Last Autumn’s Dream - Saturn Skyline

Last Autumn’s Dream - Saturn Skyline (2006)
サターン・スカイライン

 この手のAOR的メロハーってヤツは自分的にはもちろん聴きやすい部類にあって、キライじゃないんだけど、ずっと聴いていられない音ではある。流して聴くには心地良くて、そりゃもちろんギターソロやメロディのツボなんかもしっかりハマるから楽しいんだけどさ、ひっかかりがちょいと弱くて、だからこそ流して聴いていくにはどんどんと聴いていけるというシロモノ。そういう聴き方が良いのかどうか分からないけどさ。

 Last Autumn’s Dreamの4枚目「Last Autumn’s Dream - Saturn Skyline」、2006年の作品…、ってそんなに新しいバンドの音なんだ。そりゃそうか…、それでももう10枚位のアルバムはリリースしてるんだからベテランの域にあるんだもんな。基本的にFair Warningからのメロディメイカーによるプロジェクトだから安定的なメロディアスハードロックなんだけど、以前にも増してツボを得たメロディが上手く作られてる気がする。こういうメロディって狙って作れるものなんだろうか?音楽理論的にメロディアスだ、と感じられる音階の旋律とか音の移り変わりみたいなのが定説としてあるのだろうけど、それってコード単位だろうから、そこを流れるメロディの組み立てってのはどうしても作る人のセンスに依存する所が大きい気がしている。それで、このレベルをずっと出し続ける、それがその人の才能として生み出し続けられるってのは普通に歌詞や曲を作り続けるってのとはちょいと違うように自分では思う。

 なので、その才能はかなり特殊なんだろうってのはあるとしても、次に出てくるのは当然だけどどれもこれも似たようなメロディの羅列になってしまって曲による違いがどんどん出しにくくなるってことだろうか。それもある種しょうがない話だろうから、歌詞やらアレンジやらで差をつけてくんだろうね。だから自分的にはずっと聴いてると飽きるってのはあるけど、作品としては相当良質な部類な事は確か。こんだけの泣きのギターを入れられるとかさ、歌にしても大衆的なメロディで聞かせてくるし。このバンドってどれ聴いてもそういう意味で駄作が無かったし、それこそバンドのジャンルとして確立されてる節はあるもんね。





Fair Warning - Rainmaker

Fair Warning - Rainmaker (1995)
RAINMAKER

 70年代のドイツって面白いのいっぱいあったのに80年代になると突如何も無くなってクラウトロック=ヘンなのばかりが脚光を浴びてくる、ようなイメージ。それとNena♪ 多分自分の勘違いで、もっとたくさんドイツってのはあるんだろうと思うけど、全然体系化も研究も出来てない。その辺はこれからの楽しみってことにしておこう。ちょいと路線の外れたのが出てきてしまったので、ガツンと爽やかに気分を変えようってことで想像もしなかったであろうコレを突如聴いてました。

 Fair Warningの1995年のセカンドアルバム「Rainmaker 」。いやね、AOR的ってもさ、ガツンって欲しいし、なるほど、そういう所でメロハーってジャンルは活躍するのだな、なんて思った次第。今更気づくなってくらいに時代遅れですがね、90年代ってのは自分的にはついこないだって感覚でしかなくて、どっちかっつうと新しいバンドとかアルバムって感覚なんだよな。良くないよな、こういうジジイ的感覚(笑)。それはともかく、あの暗黒の時代のドイツでこんだけ爽やかなのやってたって凄いよなぁ、しかもそれなりに売れていた、んだろう。爽やかってもしっかり影があって単純なAORにはならないのはさすがだし、何と言ってもギターソロのメロディアスさと歌メロの美しさ、更には楽曲の哀愁とよくもまぁこんだけツボを刺激するような曲とメロディが出来てきたものだと感服する。

 自分がこの頃10代だったら凄く聴いてただろうし、有無を言わせずにファンになってただろう事は想像に難くない。それくらいに抜けのない、人間の感情的に押さえるべき所は全て抑えているアルバムで、多分Fair Warningの全アルバム郡の中での人気は高い位置にある作品じゃないだろうけど、自分的にはコレ、凄いなぁと思う。だから他の作品聴いてみたらもっと凄いなぁって思うんだろうけど、「Go」のクサさほどではなく、適度にツボを得たアルバムって所が好みなのかも。アコギも鳴ってるし、やり過ぎてない音作り曲作りが心地良い。

