The Struts - Everybody Wants

The Struts - Everybody Wants (2014)
Everybody Wants

 初期クイーンで思い出した…、ちょいと前からThe Strutsって知ってる?なかなかユニークだよ、ってことでオススメされてて、バンド名は何かで見たことある程度だったんだけど、もうリバイバルロック系のってどれもインパクトだけで結局飽きるからなぁってのあってあんまり追いかけてないんだよね。新しいエッセンスを取り入れてどこまでシーンで残れるんだ?ってのがキモになってくるし、それでいて凄い大作が出来上がったなんて話も聞く事ないし、70年代のリバイバルやるならコンセプトアルバムの壮大なのとかやってみりゃいいのになと勝手に思うワケだ。

 The Strutsの2014年作品「Everybody Wants」。ファーストアルバムが3年前?セカンド・アルバムは出てないのかな。ライブで何度か日本に来てるからそれで知られているのと、ストーンズやモトリーの前座で回っていたってこともあるからそれなりに知られていったらしい。見かけはどうにもなるほどフレディ・マーキュリーみたいなトコあって、意識してるんだろうなぁと。聴いてみると歌い方も相当にフレディ・マーキュリーの影響下にあって、鼻にかかったハイトーンというのかな、高貴な雰囲気のする歌い方とやや吐き捨てるかのような鋭いセンスというトコロで、なるほどフレディ・マーキュリー的なものだ。多分それだけでこのバンドは支えられている感じがするなぁ。曲そのものはかなりキャッチーでポップ、ロックらしさは雰囲気としてはあるけど、どうにもキャッチー&ゴージャスに作られている感が強いか。その意味ではパワーポップに近いのかもね。グラムらしさってのはあんまり感じないけどルックス的にそうなのか。

 ギターがなぁ、もっとど真ん中で弾いてほしいなぁ…、曲のおまけにしかなってないし、どうしたって曲と歌中心だからギターヒーロー的なトコはないし、フレディ・マーキュリー一人で頑張っててもそれ取ったら普通すぎる…か?パッと聴いた感覚は取っ付きやすいけどこれからの深みを期待したいバンドかも。もう3年そんなことしてるから次のアルバムはそういう深みが出て来るかもしれないけど。何せ英国はそういうの敏感だし。そういうの考えるとこれからのロックって大変だよな。何かを打破してスターダムにのし上がってもらいたいバンド、そしていつかクイーンのカバーアルバム作って泣かせてくれ(笑)。







Steve Perry - Street Talk

Steve Perry - Street Talk (1984)
Street Talk

 アメリカの売れてるバンドや売れる人ってのはやっぱり圧倒的に歌が上手くて、当然ながらのプロ魂を感じる人ばかりだ。そうじゃないのはどうしたって長続きしない。その辺は英国のロックやボーカリストってのとはもう全然違ってて、アメリカで出てくるのはどんなつまらないと思ってるバンドやボーカルでも上手いのは上手い、下手な人はほとんどいない。そもそも出てこれない。それはロックバンドでも同じお話なのでやっぱりプロダクションがしっかりしているのがアメリカってことだ。その中でも光っているボーカリストってのはホントに上手いんだろうなぁと。

 全盛期ジャーニーの表看板だったSteve Perryは元々が音楽家というエリート育ちでもなく、ただ歌がひたすらに上手いということでスカウトされてジャーニーへの参加となったので、育ちがちょいと優等生とは違う。だからかな、ジャーニー解散後の活動もセレブと違ってひっそりとしてしまっている感があるのは、ちょいと庶民的ですらある。その辺はなんか妙に可愛らしい部分があるが、そういうのもあってスティーブ・ペリーってのは割と嫌いじゃない。そのジャーニー全盛期の1984年にリリースされたソロアルバム「Street Talk」。以前の自分のバンドメンバーや自身の状況を整理するかのような作品になったらしいが、そんなことを知らないリスナーは単に素晴らしきAOR+R&B的な作品として迎え入れている。確かにその通り、歌がクローズアップされた気持ちの良いボーカルアルバムとして仕上がっているし、初っ端の「Oh Sherrie」なんて大ヒットしたもんな。この歌声であんだけ気持ち良く思い切り歌われたらそりゃ誰でも驚くさ。

