Gary Moore - Dirty Fingers

カテゴリー: Heavy Metal (Euro)

 個人的にすごく懐かしいのを久々に聴いた。マジメに。レコード持ってたけど売ったような気がするなぁ…、と。んで、まとめてこの人の初期の作品が聴きたくなったので一気にネットでゲットして聴きまくり♪昔は知らなかった事実が色々判明して楽しんでます。

ダーティー・フィンガーズ(K2HD/紙ジャケット仕様) Live at the Marquee Club

 1984年にリリースされた「ダーティー・フィンガーズ」なんだけどレコーディングは1981年頃なのかな、当時コージーとのバンド結成を目論んでいたトコロにレーベルからの契約によりアルバム制作が指示されて急遽ジミー・ペイン、トミー・アルドリッジ、ドン・エイリー達と作った怒りのハードロック作品。多分自分的にゲイリー・ムーアと言ったらこのアルバムというイメージが強い。

 何か今改めて見ると反戦ソングが多いんだな…。初っ端から「Hiroshima」「Nuclear Attack」「Rest in Peace」とタイトルだけで三つもそれらしいのがあるくらいだから歌詞の中味見たらもっとあるんだろうか?昔はあまり気にしないで聴いていたから意識しなかったけど。それにしても怒濤のハードロック作品で、最初の「Hiroshima」からもう思い切りハードロックなギターリフでして、「Bad News」とか「Nuclear Attack」「Really Gonna Rock Tonight」なんかもそうだけど非常にマイケル・シェンカーのリフと近いものがある。湿っぽさも雰囲気もリフそのものもどこか相通じるものがあるから余計に親しみやすかったんだよ。そんで「Dirty Fingers」っつう短い曲ではギターソロだけを弾きまくるというものでそれも美しいのではなく正に力業と呼ぶべきフルピッキングでの早弾きを詰め込んだ凄い音。かっちょいいっつうか、やっぱゲイリーだなぁ〜っていうか(笑)。ギターソロと言えばどの曲もかなり印象的なソロでね、やっぱ燃える(笑)。そういえばアニマルズの「悲しき願い」が入っていて、家でレコード聴いてたら母親が聴いて口ずさんでいたのを見て、ゲイリー・ムーアってすげぇ〜、ウチの母親でも知ってるくらい有名なんだ!と大きな勘違いしてたことがあった(笑)。いや、尾藤イサオが歌ってヒットしてたらしくってね、元はアニマルズで、サンタ・エスメラルダっつうのがフラメンコチックにしたのをまたヒットさせたモノらしい。まぁ、あれだ「だ〜れのせいでもありゃしな〜い、みんなおいらが悪いのさ〜」ってヤツよ。

 リリース当時は日本限定発売で、海外には流れていなくて貴重だったらしい。この後すぐにもう一枚「Live!」と題されたアルバムも日本限定でリリースされて、そっちは「パリの散歩道」のインストバージョンのギタータブ譜が付いててさ、おかげでコピーしまくったさ〜。それも好きなアルバムだね。今はジャケットも変わってしまって「Live at the Marquee Club」っつうタイトルでCDが出てるけど、やっぱアナログの赤と黄色のヤツがイメージ強いね。同時期に「Rockin' Every Night (Live in Japan)」っつう日本公演のライブ盤がリリースされていて、この頃ってやたらとゲイリー・ムーアのアルバムがリリースされててさ、やっぱ人気だったんだろうな。来日公演もあったから余計にかもしれないけど。この人ライブアルバム多いよねぇ…、やっぱロリー・ギャラガーにならないように、だろうか(笑)。

Michael Schenker - In The Midst Of Beauty

カテゴリー: Heavy Metal (Euro)