 いいねぇ、こういう快活な音を聴きたかったんだよ。想定通りに入ってくるサウンド、ギターソロ、ドラムのオカズ、期待通り、そして心地良いハイトーンボーカル、あの時代にコレだったら売れたのも納得。かなり浮いてたバンドだったんじゃないだろうか。今聴いてもこんだけ快活なのはなかなか無いしね。



Lordi - Monstereophonic (Theaterror vs. Demonarchy)

Lordi - Monstereophonic (Theaterror vs. Demonarchy) (2016)
モンステレオフォニック(シアテラーVSデモナンシー)

 15年選手のバンドって既にベテラン領域に入るだろうし、それだけ一線にいるってことは実力も人気もあるのだろうし、そりゃそうだよな。中高生頃に聴いてたとしたってもう家庭持ちくらいの年月なワケで…、ん〜、自分からするとついこないだ知ったバンドで面白かったから今でも新譜が出ると普通に聴いてるというだけなんだが15年…、早いモンだ。ふと気づけばなんでコレ聴いてるんだろ?って程度でしかないんだけど、それでも今でも唯一無二の音とインパクトのバンドに変わりはない。

 Lordiの何枚目だろ、8枚目になるのかな、「Monstereophonic (Theaterror vs. Demonarchy)」。ここ三枚くらいはメンバー固定でやってるのもあって安定した一枚。もっともMr.Lordiのワンマン体制なのでバンドメンバーによる変数はさほど大きくはないだろうけどね。うん、だから今回もこれまでとまるで変わらない安定のフィンランドメランコリックポップなメロディをメタル調で聴かせてくれるけど、モンスター衣装でやってるからイメージはオドロオドロしてるけど、曲はかなり軽いしメロディーがしっかりしてるので意外なほどに聴きやすいのが特徴的だ。それはこれまでの作品と大して変わらずにそのままの路線で、良くも悪くも毎回ほぼ同じアルバムが続いていると言えるか。そういう意味ではどこに向かうのか、って気はするけど…。

 多分歌詞の世界で結構色々と深掘りしているんだろうなぁとか勝手に思ってるんだけど、そこまで聴いてないのでやはり曲で好みかどうかなんだよな。でも、途中のインストとかテーマとか含めて、またアルバムのサブタイトルとか見ても、とある世界を打ち出しているハズで、そういうシアトリカルな方向性がひとつあるのだろう。Mr.Lordiの趣味嗜好からすればきっとそうだろうとも思えるし。まぁ、難しいこと考えずに相変わらずの良質なロックを聞けるってことで楽しもう。





Amaranthe - Maximalism

Amaranthe - Maximalism (2016)
MAXIMALISM(デラックス・エディション)(初回限定盤)(DVD付)

 聴いたことない音だ、ってのが一番差別化出来てて商業的に売り文句にもなるし、宣伝しやすいのはわかるけど、それは新しすぎて受け入れられるかどうかって疑問符は付くので難しいところだ。それでも新しいのが無いとどんなトコでも何でも衰退していくんだからきちんと新陳代謝を図っていかないといけない。ましてやロックの世界なんてそうだろうし、音楽の世界そのものがそうやって膨らんできていたものだ。

 スウェーデンからの新進バンドAmarantheの2016年作「Maximalism」、4枚目くらいかな。そもそもがディスコ(ユーロビート系)とメタルの融合ってトコで、そのミックス具合は時々によるし曲次第でもあったんだけど、これまではやっぱりメタル寄りな音から見ての異質感が強かった。ところが今回は逆にユーロビート感が強い中でのメタル度って感じで、それが好き嫌いを分けているようだけど、そんなモンだろう。いつも聴いてて笑っちゃうんだけど、今回も大爆笑してしまったアルバムで、いや、何度も絶対聴かないし、何だろなぁ、これさ〜、って思うんだが、面白い試みだよなぁと云うのはいつも思う。ホントにユーロビートとメタルの融合だからさ、相反する世界が同居してて絶対イヤだもん。でも、こりゃよく出来てるわ…っていうのはある。

