Neu! - Neu!


「ノイ!」と読むハズだ。英語の意味は「New」なのだろう。先日このバンドの中心人物のクラウス・ディンガーが亡くなったとのことで、あちこちでこのアルバムジャケットを目にした。う~ん、これが1971年リリースのファーストアルバムなんだけど、誰が好んでこんなのをメジャー配給でリリースしたんだろうか?まぁ、聴きようによってはリラクゼーションの部類に入るサウンドなのかもしれないけれど、ロックの世界で聴くと、そして間違った入り方すると「へ?」ってな音にしか聞こえなくて絶対一般化されるはずのないサウンド、でしょ。
ところが音楽の不思議な世界、そして嗜好性の不思議な世界が化学反応を起こした時、またはそんなタイミングの時に聴くとだな、これが非常~に心地良かったりして恐ろしい。自然のリズムというか感性に響くというか、天然の奏でる音なのかあまり深く解明できるものじゃないけど、快感にすらなってくるから恐ろしい。勘違いされると困るので一応書いておくが、サウンドコラージュが散りばめられた音なので普通の音楽ではありません。そこには歌も歌詞もギターとかそういう音もなくて、メロディであるのはベースくらいか?まぁ、鍵盤もあるっちゃぁあるが、期待するようなものではない。
これさ、最初の「ハロガロ」っつうのからして10分強なんだが、心地良いんだ~。おかしいんだけどさ、集中して聴いてしまうんだよ。これを愛聴盤とする人って多いんだろうと思う。ただ非常~にインドアな世界なので何とも言えないが…。ハンマービートと呼ばれる類のものらしいんだけど、やっぱりハマる人にはハマるね、こういうのは。
う~ん、クラウトロックの世界、やっぱ深いわぁ~。
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