 おぉ〜、出た出た…、マイケル・シェンカー新作「イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー」だよ。どうしたんだろうか、ここ最近は昔のバンドやアーティストが新作を出すとわくわくしちゃうようになった。ちょっと前は今更の新作なんて別にマジメに聴くこともないけどな、なんて冷静に見ていたし、実際聴いてみて凄くよかった、ってことも少なかったんだけどね。往年のアーティストが残り少ないミュージシャン人生を賭けて結構気合いの入った新作を出してくるってのもあるし、昔を懐かしんで、というかやっぱりン十年も経過すると昔のメンツを集めてまた一緒にやってみたりするっていうことでアーティスト側も自分に折り合いが付けられるようになったっていう時間経過が一番大きいんだろうな。多くのバンドが現役時代よりも再結成してからの方が長くやっているってのもあるし。エアロとかハノイなんて正にそうだし、キッスだってそうだし、こないだ来日したチープ・トリックだってそうだしね。まぁ、ファン的には嬉しいこととして捉えておこう。

イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー ロック・ウィル・ネヴァー・ダイ

 こないだリリースされたばかりの「神」の新作「イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー」。やっぱり「神」です。アルバム制作のメンツはボーカルにゲイリー・バーデン復活という嬉しいイベントを筆頭にベースにニール・マーレイ、鍵盤にドン・エイリー、ドラムスにはサイモン・フィリップスという布陣。おいおい、メタル界の英雄達が結集してないか?これでドラムが別の誰かだったらホントとんでもないよなぁと。いや、サイモン・フィリップスでもいいけどさ、メタル畑の人じゃないからちょっと重さが足りないっつうか(笑)。まぁ、でも今回のアルバムは基本的に重さを出していないアルバムなので、ちょうど良いのかもしれないな。うん、意外なコトに、というかマイケル・シェンカーらしくない、というのからしいというのか、ヤケに疾走感溢れる曲が多くてしかも割とキャッチーな展開やメロディで、やっぱりこのメンツだと売れ線狙いってのもあるのかなぁ〜と思ってしまうけど、別に悪くない。「神」の「神」たるギタープレイは健在で、あちこちに美しくメロディアスなギターソロが散りばめられていることはギターファンにとっては凄く嬉しい。難を言うならば、素晴らしく印象的な始まり方をするソロに欠けるってことと、同じくもの凄く印象的なギターリフに欠けるっていうことか。これもまぁ、聴いていればそうでもないのかもしれないけど、まずはそんな印象。いや、もちろん美しいし面白いんだけど…贅沢かね(笑)。

 しかしまぁ、ホントにポップでキャッチーなサビを持った曲が続いていて「I Want You」なんてのは素晴らしいくらい。でもギターソロも思い切り弾いているので心地良いんだけどね。それと「Summerdays」なんてシャイなタイトルでは舞踏から一瞬驚いたんだけど、パープルの「Child In Time」かと思ってしまった歌メロが…(笑)。そして実験的というか意欲的というか「Night To Remember」では7拍子と8拍子の合わせ技による楽曲展開、こういうのってサイモン・フィリップス巧いよなぁ、と。普通に聴かせちゃうんだもん。全編でニール・マーレイも結構弾き倒しているのでベースから聴いても面白い。そしてドン・エイリーがかなりアルバム全般に貢献しているようで、一見派手に聞こえないけど随所で鍵盤が音圧を出しているっていうトコかな。そしてゲイリー・バーデンの歌は相変わらずの声で、ちょっと渋くなったかなって感じ。まぁ、低くなったとも云うが。

 で、「神」。まずだなぁ…、ギターの音がやっぱりディーンに替えたからだろうけど、やっぱりかなり違う。マイルドさが足りないっていうのかなぁ…、ちょっとエッジが立っている感じで線が細い、かな。バッキングのギターはギブソンっぽいけど、オブリのギターの音色はまた別のギターって感じで、メインのギターソロの音がちと変わったな、と。アルバム全体のミックスからしてもギターが割と押さえてあるような感じで昔のメタルっぽく前面に出してないので余計にそう感じるのかも。しかしそれでもギターの音は良い音です。さすが「神」の音。

 8月末頃に来日公演があるとかないとか…、また因縁の中野サンプラザでやるとかやらないとか…。しかもツアーメンバーはクリス・グレンがベースで、ドラムにはテッド・マッケンナだとか…、でゲイリー・バーデンの歌ってことなので、即ち黄金時代のメンバーが再結集してのライブ…、う〜ん「ロック・ウィル・ネヴァー・ダイ」復活だったら感動モノだな。見たい!