 同じような世界をやっててもっと世界に通用しているのがBabymetalなんだろうけど、ユーロビートというカテゴリがちょいと狭かったか。Babymetalはアイドルというものを合わせてるから幅広いもんな。そこがAmarantheの難しい所で、だからアルバムごとに新しい試みをしていてもなかなか広がり切れないのかも。それでもこんだけミクスチュアなのをこのクォリティでどんどんと立て続けに出してくるのは凄い制作陣だと思う。もっと凝っても良い気がするけどな。メタル側のどの世界のリスナーに訴えていくのかもちょいと中途半端だし、ユーロビート側も然り。その辺の戦略の甘さはある気がするが、面白いのは面白い。



Lordi - Market Square Massacre

Lordi - Market Square Massacre
Lordi: Market Square Massacre by Lordi

 フィンランドの首都、ヘルシンキは市内で60万人程度の人口、周辺の都市部と言われる部分合わせて140万人程度と言われているが、2006年に怪物メタルバンド、Lordiがユーロビジョンコンテストで優勝をかっさらい、その凱旋記念公園としてヘルシンキの港でフリーライブを行った際には何と10万人が集まったと言われている。外部からの流入などあれども、それだけの国民を動かしたという事で完全に国民的ロックバンド、しかも子供にもウケるルックスとキャラクター、そして馴染みやすいメロディやキャッチーなフレーズで愛され続けているようだ。

 その模様は日本盤だと「ハード・ロック黙示録 スペシャル・エディション(DVD付)」のおまけDVDに30分強のライブが丸々収められているし、単独DVD「Market Square Massacre」としてもリリースされているが、普通はおまけ付きCDで持っているもんだろう。いや、今から手に入れるなら別に何でも良いけど多分YouTubeで観ても同じだろうし…ただ、DVDだとLordiのメンバーがライブ映像見ながら勝手にコメントを入れている副音声もあって、それがもちろん字幕で出るのでそれなりに楽しめる。何とも気さくなロック野郎達的なバンドの会話で、身内で楽しんでビデオ見てる雰囲気そのままってのが良い。彼らもそんなに集まっているとは思ってなかったみたいだし、ただ、多いなぁ…と思っていたようだ。映像ではカットされているけど大統領がステージに上がって握手して云々って一幕もあったようで、さすが国を挙げてのユーロビジョンコンテストの優勝者は普通とは扱いが違う。ちょいと他の年も調べてみたけど、優勝者でそこまで世界的印知名度が上がったのって、他にはもう随分昔になるABBAかセリーヌ・ディオンくらいしかいない。そこにこのLordiなんだから恐れ入るってなもので、改めてこの異質な快挙に驚くばかり。

 さてさてそのライブ映像、見ると一目瞭然なんだけど、港の全部が人人人で埋め尽くされ、本気で10万人いるだろうな、これ、ってくらいに人が満ち溢れている。それでいてスクリーンも無けりゃスピーカーも基本前方にしかなくて、こおkまで集まるなんて思ってもいなかったってのはアリアリとわかるけど、いやそれにしても凄い人。フィンランドってメタルが普通にお茶の間に馴染んでるって言うけど、どこまでなんだろ?それでもここにいる人達皆楽しんでる感じだから、まんざらでもないのだろう。フィンランドでここまで人が集まるって、そうそうないだろうし、Lordiとしても間違いなく最絶頂期であっただろし、素晴らしい。んで、ここで歌われてる曲ってどれもキャッチーで覚えやすくて良いしね。最近少々動きが鈍いのが残念だけど…。

ハード・ロック黙示録 スペシャル・エディション(DVD付)

AC/DC - Live At River Plate

AC/DC - Live At River Plate
Live At River Plate

 アルゼンチンでの熱狂ぶりをマジマジと実感できるライブ映像をリリースしているのもいくつかあるだろうけど、こりゃまたスゲェな…ってのがAC/DCのアルゼンチンでの2011年のツアーのライブ。何とも凄い人の波が全てユラユラと飛んでハネて踊って騒いで熱狂しているという暴動だろこれ、ってくらいのライブが見れる。それに触発されるかのようにどんどんと熱を帯びて演奏していくAC/DC、その興奮と熱狂が一体化してものすごい事になってるのを映像レベルで確認出来ちゃうんだから実際の会場はとんでもなかっただろうなぁ。

