Black Uhuru - Red

2 Comments
 そういえば、ってことで思い出した大名盤…っつうかほとんどまともに聴いたことなくって何回か流した程度だったのが失敗だった!こんなに素晴らしいアルバムだとは…、やはり世の中の評論家の書くこともたまには信じて良いかもしれない(笑)。いや、それは冗談としてもレゲエっていうものへの偏見もあってまともに取り合っていなかったのが失敗だったなぁ…。うん、ブラック・ウフルの「Red」っつうアルバム。

Red Anthem

 1981年リリースの彼等の三枚目のアルバムで最高傑作と名高い作品。うん、傑作だ、これは。凄い。で、調べてみるとバックのリズムセクションはスライ&ロビーなワケで、いや、だから何だと云われても困るんだけど(笑)、もの凄いグルーブ感で良いねぇ~。レゲエってどれもこれも裏打ちでかったるい怠惰な音楽っていうイメージしかなくってこんなにロック的な音だとは思わなかったんだもん。それとも耳が肥えてきてアジテーションがあるものは何でもロックに聞こえるようになってきたのかな。でもこのアルバムは一般のレゲエとジャンル分けされる音とはかなり異なると思う。ボブ・マーリーは圧倒的にレゲエって感じだけど、ブラック・ウフルはロック寄りのレゲエ、かな。多分ポリスやノーダウトやクラッシュなんてのに慣れてきたおかげでそういう聴き方ができるようになったのかもしれん。そう、後期クラッシュの奏でていた音って正にこれだよなぁ、と。

 曲名がどれもシンプルなのもひとつのスタイルなのかな。良いよね、こういうの。んで、何と云ってもリズム隊の、というかベースラインが圧倒的に歌っている中、歌のメロディもどことなくロック的な…いや、逆なのか。細かい音の使い方とか英国のロック連中はよく研究してたんだなぁ、それをまたブラック・ウフルが研究して、ミクスチュアーなサウンドになったからこそ面白いのか。1981年ってことはクラッシュが「サンディニスタ!」出す頃だもんね。う~ん、被る。

 このクソ寒い真冬に聴く音楽ではないハズだけど妙にジャマイカンなこのレゲエの名盤が心地良く部屋で流れてました。低音バリバリにして気怠いグルーブ感に身を任せてダラダラと…。早く夏がこないかな(笑)。

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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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melenge40  

こういう、色で括ってアルバムを聴いていくっつーの面白いですね。
目の付けどこがフレさんらしい(^O^)

レゲェは僕もあんまり聴かないけど、クラッシュとポリスで耳慣れた、ってのは同感です。

2008/01/11 (Fri) 03:12 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>melenge40さん

いやぁ、なかなか大変です、これ(笑)。他の色だと思い付きにくいもん。しかもジャンル滅茶苦茶になるので反応一切なくなってるし(笑)。
これね、ロックなレゲエバンドっす。夏が近づいたらもうちょっと掘り下げても良いかな、というトコですね。

2008/01/12 (Sat) 09:20 | EDIT | REPLY |   

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