Michael Schenker - Adventures of the Imagination

カテゴリー: Heavy Metal (Euro)

 ハードロックギタリストのインストアルバムって結構いくつかリリースされているみたいで、調べてみると知らなかったがブラッド・ギルスとかトニー・マカパインとか出してるみたいで、どちらかと言うともうG3とかくらいしかないのかと思ってたけど、やっぱりあるもんですな。それならばってことでやっぱり永遠の神と崇めているマイケル・シェンカーもあるじゃないかと引っ張り出してきたワケで…、しかしこの人全盛期過ぎてから好きな事してるのでインストアルバムいっぱいあんだよね。有名なのは「Thank You」っつう作品でアコースティック中心のメロディアスなインストもので、正直言って非常に素晴らしい作品なのだ。これ聴いてると凄く落ち着くしさすがにメロディメイカーと唸らされるもん。

Adventures of the Imagination Thank You

 しかし今回はもちっとエレクトリックインストものが良いかな、ってことで2000年にリリースされた「Adventures of the Imagination」という作品。やっぱりメロディの素晴らしさは健在で、バンド単位でエレクトリック、というかフライングVを弾きまくってくれているので楽しめる。歌がない分、リズムの切り替えなども曲に合わせてドラマティックとまではいかないけど、結構ガラリと変わっていったりするのでそのヘンはフュージョン的なのかもしれないけど、やっぱりマイケル・シェンカーの場合は正確無比なピッキングと美しさだね。聴き慣れたテクニックがそこかしこに発揮されていて、早弾きなんてのはもちろんあるけど、ミュートしての三連とか三本指での繰り返しフレーズのスライドとか…、いや、やっぱ美しい。曲として完成されているかと言えばそういうのは少ないのがこうしたアルバムの難しいところだろうけど、それでもしっかりギターが歌ってるもんね。

 90年代以降の作品はあまり聴く回数が多くないだけにこうしたアルバムはとっつきやすいかも。マイケルのギターだけに耳を集中できるってのが良くって、ヘタに歌が耳に付くっていうのがないしさ。でも、まぁ、やっぱりホントはバンドとして機能して貰いたいところだよね。

 …って言ってあれこれ調べてたら2008年4月には新しいアルバムをリリースするらしくって、メンツがなかなか面白い♪ ドラム:サイモン・フィリップス、ボーカル:ゲイリー・バーデン、ベース:グレン・ヒューズがキャンセルして代わりにニール・マーレイ、鍵盤:ドン・エイリー、とのこと。やっぱりこういうメンツと思い切りやってもらいたいよなぁ、この人には。ローカルバンド的な活動ばかりしていて面白くないので、ここらでまた派手にロック界を騒がせてもらいたいものだ。期待しちゃうね、これ。



Satyricon - Loud Park 07 Live

カテゴリー: Heavy Metal (Euro)

 いやぁ、何の前情報もなしに、そして時間が余っていたので何となく見ていたバンドなんだけどこれがまたとんでもないバンドだってことに気付いた。Satyricon。どうやら北欧ブラックメタルの雄とのことで、正式メンバーは二人だけというようなもので…、いや、まぁ、そういう来歴はあちこちで見られるから良いんだけど、なんともとんでもなく凄い音を出していた。なんつうのかよくわからんけど、昔で言うスラッシュメタルみたいな音にデス声っつう感じで歌…というか声が乗っかってるって感じかなぁ。ただ旋律とかはそれなりにあって音的には結構単調なんだけど、なかなか不思議。

ナウ、ダイアボリカル Nemesis Divina
サテリコン - Now, Diabolical Now, Diabolical
サテリコン - Death ... Is Just the Beginning Vol.6 Death ... Is Just the Beginning Vol.6