 アルバムを聴いててね、何か近いモノを感じるなぁ…と思ってたんだけど、ロッド・スチュワートなのかな、こんなに思い切りよく歌う人じゃないけど、どこかロッドを彷彿させる部分があった。まぁ、ロック時代のお話じゃないけど、ここまで歌えるとロックかどうかってのはどっちでも良くなるんだろうし、歌ってみたことがない世界には挑戦したいだろうし…。普通ならこのままソロシンガーとして活躍していけたんだろうけど、なかなかそうは簡単に進まなかったトコロもスティーブ・ペリーらしいのかもしれない。まだ活躍しているらしいけど。



Galaxie 500 - On Fire

Galaxie 500 - On Fire (1989)
On Fire

 趣味の拡張ってのを考えたいなぁと思った。ロックの趣味の追求は相変わらずとしても、だんだんと浅くなってきてるのはあるし、根底はやっぱり古いロックでしかないしたまに新しい刺激はあるけどとことん聴きまくった時代のモノとはやっぱりそこまで、ってなかなか無いしさ。たまにそういうのあるとどっぷりハマれて面白いけど。趣味ってのは探して選ぶモンでもないからふとしたきっかけで気になって、ってのが自然だからその機会を待ってても良いけど、そうすると時間かかりそうなので、何か無いかな〜なんて周囲を見渡してるが…。

 Galaxie 500の1989年リリースのセカンド・アルバム「On Fire」。このバンドもホントに不思議で、まずこの人達ボストン出身なの?んで、ハーバード大学?んで、楽器の演奏も歌もこれで出てきてるの?ってくらいのテクニック。それでいて今じゃカリスマ的存在の伝説バンドである、って事実。どこを切り取っても不思議でしょ。昔聴いた時はもう全然理解不能、っつうか受け付けられなくて却下、ってなバンド。簡単に言えばヴェルヴェッツの再来。もちろんそんなに単純でもないけど、それに近い印象で、ラフトレレードからのデビューってのもそうだし、大体がギターだってエレキをアンプに歪ませるも何もなくて直接繋いだだけで鳴らしてるようなペケペケな音でコードストローク、そこにエフェクトたっぷりな歌が被ってきて、超シンプルなドラムが鳴る…、ベースはかなり小さめでガチガチの音が鳴ってる。もう一本の歪んだギターやエフェクトたっぷりなギターが旋律を奏でて曲らしくなっているというような感じで、どう聴いても手がかかっているようには聞こえない作り(笑)。

 そんだけ酷評されているにも拘らず伝説のバンド扱い、そして恐るべしセンスの評価…、今聴くとそれが如実に判るんだから面白い。昔々の記憶だけで久々に聴いたけど、正直書くと、これ、スゲェ。何だこのセンス?根底がロック…ってかアート、なんだろうけど、斬新なスタイルで、トリオ編成で素人に近い連中がやってるだけなのに何でこんなのが出来る?超ピュアなサウンドと美しさが見えてくる…、個人的には全く好みではない音なんだけど、聴いててスゲェな…って思うセンスと繊細さがあって、なるほど伝説化されるの分かる…って思った。大衆化される音楽じゃないけど、響く人にはとことん響くアルバムだろうね。



Ryan Adams - Ashed & Fire

Ryan Adams - Ashed & Fire (2011)
ASHES & FIRE

 ミュージシャンに好まれるミュージシャンという人が稀にいる。ホント、稀にじゃないかと思うくらいしか知らないんだけど、多分曲が良いとか上手いとかじゃなくて、新しい角度で音楽を生み出しているとか画期的な創造力を発揮しているから注目されている、とかだね。音的には新しい音処理とかサウンドをそのものや組み合わせの妙技なんかも注目される部分はあったりと普通に音楽を音楽として聴いているだけのリスナーにはわからない世界での評価というのがあって、それで且つ才能に長けていると飛び抜けてくるという人がいる。接してみないと分からないけど、昔の天才なミュージシャンなんかはそういうの割といたかな。お互いがそれぞれ影響しあってシーンを作っていったって感じだけどさ。

