - Little Red Record (1972):

 秋の訪れが早そうな気配を感じつつ流れがカンタベリーに来たので、久しく聴いてないしとライブラリ漁りと自分の知識漁りで、ネットで適当に探すのが早いと思って探すけど、その間に聴きたいアルバムも思い出して聴く。結局何探してたのかと思う時もしばしば。カンタベリーやプログレはじっくり時間取ってノイズの入らない環境で聴きたいから割と限られるし、そんな事を出来る時間を作ってヘッドフォンでひたすら聴く。 Matching...

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Robert Wyatt - Ruth is Stranger Than Richard (1975):

 ユルユルなケビン・エアーズの歌に対して内省的でしっとりと心に染み入る曲を歌うロバート・ワイアットの世界観は方法論も音楽も違うけど、とても親しいモノを感じる。そこがカンタベリーなトコロかもしれないけど、同じ釜の飯を食ってた仲間故か。気分的に楽観的に聴くならケビン・エアーズだけどしっとりと聴くならロバート・ワイアットだし、それはもうマッチング・モウルやソフツの世界でも一際浮いている世界観。 ロバート...

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Kevin Ayers - Bananamour (1973):

 往年のミュージシャンも最近の活動はほとんど聞くこともなく、普通に考れば60歳や70歳になってるから、仕事してなくて当たり前だが、才能もそこまで出てこないから大多数は隠居生活に近いと思う。だから次に話題になる時は大抵死んだ時だろうなぁ…、とは言え、既に離れた存在ではあるので哀悼の意を持つことはない。今新作出したら聞く程のファンなのか?と自問自答してみるとその答えは簡単に出てくるが、ただ、ぽっかりと穴の...

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Soft Machine - Third (1970):

 どこか冷淡で複雑なサウンドを適当に流して聴くのはなかなか出来ない。大体そういう音楽は流して聴くには非常に不快なサウンドだろうし、その手の音楽は割とじっくりと聴く時間が必要になる。ここのところの自分の時間の無さを考えるとどうしてもその手のサウンドから遠ざかってしまう。家でじっくりと聴くので余計にだ。頭の中では聴きたいと思っていて、チャンスを伺っているが。 ソフト・マシーンの1970年リリースの「Third...

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Kevin Ayers - Shooting At The Moon (1970):

 勝手な解釈だが、シド・バレットとケヴィン・エアーズってセンスは似てて、同じ香りがするが、一方は向こうの世界に行ってしまったけど一方は脳天気に同じような世界を披露している。印象だけなのでファンからしたら一緒にしないでくれと言われるかもしれない。 ケヴィン・エアーズのソロセカンドアルバム「Shooting at the Moon」が1971年にリリースされているが、この時はバンドThe Whole World名義でのリリースで、メンツは...

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Soft Machine - Noisette (2000):

 カンタベリー一派のライブの殿堂でもあったのか、英国クロイドンにあるFairfield Hallでは盛んにライブが行われていた。あとよく見かけるのはDrury Lane。この辺はライブ盤で出てくる会場。先のCaravanが1974年のライブをリリースしたりRobert WyattはDrury Laneでの1974年のライブ「Theatre Royal Drury Lane」をリリースしているが、同様にライブ盤の発掘が異常に高まっているSoft Machineのライブも出ているし、しかも最高傑...

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Robert Wyatt - The End Of An Ear (1970):

 ピンク・フロイドの世界とソフト・マシーンの世界は最初期は割と繋がっていたと知られている。それは多分UFOクラブへの出演が双方とも重なっていたからだろうし、お互いにインスピレーションを与え合ったのも想像に難くない。ソフト・マシーンは次々とジャズに傾倒し、初期のサイケデリック度合いはまるで影を潜めるが、それは多分ソフト・マシーンの方が音楽的に進化していくメンバーに替わったからか。シド・バレットの脱退か...

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Soft Machine - Six (1973):

 英国音楽は実に奥深いとつくづく感じさせられるバンドばかり。中でもあまり一般的ではないけどとんでもなく凄いバンドの位置付けで聴いているソフトマシーン。アルバム毎にメンバーは違うし内容も異なるので実態が掴みにくいバンドで、自分でも最初は不思議感多かった。簡単明瞭に言えば初期はサイケ、中期がジャズロック、それからフュージョンバンド。今回はその狭間、中期から末期の間にリリースされて究極の美しさを保ってい...

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Elton Dean - Just Us (1971):

 英国フリージャズの波は本場アメリカのジャズから遅れる事十数年、着実にその芽を伸ばしながらこの時期にロックの発展と共に進化した。もしかしたらもっと早い時期にあったのかもしれない。早くてキース・ティペット、またはグラハム・ボンドあたりだろうか。いずれも60年代中期頃にようやくその芽が出て来た。その頃はポップもジャズもロックも同じフィールドで自分の腕に自信のあるミュージシャンや、才能を信じていたアーティ...

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Hugh Hopper - 1984 (1973):

 Soft Machineのヘンな方向性の要因のひとつにはHugh Hopperのアヴァンギャルドなジャズ志向が大きく影響していた事は想像に難くなく、むしろその指向性があったからSoft Machineの方向性になったとも思う。もっともHugh Hopper一人の志向ではなくメンバー編成も含めてそうなっただろうが。 それで、随分昔にHugh Hopperの最初のソロアルバムので探して手に入れた。1973年のSoft Machine在籍中にリリースしたソロアルバム「1984...

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