 このライブでは最初の方はマイクの調子が悪くて歌が聞こえなかったんだけど、途中からはばっちりで、なんだこりゃ?って思った。これもまたメンバー全員がアタマ振りながら演奏しているから凄い光景だったし、しかも鍵盤が金髪のお姉ちゃんだったんだけど、このお姉ちゃんもアタマで鍵盤弾いてるんじゃないかっつうくらいアタマ振ってた(笑)。で、客席もとんでもないことになっていて、座席がないから当然だけど半径8メートルくらいの円を描くようにマラソンしてるんだよ。マラソンっつうと誤解があるけど走り回ってる。その真ん中では円陣組んでヘッドバンキングしてるんだけど、もう曲とか音とかどうでも良いんだろうなぁと思うくらい騒いでいる客席。お姉ちゃんはブラだけの状態で走り回ってるのが何人かいたなぁ、凄い光景だ。しかしライブの最中みんなあんなに走れるって凄いよ。マラソンやれよ、って思うくらいさ。ああいうのはバンドのメンバーはどう思うんだろうねぇ…。まぁ、音聴いてっていう感じじゃないとは思うけど、それにしてもヘンな光景だった。

 戻ってきて色々調べていたらかなりキャリアのある人達で、その筋ではかなりのバンドってことだ。うん、やっぱりあれくらい速い曲やるとなるとテクニックないとワケわかんなくなるから上手くないと無理だしね、そういう意味ではメタルバンドって心地良いな。

Andre Matos - Loud Park 07 Live

カテゴリー: Heavy Metal (Euro)

 ラウドパーク参戦は丁度このバンドの演奏中だったんだけど、久々に轟音の中に放り込まれた感じでゾクゾクしちゃって。そしてなんとも懐かしい、というか耳慣れたと言うか、ヘヴィメタの、正にヘヴィメタらしいギターサウンドが聞こえてきて全く予備知識もないけれどギター小僧的にしっかりと見てしまった(笑)。

タイム・トゥ・ビー・フリー エンジェルズ・クライ+1

 アンドレ・マトス。ブラジル出身のバンドらしい。そして後であれこれ調べてみると元アングラ、ってことで何となく聞き覚えのある名前のバンドだなぁと。ブラジルのメタルってどんなんか知らないけど、結構日本人好みな感じで悪くない音だった。ああいうギターを聴かせるのって今時あんまりないので嬉しくなってきたね。

 バンドの音自体は一般的なヘヴィメタらしいサウンドで特別ヘンなもんじゃない。多分普通にヘヴィメタなんだと思う。まぁ、かなりシンフォニックな面はあると言われているけどメタルっていう世界そのものがクラシックに影響されたシンフォニックなものなのであんまり強くは感じなかったなぁ。それよりも突如としてギターで弾かれたジャーニーの「Separate Ways」に驚いた。ファンサービスかと思ったらそうでもなくて自分たちのアルバムのボーナストラックに入っているってんだから好きなんだろうね。ボーカルのアンドレ君はなんとなくスティーヴ・ペリー風の歌の雰囲気も持っているから結構似合ってた。声出てるしね。

 そんなので知らなかったバンドでもすんなり入れてしまえたこういうフェスティバルってのは結構面白いのかもしれんな、とちょっとフェスに期待した最初の一幕でした。

Arch Enemy - Loud Park 07 Live

カテゴリー: Heavy Metal (Euro)

ライヴ・アポカリプス BURNING BRIDGES WAGE OF SIN
Arch Enemy - Black Earth Black Earth

 いやぁ、ホントにお姉ちゃんがデス声で歌ってるわ…。MCになると凄くお姉ちゃんの可愛い声なのに、突如「グワァ〜」みたいな声で叫び始めるもんだから面白くて面白くて(笑)。ホントかよ〜ってな感じでさ。そして案の定歌っている時の顔が恐くてねぇ…。格好はホットパンツに網タイツっつう悩殺な衣装なんだけどさ、とにかくギャップが凄くて驚き。ただ、CDで聴いている時ほどライブは辛くなかったかな。

 途中抜け出て場内散策したらサクソンのサイン会に遭遇して、これがまたさすがに年配のファンが多くてバンドのキャリアを感じたね。もうNWOBHMから30年近く経つワケでその最初のバンドだもんな、なんて呟きながらまた会場に戻ると、あの声だ(笑)。