 AC/DC「Live At River Plate」。2011年のライブなんだけどさ、過去最高なんじゃないか、ってくらいの気合と熱気とパフォーマンス、一体このジジイ達はどんだけエネルギッシュなんだと不思議に思う。この広いステージを縦横無尽に走り回るアンガス・ヤング、その熱狂を受け止めつつもいつもおスタイルでじっくりと歌い上げていくブライアン・ジョンソン、いやはやさすがに百戦錬磨のライブバンドなだけあって観客のパワーをそのままエネルギーに変えて発散しているってのは凄い。見て聴いてるだけで凄いのにこの熱狂的な観客…、いや、見てるととにかくそこに目が行っちゃうんだよ。この馬鹿でかい所で皆が皆大騒ぎなんだもん。そりゃ映像化したくなるわな。

 面白いのはこの頃ってアルバム「Black Ice」のツアーだったから新曲郡もたくさんあるんだけど、それでも大騒ぎでさ、そういう隔たりなくAC/DCを楽しむというスタイルがこういう観客になるんだろうね。まぁ、普通にそこで初めて聴いてても相変わらずのR&Rだからノレるのはあるだろうけど。ホント、ライブ向きな曲が多いんだとつくづく実感。圧倒的なパワーを振り撒きまくって名曲郡ももちろん大放出してのライブ、スゲェわ。



Michael Schenker / Pattison Summit - Endless Jam

Michael Schenker / Pattison Summit - Endless Jam (2004)
Endless Jam

 往年のロックカバーアルバムって、確かマイケル・シェンカーもやってたなぁ…と思い出してね。他にもあると思うんだけど何か探してみようかな。ただ、ギタリストによるカバーだとやっぱり面白いんだよね、自分的にはさ。それでもアレンジや音圧や質感みたいなのも重要な要素だからどれでも楽しめるってモンでもないが、この人はこういう解釈でやるんだなぁとかね、何となく聴いてみたいなってのが聴けたりするし、それよりもミュージシャン自身がひとりの少年の気持ちに戻ってプレイするってのはヘンに仕事でオリジナルをやるよりもピュアに弾くんじゃないかな、とか。実際はわからんけど、そういう要素の方がとってもわかりやすく感情が入ってくるような気がするもん。

 マイケル・シェンカーの2004年のレーベルからの差金で実現したSchenker/Pattison Summit名義による「Endless Jam」。この後「THE ENDLESS JAM CONTINUES」もリリースしてくるので一気に録音したのかどうかは知らないけど、それなりに面白かったんだろうし、やってみたかったのかもしれない。その「Endless Jam」はドラムにエインズレー・ダンバー、ベースはパット・トラバースやレスリー・ウェストの所で弾いてた人らしく、それなりに強烈なメンツが揃ったアルバムで、マイケル・シェンカーがとっても心地良くギターを弾いている。どれもこれもロックの名曲ばかりなので期待は膨らむんだけど、辛口に言えば歌が平坦なのでやや飽きる。ついでにギターもフレーズはコピーしていなくてどっからどう斬ってもマイケル・シェンカーのフレーズとギターなのだが、練られていないのか、引き倒しているだけみたいな感もあってちょいと欲求不満。もっとメロディアスなのを弾いてほしかったかな。それでももちろん曲からズレてるワケじゃないし華麗なるギタープレイなのは当然なのだが…。

 このアルバムの中で一番興味深かったのは「The Stealer」でさ、あの泣きのギタリストと呼ばれたポール・コソフのギタープレイをどうやってマイケル・シェンカーが料理するのかな、ってのは随分昔から興味津々だったし、それがここで実現してるから期待満点でしたよ。曲中のオブリギターは正にマイケル・シェンカー節炸裂とやっぱりハマるプレイだな〜と。ただ、ギターソロそのものになるとやっぱりもっと練って弾いてくれれば…ってくらいに流れで弾いてる感じアリアリでね、ちょいと残念。これっきゃないっ!ってのをキメてほしかったんだが…。やたらと長々弾いてるんだけどねぇ…んで、次のマウンテンの名曲「ウェエスタンのテーマ」も同じような流れで弾いてしまっててちょいと残念。それでも神の弾くプレイだからねぇ…ってのはもちろんです。そんな事を思いながら聴いてたけど、やっぱり華麗なるギタリストだなと。この人はオリジナルでメロディを作り上げていく方が良いの作るんだ、ってのもわかったし。