 Ryan Adamsというアメリカ人はそんな類の一人だ。自分もそんなに聴いたことないし、音的には興味が薄いからさほどのモノでもないけど、聴いた時にはあぁ何か凄いな、ってのは思った。そんなRyan Adamsの2011年の作品「Ashed & Fire」なんてのを。暗いんだけどさ、その分染み入る度合いが深くて、中途半端に暗いとかじゃなくてどの曲もしっかりと重みもあるし真実味もあって作品としての出来映えも抜群でね、音的な所にスキがない。見事なまでに徹底された音世界を創り上げていると言える作品で、この時点で何枚もアルバム作ってた人だし、全てを知り尽くしての作品なんだから当たり前だけど、聴いてみるとわかるよ、このトップクラスのA級作品の出来映え。好みじゃないし、何度も聴かないの判ってるけど聴くと凄さも判っちゃう。そんなアルバム。

 フォーク一本で作り上げたんだろうなぁ…、んでアレンジで幾つか楽器入れてるけど、基本がそこだろうから素朴でヒシヒシと歌い上げてる、いわゆる生々しいサウンドが出て来るから響きやすい。古くからアメリカに根付いているSSWの流れと言っても良いだろう。訴えたい内容もあったんだろうし、それを切々と嘘偽り無く力強く歌い上げている、なかなかできそうで出来ないアルバム。染み入る作品だな…。





Oasis - Heathen Chemistry

Oasis - Heathen Chemistry (2003)
Heathen Chemistry

 単純に良いなぁ、って思える曲に出会いたい。カッコ良いなぁってだけでも良い、そんな話をしていたんだけど、それに出会いたいがゆえに色々なものを聴いてしまうし、良いよ、と言われると挑戦したくもなる。それでカッコ良い、って思えたらシビれるし、それで感動できるならそれは何かありがたい。何で感動したいんだ?と訊かれると少々答えに窮するけど、多分人間だから、って答えるのか(笑)。いいな〜って感動すると嬉しいじゃない?そういうのがどんどんと減っていく世の中でさ、シビれるのにたくさん出会いたいんだよ、きっと。

 2002年リリースのOasisの5枚目の作品「Heathen Chemistry」。このバンドもあんまり聴いてなかったバンドだったけど、この頃のブリットポップ競争ってのか、人気取りは凄かったな。ロックなんだろうけどポップよりの方向性でとにかくリスナーをガンガン獲得していってて、それでも基本的にギターバンドだからポップに振れすぎることもなくてアルバムをリリースしていった。ところがOasisの場合はどんどんとメンバーを入れ替えて行っちゃったもんだからバンドがだんだんとロックバンドになってったというのか、ライブにしてもしっかりとやるようになったと言うか…。兄弟げんかばかりのバンドというイメージだけど、やっぱり兄ちゃんの才能がありすぎたってところかな、それでもこのアルバムは他のメンバーの曲も取り上げてアルバムにバリエーションをもたらしたという作品ではあるけど、逆に兄ちゃんの才能が露呈してしまったというかね、際立ってしまったか。

 アルバムとしてはその分クォリティが高いままを維持できなかったというのもあってか、地味な作品に数えられているみたいで、それは同意するんだけど、こういう作品も必要だろうね。ビートルズを狙っていたバンドだからさ、誰かに寄りかかるってんじゃなくて、っていう意味でね、あって良かったアルバムだろうと。そこまで魅力的な作品が揃わなかったのかもしれんが、それは後で分かる話だ。ここの所強烈に暴力的攻撃的なのばかり聴いてたからこういう普通にソフトにロックなのを聴くと優しいなぁと思うけど、それが受けるんだからそういうのが普通です。こうして古いロックにどんどんと回帰していってしまうのだ(笑)。



