Robert Cray - Strong Persuader


…とは言っても知ってる曲なんてそんなになくって、まだブルースに色々な種類があるなんてのは知らない頃だったからブルースメンのライブを見てみたいってことで行ったんだと思う。そしたらまぁ、別に悪いことはなくって妙~にファンキーなブルースなんだなぁとか思ってたくらいで、一生懸命ギターフレーズとかスケールとか見ていてね…あぁ、あとは音。ギターの音色がカラッとしたモロにストラトサウンドなんだけど、いいなぁ~なんて聴いてた。だから曲って言うよりもギターを見に行った、聴きに行ったっていう方が強い。都合一時間半くらいのライブだったと思う。もちろん終盤にヒット曲「Smokin'」で盛り上がったんだけど、それよりもその後にやった「Spoonful」に狂喜したかなぁ。順番は定かでないけど、「Spoonful」だぁ~って(笑)。いや、まぁ、当然のチョイスなんだけどさ、ブルースメンがやるホンモノってどんだけぇ~って感じで興味津々だったね。まぁアドリブが少なくて、あと顔でギター弾いているって感じが少なかったのが心残りではあったけど、やっぱ良い音だ~って感動した記憶がある。
そんなロバート・クレイの思い出だけど当時売れた「Strong Persuader」というアルバム。かなりモダンなサウンドだったので今となってはレトロか?ただポップでキャッチーな曲でブルースメンからもリスペクトされていたってのはなかなかいないので、やっぱり相当ホンモノの人なんだと思う。奇しくもレイ・ヴォーンが飛行機事故で死んだ時だって、レイ・ヴォーンとロバート・クレイとクラプトンでツアーしていた時の出来事だしね。まぁ、人気者ブルースメン達が今を楽しむって感じだったのかな。悪いアルバムじゃないけど、今聴き直すとジャズの世界で言うマンハッタン・トランスファーみたいな位置付けで、ブルース好きからするとちょっとポップ過ぎるかな。
ちょっと前にブルース映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」で出てたのを見たんだけどなかなか貫禄のついたブルースメンになってた。だから今ならかなり素直に楽しめるのかもしれないけどね。まぁ、音はそうそう変わらないけど(笑)。
- 関連記事
-
- Magic Slim - Grand Slam
- Clarence Gatemouth Brown - Alright Again!
- Robert Cray - Strong Persuader