The Rolling Stones - In The Park 1969
2 Comments
ボブ・ディランが「Like A Rolling Stone」と呼んだ対象がブライアン・ジョーンズだったのは有名だが、事実かどうかはもちろん知らない。それくらい派手な人生だったブライアンを見て書いたのかもしれないけど、60年代半ばのアメリカと英国でそんなに情報交流があったのか、はたまた本人達の交流があったのか、とはあまり考えられない。しかし、そのロックアイコンの存在は英米問わずに知られていた点はあるだろう。奇しくもアメリカ独立記念日の前の日にブライアン・ジョーンズはプールで謎の死を遂げ、その二日後には新生ストーンズお披露目ライブのハイドパークでのフリーコンサートが開かれるというタイミング。それが1969年7月5日の出来事だ。

1969年7月3日ブライアン・ジョーンズ死去。7月5日ハイドパークでのフリーコンサート。その前にブライアン・ジョーンズのストーンズ脱退劇。コレを受けてストーンズにはミック・テイラーが既に加入済みで、ミック・テイラーのストーンズでの最初のコンサートがこのハイド・パークだった。しかし皆若い。そりゃそうか、40年も前の話なんだからなぁ…。
久々にまともにこの伝説のハイドパークコンサートを見たけど、ラフな演奏なのはともかく、凄くトンがっててかっちょ良い。観客もキースも飛んでるし、ステージ下のガードはヘルズエンジェルズだっけ?そして最後には呪術師を迎えたかのようなヴードゥーとの共演による「悪魔を哀れむ歌」という演出で、とにかく凄い。冒頭には聖書を読み上げるミックが真っ白な衣装を着ていたので正に聖人君子に見えたものだが、ライブが始まったらもう全然パンクなバンドになってしまって、これこそロックだよ。一人でステージと観客の橋渡しをするミックのパフォーマンスとカリスマ性はもの凄いものがある。
一方他のメンバーだが、まずはキース。ここでしか見た事ないがナチュラルなフライングVを弾いているのは実に珍しい。しかも2mくらいのコードだから全然動けなくて、更にチューニング無茶苦茶なままソロ弾いてて完全にイってます。そしてエグイ大人なので目立つんだ、これ。かっちょ良いし、完全に時代に乗り切っているロック。新加入のミック・テイラーは地味にSGを弾いていて、まだ巧さもあまり出していない感じで全く目立たない。それは他のメンバーも同じかもしれないが。
しかし何でこんなにステージ周りに人がいっぱいいるんだ?観客は30万人とも言われているので多いのは分かるけど、ステージの中にいるのはスタッフかね、これは?多分お手伝いさん達もストーンズ見たかったんだろう。そして演奏されている曲目がこれまた素晴らしい、と言うか当時の曲から選曲されているから良い曲ばかりになってしまうけど、どれもこれもストーンズらしい粘っこいブルース基調な曲ばかりで、ここでのミックの歌はモロにオーティス的。いやぁ~、かっこ良い。
有名なのはこの日の前座でキング・クリムゾンが出演していたという事か。ストーンズのメンバーからそれを聞くことはないので当然会場にはいなかったのだろう。その時のクリムゾンの映像が一部モノクロで残っているのが凄い。とんでもない演奏だったんじゃないかと興味津々ではある。
そんなことで、この二年後の7月3日、奇しくもブライアン・ジョーンズと同じ日に今度はザ・ドアーズのカリスマ、ジム・モリソンが謎の死を遂げる事となったのも奇遇。
おまけ:クリムゾン


1969年7月3日ブライアン・ジョーンズ死去。7月5日ハイドパークでのフリーコンサート。その前にブライアン・ジョーンズのストーンズ脱退劇。コレを受けてストーンズにはミック・テイラーが既に加入済みで、ミック・テイラーのストーンズでの最初のコンサートがこのハイド・パークだった。しかし皆若い。そりゃそうか、40年も前の話なんだからなぁ…。
久々にまともにこの伝説のハイドパークコンサートを見たけど、ラフな演奏なのはともかく、凄くトンがっててかっちょ良い。観客もキースも飛んでるし、ステージ下のガードはヘルズエンジェルズだっけ?そして最後には呪術師を迎えたかのようなヴードゥーとの共演による「悪魔を哀れむ歌」という演出で、とにかく凄い。冒頭には聖書を読み上げるミックが真っ白な衣装を着ていたので正に聖人君子に見えたものだが、ライブが始まったらもう全然パンクなバンドになってしまって、これこそロックだよ。一人でステージと観客の橋渡しをするミックのパフォーマンスとカリスマ性はもの凄いものがある。
一方他のメンバーだが、まずはキース。ここでしか見た事ないがナチュラルなフライングVを弾いているのは実に珍しい。しかも2mくらいのコードだから全然動けなくて、更にチューニング無茶苦茶なままソロ弾いてて完全にイってます。そしてエグイ大人なので目立つんだ、これ。かっちょ良いし、完全に時代に乗り切っているロック。新加入のミック・テイラーは地味にSGを弾いていて、まだ巧さもあまり出していない感じで全く目立たない。それは他のメンバーも同じかもしれないが。
しかし何でこんなにステージ周りに人がいっぱいいるんだ?観客は30万人とも言われているので多いのは分かるけど、ステージの中にいるのはスタッフかね、これは?多分お手伝いさん達もストーンズ見たかったんだろう。そして演奏されている曲目がこれまた素晴らしい、と言うか当時の曲から選曲されているから良い曲ばかりになってしまうけど、どれもこれもストーンズらしい粘っこいブルース基調な曲ばかりで、ここでのミックの歌はモロにオーティス的。いやぁ~、かっこ良い。
有名なのはこの日の前座でキング・クリムゾンが出演していたという事か。ストーンズのメンバーからそれを聞くことはないので当然会場にはいなかったのだろう。その時のクリムゾンの映像が一部モノクロで残っているのが凄い。とんでもない演奏だったんじゃないかと興味津々ではある。
そんなことで、この二年後の7月3日、奇しくもブライアン・ジョーンズと同じ日に今度はザ・ドアーズのカリスマ、ジム・モリソンが謎の死を遂げる事となったのも奇遇。
おまけ:クリムゾン
- 関連記事
-
- The Rolling Stone Classics - Compilation
- The Rolling Stones - In The Park 1969
- Mick Jagger - She's The Boss