Muse - Absolution

Muse - Absolution (2003)
Absolution

 今はそうでもないのかもしれないけどやっぱりアメリカの音楽と英国の音楽では大きく異なる世界がある。特にロックなんか聴いてると明らかに異なるしい、良くも悪くもアメリカは大衆的で作り込まれているものが当たり前で、パッケージになればそれはどんな形であれ商品でしかないのだから聴きやすく、無駄はなく市場にリリースされてしまえば未来永劫作品として残るものなんだから出来る限り全力を尽くして完全なものを作り上げる、というスタンスが大きい。だから故に最高の妥協点で作られている事が多く、全てのバランスが良い状態で、それができる限り上の方にあるべきだ、ということだ。英国他ヨーロッパではそこよりももっと芸術的価値に重きを置いているからか、商品を売るためというよりは人の心に引っ掛かるためには芸術性を高めて訴えかけていくものだろう、という漢字科。だから故に実験段階でのアルバムなんかも普通に出て来るし、共に育つみたいな所がある。

 Museの2003年リリースの3枚目のアルバム「Absolution」だ。深い。とにかくラウドでありオルタナティブでもありギターロックでもあり、歌ものとしても相当に響く作品で芸術的な繊細さをも持ち合わせた傑作だが、しっかりとロックのマインドを伝えることに成功している作品、バンドでもある。こういうのはアメリカではまず出てこれない。そして自分的にはやっぱりこういうのには惹かれるのだな。大衆作品よりもニッチ作品の方が好むし、それこそ芸術性が高い方が聴いていて深みが合って楽しめるし、味わえる。やはりせっかくだから聴いたなら何度でも味わいたいし、知りたい、深さを味わって満足したいという欲求が募る作品に出会いたい。そんなアルバムのひとつにこの「Absolution」はある。このアルバムに限らずMuseの作品は大抵そういう欲求を思わせるもので、ハズレ無しのバンドだから楽しめる。何だろうな、この不思議な魅力は。ハードロック的なプレイもあるしセンシティブな曲やプレイもあるし説得力のある歌い方ってのもある。バックもテクニカルでそれぞれが楽器を探求して音に反映させているから多様な音が鳴っている。トリオ編成のくせにまったくそんな事を考える事のないくらいに多くの音色を操っているのだ。これは見事でレコーディングだけでなくてライブでもそういう感覚になるのだから恐れ入る。

 3枚目の作品にしてこの完成度の高さ、そして今でも現役でフェスのトリを飾るライブバンド、世界中で外すことのないメインアクトをスタジアムクラスでもこなせるバンドということでその実力と人気は世界へと認められている。U2的とも言えるしRadiohead的とも言われるが、最早明らかにMuse的と言って過言じゃないくらいに独自世界のリスナーを獲得している。その勢いは前作「Origin of Symmetry」あたりからだけど、この「Absolution」もトータル的に良く出来た作品で、味わい深い。今でもじっくりと聴けるしね。そしてオールドロックファンにはこのジャケットでちょっと頭をよぎるものがあるだろう…、そう、ストーム・ソーガスンなんだよね、これ。



Gillian Welch - Boots No 1 the Official Revival Bootleg

Gillian Welch - Boots No 1 the Official Revival Bootleg (2016)
Boots No 1 the Official Reviva

 うわ〜、良いジャケット!ってだけで聴いてみたくなって、DLして聴いているという始末。だってさ、このジャケット…ってかレスポールJrに目を惹かれただけなんだけどね、こうして見せられるとやっぱりカッコ良いギターだな〜って。自分的にはR&Rなギターのひとつなんで、こういう女の子が弾いている姿ってのは想像もしたことなかったけど、こうして見ると、コガラなボディだし軽さもあって女性に受けてもおかしくないか、とも思う。

 Gillian Welchなる女性の「Boots No 1 the Official Revival Bootleg」…、いや、全然知らないからさ、とにかアマゾンリコメンドでジャケットが出てきて、聴いてみた次第なので、どんな音楽やってるのかも知らないし名前も初めて聴いたし、それでもレスポールJrダブルカッタウェイですからね、悪いはずないだろ、という勝手な先入観で聴いてみると、ほ〜〜、これはこれは…、モロにアメリカのカントリーやブルーグラスとかその類のシンガーソングライターの一人なのだろう、もちろん女性でして、垢抜けた感じがよろしい。これ、レスポールJrの音じゃないんだろうなぁ、と思いつつも、きっとどこかでは使われていると期待したいが…アコギ大半なのでなんだろな…と思って聴きながら調べていると、1996年に彼女がリリースしたアルバム「Revival」の20周年記念ってことで、2枚組の豪華版がリリースされたってことで、でもテイクやら何やらが詰め込まれているらしい。それでこんなに生々しいサウンドばっかりなのかと気づいた次第。こういう順番で聴くってのはどうなんだ?って思うけど、こんだけ色々リリースされている昨今、そういう風に入る人もいるのだろうな、と往年の名盤でもそう思う。