 とまぁ驚きはあったものの、ギター小僧的にはやっぱりこのバンドのギターフレーズってのは結構気になっていて、見事に兄弟二人で奏でるメロディアスなギタープレイはじっくりと研究するには良い機会だったね。特別に難しいフレーズとかではないけどメロディ作りのセンスが凄くて、久々に美しいギターでの音色ってのを聴けた。ただなぁ、CD聴く気にはならんから困ったもんだ。

Wig Wam - Loud Park 07 Live

カテゴリー: Heavy Metal (Euro)

 ラウドパークに参戦したおかげで改めていくつかのバンドの面白さに気付かされた次第。なので早速その影響化からまたいくつか取り上げてみようかな、と。

ロックン・ロール・レヴォリューション2005 メイド・イン・ジャパン ハード・トゥ・ビー・ア・ロックンローラー
Wig Wam - Hard to Be a Rock'n Roller... In Kiev Hard to Be a Rock'N Roller
Wig Wam - Wig Wam - Live In Tokyo Live In Tokyo

 うん、Wig Wam。彼等のライブパフォーマンスと楽曲のレベルの高さは以前にも書いたことあるんだけど、生で見るといやぁ、これがまたホントに面白いわ。ステージに出てくる姿が既に常人ではない。酋長のかぶるインディアンのあの羽根をかぶって登場、もちろん真っ赤のタイツと共に、なのでフレディ・マキュリーみたいなもんだな。日本に来るのは多分今回で二回目くらいだと思うけど、ヨーロッパのバンドって日本に合うんだよね。だからリラックスした感じだったんじゃない?ンで、ライブはまぁ一時間なかったくらいだろうけど、しっかりとコミカル且つテクニカル、且つアーティストとしてのパフォーマンスをふんだんに、そして古くからのハードロックファンのツボを押さえた楽曲が多くのリスナーを捉えたことは間違いない。いいのかよ、それ?って思うくらいに本家本元と似たフレーズや歌メロが出てくるので、ライブ中、思い切り笑っていたのだが(笑)。

 日本ではかなりプッシュしているようでDVDも二枚リリースされているし、CDも日本のライブとか出ていて売り出そうとしている姿勢がよくわかるね。そうそう、たまたま会場をふらついている時にWig Wamのサイン会が行われていて、丁度目の前を通っていったのだがデカかった。やっぱ北欧の人達はデカいんだなぁ、と思ったね。だから4人で歩いているとかなり目立つな、あれは。で、やっぱりすごくおじさんな人達でした(笑)。

 そんなことでラウドパークというイベントの趣旨からはかなりズレていた参戦だと思うけど、結果よかったと思えるバンドで、こちらも見れて良かったなぁ。うん、まだまだ面白いロックバンドはある♪



Emigrate - Emigrate

カテゴリー: Heavy Metal (Euro)

 ラムシュタインというバンドはご存じのように6人組のバンドでどっからどう見ても音楽的センスのある人物が在籍しているようには見えないのだが(笑)、それでもあれだけのサウンドが進化して出てくるのだから不思議なモンだと思っていたが、ここに来てリードギタリストのリヒャルト(ドイツ語読みだからこうなる。表記名はRichard、英語だとリチャードですな)が自身のサイドプロジェクトバンド「Emigrate」を組み、ソロアルバム「Emigrate」をリリースしたのだ。

Emigrate

 おぉ〜、ジャケットからしてラムシュタイン的要素が強いじゃないか…とちと感激しながら聴いてみると、何とまぁ、これが見事にラムシュタインサウンド…、やっぱりヘヴィギターサウンドを中心とするラムシュタインの真核の音はギタリストのリヒャルト君の功績が大きかったのか…。あのままのサウンドメイキング、少なくともギターで構築されるサウンドやリフ、重さなどについては紛れもなくラムシュタインで聴けるサウンドそのままで、少々感動♪ もちろんボーカルは本人が取っているのでラムシュタインのティルほどの低音ボイスではなく、どっちかっつうと普通に歌っているけど別にヘタじゃないし、結構良い歌だと思う。ただ、まぁ、軽い感じがしてしまうのでちょっとメインには無理かねぇ…という感じ。自身のソロ作だから良いけどね。

