The Police - Live In Tokyo Dome


それで14日の寒空の中東京ドームに向かいました。何でも前日のライブはテレビ収録されてWOWOWで23日に放送するのだとか…、WOWOW入ってないのでしばらく見ることないだろうなぁ、きっと。まぁ、それでもしょうがないか、残念。しかし全然盛り上がらずに東京ドームに向かったんだな、これがまた。水道橋って狭いから混むしねぇ。
とりあえず会場到着してみると前座が一生懸命やってるが、まぁ、あまり興味がないのでロビーでフラフラ…、あらま、香坂みゆきさんがダンナと一緒に目の前通過。まったくわからんなぁ、芸能人って(笑)。普通に一般大衆化してました。
前座が終わってしばし待つ…、なかなか早いステージのセット完了ってトコで定刻にはボブ・マーレーの「Get Up Stand Up」が適度な音量で流れてきて、オープニング完了。客電が消えてドラの音が聞こえてくる、そこに「孤独のメッセージ」のあのイントロが…「うぉ~!」ってなるはずなんだけど、東京ドームは音悪過ぎなので何がなんだかさっぱりわからん状態(笑)。やっぱりさぁ、ドームでライブはダメだよ、ほんと。アーティストの価値下げてるとしか思えないもん。で、全然盛り上がらず(笑)。いや、それでも周りはもちろんエイティーズで青春過ごしてきた年代の方々ばかりで興奮してましたがね。自分的にそのへんとのギャップを感じながらふと思ったこと。
「一般人と一緒にライブを楽しめないのかも…」。でした(笑)。やっぱマニアックな領域にいると視点が変わるので単純に楽しめば良いところも楽しめないという…。いや、あの音でどうやって楽しむのだ?座席は別に良いところじゃないからステージ上は人間3cmくらいなのでもちろんまともに見えないしねぇ。スクリーン見るなら家でDVD見てりゃいいし…。生音でデカイ音で聴けるからライブの体感があるワケで、それがまともに聞こえない音なら意味ないぜよ、ほんと、とか思いながらも14000円の元は取りたいので無理矢理に楽しもうとはしたが…。
別にポリスのライブそのものは全然悪くない。こんだけリズムの塊みたいなバンドってのはライブ見ないとわかんなかったし、スティングの突出した才能にも感嘆したし、65歳過ぎたアンディ・サマーズの若さも驚いたし、スチュワート・コープランドの得意なリズムセンスも楽しめた。もちろんスティングの変わらない声とベースラインの豊富さにも驚き、またまったくベースを見ないで完璧に演奏をこなすプロフェッショナルな面も驚愕だった。そして曲の良さも改めて認識したが、ふと思った…。ポリスってドームでやるほど人気あったか??いやぁ~、そんなことはなかったと思うけど、実際ドームが埋まっているんだからなぁ。ちょっと不思議だけど後追いファンが増えたのかね。
中盤以降のヒット曲メドレーにはもう感動したねぇ。「シンクロニシティ」を最後まで期待したけどやんなかったのは残念。しかし「見つめていたい」の名曲さ加減には感動した。やっぱり凄く良い曲だ、これ。「King of Pain」も同じくらい感激。
そしてポリスって一般大衆にはロックとして言われていながら結構ポップス的に聴かれているバンドだったけど、明らかに彼等はロックの中でも相当にロックなバンドでした。パンク的とも言えるくらいスジの通ったロックバンドで、実はかなりアドリブやインプロヴィゼイーション的なアプローチも見えて、ミュージシャン魂も出ているバンドで、面白い。もう見ることはないだろうけどロック史にキズをつけたバンドとしてず~っと残っていくだろう。見れてよかった~。
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