Amaranthe - Amaranthe

Amaranthe - Amaranthe (2011)
Amaranthe

 女性がメタルを歌う、ってのはそりゃ古くからあるけどさほど一般的な事でもないし歌おうという人もそうは多くなかっただろうし、世界レベルでもそれはあまり変わらなかっただろうけど、いつしか女性が歌うということすらも普通になり、しかも女性独特の効果を使いながらバンドのイメージもそこに合わせながら、いつしかそれはアイドル商法と同じような領域で使われていることも多くなっているが、人に言われてやってるワケじゃないから多分いいんだろうな。自分たちが売れるためにやってる、みたいなトコだからバンドのイメージも作るプロはいつつも自分たちの意思も入れられているだろうし。まぁ、そんな世界になってたらそりゃロックじゃなくなるわな。

 びっくりしたバンドのひとつ、Amarantheというスウェーデンのバンドの2011年リリースのデビューアルバム「Amaranthe」。スウェーデンって結構独創的な発想がある所なんじゃないかと古くから思ってるんだが、このAmarantheもそういう意味ではかなり独創的なアプローチで簡単に言えば古い言葉でのユーロビートみたいなのとデスメタルをくっつけて楽曲はポップでキャッチーに3分で仕上げるという快挙。楽曲のレベル感はかなりハイレベルでポップとして良質な部類にはいるだろうし、歌の巧さや弾け具合も見事だし、最初聴いた時は自分が何聴いてるんだ?って錯覚を起こすくらいのインパクトがあった。世間的なアプローチはデスメタル側から来てるからなんじゃこりゃ?だけどポップ側から出せば、ちょっと音をハードにメタルチックに入れてみたけど基本3分間ポップスだからね、ってことだろう。

 捻りが足りないからか、やっぱり途中で飽きてしまうので、そのヘンの幅の広げ方が上手く出来てればアルバムごとの進化も楽しめたのだろうが、ずっとこのままやるのかな、というような感じで曲が並んでいるのが残念。アプローチが面白いだけにそこまで突き詰めていけばなぁと勝手な事を思うけど、そこにはBabymetalがいるからいいや(笑)。それでもそこそこ人気のあるバンドだろうと思うし、まだまだ変わっていくだろうし、楽しめるんじゃないか。



Lacuna Coil - Delirium

Lacuna Coil - Delirium (2016)
Delirium

 世の中は色々変わっていくし、昔は考えられなかったような事も平気で起きていく。自分にしても聴くとは思わなかった音楽のジャンルをを聴いていたり、飽きることはないだろうって思ってたのも今じゃ全然聴かないなんてのもあったり時間は様々な事物を変えていくのは歴史が証明しているか。ただ、それでも本質的な所はやはり変わらないのはこれまた人間のお話。ココ最近の色々な出来事を見ていて思うのは、そんなお話で、適当に相変わらずロックらしきものを聴いていたりする毎日。

 Lacuna Coilの2016年新作、6枚目?くらいになるのかな、「Delirium」。何でも楽器演奏陣の大半がバンドから離脱していて、一体どうなることやらみたいな雰囲気だったらしいが出てきた作品の音を聴く限りではバンドメンバーって結局誰でも良かったんだろうなぁ、みたいな感じに大して音的には変わらない印象。一方で楽曲そのものへのアプローチはかなり変化していて、これまでよりも一層ヘヴィにダークに仕上げてきている感触が強く、それは時代に合わせてきたと言う部分もあるだろうし、思い切りこっちに軸を振ったというバンドの判断でもあるだろうか、この世界に軸足持ってくると、男女ツインボーカルという特性個性がより一層生きてくるというのも読みとしてあるだろうね。唯一無二と言っても良いくらいのメーターぶっちぎりの歌い手二人ではあるし。

 今回は冒頭から含めて男性デスボーカル系の比重がかなり高い。このバンド、男の出番少なくてヒマだろうな、なんて思ってたから、こんだけ出てくるとようやく出番が増えたのか、なんて思うのだが、そういう幅の広さとカバーする領域の広さもLacuna Coilの個性、かなり強いよね。一方のクリスティーナ嬢も随分と粘っこい歌声になって振り絞った歌がガンガンと出てくる。サウンド的には基本路線変わらずだけど、それなりに新しい取り組み、アプローチは入っててアメリカのヘヴィ市場への攻略はバッチリ出来ているというところか。しかし相変わらずの7弦楽器ばかりなんだろうなぁ、この重低音は。適度にキャッチー、ほとんどヘヴィ、それでもバンドらしさは出ているという見事な出来映えで、こんな素人リスナーでも良い作品なんだろうな、と判ってしまうくらいの作品。