 うん、バックの面子はあちこちのバンドから集めたみたいで基本4ピースバンドってことらしい。しっかりしているのは映画「バイオハザード」関連のタイトル曲として「My World」っつう曲が使われているとか…、しっかりマネジメントしているよね(笑)。単体で出てきても結構しっかりしたバンドとして認められるんじゃないかっつうくらいにクオリティは高い。全編英語で歌われているのもそういう野心があるからなのかもしれないね。

 ラムシュタイン本家との違いは、もちろんメンバーが異なるからだけど、歌はともかく、やっぱり鍵盤のアレンジ力だったりもう一本のギターとの絡みだったりドラムのタイト感だったりあるかなぁ。何よりも楽曲アレンジが圧倒的に異なる。まぁ、同じアレンジを施さないことで自身のソロ作の意義があるのだろうけど、ラムシュタインの面々によるアレンジ力って偉大だなと思うわ。久々にこういうバンドのギタリストのソロプロジェクトっつうのをマジメに聴いてみたけど、面白いな。

 もちろん日本盤なんて出るワケないだろうからアマゾン使って買うくらいしかないけどさ。あ、DL音源で手に入れるのが一番ラクっす♪しっかりとPVもあるのでYouTubeどうぞっ!

Rammstein - Mutter

カテゴリー: Heavy Metal (Euro)

 衝撃的なバンド登場、というキャッチコピーを付けられたバンドはいくつもあるけど、結局大したことなかったり単なるイロモノだったりしてなかなか定着しないんだけど、ラムシュタインはマジに衝撃的で、今でも見るたびに凄いと思う。しかもしっかりとその見せ方が進化しているところがプロフェッショナル。そしてサウンドの方もどんどんとヨーロッパ大陸的なサウンドに変化していて、最初期のヘヴィメタル、インダストリアルメタルっつう枠からは大きく逸脱してきていて最近ではもうヨーロッパ的サウンドを代表するバンドみたいなトコロもあるよな。

ムター Volkerball (3pc) (W/CD) (Dig)
Rammstein - Mutter Mutter

 さてさてそんなラムシュタインだけど、今回は彼等の三枚目となった「ムター」を挙げてみよう。まずジャケットからしてドイツ本国では物議を醸し出したらしい…。赤ん坊の死体がホルマリンに漬けられたものがジャケットなワケで、そりゃまぁ文句も来るだろうけどね。とは言えども別にジャケット変更になったワケでもなく今でもそのまま発売しているから話題だけだったのかもしれないな。しかし不気味っつうことに変わりはない。そんでもってアルバムなんだけどね、セカンドまでの攻撃的なだけのメタリックサウンドからちょこっと変わってきたのがこのアルバムからで、もうちょっと重みが備わってきた。もちろんそれなりにコンセプトもあったみたいなので一辺倒な曲だけではなくって多様性を持ったサウンドに幅が広がっていったのもあるかな。キラーチューンとしてはねぇ、最初の「Mein Herz Brennt」。こいつがまた見事に様式美というか重さも兼ね添えていて思い切りアタマ振りたくなるくらいの丁度良いノリのリズムでねぇ。その後にこれまた「Links 234」なんて言う行進曲に相応しいリズムで、ノリノリ♪ 今度はヨーロッパ的な雰囲気になった「Sonnne」…、こういうのが出てくるところがバンドが変化してってるトコだね。なかなかよろしい。で、初めてラムシュタインを聴いた時に衝撃を受けた曲「Ich Will」。ヘヴィメタリックサウンドにデジタル鍵盤が鳴っていて見事な融合だと思ったもんなぁ。冷酷だけどず〜っとノッていける曲でPVも面白いけど楽曲が素晴らしい。更に続いて「Feuer Frei!」。もう激しくアタマ振るしかないっつうくらい燃えるベストチューンだね。気合い入れる時は今でもよくコイツを流してから出掛けるもんな(笑)。正に炎にくるまれる〜って感じの曲で最高にかっちょよい♪

