Category-Soft Machine 1/5
Kevin Ayers - Shooting At The Moon (1970):

勝手な解釈だが、シド・バレットとケヴィン・エアーズってセンスは似てて、同じ香りがするが、一方は向こうの世界に行ってしまったけど一方は脳天気に同じような世界を披露している。印象だけなのでファンからしたら一緒にしないでくれと言われるかもしれない。 ケヴィン・エアーズのソロセカンドアルバム「Shooting at the Moon」が1971年にリリースされているが、この時はバンドThe Whole World名義でのリリースで、メンツは...
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Soft Machine - Noisette (2000):

カンタベリー一派のライブの殿堂でもあったのか、英国クロイドンにあるFairfield Hallでは盛んにライブが行われていた。あとよく見かけるのはDrury Lane。この辺はライブ盤で出てくる会場。先のCaravanが1974年のライブをリリースしたりRobert WyattはDrury Laneでの1974年のライブ「Theatre Royal Drury Lane」をリリースしているが、同様にライブ盤の発掘が異常に高まっているSoft Machineのライブも出ているし、しかも最高傑...
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Robert Wyatt - The End Of An Ear (1970):

ピンク・フロイドの世界とソフト・マシーンの世界は最初期は割と繋がっていたと知られている。それは多分UFOクラブへの出演が双方とも重なっていたからだろうし、お互いにインスピレーションを与え合ったのも想像に難くない。ソフト・マシーンは次々とジャズに傾倒し、初期のサイケデリック度合いはまるで影を潜めるが、それは多分ソフト・マシーンの方が音楽的に進化していくメンバーに替わったからか。シド・バレットの脱退か...
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Soft Machine - Six (1973):

英国音楽は実に奥深いとつくづく感じさせられるバンドばかり。中でもあまり一般的ではないけどとんでもなく凄いバンドの位置付けで聴いているソフトマシーン。アルバム毎にメンバーは違うし内容も異なるので実態が掴みにくいバンドで、自分でも最初は不思議感多かった。簡単明瞭に言えば初期はサイケ、中期がジャズロック、それからフュージョンバンド。今回はその狭間、中期から末期の間にリリースされて究極の美しさを保ってい...
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Elton Dean - Just Us (1971):

英国フリージャズの波は本場アメリカのジャズから遅れる事十数年、着実にその芽を伸ばしながらこの時期にロックの発展と共に進化した。もしかしたらもっと早い時期にあったのかもしれない。早くてキース・ティペット、またはグラハム・ボンドあたりだろうか。いずれも60年代中期頃にようやくその芽が出て来た。その頃はポップもジャズもロックも同じフィールドで自分の腕に自信のあるミュージシャンや、才能を信じていたアーティ...
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Hugh Hopper - 1984 (1973):

Soft Machineのヘンな方向性の要因のひとつにはHugh Hopperのアヴァンギャルドなジャズ志向が大きく影響していた事は想像に難くなく、むしろその指向性があったからSoft Machineの方向性になったとも思う。もっともHugh Hopper一人の志向ではなくメンバー編成も含めてそうなっただろうが。 それで、随分昔にHugh Hopperの最初のソロアルバムので探して手に入れた。1973年のSoft Machine在籍中にリリースしたソロアルバム「1984...
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Robert Wyatt - Rock Bottom (1974):

元ソフトマシーンの肩書きすら今や遠い昔。今のワイアットのファンはその事を気に掛けない世代が増えているだろう。80年代を風靡したラフトレードレーベルから作品をリリースして新たな世代へ訴えかけたカンタベリーの重鎮。彼が半身不随の人生を歩んでいる事はその世代に知られているのかどうか。 ソフトマシーンからマッチングモウルと遍歴を重ねたワイアットはパーティの席上で酔ってそのまま階段から落下して下半身不随。ド...
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Kevin Ayers - Confessions of Doctor Dream & Other Stories (1974):

オリー・ハルソールのもう一人の相棒として知られている、実際には多分逆だが、ケヴィン・エアーズの相棒として知られているオリー・ハルソールもいるが、そのケヴィン・エアーズの名作と誉れ高い「Confessions of Doctor Dream & Other Stories」も1974年にリリースされている。オリー・ハルソールはこの時期は忙しくて環境が目まぐるしく変わっただろう。「Confessions of Doctor Dream & Other Stories」がケヴィン・エアーズ...
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Galen Ayers - Monument
Galen Ayers - Monument (2018) 時代が一巡りしてから改めてまた聴き直すアルバム、情報過多の時代だからこそ調べ直せる、知らなかった細部情報や忘れてしまっている情報もちょっと歩けばライブラリの中から引っ張り出せるのかもしれないが、それもしないでMacの中と画面からその情報を引っ張り出す習性。すっかりレコードを流す、CDを聴く、という習慣から離れてしまい、その代償がライナーや細部情報の欠如。昔はそれらを眺めな...
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Matching Mole - Matching Mole (Expanded Edition)
Matching Mole - Matching Mole (Expanded Edition) (1972) カンタベリーシーンがややこしく感じるのはプログレッシブ・ロックとの前置きがあってのジャンルに位置づけられてしまうからだと思っていて、それよりも軽快なポップ調のメロディに彩られた中、そのバックのアレンジにはジャズからのエッセンスをたっぷり含んだテクニシャンによるそれらしい演奏が付けられている。そして、時にはその演奏陣営の好みからあまり外れ過ぎ...
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