Michael Schenker’s Temple of Rock - On A Mission : Live in Madrid

Michael Schenker’s Temple of Rock - On A Mission : Live in Madrid
オン・ア・ミッション~ライヴ・イン・マドリード(ライヴCD)

 どうにも世間的なトコロが色々と騒がしくなっているのだが、裏で何か大きな事が起きてるのかな?隠したい出来事があるが故に他の方に気を逸らせるというメディアの誘導というのはありうるだろうか。また、何かの陰謀で貶めたい人物がいるから徹底しているとか…、面白いことに事実だけでなく、意思がないと世間の騒ぎってのは出来上がらない部分もあって、ある程度は仕掛けられているからこそ成り立つってのが一般的事実。だから、その裏の意図が必ずあるワケで…なんて思いながらアレコレ見てるんでヒネてくるワケですよ(笑)。

 メジャーシーンへの復帰から10年、正に完全復帰を果たしたマイケル・シェンカー、2015年11月のライブを収録した「On A Mission : Live in Madrid」をリリース、ココの所のライブ活動の充実さの自信からか結構な数のライブアルバムや映像をリリースしているんで、割とお腹いっぱい感あるんだけど、メンバー違うし、やってる曲も大半が違うからいいのか。完全復帰ってのはさ、メンバーの知名度の高さですよ。暗黒時代は無名のメンバーとのドサ廻りみたいなもんで、マイケル・シェンカーの名前だけでやってます的なのが多くてね、それだともうファンとしては落胆なんですよ。でも、こうしてシーンのトップレベルと一緒にやって高品質なショウを繰り広げてくれるってのは嬉しいよな。こうあってほしいと思うもん。一説にはカネ無いから何でもリリースできるものはリリースしまくって少しでも稼ぐということをする風潮とも言われてるけど、それでファンはいっぱい色々なコンテンツが手に入ってマイケル・シェンカーが稼げるなら良いじゃないか、何が悪い?って思うくらいだ。他のバンドもどんどん出しまくってほしいよ。古いライブとか新しいセッションとかさ。

 そしてこのマドリッドのライブ、リズム隊はスコピ組、んで歌はドゥギーだからもうプロな集団の現役バリバリのメンツだからグルーブが違う。ノスタルジックなメンツではこういう生々しいグルーブにはならないからね、やっぱり生きてるっつうか現役の勢いを持ったバンドのライブ。そしてやってるのがUFOにスコピ、シェンカーの楽曲とこのメンツでのアルバムからの曲と見事なミックス具合で新旧織り交ぜてのライブが見事。注目はもちろんマイケル・シェンカーのギターだけど、その前にリズム隊のみごとなチームワークが明らかにバンドに生気を与えてて、シンプルだけど熟年のドライブ感、そしてドゥギーの歌は文句なしの上手さ、もちろん神のギターは正確無比そのもので音色が昔とは変わってるけどいいじゃないか、相変わらずのメロディアスなギターと繊細なリズムワークと味わい深いサウンド、やはり神は今でも健在だ。スコピの曲はバッキングに徹しているのはシェンカー兄弟故のスタイルか、案外マッチしているのが何とも妙な気もするが、このバンドだと違和感ないんだもんな。

 映像の方はまだ見れてないんで音だけとYouTubeのライブを見ていての楽しみだけど、ギターの弾き方も結構進化してて、左手だけで音を鳴らし続けていく「Rock Bottom」のソロとかね、色々研究してたりする感じ。YouTubeにはリハーサル映像があったりグラハム・ボネットとの共演ものがあったり、色々活躍してるなぁ…と思いきや、2016年8月にはMichael Schenker Festと称して、ロビン・マッコリーやグラハム・ボネット、ゲイリー・バーデンを引き連れての来日公演を行うようだ。ん〜、80年代のMSG全部楽しめるってことだろうなぁ…、行けたら行きたい。

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物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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