 内容的に自分はどうかで言えばどっちでもなく、サラリと聴けてしまうし、歌声が個性的ってワケでもないし、ただアメリカではこの手のシンガーは大抵それなりに受ける。だから人気はあるんじゃないかな。中身よりもジャケットでヤラれたパターンだから飾りながら聴くってのが一番良いんだけど、DLだしなぁ…、しょうがない(笑)。こういうギターもあるんだよ、っていうことでカッコ良さを味わって下さい。ジョニー・サンダースやミック・ジョーンズが使ってました♪





The Brian Setzer Orchestra - Rockin' Rudolph

The Brian Setzer Orchestra - Rockin' Rudolph (2015)
Rockin' Rudolph

クリスマスイヴ♪

ワクワクする特別な一日って思える日♪

 なんて気分が盛り上がっている人も多いことだろうからシンプルに、こんなBGMいかが?ってなトコで、The Brian Setzer Orchestraの「Rockin' Rudolph」。こういう作品って毎年登場させられるから良いよね。こんだけ徹底してアメリカを代表するクリスマスソング集のロカビリー盤なんてあり得ないし、こんだけ楽しませてくれるのも他にないし、ホント、独自の作品。しかも軽快に楽しめるし、基本カントリータッチだから誰でも気軽に聴けるし、多分こういうのキライな人いないと思う。だからちょっと置いてあればとっても楽しめること間違いないし盛り上がることも間違いない。一人でこれ聴いてクリスマス気分を盛り上げよう!ってのは寂しすぎるけど、そんくらいは楽しめちゃうアルバム。ってか、誰かがいても一人で悦に入って楽しんじゃうアルバム、かな。

 こんだけ歌えてギター弾けてムード出せてオーケストラも従えて美女もたくさんいるように聞かせて楽しませるって凄いよ。古き良きアメリカってこういうモンだったし憧れや夢をそのまま見せてくれる作品で、誰が聴いてもハッピーです。ギター弾きまくりがちょいと少ないのはあるけど、まぁ、そういう作品でもないし良いんじゃ?しっかりと楽曲R&Rしてるしホーンセクションもカッコ良いし、何も言うこと無いわ。

Happy Xmas!





Foo Fighters - Foo Fighter

Foo Fighters - Foo Fighters (1995)
Foo Fighters

 90年代って自分何聴いてたか、ってぇとひたすらに70年代の英国ロックとかを漁りまくってた頃で、当時のリアルタイムでのロックは後回しでいいやって思ってた(笑)。今20年前を漁らないと、後になるともっと漁れなくなる、みたいに思っててひたすらそのヘンばっかりだったなぁ…。90年代のが後々残るなら聴いてもいいけど、リアルに聴いてるとどれが残るのかなんて分からないし、青春の音楽なんて風にも思えなかったわけだし(笑)、まぁ、インパクトあるのは聴くか、くらい。結局あまり聴かなかったけど、もうちょっと真面目に取り組んでた方が良かったのかなぁとも思う、うん。

 1995年に最初のアルバムをリリースしたFoo Fightersのアルバム「Foo Fighters」。あんまり情報通でもなかったからFoo FighterがNirvanaのドラマーが作ったバンドなんてのは全然知らなくて、普通にMTV見てる時に面白いビデオ作る奴らがいるんだなぁ、と思ってた事から知ったバンド名で、それでも別にアルバム買って聴こうなんてのは思わなかったし、普通にロックだもんな、くらいだった。それ以外に聴くのが多すぎて追いつかねぇって感じで(笑)。でも、結果的に割と早くからFoo Fightersは聴いたかな。数枚で離れていってしまったけどね。んでも、やっぱりPVのインパクトから曲の、と言うか、パンク的な要素のあるアグレッシブなロック的姿勢が好ましかった。きちんとビジネスしながらロック的な印象付けで、曲はキャッチーだし、売れて当然だよね。バカさ加減も見事だったし。