 「Mutter」は「母さ〜ん!」と叫ぶ曲でそう思うと笑えるけど、実際の歌詞はそうではなくって我が母なる地球に、みたいな意味合いだね。曲もそういう感じで珍しくも哀愁ある感じ。「Spieluhr」は正にドイツ語の発音による堅苦しそうなMCから始まるモロメタルな曲でこれも激しく良い。「Zwitter」にしてもそれはあるけど、こっちはデジタルとの融合が上手くできたさすがだなぁ〜と唸るねぇ。メタルの重さに変わりはない。「Rein Raus」はもうモロにインダストリアルっつう感じの思い音だな。「Adios」はタイトル通りにしばらく会えないのかと思うようなべースのイントロから一気に激しいメタルサウンドで展開される曲でう〜ん、相当面白い曲だよな。「Nebel」はオマケ的要素が強く出何故かこの人達が好きなジョイ・ディヴィジョンの要素たっぷりの音。

 う〜ん、やっぱり重いし上手いし個性豊かな集団でしかもコンセプトサウンドでのアルバム展開…、面白いなぁ。聴いていて心地良いっつうのは凄く重要だね。

Arch Enemy - Rise of the Tyrant

カテゴリー: Heavy Metal (Euro)

Rise of the Tyrant ライヴ・アポカリプス

 …とある時にふとCD屋を散策していて、普段は大して気にもしないメタルのコーナーでそういえばナイトウィッシュの新作…とか思い付いて眺めているとえらく綺麗なお姉ちゃんが真っ黒な衣装に包まれてバックにはこれまた屈強そうなオトコが立ち並んでいるというバンドフォトに巡り会い、これはもしかしてまたフィメールゴシックメタルバンドかね?と思って見てみると「Arch Enemy」と書かれている。そういえばラウドパークにも来るし、確かトリのマリマンの前だったような…、それなりに売れてるんだろうなぁ、なんて思ってたら試聴機が…。聴いてみた。どこが女ボーカルなんだ?いないじゃないか。数曲聴いてみるけど全然女の子らしい声は聞かれないので、きっとCDが間違って入っているのだろう、とか思っていたが…、どうもおかしい。

 同じく置いてあった雑誌Burrnを見ると表紙にはプリティなお姉ちゃんが写っていてしかもインタビューも受けているじゃないか。やっぱりちゃんとバンドにいるよなぁ…と不思議に思っていたのだが。もしかして、このオンナ、デス声で歌ってるのか?なんていう考えられない事が頭をよぎった…、果たして再度試聴機で聴いてみると、おぉ…確かにオンナかもしれん…とどこか納得できないところで納得できたような…。気になってしょうがないから入手して聴いてみる。う〜ん、そうか、そうだよなぁ…そしてネット出れコレ見るとやっぱりそういうことか。オンナがこんなデス声してスラッシュメタルみたいなスピードメタルを歌っているのか…、何てこった、世の中狂ってるぜ〜ってのが最初の印象。だが、やはりオンナボーカル好きには聴いてみないといけないハードルだと思いしっかり何回か聴くのだ。

 う〜む…、バックの音の構築美は実に素晴らしくテクニックもとんでもなく流暢なもので、さすがにヨーロッパのバンド、どうやらスウェーデン出身のバンドらしいのでどうしても頭にイングヴェイがよぎるのだが、それに匹敵するくらいのギターテクニックと楽曲の美しさ。そこにオンナボーカルならさぞや綺麗だったことだろうが、そこはデス声をがなり立てるアンジェラ嬢の歌、っつうか叫び声で、なかなか不思議。さすがに不慣れなので何曲か聴いていると疲れてくるんだけど、まぁ、音だけ聴いている分には結構イケるなぁと。それが良い悪いっつう判断にまでは進めないんだけど、かなりレベル高いんだろうな、きっと。しかし常識を覆されたバンドだ…。こんなに綺麗なお姉ちゃんがデス声でがなり立ててるって…ライブ見たら結構ショックだろうなぁ。YouTubeで見ただけでもショックだったもん。