 そんな事をどこまで意識していたのか、このファーストアルバムではバンドの自己紹介的な作品だったんだろうとは思うけど、以降の自分達のスタイルを既に描いているアルバムだった、と今なら思えるだろう。ここからそれほど変化している事はないバンドだ。だから原点だよ、って聴けるし、音が少々チープな面はあるけど、骨格はホントそのまま。若さ溢れる勢いってのもそこまではなくってFoo Fightersってバンドらしいサウンド…、実際はデイブのソロ作のようだけど、この人起用だったんだねぇ。いろいろな楽器を全部出来ますって人だったみたいで、ドラムとギター弾けて、後は歌えたら大体こなせるだろうし、そこにピアノ弾けたらロックバンドフォーマットなら全部一人で出来ますってなるしね。ただ、バンドのマジックを信じてる人だから面白い方向に進んだんだろうし、正解だったワケで。

 Foo Fighters初期3枚か4枚くらいは面白いなぁって感じで好きだった。ただ、やっぱり似たような雰囲気になっちゃうから徐々に飽きてったのもあるけど、それは本人たちも判ってやってるとこあるし、それでも20年最前線にいるんだからもう立派なベテランバンドだしなぁ。



Rage Against The Machine - Evil Empire

Rage Against The Machine - Evil Empire (1996)
イーヴィル・エンパイア

 90年代のロックはかなり死んでた、でも、そこから色々なのが出てきていたのは事実で、華やかな時代から暗黒の時代へ、今それを語られてもピンと来ない人も多いのかもしれないな。割と知られたバンドも続々と出てきていた時代だしロックが死んでたって言われてもね(笑)。70年代にパンクが出てきてロックを一度ぶち壊してるんだけど、それ以来なんだろう、90年代のぶち壊れ方は。復活することはなかったワケだが、その分新しい解釈がたくさん出てきて、そのヘンが受け入れ難いということからも70年代への回帰って路線が強くなっているのも多いのかな、なんて思ったり。

 1996年リリースのRage Against The Machineのセカンド・アルバム「Evil Empire」。当時は名前だけはよく耳にしていたけど、さほど聴くこともないバンドだった。反体制の代表みたい所は良かったんだけど手法にラップが入っていたので当時も今もだけど、自分的には苦手な所でね、ポリシーやスタイルは分かるんだけど音楽として苦手で聴きづらいというシロモノ、かな。レッチリなんかも同じなんだけどさ。でも、ホントはそういうのも飲み込んでロックを組み立てているというのが音楽の進化であって、古きこだわりなんてのはノスタルジックでしかないという事なんだけどね。その意味ではかなりミクスチュアで斬新なアプローチをやっていたバンドでもあったと思う。自分的にはそういう野心的なものは排除していた方に近いから結構勿体無いことしてたのかもしれん。ま、しょうがないね。

 さて、このアルバム、やっぱりボーカルのザックの主張が強く、彼のパワーが圧倒的にバンドの原動力になっているんだろうなぁ、と云うのは相変わらずだと思うけど、結構シンプルですっきりした音作りでやってたんだな、なんて思ったり、割と古いハードロックを参考にしながらのアルバムなのかな、とかそんなフレーズを実感したりすることもあって、今聴くとさすがにちょいと古めなんだろうってのはあるか。当時は革新的な音だったんだろうけど、今だから聴けるし、ギターもかなり弾いててそんなにミクスチュアながらもラップ的でもないか…、歌はそっちのが強いけど、そういう部分が受けたんだろう。バックの音だけなら結構オーソドックスなスタイルだったのかも。今じゃ逆にここまでミクスチュアしたのってあまりないし、もっと自然に融合しちゃってるんだからその意味では創始者だしね。



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Author:フレ
物心付いた時からロックが好きでいつぞや何でも聴き漁るようになり、多趣味な生活を過ごしているロックマニア。


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